見事に香る十割 ただ蕎麦と汁の相性は 河口湖大石公園前 みずの風 [山梨の蕎麦]
前記事の補記事です
楽しみにしていた日本一上げ底のソフトクリームが普通の良心的なソフトクリームに変わってしまっていてちょっと肩透かし
そんなソフトクリームで一息ついた後は昼ごはんです
河口湖湖畔の大石公園の入り口から見える蕎麦屋さん
存在に気がついたのは一昨年ぐらいだったでしょうか
何時もランチタイム前に河口湖に到着してしまっているので入る機会がなかったのです
今回は逆回りの富士五湖巡り
河口湖に到着したのは丁度ランチタイム
この機会を逃す手はありません
通りからはちょっと奥まったところにお店があります
通り沿いには幟と品書き看板があるだけ
運転しながらだと気をぬくと見過ごしてしまう感じです
でも大石公園への出入りだと幟が目につきますから解りやすい
通りから少し入るとお店
暖簾は白、これはアタリな予感
(自分の今までの食べ歩きの経験より、白暖簾の蕎麦屋さんはアタリの可能性が高いのです)
蕎麦は福井産だそう
入店
天井は高く、広々とした空間
結構席数は多いですね
完全禁煙なのが嬉しいです
おぉ、おしぼりが布だ!
これはポイント高いです
紙おしぼりって、それだけで全てが安っぽく感じてしまうので好きじゃ無い
初めての訪問では”もり”と決めていますが、一応品書きを確認
品数が少ないのがまたいいですね
冷たい蕎麦も温かな蕎麦も、天麩羅の有無の違いだけのようです
(冷たい蕎麦は大根蕎麦もありますが)
蕎麦は石臼挽きの十割、これは大盛りにするしかないでしょう
もりは870円で大盛りは350円増し
おおもりの到着
スクエアな断面の細打ちの蕎麦
エッジもしっかりして見るからに美味しそうです
まずは蕎麦のみで手繰りましょう
3本ほど箸で持ち上げ、唇に咥えたら一気に啜ります
啜った瞬間に立ち昇る蕎麦の香り
今の時期にこんなにも香るとは!
さすが十割
噛み応えも心地よい
適度なコシを感じさせながら潰れてゆきます
そして噛むごとに溢れる蕎麦の香りと湧き出す甘み
見事な蕎麦に思わず唸ります
次に汁を味わいます
少量唇に含んで舌先へ
スッキリ辛口の汁
出汁の香りが広がり、その後はしっかりした輪郭が感じられます
円やかさもありますが、シャープさが先に来る感じ
旨味の厚みはやや薄め
どちらかと言うと喉越し優先な二八に合いそうな感じ
十割蕎麦との相性はどうかな、と、そんな感想
蕎麦を汁に漬けていただきます
やはり相性はちょっと疑問
それぞれが別々に美味しい感じで相乗効果は薄め
なので蕎麦のどれくらいを汁に漬けるかが決め辛い
もっと重い感じの汁がいいな
薬味は葱と山葵
葱は細くスライスされ、透明感があります
山葵も香りよく瑞々しい
味覚が飽和したら山葵を少量舐めて味蕾をリフレッシュ
美味しい蕎麦ですが汁の漬け方に四苦八苦
なかなか決まりません
小鉢には冷奴
蕎麦湯は早い段階で到着しますが、ポット入り
これなら早い段階で来ても冷めなくていいですね
ビジュアル的には微妙だけれど^^;
最初は残った汁を蕎麦湯で割って
二杯目は蕎麦湯のみで
みずの風 蕎麦処
0555-76-5151
山梨県南都留郡富士河口湖町大石1461
11:00~15:00
鳥モツ煮が美味しい蕎麦屋さん 甲斐の蕎麦 奥藤 [山梨の蕎麦]
GWあけ
この日は甲府に出張
お昼ごはんはメガ盛りな饂飩屋さんを目指しましたが何と定休日><
そのままR20を走っていると
蕎麦屋さんを発見
拘りな蕎麦屋さん的な雰囲気はありませんが時間的に余裕はありませんから今日のランチは此処に決定です
店内は結構広く、完全禁煙なのが嬉しい
茶 は緑茶、おしぼりは紙
まぁ、こんなものでしょう
お店の外観から予想はしていました
蕎麦屋では蕎麦茶か蕎麦湯を供して欲しいものです
初めてのお店ではモリを頼むのがお約束ですが、一応品書きも確認します
もりが530円
この地点で大体の蕎麦の味が解ります
味と言うものは大抵はお値段相応
お値段以下の味というものはあっても、お値段以上の味というものは存在しないのがこの世の中ですからね
自分の食べ歩きの経験上、満足いく蕎麦はモリが600円以上のプライス
600円未満で満足した蕎麦に出会った事はありません
ちゃんとそばがきもあるのがいいですね
仕事中ですから蕎麦飲みはできませんが、そばがきを見ると蕎麦飲みしたくなります
それにこれ、甲府名物鳥モツ煮
飲みたくなりますねぇ^^
釜揚げ饂飩はよく見ますが、釜揚げ蕎麦は珍しい
そもそものびやすい蕎麦ですから、釜揚げにしてしまうとのびのびになってしまってどうかと思います
鳥モツ・蕎麦セットが気になりましたが、蕎麦に更にご飯と味噌汁が付いてくるのが・・・・--;)う~ん
摂取カロリー制限の身の上
W炭水化物は御法度です
なので大モリに鳥モツ煮の小をオーダーしました
この地で鳥モツは外せませんからね
まず蕎麦汁と薬味が到着
この山葵を見た地点で蕎麦への期待は完全に無くなります
薬味皿の縁にこすり付けるように置かれる山葵
このように山葵を盛るお店で満足する蕎麦が出てきた事は無いのです(注:自分の経験上のことです)
鳥モツ煮(小)の到着
小サイズですが意外と量があります
これは嬉しい♪
早速いただきます
・・・・・*゚~゚*)モグモグ…(゚д゚)ウマ-
うわぁ、これメチャ美味しい(嬉〃∀〃)ゞ
濃いめの甘辛タレにモツが良くあいます
レバーにキンカンに砂肝に、食感の違いを楽しみつつ、其々の旨味を楽しみつつ
これこそ麦酒が、焼酎が欲しくなります^^;
大モリも到着
断面はややスクエアから外れた、幅広気味な蕎麦
蕎麦の幅にバラつきが見られます
エッジも甘い印象
表面は艶やかで星はありません
まずは蕎麦のみで手繰ります
唇の滑りは適度
喉越しは悪くは無いですが、気持よさはありません
エッジがしっかりしていないですから仕方ないかな
そして想像した通り蕎麦の香りは立ちあがって来ません
香りに喉越し、値段相応な感じ
ただ噛み応えはいい感じ、適度なコシ
だらしなく潰れることは無く、適度な反力を伴って潰れてゆきます
が、やはり噛んでも蕎麦の香りが少ない
次に汁の味を確認します
少量口に含んだ瞬間に感じるのは味の薄さ
旨味の厚みがそれ程ありません
そして薄い
もうちょっと濃い方がいいな
蕎麦を汁に浸けて手繰ります
薄い汁ですから、少量浸けた感じだと物足りない
どっぷり浸して食べ進みます
でも、蕎麦の香りは僅かしか感じません
ちょっと物足りなさを感じながら完食
蕎麦湯
普通に茹で湯な感じです
まずは残った汁を割って
次に蕎麦湯だけで
蕎麦を食べ終えた後、美味しくて最後の楽しみに残しておいた鳥モツ煮を味わいます
残ったタレ汁が恨めしい
このタレ汁、白飯にメチャあうでしょうねぇ
鳥モツ煮を丼ご飯の上に乗せて食べたいな
タレが染みた白飯、想像しただけで涎が( ̄¬ ̄*)じゅるぅうううう
明日もランチは此処にしよう
狙いは鳥もつ丼で
これ、絶対に美味しいから^^
でもレジ前には休業日のお知らせが・・・明日明後日は休業だそう
くぅ~o(*≧O≦)ゝ < ざんね~~~~~~ん !!
奥藤 竜王分店 (おくとう)
0551-28-2503
山梨県甲斐市下今井2964-1
11:00〜15:00 16:30〜19:45(L.O.)
定休日 水曜日
定宿でワインを飲みながら記事をタイプ
宿の近くにお店が無くて
食べに出かけるのも面倒なのと摂取カロリー低減作戦で
此処に泊まる時はワインとナッツが晩御飯
ナッツは意外とお腹が膨れるからね
一本飲み干したところでネットの重さに嫌になってベッドにごろん
そのまま沈没^^;
目が覚めて慌ててUPです
やや太めの八ヶ岳産蕎麦 甲府 手打ち蕎麦・蔵 [山梨の蕎麦]
この日は甲州へ出張、昼一寸前に昭和ICを降り、R20を信州方面に走ります
ランチはお目当てのメガ盛り饂飩屋さん・・・のはずが臨時休業
1.2kgの饂飩を食べようと、体をメガ盛りモードにスイッチしていたのに・・・--;)
饂飩は諦め、そのまま信州方面に500mm程走ると(←500mです、仕事の癖でmmってタイプしてしまった・・・--;)
ちょっと大き目な蕎麦屋さんを発見
蔵の外観を持つ蕎麦やさんですが、蔵を改造して蕎麦屋さんになったのではなく、蕎麦屋として蔵調の建物を建てたもの
外観から受けた感じでは好みの蕎麦が出てくるようには思えず、暫く悩みましたが入ってみることにしました
アタリならば記事になりますし、ハズレならば、それはそれでネタになりますから^^;
入り口脇の品書きをチェック
種物が充実しているようです
暖簾を潜って進むと庭が続きます
さらに進んでL字に折れると入口
そこにもメニューボードがあり、アナゴ天重を凄く推していました
店内は鰻の寝床的レイアウト(もっとも幅は広いですが)
連なる蔵の奥側はテーブル席があり、手前は座敷
靴を脱ぎたかったのでこちらで陣取ります
天井は高く、窓は大きく、開放的な空間
どうも一人用の狭い席は無いようです
一人で大きなテーブルを占有しているのは何だか落ち着きません^^;←貧乏性
品書きを確認します
まずは平日限定ランチから
大盛りが蕎麦とご飯、其々に用意されているのは良いですね
例えば天丼ランチの蕎麦&ご飯大盛りとすれば、かなり満腹になりそうです
いえ、丼セットなんて食べません
摂取カロリー制限中の身ですから←1.2kgの饂飩を食べようとしていた奴が言うか?
とりもつセット!何と魅力的な
ですが蕎麦に白飯、こんなにも食べたら(どうせ蕎麦大盛り&ご飯大盛りにするだろうから)午後から眠くなって仕事ができなくなってしまいそう^^;
ーー;)う~ん
通常の品書きも確認しないとね
最初のページは蕎麦口上
蕎麦は八ヶ岳産
口上から始まるとは、いろいろ拘りがあるようです
次のページはお勧めモノでしょうか
アナゴ天、ここまでしつっこく勧められると気になってしまいます
でも自分のには初めての店ではセイロという拘りが・・・^^;
かき揚げ類
冷たい蕎麦
大盛りは200円増し
温かな蕎麦
花巻があるのが嬉しい
いい香りなんだよね^^
オーダーはセイロ、大盛りで
セイロ大盛りの到着
やや太さを感じさせる蕎麦は色白で上品な表面
エッジは丸めで、喉越しはそれ程よくはなさそうに思えます
まずは蕎麦のみで手繰りましょう
唇に蕎麦の端を咥え、一気に啜ります
やはり太さがありますから喉越しの心地よさはありません
唇の滑りもやや重く、啜るのに力が要ります
啜った瞬間から香り立つ蕎麦ではありませんが、噛めばしっかり香が広がって悪くはありません
噛み応えはいい感じ
だらしなく潰れるような事は無く、しっかりしたコシを感じさせてくれます
次に汁を味わいます
一口含んだ瞬間に感じるのは重さ
どっしりした汁で濃い
最初に酸味を感じ、次に出汁の香りが追っかけてきます
輪郭は柔らかで優しげ
甘さが残るような事はありません
この濃さ、太目の蕎麦にあう感じ
蕎麦を汁に浸け手繰ります
濃いめの汁ですから、蕎麦をどっぷりとは浸けません
三分の一位を浸す感じで手繰ります
最初に出しの香りが口の中に広がり、それが徐々に落ち着くと現れる蕎麦の香りと甘さ
悪くは無いですが、キレが今一つなのは蕎麦の食感のせいでしょうか
薬味は葱と山葵
葱は透明感があって綺麗にスライスされています
山葵も香り良く、辛味も丁度いい
瑞々しさは若干少なくは感じますが許容範囲
蔵調建物に左程期待していなかったですが、意外にいい感じにまとまっています
これで蕎麦のエッジがしっかりして、キレがあったら喉越しもよく、ポイント高かったでしょう
できればもっと細く打って・・・・
蕎麦湯が早い段階で到着するのは一寸残念
早過ぎると冷めてしまいますからね
蕎麦湯はしっかり白濁したタイプ
残った汁を蕎麦湯で割り、葱を入れ、山葵を溶いていただきます
出汁が良く香って柔らかな味わい
蕎麦を味わいながら、気になるものをテーブルの上に発見
見ていたら食べたくなってしまいます
で、追加でオーダー^^;
やや硬めのプリンは蕎麦の香りがしっかり感じます
蕎麦の実がいいアクセント
噛んだ時に溢れる薫りにうっとり
滑らかで美味しかったです
手打ちそば・蔵
055-276-3031
山梨県甲斐市竜王38
11:00~15:00(L.O.) 17:00~21:00(L.O.)
定休日 火曜日
拘りの強い外一の平打ち蕎麦 北杜の蕎麦 平打蕎麦 やつこま [山梨の蕎麦]
(前記事の補記事です)
温泉で暖まった(?)ら昼ご飯
前々から気になっていた蕎麦屋さんに向かいます
この道は須玉から佐久へ抜ける時に走るルートで、その道沿いにある蕎麦屋さん、やつこま
いつも早い時間に通るので、お店に入るチャンスが無かったのです
今日は丁度昼ごはん時、このチャンスを逃すわけにはいきません
お店は2階建てで、2Fにお店があります
1Fは何も無い感じ
倉庫でしょうか
お店にあがる階段の前にはウッドデッキ
そこには口上が書かれています
かなり拘りのあるお店のようですね
”しっかり噛んで食べる蕎麦” がコンセプトのようです
お勧めはセイロ
階段をあがり、お店の中へ
ウッディでなかなかいい感じの内装
八ヶ岳山麓って感じで良いな
カウンター席は4席
大きなテーブル席は4卓
品書きを確認します
品書き表紙にはさり気なく拘りの一文
”汁つけず 噛めば噛むほど・・・・”
最初は汁もつけず啜るのは自分もそう
でも、拘りは解るけれど、あまりうるさいと嫌われるよ^^;
普通、そこまで拘って蕎麦を手繰る人は少ないと思うし
品数は至ってシンプル
なんと”セイロ”系のみです
”かけ”さえも否定する拘り
一番のお勧めは”セイロ(盛り)”と言い切る潔さ
オーダーは当然”セイロ”、大盛りセイロです
”そばめし”が凄く気になりました
出汁で炊いたご飯には蕎麦の実も入っています
香ばしくて美味しいでしょうねぇ
焼き味噌で一杯飲みたくなります
が、飲む以外にも、蕎麦汁に溶かすのもいいとか
この食べ方はやった事ありませんが、美味しそうです
千曲界隈のおしぼり蕎麦は味噌味(ネズミ大根の絞り汁に味噌を溶きます)、これがまた美味しい
味噌味の蕎麦もいいものです
今度、焼き味噌を汁に溶くのを試してみないとね
うどんもあります
蕎麦同様に拘りがある様子
かなりのコシのようです
また、山葵は付けない主義のようですね
これは自分も同意
山葵は強すぎて蕎麦の香りを解り辛くしてしまいますから
あまりの拘りに質問も多いようで、解説書が品書きとは別冊子で置いてありました^^;
蕎麦は八ヶ岳山麓、信州側の産
外一(蕎麦粉10に対し、小麦粉1)で打つ太い平打ちの蕎麦
太い理由は噛んで食べる蕎麦を目指しているからだとか
啜って食べるのを否定、あくまで噛んで食べる蕎麦を目指しているようです
これは自分には疑問
蕎麦を啜るのは重要なこと
啜るという動作が香りを鼻腔により届けるのですから
なので自分の好みは細打ち
太いのは啜れず、香りを感じにくいから好みではないのです
喉越しも太いとよくありません
いくら平たくしても幅と厚みがあれば喉には気持ちよくない
蕎麦の味をストレートに感じるには山葵は邪魔
これは同意
かけ蕎麦は蕎麦の味を濁らせる・・・・
これは・・・自分はここまで考えた事が無かったです
饂飩の拘り
蕎麦より少ないかな^^;
お店が2Fなのは窓からの景色を考えてのことらしいです
なかなかの拘りですが・・・・あまりにも強い拘りにちょっと疲れると感じる客さんも多いのでは
拘りは自分の中に秘めて、打つ蕎麦で表現すればいいのではないかな^^;
蕎麦を見ただけでも解る人にはちゃんと解るからね
見て解らない人は、拘りの解説を読んでも理解できないと思うし
拘りの書を読み終えた頃、セイロ大盛りの到着
蕎麦は拘りの書にある通り、太目の平打ちの蕎麦
緑がかった蕎麦の表面は艶やかで星はなく、蕎麦そのもの(殻ではなく)の風味を大切にしていることが解ります
炒った蕎麦の実も供せられます
まずは蕎麦の実を楽しみましょう
口に放り込んで奥歯で一気にかみ砕くと香ばしい蕎麦の香りが口いっぱいに広がります
香ばしさに、そばがきが食べたくなりました
次に蕎麦のみで手繰ります
啜りたいところですが、流石にこの太さだと粋に啜れません
頑張って啜ってみますが、気持ちよく唇を滑らないので香りがうまく感じられない
やはり自分は細打ちがいいな
噛み応えはしっかりしてコシもいい感じ
適度な反力を感じさせながら潰されていく感じ
しっかり噛むと蕎麦の香りがガツンと出てきます
次に汁を味わいます
一口含んで舌の先へ乗った瞬間、柔らかな出汁の香り
優しい味わいの汁
辛口ではありませんが、甘さが気になるような事はありません
甘さ、塩気、酸味、出汁、バランスが取れていてどれかが突出している事はなく、ニュートラル
旨味の厚さはしっかりあって、濃さは適度
次に蕎麦を汁に浸けて手繰ります
旨味の厚さがしっかりある汁ですが、太い平打ちの外一にはちょっと大人しい感じ
どっぷり汁に浸けるのが丁度よく、蕎麦の甘味と香りが一番感じられました
薬味は葱のみ
この切り方は珍しい
最後に蕎麦湯
かなり濃い蕎麦湯で、撹拌用のステックも付いてきます
蕎麦の実の入っていたお猪口でストレートで飲んでくださいと店主
その言葉に従います
そして汁の器にも蕎麦湯を注いで汁の蕎麦湯割りも作ります
こってり、濃厚な蕎麦湯でした
甘酒みたいな濃さ
平打蕎麦 やつこま
0551-47-5888
山梨県北杜市高根町箕輪700-10
11:30~15:00
この拘り、悪くは無ないのだけれど
押し付けられる感じにシャットアウトする人も多いのではないかな
もっとスマートに表現できるといいね
台風5号がやってくる頃、高崎に出張でした
5号が去った翌日
ランチに行こうと建物を出た瞬間、アスファルトの照り返しもあって
あまりの暑さに眩暈が^^;
・・・・・・
ウチに戻ったら
ベランダの金魚が星になっていましたTДT
直射日光は当らない場所なのにーー)
年々夏の暑さが酷くなってきているような
もうベランダに金魚鉢は置けないなぁーー;)
最近、広告コメントの書き込みが増えましたので
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ザルと花だけの潔さ 上野原の蕎麦 そば処 花の里 [山梨の蕎麦]
今日も在庫記事のUPです
この風景、季節が正反対じゃないかという指摘は・・・(∩゚д゚)アーアーきこえなーい
この日は木桶を積んで奥多摩まで温泉ライダー
小菅の湯でさっぱりした後、R139で南下、途中K18に入って上野原に向かいます
ちょっと空腹を感じながら小気味よく走っていると蕎麦の看板を発見
見るとこじんまりした蕎麦屋さん
隠れ家的蕎麦屋さん?
と、ちょっと期待しながらUターン
全開放な窓がいい感じ
エアコンが無いのがいいね
店内は木がふんだんに使われ落ち着く空間
窓から入る風が心地いい
お店は昔若かった村の娘さん二人できりもり
席に座ると緑茶と漬物が置かれます
蕎麦茶じゃないのが残念
そして緑茶が・・・やたら濃い
粉茶かなーー;)
品書きを確認します
ザル蕎麦と花そば(かけ蕎麦)しかない潔さに痺れます
モリが無いので仕方ありません、ザルそば大盛りをオーダー(海苔、要らないんだよね・・・味が変わるからーー;)
心地よい山の匂いを感じながら窓の外の景色を眺め蕎麦を待ちます
暫くするとザルそばの到着
蕎麦湯も一緒に盆に乗って供されます
蕎麦湯が最初から来るのは嫌だな
飲む頃には冷めてしまうから
蕎麦は幅にばらつきあり、スクエアな断面のものと平ぺったいものが混在しています
早速蕎麦のみで手繰ると・・・
喉越しがスッキリしません
〆方が足らず、生ぬるい
もっと冷えていないとスッキリした喉越しは期待できません
啜った時に香り立つ蕎麦ではなく、噛んだ時の蕎麦の甘味も少な目(季節的に仕方ないですが・・・)
が、噛み応えはいい感じ
適度な反力を感じます
次に汁を味わいます
汁は甘さが先に感じる柔らかい風味
でも後味に甘さが残る事はありません
濃さは丁度いい
蕎麦を汁に浸けていただきます
完全に蕎麦より汁が勝って、汁の味がメイン
蕎麦側で勝つのは海苔
海苔って強いですね
濃いめの汁でも海苔が汁に浸かると汁の味が海苔の味になってしまいます
薬味はダメダメ
薬味は葱と山葵
どう見ても家庭で食べるレベルで、お店のって感じはありません^^;
葱はしなしなで厚みもまちまち
山葵に至っては・・・チューブだし^^;
大盛り、結構量がありました^^;
蕎麦湯は普通な濃さ
甘めの汁は蕎麦湯で割ると美味しい^^
二杯目は蕎麦湯のみで飲んで、口の中をさっぱりと
そば処 花の里
0554-68-2088
山梨県上野原市西原4468
10:30~18:00
今週は茨城と福島の県境で仕事
ちょっとハードでした
今日の帰り道、流石に疲れて糖分補給
八潮PAのセブンで買ったのは春色三色パフェ
ひな祭りは終わったけれど、ひな祭り的配色がいいですね
抹茶のスポンジの上にはクリームチーズのムース、その上にはイチゴのムース
乗っかるチーズケーキがいいアクセント
余程糖分が不足していたのかアイスも衝動買い
花粉で喉が痒かったこともあって(痒い喉に冷たいアイスが気持ちいいのです^^;)
中には果肉も
香りは良いけれど食感が頼りない 道志の蕎麦 水源の森 名水九割そば [山梨の蕎麦]
今日は曽根風呂が夕方からずっとアクセスできない状態
ようやくアクセスできるようになったのは日付変更線の近く
なので在庫記事をアップです
温泉ライダーに変身した8月の末、河口湖の温泉に行った帰りに寄った道志村にあるお蕎麦屋さん”名水 九割そば”に行ってきました
道志道を走りながら何時も気になっていたのです
車では直接行かれず、道志道沿いの駐車場に車を置いて、渓流沿いに歩いていくのですが
気持のいい渓流に蕎麦への期待が膨らみます
何故なら水が凄く美味しそうに思えるから
美味しい水で打った蕎麦はきっと美味しい^^
そうそう、横浜市の水道水はこの道志村の水なのです
なんともう新そばの貼り紙(八月末の訪問です)
会津の蕎麦のようです
店内は広いです
高い天井、まるで観光地のお蕎麦屋さん
向かって左側の窓の外にはテラス席もあります
品書きを確認しましょう
と言っても・・・・
実は眼鏡を無くしてしまって品書きは全く見えていません
どうせ頼むのは”セイロ”と決まっていますから見えなくても問題はないのですが^^;
セイロ(盛り)が850円、十割蕎麦もあったのですね
折角の新蕎麦、見えていれば十割を頼んだのですが・・・・・
面白いのはセイロ(盛り)が850円でかけが900円
かけの方が50円UPなのですね
大抵の店は同じ価格なのに
+50円はどんな価値があるのか見てみたい^^
大盛りは1100円、その上に特盛りなるものもあるのですね、1800円か・・・
品書きが見えていたら特盛りと十割で悩んだだろうなぁ
その他、一品料理
蕎麦の口上
貼り紙は会津産になっていましたが、口上は北海道産
一体どちらを使っているのだろう
水は道志の水で間違いは無いようです
蕎麦は石臼挽き、九割蕎麦だけに香りにも期待が膨らみます
オーダーしたのは当然セイロ
オーダーを取りに来たのはアルバイトらしきお兄ちゃん
セイロと聞いて”鴨せいろですか?”
いや、鴨じゃない。普通のセイロを
そう答えて蕎麦を待ちます
そして・・・・
やって来たのは鴨せいろ^^;(持ってきてくれたのは別のお兄ちゃん)
いや鴨は頼んでいないが・・・・頼んだんは普通のセイロだよ
そう言ったら普通の汁に替えてくれました
品書きは”盛り”との表記なのですが
蕎麦屋でバイトする以上、セイロ=盛りというのは認識しておいて欲しいな
きっとオーダーを取った彼の中ではセイロ=鴨だったのでしょう
蕎麦は細打ち、断面はスクエアなタイプ
でもエッジは少々甘め
まずは蕎麦のみで味わいましょう
唇に蕎麦の端を咥え、一気に啜ります
啜った瞬間から立ち昇る蕎麦の香り、甘い香りが鼻腔を刺激します
細打ちだけに喉越しもいい感じ
唇の滑りも悪くありません
噛みきった時の反力は無く、奥歯で潰す噛み応えは一寸だらしない
ぼそっとした感じで潰れ、抵抗感は皆無です
でも蕎麦の甘味はしっかり感じました
汁を確認します
少量口に含むと最初に感じるのは甘さ
旨みの厚みは薄目でさっぱりした汁
この蕎麦には役不足な感じです
蕎麦を汁に浸け啜ります
やはり蕎麦に対して汁が弱い
どっぷりと全部沈めるように汁に浸けたときが一番蕎麦の甘味を引き出せたように思えます
でも汁に浸けず、蕎麦のみで啜るのが一番香りと甘みを感じられました
薬味はオーソドックスに葱と山葵
葱は薄くスライスしてありますがビジュアルは今一つ、もっと透明感が欲しい
山葵はもうちょっと香りが欲しい
蕎麦の香りを楽しみながら一気に平らげます
食べ終えましたが・・・蕎麦湯が来ません
蕎麦湯を出すタイミングをチェックしている様子も見えませんでした
入店したのは昼時を外した時間帯
混んではいない時間帯です
それなのにチェックしている様子もないのはいけません
で、呼び止めて蕎麦湯を頼みました
ですが・・・蕎麦湯が来ません
カウンターには蕎麦湯が並んでいますが、持ってきてもらえない
食べ終えて蕎麦湯待ち状態
再び声をかけるのはやめて、何時になったら気付くのか待ってみました
結果、5分はそのまま・・・・
ようやく持ってきてくれたものの、蕎麦は冷め気味に ーー;)
水源の森「名水九割そば」 (スイゲンノモリ)
0554-52-2770
山梨県南都留郡道志村5821-2 道志村営水源の森
[1月~3月]11:00~15:00
[4月~6月]11:00~17:00
[7月~9月]11:00~18:00
[10月~12月]11:00~17:00
定休日 1月~2月の平日 12月15日~1月7日
今回の出張は佐久、長野、直江津のコース
最近SAで良く見かけるプレミアムソフトクリームを試してみました
その美しい形に惹かれたのです
ソフトクリームに500円
これで美味しくなかったら暴れます
柔らかいから気を付けてください
そう言われて渡されたプレミアムソフトクリームは・・・・・
真っ直ぐ立っていないし
そもそも斜めだし --;)
味は濃厚で美味しかったけれど
形がね・・・・・
太目のしっかりした蕎麦にダシ強めの汁 韮崎の蕎麦 手打ちそば処 瓢亭 [山梨の蕎麦]
帰省中ですが、実家にはネットワーク環境はありません(80過ぎの婆さんなので^^;)
なので在庫記事の予約投稿です
この日は中央道の韮崎インター近くの蕎麦屋さん、瓢亭で昼ごはん
実は冬の季節にも来ていますが、記事を書きかけたところで中断
そのまま放置していました。
夏になって再び訪問しましたので今度こそUPしておこうと^^;
冬に訪問した時の店内
ストーブが冬を物語っていますね
今回、夏の訪問
高校野球を映し出すモニターの前には扇風機
でも鎮座するストーブが暑くらしい^^;
店内は座敷とカウンターのみ
その間はコンクリートの土間で、所々にモミジの葉の模様が埋め込まれています
布のおしぼりが出されるのは嬉しい
でもお茶は緑茶・・・ーー;)
蕎麦屋では蕎麦茶にして欲しい
(これは冬の訪問時)
夏は冷たい水でした
冷たい蕎麦茶を求めるのは贅沢かなぁ・・・・
品書き、もりは630円
この店、大盛りの設定はありません
おかわりセイロの設定も無し
そういったところに利用し辛さを感じ、インターの近くにも関わらず稀にしか行かないのです
温かい蕎麦
セットもの・・・
オーダーは当然セイロ
蕎麦はやや太目で断面がスクエアなタイプ
表面は綺麗で艶やか、星は無く上品な味を期待させます
エッジはシャープで噛み応えもよさそうな感じ
この太さだと喉越しの良さは期待できませんから噛んで楽しみましょう
まず蕎麦のみで啜ります
透明感のある、やや太目の蕎麦を一気に啜るのですが、やはり太さ故の抵抗を感じます
啜った時に立ち上がる香りは弱く、これは夏という季節のせいではなく、冬にも同様に感じました。
使う蕎麦の特性でしょうか
コシはしっかりしていて噛み応えも心地いい
噛み切るときの反力も適度で、加えた力に比例して潰れていく感じです
汁を味わってみましょう
少しだけ口に含んで舌の上に転がします
最初に甘さを感じますが、甘すぎという程ではありません
輪郭にシャープさは無く優しい形、円やかさを感じます。
甘さと共に感じるのがダシの香りで、ちょっと強めに思えました。
塩気や酸味はあまり前に出てこないタイプ
汁はやや薄目で太い蕎麦には頼りない気も
蕎麦を汁に浸けて手繰ります
手繰った瞬間に感じるのはダシの香り
やはり強めのダシの香りは蕎麦の香りを消してしまいます
やや太目の蕎麦の甘味を引き出すには汁は薄い
蕎麦の半分位を浸ける程度では蕎麦の甘味を感じません
どっぷり浸けた時が一番甘味を感じました。
ただこの場合、ダシの香りもMAXとなりますから蕎麦の香りはダシの香りに沈んでしまいます
ダシの香りが最初に来て、それが引いてゆくと蕎麦の香りが現れる
こんな感じを期待するのですが、この蕎麦の場合はダシの香りが強く、香りの残留が長いのです
なので蕎麦の香りが隠れてしまう
薬味は葱と山葵
葱特筆なし
山葵も特筆なし
香り辛味ともに特徴が無い
記憶に残らない味と香り
山葵を少量箸の先につけて舐めます
汁の味に飽和した味覚をリフレッシュ
そして再び蕎麦を手繰って・・・・
やはり大盛りでないと物足りない
おかわりセイロの設定がないのも残念
蕎麦湯はニュートラルに茹で湯 、さらっと口の中をリフレッシュ
手打ちそば処 瓢亭
0551-22-4359
山梨県韮崎市穂坂町宮久保934-2
[月~金]11:00~21:00
[土・日・祝]11:00~14:00 & 17:00〜21:00
定休日 火曜日
やたら硬い蕎麦に戸惑う 小淵沢の蕎麦 手打ちそば処 藤亭 [山梨の蕎麦]
この日は信州諏訪郡のお客さん
中央道の小淵沢ICで降りて高原の道を楽しみながら向かいましょう
おっと、その前に昼ごはん
向かった先は・・・・・
藤亭
温泉ライダーに変身して八ヶ岳周辺に来た時は小淵沢ICをよく利用します
帰り際に何時も前を通る蕎麦屋さん
バイクもいっぱい停まっていて人気店かなと気になっていました
でもなかなか行く機会が無かったのです
しかし、まさか仕事の途中で行くことができるとは
バイクに乗りながら横目で見ていたテラス席
休日はいっぱいのお客さん、待つのも嫌なので何時もスルーしていました
この店は11時開店
入店は11時15分でした
昼ごはんには早いのではないかって?
いやぁ早弁好きなさる1号、外での昼ごはんも早めです
早い方が空いていてゆっくりできますしね
おしぼりは布でしたが、お茶は緑茶
やはり蕎麦茶が欲しいです
緑茶のタンニンは蕎麦の香りの邪魔をしますから
信州と山梨の県境、小淵沢は山梨川
となれば鳥のモツ煮が食べたくなります
でも・・・ビールが欲しくなりそうだから我慢^^;
品書きを確認しましょう
もりが750円、大盛りは150円増しです
もりとかけの値段が違うのは珍しいですね
たいてい一緒の価格なんですが
オーダーは大盛り、もりの大盛りです。
暫く待って大盛りの登場
石臼挽き全粒粉で打つ二八の蕎麦
中細な感じの蕎麦はスクエアな断面を持っています
表面は透明感があって綺麗な表面
エッジもしっかりしていました
早速蕎麦のみで手繰ってみましょう
一箸つまんで唇に蕎麦の端を咥え、臍に力を込めて一気に啜ると・・・
豪快な啜る音が蕎麦屋に響き渡り、勢いよく啜られた蕎麦は香りを鼻腔送ります
中細の蕎麦は唇の滑りが悪いですから余計に力を加えて啜るのですが
それが余計に香りを鼻の奥に飛び込ませるのです
啜った蕎麦を噛みきります
かなりしっかりした蕎麦
噛んだ時にだらしなく潰れる感触はありません
また噛みきった時に跳ね返るような弾力は皆無
ただ・・・硬い
奥歯に送り咀嚼します
確かに硬い
弾力はありません、ただ硬いです
茹でが不足しているような生煮えの硬さではありません
蕎麦そのものが唯硬い
水分不足?
自分で打ったことが無いので理由は解りませんが、やたら硬さだけを感じます
啜った時は香りを感じましたが、噛んでいるときは硬さばかりが気になって香りを感じることができませんでした。
汁を確認します
一口含んで舌の上に
やや甘めで甘さが先に来ます
ダシの香りはよく感じますが、凛とした輪郭はありません
柔らかですが、旨みの厚さはやや薄め
蕎麦を汁に浸して啜ります
蕎麦をどっぷり浸けないと蕎麦の甘味が引き出せない感じがしました。
実は蕎麦の香りを楽しむ為には汁にはあまり浸したくないのです
ダシの香りの方が強いので蕎麦の香りが隠れてしまいますから
ダシの香りが引いて後に蕎麦の香りが湧き上がってくるのが理想と考えていますが
ダシの香りの強い汁にどっぷり浸けをしてしまうとダシの香りが引いた頃には蕎麦の香りも残っていない状態に・・・・
これでは楽しくありません
ダシの強め汁は濃くして、蕎麦に浸ける量は少なめで啜る
薄目の汁が良いのであればダシの香りも薄目にしてどっぷりと(どっぷりは好きじゃないけれど^^;)浸す仕様に
蕎麦汁のダシと濃さの関係も難しいバランス
蕎麦を啜り続けますが、どうしても気になるのが蕎麦の硬さ
その食感に香りを感じるどころではないのです
自分の好みとは違う蕎麦
硬い=コシがある ではないのです
自分が考えるコシがあるとは、表面は柔らか、でも弾力があって噛み切る最後の瞬間にしっかりした抵抗感
この抵抗感は硬さではありません噛み応え感なのです
薬味は葱と山葵
葱は細いスライスでなかなかのモノですが透明感がありません
山葵は普通な感じで特筆無し
一気に食べますが・・・
最後まで硬さに違和感がありました
蕎麦湯は普通に茹で湯、さっぱり味を楽しみます
手打ちそば処 藤亭
0551-36-3921
山梨県北杜市小淵沢町10255
11:00~15:00
定休日 木曜日
お店にいいのが置いてありました
温泉ライダーの参考にしよう^^
潔い二品の品書きと香り溢れる蕎麦 河口湖の蕎麦 手打ち蕎麦 とも花 [山梨の蕎麦]
遅めの昼ごはん、何が良いか下の娘に聞くと蕎麦が良いと
吉田うどんにしようと思ったんだけどなぁ・・・・^^;
(実は食べた事が無いのです)
でも蕎麦は好物、帰りルート上に美味しい蕎麦屋さんは・・・・目的地を決め、そこに辿り着く効率的な道を考えます。
いろいろ考えていたら左折すべき場所を真っ直ぐに
道を間違えたのは解ってはいるが、Uターンするのは癪
まぁ、走れば何処かで左折できるだろう
と走っていると、意外と左折可能な場所が無い
意地で更に走ると何やら渋い小さな建物
蕎麦屋だ!
雰囲気は悪くない
ならば此処に決定
思いもかけず新規開拓ができました
いやぁ、たまには道も間違えるもんだなぁ^^
下の娘に此処にすると言うとちょっと不安げな表情
”知らない店なんでしょ?此処にするの?”と
そう、彼女は知っている
お父さんは行き当たりばったりのチャレンジャー
冒険好きで直ぐに飛び込んでいくけれど・・・・
その多くは後悔を伴っている
でもね、食べなきゃ解りませんから
駐車場は砂利
建物に向かって左側が駐車場、右側は何とテラス席
蕎麦屋にテラス席とは・・・
入口、暖簾は藍
右側にテラス席の端っこが見えています
屋根は簾程度、夏の陽射しを防ぐには役不足
かなり暑そうです。
テラス席には既にお客さんが座っていましたが、凄く暑そうでした。
気の毒で写真自粛^^;
新蕎麦の季節だったら良いかも^^
営業中を示す看板がオカモチ
いい感じですね。
ブタの蚊取り線香がまたいい雰囲気
やはり蚊取り線香にはブタですね
しかも白で背中にぶちがある奴
色が付いていたり、ポップな模様の付いたブタもいますが、あれは邪道
蚊取りブタはこれです^^
蚊取り線香に鉢植えの朝顔
簾がさがり、風通しがいい建物は昔の家屋
凄く懐かしい気分になります。
店内は広くありません
4人用の卓が3卓、2人用が1卓
茶室的狭さの個室に1卓です。
品書きの表示は店内に此処だけ
そこに書かれる品は二つのみ
何と潔い
ここまで潔い品書きは初めて見ました。
もり
辛味大根
このシンプルさ、美を感じます
エアコンなんて要りません
風がよく通って気持ちいいです
4人用が空いたと見るや、外で暑さに耐えていたご一行が中に移動
そりゃそうです。外で座って蕎麦を待っているなんて拷問です。蕎麦の味だって半減でしょう
出される茶は熱いです
甘やかしませんねぇ
でも、暑いときには熱い物、体にはこの方が良い
体を撫でてゆく風が気持ちいい
静かな室内
ずっと座って外を眺めていたい
そんなふうに思うぐらい心地いい風
部屋の広さも丁度いいのでしょう
凄く落ち着きます
蕎麦の到着
下の娘はもり
自分は辛味大根・・・・と迷いましたが、自分の拘りに従ってもりにしました。
ブルーベリーの食べ過ぎで、それほど腹は減っていませんから1枚で十分です。
普通の腹具合だったら二枚いきたくなるかも^^
蕎麦は極細、スクエアな断面を持っています。
表面に星は無く、艶やかな蕎麦
早速蕎麦のみで手繰ります
ひと箸持ち上げて口に中に、そして一気に啜ると・・・
見た目に以上に細く唇に感じ、抵抗無く喉に飛び込んでゆきます。
啜った瞬間から蕎麦の香りが広がり、鼻腔の奥まで香りいっぱいに
夏の蕎麦なのにこの香り
これが新蕎麦の季節だったら・・・
噛み応えも良い感じ
だらしなく潰れる事はなく、しっかり抵抗感があります
噛み切るとコシを感じさせながら切れますが、断面の跳ね返りはありません。
でも僅かに跳ね返りの気配は感じますが、極細なので目立たないのでしょう。
奥歯で潰すと蕎麦の甘みが溢れ、至福のひと時
汁を確認しましょう
一口含み舌の上に
濃く、そして重いです。
甘味が最初に強く感じ、塩気が後を追いかけます。
酸味は隠れ、所在が不明
ダシの香りも甘味の下
田舎蕎麦だったらこの重い汁が合いそうですが、この細い蕎麦には強すぎなのでは
そのまま飲み続けるには濃すぎ
自分が丁度いいと感じる濃さ、それはギリギリそのまま飲み続けられる濃さ
その濃さが蕎麦の香りを一番引き出せると感じています
この汁、ひょっとしたら辛味大根を入れると丁度いい感じになるのかも。
それを前提にしているから甘さが強めなのかもしれません
甘さでマイルドになる辛味
大根おろしが加わる分薄まる汁には強めの塩気で補強
う~ん、これは辛味大根ともりの両方を頼むべきだったのかも
次回訪問時は確かめたいですね
薬味は葱と山葵のオーソドックスなタイプ
葱は何処までも白く、綺麗です
また器が葱の白さを引き立たせていい感じ
山葵は粒粒を感じる粗挽山葵
口直しに箸先に付け、舐めてみます
口の中に広がる鋭い辛味
香りは強く感じません。感じる前に辛味で味覚飽和
重い汁にだれた味覚をリフレッシュできますが、鼻の奥を突き抜ける辛味に涙が溢れます
蕎麦を汁に浸け、一気に啜ります
蕎麦の半分を浸けると汁の味ばかりで蕎麦の香りを感じません。
四分の一浸けるくらいが一番蕎麦の甘みを感じました。
この汁、やはり辛味大根を試すべきですね。
蕎麦湯
強く白濁したドロリとした湯
香りの良い蕎麦湯でした
眩しい夏の空
朝顔、蝉の音に金魚鉢
夏だなぁ。。。。
スイカを食べたくなる風景です^^;
金魚鉢に金魚が居ないのが残念
手打ち蕎麦 とも花
0555-72-1796
山梨県南都留郡富士河口湖町船津7228-1
12:00~売切れ次第終了
定休日 木曜日
完全禁煙