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極細打ちの十割蕎麦を辛口の汁で 宇都宮の蕎麦 蕎麦遊いしかわ [栃木の蕎麦]

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久しぶりに栃木は宇都宮で仕事。宇都宮といえば気になる蕎麦屋情報を入手していたので行ってみる事にした。

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それがここ、蕎麦遊いしかわ。石臼自家製粉の十割蕎麦だ。

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週休三日。平日に訪問する場合は注意が必要。

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開店は11:30、暖簾もいい雰囲気だ。

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店内は至ってシンプルで好感が持てる。入り口側

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奥側。テーブルが5卓、頃合いの大きさの店だ。

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水?いえこれは茶。しかも冷たい蕎麦茶。
冷えた蕎麦茶はとても美味しい。麦茶より美味しいと思うけど何故一般的にならないのかな?
品書きを確認すると・・・

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粗挽きの十割に普通の十割。

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そして田舎の十割と二八。
十割だけで三種類。盛り合わせは無く、一度に多種を比較できる品は無い。
また、おかわりセイロの設定も無かった。
つまり一品だけを選べという事、実に悩ましい品書きだ。
まずは標準仕様の十割の大盛りで試そうではないか。

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その他の品書きは、天婦羅類と・・・

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暖かい蕎麦。種類が絞られているのも好ましい。

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蕎麦が運ばれてきた。
美しさを感じる極細の十割蕎麦。几帳面な仕事ですね。
量もしっかりあるのが嬉しい。

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薬味は葱と大根おろしのみで山葵は無い。

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漬け物と豆の甘煮。

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蕎麦を手繰ってみると、啜った瞬間から蕎麦の香りが立ってくる。
極細なのになんという香り。コシもしっかりしていて噛み切るときに前歯に伝わる感触も心地いい。
よく噛んで甘味と香りを口中に満たす。
蕎麦の香りが鼻腔に抜けて嗅覚を刺激する。
もっと食えと催促し、顎があわてて動くが・・・慌て過ぎて頬肉を噛んでしまった。
顎が勝手に動き出す蕎麦は久しぶりだ。嬉しい、思わず笑みがこぼれる。
こういう蕎麦が食べたかったのだ。


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汁を口に含む。
濃い!
辛口の汁で後味に甘味は残らない、塩気も良い感じでシャープな後口。酸味が適度に効いて爽やかでスッキリした汁に仕上がっている。
そのまま飲んでゆく事もできるが、この濃さは三口連続が限界か。極細の蕎麦に合わせるのは一寸濃すぎるのでは?

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蕎麦を汁に浸けて啜る。
やはり濃い。蕎麦の1/4程度を汁に浸けて啜ると丁度良いが、極細の蕎麦を安定して1/4浸けるのは至難の業だ。
一寸した箸加減で濃すぎたり薄すぎたり。
濃すぎれば汁の味のみが口の中に何時までも残り蕎麦の香りを感じない。
薄すぎると・・・・多少なり塩分が付くはずだが、意外な事に汁を全く浸けないときよりも甘味が感じられない。
この汁に極細蕎麦だと汁セッティングが難しい。ピーキー過ぎるのだ。
田舎蕎麦だったらこの汁の濃さが適切と思う。薄い汁で食べる田舎蕎麦も物足りないものだから。
悪戦苦闘しながら食べていると・・・・

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蕎麦湯が運ばれてきた。本当は食べている途中で出されるのは好きではないのだが・・・
(食べ終わってから出して欲しい。熱々のが飲みたいから。最初から出てくるのは論外)
だが、突然閃いた!蕎麦にあわせて調整すればいいと。
薄い汁を濃くできないが濃い汁は薄められる。
汁に少量蕎麦湯を投入して薄めた。

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汁を蕎麦の1/2ぐらいを浸すと良い感じの濃さになるように調整して・・・・
蕎麦を薄めた汁に浸けて啜る。
!!!!!
ビンゴだ!
美味い!ダシの香りが引いた後蕎麦の香りが立ってきて広がったところに奥から蕎麦の甘味が押し寄せる。
これだ!この感じが欲しかったのだ!
後は一気に・・・・もう二、三枚頼みたかったが昼ご飯にその値段はバブリー過ぎる。

ふと思った。
粗挽き、丸抜き挽きぐるみ、玄蕎麦粗挽き、そして二八。蕎麦は多種あるのだけど何故汁は一種類なのだろう。
太い蕎麦も細い蕎麦も一緒の濃さで良い事は無い筈だ。
太い蕎麦には濃く、細い蕎麦には薄く。玄蕎麦粗挽きには甘めの汁、丸抜き挽きぐるみにはシャープな汁。
甘め、辛めまで区別するのも大変だと思うが、せめて濃さは蕎麦ごとに変えて欲しい。
田舎用の汁は濃いめ、極細はそれをさらに割って若干薄く、とか。

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蕎麦湯の濃さは適度で濃すぎず薄すぎず。良い蕎麦の香りを楽しめた。


蕎麦遊いしかわ

栃木県宇都宮市下桑島町1080-1
☎028-656-0657
11:30〜14:00
定休日 月 火 水




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(1杯目)しろたま さる1号の蕎麦と甘味の探求記録の栃木の蕎麦の記事は→ここ

  平成23年4月1日以前の記事は(1杯目)です。

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バイクに乗りたい。開放日だった先々週は霧で挫折。良く晴れた先週は用事で・・・・
用事があると晴れ、用事なないと天候不順の法則が確立されつつある。
これはいけない。何とか打破しないと。
週初めに今度の土曜日の天気予報を確認すると降水確率は40%、自分の出撃の基準下限ギリギリだけど基準内であるきとは確かだ。
何処に行こう・・・・富士五湖制覇?房総の養老渓谷も良いな、秩父だって(暑いかな・・・)、奥多摩も忘れてはいけない。と、いろいろ考えて楽しみながら時間を過ごしていた。
今日の夕方、何気なく土曜日の天気予報を確認したら・・・降水確率70%だぁ??????
な ぜ だ ぁ ~
フリーの開放日になると何故雨なんだぁ~ (T_T)

呪われているのか。
この70%、一日雨なのか?それとも夕立?
夕立だったら距離を短く取って帰着を14時位に設定して降る前に戻れば良い。だけど朝から雨だったら・・・

ふぅ、明日は一日中空を見上げてしまいそうだ。
きっと翌週の土曜日は晴れるだろうな。用事があるから・・・・・(涙)


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噛み応えは心地いいけれど・・・・  小川町の蕎麦 里山 [埼玉の蕎麦]

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今日も暑い埼玉北部、新しい蕎麦屋を求めて資料をながめていると・・・・一日20食限定の手挽き蕎麦が紹介されていた。これは行かねばならない。使命感に燃えipadで地図検索し場所を確認。

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小川町の総合運動場のそばらしいが看板一つない。運動場を超えて行くと・・・幟を発見。
そのそばに看板らしきものも。

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幟があって良かった。
看板だけだったら永遠に判らなかった事は確実。看板文字は完全に消えているから。
今では常連さんだけで手いっぱいで、新規客は不要なのか?

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店構えにしても蕎麦屋ぽくない。幟が無かったら蕎麦屋とは信じられない。でも、隠れ家ぽくて悪くは無い。

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店内は机が三卓のみ

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お茶は緑茶。
品書きは もり&ざる だけ、つまり蕎麦は一種類のみ。

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隠れ家の小屋といった趣でそれなりに居心地が良い空間。

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ただ・・・節電のためにエアコンの稼働は最小限。扇風機がフル稼働している。
それでも隠れ家の中は暑い。
三つのテーブルはあっという間に埋まった。皆開店と同時に到着するようにしているようだ。

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残念なのは・・・灰皿。禁煙ではない。
幸いなことに他の客全員煙草は吸わなかった。こんな狭い店内で煙草を吸われてしまったら・・・最悪だ。

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蕎麦が運ばれてきた。オーソドックスでシンプルな外観、やはりシンプルが一番。
蕎麦は会津産で打粉は常陸秋蕎麦だと記載してあった。なんとも贅沢な。。。
表面は透明感があり瑞々しい。蕎麦の太さに若干のブレはあるが許容範囲か。

 
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さっそく手繰ってみよう。まずは蕎麦のみを啜る。
唇に軽やかな抵抗を残して蕎麦は滑るように口に中に飛び込んでくる。が、喉から立ち上ってくいる香りの中に冷麦のような香りが・・・繋ぎ粉の香りだろうか。蕎麦の香りは弱く、あまり感じられなかった。

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蕎麦を噛み切ると。。。何という弾力だろう。前歯で噛み切ったとき、蕎麦に前歯が入ってゆくのが判る程の弾力。噛み切った瞬間に蕎麦の断面が跳ね返るような感覚もある。
咀嚼する。モチモチした食感も。繋ぎに上新粉なんかも入っているとか?????こんなモチモチな食感の蕎麦は初めてだ。

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薬味は葱と山葵。可もなく不可も無くという感じ)

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汁を口に含む。やや辛口のちょっと濃いめの汁のようだ。
汁の重さは左程でもない、でも軽すぎず全体的に”カッチリ”した感覚を思い出させる。
ダシの香りは強すぎず、甘味も後口に残らない。
なかなかバランスの良い汁であった。

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蕎麦を汁に入れて・・・・啜る。が、ベストバランスみつからない。
どう浸けても蕎麦の甘味が強調されないし香りが登ってこない。
この蕎麦、喉で食べる蕎麦である事は事実だ。舌で味わうのを止め、喉で味わう事にする。
一気に食べ進んだ。


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蕎麦湯はオーソドックスに茹で湯がそのままでサッパリと。

この蕎麦、食感がプリプリで不思議な感覚だった。
最初に眺めていた資料によると蕎麦の含有割合は未公開だそうだ。
きっとその時々の気象条件にあわせて変わるからだろう。




里山
埼玉県比企郡小川町高谷202-1
☎ 0493-74-1800
11:30~14:00
定休日 火曜日 水曜日
店内の重

 


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(一杯目)しろたま さる1号の蕎麦と甘味の探求記録の埼玉の蕎麦の記事は→ここ
 平成23年4月1日以前の記事は(一杯目)です。

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甘夏ピールでウィークエンドを [スイーツを作ろう(making sweets)]

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この土曜日は解放日、バイクに乗るか、カメラ担いで何処かに行くか・・・のはずだった。
でも、奥さんが出掛けたい所があるというので解放日を諦めた、尤もそれは奥さんの為にというより天気予報を確認したら雨マーク表示だったから。
しかし、朝起きれば見事な青空。やられた、今更奥さんに断れない、残念。
最近、”用事があると晴れる法則”ができつつある。・・・・><

仕方ないからこの週末は家の中。作りたかったウィークエンドでも作ろう。
ウィークエンドの生地に甘夏ピールも入れてみたいし。



実は無農薬の甘夏を買ってきたのだが、折角の無農薬だ皮を使って何か作りたい。
というわけで、とりあえず甘夏ピールの砂糖漬けを作っておいた。

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皮の白い部分を削ぎ取って、

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一晩水にさらす

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ピールをざるにあけ、ピールの重量の1/3の量の白砂糖と一緒に鍋に

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焦がさないように注意しつつ柔らかくなるまで煮よう。

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ラムで香りを付けて、

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レモン果汁で甘味をキリッと締める。

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こんな感じになったら・・・

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網の上に並べて乾かそう。

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乾いたらボールに入れてグラニュー糖をたっぷり振りかける。

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良くまぶすと甘夏ピールの砂糖漬けができあがり。このまま食べると・・・爽やかな酸味と適度な甘味、後味に僅かに感じるほろ苦さ、手が止まらなくなるから注意が必要。


さぁ、ウィークエンドを作ろう。朝寝しているアシスタントを叩き起こす。
休みだからって何時まで寝てるのだ!起きろ〜っ!

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甘夏ピール75g、薄力粉150g、グラニュー糖150g、バター150g、生クリーム20g、ブランデー15g、レモン果汁15g、卵3個を用意。んっ?卵1個少ないぞ、2個でなく3個な。
粉類は振るっておいて、オーブンは180℃に予熱しておこう。甘夏ピールを細かく刻んで・・・

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40℃の湯煎でバターを溶かして溶けたらレモン果汁とブランデーを投入し良く混ぜる。

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55℃〜60℃の湯煎を用意してボールの中にグラニュー糖と卵を入れて・・・

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生地が白くもったりするまで良く泡立てよう。もったりしたらホイッパーでキメを整えて・・・

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生クリームを加えよう。良く混ぜたら・・・

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湯煎に置いておいたバターを加えて分離しないように混ぜ合わせよう。

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薄力粉を振るい入れて良く混ぜる。100回程頑張ってジェノワ混ぜ。
一般に溶かしバターを大量に入れるとバターの消泡性によって気泡が潰れるので長い事混ぜない、できるだけ手早くと書いてあるレシピがほとんどだが・・・

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刻んだ甘夏ピールを投入して良く混ぜたら・・・

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型に入れてショックを与える。

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180℃で10分、170℃に下げて40分焼いた。

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山に盛り上がったところにブランデーを塗り込んで・・・

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盛り上がった側を下にして山を押しつぶす。すべての面を平にしたいから。
でも生地の目は潰れるだろうな。折角膨らんだ生地を潰すとは、ウィークエンドって・・・

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生地の粗熱が取れたらナバージュを。
あんずジャムを同量の水で溶かして煮詰める。

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ケーキの表面に塗って、乾かす。山は見事に平地になっている。
そしてオーブンを200℃に余熱して・・・

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粉砂糖75gにレモン果汁(100%)15gを加えグラスアローを作ろう・・・

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これは美味しそう。舐めてみたい。

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ケーキの上面と側面にしっかり塗って・・・

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200℃のオーブンで3分間乾かそう。
表面を触ってベタつかないならOK。あとは3日以上寝かすのみ。

しかし。。。一寸気になる事がある。中に入れた甘夏ピールのこと。
作りながら感じたののだが、この作り方だと生地がゆるい。
トッピングした具は全部底にしずんでいるのではと心配。
カットしてみよう。


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わっ!やはり沈んでいる。失敗か!バターを泡立てるパータ・ケックの手法で作るべきだった。
パータ・ジェノワーズよりドッシリした生地のパータ・ケックの方が具が沈み難いだろうから。
にしても・・生地の目は潰されているって感じがありあり。まぁ、膨らんだ分を押さえつけていたのだから当然か。

150gのグラニュー糖に75gの粉砂糖、かなりの甘甘なケーキとみた。切ったついでとひとかけら食べてみた。
確かに馴染んでいないが、それでも酸味が甘さを爽やかなものにしている事は判る。バターも重さを感じない。
沈んだ甘夏ピールは・・・・この部分、香りも良くて凄く美味しい。
甘夏ピールが全体に混ざっていたら良い感じだっただろうな。実に残念。

しかしウィークエンドは糖衣の白っぽい艶が食欲を掻立てる。だが・・・砂糖の量を考えると食べ過ぎるとメタポ一直線であることは確実。
しかも柑橘系の香りで砂糖のクドさを消し去り、いくらでも食べられそうな味わいのケーキと想像できる。
メタポリタンシリーズに加わりそうなこのケーキ、寝かして馴染んだ頃が楽しみだ。


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夏バテを予防しよう 豚味噌丼 野さか & 天然氷のかき氷 氷菓房あさみ 秩父路を味わう [日常のなかで(Diary)]

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今回は熊谷&秩父での仕事。ここ数日実に暑い日が続いている。さすが暑さで一二を争う土地、既に暑さは半端ではない。真夏にはどうなってしまうのだろうか。
夏バテ防止にパワーをつけたい・・・・たまには蕎麦以外のものを食べようか。鰻か?未だ早いか?
その時、今月頭に多くの方のブログにアップされた画像が頭によみがえった。ここは秩父、名物は豚肉の味噌漬けだ。そう、ここは・・・・

 
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豚味噌丼の”野さか


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ここは開店の日に偶然通りかかって入店した記憶がある。
二度ほど訪問した後はずっとご無沙汰。
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何故ご無沙汰だったかというと丼だから。
丼ってご飯が多い、昼にご飯が多いと眠くなってしまって集中力が低下してしまう。これでは仕事にならないから。
今回は夏バテ予防、食べようではないか・・・・いや、それ以上に頭にこびり付いた美味しそうな映像が忘れられないから。

 
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何を頼むか?得盛?大盛?並?ここは特盛を頼みたい。
しかし・・・・良く見ると、並みは850円でハーフは650円。
.
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大盛は1.5倍で1050円となっている。という事は、0.5人前で200円UPの計算だ。
では特盛は?1500円とある。何人前だろう?2倍で1250円、2.5倍で1450円、3倍で1650円、計計算結果がきっちり1500円と合わない。。。何故?
特盛の大きさを聞くと2倍という。
計算が合わない。1.5倍の大盛が200円UPの1050円、2倍なら1250円であるべきだ。
なのに1500円、250円も予想より高い・・・・何故?
あらためて品書きの写真を見ると・・・・器が違う!並みと大盛は陶磁器の丼だが、特盛の写真の丼は別物。プラ製の大きな丼に思える。
判った!ご飯の量も多くなるのだ!
これは危険だ、眠くなってしまう。特盛を止めて大盛に留めておこう。

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お~ぉ、肉がはみ出している。ウチの奥さんのおなかみたいだ・・・・

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蓋を取ると・・・山盛りになった肉。嬉しいですね。


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いただきま~す。
一口食べると・・・・味噌の香りが食欲をそそる。脂のコクが舌の上に広がると胃袋が広がろうと動き出し、さらに食欲が増してくる。体が脂をもっとよこせと要求し、食べる前より空腹になる。

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見る者を誘惑するこのテカリ。
美味しい脂身だ。
余分な脂がしっかり落とされ旨味が増した脂身と柔らかな赤身、味噌の焦げた香りに箸が止まらない。
あっという間に1.5倍をたいらげた。
欠点は・・・・肉が足りない。もっとよこせと体が言い続けている。だからたいらげた後ももう一回食べられそうな感覚だ。・・・・これは危険だ。

これでパワーチャージ完了、仕事に突入だ。・・・・でも、暑い・・・



豚味噌丼本舗 野さか
埼玉県秩父市野坂1-13-11
℡ 0494-22-0322
11:00~15:00&17:30~20:00(平日)
11:30~19:00 (土日祭日)
定休日 月曜日

 


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仕事の最終日、朝イチの打ち合わせを行って今回の仕事が終了。
客さん建物から一歩出ると眩しく強い光とあまりの暑さに意識が蒸発する。
身も心も真っ白になって溶け形を失ってゆくようだ。今日も暑い・・・・・・こんな日はここ。
休日では混み過ぎて入れないし、平日でも午後は凄い行列のこの店、氷菓房アサミ。
天然氷のかき氷が食べられる店。

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開店前に到着、習志野ナンバーのタンデムバイクが先客。ご夫妻のようだ。
フロントローにポジションをとって開店を待つ。

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涼しげな文字の暖簾を越えると・・・・

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森の中・・・・ではなく、

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ウエイティングエリアに。ここでこの店のお婆さんから品書きが渡される。

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いろいろあるが・・・・蔵元秘伝みつに確定しているのだ。
他のシロップは購入品だが、この秘伝みつは自家製とのこと。和三盆を煮詰めて作ったみつは穏やかな味わいで昨年食べて虜になっていた味だ。

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お婆さんからプレゼントを貰った。
朝起きて最初に作るのだそうだ。
きっとお婆さんのウォーミングアップなのだろう。で、その日の最初のお客さんにプレゼント。

開店までの間に伺った話に寄ると、氷を作るには-7℃以下の状態が4週間続かないとできないらしい。
昔は一シーズンに2〜3回氷が採れたが最近は1シーズン一回がやっとらしい。温暖化の影響はかき氷まで及んでいたのか・・・

この天然氷ですが、当然冬場にしか作れません。自然の寒さで凍らせているのですから。
製氷、採氷は山の谷間で一年中太陽の光があたらない場所で行っています。つまり作業は極寒のなか。
階段状になった大きな木枠のプール3つに近くの渓流から引いた水を張っておいて、出来上がったら切り出し、お店の氷室に保管します。
露天で氷結させているので、水を引いたらそれでおしまいというほど簡単な話ではなく、表面についたゴミが一緒に凍ってしまわないように、お水の管理はこまめにやらないとならないので、とても手間暇がかかるそう。そのため年1回、40トン程度しかつくることができない、まさに幻の氷。
しかも雪が降ると雪が氷に引っ付かないように掃き出しを行うが夜間に降れば当然のことながら徹夜の仕事になるそうだ。

う〜ん、そんなに大変な仕事なのか、大切に食べないと。
話を聞いていたらいつの間にか後ろには行列。お婆さんは注文をとりに・・・・

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オープン!誰もいないうちに一寸撮影。

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グッズ売店?と。

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メインのテラス席エリア


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裏側のテラス席に

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素敵な室内も。

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テラス席に陣取って、頂いた折り紙を置いてみる。おや?

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これ、器だったんだ。などと感心していたら氷が運ばれてきた。


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きめ細かくふんわりとした氷、とても涼しげ。

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手前の急須には秘伝蜜、奥の器は白餡が入っている。
お婆さんの話だと、この白餡、四度も豆を変えて試行錯誤の結果決定した豆を使って作ったものらしい。

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蜜をかけて・・・・いただきま〜す。
この蜜、何というのだろう。喉にす〜っと落ちてゆく感じで何もつっかからない。
甘すぎず、嫌な甘さが口に残らず。
口の中で甘さが溶けてゆき何も残らない、そう、ピュアな感覚がある。
強い甘さではないが存在感が無い訳ではない。
むしろ存在はしっかり主張している甘さだが見事に消え去るのだ。
後に何の汚れも無く、純粋な余韻だけを残して・・・

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ここの氷、食べても頭が痛くならない。何の無理も無く喉を通ってゆく。

頃合いをみて白餡を氷の上に投入。
この白餡が又良い。和三盆の繊細さをまったく壊していない。
豆の旨味もしっかりしていて、もっと沢山欲しいぐらいだ。

食べていると、どんどん人が入ってくる。
平日の午前中だがバイク乗りのグループがやってきた。平日休みの仕事の方達かな。
今日のような良い天気の日に乗られて羨ましい。
先週は霧で挫折だし、明日の予報は雨だ。(泣)


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食べ終わり、駐車場の方に向かって歩くと、先程のグループのバイクがあったが・・・・


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こんなカスタマイズは止めて欲しいな。こんなので後ろから迫られたくないなー。
これでブルーのジャケットに白のジェットヘルだったら・・・・紛らわしいな。




 埼玉県秩父郡皆野町大字金崎27-1

0494 (62)1119

営業時間 10:00-17:00頃迄 
(閑散期は16時まで)
    ※混雑時等は15時以降にオーダーストップ

休業期間 12月1日-2月末日迄
(土日祝日は臨時営業の場合あり)


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ちょっと俗っぽい雰囲気だけど 笠間の蕎麦 そば切り 一兵衛 [茨城の蕎麦]

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出張で笠間の近くにきた。以前笠間の芸術の森に行ったときに見かけた店が気になる。行ってみよう。前回は時間が早かったのか定休日だったのか暖簾が出ていなかった。

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一寸開店に早いようで暖簾が出ていない。芸術の森を散歩して時間調整。これは置く場所を考えた方がいいのでは。単に置いただけのように見える。たとえば中央の丸の向こうの景色に広がりを感じられるように背景に拘った場所に置きたい。

11時30分になった、行ってみよう。

・・・・何だ?あの暖簾のデザインは。

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まったく美味しそうに見えない暖簾。これなら白一色のほうが絶対良い。中央のイラストは問題ない。色彩だ。紺色一色でいいのに上部に三色の帯。美しくない、色の使い過ぎは落ちつかない。これは悪趣味と思う。

暖簾を見て入店するのを止めようと思ったが・・・今から他の所に行っていては約束の時間に間に合わない。諦めて入店。

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中はこじんまりした店。座敷に三卓とフロアに大きな机が二つ。

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出されるのは水。

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壁じゅう色紙がベタベタ・・・・俗な雰囲気と場末の匂いが溢れる。TVの音がうるさい。色紙にTV、そして水。不味い店の条件が揃いだした。どうしよう・・・・

気を取り直して品書きを見る。

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せいろか田舎か迷う。(白雪(更科)は好みではないので)

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両方とも840円。

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迷った時は両方食べればいい。盛りを二枚程では食後に腹が重くならないだろうし。

セイロの盛りをオーダー、おかわりは田舎で。

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セイロは細打ちの綺麗な蕎麦だ。極細ではなく頃あいの太さ。啜ると蕎麦の香りがついてくる。喉越しも問題なく、食感もいい。噛み応えもしっかりしている。暖簾を見て引き返さないで良かった。実は自分が入店後、あっという間に満席(相席含む)になってしまった。地元で人気の店だったのだ。

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ただ。。。蕎麦の山を崩して均してみると結構量が多い。どこぞの店の大盛りより多いのでは?と思うほど。しまった!おかわりを頼んでしまっていた!

この量、確実に他の店の大盛りだ。

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汁を口に含む・・・・濃い!辛めで濃い汁だ。ガッシリした体格の力強い汁。甘味が残らないのが良い。

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蕎麦を汁に浸ける。蕎麦の半分を汁に浸けて一気に啜る。喉越しの良い蕎麦は一気に喉の奥に。おっと、いけない。良く噛まないと。蕎麦の甘味を楽しんで箸を進める。

汁の旨味が消えてゆくのと同時に蕎麦の甘味がせり上がってくる。店の雰囲気とは正反対に良い蕎麦だ。

フィニッシュ、結構腹が膨れた。確実に他店の大盛りの量はあったようだ。最近盛りの少ない店にばかり行っていたので油断していた。

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おかわりを待つ間、薬味を味わう。大根おろしは普通の大根。これならば無い方が良い。山葵は瑞々しさが足らない気が・・・。

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小皿にあった惣菜。

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おかわりの田舎蕎麦。しっかりした太い蕎麦に期待してしまう。

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啜ると・・・さすがに太めのしっかりした蕎麦、香りもしっかり付いてくる。 

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弾力もしっかりしていて噛み切るときのプツッとした食感が強く、顎が喜ぶ。汁に浸して啜る。強い汁には田舎の方がベストマッチ、汁が蕎麦の甘味を良く引き出している。 

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蕎麦湯はサッパリタイプの正当派。

 

暖簾のデザインや内装の雰囲気は悪いが蕎麦の味はなかなかのもの。だが落ちついて食べる雰囲気でないのは残念。

 

 

そば切り 一兵衛

茨城県笠間市2490-10

℡ 0296-73-0216

11:30~18:00

定休日 月曜日


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冷やし中華はじめました   素麺屋さんの冷やし中華を試す。 [日常のなかで(Diary)]

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揖保乃糸の製造をしている”はりま製麺”、ここで出している中華そばを以前味見してレポートした。
最近、また味見募集の情報が。今度は冷やし中華という。

播州干し中華麺『職人気質』・・・

温かな中華そばは美味しかったが、麺がのびやすいという欠点があった。今度は冷やし中華、その欠点は薄れるだろうから期待がもてる。さっそく応募してみたら・・・・・

味見役を命じるとのメールが届き商品が送られてきた。

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味見用に送られてきたものは三人前。さっそく味見をしよう。

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麺はストレートで素麺のように綺麗な表面。

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ストレート麺を茹でて・・・・豚骨ラーメンが食べなくなるような感じの麺だな。

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茹で上がったものを冷水で締めて・・・・
この艶やかな表面。ラーメンじゃないね、やはり素麺。

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盛りつけて・・・やはり80gは少ないな。
下の娘がさっさと食べだす。彼女は冷やし中華が大好き。
好きな言葉は”冷やし中華はじめました”
冷やし中華と餃子があれば他は何も要らないそうだ。

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艶やかで綺麗な表面の麺は実に上品な感じだ。
中華麺とは思えない。
啜ってみる・・・・美味しい。
のびるのを恐れて一気に食べなくていいのが嬉しい。
噛み切るときのプツっという感覚、弾力のある噛み応え、なかなかのもの。
でも・・・なにか違う。普通の冷やし中華の麺に比べると弱い、存在感が弱いのだ。控えめな性格なのかな。
中華麺になっても素麺の上品さが顔を覗かせる、育ちは隠せないようだ。

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おっと、コレを乗せないと・・・
マヨ。冷やし中華には辛しじゃなくてマヨを添えるのが さる1号。
実家あたりでは冷やし中華を頼むとマヨ添えるか否か聞かれたものだけど、こっちに来てからはマヨについて聞かれた事は無い。半分はノーマルで、後半戦はマヨを混ぜ込んで。









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梅雨空を見上げながら 霧のターンパイク [車とバイク(car and bike)]

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解放日の土曜日、天候が優れない土曜日か用事のある土曜日が続いてバイクに乗れていない。
今週こそは・・・・・土曜日が近付くにつれ天気予報の降水確率が上がってくる。
金曜日の空模様は土曜日の期待を無くさせるには十分の空の色。

土曜日の朝、西の空は今にも泣きそう。
だが天気予報は横浜の雨は午後6時以降と言っている。
そして神奈川の西部域は午後3時からと表示。
だが・・・どうみても午後すぐに降りそうな雲行きだ。
どうする?行くか?止めるか?
やはり乗りたい。ならばコースは?雲行きからして近場にしておこう。
箱根なら午前中で戻ってこられる。天気も午前中ならもつだろう。

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バイクを引っぱりだして・・・・・後ろが寂しいな。木桶が無いからか。
温泉行きたいけど雨が心配だし・・・

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空を見上げると・・・・やはり危ない予感がする。

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でも・・・往生際悪く一応積んでおこう。
現地で雲行きが良い方向に向かうようだったら温泉にGO!だ。

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箱根を選んだ理由のひとつは・・・・無料化実験が今週で終わってしまうから。
無料のうちにもう一回利用しておこう。
でも・・・湘南BPと西湘BPが無料だったのは良かったな。横浜新道も無料だったらもっと良かったけど。

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西湘PA、天候の具合かバイクは少なめ。

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やはり降りそうな雰囲気。久々にターンパイクを楽しみたいけど大丈夫かな?
ターンパイクから椿ラインで湯河原、天候次第で温泉と考えているが・・・

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ターンパイクの路面はウエット。う〜ん・・・・

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コーナー二つ三つ越えた途端霧が立ちこめる。
霧の風景は幻想的で見ている分には良いが・・・・バイクでは走りたくない。
目が悪く霧などがあると遠近感が判らなくなってしまうから。

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途中のパーキングでPIN、霧が晴れないかな・・・・

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時間とともに薄くなってくれないかと期待したが・・・・

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かえって酷くなった。しかたない、このまま上まで登ろう。
走りを楽しむのは諦め、霧の雰囲気を楽しみながらゆっくり走る。

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大観山のパーキング、バイクは8台程。

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車は意外と停まっている・・・見るとアルファばっかし。集会があるのかな。

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やっぱり霧が晴れる感じどころか薄くなる雰囲気すら無い。ここに居続けても仕方ない、椿ラインに向かう。
有料のターンパイクと違ってコンディションは最悪。霧と濡れ落ち葉とブラインドコーナー。
尤も霧の中では皆ブラインドコーナーなのだけど。
探るように下ってゆく。
湯河原に到着して空を見ると・・・・降りそうだ!やばい!
温泉は諦め135号に入って小田原に戻る。せめて干物を買って帰りたいから。
小田原に到着したが・・・まだ十時前だ。開店を待つか?空を見上げると・・・・止めておこう。
無料のBPを再び通って・・・・・

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何とか12時に到着、今にも泣き出しそうな空だけど何とか濡れずに済んだ。
14時半、空はついに泣き出した。温泉を諦めておいて正解だった。
まぁ、多少でも走れたから良しとしよう。




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梅、恐るべし。こんなに爽やかでは物足りない。 & マダム ブリュレの甘さに驚く [スイーツを作ろう(making sweets)]

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梅酒の梅で作ったパウンドケーキ、寝かして数日、そろそろ食べごろと開封した。 

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梅ジャムでしっとりした表面が期待感を煽る。

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おわっ?いつもよりきめ細かくてフワフワ、あの混ぜに拘るレシピに解説してあった混ぜ手法を参考にして混ぜたが・・・・拘り恐るべし。今まで作ったパウンドの中でとびきりのフワフワ。パウンドがフワフワで良いの?ってくらい。手が疲れるレシピだけど疲れるだけの事はある。

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いただきま~す。食べてみると・・・・??????

何これ?爽やか?う~ん。・・・・

パウンドケーキを食べるときに期待する味わいはドッシリ重くバターのコクがいっぱいの味。しかしこれは”えっ?バターのコクは何処に行ったの?”ってくらいさっぱり。梅の香りが爽やかで重さをまったく感じないのだ。だが、さっぱりしていてもバターの含有量はパウンドケーキ、調子に乗って食べすぎればメタポ一直線だ。

なんと危険なケーキだろう。メタポ一直線を保証するケーキ、メタポリタンパウンドケーキだ。普通、パウンドは一本一気食いをするのは困難、だけどこの味なら一本一気食いはいけそうだ。

甘い香りと爽やかな口当たりで惹きつけ、大量の脂を摂取させる。何と甘美な罠だろう。・・・と一人妄想モード。一切れのつもりだったのだけど・・・・・ほとんど食べてしまった。

しかし、爽やかすぎる。この味は自分が求めている味ではない。梅が多すぎるようだ、今度作る時は75g(薄力粉の半分)に押さえよう。それまで梅が残っているとは思えないけど。

 

 

********このあいだの休みの日**********************

奥さんが買ってきた人気商品、マダム ブリュレ。丁度気にはなっていたこの品、奥さんGJ

マダムシンコのHPにある紹介を抜粋すると

メープルシロップをしみ込ませたバウムクーヘンの表面に、フランス産カソナード(赤砂糖)をたっぷりまぶし、一気にキャラメリゼした一品。ほかではあまり味わえない、マダムシンコを代表する超人気定番商品のひとつです。

ベースとなるバウムクーヘンは香川県産の卵とカナダ産のメープルシュガーに、国産バターとハチミツを惜しげもなくタップリと入れて作ったもの。「これをクレームブリュレに見立てたらどうなる?」そんな発想から、この人気商品は生まれました。

口に入れたときに感じるキャラメリゼした香ばしい飴の風味と、バウムクーヘンの絶妙なバランスは開発当時、思い描く"最高のハーモニー"を追い求め、マダムとパティシエが来る日も来る日も試行錯誤と改良を重ね、ようやくたどりついた味。

とある。

人気がある商品だそうだから期待して待つと箱が目の前にに置かれた。

なんじゃこりゃぁ~
 

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しかし・・・・何故ヒョウ柄?そして蓋のどぎついピンク・・・・・、一寸悪趣味なデザインに気持ちは引き気味。

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開封すると・・・・内部もヒョウ柄。ケーキより箱ばかり見てしまう。何故ケーキにヒョウ柄なのだろう。自分だったら箱を見ただけで買う気は失せてしまう。

最早話題は箱に集中。”おそらくオーナーはバブル期をヒョウ柄で謳歌した世代なのだろう”これが我が家の結論。あらためてHPを見るとヒョウ柄についての拘りの説明も。

スイーツとしてはあまり例がないショッキングピンクや豹(レオパード)柄を大胆にあしらったパッケージも、マダムシンコを表すアイコン。手にするだけで自然と気分が華やぐ、そんなシーンをイメージし、会長自ら女性の大好きなカラー・モチーフを起用しデザインしたもの。可愛らしいパッケージを前に、きっと会話も弾むはず。


だそうです。何か違う気がする。このHPで判明したことは、オーナーはバブル期を謳歌した世代ではないという事。我が家では再び検証にはいり、最終結論は”地域的及び年代的な嗜好”。前にケンミンショーで大阪のおばさんはヒョウ柄好き・・・のような事を検証していたような。でも・・・

スイーツとしてはあまり例がない=スイーツとして不適切

ではないだろうか?ヒョウ柄は可愛くないし・・・・ヒョウ柄で気分が華やぐなんて感覚、無いなー。

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中身を取り出して・・・でもコレ何だろう?バームクーヘンらしいがバームクーヘンとは思えない。ドイツでは厳しく定められた規格があって、これに適合しないとバームクーヘンと呼べないそうだ。この品をドイツ人が見たらどう思うのかな?例えば海外で”何これ?これが寿司?”という日本人には寿司とは思えない寿司があるのだけど、こういうバームクーヘンはその類なのかな。

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はっはっは、ヒョウ柄が好きだねー。内側全面もヒョウ柄だ。絶対何か違う!凄く違和感を感じる。でもここまで徹底するとは・・・ある意味素晴らしい。個人的にはこの箱は持ちたくないけど。

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食べてみよう。カットすると・・・・表面が硬い。クレームブリュレの表面のおこげのカラメル層を突いて割る感覚が好きなので、そのつもりで突いたら無茶苦茶硬い。結構分厚い層になっている。

生地に年輪が見えない。これは・・・・バームクーヘンではない。少なくても自分がイメージするバームクーヘンとは別物だ。

食べよう。キャラメル層と生地を口に入れる・・・甘い!砂糖の塊を食べているようで砂糖の味しかしない。生地の味が何処にもない。あまりの甘さにケーキの味が隠れてしまい、コクも旨味も何も感じない。メープルの香りもあるようだけどはっきりしない、あまりの甘さに味覚が飽和状態で味が判らない。HPにあった拘りの蜂蜜に至っては行方不明だ。

生地だけを取って食べてみる。生地のコクが・・・・感じられない。ダメだ味覚が飽和しているのか生地のコクや旨味が全く感じられなかった。生地だけ食べても甘いとしか感じなかった。

これは・・・絶対リピは無いな。甘いだけの味、何故人気があるのか理解できないほど味に違和感がある。そしてパッケージにも違和感、自分はヒョウ柄を着たケーキを好まない。

外観といい、味といい、バームクーヘンを名乗るのは間違いと思う。バームクーヘンが大好きな自分だが、これをバームクーヘンとして受け入れられない。バームクーヘンとして食べると違和感に腹が立つ。パッケージの悪趣味さにも疑問を感じる。ヒョウ柄には品があるとは思えない。ショッキングピンクもそう。このような柄と色をスイーツのパッケージに採用する感性が信じられない。化粧品と間違えていないか?

人気がある商品なのに自分が受け入れられなかったのは二品目。一品目はアンティークの天使のチョコリング。(その記事はここ)共通点は”甘すぎる”強烈な甘さで味覚がサチレーションを起こし他の味が判らなくなること。

さぁ、どちらが上か?アンティークのパッキングは品があったから、味、パッケージともにNG判定のマダムシンコがトップだ。


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そうだ鎌倉、行こう 雨の北鎌倉、紫陽花と花菖蒲 [そうだ鎌倉、行こう。(KAMAKURA)]

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月曜日、今日は住まいの電気工事の日で15時からデンコちゃんとこの方が作業にやってくるから立ち会わないといけない。余裕をみて14時には家に居ないと・・・半休を取ろうと考えたが、一旦オフィスに行ったら帰るのが困難な状況になり、帰宅が遅れるかもしれない。危険だ・・・いっそ一日休んでしまおう!という訳で年休を取得しておいた。
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少なくとも午前中は遊べる・・・朝駆けでバイクに乗ろうか、それとも紫陽花を見に北鎌倉へ?
悩んでいたが実にアッサリと結論が出た。天気予報は雨、バイクは諦めた。
まぁ、雨でしっとりした風情の鎌倉も悪くない。
この時期、紫陽花で有名な明月院は8時半に開門となる。(通常は9時)
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7時半すぎに家を出て東横線から横須賀線に。8時10分には北鎌倉に到着。
雨は止んでいる。しっとりとした北鎌倉の雰囲気を楽しみながら明月院に向かう。

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雨と紫陽花は良く似合う。カタツムリを探したくなる。
そういえば最近カタツムリを見かけていない。
何処にいってしまったのだろう、昔は紫陽花を見れば二、三匹は余裕で見つけられたのに。

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晴れた日の眩しい陽光より雲を透過した穏やかな光の方が紫陽花には良く似合う。

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今年の紫陽花は色が薄いのが多い。それに花の数も少なく思う。それともただ単にまだ早かっただけだろうか?

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とはいえ、そこは明月院。多種の紫陽花がいろいろな表情を見せてくれる。

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しっとりとした雨の匂いと森の香りを包んだ風を感じながら紫陽花の色を楽しむ。
来て良かった。心の中までがしっとり落ち着いた気分、体中の緊張が解れるように感じる。
休暇を取った甲斐があった。

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雨の日の鎌倉も良いものだ。
今度は一日かけてゆっくりと雨の鎌倉を楽しみたいな。

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やはり例年に比べて青の比率が少ないと思う。
球状の紫陽花・・・その存在感は強い。紫陽花が沢山咲く階段を山門に向かって歩くとき、その圧倒的な存在感に毎年息を飲んでいた。(今年は圧倒されずに・・・ちょっと寂しい)

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明月院山門。いつも季節の花がいけてある。来る度のお楽しみ。

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平日とはいえ紫陽花の季節の明月院は人が多い。でも、脇の通りは意外と人は来ない。
静けさのなかカエルが鳴いている。今朝まで降っていた雨を惜しんで雨雲を呼んでいるのか。
カエルの声を聞きながらひっそり咲いている紫陽花を愛でる。日が左程あたらない場所に咲くあじさいは花の色もくたびれていない。
球状の紫陽花も良いけどガクアジサイの静けさが好きだ。


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色のついていない小さな紫陽花も多い。まだ早かったようだ。
6月末あたりにもう一度来たいな。

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丸窓の向こう側は花菖蒲、今のシーズンは奥の庭に入れる。


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奥の庭は10時に開門なのでそれまでまったりとした時間を楽しもう。

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雨が降りだした?降ってきた雨粒に上を見るとリス。彼の悪戯のようだ。

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今が満開で、この数日で終わりだろうと庭師さん。
ゆっくり眺めていたら、またまた雨粒。今度はリスじゃなく本物、カエルの願いが届いたようだ。
急いで撮りだす。

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梅雨だけど煙るように降る雨に花菖蒲も肌寒そう。

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ファインダーを覗いていたら画面が急に暗くなった。
雲がさらに厚くなったようだ。ただでさえ山に囲まれて薄暗い境内、ISOをあげて絞りをあけてもシャッタースピードは低い。手ブレ寸前(というか半分は手ブレ覚悟)の状態だ。
これ以上シャッタースピードは下げられないからISO感度を最高に。(D70の最高感度は1600、古い機種だしね)
1600だと・・・やはり粗いですね。

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暗くなると問題がまたひとつ。シャッターがきれない。
AFが迷いまくって、固定されてもシャッターが落ちないのだ。多分迷いの無限ループにおちいっている。

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仕方ないのでマニュアルフォーカスで撮るが・・・・

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でも、これも大変。初期のデジイチであるD70はファインダーの画面が小さい。フォーカスがあっているかどうかを目視で完璧に判断するのは困難だ。そこにもってきて自分の目は年齢性遠視が進行してる。正直見えないから絞りを絞り気味に持ってゆきたいが・・・・暗いからできない。

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雨に濡れた白い花菖蒲は美しい。水滴が花に透明感を与えている。

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雨もやまないまま空いっそう暗くなってきた。これ以上手持ちで望遠撮影するのは無理だ。諦めて
降りてきた。
 
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月笑軒でお茶でも飲もう。入口の品書きの上には兎。
月には兎ですね。
品書きの左半分は飲み物のメニュー、そして右半分は境内の花々のメニュー。
風情ありますね。
日本の心、姫あじさいだそうです。

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茶を飲んでふと器を見ると・・・

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ここにも兎が。
なかなか良いですね、でもここまでやるのだったら菓子も兎饅頭だともっと良かったのにと思いますね。
例えば、楕円の饅頭に焼き印で目と耳が描いてあるような饅頭。 
作法など良く判らないが、抹茶と菓子が美味しい事は判る。茶を楽しんだ後は・・・  さて、どうするか?まだ1時間位は余裕はある。しかし空が暗いから撮影も困難だろう。
試しに東慶寺に行く事にした。ここよりも明るいだろうから。

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驚く事に内部で行列だ。ここがこんなにも混んでいるなんて。しかも平日なのに。
岩がらみが目当てらしい。
見たいが・・・かなりの行列、時間が厳しいから諦めよう。

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境内の花々を撮ろうと構えたが・・・・あまりの人の多さと喧騒にうんざりして撮影の気分になれない。
特にミドルエイジの女性達の高域声の大きさ!そして笑い声の超音波攻撃。平穏をかき乱すその破壊力はどうだ。花々に集中した心をいとも簡単に崩し去る。最早対話のできる状態に無い。
姦しいとはまさにこれを言うのだな、と妙な関心。
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いずれにしても心落ち着かない。気分は乱され、イライラしてくる。
こんな気分じゃとても居続けられない。
まだまだ未熟だな・・・・

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何時もは狭いながらも落ち着ける場所なのだけど今日は残念な結果。

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諦めが肝心。ちょっと早いけど帰ろう。
諦めて山門を出たら背後から姦しい声。どうやらあの悪魔の騒音源の団体も一緒に出てきたようだ。
何たることだ、じゃぁもっと居れば良かった・・・・・
とりあえず東慶寺の前の信号を団体と逆方向に歩く、たどり着く先は北鎌倉の駅だ。
もう帰ろう・・・・あの声に頭が痛いし、気分がブルーなままだから。 
  
13時過ぎに家に戻ると上の娘が丁度帰ってきていた。
そういえば試験期間だった。
昼ごはんはどうするか聞くと温めて食べるように用意はしてあるという。
でも・・・せっかくだから何処か食べに行くか?(後で奥さんは文句を言うとは思うけど・・・・)

彼女の好きなラーメンと唐揚げ、そして餃子を食べに行く、帰りはミスドで焼きドーナツ。
焼きドーナツが食べてみたかったから。
でも・・・リピは無いな。頼りなさすぎるから。
ドーナツが食べたい時は揚げたドーナツですね。重く甘く、体は満足します。
焼きドーナツは軽く頼りなく・・・・食べた後でも満足感は無かったから。

梅酒の梅を使って 青梅のパウンドケーキを作ろう。 [スイーツを作ろう(making sweets)]

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解放日の土曜日、だけど外は雨。こんな日はバイクに乗れない。
まぁ、今日の雨は天気予報通りだから最初からバイクは諦めていた。
しとしと降る梅雨の雨、北鎌倉に紫陽花と傘の花を撮りに行こうと考えていけど・・・
朝起きるとともに聞こえる大きな雨音、カーテンをめくって覗けば結構大降り。
・・・・・
PCを叩き起こして天気予報を見ると・・・大雨警報だぁ???なんじゃこりゃ。

これじゃあ傘もって撮影もできやしない。
今日は何をするか。美術館?国立新美術館のワシントンナショナルギャラリーに行きたいが上の娘と一緒に行く約束。
彼女は試験期間なので行かれない。
となると・・・
今日は何をしよう、梅雨空を眺めながら考える。梅雨・・・梅雨の時期に連想したのが梅酒。
そうだ、梅酒を作らないと。

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梅2kgと氷砂糖1kg、例年通り35度の泡盛を買ってきた。

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さっそく漬け込む。
昨年仕込んで寝かしてあった梅酒を瓶に入れ替え、梅を取り出す。
器を熱湯で殺菌したあと、梅に氷砂糖、泡盛を入れて・・・・
入れ物の上部にまだ余裕がある。昨年の梅酒で一杯になるまで満たした。
う〜ん、上の部分だけ良い色が付いているな。

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取り出した梅と梅酒。梅はそのまま食べても美味しいけど、何かに使いたい。
このままで冷蔵庫に入れておくと下の娘が食べてしまう。
彼女は梅が大好物。サワー漬けの梅も好きだが梅酒の梅も大好物。
風呂上がりの梅が最高らしい・・・・でもこれってアルコールに浸されているから・・・

というわけで梅酒の梅を使って何か作ろうと考えると、咄嗟に浮かんだのは青梅のパウンドケーキ。
でも今日は奥さんは休日で家にいる。オーブンが使えないか。
・・・・・
昼下がり、妙に家の中が静かだ。見ると奥さんが昼寝中、爆睡していた。チャーンス!
さあ作ろう。でも今日はアシスタント無し。
何故かって?アシスタントが梅を食べてしまうから・・・・ではなくて、下の娘は今朝から熱を出して寝込んでいるから。
そして上の娘はテスト期間。手伝わせたら奥さんがウルサい。

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用意したものは薄力粉、グラニュー糖、無塩バター150g、BP3g、卵三個、梅酒10gと梅酒の梅130g(果肉だけ)
バターと卵はチャンスを待ちつつ室温に放置しておいたから直ぐに作れる状態だ。

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十分に柔らかくなったバターにグラニュー糖を混ぜてスリスリ・・・・良く混ぜて

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ホイッパーで白っぽくなるまでよく空気を含ませて。

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溶いた卵液を数回に分けて投入、都度良く混ぜる。

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良い感じになったら梅酒10gを入れて混ぜて・・・

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三回程事前に振るっておいた薄力粉を少量残して振るい入れて・・・

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艶が出るまで良く混ぜる・・・(アシスタントいないと忙しいな。)

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梅酒の梅の果肉を刻んでおいたものに残した薄力粉を投入してざっくり混ぜて

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生地に投入して良く混ぜたら

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パウンド型に流し入れて・・・

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ヘラで平にならして・・・180℃に予熱しておいたオーブンで30分、170℃に下げて20分焼いた。

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焼き上がりは良い感じ。

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梅酒をたっぷり染み込ませて

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梅酒自身糖分たっぷりだから梅酒を染み込ませただけでツヤツヤ。これだけでも良いと思うけど一応ナバージュしたい。杏ジャムを取り出して・・・・いや、ちょっと待てよ。どうせなら梅ジャムでやりたいな。
だが梅ジャムはない。なけりゃ作れば良い。とりあえずナバージュ用として少量を作ろう。
梅酒の梅を5個鍋の中に入れて水をひたひたまで入れる。沸騰させて2分、アルコールを飛ばす。
ザルにあけて種を取り出して刻む。重さを量ったら80g。

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鍋に入れて砂糖を40g入れて弱火ににかける。

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絶えずヘラで混ぜながら焦げないように・・・・
粘度が高くなり過ぎたら水を入れて調整して。。。。なんとか完成。
しっかり作ったジャムではないから果肉はちょっと固いかもしれないけどナバージュ用だからまぁ良いか。

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丁度ケーキに染み込ませたアルコールも飛んだ頃だろうから梅ジャムを湯で溶いたものを表面に塗って・・・

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良い艶の感じになった。

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しっとりさせるために包んで、さらにラップして3日間は寝かせよう。

まだたっぷり梅が残っているからちゃんとしたジャムも作ろうかな。
いや、梅だけに和菓子も作りたい。葛で包むのも良いな・・・白餡に煉り込んでどら焼きにするのも良いし。アイスだって・・・夢は膨らむ。
ただ、作りながら梅を食べてしまうのが梅シリーズの欠点。

夕方、奥さんが下の娘と病院へ、帰ってきたら二人とも薬を持っている。
奥さんは昼寝から覚めたら喉が痛くなってたらしい。(薄着で爆睡しているからだ・・・)
上の娘は数日前から風邪をひいているから我が家で元気なのは自分だけのようだ。

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近所にある水道局の庭に咲く紫陽花。雨上がりの紫陽花はしっとりとした色彩。
ここにカタツムリがいれば完璧なんだけど。

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こうして紫陽花を見ていたら・・・・無性に北鎌倉の紫陽花を見に行きたくなりました。
季節が終わる前に行かなければ・・・・。



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こんどは外二蕎麦を試す つくばの蕎麦 みずほの村市場 蕎舎 [茨城の蕎麦]

今日の仕事は朝からつくば市内。昼の時間も無視して一気に飛ばしたが終わったのは15時に近い。何故無視したか・・・・それはランチタイムの終わりごろに蕎麦を食べようと考えたから。

さあ、おなかが空いた。何処の蕎麦屋にしようか。多くの美味しい蕎麦屋は14時~15時あたりで閉まってしまう。開いている蕎麦屋は・・・・・自分の頭の中にある蕎麦DBにアクセスする。今いる場所と時間、そして曜日をインプットしたら・・・・検索結果が眼前の空間に表示された。

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みずほの村市場を目指せ!

これが出てきた答え。

みずほの村市場の蕎舎(そばや)は以前、十割を食べた。美味しかったが量が少なく、食べた後で隣の農産物直売所で野菜の試食をした記憶がある。

ここの蕎麦は十割と外二で打つ、次は外二を試そうと考えていたのだ。

前回訪問した記事は→ここ

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築150年の農家の家屋を移築した建物は立派だ。家に迫力がある。 

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入口も味わい深い。 内部は完全禁煙ではないが、完全に分煙されていて喫煙者の煙草の煙が煙草を吸わない人に振りかかる事は無い。何故なら・・・

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喫煙席は入口入った右側奥の土間。 

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禁煙室は左側奥の座敷。 

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禁煙室奥から喫煙室側を見ても喫煙室は見えないぐらい遠い。

さすが15時になれば客は自分一人。こんなに広い空間を貸し切り。 

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品書き。外二の蕎麦は819円、十割は1029円だ。この二つ、実は量が違う。外二の150gに対して十割は130g。結構少ない。 蕎麦は常陸秋そば。

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回転にともなって奏でる水車の音に水の流れる音が重なる。夏の始まりの少しだけ粘っこい空気を含んだ風も水の音に涼しく感じる。風が心地いい。この空間に一人で居るのが実に気持ちいい。

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蕎麦が運ばれてきた。十割よりも細く繊細な感じの蕎麦だ。十割の蕎麦は粗挽きのような外観だったが外二の蕎麦の表面は綺麗で艶やか。

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蕎麦のみで手繰ってみる。手繰るそばから蕎麦の香りが軽やかに湧きでる。咀嚼して甘味も味わう。でもさすがに極細、喉越しが良い。でも、やはり噛んで食べたい。極細なのに香りが高い。十割より香りは少なめかもしれないが、噛み応えや食感は外二が勝るか。噛み切る時に顎が感じるプチっとした弾力が良い。

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汁。やはり濃い。甘すぎるわけではないが重い。輪郭は甘く、スッキリとした感じは微塵もない。この汁に細打ちの蕎麦はあわない。田舎蕎麦のようなしっかりと強い蕎麦でないと受け止められないだろう。細打ち蕎麦は凛とした汁でスッキリと味わいたい。

問題は・・・汁の量が少ない。濃いから少ないのか。

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蕎麦を汁に浸けて啜る。やはり汁が濃い。浸け過ぎたら汁の味だけになってしまう。蕎麦の1/4ぐらいを浸けるのが丁度いいかも。いや、それでも汁が強い。

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山葵の香りは良い。清涼感溢れて嬉しい。

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蕎麦を汁に浸けて啜る。重い汁の旨味が溢れる中に少しずつ蕎麦の甘味が顔を出してくる。もっと香りを!さらに咀嚼する。やはりこの蕎麦にこの汁は重すぎる。

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蕎麦湯はさっぱりと普通に茹で湯。

 

 

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食べ終わったが・・・・量がやはり少ない。まぁこんな時間だから少なくても良いか。しかし立ちあがる気分になれない。あまりにも気持ちいいのだ。水車が奏でるリズムに水音が応える。穏やかな風と窓から見える緑豊かな景色に立ち去りたくない気分。

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梅雨の間の晴れ間。食後の気分転換に一寸だけ店のまわりを散歩。

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馬がいるちょっとした広場。

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死んでいる?

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あっ、動いた。暑くてやってられない・・・という気分なのかな。

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犬?と一瞬間違えた。一瞬テリアに見えた。

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妙に犬っぽい山羊と

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モコモコの羊も。暑苦しいのでは?

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休日などは家族連れで農産物の直売所が賑わうのだろうな。

 

 

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仕事中の馬を見ながら農産物の直売所に行くと

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放し飼い・・・・完全に店の中でくつろいでいる。

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自ら商品棚に乗っかっている。売れるかな?

 

みずほの村市場 蕎舎

茨城県つくば市柳橋496

℡ 029-856-1090

11:00~20:00

定休日 火曜日


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蕎麦の好みが変わってきた・・・木挽庵に再訪する。 [茨城の蕎麦]

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なんとも潔い貼り紙。
ここは木挽庵、今回の出張はひたちなか市。勝田駅から近い所で蕎麦をさがすときはココともう一件。
客さんから近い場所と考えればこの店になる。

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入り口も味わいがあるが主の手作りとか。

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なかなか隠れ家ぽくて良い感じ。

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新緑が眩しい。6月では新緑とは言わないかな。

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フクロウがお出迎え。手作り感一杯で見ていて楽しい。
この店、以前紹介済なのだが再度掲載した。以前掲載時は食べ歩きを初めて間もない頃で自分の好みも固まっていなかった。だが、1年半食べ歩けば流石に好みも固まってくる。
実は固まってきた自分の好みのなかに、ある種の蕎麦は入らないようなのだ。
その蕎麦とは・・・・ひらぺったい蕎麦。判り易く表現するときしめん率の高い蕎麦。
(注:きしめん率はエンジニアの視点で蕎麦打ちを探求する たーさん のブログで記載されていた蕎麦の縦横の比率の表現方法です)
この店の蕎麦はひらぺったい。一年経ってこの蕎麦を前に自分がどんな感想を持つか楽しみなのだ。

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店内、趣があって良い感じ。

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自分が陣取った囲炉裏付近。

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生山葵。これは嬉しい。

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二色の大盛りを頼む。あわせて1600円。

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不思議な事にセイロと田舎に大盛りは無い。
では何故二色に大盛りが存在するのか・・・・・謎だ・

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鴨も美味しいでしょうね。でも余震対策で炭火の使用が控えられた。ちょっと残念。

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店内禁煙。嬉しいですね。

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さぁ、蕎麦がやってきた。二色の対比が美しい。

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山葵もみずみずしくて良い感じ。辛味大根がたっぷりなのも嬉しい

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漬け物。まぁ普通。

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まず細打ちから。きしめん率の高い細打ちの蕎麦。
瑞々しく滑らかな表面の蕎麦は喉越しが良い。啜った時に蕎麦の香りが立ってこない。
きしめん率が高くて、表面がツヤツヤの蕎麦は香りが少ない気がする。

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次は田舎蕎麦。啜っても香りが高くないが咀嚼すれば香りと甘味が立ち上がる。
ただ・・・・食感が良いとは思えない。
噛んだ瞬間、むっちりした食感がきたかと思った瞬間、直ぐにぺったりした食感になる。
きしめん率が高いから厚みが無いせいなのか、蕎麦殻の食感か弾力が薄っぺらい。

やはり平ぺったい蕎麦は好みとは違うようだ。

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汁の味を確認。やはりちょっと甘め。
ぼやけている感じがする。

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汁を浸けて啜る。
甘めの汁に蕎麦が隠れる。少なめに浸さなければいけない。

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田舎蕎麦。蕎麦殻の粒子が大きい。これが食感を悪くしている気がする。

やはりそうだ。自分の好みが変わってきている。
いや、はっきりしてきただけかもしれない。

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汁を入れる器が何故か二つなので、一つは汁のみ、もう一つは辛み大根を入れて楽しむ。

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蕎麦湯は急須で。

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そば湯はドロッとしたこってりタイプ

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そば湯のみでも美味しく飲めるほど濃い

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器に蕎麦粉が残る程
とても美味しい



  木挽庵


11:30~14:00、17:30~20:00
日曜日のみ17:00~20:00
 
定休日 月曜日、祝祭日


茨城県ひたちなか市東石川3069-14
☎ 029-274-0986



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下の娘の誕生日 たまには買ってきたケーキを食べよう。 [お店の甘味(sweets)]

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5日は下の娘の誕生日。今日は4日だが来賓の都合により誕生日イブを楽しむ事に。
誕生日といえばケーキ。
奥さんがどんなケーキを焼こうかと張り切っている。が、娘はアイスケーキが良いとういう。
(昨年はアイスケーキにしたのだった)
31のHPを見るがどうしても片側が嫌いなアイスらしい。普通のケークを買ってきても良いぞ。と水を向けるとフルーツがいっぱい乗ったケーキが良いと言う。
家庭でフルーツを一杯集めたら高価すぎるケーキになってしまう。それに時間が無い。
やはり買うか。たまには良いだろう。
で、フルーツが一杯ってどんな感じなの?ゼリーでよせるもの?そうじゃない?
何だか良く判らない、一緒に買いに行こう。それが一番。
ケーキの搬送というミッションもあるので車で出動。


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しかし。。。土曜日は暑かったですね。27.5℃を示している。

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SOGOに行く事にした。奥さんからの頼まれものもあるから。
駐車場に車を入れて・・・・
まずは奥さんから依頼された用事。富沢で薄力粉を5kg購入。次はケーキ。
ケーキは何処のが良い?一周する。
やはりフルーツ使いが上手いのは”タカノ”だった。
で、買ったのはこれ。

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ビジュアル系のフルーツばかり。

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家に戻ると、自分の実家(岐阜)からの荷物がきていた。
和菓子(餅)を送ってくれた。

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まぁ、柏餅なんだけど、包む葉が朴葉になっているだけ。
でも意外と美味しかった。餡子の甘さが素朴な感じで、食感も妙に洗練されていないところが良い感じだった。

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ケーキカットするだぁ?あれを忘れているぞ。
儀式しないと気分が出ないだろ?

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儀式。ローソクがいっぱい立つようになったものだ。

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準備良いか?さあ、一息で消してみろ!どこまで肺活量が大きくなったか見てやる。できるかな?

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カットした感じ。

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マンゴーのムースが上に乗って、いまの季節に丁度良い。
やはりフルーツが美味しい。

奥さんはスポンジの食感をブツブツ・・・・ようは自分が作りたかったらしい。
でもね、本人の希望がお店のフルーツいっぱいのケーキだから。
作りたかったら他の日にね。あっ、俺も焼くけどさ。

夕飯は外食。家族で外食の夕食なんて久々。
自分は平日、出張がちなので夕食は外食。だから休み位は家で食事がしたいのだ。
だから我が家の外食度は低い。
しかし・・・甘く見過ぎていた。
予約していなかったので、満杯で入れない。
待ちを決め込むが・・・・結局挫折。
目的地と違うところで食事となった。日曜日にリベンジするからな。


5日、リベンジは昼ご飯タイムに変更した。夕方より空いていると考えたから。
昼ご飯の後は、31でトリプルアイスを楽しんだ。
そして誕生日プレゼントを買いに行く。今日が彼女の本当の誕生日なのだ。だから今日渡したい。
彼女の希望はipod nano
トレッサのノジマで買おうとしたが気に入った色の在庫が無かったとムクれていた。
ならば・・・新横浜のビッグカメラに。品物があったが価格がノジマより1000円高い。
販売員を呼び止め、ノジマは1000円安いと伝え、交渉して見るがNG。
壁の貼り紙は何だ?
”他店徹底抗戦。地域最安値を目指します。
他店の方が安いものがありましたら申し付けください。安くします”
と書いてあるのは飾りか?
まぁ仕方ない。他をあたろう。
コジマ電気に行くと。。。あった。しかも価格も安い。ただ、保護ケース等が売っていない。
コジマで本体だけ買って。。。。
ノジマにケースだけを買いに行く。

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お買い物、コンプリート。

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自分のnanoと比べてみる。

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ついでに・・・・こんなのも買ってしまいました。




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器にも拘ってほしい、茅野の蕎麦 自家栽培 蓼山亭 [信州の蕎麦]

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信州は諏訪、蓼山亭に行ってみた。
この店のHPには拘りが記載されている。ちょっと抜粋(コピペ)すると・・・



当店は自家栽培・自家製粉で、『おいしい蕎麦』をとことん追求している
長野県茅野市の手打ち蕎麦の店です。当店の紹介をさせていただきながら
皆さんと『お
いしい蕎麦】について考えてみたいと思います。

 自家栽培とは、自ら畑で土作りやソバの種まき、畑の草刈り、刈り取りを行い、ソバを育てることです。
勿論農家に委託しているわけではありません。ですから、美味しい蕎麦作りを工夫することができるのです。

手打ちなら、自家栽培・自家製粉・石臼碾き等の【こだわり】は当たり前でございます。
当店は、信濃1号という長野県のソバのブランド品種を地元茅野市の標高1000mから1100mの休耕田を利用し、播種から製粉までの全ての行程を自ら行ない、どのようにしたら美味しいソバや蕎麦になるのか日々考えております。

当店のコンピューター制御の石臼は、1分間に10回転、1回転につき6~7粒の玄ソバを投入して碾き、玄ソバのあるがままの美味しさや風味等、ソバの旨味を最大限に引き出す方法で製粉しております。
 当店の蕎麦切りは、厚生労働大臣認定(国家試験)の蕎麦料理技能士としての確かなそば打ちの技術で、夏でも冷たい八ヶ岳の水を使い、十割蕎麦(そば粉10割・つなぎ無し・水ごね)と二八蕎麦(そば粉8割小麦粉2割の割合)を手打ちして、限定提供させていただいております。
 奥歯で噛んでいただき、蕎麦の香りと甘さ、そしてモチモチとした蕎麦のコシとシャキシャキとした歯切れの良さをお楽しみいただければ至極の幸せでございます。
【蓼山亭の蕎麦を食べずして、蕎麦を語るなかれという意気込みで、皆様を心よりお待ちしております。


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そんな意気込みの蕎麦なら一度試してみようではないか。
暖簾には自家栽培と自家製粉の文字が誇らしげだ。
八ヶ岳の蕎麦粉を八ヶ岳の水で打つ、これは期待が持てそうだ。

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店内は古い街の蕎麦屋さんといった趣で洒落た感じはしない。
品書きを見ると色々な拘りが記載されている。

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コンピュータ制御の石臼って・・・

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これが自慢の石臼、ゆっくりと回転していた。おっと品書きを確認しないと・・・

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目的の十割蕎麦は1100円、ちょっと高めの価格設定だ。
しかし、自家栽培で拘って作っている蕎麦なら妥当な価格かも。
ただ・・・拘りが高じて食べ方まで指示がされている。
これは人によっては鬱陶しく感じる人もいるのでは。
”好きに食わせろ!”って感じで。

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十割大盛りはプラス400円、十割おかわりは820円となっている。やはりちょっと高めか。

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お茶は蕎麦茶だ!よかった!

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最近、割り箸の店はどんどん少なくなっているようだ。
割り箸は割り箸の臭いが気になるから塗り箸の方が良い。それにエコだし。

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普通盛りの十割。一寸少ないかなと思ったが・・・盛り上げてあるから崩せば普通の量だった。
小鉢と香の物が付いてきた。それに粗塩と辛味大根も。
表面が綺麗で艶やかな蕎麦、美味しそうだ。

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さっそく啜ってみる。蕎麦の香りが口の中に広がる。
噛み切るときのプチッとした歯ごたえも良い感じだ。
食感も申し分無く、コシがしっかり感じられる。エッジもしっかりしていて舌の表面を気持ち良く滑ってゆく。
咀嚼すれば甘味もしっかり溢れ出てくる。

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粗塩を少量振ってみる。
良い感じに塩が利いて甘味が出る。が、香りを味わうには塩は付けないほうがよかった。

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この店は薬味を添えない。これも拘り。
山葵や葱は蕎麦の味を変えてしまうと思えるからと。これは同感。
ただ、辛味大根は添えられる。辛味大根は蕎麦の邪魔をしないとの判断か。
薬味の考え方は自分と一緒だ。

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辛味大根で蕎麦を食べる。辛味が蕎麦とよくあう。
辛味大根だけで一枚を平らげたいぐらいだ。

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汁を口に含む。うん、辛口だ。がっちりした輪郭を感じる味わいで、甘味が後口に残らないのが良い。
ダシの香りと酸味が最初にきて奥から甘味が出てくる。旨味も十分あって厚みのある汁だ。
ただ、やや濃い感じで、そのまま直接飲み続けるのは辛い感じ。
もうすこしだけ薄くても良いのでは。

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蕎麦を汁に浸けて啜る。
やや濃い汁は十割蕎麦をもってきてしても強い。蕎麦の1/3程度を汁に浸けて啜るのが一番良かった。
汁のダシの香りが広がったあとは蕎麦の香りが立ってくる。
成る程、拘っているだけある蕎麦だ。この価格でも不満は無い。

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残念なのはこれ。プラスチックが安っぽさを感じさせる。
折角の美味しい蕎麦が台無しだ。これじゃあ駅の立ち食い蕎麦、気分も安っぽくなる。
蕎麦に1100円も払って安っぽい気分になるのはご免だ。
蕎麦と汁に拘りを示すなら、器にも気を使って欲しい。
不満なのはこのプラスチックのザルだけでなく、器類もそう。
皿、小鉢などに統一感が無い。
美味しい蕎麦を食べて心から満足するには器も重要なファクターだ。

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やはり並の一枚だけでは足らなかった。十割のおかわりを注文。
待つ間、蕎麦茶で香の物を食べて・・・

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大根の煮付けを口に・・・!!!甘い!
リンゴのコンポートだった。
う〜ん、眼鏡かけていなかったから良く見えなかった。
この器、どうみてもデザートに相応しくない。大根の煮付けにぴったりだ。

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おかわり蕎麦を楽しんだ。
ちょっと満腹、やはり二枚はちょっと多いな。大盛りが丁度いい。

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蕎麦湯はサッパリタイプ。




器類にも拘って欲しい。
美味くない蕎麦なら器がどうでも気にならない、蕎麦が美味いから余計気になる。
美味い蕎麦だと付随するものに対しても評価が厳しくなってしまう。
蕎麦の栽培から、その土から拘っているのなら器まで拘るべきだ。
気分が安っぽくなるような物を使っていては拘りの価値が半減してしまう。
実に勿体ない事だ。





長野県茅野市米沢174-1
☎ 0266-82-3322
11:00〜
定休日 水曜日





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諏訪に来た以上ここにお参り

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諏訪大社上社
この温泉、手にかけるとすごくスベスベになる。
手にかける度に思うが、この湯に浸かってみたい。

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温泉で清めたあとは参拝

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境内は新緑が綺麗だ。

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お参りをして、この後は下社へ

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諏訪湖。確か上社から下社へ湖を渡って神様が通ってくるとか・・・

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下社の温泉、上社より熱い湯。

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下社も参拝して・・・

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下社横にあるお気に入りの塩羊羹屋さん、新鶴本店。
ここの塩羊羹は美味しい、すごく好きで諏訪に来るとデフォで買って帰る羊羹なのだ。
家へのお土産?いえ、ほとんど自分で食べてしまいます。

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八ヶ岳が綺麗だった。


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帰り道でもお土産を購入。これは家族向けで。
TVで紹介されていたのを思い出したから。

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確かに桃の表面がよく表現されている。

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こうしてみると本当に桃のようだ。

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食べてみよう。

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割ると・・・白餡に桃果肉が入っている。
食べると・・・・自分は好きになれない味だった。
フルーツが入って、餡が爽やかな酸味を帯びている。
餡が軽くなってしまって物足りない。これはいけません、ドッシリ重くないと。
リピはないな。

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毎回リピはこれ

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一本、一気食いでも良い位の好物。

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塩の塩梅が見事な塩羊羹。



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富士見高原の上品な蕎麦 蕎麦にしむら [信州の蕎麦]

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今回の出張は信州は諏訪、府中から中央高速に乗る。

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出かけに珈琲を飲みすぎたか、何時もは寄らない石川PAに緊急ピットイン。そこで目があってしまったのが八王子焼き。

八王子焼き?ただの大判焼きの」ようだけど何が違うのだろう?買ってみよう。

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大きさは小ぶり

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どう見ても大判焼きだけど・・・焼き印も特に無いし・・・・。

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大判焼きじゃないか!どこが八王子?味だってよくある味で特に特徴は無かった。御座候って凄いんんだな。一個80円でずっと美味しいから。と、何故か御座候の価値を再認識しながら信州へ向かう。

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今回の目的地は諏訪。だけど小淵沢で下道にはいりR20を目指す。富士見高原に行きたい蕎麦屋があるのだ。

富士見駅周辺に入り迷いまくる。こういうときナビが欲しいと切実に思う。一旦富士見駅に行き今いる場所を再確認、PCを立ち上げMAPFANをナビにして何とか到着。MAPFAN見ながらでも迷ったから、かなり難易度の高いロケーションだ。

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良く手入れされた庭。

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なかなか期待させてくれる雰囲気の入口。

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誰もいない。店の人も・・・まだ早いから?でも11時開店で、今は11時20分だけど。と思っていたら横のケーキ屋さんから店の人が飛び出してきて”いらっしゃいませ!”

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内部は蕎麦屋っぽくないが、良い雰囲気。外は雨、ちょっと肌寒い。奥の薪ストーブが暖かい雰囲気を演出している。ストーブのそばに陣取る。

店内はJAZZが流れ、ゆったりとした時間に包まれる。JAZZは良いけど音質が大人しいなとスピーカーを見たらTANNOYだった。これでJAZZを鳴らすのは珍しい。このスピーカーには弦楽四重奏なんかが良いな。高原の雰囲気に弦楽四重奏のほうがあっている気がするし。

やはりJAZZは英国ブランドのスピーカーより米国ブランドの方が良いな。(オヤジっぽい発言だけど・・・・)

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奥に座敷もある。

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品書きを確認。基本はコースもののようだ。単品は”もり”のみ。1000円とは強気の価格設定だ。期待感たっぷり。大盛りが+500円というのも高めの設定。

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お茶は緑茶。蕎麦茶が欲しい雰囲気なんだけど・・・・タンニンが蕎麦の香りを味わい難くするように感じるから飲まずに我慢。

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まずは薬味と汁が出される。薬味の山葵が美味しい。香りが高く、辛さも控えめ。山葵を箸の先に付け、食べながら蕎麦を待つ。

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蕎麦が登場。う~ん、量が少ないな。これで大盛り、1500円。この量でこの値段、美味くて当然、不味かったら詐欺だ。

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早速啜ってみる。啜ると同時に香りが飛び込んでくる。口に中は蕎麦の香りで一杯だ。噛み切る時もぷっつりとした噛み応えが心地いい。咀嚼すると奥歯から甘味が溢れて来る。美味しい蕎麦だ。でも何かが引っかかる・・・・

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基になって何度も手繰る。素晴らしく喉越しが良い。唇に何の抵抗もなく蕎麦が飛び込んで行く。噛む蕎麦が好きだが、こうまで喉越しが良いと喉で食べてしまう。

唇への当たり具合や喉越しが素晴らしいが、違和感は何故・・・

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汁を口に含んでみる。

ダシの香りが高く、爽やかな汁だ。濃さも丁度いい。ダシは香り過ぎず蕎麦の香りの邪魔にならない。

甘味より酸味を先に感じ、塩気は丁度いい。輪郭を感じる汁だが、シャープな感じの輪郭はない、柔らかい。何より後味に甘味が残らず、スッキリした気分でいられるのがいい。

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薬味。大根おろしと山葵、そして葱。山葵は美味しい。高原産なのかな?葱も綺麗だ。

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蕎麦を汁に浸けて啜る。ダシの香りとともに蕎麦が飛び込んでくる。喉越しがよく、何時もより力をこめて啜っている自分がいる。蕎麦の半分位を汁に浸けた時が一番美味しく、香り、甘味を引き出せた。この半分位というのが重要だ。つまり汁の濃さ(塩気、重み)が丁度良いという事。濃すぎると浸ける量は少なくなり、薄いとどっぷり完全浸しとなるから判りやすい。

啜りながら気付いた。唇にあたる感覚を心地よく感じながら啜ったあと、舌の上から奥歯に移動するが、舌の上にいるときに違和感を感じている。蕎麦の形状だ。エッジが甘いのだ。角が甘く、丸ぽっい断面になった蕎麦に違和感を感じていたのだ。エッジが甘い分食感がスッキリしなかったのだ。

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蕎麦湯は普通に茹で湯、さっぱりと。

美味しい蕎麦だったが、価格を考えれば美味しくて当然。CPが良い蕎麦ではない。場所の判り難さもあって隠れ家的な雰囲気が良い。

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富士見高原の森も雨にしっとりとして良い雰囲気。

 

 

蕎麦 にしむら

長野県諏訪郡藤見町富士見3679-18

℡ 0266-62-7078

11:00~14:00

定休日 日曜日&第一月曜日 

 

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(一杯目)さる1号の蕎麦と甘味の探求記録の信州の蕎麦の記事は→ここ

     平成23年4月1日以前の記事は(一杯目)にあります

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