汁の美味しい蕎麦 郡上八幡の蕎麦 俄 (ニワカ) [岐阜の蕎麦]
(帰省記事の補記事です。)
二手に分かれ自分と下の娘は気になった蕎麦屋さんに向かいます
この蕎麦屋さん、以前来た時は無かったはず(存在していたのなら絶対に気づくはずだから)
一寸観光地仕様な雰囲気もありますが、それでも良い雰囲気は確かにあるのです
気になった以上、確かめないといけません
店内は座敷とカウンター席
カウンター席の椅子が蕎麦屋の雰囲気じゃないように思います
それに気になるのは・・・カウンター席、あの段差は凄く危険なのではないでしょうか
事故が起きなければいいのだけれど・・・・
あの高さから後ろにひっくり返って後頭部を床に強打したら無事では済まないでしょうね
内装のデザイナーは安全をどう考えているのだろう
カウンターではなく座敷に案内されました(ホッ^^)
出されるのは水、蕎麦茶じゃないのは残念
冷たい蕎麦茶だったらポイントが高かったのに・・・
でもおしぼりが布なのは良いですね
個室もありました
この個室が結構いい感じ
窓の下を流れる渓流の音を聞きながら蕎麦を手繰るのは気持ちいいだろうなぁ
今回案内されたのは個室ではなく大広間
個室では無かったのは実に残念と思う出来事がこの後におこります^^;
品書きを確認
二八と十割、十割は二十食限定
ランチタイムの終わりギリギリの時間ですから限定は望めず二八をオーダーしました
セットもの
古地鶏と合鴨の石焼が売りの店のようですね
温かい蕎麦類
蕎麦は温か、冷たい共に、かけ(もり)、辛み大根、とろろ、の三種勝負の潔さ
これは期待できそう^^
イチオシのセット、これにも石焼が付いています
自分の周りの人たちは皆これら石焼が付いたセットものをオーダーしていました。
二八のもりが到着
蕎麦は細打ち、断面はスクエア・・・・と言いたいのですが、エッジが甘すぎ
断面が丸と言いたいぐらいにエッジがありません
蕎麦の表面に大きな星は無く、上品な蕎麦
ますは蕎麦のみで手繰りましょう
蕎麦を一箸つまみあげ、唇に咥えて一気に啜りあげます
啜ったときに感じる香りは少ない
夏の蕎麦(訪問は八月)だなぁと感じる香り
でもこの時困ったことが
実は香りが解り辛い状態にあったのです
まわりで食している石焼、この匂いの強い事
脂の焼ける強い匂いは蕎麦の香りを隠してしまいます
地鶏に合鴨、この匂いからすると結構濃厚な味なのでしょうね
凄く美味しそうですが・・・・ここまで濃厚なものを味わった後では蕎麦の繊細な味は感じる事ができないのではないかな
蕎麦で一杯飲むなら石焼のあるセットも良いかもしれませんが(酒で口の中の脂を除去できそうなので)
汁の味を確認しましょう
汁を少量唇に付け、舌先で味を確認します
旨い、最初に感じるのはダシの存在感
スッキリしたダシの旨みに舌が喜びます
そのダシに負けない厚みのある旨さ
濃厚で香りのある汁ですね
濃厚でも辛くはありません
優しく厚い味わいの汁
この汁、和食出の料理人かな
蕎麦屋出の料理人と和食出の料理人では汁の味の組み立て方が違うと某蕎麦屋さんで聞いたことがあります
和食出の料理人の汁はダシの香りに特徴があると、その蕎麦屋の親父さんは言っていました。
蕎麦を汁に浸けて啜ります
濃厚な汁の旨みに蕎麦の香りが沈んでしまいますが、汁が美味しい^^;
新蕎麦の季節に食べてみたいですね
蕎麦の噛み応えはそれ程強くありません
反力は少なく、噛み切った時に顎に感じる心地よさは少ない
潰れる時もあっさり潰される感じ
もし蕎麦が太かったらだらしなく潰れるように感じるでしょう
でも細いのでそう感じる前に潰し終えるのです
蕎麦より汁が得意なお店なのかな(やはり和食出なのか?)
薬味は妙に大きな薬味皿に乗ります
葱は・・・ちょっと残念
もっと透明感が欲しい
透き通るような薄さで瑞々しく輝くようにスライスした葱がいい
この葱では物足りない
山葵は普通に価格相応、特質無し
大根おろしは普通の大根、これはつまらない
この大根では濃厚な汁の相手は約不足
辛み大根でないと釣り合わないように思います
それにしても何故梅干しが・・・・
蕎麦は汁に半分位を浸け、一気に啜ります
ダシの香りとうまみをたのしみました
出しの香りは周りの石焼の匂いに負けないのです
でも蕎麦の香りは沈んでしまいました
残った汁に蕎麦湯を注いで味わいます
ダシがよく効いた汁
蕎麦湯で割っても凄く美味しい
全部飲み干しました^^
俄 (ニワカ)
0575-67-2286
岐阜県郡上市八幡町殿町172
11:00~14:00 17:00~21:00
定休日 月曜日
今年の春に開店したそうです
折角の三連休でしたが疲れが重く体にのしかかり、遠出をする気分になれません
なので安息日と決め込んでまったり過ごす事に
まったり過ごすはずでしたが
体がSOWAsowaで、いろいろGOSOgosoと
洗車して、ワックスもしっかりかけて
景色が写り込むのは気持ちいいですよね
A4、今回も車検を通します
不調な場所は何処も無いし買い換える理由もないから
Dにとっては上客とは言えない客ですよね^^;
Dにメンテ持っていくときは車を徹底的に磨きます
その方が触る方も気持ちいいですし
自分は機械の修理を仕事にしているのですが
綺麗な機械だと気分がいいです
反対に
汚れた機械はハッピーな気分になれません
無論汚れていでも手は抜きませんが
綺麗だと+αをしてしまうのも事実^^
この三連休は地元のお祭り
下の娘と奥さんは晩御飯は要らないそう
なので上の娘と駅前の廻らない鮨屋さんに行ってきました
廻らなくても価格は廻るのと同等なので財布に優しいのです
廻る店と違って落ち着けますし、地酒もあるのが良いですね
折角の徒歩圏内ですから飲みたくなりますよね
鮪尽くしを頼んで八海山を飲みます
上の娘のオーダーはこのセットからスタート
あとは単品で都度オーダー
大好きなカマ焼きでもう一杯^^
血合い、大好きなんです
酒に強い方ではないさる1号
二合も飲めば上機嫌
三合目に行く頃には・・・・
それ以降の写真は撮り忘れ
単品各種や刺身類
これだけで独立記事にしようと思ったのに・・・・
懐かしいコロ蕎麦 明智の蕎麦 やまだや [岐阜の蕎麦]
帰省記事の追記事です・・・
大正村に向かう途中で見つけた蕎麦屋さんの看板
昼ごはん先は何処にするか既に予定していましたが、其処はなんと定休日
これも縁と喜んでUターン
看板の蕎麦屋さんに向かいます
県道から山道に入って・・・・
迷ったかなと不安に思う頃
到着
店の前には車一台置くのがやっと
すこし下った場所に数台車が置けそうな場所がありましたので其処も駐車場なのかも
車から降りた途端、下の娘が大騒ぎ
アブに追っかけられている?
山の中だからねぇ(笑)
虫が苦手な下の娘、ちょっとドキドキものの場所のようです
暖簾
暖簾が無かったら蕎麦屋かわからないどころか、お店か否かもわかりません
昼間のみ営業のようです
さぁ、奥に行ってみましょう
ん~、手作り感いっぱいでいい雰囲気^^
我流味ですかー
気になりますね
蕎麦じゃなく生ハムとワインってのもいいなー
一瞬、何の店なのか解らなくなりかけましたが、蕎麦屋で間違いないようです^^:
お勧めメニューが美味しそう
中から外を見ると格子戸がいい雰囲気
落ち着きます
エアコンじゃなく、扇風機が頑張っているのもいい感じ
店内、テーブル席と座敷があります。
座敷は普通に住宅の座敷
その縁側にはテラス席
品書きを確認します
蕎麦は二種のみ
盛りORコロです
コロ・・・懐かしい
東海地区でしか見かけません。
東濃地区発祥だそう
「ころ」は「香露」。
醤油・味醂だけの返しの「香り高いつゆ」が語源
コロ蕎麦=冷しぶっかけ蕎麦の意味なのですが、でも=じゃない
冷やしタヌキ等の冷やしぶっかけ蕎麦は別メニューにありますから
自分が昔バイトしていた蕎麦屋さんは明確に区別していました。
汁が違ったのです。
冷やしタヌキ等の冷やしぶっかけは辛口の汁
でもコロの冷やしぶっかけは甘口の汁
蕎麦以外は岩魚の塩焼きや我流味の燻製^^
へぼ、懐かしいなー^^
幼稚園ぐらいの頃、爺ちゃんの膝の上で晩酌の肴のへぼをつまみ食いしていました。
見た目グロですが美味しいですよ
これとイナゴの甘露煮も好きだったなー
あっ、へぼって言うのはクロスズメ蜂の子です。平たく言うと蜂の蛆虫
幼虫だけでなく、羽の生えたのも一緒に煮られています
どんなものかは→ここ
へぼを肴に青竹徳利の燗酒なんかいいかも
冷たい蕎麦茶とお茶請けの山椒
照明の感じが丁度よくて寛げます
外からの風がいい感じに中に入ってきます
大雨警報が発令される程の雨でしたので湿気もかなりありましたが
いい風でした。
お茶請けの山椒と菜の煮たのを食べながら蕎麦を待ちます
山椒のいい香りが食欲を刺激
ご飯が欲しい^^
下の娘のコロ蕎麦
量はそれ程多くありません
いや、単に器がデカイだけかも^^;
この店のコロは具はシンプル
シンプルな方が蕎麦の味が良く解かりますね
薬味の山葵は別添え
盛りの到着
滑らかな表面の蕎麦は透明感があります
断面はスクエアでエッジはしっかり、幅も揃っています。
これは好みのタイプ
これで細打ちだったらど真ん中だったのですが^^;
早速蕎麦のみで手繰ってみます
太目ですから喉越しはそれほど良くありません
滑らかな表面ではありますが、太さが邪魔をして気持ちよく唇を滑って行かないのです
噛むごとにしっかりした蕎麦の香り、咀嚼してゆくと蕎麦の甘みが広がります。
噛み切るとしっかりしたコシを感じます。
前歯で噛み切った瞬間、その断面にやや強い跳ね返りを感じました。
もうちょっと従順な方が好みかな
まぁ太さがそう感じさせるのかもしれません
汁を確認します
少量口に含み舌先に送って・・・
最初に強く出てくるのは甘味
強く感じます。
その甘味に負けないのが酸味
塩気はあまり感じません。
負けてしまっています。
ですから輪郭がぼやけ、ぽてっとした感じ。シャキッとした汁ではないのです。
これはひょっとしたらコロの汁?
盛りとコロ、二品だけの店
この規模ですからそれぞれ汁を変えてくるとは考えにくいです
手間がかかりますからね。
ですから同じ汁を使っているのかも
蕎麦を汁に浸けて啜ります
甘い汁ですからどっぷり浸けてはいけません
軽くつけて啜り、よく噛みます
汁の甘み故、ちょっと重く感じますが重さが引けばダシの旨みが現れます
それが引くと同時に蕎麦の香りが立ちあがって来るのです。
甘く重い汁ですから舌が疲れます
こんな時は山葵でリフレッシュ
薬味は山葵と葱
葱は極細ではありませんが綺麗な幅で丁寧にカットされていました。
箸先に乗せて舐めます
山葵は瑞々しさが無く粒粒が目立ちます
かなり粗めのよう
そのせいか香りは少なく辛味が強く出ていました。
気になったのは蕎麦がくっついていた部分があったこと
茹でる時の箸さばきに難があったのでしょうか
エッジがしっかりした蕎麦で、蕎麦の幅も揃っていただけに残念でした。
蕎麦湯
普通な感じの蕎麦湯です
甘めの汁を蕎麦湯で割ると美味しいです
一杯目は汁を割って
二杯目は蕎麦湯そのものを楽しみます
サービスで出していただいた甘味
板状の蕎麦とブルーベリージャム
小豆あんw蕎麦は何度も経験していますが
蕎麦をジャムに合わせたのは初めて
これが意外と悪くないのです
ブルーベリーの酸味が蕎麦の香りとあうとは思いもしませんでした。
カスタードも乗せたいな^^
十割蕎麦と岩魚 やまだや
0573-54-2901
岐阜県恵那市明智町野志424-1
11:30~14:00
定休日 水曜日&木曜日
今は夏、蕎麦の香りが一番弱い時期。
この時期でこの香り、さすが十割蕎麦
秋、新蕎麦の頃にも来てみたい
でも・・・遠いなぁ