極細打ちの十割蕎麦を辛口の汁で 宇都宮の蕎麦 蕎麦遊いしかわ [栃木の蕎麦]
噛み応えは心地いいけれど・・・・ 小川町の蕎麦 里山 [埼玉の蕎麦]
甘夏ピールでウィークエンドを [スイーツを作ろう(making sweets)]
夏バテを予防しよう 豚味噌丼 野さか & 天然氷のかき氷 氷菓房あさみ 秩父路を味わう [日常のなかで(Diary)]
0494 (62)1119
営業時間 10:00-17:00頃迄 (閑散期は16時まで)
※混雑時等は15時以降にオーダーストップ
休業期間 12月1日-2月末日迄(土日祝日は臨時営業の場合あり)
ちょっと俗っぽい雰囲気だけど 笠間の蕎麦 そば切り 一兵衛 [茨城の蕎麦]
出張で笠間の近くにきた。以前笠間の芸術の森に行ったときに見かけた店が気になる。行ってみよう。前回は時間が早かったのか定休日だったのか暖簾が出ていなかった。
一寸開店に早いようで暖簾が出ていない。芸術の森を散歩して時間調整。これは置く場所を考えた方がいいのでは。単に置いただけのように見える。たとえば中央の丸の向こうの景色に広がりを感じられるように背景に拘った場所に置きたい。
11時30分になった、行ってみよう。
・・・・何だ?あの暖簾のデザインは。
まったく美味しそうに見えない暖簾。これなら白一色のほうが絶対良い。中央のイラストは問題ない。色彩だ。紺色一色でいいのに上部に三色の帯。美しくない、色の使い過ぎは落ちつかない。これは悪趣味と思う。
暖簾を見て入店するのを止めようと思ったが・・・今から他の所に行っていては約束の時間に間に合わない。諦めて入店。
中はこじんまりした店。座敷に三卓とフロアに大きな机が二つ。
出されるのは水。
壁じゅう色紙がベタベタ・・・・俗な雰囲気と場末の匂いが溢れる。TVの音がうるさい。色紙にTV、そして水。不味い店の条件が揃いだした。どうしよう・・・・
気を取り直して品書きを見る。
せいろか田舎か迷う。(白雪(更科)は好みではないので)
両方とも840円。
迷った時は両方食べればいい。盛りを二枚程では食後に腹が重くならないだろうし。
セイロの盛りをオーダー、おかわりは田舎で。
セイロは細打ちの綺麗な蕎麦だ。極細ではなく頃あいの太さ。啜ると蕎麦の香りがついてくる。喉越しも問題なく、食感もいい。噛み応えもしっかりしている。暖簾を見て引き返さないで良かった。実は自分が入店後、あっという間に満席(相席含む)になってしまった。地元で人気の店だったのだ。
ただ。。。蕎麦の山を崩して均してみると結構量が多い。どこぞの店の大盛りより多いのでは?と思うほど。しまった!おかわりを頼んでしまっていた!
この量、確実に他の店の大盛りだ。
汁を口に含む・・・・濃い!辛めで濃い汁だ。ガッシリした体格の力強い汁。甘味が残らないのが良い。
蕎麦を汁に浸ける。蕎麦の半分を汁に浸けて一気に啜る。喉越しの良い蕎麦は一気に喉の奥に。おっと、いけない。良く噛まないと。蕎麦の甘味を楽しんで箸を進める。
汁の旨味が消えてゆくのと同時に蕎麦の甘味がせり上がってくる。店の雰囲気とは正反対に良い蕎麦だ。
フィニッシュ、結構腹が膨れた。確実に他店の大盛りの量はあったようだ。最近盛りの少ない店にばかり行っていたので油断していた。
おかわりを待つ間、薬味を味わう。大根おろしは普通の大根。これならば無い方が良い。山葵は瑞々しさが足らない気が・・・。
小皿にあった惣菜。
おかわりの田舎蕎麦。しっかりした太い蕎麦に期待してしまう。
啜ると・・・さすがに太めのしっかりした蕎麦、香りもしっかり付いてくる。
弾力もしっかりしていて噛み切るときのプツッとした食感が強く、顎が喜ぶ。汁に浸して啜る。強い汁には田舎の方がベストマッチ、汁が蕎麦の甘味を良く引き出している。
蕎麦湯はサッパリタイプの正当派。
暖簾のデザインや内装の雰囲気は悪いが蕎麦の味はなかなかのもの。だが落ちついて食べる雰囲気でないのは残念。
そば切り 一兵衛
茨城県笠間市2490-10
℡ 0296-73-0216
11:30~18:00
定休日 月曜日
冷やし中華はじめました 素麺屋さんの冷やし中華を試す。 [日常のなかで(Diary)]
播州干し中華麺『職人気質』・・・
温かな中華そばは美味しかったが、麺がのびやすいという欠点があった。今度は冷やし中華、その欠点は薄れるだろうから期待がもてる。さっそく応募してみたら・・・・・
梅雨空を見上げながら 霧のターンパイク [車とバイク(car and bike)]
梅、恐るべし。こんなに爽やかでは物足りない。 & マダム ブリュレの甘さに驚く [スイーツを作ろう(making sweets)]
梅酒の梅で作ったパウンドケーキ、寝かして数日、そろそろ食べごろと開封した。
梅ジャムでしっとりした表面が期待感を煽る。
おわっ?いつもよりきめ細かくてフワフワ、あの混ぜに拘るレシピに解説してあった混ぜ手法を参考にして混ぜたが・・・・拘り恐るべし。今まで作ったパウンドの中でとびきりのフワフワ。パウンドがフワフワで良いの?ってくらい。手が疲れるレシピだけど疲れるだけの事はある。
いただきま~す。食べてみると・・・・??????
何これ?爽やか?う~ん。・・・・
パウンドケーキを食べるときに期待する味わいはドッシリ重くバターのコクがいっぱいの味。しかしこれは”えっ?バターのコクは何処に行ったの?”ってくらいさっぱり。梅の香りが爽やかで重さをまったく感じないのだ。だが、さっぱりしていてもバターの含有量はパウンドケーキ、調子に乗って食べすぎればメタポ一直線だ。
なんと危険なケーキだろう。メタポ一直線を保証するケーキ、メタポリタンパウンドケーキだ。普通、パウンドは一本一気食いをするのは困難、だけどこの味なら一本一気食いはいけそうだ。
甘い香りと爽やかな口当たりで惹きつけ、大量の脂を摂取させる。何と甘美な罠だろう。・・・と一人妄想モード。一切れのつもりだったのだけど・・・・・ほとんど食べてしまった。
しかし、爽やかすぎる。この味は自分が求めている味ではない。梅が多すぎるようだ、今度作る時は75g(薄力粉の半分)に押さえよう。それまで梅が残っているとは思えないけど。
********このあいだの休みの日**********************
奥さんが買ってきた人気商品、マダム ブリュレ。丁度気にはなっていたこの品、奥さんGJ
マダムシンコのHPにある紹介を抜粋すると
メープルシロップをしみ込ませたバウムクーヘンの表面に、フランス産カソナード(赤砂糖)をたっぷりまぶし、一気にキャラメリゼした一品。ほかではあまり味わえない、マダムシンコを代表する超人気定番商品のひとつです。
ベースとなるバウムクーヘンは香川県産の卵とカナダ産のメープルシュガーに、国産バターとハチミツを惜しげもなくタップリと入れて作ったもの。「これをクレームブリュレに見立てたらどうなる?」そんな発想から、この人気商品は生まれました。
口に入れたときに感じるキャラメリゼした香ばしい飴の風味と、バウムクーヘンの絶妙なバランスは開発当時、思い描く"最高のハーモニー"を追い求め、マダムとパティシエが来る日も来る日も試行錯誤と改良を重ね、ようやくたどりついた味。
とある。
人気がある商品だそうだから期待して待つと箱が目の前にに置かれた。
なんじゃこりゃぁ~
しかし・・・・何故ヒョウ柄?そして蓋のどぎついピンク・・・・・、一寸悪趣味なデザインに気持ちは引き気味。
開封すると・・・・内部もヒョウ柄。ケーキより箱ばかり見てしまう。何故ケーキにヒョウ柄なのだろう。自分だったら箱を見ただけで買う気は失せてしまう。
最早話題は箱に集中。”おそらくオーナーはバブル期をヒョウ柄で謳歌した世代なのだろう”これが我が家の結論。あらためてHPを見るとヒョウ柄についての拘りの説明も。
スイーツとしてはあまり例がないショッキングピンクや豹(レオパード)柄を大胆にあしらったパッケージも、マダムシンコを表すアイコン。手にするだけで自然と気分が華やぐ、そんなシーンをイメージし、会長自ら女性の大好きなカラー・モチーフを起用しデザインしたもの。可愛らしいパッケージを前に、きっと会話も弾むはず。
・
だそうです。何か違う気がする。このHPで判明したことは、オーナーはバブル期を謳歌した世代ではないという事。我が家では再び検証にはいり、最終結論は”地域的及び年代的な嗜好”。前にケンミンショーで大阪のおばさんはヒョウ柄好き・・・のような事を検証していたような。でも・・・
スイーツとしてはあまり例がない=スイーツとして不適切
ではないだろうか?ヒョウ柄は可愛くないし・・・・ヒョウ柄で気分が華やぐなんて感覚、無いなー。
中身を取り出して・・・でもコレ何だろう?バームクーヘンらしいがバームクーヘンとは思えない。ドイツでは厳しく定められた規格があって、これに適合しないとバームクーヘンと呼べないそうだ。この品をドイツ人が見たらどう思うのかな?例えば海外で”何これ?これが寿司?”という日本人には寿司とは思えない寿司があるのだけど、こういうバームクーヘンはその類なのかな。
はっはっは、ヒョウ柄が好きだねー。内側全面もヒョウ柄だ。絶対何か違う!凄く違和感を感じる。でもここまで徹底するとは・・・ある意味素晴らしい。個人的にはこの箱は持ちたくないけど。
食べてみよう。カットすると・・・・表面が硬い。クレームブリュレの表面のおこげのカラメル層を突いて割る感覚が好きなので、そのつもりで突いたら無茶苦茶硬い。結構分厚い層になっている。
生地に年輪が見えない。これは・・・・バームクーヘンではない。少なくても自分がイメージするバームクーヘンとは別物だ。
食べよう。キャラメル層と生地を口に入れる・・・甘い!砂糖の塊を食べているようで砂糖の味しかしない。生地の味が何処にもない。あまりの甘さにケーキの味が隠れてしまい、コクも旨味も何も感じない。メープルの香りもあるようだけどはっきりしない、あまりの甘さに味覚が飽和状態で味が判らない。HPにあった拘りの蜂蜜に至っては行方不明だ。
生地だけを取って食べてみる。生地のコクが・・・・感じられない。ダメだ味覚が飽和しているのか生地のコクや旨味が全く感じられなかった。生地だけ食べても甘いとしか感じなかった。
これは・・・絶対リピは無いな。甘いだけの味、何故人気があるのか理解できないほど味に違和感がある。そしてパッケージにも違和感、自分はヒョウ柄を着たケーキを好まない。
外観といい、味といい、バームクーヘンを名乗るのは間違いと思う。バームクーヘンが大好きな自分だが、これをバームクーヘンとして受け入れられない。バームクーヘンとして食べると違和感に腹が立つ。パッケージの悪趣味さにも疑問を感じる。ヒョウ柄には品があるとは思えない。ショッキングピンクもそう。このような柄と色をスイーツのパッケージに採用する感性が信じられない。化粧品と間違えていないか?
人気がある商品なのに自分が受け入れられなかったのは二品目。一品目はアンティークの天使のチョコリング。(その記事はここ)共通点は”甘すぎる”強烈な甘さで味覚がサチレーションを起こし他の味が判らなくなること。
さぁ、どちらが上か?アンティークのパッキングは品があったから、味、パッケージともにNG判定のマダムシンコがトップだ。
そうだ鎌倉、行こう 雨の北鎌倉、紫陽花と花菖蒲 [そうだ鎌倉、行こう。(KAMAKURA)]
彼女の好きなラーメンと唐揚げ、そして餃子を食べに行く、帰りはミスドで焼きドーナツ。
梅酒の梅を使って 青梅のパウンドケーキを作ろう。 [スイーツを作ろう(making sweets)]
こんどは外二蕎麦を試す つくばの蕎麦 みずほの村市場 蕎舎 [茨城の蕎麦]
今日の仕事は朝からつくば市内。昼の時間も無視して一気に飛ばしたが終わったのは15時に近い。何故無視したか・・・・それはランチタイムの終わりごろに蕎麦を食べようと考えたから。
さあ、おなかが空いた。何処の蕎麦屋にしようか。多くの美味しい蕎麦屋は14時~15時あたりで閉まってしまう。開いている蕎麦屋は・・・・・自分の頭の中にある蕎麦DBにアクセスする。今いる場所と時間、そして曜日をインプットしたら・・・・検索結果が眼前の空間に表示された。
みずほの村市場を目指せ!
これが出てきた答え。
みずほの村市場の蕎舎(そばや)は以前、十割を食べた。美味しかったが量が少なく、食べた後で隣の農産物直売所で野菜の試食をした記憶がある。
ここの蕎麦は十割と外二で打つ、次は外二を試そうと考えていたのだ。
前回訪問した記事は→ここ
築150年の農家の家屋を移築した建物は立派だ。家に迫力がある。
入口も味わい深い。 内部は完全禁煙ではないが、完全に分煙されていて喫煙者の煙草の煙が煙草を吸わない人に振りかかる事は無い。何故なら・・・
喫煙席は入口入った右側奥の土間。
禁煙室は左側奥の座敷。
禁煙室奥から喫煙室側を見ても喫煙室は見えないぐらい遠い。
さすが15時になれば客は自分一人。こんなに広い空間を貸し切り。
品書き。外二の蕎麦は819円、十割は1029円だ。この二つ、実は量が違う。外二の150gに対して十割は130g。結構少ない。 蕎麦は常陸秋そば。
回転にともなって奏でる水車の音に水の流れる音が重なる。夏の始まりの少しだけ粘っこい空気を含んだ風も水の音に涼しく感じる。風が心地いい。この空間に一人で居るのが実に気持ちいい。
蕎麦が運ばれてきた。十割よりも細く繊細な感じの蕎麦だ。十割の蕎麦は粗挽きのような外観だったが外二の蕎麦の表面は綺麗で艶やか。
蕎麦のみで手繰ってみる。手繰るそばから蕎麦の香りが軽やかに湧きでる。咀嚼して甘味も味わう。でもさすがに極細、喉越しが良い。でも、やはり噛んで食べたい。極細なのに香りが高い。十割より香りは少なめかもしれないが、噛み応えや食感は外二が勝るか。噛み切る時に顎が感じるプチっとした弾力が良い。
汁。やはり濃い。甘すぎるわけではないが重い。輪郭は甘く、スッキリとした感じは微塵もない。この汁に細打ちの蕎麦はあわない。田舎蕎麦のようなしっかりと強い蕎麦でないと受け止められないだろう。細打ち蕎麦は凛とした汁でスッキリと味わいたい。
問題は・・・汁の量が少ない。濃いから少ないのか。
蕎麦を汁に浸けて啜る。やはり汁が濃い。浸け過ぎたら汁の味だけになってしまう。蕎麦の1/4ぐらいを浸けるのが丁度いいかも。いや、それでも汁が強い。
山葵の香りは良い。清涼感溢れて嬉しい。
蕎麦を汁に浸けて啜る。重い汁の旨味が溢れる中に少しずつ蕎麦の甘味が顔を出してくる。もっと香りを!さらに咀嚼する。やはりこの蕎麦にこの汁は重すぎる。
蕎麦湯はさっぱりと普通に茹で湯。
食べ終わったが・・・・量がやはり少ない。まぁこんな時間だから少なくても良いか。しかし立ちあがる気分になれない。あまりにも気持ちいいのだ。水車が奏でるリズムに水音が応える。穏やかな風と窓から見える緑豊かな景色に立ち去りたくない気分。
梅雨の間の晴れ間。食後の気分転換に一寸だけ店のまわりを散歩。
馬がいるちょっとした広場。
死んでいる?
あっ、動いた。暑くてやってられない・・・という気分なのかな。
犬?と一瞬間違えた。一瞬テリアに見えた。
妙に犬っぽい山羊と
モコモコの羊も。暑苦しいのでは?
休日などは家族連れで農産物の直売所が賑わうのだろうな。
仕事中の馬を見ながら農産物の直売所に行くと
放し飼い・・・・完全に店の中でくつろいでいる。
自ら商品棚に乗っかっている。売れるかな?
茨城県つくば市柳橋496
℡ 029-856-1090
11:00~20:00
定休日 火曜日
蕎麦の好みが変わってきた・・・木挽庵に再訪する。 [茨城の蕎麦]
木挽庵 | ||
11:30~14:00、17:30~20:00 日曜日のみ17:00~20:00 | ||
定休日 月曜日、祝祭日 | ||
茨城県ひたちなか市東石川3069-14 ☎ 029-274-0986 |
下の娘の誕生日 たまには買ってきたケーキを食べよう。 [お店の甘味(sweets)]
器にも拘ってほしい、茅野の蕎麦 自家栽培 蓼山亭 [信州の蕎麦]
当店は自家栽培・自家製粉で、『おいしい蕎麦』をとことん追求している 長野県茅野市の手打ち蕎麦の店です。当店の紹介をさせていただきながら 皆さんと『おいしい蕎麦】について考えてみたいと思います。 |
自家栽培とは、自ら畑で土作りやソバの種まき、畑の草刈り、刈り取りを行い、ソバを育てることです。 勿論農家に委託しているわけではありません。ですから、美味しい蕎麦作りを工夫することができるのです。 |
手打ちなら、自家栽培・自家製粉・石臼碾き等の【こだわり】は当たり前でございます。
当店は、信濃1号という長野県のソバのブランド品種を地元茅野市の標高1000mから1100mの休耕田を利用し、播種から製粉までの全ての行程を自ら行ない、どのようにしたら美味しいソバや蕎麦になるのか日々考えております。
当店のコンピューター制御の石臼は、1分間に10回転、1回転につき6~7粒の玄ソバを投入して碾き、玄ソバのあるがままの美味しさや風味等、ソバの旨味を最大限に引き出す方法で製粉しております。
当店の蕎麦切りは、厚生労働大臣認定(国家試験)の蕎麦料理技能士としての確かなそば打ちの技術で、夏でも冷たい八ヶ岳の水を使い、十割蕎麦(そば粉10割・つなぎ無し・水ごね)と二八蕎麦(そば粉8割小麦粉2割の割合)を手打ちして、限定提供させていただいております。
奥歯で噛んでいただき、蕎麦の香りと甘さ、そしてモチモチとした蕎麦のコシとシャキシャキとした歯切れの良さをお楽しみいただければ至極の幸せでございます。
【蓼山亭の蕎麦を食べずして、蕎麦を語るなかれ】という意気込みで、皆様を心よりお待ちしております。
富士見高原の上品な蕎麦 蕎麦にしむら [信州の蕎麦]
今回の出張は信州は諏訪、府中から中央高速に乗る。
出かけに珈琲を飲みすぎたか、何時もは寄らない石川PAに緊急ピットイン。そこで目があってしまったのが八王子焼き。
八王子焼き?ただの大判焼きの」ようだけど何が違うのだろう?買ってみよう。
大きさは小ぶり
どう見ても大判焼きだけど・・・焼き印も特に無いし・・・・。
大判焼きじゃないか!どこが八王子?味だってよくある味で特に特徴は無かった。御座候って凄いんんだな。一個80円でずっと美味しいから。と、何故か御座候の価値を再認識しながら信州へ向かう。
今回の目的地は諏訪。だけど小淵沢で下道にはいりR20を目指す。富士見高原に行きたい蕎麦屋があるのだ。
富士見駅周辺に入り迷いまくる。こういうときナビが欲しいと切実に思う。一旦富士見駅に行き今いる場所を再確認、PCを立ち上げMAPFANをナビにして何とか到着。MAPFAN見ながらでも迷ったから、かなり難易度の高いロケーションだ。
良く手入れされた庭。
なかなか期待させてくれる雰囲気の入口。
誰もいない。店の人も・・・まだ早いから?でも11時開店で、今は11時20分だけど。と思っていたら横のケーキ屋さんから店の人が飛び出してきて”いらっしゃいませ!”
内部は蕎麦屋っぽくないが、良い雰囲気。外は雨、ちょっと肌寒い。奥の薪ストーブが暖かい雰囲気を演出している。ストーブのそばに陣取る。
店内はJAZZが流れ、ゆったりとした時間に包まれる。JAZZは良いけど音質が大人しいなとスピーカーを見たらTANNOYだった。これでJAZZを鳴らすのは珍しい。このスピーカーには弦楽四重奏なんかが良いな。高原の雰囲気に弦楽四重奏のほうがあっている気がするし。
やはりJAZZは英国ブランドのスピーカーより米国ブランドの方が良いな。(オヤジっぽい発言だけど・・・・)
奥に座敷もある。
品書きを確認。基本はコースもののようだ。単品は”もり”のみ。1000円とは強気の価格設定だ。期待感たっぷり。大盛りが+500円というのも高めの設定。
お茶は緑茶。蕎麦茶が欲しい雰囲気なんだけど・・・・タンニンが蕎麦の香りを味わい難くするように感じるから飲まずに我慢。
まずは薬味と汁が出される。薬味の山葵が美味しい。香りが高く、辛さも控えめ。山葵を箸の先に付け、食べながら蕎麦を待つ。
蕎麦が登場。う~ん、量が少ないな。これで大盛り、1500円。この量でこの値段、美味くて当然、不味かったら詐欺だ。
早速啜ってみる。啜ると同時に香りが飛び込んでくる。口に中は蕎麦の香りで一杯だ。噛み切る時もぷっつりとした噛み応えが心地いい。咀嚼すると奥歯から甘味が溢れて来る。美味しい蕎麦だ。でも何かが引っかかる・・・・
基になって何度も手繰る。素晴らしく喉越しが良い。唇に何の抵抗もなく蕎麦が飛び込んで行く。噛む蕎麦が好きだが、こうまで喉越しが良いと喉で食べてしまう。
唇への当たり具合や喉越しが素晴らしいが、違和感は何故・・・
汁を口に含んでみる。
ダシの香りが高く、爽やかな汁だ。濃さも丁度いい。ダシは香り過ぎず蕎麦の香りの邪魔にならない。
甘味より酸味を先に感じ、塩気は丁度いい。輪郭を感じる汁だが、シャープな感じの輪郭はない、柔らかい。何より後味に甘味が残らず、スッキリした気分でいられるのがいい。
薬味。大根おろしと山葵、そして葱。山葵は美味しい。高原産なのかな?葱も綺麗だ。
蕎麦を汁に浸けて啜る。ダシの香りとともに蕎麦が飛び込んでくる。喉越しがよく、何時もより力をこめて啜っている自分がいる。蕎麦の半分位を汁に浸けた時が一番美味しく、香り、甘味を引き出せた。この半分位というのが重要だ。つまり汁の濃さ(塩気、重み)が丁度良いという事。濃すぎると浸ける量は少なくなり、薄いとどっぷり完全浸しとなるから判りやすい。
啜りながら気付いた。唇にあたる感覚を心地よく感じながら啜ったあと、舌の上から奥歯に移動するが、舌の上にいるときに違和感を感じている。蕎麦の形状だ。エッジが甘いのだ。角が甘く、丸ぽっい断面になった蕎麦に違和感を感じていたのだ。エッジが甘い分食感がスッキリしなかったのだ。
蕎麦湯は普通に茹で湯、さっぱりと。
美味しい蕎麦だったが、価格を考えれば美味しくて当然。CPが良い蕎麦ではない。場所の判り難さもあって隠れ家的な雰囲気が良い。
富士見高原の森も雨にしっとりとして良い雰囲気。
蕎麦 にしむら
長野県諏訪郡藤見町富士見3679-18
℡ 0266-62-7078
11:00~14:00
定休日 日曜日&第一月曜日
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(一杯目)さる1号の蕎麦と甘味の探求記録の信州の蕎麦の記事は→ここ
平成23年4月1日以前の記事は(一杯目)にあります
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