戸隠そばと香る週割蕎麦 豊田・竹生町 手打ち蕎麦くくり [愛知の蕎麦]
この日は愛知は豊田に出張
午前中に案件を片付けたら昼ごはん
何処に行こうかといろいろ調べてみると良さげな蕎麦屋さん、”くくり”がヒット
行ってみることに
ナビに電話番業を入力、後はナビ任せ
目的地近くに到着、左折後細い道に入ります云々と案内してくれるけれど左折した先に店はありません
真っ直ぐ先にあるお店がそうじゃね?
ナビって変な案内しますよね
駐車場に車を駐め、入店すると・・・
う〜む、Art nouveauな雰囲気だなぁ
カウンターテーブルの曲線が渋い
もっと渋いのはカウンター席の椅子だけれどね
これってお茶の箱?
面白過ぎでしょ^^
蕎麦屋の雰囲気じゃないね
でもこの内装、嫌いじゃないな
特にカウンター席付近が素敵だったのですが、案内されたのはカウンター席じゃなく
和室でした^^;
こっちは蕎麦屋として違和感はないですがカウンター席と比べちゃうとつまらない
カウンター席が良かったなぁ
あのお茶の箱に座りたかったなぁ
品書きを確認します
戸隠そばのお店のようですね
初めての訪問ですから”モリ”と決めています
ここで問題なのは二八にするか十割にするか
迷いますが・・・そう、迷ったら両方^^
大盛りの上に特盛もあるのがいいですね
昼会席と
夜会席
アルコール類
蕎麦飲みしたいですが車なので飲めません><
ざる蕎麦の二八と十割をオーダーしました
先に二八、後で十割と順番も指定
蕎麦茶とおしぼりが置かれ、そしてお茶のアテい蕎麦あられも
これは嬉しい
ぽりぽりとお茶受けにいただきます
いい食感
二八のざる蕎麦の到着
戸隠そばの特徴の”ぼっち盛り”で盛られた蕎麦は断面がスクエアな細打ち
艶やかでみるからに喉越しが良さそうです
戸隠のこの”ぼっち盛り”、一人前は五ぼっち盛られますが、この五というのは戸隠神社が五社あることに由来し、ざるの上で五つの神社を表しているという説もあるそう
そしてこの”ぼっち盛り”の”ぼっち”ですが、”ひとりぼっち”の”ぼっち”だとか
”ぼっち”を漢字にすると”法師”(または坊主)
戸隠の山に一人籠って修行した法師の”独り法師”のことだそうです
まずは蕎麦のみで手繰ります
唇に軽く加え一気に啜り香りを確認
啜った瞬間から香りが立つような感じはありませんが噛むとしっかりそばの甘味と香りが湧き出ます
噛み応えよく、だらしなく潰れるような事はありません
喉越しは期待通り
唇の滑りも良く勢いよく喉に走ってゆき心地いい
卓上の小さな紙に塩で食べることを勧めていましたのでまずは塩で食べてみましょう
小皿に塩が盛られます
この塩を少々ふりかけて食べると蕎麦の甘味を強く感じられますが、塩の量が難しい
次に汁を味わいます
一口少量含んで舌先へ、途端出汁の香りが広がります
柔らかな味でバランスよく、どれか一つの味が前に出過ぎる事もありません
薬味は葱と山葵、それに辛味大根
大根がちゃんと辛味大根なのは嬉しいですね
山葵も香りよく瑞々しさも問題なし
葱のスライスも綺麗です
蕎麦を汁に浸けいただきます
汁の濃さも適度で蕎麦の半量を浸けるぐらいが一番蕎麦の甘味を引き出せました
薬味なしも美味しいですが、辛味大根を少量乗せた蕎麦の裾を少量汁に浸け一気に啜るとこれがまた滅法美味い
味覚が飽和すると山葵を少量舐めて味覚をリフレッシュ
そしてまた蕎麦を味わいます
七味も一緒に盆に乗せられていたのは流石ですね
冷たい蕎麦で七味を出してくれるところは滅多にありません
七味だと蕎麦の香りを邪魔しないですからね
山葵だと強過ぎますから汁に入れるなら山葵より七味の方がいいかも
そして十割蕎麦も到着
十割蕎麦はぼっち盛りじゃなく、普通の盛り方
こちらも断面がスクエアな細打ち
二八よりもキリッとした感じがあります
エッジも十割の方がシャープな印象
まずは蕎麦のみで味わいます
啜った瞬間から鼻腔を酔わせる蕎麦の香り
さすが十割、よく香ります
喉越しも十割にしては良好でコシもしっかりして噛み応えも心地いい
ちゃんと長さがあるのもいいですね
次に汁に浸けていただきます
二八より蕎麦が強い分、深く浸けても大丈夫
蕎麦の香りと汁の旨味を存分に味わいます
当然ながら味覚のリフレッシュは必要になります
辛味大根の辛さ具合がまた丁度いい
トッピングすれば良かったな
食べ終えた頃に蕎麦湯が到着
ややドロリの白濁した蕎麦湯です
残った汁を割っていただきます
手打ち蕎麦くくり
0565-77-7037
愛知県豊田市竹生町4-58
11:00~15:00(L.O.14:30) & [金.土]17:30~21:30(L.O.21:00)
[日] 17:30~20:30(L.O.20:00)
定休日 月曜日 & 第三火曜日
帰りの新幹線
またまた”新幹線スゴイカタイアイス”を購入
買ってから15分睨めっこしてからじゃないと硬くて食べられないというアレです
今回は期間限定の苺アイス
で、ワゴンのお姉さんから「専用のスプーンがありますが如何ですか」と言われて買ってしまったのがこのスプーン
600円もしました^^;
どんな硬いアイスでもすーっとスプーンが入るのだそう
まさに”新幹線スゴイカタイアイス” のためにあるようなスプーン
早速試してみます
デフォで付いてくるプラのスプーンをアイスに突き立てますが、まったく刺さりません
表面に傷一つ付かない
それ程までに硬いアイスなのですが
このスプーンを突き立てるとすーっと入ってゆくではありませんか
w( ̄△ ̄;)w スゴイ
アルミ製で手から伝わる体温でアイスを程よく溶かし、入ってゆくのだとか
買ったのはいいけれど、この後どうしよう
新幹線アイス用なのだから出張に持ち歩く用のケースが欲しいな
裸で持ち歩くわけにはいかないし・・・・
ウチに置いておいたら奥さんにアイスのおまけのスプーンと勘違いされて捨てられそうだ
武漢肺炎こと新型コロナが猛威をふるうせいで
飲食店が営業時間短縮
早い時間に閉まってしまうので
晩御飯難民になる場合も
昨晩は水戸の駅前の宿で宿泊
でも19時半がLOで
難民になりかけました
ちょっと閉店時間が早過ぎない?
この状況
いつまで続くのだろう
蕎麦湯で始まり蕎麦湯で〆る 渋さに唸る 刈谷 そば切り 天手古舞 [愛知の蕎麦]
で、名古屋出張の続き
この日は名古屋から刈谷へ
刈谷は初めての場所、ランチ先の事前調査をする余裕もなく出張に来てしまいましたので何処に行ったらいいのかMagoMago
GuzuGuzuしているとランチタイムが終わってしまいますから急がなければ
Siriで蕎麦屋を探すと近くにありましたから行ってみます
外観は結構地味
入り口には藤ですかね、これが鬱蒼な雰囲気
蕎麦屋なのかな?ここでいいのかな?とちょっと不安になりますが
近付くと蕎麦の文字
縞々暖簾を潜って入店
土間とは懐かしい
奥の部屋に古びた時計も見えて、なかなかいい雰囲気
で、まず席に案内され供されたものがまた渋い
お茶じゃありません
蕎麦茶でもありません
何と蕎麦湯
ムムッ、なかなかデキル
思わず唸りました
茶じゃなく蕎麦湯を出してくるところなんざ渋いね
品書きを確認します
初めての訪問ですから”せいろ”と決めていますが、品書きを眺めるのは楽しみの一つ
見ればだいたいどんなコンセプトの店かが判りますからね
せいろ(細打ち)と深山(田舎蕎麦)とで悩みますが、今の時期は蕎麦の香りは期待できません
喉越し優先となりますから細打ちをオーダー
大盛りにしました(蕎麦だけは大盛り禁止を除外なのです)
変わり蕎麦もいろいろあり、二色または三色で選べます
皮がそばがきの伊吹だんごが気になる〜
と、ここで汁と薬味が到着
そして続いて”せいろ”の大盛りが到着
蕎麦は断面がスクエアな細打ち
エッジがしっかりとしていて見るからに喉越しが良さそうな感じ
まずは蕎麦のみで手繰ります
香りは弱め、啜った瞬間から香り立ち上る感じはありません
が、これは季節的に仕方ないかな
唇の滑りは見た目と違い意外と抵抗があって、喉越しは今ひとつ
噛めば適度な反力があり、噛むのが心地いい
次に汁を味わいます
少量唇に含んで舌先へ
ふわっと出汁の香りが口いっぱいに広がります
出汁先行な味わい
濃さは適度、旨味の厚みもしっかりあって細打ちの蕎麦と相性が良さそう
蕎麦を汁に浸け、手繰ります
出汁の香りが広がった後、蕎麦の甘さと香りが顔を出す感じ
蕎麦と汁、バランスが取れています
薬味は葱と山葵、そして大根おろし
大根おろしの大根は普通の大根
辛味大根ではありません
辛味は無く、締まらない味わい
味が薄いというか・・・
これを薬味として入れる意味はあるのか疑問
山葵は瑞々しく香りも満足
味覚が飽和したら山葵を少量舐めてリフレッシュ
辛味のない大根も試しましたが大根おろしでは味覚はリフレッシュできません
やはり大根は辛味大根であって欲しい
蕎麦湯は適度なタイミングで登場
サラリとした蕎麦湯です
まずは残った汁を蕎麦湯で割っていただきます
2杯目は蕎麦湯のみで
蕎麦湯で始まり蕎麦湯で〆る、なかなか渋い蕎麦でした
ただ季節的に香りが少なかったのは残念
新蕎麦の季節にまた来たいな
深山も気になるからね
天手古舞 (てんてこまい)
0566-23-7857
愛知県刈谷市稲場町6-813
11:00~14:45&17:00~20:30
定休日 月曜日&10日