すっきり喉越し、久々の江戸蕎麦 北八王子の蕎麦 蕎麦所 徳兵衛 [東京の蕎麦]
雨の休日はメタポリタン・ショコラを焼こう。 [スイーツを作ろう(making sweets)]
折角の石臼挽き十割蕎麦なのに・・・ 伊勢福 [茨城の蕎麦]
一仕事終えた夕方、夕飯を蕎麦にしようとしたが、お目当ての蕎麦屋さんが閉まっていた。折れた心でホテルに向かって走りながら今日の夕飯を思う。さっきまで蕎麦を食べようとしていた体は蕎麦以外を拒否している。他の美味しい店に行くには遠いし・・・・と考えていたら視界に十割蕎麦の看板が。
外観を暫く観察してみる。外れの香りがする。が、以前外れの香りの外観でも出てきた十割蕎麦が美味しかった店もあった。確かめずに決めつけるのは良くない。十割蕎麦と看板にあるのは期待できるではないのか?
意を決して店の中に・・・
入ったとたん、外れの香りが倍増された。
灰皿にTV,所狭しと並んだ雑誌、コミックも文庫もハーレクィーン。これは・・・・外れの要素ばかりだ。いずれにしても場末の雰囲気と俗な感覚でいっぱいだ。これで美味い蕎麦がでてくるとはイメージできない。
品書きには十割の文字が誇らしげに。でも十割にしては結構安い。
もりだと530円。この値段だと味は期待できないな。汁はノーマルと十割と変えているとは思えないから汁の味が心配だ。
良く見ると、210円増しで十割に変えられるそうだ。ちょっと待て、十割に変えると・・・530円+210円で740円だ。十割せいろは750円となっている。何故だ?
富士山盛りっぽいのもある。価格といい、盛りといい美奈登庵に近いと見た。ならば特盛りはキツそうだ。
石臼の自家製粉だそうだが。期待が持てるような持てないような・・・・微妙な店の感じだ。とりあえず十割の大盛りを頼んでみた。
蕎麦の色はいい。太さは・・・・細くない。ただバラツキが大きい。
蕎麦のみで手繰ってみる。蕎麦の香りがするじゃないか!若干茹ですぎか噛み応えに頼りなさは感じるが、啜った時から香りを感じるのは素晴らしい。噛めば甘味も湧きでてくる。石臼自家製粉だけのことはある。たとえ外観と内装に場末の雰囲気と俗な感覚が溢れていても・・・・
でも目を覆いたくなるような山葵。
汁を口に含む・・・・塩っぱぃ!塩が強いのだ。味は薄いが塩が強くダシの香りも少ない。汁に厚みは無く、薄っぺらい味。飲むことを口が拒否する。思った通りだ、味が安っぽい。ザラついて棘棘の汁。円やかさが微塵もなく、辛いだけで旨味が無い。
汁に浸すが・・・・どう浸しても美味しくならない。むしろ不味くしているようにしか思えない。蕎麦単体で食べたほうが美味しい。実に残念な汁だ。結局汁を浸けず食べた。汁を浸けて啜ると悲しくなるから。
蕎麦湯はさっぱりと。
伊勢福
茨城県古河市久能108-3
0280-92-6897
*************************
客さんに到着。
客さんの受付の横に製品サンプルが展示してある。このなかで面白そうなものが。見ていたら”お持ちください”と声をかけられた。有りがたく頂きました。
節電の中、エアコンを極力つけづに夏を乗り切る方法として使えそうなアイテム。
スポンジがヘアバンドになっていて水を含ませて使うらしい。
気化熱でクーリング。
何度も繰り返し使えるのがいい。アイスノンなどと違って冷蔵庫に入れておかなくて良いから電気は全く使わない。
一応信頼の日本製(かつては・・・とならなきゃいいけど)。
こんな感じ。
装着してみると・・・結構すぐれもの。夏の季節、洗車の時に良さそう。夏の洗車場では暑さでフラフラになりながら洗車しているから。
もっと早くに出会いたかった しっかりと噛みしめる十割蕎麦 麺つぼ亭 [茨城の蕎麦]
ブリザドさんのブログでもうすぐ閉めてしまうと書かれていた店、”麺つぼ亭”。
先々週、笠間~桜川あたりに来た時には勘違いして別の店に行ってしまった。ブリザドさんの記事にあった2件の蕎麦屋が気になっていたが、いつのまにか自分の頭の中でごちゃ混ぜになってしまっていて間違えてしまった。
今回は記事を確認して再度のトライ。朝イチから仕事を飛ばす。この店は午後三時までだから9時から開始して14時までに片づけて、遅いランチにしようと企む。
仕事車にはナビは無い。しかも忙しくて事前に地図が用意できなかった。朝出かけにMAPFANで周辺の地図のイメージを頭の中に焼きつける。ルートは覚えない。覚えるのは苦手だから。ただイメージ画像を頭の中に定着させる。無論周辺だけでいい。判りやすい場所から目的地まで、今回は桜川ICから現地までの道の模様のイメージを見つめた。
意外と手こずって、現地に到着したときは閉店時間に近い。焦る・・・桜川ICから41号に入る。そこからは頭の中のイメージを呼び出して前を流れる景色に当てはめる。
真っ直ぐのラインの先に三角形、右側のラインで網目を三つ、・・・この道か?
何も目印はない。
いきなり開ける。おぉ!空が広いぜ!気持ちいい!
イメージを頼りに集落の細い道を走り続ける。ちょっと心配になるが・・・・この集落内にあるのは間違いない (と思う)
ようやく見つけた看板、よっしゃー、もらったぁー (何をだ?)。
随分大きな農家だ。
凄い立派だ。この集落にはこんな家々ばかり。広い家に溢れる自然、凄く羨ましい環境だ。
大きな農家は横に増築され、その部分が蕎麦屋となっていた。
店内から外(庭)を見る。広いなぁ~
一応品書きを確認。
もう十割しか残っていないのですが、よろしいですか?とご主人。
いやいや、それが良いのです。十割が食べたいのです。十割を当然もりで。
品書きでは十割は限定十食で900円、二八は600円となる。ここのおかみさんは二八の方が好きだと言っていた。喉で食べるか顎で食べるかで選ぶ蕎麦は異なる。自分はしっかり噛んで食べる蕎麦が好きなのだ。
茶、蕎麦茶だったら良かったな。
静かな店内に爽やかな五月の風の香り。蕎麦を冷水に洗う音を聞いてしばらくすると運ばれてきた。
太めの見るからに強そうな蕎麦。早速手繰ると・・・蕎麦の香りが強く押し寄せて来る。咀嚼すると奥歯の上からどんどん甘味が溢れて来る。噛み応えも顎に気持ちいい。これは美味い。
薬味・・・・葱は良いとしても山葵は・・・・ちょっと残念。本わさびを期待したが価格を考えれば仕方ないか。蕎麦が美味いだけに薬味の評価も厳しくなるのは仕方ない。
でも、この蕎麦には辛味大根の方が合うと思う。
汁を口に含む。んっ?この優しさは何だろう。昆布だしが良く効いているのか、凄く優しい味わいだ。甘味は口に残らず、酸味も少ないが塩気も強くない。甘くぼやけた感じは無い。優しさを感じる。素焼の器のような感じ、ガラスの器でも白磁でもなく・・・こんな汁は初めてだけど悪くない。
さすがに優しい汁(薄いわけではない)だけあって、強い十割を受け止めるにはどっぷり浸けなければならない。しかし、浸けなくても美味しいから結局のところどちらでも良い。その時の箸の気分に任せるのだ。
ここの蕎麦、なぜか大根のツマも添えられる。葉っぱを立てる台ですね。季節ごとの葉を庭からとって添えるのでしょう。風情あって良いですね。
何故だかきんぴらも付いていました。思わず蕎麦をおかわり(おかわり蕎麦400円)を頼み、来るまではきんぴらでお茶を飲んだ。(普通、こういうときは酒なんだろうな)
おかわり蕎麦。汁も付いてくるが薬味は無し。
最後はテーブルの上に置いてある岩塩で食べてみる。これがまた美味い。塩気が蕎麦の甘味を引き立てるが塩だけだからシンプルに味が引き立ってくる。
ごちそうさま。こういう皿も良いな。
蕎麦湯はどろっとしたタイプ
蕎麦湯は蕎麦の香りもよく、美味しい蕎麦湯だった。蕎麦汁を蕎麦湯で割って飲んだがダシの良い香りでとても美味しかった。
麺つぼ亭
茨城県桜川市東飯田466
℡ 0296-58-6399
11:00~15:00
定休日 日曜日
備考:平成23年6月中頃に閉店予定
さあ、仕事に戻ろう。次の仕事まで若干時間があるのでちょっと時間調整を兼ねて・・・
雨上がりの空が綺麗だ。
新緑も美しい
水たまりにも雲が流れる。雨上がりに水たまりを眺める・・・忘れていた感覚。
薫風に波打つ麦。夜は星が綺麗だろうな。・・・かなり羨ましい。
田の中の雲とお地蔵さん。子供の頃を思い出す風景。
腹ごなしに一寸運動。階段を登って・・・
新緑に囲まれる境内
ここは雨引観音。はくちゃんさんのブログで見た孔雀が気になって、ちょっとだけ寄り道。約束の時間には少しなら余裕があるから。
時間が無いからざっくりと孔雀を探しながら散策。
落ち着きますね。教会は素敵だけどなんとなく落ち着かない。やはり慣れ親しんだ神社仏閣、落ち着くには仏閣ですね。凛とした空気が支配し、思わず背筋が伸びる神社は清々しいけど落ち着く感じは無いから。
高台にあるので眺めが良いですね。孔雀はいないし、帰ろうとしたその時・・・
大きな音に驚いて振り向くと孔雀が。舞い降りたらしい。
孔雀君が寄って来た。
人馴れしすぎ・・・
売店の前でおやつをおねだりしていた。
そろそろ仕事に戻ろう。。
珍味で料理 ”おいしいか”を使ってパスタ、丼、スープを作る [日常のなかで(Diary)]
モ二プライベントを閲覧していたら面白そうな募集が・・・”第二回珍味料理レシピ大募集”みれば珍味でよく売っている甘いイカを使った料理を募集している。面白いではないか、早速応募してみたら・・・・”おいしいか”が届いた。
”おいしいか”は大森産業という会社から出ている珍味のうちの一つ。
これを使ってパスタ、丼、スープのうちから一品以上を作るよう釘を刺す手紙も同封されていた。
日曜日の朝。ケーキを焼こうと奥さんが出かけるのを待っていた(奥さんがいるとオーブンが使えない。使えたにしても人のレシピに口出しするのが煩わしく、彼女の留守に作るのだ)。が、一向に出かけない。日曜日は仕事のはずだが・・・・?聞いてみる。
今日、仕事は?
”休み、夕方からの会議のみ。”
・・・・・・
(早く言えよ!、だったらバイクに乗れたし・・・・)
と思ってもこの時間ではバイクは無理。ならば鎌倉へ散策に行こうかと窓から西の空を見ると・・・・こりゃもうすぐ降るな。やめよう。
仕方なく一日家に居ることにした。だが、何か落ちつかない。手を動かしていないと落ち着かないのだ。そうだ!珍味!珍味を使って何か作って遊ぼう!どうせなら三品作ってみるか。
これ、これが”おいしいか”。一口食べるとイカの香りがしたかと思った刹那、口の中で甘味が炸裂する。甘い!かなりの甘さだ。表面もベトベト。
さて、作るにあたり、基準をどう持ってくるか?スパイスを強くしたり、他の強い味のもので”おいしいか”の甘味を覆ってしまえば普通に美味しいものは作れるだろう。でも、それは反則と思う。食べた時に”おいしいか”の存在を納得できるレシピ・・・
甘いものが合う料理・・・・玉子なんか甘いと美味しいな。玉子焼きなどは幼稚園っ子の弁当に入っているような甘甘玉子焼きが大好きなのだ。塩味の玉子焼きしか許せないというウチの奥さんのような人も多くいるが。玉子で丼となると・・・・
まず”おいしいか”を煮て味を良く出して・・・(味見するとかなりの甘さ)
麺つゆを加えて
玉子でとじれば出来上がり
三つ葉が無かったので海苔をちらして出来あがり。
味見をしてみると。
甘い親子丼を食べているよう、砂糖とか味醂とか甘味の材料は何も入れなかったが十分に甘い。甘い玉子焼き丼を食べている感じ。”おいしいか”の食感は悪い。”おいしいか”をダシとして使う分には良いかも。どうしても食べる場合は刻んで細かくしておいた方が良さそうだ。
評価:☆☆
次はスープ
甘味をどうつりあわせるか?考えても良いアイデアが無い。作りながら考えよう。
まずは汁にダシを。水に”おいしいか”を入れて火を入れる
しっかり味がでたら。。。味を確認してみよう。ずしっと甘いから。この甘さを何とかしないといけない、強い甘さには・・・・酸味?甘味?
甘い汁の奥からはイカの味もわかる。”おいしいか”と魚醤の相性はどうだろう。一口飲んでみると・・・・甘い、そしてしょっぱい。味が分離して調和していない。
ダメついでに酸味も追加。味の不協和を少しは改善できたが・・・・不味い。
でも何とかならないかな。甘さだけで旨さがないのか・・・・。
葱を入れて香りも追加してみる。
味見してみると・・・・・不味い。5髑髏確定。やはり”おいしいか”のような甘いものをスープに使うのは無理があると思う。
評価:ドクロ×5
最後はパスタ。
あらためて”おいしいか”を味わってみる。甘い。何故こんなにも甘いのか?と思うほどだ。これでパスタかぁ・・・・
とりあえず細かく刻んで・・・
茹であがったパスタにあえてみる。味を確認すると・・・甘い!塩気が欲しい・・・
単に塩だと面白くない。アンチョビペーストを加えて味見をすると・・・・・・やはり甘さに違和感が。味を加えるか?トマト?いや、甘いもののトマト味はいくらなんでも・・・う~ん、強い甘さを誤魔化すために強い味を加えよう。反則だけどスープの失敗は繰り返したくない。
牛乳少量とチーズを入れて
熱を入れてチーズを溶かす
塩&胡椒で味を調えて・・・良い感じだ。卵黄と生クリーム入れても良かったかな。
完成。味見すると・・・まあ、美味しい。但し”おいしいか”の味はしない。その意味では反則。これに卵黄を加えたらコクが出て良かったかな。でも、いずれにしてもそこに”おいしいか”を使う理由は無い。
評価:・・・・・
今回作った三品。”おいしいか丼”は普通においしい。”おいしいかスープ”はどう味を加えても不味い。”おいしいかパスタ”は美味かったが、それは”おいしいか”の味を隠したから。
三品を作って感じたことは”おいしいか”は珍味で、酒のつまみではあるが料理の素材には向かない。料理の素材にするには甘すぎる。
これでスープやパスタは無理があるのでは?
http://monipla.jp/bl_rd/iid-17719452614d90648c647e2/m-4d769f4a67a8e/k-1/s-0/
半日潰れた解放日 丘の公園に薔薇を [日常のなかで(Diary)]
香り高い蕎麦 会津の蕎麦 手打ちそば うどん 徳一 [福島の蕎麦]
会津若松での仕事、終わったはずだったが追加でもう一件。サクッと終わらせるはずが・・・・何故か終わらない。宿もなかなか取れずキャンセル待ちを狙いながらの綱渡りの宿泊が続く。いま福島県内でレンタカーとホテル(ビジネス系)を確保するのは至難の業だ。
ある晴れた朝・・・・
田に映る磐梯山が綺麗だった。朝は蛙の合唱も賑やか。
ちょっと早めに引けた日、新しい蕎麦屋開拓で迷い込んだ地域。夕方なのに空がまだ青い。
眩しすぎる程の新緑。なかなか気になる蕎麦屋の看板を見つけたが、本体は不明のまま。もうちょっと調査して再度トライしてみよう。
気になっていた甘味屋さん、きんつばと書いてある。何故か看板は宝くじ。
きんつば屋さん、大黒様像、宝くじ売り場の順に並んでいる。ちょっと買ってみよう。きんつばは一個50円だそうだ。
大当たり開運きんつば だそうだ。
想像していた”きんつば” とは違った。大黒様の顔、笑っているけど苦笑いのように見えるのは気のせいかな。
小判型大判焼きという感じ。 そもそもきんつばっていうのは・・・・まぁいいか。
餡は塩気がやや強めでさっぱりと食べられる味。小判をイメージしてか比較的厚みが無い、やはり大判焼きはぷっくりと太めちゃんが美味しい。小判型に拘るなら、いっそ包み(10両くらい?の包み。よく時代劇で越後屋さんが代官様にわたしている山吹色の菓子)をイメージして厚く焼いた方が良いと思う。その方が餡子もたっぷりで絶対においしい。
ついでにお金持ちになれるかも券も買っておこう。
*****************************
なかなか仕事が片付かず、昼に蕎麦を食べに行けない日が続いた。いい加減蕎麦を手繰りたい。仕方なく夕飯を蕎麦にすることに。夕飯を蕎麦にするのが嫌いなわけではない。写真が撮れないから。店の照明だけだと自分の使っている安いコンパクトデジカメだとWBが下手で色が悪いのだ。しかもストロボは白飛びするから使えない。
今日は徳一に行ってみよう。ここに来るのは久々だ。
徳一に到着。比較的広い店で駐車場も広い。
禁煙だ!これは嬉しい。前は禁煙ではなかった気がする。それで足が遠のいていた・・・
会津の蕎麦も美味しくて好きな蕎麦
店内。夕方の時間は店の半分しか使っていないようだ。
もり700円前後の微妙な価格帯。 この価格の店はあたりはずれが大きいから。
この店では何故かデフォで高遠を頼んでしまう。 大盛りの高遠(800円+大盛り250円)を頼んだ。
蕎麦の口上
汁にも拘りが。
温かな蕎麦茶。濃い目で美味しい。
高遠蕎麦。左は辛味大根の絞り汁。これに蕎麦を浸けて食べる。横の蕎麦汁を少量入れると味が円やかになる。薬味は好みで。
蕎麦のみで啜ってみる。蕎麦の香りが口に中に飛び込んでくる。咀嚼して甘味を堪能する。 蕎麦の噛み応えも気持ちいい、ぷつっとした弾力が顎に伝わって来る。しっかりした蕎麦だ。
薬味の辛味大根の辛さは強烈。でも高遠には要らないのでは?汁が辛味大根の絞り汁なんだし。山葵も辛さが鮮烈。香りより辛味が一気に押し寄せる。瑞々しさはあるが辛い。 もろみみそは味がかなり変わってしまうと説明があった。最初から使わない方が無難だろう。
高遠の汁。最初はこの汁のみに浸して食べよう。
汁に浸して鮮烈な辛味大根の辛さと蕎麦の香りを楽しむ。不思議なことに辛味大根の辛さは蕎麦の香り、甘味を邪魔しない。
蕎麦汁を少量加えて啜る。蕎麦汁を入れ、味が円やかに変化した。ダシの旨味や塩気も加わり蕎麦の甘さを引き立ててくれる。
蕎麦湯は頃あいの濃さ。
薬味の辛味大根を蕎麦湯に溶いて蕎麦汁を少量加えて飲む。・・・これが美味い!蕎麦の香りとダシの旨味、そして大根のさっぱり感が調和している。また飲んだ後体が温まってくるのが判る。
蕎麦湯を飲みながら何気に見ると・・・蕎麦の豆知識?
知らなかった。南蛮って葱の事だったのか。てっきり肉を示しているのかと思っていた。
食事の後はデザートだね。蕎麦団子入りのおしるこ。550円
さっそく追加注文。時間がかかっている。蕎麦団子を作るのに時間がかかるのだろう。これは期待が持てるぞ。
・・・・福神漬け?何故?塩こぶが良いな。
蕎麦の実を炒ったものが上に散らしてある。この蕎麦の実が香ばしくて美味しい。餡の甘さも甘すぎず、小豆の味を感じる事が出来る。
蕎麦団子が4個入っている。この団子の食感はつるっとした食感で蕎麦の香りが残る感じに仕上がっていた。自分で作る時は何時もそばがきを入れていたけど、蕎麦団子にしてみるのも良さそうだ。
福島県会津若松市東千石1-5-17
℡0242-28-5681
11:30~15:00 & 17:00~20:30
定休日 月曜日
荒挽きの激しさ 会津の蕎麦 蕎八かやの [福島の蕎麦]
福島は会津への出張。何時もは新幹線で郡山に行き、そこからレンタカーを使うのだが、今回はレンタカーに空きが無かった。仕方ない、横浜から車で行こう。
会津の蕎麦も久々に味わえるから長距離運転も苦にならない。朝6時半に出発
残念ながら雲の多い朝だ。
完成?いや、未だだね。クレーンが上に乗っかっているから。
東北道から磐越道に入り11時半に会津に到着。
さて、どこの蕎麦屋にしようか。今回は前々から気になっていた店を試してみよう。千石通りから鶴ヶ城へ向かう道沿いにあり、何時も前を通っていて若草色の暖簾が気になっていたのだ。
店内は椅子席のみ。六人掛けテーブルが一つと普通の四人掛けが三つだ。 店内はFMラジオが流れている。USポップの後はニュースが流れていた。その次は天候情報と思ったら・・・・放射線情報だった。福島県内各地の放射線量を案内していた。
XX市役所駐車場付近は○○マイクロシーベルト、△△駅前広場付近は・・・・・
通過してきた郡山、他と比べて一桁多い・・・その周囲は0.xxのレベルだが郡山はx.xxのオーダーになっている。風向きの関係なのかな。
蕎麦茶を啜りながら品書きを確認しよう。テーブルの上にはポットが置かれ、蕎麦茶のおかわりはセルフで。
最初のページには石臼荒挽き蕎麦。粗挽きではないのか?いや、荒挽きと書いてある。字からのイメージでは粗いと荒いは違うが。粗いは細かいの反対語、荒いの反対語は優しいだ。粗いは粒の細かさを表現するのに対し、荒いは物事の程度が激しい様を表す。あえて荒いなのか、激しい蕎麦と見た。
おぉ、高遠もある。だが初めての店では“セイロ”に拘りたい。荒挽きざる蕎麦を大盛りで頼んだ。850円+大盛り300円だ。
無論、荒くない蕎麦もある。”こちらは更科の蕎麦です”との説明書きもあった。二色盛りがあると嬉しかったな。
何故か伊勢うどんも。
日本酒も充実。
会津の蕎麦屋さんで餅を出す店は多い。よく餅を食べる地域なのだろうか。
蕎麦が運ばれてきた。
これは・・・・確かに荒々しい。かなりの粗挽きで表面に荒々しさで溢れている。蕎麦のみで手繰ってみる。荒々しい表面が唇を引っ掻くように口の中に飛び込む。粗挽きの類で啜ると同時に香りが立つ蕎麦は知らない。この蕎麦も香りが立つ感じはしない。
咀嚼しても最初は香りが無い。良く噛み顎を使うと・・・最初はジワジワと、そして一気に香りが立ってきて甘味が広がってくる。粗挽きは噛んで食べる蕎麦だと実感。
薬味は辛味大根に山葵、そして葱。盛り方も綺麗だ。薬味を使うとすれば、粗挽きには辛味大根があいそう。
汁を口に含んでみる。甘みが残らず、すっきりとしている。だが、辛口ではなくシャープさは無い。形はあるがくっきりしていなく、柔らかで優しい形をしている。ダシの香りも出すぎず蕎麦の邪魔はしないだろう。蕎麦の甘味を引き出す重さは感じる。
蕎麦を汁に浸けて啜る。口の中でダシの香りが蕎麦に変わってゆく様を楽しむ。咀嚼ごとに蕎麦の香りと甘みで口が一杯に。
啜ったその時は汁のダシの香り、そして舌の上にはダシの旨味が広がる。咀嚼すればダシの香りと旨味が袖に引きつつ奥から蕎麦の甘味が登場。
でも・・・・何か違う。何か嬉しくなれない。それは・・・食感に満足できない。食感に厚みが無く薄ぺらい感じがする。噛み応えに違和感がある。
噛んだ瞬間にプツッとした弾力が無いのだ。薄っぺらい噛み応え、・・・何故だ?
これか・・・・蕎麦の実の殻、これが大きすぎるのが混ざっているからか。殻だから目立っているが、当然ながら実のほうも一緒だろう。粒にバラツキがあるとは、石臼のセッティングが出ていないのかも。そして篩の目が粗い・・・・・(粒が均一に細かくなっていない粉に目の細かい篩かけたら歩留まりが悪くなる)
成程、荒挽きだ。粗挽きではなく荒挽き。
その荒い粉で打ては当然の結果か・・・蕎麦が切れ切れ><、これでは気持ちよく啜れない。これは悲しい。
蕎麦湯。どろっとした湯は嬉しいが。ぬるかった。器にいれて普通に飲んで行けたのだ。猫舌のさる1号にもかかわらず・・・・
寒い季節ならクレームものかも。今の季節だとぬるめが嬉しいけど。!!!ひょっとして狙ってぬるいのか?だとすればこの店侮れない。
ぬるめでゆっくりと舌の上に転がせる蕎麦湯を味わいながら考えた。荒挽きは疑問だが更科はどうだろう。汁は旨い、蕎麦湯が狙ってのものだったら更科は期待できるかも。
普通に万人受けする更科系の喉越しの良い蕎麦と主の趣味に走った蕎麦、この二本立てで勝負する蕎麦屋なのか。だとしてもご主人、この荒々しい蕎麦は趣味に走りすぎなのでは。
蕎八かやの
福島県会津若松市追手町5-34
電話0242-27-0825
11:30~
定休日:不定休
********************************
(一杯目)しろたま さる1号の蕎麦と甘味の探求記録の福島の蕎麦の記事は→ここ
平成23年4月1日以前の記事は(一杯目)となります。
********************************
温泉ライダーが行く 横浜市水道の水源地、道志の新緑を楽しもう。 [車とバイク(car and bike)]
昭島で十割蕎麦を楽しむ 手打ち蕎麦 又達 [東京の蕎麦]
笠間焼の器と外二の蕎麦 笠間の蕎麦 柊 [茨城の蕎麦]
GW最終日、また家電品が太った (洗濯機、壊れる) [日常のなかで(Diary)]
8日、GWも最終日となった。仕事なのか仕事ではないのか良く判ららない日々もこれで終わり。体が安まらなかったが美術館に行ったり、甘味を作ったりと、それなりに楽しめたから良しとするか。
ただ・・・バイクに乗れなかったのが残念だったけど。
空を見上げたら良い天気だ、今日こそは車を洗おう。仕事電話に即座に対応できるようにBBと仕事用のPCを鞄に詰め込んで洗車場に向かう
GW最終日、洗車場は左程混んではいなかった。天候に恵まれたといえないGWだったから晴れた日は貴重。皆出かけたのかな。洗いにきた車は皆黄砂まみれ。
洗車場で洗い、ワックスがけの後は家の前で仕上げ。室内のふきあげと樹脂部をプレクサスで磨き上げる。
あー、スッキリした。黄砂まみれのまま放置しておくのは気分が良くない。
数日前、奥さんの悲鳴で脱衣所まで行くと床が洪水状態。何事かと見れば洗濯機から水が溢れている。そう、年末から調子が悪く、蹴飛ばしながら使っていた洗濯機だ。
さっそく調べてみるが、漏れ出した場所は良く判らない。内部深くからのようで簡単には判りそうもない。不思議な事に普通のモードでの洗濯では水は漏れ出さないがドライモードにすると洪水になる。
限界かな・・・・
諦めて大きなカメラ屋さんに行き洗濯機を買った。昔と比べて大きいサイズのものばかりだ。体つきも皆ふくよか。値段が高いのと安いの、どんな違いがあるのかいまいち判らない。そして機能の違いに価格差程の価値があるか・・・疑問だ。特にウチの奥さんは洗濯機で乾燥するのが大嫌い、だから洗濯機能が充実していればいい。
で買ったのがこれ。
最短で8日の配達だったのでGW最終日は洗濯機周りのレイアウト変更に追われた。新しい洗濯機を置いてみると・・・今までに比べて圧迫感が強い。
下の娘が一言、”また太ったね”
ああ、そういえば年明けにエアコン買い替えた時も交換前に比べて室内機が大きくなり、最初は圧迫感を覚えた。TVを地デジ対応に変えた時も大きくなった(尤もTVはサイズを大きくしたが)。掃除機もそう。掃除機は太るだけでなく唸り声も大きくなって周りを威嚇している。
我が家では家電品が入れ替わる時、家電品は確実に太っている。
今年に入って予定外の出費が家電品関係で多いな。そういえばビデオレコーダーが地デジ対応じゃない・・・・・これも買わないと(自分は要らないけど、無いと奥さんと上の娘のチャンネル争いのバトルが激しいから。)