春は抹茶 粗挽き&茶蕎麦の二色盛り蕎麦ケーキを作ろう [スイーツを作ろう(making sweets)]
甘い汁と十割蕎麦 かすみがうらの蕎麦 手打ちそば 御野立庵 [茨城の蕎麦]
今回の出張は宇都宮、今度も震災復旧の案件だ。宇都宮市内も鬼怒川の東側の被災は大きいらしい。機械のダメージはどのくらいだろうか。
常磐道、水戸からまわって真岡から宇都宮に入るコースを選んだ。途中、昼ご飯に寄ったのは常磐道、千代田石岡ICから10分程の距離にある御野立庵
ICから迷いながら到着。大きなカエルがお出迎え
庭も広く駐車スペースもたっぷり。建物は大きくもなく小さくもなく築150年の茅葺家屋の古材を利用しているそうだが、特に歴史を感じない。
店内は天井が高く、開放的。古材を利用しているので所々歴史を感じる所があるが、古い感じはしない。特に趣は感じなかった。
ここにも限定の文字が。当然これに決まり。でも一応品書きも確認してみよう。蕎麦は茨城産だ。
メインは二八。十割は限定となる。でも限定5食とあるが壁には限定十食とあった。どっちだ?
大盛りは二八、十割ともに200円増し。ならば十割のもり、大盛りで。
茶・・・・かなり失望させてくれた。薄く味、香りが無い。まるで出がらしの茶で味が貧乏臭い。出がらしを飲んでいるような気分で、悲しくなってくる。これはいただけない。改善を望みたい。茶うけは梅、ここ自家製のようで、レジ横に販売用が並んでいた。カリカリとして美味しい梅だった。
蕎麦のみで手繰ってみる。啜った瞬間から香りが立ってくる蕎麦ではないが、咀嚼すると甘味と香りがたっぷりと感じられる。さすが十割蕎麦、奥歯から溢れる香りはしっかり重い。噛み切る際の感覚も顎に心地よい感触が伝わり、コシも良い。噛みしめた時の香りを感じたくて蕎麦のみで啜り続けた。
いい加減汁に浸けよう。その前に汁を確認。汁を少量口に含むと・・・
甘い!甘味がかなり強い。が、ダシの香りも強く感じる。甘みに負けない程のダシの香り・・・・かなりダシが強めなのか。シャープさが微塵もなく、ぽったりした味わいの汁で軽やかさとは対極にある。濃さはやや濃いめ。だが甘さもあって喉に抵抗なく飲みこめる。
ダシの香りが良く、重めの汁。不味くは無い、旨い方だろうが好みの汁ではないな・・・・
薬味。う~ん、ちょっと失望。茶と同じく貧乏臭い。葱といい山葵といい。山葵には瑞々しさはなく、香りも少ない。硬く、ボソボソした感じだった。非常に残念。
蕎麦を汁に浸けて啜る。汁の甘さが舌の上に重くのしかかると同時にダシの香りと旨味がいっぱいに広がる。咀嚼してゆくと汁の甘味が蕎麦の甘味に変わってくる。でも、蕎麦の甘味を純粋に味わうには汁は強すぎるようだ。甘く、重すぎる。尤も味わいが軽くダシの香りだけが前面に飛び出している汁よりは良いと思うが。
蕎麦湯、これくらいの濃さがいい。
蕎麦湯の香りも楽しんでフィニッシュ。
最近妙に餡子が食べたくなっている。そんなときに気になる名前が。そばぜんざい。蕎麦の香りと小豆の風味・・・良いね。頼もう。追加オーダーだ。
おぉ、美味しそうだ。餡子の硬さはおはぎ位。形といい・・・まるでおはぎだ。蕎麦おはぎ。
食べてみよう。まずは餡子。甘すぎず、でも甘さ十分。頃あいの甘さだ。小豆の味もしっかりしていて餡子は粒あんが美味しいなと思えてくる。
では蕎麦団子を・・・・うぅっ、硬い。箸でちぎるのも困難な程だ。ふわっとした蕎麦がき団子を予想していたが・・・全く違う。硬い、硬すぎだ。冷えた餅並みの硬さだ。
ここまで硬いと、食べるのに格闘になってしまい蕎麦がきの香りが楽しめなかった。この蕎麦がき、練り過ぎだよ。ふっくらした状態で練りを止めないと。
箸でちぎるのを諦め、箸で一個そのままつかんで口に運ぶ。もはや蕎麦ぜんざいを食べているとは思えない。おはぎを食べているような気分だ。これはこれで・・・・・いや、良くない!ぜんざいと銘打つ以上ぜんざいでないといけない。これは蕎麦おはぎとして掲載するべきものだ。
手打ちそば 御野立庵
かすみがうら市中志筑1571-1
℡0299-23-5000
11:30~15:00
定休日 月曜日&第三火曜日
オーブンの封印を解く 奥さんの誕生日ケーキを作ろう [スイーツを作ろう(making sweets)]
雨の日、たまには映画でも [ハンバーガー&ハンバーグ(Hamburger)]
外二で打った力強い常陸秋蕎麦 水戸の蕎麦 水府庵 [茨城の蕎麦]
余震の恐怖に脅えながらの作業。何にそんなに脅えるのか?それは・・・・・”振り出しに戻る”が怖いから。
被災した精密機械を修理、調整して性能を出す。しかし・・・大きな余震が来たら繊細な精密機械のこと最悪もう一度やり直しになってしまう。そう、振り出しに戻る、だ。双六ゲーム盤の上で仕事をしている気分に感じてしまう。盤の上を小さな”さる一号”がコマを進めてゆく・・・・振り出しに戻るで止まらない事を祈りつつ。
だから16日の昼前の地震の時には焦りました。冷汗がツーっと。
その後は大きな地震はなく(小さいのはいっぱい。もはや揺れても目眩のように感じてしまう。揺れているのか目眩なのか自分でも判らない。)順調に仕事は進んでゆく。そして早めに水戸市内のHOTELに戻った日、水戸市内の蕎麦屋で夕食。
その日は朝から冷たく激しい雨、昼ごろには雷まで轟き雨足はさらに激しくなった。一日中肌寒く温かいものが食べたくなり、ケンチン蕎麦を無性に食べたくなったのだ。
そこで・・・水府庵に向かった。ひたちなか市から水戸市に向かって6号線を走る。目印のサンクスの交差点を左折すればあるはず。・・・・・・・えっ?無い。団地まで来たが行き過ぎだ。Uターンして戻ると・・・・あった。被災してイメージが変わっていたので判らなかったのだ。
工事中?だけど暖簾がかかっているし、店内には灯りも。だが暖簾のかかり方は微妙だ。とりあえず中に入ると・・・・営業はしていた。
夕刻のせいか他に客はいない。
店内は至って普通の蕎麦屋。お洒落でもクールでもなく、普通。
入口の邪魔な場所に石臼が。置き場所ば無かったのかな。
今日の目的はこれ、付けけんちん汁。900円で大盛りは200円増しだ。品書きを見ることもなく、座ると同時に注文を入れた、ケンチンセイロを大盛りで!
このケンチン蕎麦、ローカルTVにも紹介されたそうだ。紹介されたのは鴨つくねの入ったケンチン蕎麦なのだが。
ここの蕎麦は2種類。常陸秋そばを外二で打った蕎麦と海苔が入った磯切り蕎麦。
磯切りは食べたことが無いが、蕎麦の色が特徴的だ。ここの蕎麦の価格は580円と600円クラスだ。そう、一番当たり外れがあるクラスという事。
これは品書きの裏側に隠れていた。オーダーした後でゆっくり品書きを眺めていて気付いた。こっちを頼めば良かったな。
食べようか最後まで悩んだ蕎麦スイーツ。蕎麦アイスに蕎麦白玉が添えてあって、蕎麦の実庵がかかっている。そそられるが・・・・・しかし、寒いのだ。やめておこう。
蕎麦が運ばれてきた。熱々のケンチン汁と一緒に。温まりそう、寒い日はやはりこれ。
外二で打った常陸秋蕎麦はやや太めで表面も荒目に見える。蕎麦のみで啜ると・・・喉越しは良くない。しかし、蕎麦の香りはしっかりしている。しっかりした蕎麦は噛み応えも良く、咀嚼していて顎が気持ちいい。奥歯が蕎麦をすり潰す度に甘みが溢れる。
ケンチン蕎麦には喉越しは求めない。汁を少しつけて啜る普通のセイロは喉越しが良いと気持ちいいが、ケンチン蕎麦は蕎麦を汁にどっぷり入れて食べるから。そう、浸けるではなく、啜るでもなく。
通常ケンチン蕎麦は醤油味が一般的だが、この店は味噌も入る。寒い時は味噌の方が体が温まっていいな。そういえば長野で”お煮かけ蕎麦”を食べた時も味噌味だった。あれは体が温まった。
具がいっぱいあるケンチン汁は体が温まります。太めの力強い蕎麦は味噌の入ったケンチン汁に負けることなく、しっかりと蕎麦の香りを感じさせてくれる。ケンチンの汁が若干塩辛いのが気になったが、使っている味噌のせいかな。味噌味は味噌の味わいに好みが分かれるから難しいと思う。生まれ育った地域によって味噌が違うから。
最後に蕎麦湯をケンチン汁に投入して汁を飲み干す。凄く体が温まった。
水府庵
茨城県水戸市若宮1-5-63
営業時間:午前11時~午後8時
定休:月曜
駐車場:15台
電話番号:℡029(221)6329
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今週は水戸駅前のホテルがキープできて、そこからひたちなか市に通っている。その道沿いには壁が落ちた建物や屋根瓦の落ちた家がいっぱいあった。
その中でも一番息をのんだ建物がこれ。4階建て構造で2階部分が事務所となり階段が付いている。そして1Fは駐車場だったと推定される。1Fは押しつぶされぺちゃんこになった車が何台か挟まっていた。
今回の被災復旧の仕事では見慣れないロゴのジャケットを着た人たちがいっぱい。通常は客さんの作業ジャケット、そして同業他社のジャケットで溢れているが、今回は自動車関連の作業ジャケットがたくさん。TOYOTA,NISSAN,HONDA,DAIHATSU・・・・KEIHIN,DENSO
この客さんから商品が出荷されないと彼らの会社の生産ラインが停止してしまうという。いまや車の電装品はICだらけだから自動車メーカーも気が気ではない。だから自工会として応援に駆け付けたと新聞に書いてあったが、本当にいっぱい応援が来ている。栃木のHONDAや福島のNISSANも被災しているのに結構な人員が来ていた。
現に自分もHONDA&KEIHINのチームに助けてもらった。地震の揺れで大きく動いた機械の位置を直したり、曲がった足を付け替えるために持ち上げてもらったり・・・さすが自動車関連、大きな機械には慣れているようで手際が良かった。
純米酒で打つ蕎麦とはなんと贅沢な・・・ 那珂の蕎麦 蔵+蕎麦 な嘉屋 [茨城の蕎麦]
那珂インターを降りて走っていると気になる看板が・・・
酒蔵の蕎麦???
店の周りは完璧な造り酒屋だ。
何でも文政6年創業の酒屋らしい。
たとえばこんな銘柄。お酒の好きな方はここ→木内酒造HP
オリジナル地ビールに用いるビール麦の栽培を行っていてその裏作として蕎麦を栽培したと書いてあった。
造り酒屋にシンプルな看板。なかなかいい味だ。
それにしても歴史ある造り酒屋の重厚さ、いい雰囲気だ。
門の裏手に蕎麦屋がある。これもなかなか良い雰囲気だ
店の内側。なんかとても雰囲気がある・・・・蕎麦屋蕎麦屋していないないし、蕎麦屋として違和感もない。なかなか絶妙なところだ。
まずは品書きですね。品書きを角確認すると・・・・・
ここの蕎麦は外一の蕎麦が基本、蕎麦は自家製で水回しの時に微量の純米酒を加えるという。さすが造り酒屋と思ったら、さらに凄いのを見つけた。
十割で、水を一切使わず純米酒のみで打ちあげた蕎麦。う~む、これはそそられる。しかも限定15食。相変わらず限定の文字には弱いのだ。 大盛りは350円増しという、十割の大盛りに決定。
酒も充実・・・・さすが造り酒屋、日本酒の用意もしっかりと。
花粉で喉の奥がざらざらだ。暖かな蕎麦茶で洗い流す。痛痒い喉に蕎麦茶が潤いを与えてくれた。
蕎麦が運ばれてきた。蕎麦はしっかりとした存在感がある。蕎麦に鼻を近づけると・・・・おぁ、何という蕎麦の香り!素晴らしく香りが立っている。でも・・・蕎麦の香りと一緒に何処か覚えのある香りが混ざっている。そう、これは・・・・納屋橋饅頭だ!納屋橋饅頭の匂いがする。(酒の匂いなのだろうけど・・・)甘いような、酸っぱいような香り、甘酒の香りをマイルドにした感じの香りだ。
そんな香りが蕎麦の香りの隅に混ざっている。
蕎麦を手繰ると・・・・!蕎麦の香りが口の中に飛び込んでくる。何という香りだろう。噛み切った時に顎に感じる噛み応えもしっかりとしていて、コシも十分にある。咀嚼すれば、奥歯でつぶした瞬間に蕎麦の甘味が飛び散るようだ。これは美味しい!良い蕎麦に巡り合えた。
口の中に満ち溢れる蕎麦の香りを楽しんだ。蕎麦を啜りながら背筋が伸びるよう。存在感のある蕎麦だ。
汁を口に含んでみる。・・・・甘い。後口にまとわりつく嫌な甘さではないが甘さが強い。だから汁に切れがかんじられず、ぼたっとした感じの味わいだ。
汁は重めでしっかりとしている。重めだが濃いわけではない。口に含んでそのまま飲み続けられる濃さだ。強い蕎麦にふさわしい。
ダシの香りも強すぎず、蕎麦の香りを邪魔しないだろう。だが、・・・香り高く存在感のあるシャープな蕎麦は切れのある辛口の汁で食べてみたい。
蕎麦を汁に浸けて啜る。汁のダシの香りの前に汁の甘味が口を支配する。蕎麦の香りが隠れてしまう。蕎麦の甘さより汁の甘さが強く出てくる。
・・・・・・・
結局・・・蕎麦のみで手繰るのが一番香りと甘みを楽しめた。半分以上を蕎麦のみで啜って蕎麦の香りを堪能した。なんとも甘い蕎麦の香りにうっとり。
薬味は葱と山葵のオーソドックスな薬味。山葵の香りは特筆なし
美味しい漬物でした。
蕎麦湯はちょっとこってり
蕎麦湯の香りも高かった。
酒の香りは蕎麦の邪魔をしていなかった。蕎麦の香りが素晴らしかったが、これは自家栽培の蕎麦が良いからだろうか、それとも酒で打つからなのか。
今度は外一の蕎麦も試しに再訪かな。ここで純米原酒を飲みながら蕎麦を食べられたらいいな。でも車だから無理だけど。
茨城県那珂市鴻巣1257 木内酒造内
℡029-298-0105
11:30~14:30 & 17:30~20:00(火曜、水曜、木曜は昼のみ)
良い蕎麦屋を見つけたけれど [日常のなかで(Diary)]
被災したお客さんのところに精密機械の復旧にいったものの・・・・・半端ではない状態に唖然となった。 これじゃ何時帰れるやら・・・・休日もなく復旧作業にあたる事になった。蕎麦を楽しむ時間も取れなさそう。
客さんの一角にある機械業者の大部屋には人が溢れ怒号が飛び合う。電話のやりとりはどの会社も一緒で、現場と本社との温度差に担当者が怒りまくっている。
朝早くから日付変更線まで、ある意味活気がいっぱいで元気にはなれる。
客先に入る前に見つけて入った蕎麦屋。良い蕎麦屋を見つけたと満足して記事をまとめようとしたけれど・・・・
記事をまとめる時間さえとれないので、せめて予告編。
造り酒屋が営む蕎麦屋、地ビールを始めた時にある理由で蕎麦を栽培したとか
当然ここも被災している
気になるのはこれ。十割蕎麦だが打つのに水を使わない。なんと純米酒のみで打つ蕎麦!
ねっ、気になるでしょ。
今週確保していたホテルからの眺め 、茨城県内だけどかなり南側だから屋根瓦が落ちた家屋は無い。
復旧作業のエンジニアや建物工事の人たちでいっぱいだからホテルが確保できない。何とか確保したホテルは同一県内だけど通うのに90分かかる。来週は水戸のホテルをキープできたが、その次の週は栃木県との境あたりしか確保できなかった。人によっては毎日泊る場所が違うホテルジプシーも。
喉越しは気持ち良いけど・・・ 富岡の蕎麦 そば処 泰兵衛 [群馬の蕎麦]
”手まるめ信州おやき”を食す [日常のなかで(Diary)]
美味しい汁を味わう つくばの蕎麦 手打そば野麦 [茨城の蕎麦]
17:00~20:00
腕打ち蕎麦とは つくばの蕎麦 腕打蕎麦やなぎ [茨城の蕎麦]
今回の仕事は茨城は筑波、そのあとは会津、そしていわきを経由して日立のコースだ。まずはつくばで蕎麦を楽しもう。前々から気になっていた蕎麦の看板があるのだ。
雲一つ無い気持ちのいい空の下、鋼鉄のキリンを横目に眺めながら
ベイブリッジを湾岸線を駆け抜ける。気持良い!バイクとかカブリオレだったら最高の気分なんだろうな。
大分出来てきたのかな・・・・
学園大通りを走ると見かけるこの看板。”腕打ちそば やなぎ”・・・・腕打ち?手打ちと違うのかな?
気にはなっていたが今まで行く機会が無かったのだ。何故ならここの近所の十割蕎麦の店に行ってしまっていたから。
県内産常陸秋そばを外2で打っているそうだ。しかも腕打ち(だから腕打ちって何?)おや、限定の文字がある。しかも七色のみ!これは・・・・注文は決まったな。
入口、至ってシンプル。
店内は意外と広い
品書き、常陸秋そばを外2で打つ蕎麦にしてはリーズナブル。大盛りは250円増しだ。ならば田舎の大盛りにしよう。
茶と・・・・興ざめの安っぽい薄い紙おしぼり。しかし、値段を考えれば文句は言えないか。
蕎麦が運ばれてきた。幅が広く、厚さのある力強そうな蕎麦だ。表面に星も多い。
蕎麦の実を手繰ってみる。啜ると唇から蕎麦の香りが広がり鼻に抜ける。噛めば顎にしっかりした噛み応えを感じ、奥歯からは蕎麦の甘味が一杯に広がる。
蕎仙坊の田舎に比べれば可愛いものだが(あれと比較してはいけないのかも)結構力強い。が、手強いとは感じない。
汁を口に含んでみる。ダシの香りが高く、若干薄めに感じる汁だ。甘みも多く、柔らかい感じを受ける。薄めに感じるが味に厚さはある。
田舎蕎麦は甘目が合うような気がする。自分は甘めの汁は好みではないが、田舎蕎麦の時は甘めの方が良い気がする。
細い繊細な蕎麦にはシャープな辛口の凛とした汁。そして太く力強い田舎蕎麦には、その強さを受け止める強く甘めの汁が良さそうだ。
蕎麦を汁に浸けて啜る。ダシの香りが広がり、そのあとで汁の甘味、咀嚼していくと汁の甘味が消えて蕎麦の甘味へ。
若干薄めに感じる汁、蕎麦の全部を汁に浸けて啜った時が一番蕎麦の甘味を感じる事ができた。田舎蕎麦はどっぷり汁に浸けても蕎麦が負けないようだ。
ここで他の客が煙草を吸いだした。(そう、この店は近縁ではないのだ)とたん店じゅうが煙草の匂いで支配される。蕎麦をよく咀嚼して香りと甘みを出しても・・・煙草にはかなわない。蕎麦の香りが感じられなくなってしまった。
残念に思ってたら、新たな客も煙草に火を点けた。だめだこりゃ、もう蕎麦を味わうどころではない。
薬味。葱と山葵。山葵は香りより辛さが先に出るタイプ。
漬物・・・・こんなに薄くされちゃって。これって、あまりにも貧乏臭くない?この薄さで出すぐらいなら、いっそ無い方が良いと思う。
蕎麦湯。蕎麦湯は普通に茹で湯。さっぱりと。
煙草臭い店から息を止めながら外に出る。シャツの袖に鼻を近づけると煙草臭い。やっぱり移った。煙草の匂いって暫く取れないんだよね。その間、ずっと気になってしまう。
あの店はリピはない。禁煙でない店は一度味を確かめたら終了、二度は行かない。
茨城県つくば市館野101-2
TEL 029-836-2323
11:00~14:30 & 17:30~20:00
定休日 第一、第三木曜日
つくばの桜。良い感じに咲きかけたかな。
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(一杯目)しろたま さる1号の蕎麦と甘味の探求記録での茨城の蕎麦の記事は→ここ
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つくばでの仕事を終えたあとは東北道方面へ
何時もは寄らない羽生PA,何かが呼んでいると思ったら”すんだ茶屋”東北応援が東北名物を食べようじゃないか。何故か抹茶ソフトと
ずんだダンコ。抹茶ソフトは花粉が張り付いて炎症をおこしている喉に気持ち良かった。
東北道の宇都宮を過ぎてSAに入る。お目当てはこれ。餃子。宇都宮の餃子店が5店づつ味わえる。
SAの一角に宇都宮餃子広場
餃子専用の発券機
どの店の餃子にしようかな。お勧めマークは鵜の木、わいわいが良さそうだと思ったが完売だった。では鵜の木と豚喜喜の二皿を頼んでみた。
つつむくんだそうです。
美味しそうな焼き色、まずこっちを味見。
肉の旨味と野菜の甘さが良いバランス。美味しい、ご飯が欲しくなる。
そして鵜の木を試そう。ん~っ、さっぱり。
野菜餃子なのか?野菜の甘さは美味しいけどコクが感じられなかった。ご飯が欲しくはならなかった。
福島に向かって走ると途中で自衛隊の隊列にであった。凄い台数が連なり被災地に向かっていた。御苦労さまです。
会津で宿泊、ホテルには関西ナンバーの赤十字の車がいっぱい。日本海側を走って新潟から福島に抜けてきたのだろう。ここからさらに宮城、岩手に行くのかな。
会津で蕎麦を楽しもうと考えていたが・・・・残念ながら時間を取れなかった。
そりゃそうだ、被災した精密機械の様子を見に来たのだから
会津での仕事を終わらせて次は日立へ。磐越道をいわきに向かって走る。いわきに近づくにつれて道のうねりが大きくなる。屋根瓦の落ちた家もいっぱいだ。
日立のホテルに到着。明日は日立で仕事だ。最終日位は蕎麦を食べる時間を取れたらいいな。
おぉ、地震だ!結構大きいぞ!震度4位か?それに長いし!また津波が心配だ。
裾野 富士山麓の古民家の蕎麦。極太蕎麦の香りを噛みしめて 蕎仙坊(再訪) [静岡の蕎麦]
(前回の記事のうち蕎麦の部分の補足記事です。同じ画像を使っています)
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裾野ICを降りで右折、富士山側に向かって走りT字のつきあたりを右折して暫く走れば
美味しい・・・・だけど顎が疲れる。
再び走り始めよう 富士山にパワーを貰おう。 [車とバイク(car and bike)]
2杯目最初の記事は蕎麦ではなく何故か玉子 [日常のなかで(Diary)]
何時も しろたま さる1号の蕎麦と甘味の探求記録にご訪問くださり有り難うございます。
この度ブログ容量1Gを使い切りましたので(二杯目)しろたま さる1号の蕎麦と甘味の探求記録を開設いたしました。一杯目同様、二杯目も宜しくお願いいたします。
二杯目の開設に際して、ご多忙にもかかわらずイラスト&アニメーションを描いてくださいましたstandard55さん、有り難うございました。
旧ブログ ; しろたま さる1号の蕎麦と甘味の探求記録
http://sal1.blog.so-net.ne.jp/
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今日は4が1日、2杯目ブログの開設日だ。何故この日を選んだのか・・・それは、この忘れっぽい さる1号がブログ開設の日を忘れないようにするため。キリのいい日なら覚えていられるだろう。
実は自分の結婚記念日もそう。この日なら忘れないだろうと4月1日にしたのだ。
そういえば15年記念だ。
朝出掛けにはそんな話は奥さんからは出なかった。忘れているかな。倦怠期かな・・・・いや、倦怠期なのだ。
まぁ。離婚寸前というのもあったけど、なんだかんだと15年も一緒にいたんだな。
今日の出張は房総、館山。アクアラインを走りながら館山の蕎麦屋の事を考えている。
海ほたるにはデカイ亀。てんてんさんのブログを思い出した。似ている・・・気がする。
海を渡る道は走っていて気持ち良い。
おっと、大好物の菜の花が買いたかったのだ。ハイウエイオアシスに寄ろう。
菜の花を買ったあとに自分を呼ぶ声が。
玉子巻き。厚焼き玉子で巻いた巻き寿司だ。玉子好きにはたまらない。蕎麦を食べようとした事を忘れて反射的に買ってしまった。房総名物と書いてあった。
昼時にはまだ早いが食べてしまおう。
この玉子焼表面の照り、テカテカといかに甘いかを物語っている。
1個が分厚い。食べ応えまんてんだ。中には干瓢と紅生薑と海苔のみのシンプルな味。それが良い。
口に入れるとしっかりとした甘さが重く舌の上にのしかかる。
甘い玉子焼が大好きな さる1号にはたまらない。
甘い玉子焼を堪能する。如何に甘いかを説明すると、これを食べた後、甘いものが欲しくなかった位なのだ。このさる1号をもってしても、なのだ如何に甘い玉子焼か。
そんな状態だったが・・・ソフトクリームが気になる、
これは甘いものが食べたかったわけじゃなく、喉のかゆみを何とかしたかったから。
花粉が多く飛んでいて喉の奥に発疹ができている。それが痒くてたまらないのだ。
そこをアイスで冷やしたい。で、冷やそう。
近藤牧場のソフトクリーム、意外とあっさりとしたソフトクリームだ。
甘くあっさり、冷たく喉に気持ちよかった。
仕事を終えての帰り道、何か何時もと違う。
暗い?そう暗いのだ。道に照明が点いていない。
でも何の不自由はない。走っていて何の支障もないのだ。
今まで如何に必要の無い灯りを点けていたか、だ。
このままでも良いのでは?
ツバメ橋までは暗かったのだが・・・
ベイブリッジは何故か照明が。いいよ消しても。
早めに帰ろうとしたが客さんの震災復興が始まりてんやわんや。
翌週の仕事の段取りもあって遅くなってしまった。
ケーキでも買って帰ろうかと考えていたが・・・・高島屋に行くと最早閉店。
節電の影響らしい。
未だ開いているケーキ屋を探すが良いのが残っていない。
奥さんが焼いているかも、との期待でそのまま帰宅。
ただいま〜、玄関のドアを開けるが甘い香りがしない。
焼いていないな。
そして奥さんが一言。
ケーキ買ってきても良いよって言おうとおもったんだけど・・・一応そういう日だから。
・・・・・・
一応・・・・やはり倦怠期。
前ブログ、(一杯目 しろたま さる1号の蕎麦と甘味の探求記録)の”日常のなかで”の記事は→ここ