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久々にお気に入りの蕎麦を楽しむ 横浜・南区 三吉橋 小嶋屋 [神奈川の蕎麦]

何だか妙に蕎麦の気分 
無性に美味しい蕎麦が食べたくて


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下の娘と二人で留守番だった休みの日のこと
今日のお昼ご飯は何にしようか?と、下の娘に問うと蕎麦が食べたいと嬉しい事を言います
新蕎麦の美味しい季節、解ってるねぇ^^
美味しい蕎麦じゃないとダメと言うのであれば行く場所は決まりました
三吉橋、小嶋屋です
下の娘が求めるものは喉越しと香り
バランスのいい蕎麦が好みなのです
そう言った事を考えても小嶋屋
横浜市内では自分の一番のお気に入りですから
お気に入りなのですが実は行くのは数年振り^^; 


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最寄りの駅は地下鉄ブルーラインの阪東橋
ウチからは歩いて行かれる距離ではありません 
地下鉄に乗るかAudi君かベスちゃんに出動を願う必要があります
地下鉄で行って蕎麦飲みがしたいですね^^ 
で、下の娘に言うとレポートが溜まっているので飲めないと・・・・残念ーー;)
一人で飲めばいいじゃんって言ってくれますが、飲むのと飲まないのではペースが合わないですからね
今回は諦めました
飲まないならば・・・・Audi君で行こうか、店の隣にコインパーキングもあるし
偶には車も使わないとね
またバッテリーをあげちゃったら大変だから^^;
(ベスちゃんがウチに来てからAudi君の出番がめっちゃ減ってしまって・・・しかもコストコに行くのをやめたら更に使う機会も無くなってしまい、今や月イチどころかクオーターに一回^^;) 


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さぁ行こう、で、下の娘とすっと出かけられたのは昔の話 
今は下の娘もお出かけ前に時間のかかるお年頃
なのでちょっと遅めの昼ごはん
遅い時間でしたが行列が少々^^;
蕎麦だし回転が早いかと思いきや、皆蕎麦飲み状態
結構待つことに・・・・
団塊爺さん8人グループなどは宴会状態だし・・・・ーー;)
蕎麦屋でダラダラ飲むのは野暮ってもんだぜ
しかも声がデカイし・・・ 


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団塊爺さん達が帰って、その席に案内されました
武漢肺炎こと新型コロナ対策でテーブルは消毒されますが、それだけじゃなく空気も入れ替えて欲しい気分
あんなにも大声で騒いでいたのですからね
ウィルスが空気中に漂っていそうだ 


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ここは高橋邦弘氏率いる達磨一門のお店、大盛りはありません
足らなければもう一枚頼むことになるのです
達磨一門ですから蕎麦は二八
自分は”もり”と”田舎”の二枚をオーダー
下の娘は三色もり、さらしな、もり、田舎の三種が楽しめるセット
 


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飲まないけれどチェックしちゃいますね^^  


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次来るときは蕎麦飲みしたいな  


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そのときは厚焼き玉子に  


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焼き味噌で飲んで〆にもりって感じかな  


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などと妄想していると・・・田舎の到着
太く黒い野趣あふれる蕎麦
まずは蕎麦のみで手繰ります
太いですから啜る事はできません
なので箸で送るように口へ
啜らないですから香りはあまり感じませんが、噛むごとに蕎麦の甘みが溢れます
そして噛むことによって蕎麦の香りが湧き出る感じ

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次に汁を味わいます
少量唇に含んで舌の先へ
濃く重めの汁
塩気、酸味、甘味、香りなどどれかが前に出過ぎることもなく調和のとれた味わい
円やかですがぼやけることもありません  


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次に蕎麦を汁に浸けいただきます
濃いめの汁ですが蕎麦は田舎、浸す加減はちょっと深めがいい感じ
蕎麦の甘みと香りを引き上げてくれます 


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薬味は山葵と辛味大根、そして葱
葱のスライスが見事
細く透明感があって綺麗です
山葵がまた美味しい
香りよく、味覚が飽和した時に山葵を少量舐め味覚をリフレッシュするのですが、このリフレッシュが心地いいのです 


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下の娘の三色
最初にさらしなが到着  


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さらしな、綺麗ですね
下の娘はさらしなを食べるのは初めて
香りがないって?、蕎麦の実の中心部分だけだからね
香りが上品だからガツンとは感じない
でも蕎麦の甘さを感じるでしょ^^ 


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細打ち(もり)も続いて到着  


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自分にも細打ち(もり)が到着
薬味と汁も新規で用意されます 
蕎麦は断面がスクエアな細打ち、表面は艶やかで見るからに喉越しが良さそう 
まずは蕎麦のみで手繰ります
唇の滑りもよく、喉越しが心地いい
思わず啜りにも力が入ります
そうすると啜り送られる蕎麦の速度も上がり、蕎麦の香りが鼻腔により届くようになるのか啜るごとに蕎麦の香りが増していくような感じ


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次に汁に浸けていただきます
濃い汁ですから少量浸す感じ、蕎麦の三分の一位を浸す感じが一番蕎麦の香りを感じられました 


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下の娘の田舎蕎麦も到着
三色もり、結構量はありますね  


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蕎麦湯も到着  


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ドロドロタイプです  


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残った汁を割っていただきます
二杯目は蕎麦湯のみで
美味しかったです
また来ます^^  


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三吉橋 小嶋屋 
045-261-0391
横浜市南区中村町3-188-9
11:30~15:30&17:00~20:00 

定休日 月曜日

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腰のリハビリに北鎌倉散歩 紅葉と季節外れの幽霊と [そうだ鎌倉、行こう。(KAMAKURA)]

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癖になってしまっているギックリ腰、11月の中頃にやらかしました 
三連休は京都に行くはずだったのですが、まともに歩けず無理はできないとキャンセル
初日二日目と外にも行かずひたすら安静にしていました
で、二日目の夜にはかなり楽になってきて
楽になって来ると外に行きたくなるのは仕方ない^^;
でも長時間は無理でしょうから午前中限定で出かけます
京都の紅葉が見られなかったから鎌倉の紅葉を見に行くことにしました
鎌倉の紅葉の見頃は12月に入ってから
まだ早いのですが紅葉の進み具合を確かめておかないとね
それに行きたい美術館もあって


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余程外に行きたかったのでしょうか
いつもと同じような感覚で8時半に北鎌倉のホームに降りるように出かけたつもりだったのですが北鎌倉に到着したのは8時前^^; 
8時前だと朝の早い円覚寺もまだ開門前なのです


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開門を待って円覚寺に
時間が早すぎて山門前はまだ陽があたりません(上の画像は円覚寺から出たときのものです)
山門前はほんのりと紅葉、見頃は12月の最初の週末ぐらいでしょうか


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拝観料300円を納めて中へ
境内はまだまだ緑葉優勢
選仏場の前と妙香池の前のみが紅葉している感じ
三連休とはいえ朝も早いこともあって静かな境内
落ちつきます


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京都などは朝8時過ぎで既に行列ですからね
京都に行くときは新横浜始発の新幹線に乗るのですが、8時ちょっと前に京都に着きます
まずは京都駅に近いところから攻めるのがお約束
東福寺に向かうのですが道を迷うことはありません
人の流れができていますから
境内も凄い行列
どこからこんなにも人が集まって来るのだと思うぐらいでした(C国だな^^;)


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それに比べて鎌倉は空いていていいね
まぁ、紅葉のレベルとかは京都に敵わないけれど
色彩がね、鎌倉は紅葉に鮮やかさが足らないしgradation もちょっと乏しい 
そもそもお寺のスケールも違うし^^;
でも、鎌倉のこじんまり感もそれはそれでいいけれどね


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今年の京都はC国人観光客がいなくて静かで風情あるだろうと、凄く行きたかったのです
でも関西方面の方々から頂いたコメントやニュースの情報では例年以上に混んでいたと@@;)
例年以上って・・・・C国人観光客が溢れていた時より混んでたの????
そりゃ無理してまで行かなくてよかったかも^^;  


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C国人観光客が多い場合、混む場所は大体決まっています
大きなところ、広いところ、有名なところ 
そこを外せばいい
また、特定の場所に逃げるのも一手
例えば茶室でお茶を飲むとかね
C国人団体観光客は茶室には来ないですから
でも・・・日本人旅行客が多い場合は逃げる場所が無いかも^^; 


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来年、リベンジしないとね
この秋に行かれなかったから桜の季節に行けたらいいなと計画中
それか新緑の頃、鮮やかな青もみじもよさそうだ^^ 


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円覚寺の一番奥の黄梅院までのんびり散歩
ゆっくりしか歩けませんから皆に抜かれます
爺ちゃん婆ちゃんにまで軽く抜かれるという遅さ
リハビリだからそれなりに頑張って歩いてはいるのですが^^;  


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9時になると明月院が開門します
丸窓を撮るには朝イチが基本
何故ならば遅くとも10時までには奥の庭が解放されてしまうから(その日の状況により9時半に解放される場合も)
奥の庭が解放されると丸窓を撮るのが大変ですからその前に撮らないとね
なので開門時間に合わせて明月院へ


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明月院は谷間にあるのですが、朝は総門の向こうの紅葉にいい感じに陽が当たって燃えるかのように輝きます
今はまだ緑色が優勢ですが、もう少し季節が進むとしっかり燃えてくれそう  


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拝観料は500円 
鎌倉の寺院の中ではちょっとお高め^^;
北鎌倉では建長寺も500円ですが、あちらは境内が広いですからねぇ
でもまぁ、明月院は紫陽花のメンテとか大変そうだし
お高めは仕方ないのかな


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まずは一目散に丸窓へ・・・・って言いたいところですが、抜かれる抜かれる^^;
山門前の石段を登るのに

(>.<)あう~(>.<)あう~ (>_<)いたたた..

痛くて背中が伸びない・・・(伸びないのがかえって良く無いそうですが伸びないんだから仕方ない)
こうして丸窓の前に来ると・・・ 


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既に行列  ∑(ノ∀`*)アチャー
二列に並んで撮っていますが・・・・よく見ると真ん中に柵が作られていました

柵の左右で二列なのですが、その柵は当然の事ながら丸窓の円の中心線に一致
丸窓の中心線上にある柵の左右何れかからしか撮れないと言う事は丸窓を真っ直ぐには撮れないということになるのです
丸窓をシンメトリックな構図で撮るのが好きなのに・・・・ 


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まずは右側のレーンから撮ってみます 
当然ですが照明器具、丸窓、火鉢の中心が合わない
何時もはちゃんと中心を合わせて、さらに畳に差し込む陽の位置も合わせる(丸窓と陽が一致する時間まで待つ)のですが・・・ 


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次に並び直して左側のレーンから
もう如何しようも無いーー;)
思うように撮れなくて気分が出ないから最早いい加減^^; 


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せめて火鉢が無かったら中心のズレもそれほど目立たなかったのですが・・・


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この丸窓撮りの柵、一時的なものだといいな
ずっとこのままならば撮り方を考えないとね 


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方丈の横に出てみると奥の庭へのゲートが開いていました
この日は9時半に開いたようです
まだ誰も入ってはいない様子
一番乗りで中へ  
風景、独り占め〜♪


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午前中は逆光になる奥の庭
葉のフィルター越しの光が綺麗です
今はまだ緑のフィルターの方が多いですが、12月の中頃は光が紅に染まってそれは見事なもの 


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12月の中頃にもう一度来ないとね
当然朝イチ狙いで  


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奥の庭にも少しづつ人が入りだしましたから撤収
まぁ今日は紅葉の具合を偵察に来ただけですからね
そんなには粘りません 


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下へ降り、月笑軒の前に咲く竜胆を探します
あったぁ、竜胆〜♪
なかなか来られなくて今年は見ることができないかと思いましたが無事見られてよかった  


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竜胆って今時分でしたっけ?
10月から11月の中頃のイメージがあって咲いていたとしてもかなり草臥れているかと思っていましたが、まだまだ草臥れていないし 


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今年は竜胆も遅めなのですかね  


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ベンチに座って暫しまったり
腰を労わります 
何気にベンチが多いのが明月院のいいところ
心地いい風に撫でられていい気持ち 


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足元で風に踊る落ち葉のカサカサと軽やかな音
月笑軒で抹茶をいただこうと考えていましたが、風の心地よさに動けなくなりました^^;
ずっと座っていたいな・・・・


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それ程混まない鎌倉ですが、流石に三連休となればそれなりに混むようで
入り口の方をみるとどんどん人が入って来ています 
10時も過ぎましたからね、そろそろ次に行きましょう
  

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そして東慶寺へ 


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東慶寺では宝物館背後の銀杏が必見
朝方は陽に金色に輝いて見事なのです  


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山門の楓は半分ぐらいが紅に染まっていましたが、本堂前の楓は青いまま
僅かに先っぽに紅を差す程度
もうちょっと先が見頃でしょう  

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東慶寺の次は雪ノ下にある鏑木清方美術館に行くのです
問題はどうやって行くか
切り通しを歩くか、それとも電車で鎌倉に行って小町通りを歩いてゆくか


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腰は楽になったと言ってもまだ無理はできません
電車に乗る方が無難に思えますが、実は鎌倉駅から歩くのにも結構距離があるのです
切り通しを歩くよりは距離は少ないですが・・・
でも歩かないのもリハビリにならないし^^;  


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結局切り通しを歩いて雪ノ下へ  


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そんな訳でやってきたのは鏑木清方美術館  


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実は今日の散歩の目的は此処に来ることだったのです  


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展覧会は”あやし、うるはし”、季節外れの幽霊画^^;
会期は月末まで
翌週土曜日はZZRの車検整備が終わったとのことで引き取りに行くので、この三連休の最終日たるこの日しか行かれなかったのです(日曜日は奥さんの買い物に強制連行されることになっていたので不可で・・・)  


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以前、”冥土のみやげ展” なる幽霊画の展覧会がありましたが、幽霊の力強さにすっかりお気に入り、生命力溢れる(?)幽霊もいて驚きました
”冥土のみやげ展”をもう一度やってほしいと思うぐらい
画集も欲しかったのですが怖くて買えなかったのです(だって幽霊だし・・・・ーー;)
で、前回鎌倉に行った時に”あやし、うるはし”のポスターを見て絶対に来なければと
観覧料は200円ですからそれ程のボリュームはありませんが、”冥土のみやげ展”でも見た画も来ているとのことで楽しみにしていました^^ 


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左から
<蚊帳の前の幽霊>鰭崎英朋 
<宿場女郎図>月岡芳年
<幽霊 茶を献ずるお菊さん>鏑木清方


蚊帳の前にすぅーっと立つ姿、ゾクって来ますね
美人だからゾクッとくるのでしょうねぇ
(とある説では幽霊の条件はスリムで美人であること、美人じゃないと幽霊にはなれずお化けになるそうです^^;)
儚げにすーっと立つ、うちの奥さんじゃこうはいかない
すぅーっとなんて立たないね、どしっと立つから
儚げとは対極だし、それに条件だって・・・・(以下自粛
お菊さん、幽霊になっても茶を献ずるなんて健気だなぁ
結婚して四半世紀近く、未だ奥さんにお茶を入れてもらった事無いですーー;)

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ようやくZZRの車検整備が終わったとの連絡があって

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南町田まで行ってきました

バイク屋さんには整備待ちや引き取り待ちのZZR1100が数台並んでいて

現役のZZR1100ってまだまだ多いんだなと一安心


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ON THE ROADもGET


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寝袋が欲しくなりました^^


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保土ヶ谷BPを疾走

このまま何処かに気の向くまま走りたくなります

でも用事があるのでウチに戻らないといけません

ところがあまりの気持ち良さに予定の出口をmissing^^;

あれっ?今の降りるとこじゃないの?

う〜む、こりゃ仕方ない

思いっきり遠回りして帰りました

気持ちよかったぁ〜♪


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メイプルシロップの大量消費にメープルシフォン [スイーツを作ろう(making sweets)]

キッチンのストッカーをGasaGosoした時に発掘された六本のメイプルシロップ
賞味期限をチェックしてみると・・・あらあら期限切れのものが数本(;^△^)ア
一番古いので一年前が賞味期限

捨てるのは勿体無いので急いで使っちゃいましょう
まぁ奥さんが隠し持っているもので賞味期限が一年前というのはマシな方
何たって缶詰を爆発させた過去を持つ奴だからね


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さっさと使ってしまおうって言うのは簡単だけれど、大好きなパンケーキやフレンチトーストだってあまりにも続くと飽きてしまいます
他の使い方を・・・と、考えて浮かんだのがシフォンケーキ
グラニュー糖の代わりにメイプルシロップで作ります
シフォンケーキはクリームでコート
そこにも当然メイプルシロップを使いたい¥^^
となるとクリームは生クリームかバターか悩むところですが、メイプルシロップを多く使うことを考えるとバタークリームに軍配


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11月の三連休、京都では紅葉が見頃 
行くつもりで宿を取ったものの、ぎっくり腰になってしまい泣く泣くキャンセル
ウチで安静にしていましたが・・・何もせず寝ているのもちょっと退屈
腰を労わりながらメイプルシフォンを作ることにしました
ウチにある材料をチェック、一部不足なものもありますが腰が痛くて買い物にいくのもね、ちょっと辛い
手元にある材料だけで作ってみることにしました
卵白を250gぐらい用意したかったのですが、卵が足りません
用意できるのは5個分の卵白、足らない分はBPで膨らませることに


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用意した材料は卵黄が85g(5個分)、メープルシロップを150g、サラダオイルを50g、薄力粉(バイオレット・・・本当はシフォンにはスーパーバイオレットが欲しかったのですが^^;)を120g、BPを5g、卵白を162g(5個分)、乾燥卵白を2g、そしてグラニュー糖を50gとバイラオイル 


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薄力粉120gとBP5gを合わせ、3度ほど篩ったらオーブンを180℃に予熱開始


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ボールに卵黄85gを投入、そこにメープルシロップ150gを加え混ぜます  


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そこにサラダオイル50gも加え混ぜて  


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同時に氷水に浮かべたボールに卵白162gを投入、そこに乾燥卵白2gとグラニュー糖ひとつまみを加えたらハンドミキサーで泡だて  


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残りのグラニュー糖も泡だてながら加えて混ぜて  


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もこもこのメレンゲに  


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卵黄とメープルシロップのボールに篩っておいた薄力粉+BPを篩い入れて  


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ホイッパーで手早く混ぜたら  


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バニラオイルを加え混ぜ  


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そこにメレンゲを1/4加え混ぜます  


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それをメレンゲのボールに戻しいれて  


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30回程混ぜたら  


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型(直径20cm)に流し入れ、竹串でぐるっと一周気泡抜き  


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180℃に余熱されたオーブンで40分焼きました  


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焼きあがったら一升瓶に逆さに刺して放置冷却  


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冷却後・・・  


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凸部をカットしたら型から抜きます  


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更に内側の型を抜きm上下逆さまに置きます  


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さて、次はメイプルなバタークリーム
パータボンブタイプで作ります
メイプルシロップのみだとシャビシャビ過ぎそうな感じに思えたので同量のグラニュー糖を加えてみました(メイプルを煮詰めた方が良かったかも)
用意したのは室温に置いて十分に柔らかくなった無塩バターを150g、卵黄を32g(2個分)、ラム酒を8g、メープルシロップを40gにグラニュー糖を40g  


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鍋にメイプルシロップ40gとグラニュー糖40g、それにラム酒8gを入れて煮溶かます  


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が・・・・溶けないし(汗
いかん、失敗したか  


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卵黄にメイプルしロックを加え混ぜ、泡だてます  


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別のボールのバター150gを入れ、白っぽくなるまでホイッパーで泡だてたら 


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越した痛くなってきたのでハンドミキサーで楽します^^;  


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そこに卵黄+メイプルしロックをを少しずつ加えながら混ぜて  


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思ったより少ない
かと言ってこれ以上バターを使う気にはなれないし・・・・^^;
卵白を使ってイタリアンメレンゲを使うタイプの方が良かったかも 
でも卵黄の方がコクがあるし・・・(悩
まぁ薄く使うから大丈夫かな 


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そんな訳でバタークリームでコート
シフォンケーキのTOP部(焼いた時の底面)を薄くカットするのを忘れそのまま塗ってしまい、生地の屑がボロボロと表面に・・・・・
腰の痛みに集中力が疎かになってしまったようです ーー;)


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指についたバタークリームを舐めるとレーズンが欲しくなってしまいました
そりゃバターにラム酒ですからね、レーズンが欲しくなるよね^^;
それで急遽レーズンを表面に散らしていたらレポートと格闘していた下の娘が乱入
レーズンで顔作って遊んでいるし・・・  


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しばらく馴染ませてから試食
あわせたのは紅茶
シフォンは紅茶で食べるのが好き^^
メイプルがいい感じに効いていました
これはメイプルの大量消費にいいかも
バタークリームは改良の余地があるな
グラニュー糖を加えるよりメイプルを煮詰めた方が良さそうだ 
その方が大量消費に貢献するし 

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昔ながらの噛み応えのある牛タン 仙台・国分町 旨味太助 [気になる一品(Delicious)]

仙台での仕事の最終日は午前中で片付けました
後は帰るだけ
おっと、折角の仙台ですから牛タンを食べて帰らないとね 


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レンタカーを返却したら牛タン屋さんへGO!
レンタカー屋さんに置いてあった牛タンマップを片手に街を彷徨います
とある通りを歩いていたら・・・・


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エロ一番町だってぇ@@;)


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あー、驚いた
変なもの期待しちゃった^^;


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仙台牛タン発祥の店は太助だそう
でも太助には”味太助”と”旨味太助”があり、其々が仙台牛タン発祥の店を謳っているのです
まぁ、よくあるお家騒動なのでしょうかねぇ
で、今回やってきたのは旨味太助


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店内はカウンター席12席にこあがり8席の20席
タイトな感じが飲みたくなる雰囲気


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布おしぼりが供されるのは嬉しい
でも流石にカウンター席でオヤジ拭きはできません
うううううっ、目を拭きたい〜(秋の花粉?痒くて^^;)


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席に座る瞬間にオーダーを訊かれます
6枚の定食をオーダーしました


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飲み物類、ビールを・・・・いや、摂取カロリー制限中だし、やめておきます^^;
 ガマンガマン(。-ω-。)ヾ(・ω・*) エライエライ;
オーダーを済ませて炭火で焼かれる牛タンを眺めながら待ちます


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牛タン定食Cの到着
カウンター席はこういう感じに置かれるのがいいね


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牛タンの皿には白菜と味噌南蛮
白菜にはデフォで醤油がかかっています
醤油かけるのは好きだけれど、でも自分は塩分の気になるお年頃
醤油をかけないで食べようと思っていたのだけれど・・・・でも最初からかかっていたから仕方ないね
うん、仕方ない仕方ない♪
(最近、ウチだと栄養学専攻の娘から栄養指導が・・・醤油などをかけると指摘が入るのです^^;)


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ご飯は当然麦飯


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強い火力でしっかり焼くタイプ
それ程の厚切りではない牛タンはちょっと硬め
昔ながらのスタイルの牛タン焼き
昔からのスタイルを守って柔らかく加工はしない拘りを感じます
味が創業から塩味一本勝負なのも拘りなのでしょうね
噛み切るのには顎にしっかり力を入れないといけません
そして咀嚼するごとに口の中で増す旨味
それに塩味が加わってご飯を催促するのです
ビールだったら尚よし
やっぱりビールも頼めば良かったなぁ
醤油のかかった白菜もご飯を呼びますからご飯の配分が大変
ご飯おかわりはご法度だし
牛タンの旨味に味覚が飽和したら味噌南蛮を食べてリフレッシュ
でもこれが辛くて自分には大変^^;


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葱たっぷりのテールスープ


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まずはそのままで
スッキリした後味、旨味もしっかり
葱の香りがいいですね

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テールの身もほろりと


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オンザライスも発動
やっぱ牛タンって美味しいね^^


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ごちそうさま
今風の厚みがあって柔らかなのもいいけれど、昔ながらの噛み応えのある牛タン焼きもいいね

勿論塩味で^^

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旨味太助 
022-262-2539
宮城県仙台市青葉区国分町2-11-11 千松島ビル 1F
11:30~22:00
定休日 月曜日


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これで思い残すことはありません
後は新幹線に乗って帰るだけ
仙台駅まで歩くのですが、この通り
泡泡な濃厚な接待の伴う♡なお店とか、♡なHOTELとかが並んでいて・・・・


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えっ、ここで女子会するんだ^^;

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キッチンのストッカーをGasaGoso

と、メイプルシロップのボトルがいっぱい発掘されました

6本もあってどうする・・・

犯人は奥さん

見かけると発作的に買ってストッカーに仕舞い

そして仕舞った事を忘れてまた発作的に購入を繰り返し

リスのような性質だ(だがリスのように可愛くは無い)

賞味期限をチェックすると・・・・

ヾ(。 ̄□ ̄)ツ ギャァ!! 

捨てるのも勿体ないから使わなきゃ


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美味しいスープなのに麺との相性が・・・富谷・三ノ関本木西 肉中華そば 源楽 [ラーメン&餃子(面条&饺子)]

仙台に宿を取りましたが、客先は仙台と古川の中間あたり
ランチは少し仙台側に戻ったところにあるラーメン屋さんにIN


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塩分の気になるお年頃
ラーメンは暫くやめようと考えていたのですが、国道沿いにあるお店はファミレスを除けばラーメン屋さんばかり
この国にはラーメン屋さん以外は無いのかっ?って思ってしまうぐらい
その中でこのお店を選んだのは駐車場に入り易そうだったから^^;
(いろいろ探している時間が無かったのもありますが)


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まずは券売機で食券を購入
左上の法則を無視して後悔した経験がありますから今回は逆らいません
従って”肉中華そば”確定
ただ味玉は欲しいので”味玉入り肉中華そば”にします
それにオススメマークのある”大きい餃子(5個)”もポチッとな


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カウンター席に案内されました
コロナレイアウトでカウンター席は3席のみ、窓側にはテーブル席、奥にこあがりがあります


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卓上には味変アイテムと胡椒、醤油、酢、辣油の餃子のタレセット


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”味玉入り肉中華そば”の着丼
でっかいシナチクが印象的


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スープの色は淡く、透明度は高くはありませんがそこそこ澄んでいます
見るからにスッキリした感じのスープ


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まずはスープを一口
口に含むとすーっと喉を通る感じ
肉の旨味をしっかり感じられるスープです
後味もスッキリ
円やかで柔らかな味わい
なかなか好みかも


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次に麺を味わいましょう
結構太めの麺が入っています
家系のような濃厚でどっしり重いスープに似合いそうな麺
このスープには合うのかなとちょと疑問を持ちながら箸ですくい上げてズズッっと・・・


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(゜Д゜; )ナンジャコリャ

唇の滑りは悪く、喉越し云々以前の問題

噛むとぼそぼそで粉っぽい
細けりゃまだしも太いから余計ボゾボゾ感が気になるのです
この粉の特性なのか、茹でが足らないのか
スープはあっさり味で、この太い麺には弱過ぎ
なので麺の癖が強調されてしまう事に
食べるごとに口が拒絶してしまい、遭難という言葉が頭を過ぎります
まさか此処で遭難を恐れる事になるとは
自分にとって喫茶マウンテンの甘口スパよりこっちの方がヘビー


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チャーシューに一旦逃げましょう
チャーシューはまぁ柔らか
下味も適度で肉の旨味をしっかり味わえますが、麺のインパクトで美味しさが半減
美味しいけれど特別じゃない


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麺に戻らずシナチクに逃げます^^;
大きいとシャキシャキ感が弱くていけません
やはり適度なサイズというのが重要です
はぁ・・・麺がまだあるしーー;)
スープだけ全部飲んで麺は残そうかなぁ
でも並盛りラーメンで遭難したくはないなぁ


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と、悩んでいたら”大きな餃子(5個)”の到着
思わず更にこっちに逃げてしまいます


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結構大きな餃子で名に恥じません
焼き色もい感じ
まずは何も付けずそのままでいただきます
噛むとパリッとした焼き面の食感
餡はジューシーで野菜の甘さと肉の旨味がしっかり乗っています 


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餡のボリュームもあって5個でもお腹が膨れそう
餃子定食も設定して欲しいな
スープはラーメンのスープで^^  


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次に酢と胡椒のタレを付けていただきます
下味がしっかりしていますから酢と胡椒がよく合いますね  


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餃子を食べ終えたらラーメンに戻ります
でも麺は先送りで味玉を
トロリにギリならない固さは割ってもスープを汚さない固さ
これはこれでいいですね
で、麺ですが・・・・
普通盛りラーメンで遭難したなどと言う屈辱は耐えられません
なので頑張ってワシワシ食べて何とか完食(正直結構苦痛でしたが)
しかも麺との戦いに疲れて完食後を撮るのを忘れたという・・・・^^;
カウンターでしたので厨房が見えたのですが、製麺所の麺を使っているようでした
その製麺所、やめた方が良くね?
折角美味しいスープなのに麺がボソボソで粉っぽいんじゃどうしようもない
単に偶々茹でを失敗しただけかもしれませんが


s500hoshi .jpg ドクロ.jpg 麺がね・・・・


肉中華そば 源楽
022-348-8360
宮城県富谷市三ノ関本木西80
11:00~15:00

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腰が痛くてどこにも行かれない休日に限って

絶好の行楽日和という悔しさ・・ーー;)

整骨院へ行くのにベスちゃん出動

でもベスちゃんに乗っていても腰が痛いし

やっぱり安静にしているしかないか///orz


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ラム肉餃子の美味さに震える 仙台・一番町 仙臺餃子かんじ [ラーメン&餃子(面条&饺子)]

この日は仙台に出張
朝、ブログ巡回しているとmauさんの記事に”かんじ”なる餃子屋さんが紹介されていました
それが結構良さげな感じ
丁度新規開拓をしたいと思っていたところ、これは行くしかありません
仕事を終えてHOTELに戻ったらMAPで場所を確認
大体の場所をイメージで頭に焼き付けて出かけます


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確かこの辺で。。。こっちかな、と彷徨っていたら何やら惹かれる路地
味わいある路地ですね
惹かれるままに歩いていると  


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あっ、あったぁ^^;
適当に歩いて辿り着く、実は自分の得意技 
その代わり狙って歩いていると迷います^^;


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入店
店内はカウンター席8席とテーブル席12席の計20席
モニターに映し出されるのはBohemian Rhapsody  


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品書きを確認します
まずは当店オススメなるニラ餃子にチーズ餃子 


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それに本日のオススメからラム肉餃子とカレー餃子をオーダー 

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勿論ビールは忘れません 
餃子ですからね、ビールは必須^^


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餃子を待つ間の繋ぎにえだまめ豆腐もオーダー  


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まずはビール 


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豆腐を食べながら餃子を待ちます 
結構焼くのに時間がかかるので(10分ぐらい)豆腐で一杯目は空 


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まずはニラ餃子の到着
なかなかいい焼き色
羽根も美味しそうです  


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まずはそのまま何も付けずにいただきます
皮が綺麗なのが印象的
パリッとした焼き面の噛み応えが心地いい
咀嚼するとふわっと軽くスパイスの香り
これが絶妙、強過ぎず弱過ぎず
下味はしっかり付いていてそのままでも美味しい
タレを付ける場合は酢と胡椒がオススメだそう
ならば当然

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いい感じです 


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ニラもたっぷり入っていい香り
肉と野菜のバランスがいいですね  


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そしてラム肉餃子も到着  
下味がしっかり付けてあるのでそのままでと


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オススメに従ってそのまま何も付けずにいただきます
がぶりとやると驚いた
メチャメチャ美味い
濃い肉の旨味、そして羊の風味が食欲を刺激します
スパイスが絶妙で羊の癖は気にならず、オーダーはこれ4皿でも良かったなと思う位に気に入ってしまいました^^;

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と、なるとビールもお代わり
餃子にビール、合いますねぇ^^


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これにパクチーを入れたら(もしくは後乗せ)最高だろうなぁ 
このラム肉餃子、ビールが進む進む 


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で、もう一杯って言いたいところですが、この日はちょっと寒かった日
寒さに負けて芋のお湯割にスイッチ  


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そこにチーズ餃子も到着
チーズは中に包まれていると思っていましたが、まさかの後がけ
でも後がけの方がチーズが沢山でいいかも  


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ニラ餃子にチーズが乗っかる感じ
チーズ好きですからチーズだっぷりなのが嬉しい  


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タバスコを少しかけて・・・・これもビールが進みそう(飲んでいるのは焼酎ですが^^;) 


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そしてカレー餃子も到着
ビールかお湯割をもう一杯飲みたいところですが、HOTELに戻ってから仕事を少し片付けたいので酒はSTOP
飲み過ぎると寝ちゃうからね^^;  


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これも当然何も付けずにそのままでと
がぶりとやるとカレーのスパイスが鼻を抜けます
カレーはカレールーが入っているような濃さ
かなり重いです
塩っぱいし  


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カレー餃子はハズレだなぁ^^;(個人の感想です)  
次の訪問ではラム肉餃子だけを4皿だな^^


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仙臺餃子 かんじ
022-703-2575
宮城県
仙台市青葉区一番町4-6-16
(昼)11:30~14:00(夜)16:00~24:00
定休日 月曜日


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この三連休は京都に行って紅葉撮りをしようと計画

宿も予約して、クーポンもGET

あとは行くだけ・・・だったのに

腰がぁ・・・・

だいぶ回復はしたけれど

一日中歩き回るのは辛そう

1日で30000歩は歩くからね

それにまだゆっくりしか歩けないし

無理して行っても予定の半分ぐらいしか回れなそう

これでは仕方ない

泣く泣く宿をキャンセル///orz

残念過ぎる

C国人のいない静かな京都を楽しみたかったのに


・・・・・


まぁ、武漢肺炎こと新型コロナの感染が拡大しているし

中止も仕方ないか


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居酒屋寄席 横浜西口狸小路 第18回はな家寄席 [日常のなかで(Diary)]

大阪王将で”弾む焼き豚 いつかの初恋オムライス”を食べた日のこと
ギトギトな中華なオムライスの余韻を感じながら東横線に乗って横浜へ


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向かった先は横浜西口の昭和の雰囲気が香る狸小路


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狸小路にある昭和22年からのおでん屋さん”はな家”で居酒屋寄席が開催されるのです
SSブロガーのよーちゃんさんとまこさんも合流 


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2Fの客席が寄席会場
テーブルを片付けて高座が作られます 
この日は第18回はな家寄席 雷門音助独演会
木戸銭は2000円、寄席の後の懇親会費は2500円
この日の演目は”時そば””小言幸兵衛”そして中入りを挟んで”不動坊”


<時そば>

夜鷹そばとも呼ばれた、屋台の二八そば屋
冬の寒い夜、屋台に飛び込んできた男
「おうッ、何ができる? 花巻にしっぽく? しっぽくしとつこしらいてくんねえ 寒いなぁ」
「今夜はたいへんお寒うございます」
「どうでえ商売は? いけねえか? まあ、アキネエってえぐらいだから、飽きずにやんなきゃいけねえ」
「看板のこれ、的か? 的に矢が刺さってるな、当たり矢で縁起がいい」
と最初から調子がいい
「お待ちどうさま」
「おっ、あつらえが早い、いいねぇ すっと出てくるのは俺のような気短な者には嬉しいね、箸を・・・・おぉ、割り箸を使っていて清潔だ、いい丼を使っている、蕎麦は器で喰わすって多少蕎麦がよくなくても器が良ければ美味いとなるもんだ いや、気分悪くしないでくんねぇ お前んとこの蕎麦が美味く無いって言ってるんじゃ無い 蕎麦がよくったって器が悪かったら興ざめだって言いたかっただけさ 蕎麦をいただくぜ・・・・ズズッ、美味いねぇ 鰹節をおごっていてダシがいい、そばは細くて腰があって、これぞ蕎麦だな ほらあるだろう、うどんか何だかわからないどぶっとい蕎麦、ありゃダメだ 竹輪は本物の竹輪だねぇ ほら、よくあるだろ 竹輪って言いながら竹輪の形の麩が入っているやつ ありゃいけないね 口の中に入れたら溶けちまう 竹輪が厚く切ってあって嬉しいね こんなに厚く切ってお前んとこ利益あるのかい いや、嬉しねぇ・・・・」
と、歯の浮くような世辞をとうとうと並べ立てながら手繰る
食い終わると
「実は脇でまずいそばを食っちゃった おまえのを口直しにやったんだ 一杯で勘弁しねえ いくらだい?」
「十六文で」
「小銭でいいかい? 小銭は間違えるといけねえ 手ェ出しねえ それ、一つ二つ三つ四つ五つ六つ七つ八つ、今、何どきだい?」
「九ツで」
「とお、十一、十二・・・」
と払って、すーっと行ってしまった
これを一部始終ぼぉーっと見ていた男、よく喋って食い逃げでもするかと思いきや勘定までちゃんと払って拍子抜け
「あんちきしょう、よくしゃべりやがったな はなからしまいまで世辞ィ使ってやがら 値段だって聞くことねえ 十六文と決まってるんだから それにしても、変なところで時刻を聞きやがった、あれじゃあ間違えちまう」
と、何回も指を折って
「・・・・七つ、八つ、何どきだい、九ツで・・・・・???、まてよ・・・七つ、八つ、何どきだい、九ツで」
とやって気がついた
「あっ、あいつ何刻だい、九ツで、ここで一文かすりゃあがった うーん、うめえことやったな」
自分もやってみたくなった
翌日、同じような時間にすればいいものを待ちきれずに早い時刻にそば屋を捕まえた
「しっぽくしとつこしらいてくんねえ 寒いなぁ」
「へえ、今夜はだいぶ暖かで」
「ああ、そうだ 寒いのはゆんべだ どうでえ商売は?」
「おかげさまでこのところいっぱい売れていまして」
「逆らうね・・・・お前んとこの看板お的な、的に矢が・・・・当たってねえな?なぜ当たってないんだ」
「手前どもは食べ物商売 当たってはいけませんからハズしています」
「ああ、成る程ね・・・・どうでもいいけど、蕎麦が遅いねえ まあ、オレは気が長えからいいや・・・・おっ、できたか、感心に割り箸を・・・割ってあるね、手間なくていいや いい丼だ・・・まんべんなく欠けてるよ 鋸に使えらあ  まぁいいか 蕎麦をいただこうか いい香りだ、鰹節をおごって・・・ズズッ・・・ぶあっ、塩っからい 蕎麦は・・・太いな、ウドンかい、これ まあ、食いでがあっていいや ずいぶんグチャグチャしてるね茹ですぎじゃないのか 消化がいいからいいか 竹輪は厚くって・・・あれ?竹輪無いね おめえんとこ、竹輪使ってあるの? 使っているって? ・・・ありゃ、あったよ 丼にひっついていてわからなかったよ 薄いねぇこりゃ 向こうが透けて見えらあ 月なんか見たら風流でいいか いくらだい?」
「十六文で」
「小銭でいいかい? 小銭は間違えるといけねえ 手を出しねえ それ、一つ二つ三つ四つ五つ六つ七つ八つ、今、何どきだい?」
「四ツで」
「五つ六つ七つ八つ・・・」


<小言幸兵衛>

麻布古川町に小言を言う事を生き甲斐にしている大家の田中幸兵衛さん、人よんで小言幸兵衛さんが住んでいた
毎朝長屋を一回りして小言を言っている
今朝も長屋を回って帰って来ると、お婆さんに小言を連発
しまいには猫にまで、寝てばかりいないで鼠でもとれと説教しだす始末
そこに表店(おもてだな)の貸し店を借りたいと豆腐屋が入ってきた
口の利き方が悪いと小言を言い、なかなか本筋に入っていかない
豆腐屋さん、家族のことを訊かれ
女房がいる、餓鬼なんてものは汚いから、おかげさまでそんなのは一匹もいない
と、胸を張って言うので、さあ幸兵衛は納まらない
子供の出来ない女房を持っているくらいなら、出来そうな女房を世話するから、今の女房と別れてしまえ、と言う始末
豆腐屋さん、カンカンに怒って声を荒げ、のろけを言って帰っていった

次に来たのは仕立屋さん
仕立屋さんは前の豆腐屋さんと違ってバカ丁寧な腰の低い人だった
幸兵衛さんも喜んでお茶や、羊羹を出して歓待した
家族のことを訊かれた仕立屋さん
息子は二十歳で腕も立ち、私に似ず器量もいい
と答えた辺りから風向きが変わった
息子が独り者と聞いた幸兵衛さん「店は貸せない、心中が出るから」
「心中が出ますか?」
「出るとも 筋向こうの古着屋があって、そこの一人娘がお花 今年十九で、麻布小町と評判の器量良し おまえのせがれはずうずうしい野郎だから、すぐ目をつけて、古着屋夫婦の留守に上がり込んで、いつしかいい仲になる これはくっつくな、きっと 女性は受け身、その内お腹がふくれてくる 隠してはおけないから涙ながらに白状する そうすると両方の家が大騒ぎだ」
「あの~、まだ引っ越してきていないのですが」
「出来てしまったのだから仕方ない、向こうは一人娘、息子をやってしまいな」
「それは出来ません 家も一人息子ですから・・・それでは嫁にいただきましょう」
「もらうことばっかり考えている、欲張りめ 一人息子に一人娘、婿にもやれなければ嫁にもやれない そのように両方の親が反対していれば生木を裂くようなもの、心中するな」
「こうなると心中になるんですか~ でも、まだ引越して来ていないんですが・・・」
話しながら芝居に入り込む幸兵衛さん
「心中となると舞台が開くな 幕が開いて大家、俺だが出てきて長屋連中を連れて、『迷子や~~い』と探し歩くな 舞台が変わって洲崎堤、二人は心中の道行き お花がお前の息子の名を呼ぶが・・・ところで名前はなんという」
「出淵木太左衛門」
「でぶち もくたざえもん?流行らない名だな 仕方がない『そこにいるのはお花じゃないか』、『そう言うお前は、もくたざえもんさん・・・』だらしなくて、いけね~や・・・
本舞台七三でにやけた白塗りのおまえのせがれが『・・・七つの鐘を六つ聞いて、残る一つは未来に土産 覚悟はよいか』『うれしゅうござんす』『南無阿弥陀仏』・・・そういえばおまえのとこの宗旨は? 法華だぁ? 心中ものには似合わないなぁ あれは『南無阿弥陀仏』ってやるからしっくり来るんだ 『南無妙法蓮華経』じゃ賑やかすぎて情緒がないな でもまぁ出来ないことはない 
『覚悟はよいか』『うれしゅうござんす』『南無妙法蓮華経』・・・婆さん、古着屋の宗旨は何だったっけ? えっ?真言宗? となると・・・
『覚悟はよいか』『うれしゅうござんす』『南無妙法蓮華経』『おん あびらうんけん ばさらだとばん おん あびらうんけん ばさらだとばん~』・・・・これじゃ、心中にならない」


<不動坊>

噺家や講釈師など芸人のことを昔は「遊芸稼人」と言ったさそうです
それがある時期から「技芸士」と名前が変わりました
それと同時に鑑札が貰えるようになったとか
鑑札が無かったら営業ができなかったそうです
「遊芸稼人」から「技芸士」に名前が変わって税金が倍になったそうで
今も昔もお上のやることには、変わりはございません

「利吉さん、いてるか?」と、大家さんがやってきた
「これは大家さん、わざわざこんな汚いとこへ来てもぉて・・・」
「これ、そぉ「汚い汚い」言ぃないな こらわしのうちやがな」
「違いおまへん で、何ぞご用で?」
大家は利吉が働き者で、いつ来てみても手を遊ばしてるといことがないことを褒める
この長屋には寡が四人いてるが、利吉以外の三人は働きもせず考えることは遊ぶことばかりロクなやつが一人もいないとぼやく
「おまはんはコツコツ仕事をして貯めた金を、近頃ではあっちゃこっちゃへ融通してるそぉななぁ それも高い利ぃを取らんと 助かってる人が大勢あるっちゅう話やが だいぶに残したんやろ? 貯めたんやろ? 隠さんでもえぇがな、誰も貸せっちゅうんやないがな しかし人間といぅものは金ができたさかいそれでえぇといぅもんでもない 持つもん持たんことには世間が馬鹿にしよる でや、このあたりで嫁を取る気はないか?」
「親戚や知り合いからもちょいちょい言われまんねんけど、死んだ親父が言ぅてました「嫁とお仏壇は持ち急ぎするもんやない」気に入らんさかいちゅうて、ちょいちょい取り替える訳にいきまへんさかいなぁ」と利吉
(落語の途中ですが、さる1号、この部分を聴きながらそりゃ違うと・・・ 嫁を持ち急ぎはしなかったけれど取り替えたいーー;)

おしゃべりで口の軽い女は嫌だという利吉さんに大家は自分が世話をしようという女ごだから間違いはないという
しかも長屋の女だという
「この長屋の女はみな、ドしゃべりばっかりでっせ  もの言わず・・・戸口の糊屋のお婆(ば)んでっか? 殺生ょ~やがな、あれ七十二ぃや」
「誰がお婆さんを世話しょ~ちゅうねん お前もよぉ知ってる不動坊火焔の女房、お滝さんや」
「帰っとくなはれ そぉでっしゃないか、朝からヤモメなぶりに来んといとくなはれ あんた今言ぃなはったやろ「不動坊火焔の女房お滝」お滝さんには不動坊火焔といぅ亭主がいてまっしゃないか」
その不動坊火焔は講釈師なのだが、大家が言うには九州に巡業に出かけ、帰りにもう一儲けと山陰筋を細く巡業しながら帰り道についたが、これが広島の宿では散々の不入り、持ち金も無くなりどうにもこうにも動きが取れなくなってしまった時に弱り目に祟り目といやつで流行病を患らってコロッと死んでしまった
死骸は宿屋の方で片付けて、宿銭に医者代に葬式代三十五円といぅ借金ができたと

「お滝さんがわしのところへ相談に来て言ぅのには、腐っても芸人の端くれでおます 箪笥の中に衣装の三枚や五枚はおます その着物と道具を売り払ろたかて三十や五十の金はできますが、それを返してしもたんではあと裸で暮らさんならん まだわたしも老い朽ちた身やなし、三十五円のお金を結納代わりに誰ぞもろてくれる人があったら、どこぞへ縁付きたい」と、こない言ぅね 相手はお滝さんや、もらう気ぃあるか?」
「お滝さん・・・、ありがたいなぁ お滝さんやったらず~ッと前から惚れてたんや
お滝さんね あれ、俺のかみさんなんですよ あんまり綺麗でくやしいから、今はちょっと不動坊に貸してやってるんだーって、思ってて だから、お滝さんホントは俺のかみさんなんですよ!」(なんだか一歩間違えるとストーカーのような:さる1号談)

「人の女房にず~ッと前から惚れたりしたらややこしぃで・・・・借金の三十五円も出したってくれるか?」
「お滝さんは俺のかみさんなんですから、借金も一緒にもらいますよ むしろ、働き甲斐があるってもんだ!」(男前だねぇ:さる1号談)
そんな訳で大家はこの縁談を進めることにした
喜ぶ利吉、いっそのことお滝さんに今夜から来てもらいたいと言う
大家は猫の子もらうようなわけとは違うと言うものの、根負け
お滝さんが良いと言えば連れてくると言ってくれた
「そぉなるとお前、今晩花婿やで、風呂に入って綺麗にしなきゃいけない
そこらも綺麗ぇに掃除して「乞食も身祝い」ちゅうことがあるさかい、尾頭の付いたんと酸い酒の一合も用意しときなはれ 今夜連れてくるさかいあんじょ~しときや」
大家はお滝さんのところに向かった
残された利吉さん、風呂に行くことにしたが、舞い上がってしまいやることが無茶苦茶
風呂行くのに鉄瓶下げて出ようとしたり、戸締りに内らからカンヌキ掛けて出られなくなってしまったり
でもなんとか風呂屋に行った
湯船の中でも舞い上がっている利吉さん

「お滝さん来たら、どない呼んだろかいなぁ・・・おい、お滝「まぁ、今まで朝晩お滝さんちゅうてて、自分の女房になったとたんにお滝、こんな薄情な人やとは思わなんだわ」てなことになったら具合悪いし、どない言ぅたろかいなぁ
お滝さん、縁あって今夜こぉしてうちへ来てもらいましたけど、不動坊の先生さえ生きててくれはったら、こんなとこへ嫁入りして来んでもえぇもんを
それもわずか三十五円といぅ金のために、嫌な男に身を任さんならんとは、ホンに金が敵の世の中やなぁ と思たはりまっしゃろなぁ けど、それではちょっと水臭いやないか そぉでっしゃろ、おい、お滝!」

大きな声で独り言、周りから気味悪がられる
終いには芝居がかってしまいお滝さん役で女形にもなって熱演

「そりゃわたしじゃとて、不動坊火焔といぅ遊芸稼ぎ人を亭主に持っておりますと、上ベは派手なよぉでも、夏は夏がれ冬は冬がれ、芸人の息するときはわずかしかありゃいたしまへん 同じ所帯の苦労するのなら、いっそ堅気のお方と苦労がしてみたいと思ぉとりましたが、利吉っつぁん、この長屋にはあんたを入れてヤモメが四ったりいたはりますが、あんたを除けたほかの三人はロクな人が一人もいたはりゃしまへん
漉き直し屋の徳さんはワニ皮の瓢箪みたいな顔したはります カモジ鹿の子活け洗いの裕さんは鹿の子の裏みたいな顔で、東西屋の新さんは商売柄とはいぃながら、大きな太鼓を腹へ掛けて町中をドンガン・ドンガン歩いたはりますけど、家ん中はヒ~フル・ヒ~フル節季の払いもさっぱり、泥海ちゃんぽんでおますわいな
そこへくると利吉っつぁん、あんたはお金があって男前で程がよぉて親切で、ホンに女ごと産まれたからは、こんな殿御と添いぶしのぉ、身は姫御前のォ~♪」

「おいおい見なされ この人湯の中で浄瑠璃やってまっせ」

「日ごろ念じた甲斐あって、今宵こぉして来たからは、あんたに任した体じゃもの、どぉなと信濃の善光寺さんは、こないだから阿弥陀池でご開帳があったやないかいなぁ~」ドッボ~~ン!

「はまってますわ、ちょっと上げたげなはれ」

大騒ぎの後、利吉さんは帰っていった
この熱演を湯船の隅で見ていたのが徳さん
もう怒ったの怒らんの 体も拭かんとそのまま帰ってまいりますと、ヤモメ連中呼び集めます

「今、風呂行てたらな、風呂の中で一人で泣いたり笑ろたりしてるケッタイな男がおるねん よぉ見たら金貸しの利吉やぬかしてること聞ぃたらアイツ不動坊火焔とこのお滝さんな、後家になったろ で、大家の勧めであいつとに嫁に行くそうだ 腹たつやろ しかもな、アイツ風呂の中で俺たちの悪口も言いよったんや この長屋にはあいつを入れてヤモメが四ったりいてる、あいつ除けたほかの三人はロクなやつが一人もいよらん 漉き直し屋の徳の顔はワニ皮の瓢箪や お前らのこともこんなふうに言っとったで・・・・・」と、徳さん
悪口に腹を立てた三人、密かに狙っていたお滝さんを取られた嫉妬もあってあだ討ちをすることにした

俺に思惑がある、と徳さん
「不動坊火焔が死んでまだ四十九日も経たんうちによそへ嫁に行くやっちゃ、行くほぉももらうほぉもあんまりえぇ気やないわい そこを付け込んで、今夜不動坊の幽霊を出したろと思うねん 「わしが死んですぐによそへ嫁入りとはあんまり胴欲な、それが恨めしぃて浮かべん 二人とも髪下ろして坊主になれ」って言って頭をクルクルッと丸めさして、明くる朝、その坊主頭見てみなして笑おっちゅうのんどや? 幽霊役は誰がやるかって? この裏に軽田道斎といぅ不動坊と同商売の講釈師が住んでよんねんけど、こいつが不動坊が旅してるあいだにお滝さん口説いてボ~ンと弾かれてるムカつきがここにあるさかい、これ、煽ったったらきっとやりよる 新さん、すまんけど太鼓持ってきてんか 幽霊出るときドロドロドロと叩いてくれ それから、裕さん、幽霊火をたきたいと思うんでアルコール買ぉてきてんか あとはわしがあんじょ~するさかい、頼んだで」

悪い相談といぅものはすぐまとまりますもんで、日が暮れになりますとみな集まって来てた
寒い夜で白いものもちらちらと降ってくる
このまま本降りになりそうな気配だ
寒い中、皆利吉の家の屋根に登った 中の様子を伺うと利吉とお滝さんが仲良く話をしていて悔しさ倍増

「先生(講釈師のこと)、ここにサラシがおまんねんけど、サラシって言っても手頃なのが無かったから褌繋いだサラシですから丈夫でおます これで胴くくりさしてもらいますわ そこが天窓でっしゃろ、そっからず~ッとぶら下がって降りてもらいます・・・・しっかり結びましたぜ 丈夫なもんだす ほな、下ろしまっせ・・・・ヨットセェ」
「裕公、幽霊火持ってこい、アルコールのことや ん? なんや蓋もせんと こんなもんフタしとかんと気ぃ抜けてしまうやない ん? 出ぇへんなぁ?」
どこで買ぉてきたんやと訊くと角の饅頭屋で買ったと言う
アルコールと聞いてアンコロと間違えたらしい
「アルコールとアンコロを間違うか? ほんでまた、どこぞの世界にビン持ってアンコロ買いに行くやついてる?」
「饅頭屋のおっさんも言ぅてたわ「詰めにくい」
「当たり前や このボケ、カス、ヒョウタン」
「そらわいはアホじゃ、アホやさかいこの雪降るのんに他人の家の屋根上がって、こんなことしてるんやないか お前もあんまりカシコ無いぞ、お前がアホかわいがアホか利吉起こして聞くか?」
と、屋根の上で大騒ぎ
たまらないのが宙ぶらりんな講釈師、この体、上げるか下げるかどっちかしてもらわんと、サラシが腹に食い込で・・・と訴える
幽霊火は諦めて太鼓をドロドロドロと叩き幽霊を下げていった

「うらめしぃ~、迷ぉて出たぁ~ 不動坊火焔の幽霊じゃぁ わしが死んですぐによそへ嫁入りとはあんまり胴欲な それが恨めしゅ~て浮かべん 二人とも髪を下ろして坊主になれ~」
その声を聞いて様子を見にきた利吉さん
「ほぉ、あんた不動坊の幽霊でっか けどわたしら恨まれるよぉなことした覚えおまへんねや そぉでっしゃないか、そらあんたが生きてる間にわたしとお滝さんがおかしな仲になったちゅうんなら話は別や あんたが死んだあとでちゃ~んとした仲人を立ててもぉた嫁はんですわ 
それにや、おまはんが残した三十五円といぅ借金は、いったい誰が払ろたと思てんねん?」
「えっ?そんなん聞ぃとりまへんので・・・すんまへん 恨めしぃ~」
「ケッタイな幽霊やなぁ お前も十万億土ちゅう遠いとこからやって来て素手で帰るわけにいかんやろ、折角来たんやさかい十円持って退散しなはれ」
「十円……? 十円では恨めしぃ」
「幽霊が駆け引きすな ほなもぉ十円足そ、二十円で手ぇ打ち」
「二十円!上に三人、わしを入れて四人、ひとり頭五円・・・手ぇ打たしてもらいます 幾久しゅ~お睦まじゅ~♪ 四海浪静かぁにぃ~」

何やようわからんが二十円で手ぇ打ってきよったで 引き上げたれ、引き上げたれ・・・と幽霊を引き上げる屋根の上の三人
下ろししなはそっと下ろしたんで良かったんですが、グ~ッと上げたものですからサラシの結び目が天窓の隅へ引っかかってブツッ!
幽霊そのまま下へドス~ン! 屋根の上の三人、屋根から落ちて往来へゴロゴロゴロ~ッ!
「お滝さん、恐がることおまへん 向こぉのほぉで「痛たぁ、う~ん」言いよった あんなこと言ぅ幽霊があるやろか、わたい見てきまっさかい灯りかしとくなはれ・・・コラッ、誰や」
「本日はお日柄もよろしく・・・」と幽霊
「何ぬかしとるねん。何もんやお前?」
「隣り裏に住んでおります軽田道斎といぅ講釈師で」
「講釈師? 講釈師が幽霊の真似して金取ったりするのんか?」

「へぇ、幽霊稼ぎ人でおます」 


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寄席が終わったら懇親会

2Fの寄席会場を居酒屋に戻すので一旦外で待機
準備ができたら乾杯〜♪

( ・∀・)っ凵凵c(・∀・ ) カンパーイ  

ごきゅごきゅ(´c◇ゞ ぷはぁ(^o^)□ おかわり(^-^)_□


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玉子がある、嬉しいねぇ♪

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ここの煮込み、美味しいんだよね  

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さて次は何にしようかな


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日本酒、桜の舞に切り替えます 
日本酒飲むと電車を乗り過ごしてしまうので注意が必要なのですが、横浜で飲む時は大丈夫
寝る前に降りる駅に着くからね
尤もこの日はコルセットでガシガシに締め込んでいたのであまり食べられなかったし乗り過ごしが心配になる程飲めなかったけれど 


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玉子サンドは開いて中をチェック
某コンビニとは違います^^;  


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飲んだ後は甘いもの〜♪
まこさんとよーちゃんさんと一緒に行ったのはCafe La Mille
コルセットでガシガシに締め付けていても別腹は発動できるんだね
別腹ってどういう構造なんだろう^^;  


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まず現物チェックをしてから入店  


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さてさて何にしようかな 


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当然ケーキセット 


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自分はモンブラン
秋だからね  


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飲み物は皆紅茶でした  


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見た目通りの味^^
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久しぶりに地焼き鰻で鰻重 名古屋駅新幹線口エスカ地下街 備長 [鰻(鳗鱼 eel)]

名古屋での仕事は一旦中断
なかなか上手く事が運びません
どうも流れが思う通りにいかない
そんな時は鰻を食べて景気付け(いえね、ただ単に鰻が好物ってだけで^^;)


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レンタカーを返したら名古屋駅へ
名古屋駅の新幹線口地下街のエスカで晩御飯 
鰻屋さんは二軒あり、さてどちらにしましょうか
こういう時はそれぞれの店の鰻の画像を調べましょう(便利な世の中になったものです)
投稿されている鰻の画像はいずれも美味しそう
タレの色や焦げの状態を確認します
名古屋の鰻は関西風の地焼き(蒸さずに直焼き)
蒸しで脂を抜く工程の無い地焼き鰻は焦げやすいですが、焦げが多いのは好きじゃ無いのです
画像を見比べ、焦げの少ない備長に決定
地下のお店ですが炭火焼というのもポイント高いです 


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入店
店内はカウンター席4席とテーブル席36席 


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おしぼりが紙なのは残念
やはり布がいいな
お高い鰻様を食べるのに貧乏くさい紙おしぼりじゃ哀しい 


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品書きを確認します
名古屋と言えばひつまぶしですが、実は自分はひつまぶしは好きじゃない
そのまま食べる、かやくを混ぜる、お茶漬けにする、こんな感じに楽しむのですが、結局のところそのまま食べるのが一番美味しい(個人の感想です)
ならば普通に鰻重か鰻丼を食べた方がいい 
それに、ひつまぶしってご飯が多いんだよね
鰻とご飯のバランスがよろしくありません(お腹は膨れるけれど^^;) 


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そんな訳で上鰻重をオーダーしました
勿論、お店のお姉さんに「鰻重ってタレご飯の上に鰻が乗っているよね? 」と確認することは忘れません
変な客だと思われたかな
でもね、お店によっては鰻重頼むとお重に入った長焼き定食が出てくるところもありますからね
確認は必要です(鰻丼にしておけば間違いないのですが、ご飯が見えないように鰻を並べる重の方が好きで^^;)
「はい、ご飯の上に鰻がのっているのです」とのお姉さんの答えに一安心
でもこの後のお姉さんの一言はちょっと予期しないもの
「お吸い物ですが、プラス150円で肝吸いに変更できます」 
Σ( ̄Д ̄;)エエエエエ、キモスイツイテナイノ・・・
鰻重(丼)には肝吸いは欲しい
「肝吸い・・・付けて」(この値段なんだからデフォで付けてよねー ( ̄ヘ ̄)ウーン


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上鰻重の着重  


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蓋を取って、ご対面〜♪  


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地焼き鰻ですが表面の焦げが無いのがいいですね
丁重に焼きあげられています
タレは地焼き鰻らしく濃いめ、鰻の脂に負けないしっかりしたタレ
ご飯が鰻の隙間から若干顔を覗かせていますが、これは許容範囲内  


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肝吸い〜♡
鰻肝、好きなんだよね  


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奈良漬が付いてくるのが素晴らしい
最近は奈良漬が出てこない鰻屋さんの方が多いですからね 
鰻に奈良漬は合うのになぁ
奈良漬が好きじゃ無い人が多いのでしょうか
自分は結構好き
学生時代は時々奈良まで買い出しに行ったくらい・・・東大寺に行ったついでだったけれど^^ 


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さて、いただきましょう
まずは鰻を一切れ頬張ります
パリッとした表面、皮面は硬ささえ感じますがそれこそ地焼き鰻ならでは
それをさらに噛みこむとニュルッと鰻の脂
脂たっぷりの身、濃厚な旨味が口いっぱいに広がります 
濃厚な脂を押さえつけるためにタレはしっかり濃く甘め
その味がまた脂によく合うのです
が、脂も味も濃いですから関東風の蒸す工程の入る鰻に比べてキツさはありますね 


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焦げやすい尾っぽ側の皮面もこの程度の焦げ
丁重に焼かれていますね  


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ご飯の炊き加減は硬め、好みな感じ
鰻の脂と濃い目のタレが絡んだごタレご飯が美味しいです 


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半分ほど食べたら山椒をふりかけ味変
鰻だけじゃなくご飯にも山椒を多めにかけるのが好き(山椒が好きなので)
鰻、美味しいね
関東風のふわふわとろりな上品な鰻もいいけれど、偶には焼き締まって脂溢れるガツンとした地焼き鰻もいいな  


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ご飯の層の厚みはこんな感じ
これ位の量が糖度いい
やはり鰻とご飯のバランスは鰻重が一番いいな  


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ごちそうさま〜
美味しかったけれどちょっと味が濃かったな


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備長 エスカ店
052-451-5557
愛知県名古屋市中村区椿町6-9 エスカ地下街
11:00~15:00(L.O.14:30) &17:00~21:00(L.O.20:30)
 

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この土曜日は腰痛でひたすら安静
日曜日も引き続き安静にしようとしていたのですが・・・・・
奥さんが横浜に買い物に行くという話から魚屋へ行ってあれこれ買ってきてという話をしたのが運の尽き
魚屋行くのはいいけれど、その後寄りたいところもあるから一緒に行って魚買ったらそれを持って先に帰ってと、運び屋として強制連行


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腰が痛いからゆっくりしか歩けません
ひょっとしたら、さるくんは靴が合っていないから歩く姿勢が悪くなって腰が悪くなるんじゃないの?
と、奥さんは最近自分が気に入っている靴屋さんに行こうと、横浜駅ビルの中にある靴屋さんに寄り道
自分も靴がそろそろ限界で何時もの靴(毎回一緒のを買っています)を買いに行かなきゃと思っていたのもあって大人しく連行されました
正直なところ靴なんて興味ないし、履き慣れたmerrellが安心(merrellって自分にとって足が痛くならない唯一の靴なんだよね)
さらっと見てmerrellを何時ものお店に買いに行こうと思っていたのですが・・・・
なんだか気になるのが^^;
一目惚れしちゃいました


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でも自分の足のサイズは24cm、男性用の靴ではサイズはまずありません(merrellは女性用の24cmで購入してます)
どうせサイズは無いから^^;って思っていると
型は男女兼用ですから小さなのからありますよと
で、置いてあった靴を見てみると偶然にも24cm @@;)
これって買えっていうこと???
で、連れて帰ることに
でも初めて履くブランドですから型の感じが分かりません
お店のお姉さんに一応足を測ってもらい適切なサイズを選んでもらいました
この靴は足先に指一本分に隙間があった方がいいですから24.5cmでどうでしょうと
そんなにも隙間を設けるんだ
今履いているmerrellは先端の隙間は5mmぐらい(形が絶妙にフィットしているので隙間ゼロでも良さげで23.5cmも履けるかも^^;)
今履いている靴で24.5cmを選ぶとブカブカで歩いていると踵が浮いてしまいます
この靴で両サイズ試してみましたが、やはり24cmの方がフィット感があって安心
でも指一本分の隙間を前提にしたデザインならばそれに従った方がいいかな
紐付きだから多少緩くても問題なさそうだし


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そんな訳で衝動買い^^;
奥さんに嵌められたか(ポイントは奥さんに付いたし) 


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今日も元気に山登り 名古屋・八事 喫茶マウンテン しるこスパ 土鍋の汁粉に腹いっぱい [気になる一品(Delicious)]

出張で名古屋に来たということは当然山に登るということ
今日も元気に山登り


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やってきたのは喫茶マウンテン
そのメニューには難攻不落の山が連なります
遭難者の多さから魔境として恐れられる喫茶マウンテン
今日はどの山に登ろうかな〜♪ 


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この日は午前中で仕事を終えるはずが手間取ってしまい、ランチにありつけたのは14時
すっかりお腹が空いてしまいました 


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ランチには遅く、お茶をするにはちょっと早い、そんな中途半端な時間ですので空いています
これなら登山に集中できますね  

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品書きを確認します
品書きを眺めるのも楽しみの一つ

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不思議な名前のもあって、どんな品なのか想像するのも楽しい
今回気になったのは”その他”のところにある”おぐら樽”
おぐらだから小倉餡だよね、それが樽に入ってるのか???  


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この日登ることにした山は”しるこスパ”
おしるこは好きだし登りやすそう
おしるこの中にスパゲッテイ???って思う人もいるかもしれないけれど、自分には変に思えないのです
甲府のほうとうにも似たようなのがあったし
あずきほうとうだったかな、田舎汁粉(善哉と呼ぶ地域も)の中にほうとうの麺が入っているものがあるのです
ほうとうの中ではそれが一番好きだし 


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なので今回は自分にとってはイージーな山ではありますが、しるこスパの山に登ってみましょう  


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食後にドリンクは必要だね
前回はコーヒーフロートを楽しんだから今回はクリームソーダにしようかな
ソーダの上にグラスを塞ぐ山盛りのアイス
想像しただけで楽しい^^ 
まずは”しるこスパ”をオーダー
クリームソーダは食べ終えてから注文しましょう


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こんなのもメニューに追加されていました
飲み物、炭酸水以外は何やら怪しげな感じ 
いやいや、炭酸水だってどうだか
自分の知る炭酸水とは全く違うのが出てきそう^^; 


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しるこスパをオーダーするとまず置かれるのがとんすい的な深皿と鍋おたま
とてもパスタを注文したとは思えません
そして・・・・・ 


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グツグツ煮えている土鍋が運ばれてきて目の前へ
おしるこスパの着鍋です
くぅ〜、これがスパゲッティなのか@@;)
自分が知るスパゲッティのイメージは何処にもありません  


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土鍋の中にはお餅が4個、これはかなりお腹が膨れそうだ 


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そして真ん中には大きな餡子玉
甘いおしるこの匂いが鼻を擽ります
  

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土鍋に入ったスタイルにとてもスパゲッティに見えませんが、おしるこから顔を出す麺は確かにスパゲッティ ^^ 


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ではいただきます
まずはお汁粉を一口
熱々で曇る曇る^^;
口に含むと、これがなかなかの風味
美味しいお汁粉じゃん
さらりとして食べやすい
甘すぎる事もなく品のある甘さ
もうちょっと濃くてもいいかなって思えるぐらい  


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そんな時は餡子玉を溶かし、味を好みに調整
餡子玉も少し食べてみます
と、これがなかなか美味しい
いい餡子です(自家製らしい)  

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次に麺を味わいます
熱々ですからとんすいに麺を移し、お汁粉を注いだらお餅を一つ乗せます
とてもパスタには思えないビジュアル
イタリア人に見せたら何て言うのだろう^^;
フォークではなく箸で食べるパスタ、箸を使って啜ります
( ̄ヘ ̄)ウーン
麺と餡子の馴染みが今ひとつ

あずきほうとうの方が麺に餡子がよく絡んで美味しいね 
ほうとうは幅広、餡子が良く絡むのです
それに比べてスパゲッティは絡みが今ひとつ
シャビシャビな汁だと絡みません
パスタにはどろりとしたソースが合いますからお汁粉ではなく関東風善哉だったらよく絡んだのに
(漉し餡のお汁粉は東西関係なくお汁粉、粒あんのは東では田舎汁粉、西では善哉、東の善哉は汁気のない餡子)
シャビシャビ汁を絡ませるのならあんかけスパのようにトロミを付けるべきかな
絡みが今ひとつですが不味いわけはなく、さくっと食べ進みます
ただ、”絡みが悪い”は”味が薄い”になりますから食べ続けていると味に飽きが 
この”おしるこスパ”に遭難する人はこの飽きにやられてしまうのでしょうね


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時々お餅を食べ食感に変化を付けます
4個もありますが餅は好きなので問題ありません
それによく伸びるお餅は軽いし  


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スパゲッティは完食、残りはお汁粉
土鍋に入ったお汁粉、その量は結構あります
お餅2個をお汁粉用に残しておいて、餅を楽しみながらお汁粉をゴクゴクと・・・・・
土鍋いっぱいのお汁粉、流石にお腹がタプンタプン
体を動かすとお腹の中で波の音がしそうな感じ^^;  


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今回も無事登頂 
ただおなかがいっぱいと言うか、たぷんたぷん
この後クリームソーダを飲む予定でしたが、体が飲み物はもう要らないと訴えます
仕方ない、クリームソーダは次回の楽しみにしておきましょう

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喫茶マウンテン
052-832-0897
愛知県名古屋市昭和区滝川町47-86
9:00~21:30(L.O.21:00)
定休日 月曜日 
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何だか腰の具合が

秋も深くなって気温が下がってきたせいか腰の調子が今ひとつ

動くと結構痛みます

ギックリが来そうな予感

ロキソニンテープを貼りまくり

コルセットをガシガシに巻いて固めています

でもあまり良くはならず

起きあがるのも一苦労

気持ちのいい秋晴れの休日なのに布団から出られません

ようやく動けるようになったのは昼近く

それでもそーっと歩く感じ

これはやばい


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初あんかけスパ 左上の法則の重要性を痛感 チャオ JR名古屋駅太閤通店 [気になる一品(Delicious)]

またまた名古屋に出張
お昼ちょっと前に名古屋駅に到着
レンタカーを借りる前に昼ごはんを済ませてしまいましょう 


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そんな訳で駅構内でランチを済ませることに
向かった先はうまいもん通り


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あんかけスパかぁ・・・
足が止まったのはあんかけスパのお店、チャオ
実は自分はあんかけスパを食べたことがないのです
名古屋スパっていうと、自分は鉄板ナポリタン 
自分が実家に居た頃は”あんかけスパ”なんて名は聞かなかったな 


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あんかけスパ、これだけ名を聞くようになったのに食べたことがないままにしておくのもね
食べてみようかな
そのまま入店 


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店内は48席
結構混んでいます  


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品書きを確認します
とは言ってもどれを頼めばいいのか・・・・

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鉄板ナポリタンもあるのですね
あんかけスパよりこっちに惹かれちゃいます^^;

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左上にあるのは一番人気の品、ミラカン
具はナポリタンと同じな感じかな
左上の法則だとミラカンを選ぶべきなのですが、ちょっと外してみたくなって 


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にゃごやらしくえびふりゃーをオーダーしました 

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摂取カロリー制限中の身の上
それ程厳しく食事管理はしていないのですが、大盛りはご法度にしています
なのでレギュラーサイズでと言いました
が・・・・・
その時、斜め前の人のところに運ばれてきたのがミカランのジャンボ
見ると量はたいして多くはありません
それに、オーダーする人ほぼ全員がジャンボサイズ
なのでつい
すいません、やっぱジャンボで  ( ̄□ ̄;)!! ヤッチャッタ・・・


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あんかけスパも鉄板玉子敷きにできるのですね
これにしたっかたのですが、初めて食べるあんかけスパですからデフォルトな状態で食べることに
にゃごやって鉄板愛が凄いなぁ
大阪文化圏には各家庭にたこ焼き器があるとか
名古屋文化圏にはナポ用の鉄板が各家庭にあるそうで(実家にもあったし)  


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あんかけスパ、エビフライの到着 
エビフライは三本、大きさもそこそこ 


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名古屋は結婚式の格式はエビフライの数と大きさで決めるなんて話もあるくらいにエビフライ好きなイメージ
新幹線のなかでエビフライを食べているのは高確率で名古屋人だとT氏が言っていたような^^;
まぁ、この大きさならいいかな ^^ 


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まずはあんを味わってみます
(; ̄^ ̄)ん~
スパイス感が先に来てピリ辛、辛さが引くと現れるのがブイヨンの旨味
あんのとろみから中華的な味を想像してしまい、食べた瞬間にそのギャップで少々頭が混乱 
不味くはないけれど特別美味しくもないなぁ^^;
洋風な味のあんかけ、自分は好みじゃないかも

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次はスパゲッティ(これ重要、ナポとかB級グルメはパスタじゃなくスパゲッティ)に絡めてみます
やはり特別じゃない
また食べたいかって問われれば、答えは”べつにぃ〜”
中毒性も無さそうだし
何故こんなにも名古屋名物として有名になったのかな・・・・
( ゚д゚)ハッ
ひょっとしたら選んだのが良くなかったのかも
B級グルメなのだから具はナポリタンと同じなミラカンにするべきだったのでは
このあんはウィンナー、玉ねぎ、ピーマンなどに絡め食べた方が美味しそうだ
具とあんの相乗効果も期待できるし
メニューの左上に掲載される、その意味は重要です
左上の法則に従うべきでしたーー;)


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自分がこのあんかけスパを気に入らないのは味が物足りないせいなのかも
ナポリタンのような重さもないし
まぁ軽いからこの量でもさくっと食べられるのだけれど 


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味を加えてみたけれど、やっぱ物足りない   


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でも結構油は多めのようです 

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スパゲティハウスチャオ JR名古屋駅太閤通口店
052-571-8625
愛知県名古屋市中村区名駅1-1-4 JR名古屋駅 名古屋うまいもん通り太閤通口 1F
11:00~23:00(L.O22:00)

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共通テーマ:グルメ・料理

中華なオムライスとナポリタン 大阪王将 菊名店 [オムライス&ナポリタン (omletrice&]

蒔田で演芸会があった日のこと
昼から出かけることになったわけですが、まずはランチ
でも食欲があまりなく作る気がしません
蒔田に行く途中で駅蕎麦でもささっと手繰ろうと出かけますが・・・・


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菊名駅前には大阪王将、ふとガラス戸をみるとオムライスとナポリタンのポスター
中華屋さんのオムライス????ナポリタン????
何だか面白そう
食欲はあまり湧きませんが気になったものをそのままスルーはできません
食欲のある日に出直すという手もありますが、期間限定の文字が気になります
いつ迄かが書いていないし・・・・
気がついたら期間終了だったってことになるかもしれません
そんな訳で、大阪王将にIN

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品書きを再度確認
中華屋のオムライス?????
しかもオムライスとセットになるのが餃子
ちょっと不思議な感じな組み合わせ
弾む焼き豚って謳い文句がいいね^^


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オムライスがあれば当然ナポリタンも
中華でナポリタン?????
ナポリタンと餃子という組み合わせがハイブリッド過ぎて気になってしょうがない^^;
まずはナポリタン焼きそばと餃子のセットをオーダーしました 


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下町系男前ナポリタン焼きそば、餃子セットの到着  


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脂ギトギトな見た目はいかにも町中華って感じ 
このギトギト感、”ガッツリ男前”の名に相応しい
具は玉ねぎにピーマン、豚肉、そして卵、ソーセージとかじゃなく豚肉を使うのも中華らしさがあります
卵がこんな感じに絡めてあるのは面白い 

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ではいただきましょう
ますは一口、甘口ケチャがどっしり重くのしかかってきます
べちゃべちゃな感じとくどさがまたいいですね
これぞB級な美味さ


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麺は当然焼きそば麺
麺の食感とナポリタンの味がミスマッチ
でもこのミスマッチの妙、それはそれでいいかも
ナポリタンの味なんだけれど焼きそばの味でもあって、ちょっと味覚が混乱^^; 
卵がいい仕事をしていました
くどい味をマイルドにしてくれるのです 


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ナポリタンと餃子
ハイブリッドな組み合わせだと思いましたが、食べてみると意外とそうじゃない
麺が焼きそば麺だからでしょうか
特に違和感は無かったです
でもベタベタケチャ味には合わなかったけれどね 


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焼き色はこんがり、パリッと焼かれています
食欲がイマイチでしたのでお酢と胡椒にラー油多めに垂らしてみました 
ラー油の辛さで胃に刺激を与えようと^^; 


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食欲がなくても完食
皿の汚れ具合がナポリタン焼きそばの重さを物語ってますねぇ^^; 

翌週は横浜西口の狸小路にある居酒屋”はな家”の2Fで居酒屋寄席(記事は後日)
この日は食欲はあったのですが実はギックリが来そうな感じ(軽く来ていて動くと痛い)
コルセットをギシギシに巻いて予防しています
なので食欲があっても食べられないのです
それに、はな家寄席は寄席の後の懇親会が曲者
結構なボリュームの料理が並ぶのです
ランチを多めに食べてしまうと後が大変
なので軽く駅蕎麦にしておこうと思ったのですが、ナプリタン焼きそばを食べてオムライスを食べないままというのはスッキリしない
そんな訳でまたまた大阪王将へ 


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当然”いつかの初恋オムライス、餃子セット”をオーダー 
餃子の焼き色が今日は薄め
ばらつきがあるのですね
オムライスのケチャは上にかからず横に流すスタイル 


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ザーサイが添えられるのが中華の証^^ 
でもザーサイってオムライスには合わないと思う
卵の焼き加減はややトロ 


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ではいただきます
ケチャライスは甘めのケチャ、脂も多めのようで重い後味
味は確かにオムライスなのですが、僅かに炒飯の風味を感じます
ケチャ味なのに炒飯を感じさせるのは面白い
ごろっと焼き豚、結構入っています
これと脂(ラード?)が炒飯を彷彿させるのでしょうか 


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このオムライス、確かに中華の味ですね
洋食屋さんのオムライスとは全く違う
でもちゃんとオムライスを食べたという満足感はあります  


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この日の餃子は酢と胡椒だけで^^  


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コルセットが苦しい・・・・ 
(大阪王将 菊名店のW餃子定食の記事は→ここ


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大阪王将 菊名店
045-642-3491
横浜市港北区菊名4-2-2
11:00~23:00 
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共通テーマ:グルメ・料理

久しぶりの蒔田演芸会 & 水道代の請求金額に震える [日常のなかで(Diary)]

この日は山下公園へ秋薔薇撮りに行こうとしたものの、寝坊して薔薇撮りを断念した日
そのまままったりと過ごし、午後は蒔田へ 


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蒔田でSS風呂ガーの”よーちゃん”さん出演の演芸会があるのです
蒔田演芸会は久しぶり、本年度初めて
武漢肺炎こと新型コロナの影響で今迄開催できなかったのです
素人さんメインの演芸会ですが、プロの噺家さんも出演(特別出演&指導)
素人さんだって落研の学生さんや玄人はだし、なかなかのもの 


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開演ちょっと前に会場に到着
SSブロガーのkinkinさんとRchoose19さんが既に到着していました
今回は演目の中から落語のみをご紹介


<饅頭こわい> 三春家 たこ丸 さん

今日も長屋の若い者たちが集まって馬鹿話に花を咲かせていると一人血相を変えて飛び込んでくるものがいる
「留公じゃないか、どうした?」
「誰か追いかけてこないか 松ノ湯脇の近道を来ると、後ろから『留!』と呼ぶ声がしたんだ 振り向くと大きな口を開いた大蛇がいて呑み込もうとしてたので慌てて逃げてきた 」
「なに大蛇がいるって? どれくらい大きいんだ?」
「これくらい・・・」
留公は両手で20cmぐらいを示した
「そんなに太いのか?」
「胴回りじゃないよ 長さが・・・」
「なんだ、情けない 普通の蛇じゃないか どこが大蛇だ」
「長いものは恐いよ 鰻もドジョウもミミズも恐い」
「コイツの言うことも分かる 人は胞衣(えな)を方角を決めて埋めた土の上を、初めて通った虫を嫌いになるという言い伝えがある
虫が好かないというよな そうだ!ここで、皆で何が恐いか言い合ってみよう」

そんな訳で皆嫌いなもの苦手なものを言うことになった
「俺はヘビ」
「留と同じだな そっちは?」
「カエル 口をパクッと開けたのは恐い、考えたら家のカカアが『夕んべはどこ行ってたの』と、口をパクッと開けるのを見てから恐くなった」「俺は、ナメクジ ヌルヌルしていて恐い」
聞いていくと、ヒル、蜘蛛、ゴキブリ、毛虫、蟻、馬、ミミズ・・・嫌いなものは恐い

向うを向いてたばこ吸っているのは松公
「松公、何一人離れてタバコ吸ってんだ 皆で怖いものを言い合ってるんじゃないか お前も言えよ 何か恐いものは無いか」
「へっ、情けねぇ 大の男が怖いものだって?無いッ ねーよ」
「じゃ~蛇なんかはどうだ」
「蛇なんか見るとゾクゾクする 旨そうだから食べちゃう ものを考えるときは鉢巻代わりに頭に締める
カエル?カエルはは皮をむいて焼いて食べちまう ナメクジは三杯酢にすりゃあいい ミミズはケチャップ掛けたらスパゲッティー・ナポリタンだ 恐いものはなんにもねェ~よ」
「お前は偉いよ 皆、子供に返って恐いものの話をして遊んでんだ それじゃ、場がしらけちまうよ」
「怖いものなんて無いから仕方ない 蜘蛛なんて納豆の糸の引き具合が悪いなって思ったら混ぜてかき回すと糸が増えて具合いい 蟻なんか赤飯もらったときに、ゴマ塩代わりにかけて食べる ただゴマがちょこちょこ動くのが食べ辛い 毛虫が恐い?あんなものは柄を付けて歯ブラシ代わりにする 馬だって残らず食う 恐いものなんて無い無い・・・チョット待った 有る、一つだけ 忘れようと粋がっていたが、有るんだ」
「それは何だ」
小さな声でポツリと
「饅頭」
「?」
それを聞いた男たちは大笑い
いろいろな饅頭の話をしていると、みるみる松公の顔色が変わってきてガタガタ震え出した
さらに饅頭の話をすると聞泣き出して手に負えないので隣の三畳間に布団を引いて寝かしつけた

普段からひねくれ者で、左と言えば右と言うし、右と言えば左、黒いと言えば白だと言い張る生意気な野郎で、嫌われ者だった松公
一同この時とばかりに仕返しをしようと目論む
饅頭を皆で買ってきて枕元に置いたら面白いと衆議一決した
でも饅頭の話だけで寝込んだぐらいだから枕元に饅頭があったらショック死してしまう 殺人罪になりゃしないかと心配する輩もいたが饅頭だけに”あん殺”だから大丈夫と

そんな訳で皆で饅頭を買ってきた
腰高饅頭、栗饅頭、蕎麦饅頭、木の葉饅頭、揚げ饅頭、肉まん、葛饅頭、薯蕷饅頭、今川焼きはチョト違うがそれも混ぜて、お盆に山積みにて布団をかぶってガタガタ震えている松公の枕元にそーっと置いて障子を閉めた
「松っちゃん、具合はどうだい? ちょっと枕元を見てごらん」
その途端「饅頭ッ」と絶叫があがった

でもその後の様子がおかしい
叫び声は出ているが、ムシャムシャ音がするし、絶叫もだんだんと口ごもっている
不思議に思って障子を開ける一同
そこには饅頭恐いぃと叫びながら饅頭を美味そうに食べる松公がいた
暗殺は失敗に終わった
障子の陰でワクワクしながら様子を伺っていた連中、騙されたと知ってカンカン
しまったこれは一杯食わされたか
「一体お前は何が怖いんだ」
「今度は濃いお茶が一杯怖い」

。゜゜ヾ(*>∇<)ノシ キャハハハッ 


<京の茶漬け> 今川 あずき さん

大阪の食い倒れ、高松の熱燗、京の茶漬けと言われます
大阪の食い倒れは食べ物屋さんが多く皆繁盛しています
高松では帰りかけると、「ママいいがなまぁアツカンデ」と言われます
熱燗が出るなら待っていようかと思いますが出て来ません
で、帰ろうと思いますとまた、「ママいいがなまぁアツカンデ」と言われ、いや、冷やでも良いからと思っても一向に出て来ません
これは熱燗が出て来るのではなく「せっかく来ていただいたのに、何の愛想もない 何もあつかわんで・・・」、と言っているので、熱燗が出て来るという事とは違います
京には同じような言葉があって、帰りかけると「時分ですからお茶漬け(ぶぶづけ)でも・・・」と言います
「ははぁ・・・、お茶漬けが出るんだな」と思いますが、これが出た例しがないのです
これは愛想言葉で、聞いた方も「いえいえ、お言葉だけで呼ばれたのも同じですワ」と言葉を返すのだそうです

毎回、これを聞かされて意地になった男がある日、「本当に茶漬けが出るまで居座ってやろう」と心に決めて、わざわざ大阪から京都まで出かけた
応対に出たおかみさんが「主人は外出していまして、いつ帰るか分かりませんが」と言う
「そうですか、ご主人に急いでお訊きしたいことがありますので待たせてもらいます」と座敷へ通してもらった

「いえ、昨日、ご主人が我が家へ来られたばかりで、その時に訊けばよかったのですが度忘れしてまして 
でも、ちょうど活きの良い鯛がありましたので久し振りにご主人と楽しい酒の席が持てました
いえね、たまたま、明石の活きのいい真鯛があったので、酒もあるし無理に引き留めて、素人の包丁ですから、引きちぎったような刺身でしたがそれで飲んで貰い、丁度飯を炊いてるところだから飯も食べてってくれと先程の鯛にワサビを付けてご飯に乗せて食べたら『美味い、美味い』とお代わりまでしてくれたんですわ・・・いえいえ、お礼は良いんです
時分時であり合わせの物で食べていただいたんですから・・・時分時であり合わせの物なのに、『美味しい美味しい』と、食べてくれはったのです・・・あり合わせの鯛で・・・、間に合わせの物で・・・」
と、男は主人を歓待したことを伝え、それとなく食事を催促するが
「そうだったそうですね 主人も喜んでいました」とおかみさんは言うばかりで、食事を出そうという気配は全く観られず、お茶の一杯も出ない
知人は帰って来ず、昼飯時になった
「ちょっと小腹が空いたので出前でも取ってもらえますか?」と頼むと、「生憎とこの近くには店屋がありませんで」とおかみさんは言う
さすがの男も諦めて「そうですか では改めてお伺いします」と言って腰を上げ掛けると
「折角お越しいただいたのに申し訳ございませんでした 何もございませんがぶぶ漬けでも」とおかみさんが言った
おかみさんも今まで辛抱していたんだから言わなければ良かったんですが、つい口癖で帰りかけると、口が滑った
男はこれを言わせたいために、来たのですから「そうですか」と座り直してしまった
おかみさん、しまったと思ったが後の祭り
このおかみさんも決してそんなケチな人やないんです
最前から謎かけてるのんも十分わかってますけれども、どこのお宅でも、そのご飯の段取りといぅものがあります

朝御飯を済ませ、いつもはもっと御飯が残るのに、何かの間違いでご亭主がたくさん食べたとか何かでこの日に限って残りは僅か、まぁ自分一人分があればいいから昼は少しで辛抱して、その代わり晩はご飯を多めに炊いて・・・という段取りがつけてあった
お櫃を引き寄せてフタを取ってみると、底に心細ぉ残ってるご飯
「足りるかいなぁ」と思案をしながらこれをよそって、縁にへばり付いてるやつみな扱き落として、よぉよぉのことで軽るぅ~に一膳こしらえ、それへたっぷりとお茶をそそいで、漬けもんと箸を出した

「お口汚しに」
「えらい済んまへん、こちらでまぁ、ご飯まで頂戴するやなんて ちょっとお腹が減っとりまして・・・、お言葉に甘えさせていただきます(ホンマの茶漬けやなぁこら^^;)いただきます(ズッズ~)
お茶がよろしなぁ、やっぱりご当地は宇治が近いさかい常からこんなえぇお茶使こてなはる・・・(ズッズ~)
漬け物も良いですな、ご当地の物をお漬けになった(ズッズ~)
流石に京都の漬物は一味違いますなぁ(ズッズ~)」
男は漬け物を褒めながら茶漬けを食べ終えるが、「お代りをしましょうか?」という声が掛らない
そこで今度は空になった茶碗を捻くり回して「いい茶碗ですな清水焼ですかな」と暗にお代りを催促するが、おかみさんは知らん顔をしている
しびれを切らした男が茶碗の中を見せ、「この茶碗は何処で買われました?」と訊くと、おかみさんは空になったお櫃の中を見せ「はい、このお櫃と一緒に近所の荒物屋で」 

(*∩v∩*) ニッコリ♪  
 


<堀の内> 海亭 二万哩 さん

粗忽者の亭主
片方草履で、片方駒げたを履いておいて「足が片っぽ短くなっちまった 医者を呼べ」と騒いだ挙げ句に、「片方脱げばいい」と教えられ、草履の方を脱ぐ始末
なんとか粗忽を治したいと女房に相談すると、信心している堀の内のお祖師さまに願掛けをすればよいと勧められ、行くことにした
出掛けに子供の着物を着ようとしたり、おひつの蓋で顔を洗ったり、手拭いと間違えて猫で顔を拭こうとしてひっかかれたりの大騒ぎ
弁当を持ってゆくようにと言われカミさんに用意してくれと言うが、そこに置いてあるから自分で包めと言われ、ささっと包んだ
そんな大騒ぎの末、ようやく家を出る

途中で行き先を忘れ、通りがかりの人にいきなり
「あたしは、どこへ行くんで?」
なんとかたどり着いたはいいが、賽銭をあげるとき、財布ごと投げ込んでしまった
「泥棒ッ」
と叫んでも、もう遅い
「じゃぁ1ヶ月分のお参りの先払いということで」
空腹をおぼえ、本堂の脇で首に結わえていた弁当を開くと、風呂敷に弁当ではなく、カミさんの腰巻きに箱枕
お寺の坊さんに「ちょっとアンタ変なもの開けられちゃ困りますね」としかられる始末

俺に荷造りをさせるからだと怒った亭主
帰って戸を開けるなり
「てめえの方がよっぽどそそっかしいんだ! 枕を背負わせやがって! なにを笑ってやんでえ」
と怒鳴ると
「おまえさんの家は隣だよ」

「こりゃいけねえ」と家に戻って
「どうも相すみません」
かみさん、呆れて
「隣で怒って、家であやまてもしょうがないでしょ お弁当はこっちにあるって言ったのに、おまえさんが間違えたんじゃないか それよりこっちは着ける物が無くて、スウスウして困った」と逆に言われてしまった
「で、腰巻きと枕は?」
「あ、忘れてきた」

かみさんに頼まれ、湯に子供を連れて行こうとすると
「いやだい、おとっつぁんと行くと逆さに入れるから」
「今日は真っ直ぐに入れてやる おとっつぁんがおぶってやるから おや、大きな尻だ」
「そりゃ、あたしだよ、およしなよ まだ夜じゃないよ♡」
湯屋に着くと、番台に下駄を上げようとしたり、もう上がっているよその子をまた裸にしようとして怒られたりと、ここでも本領発揮
平謝りして子供を見つけ、
「なんだ、こんちくしょうめ ほら、裸になれ」
「もうなってるよ」
「なったらへえるんだ」
「おとっつぁんがまだ脱いでない」
子供を洗ってやろうと背中に回ると
「あれ、いつの間にこんな彫り物なんぞしやがった おっそろしく大きなケツだね 子供の癖にこんなに毛が生えて」
と尻の毛を抜くと
「痛え、何しやがるんだ」
鳶頭と子供を間違えていた 
「冗談じゃねえやな おまえの子供は向こうにいらあ」
「こりゃ、どうもすみませんで おい、だめだよ おめえがこっちィ来ねえから・・・ほら見ねえ こんなに垢が出らあ。おやおや、ずいぶん肩幅が広くなったな」
「おとっつぁん、羽目板洗ってらあ」 

。゜゜ヾ(*>∇<)ノシ キャハハハッ 


<ヤカン> 當今亭 㐂ん肉 さん

この世に知らないものはないと広言する隠居
長屋の八五郎が訪ねるたびに、別に何も潰れていないが、グシャ、グシャと言う
いつも愚者、愚者と言われむかついている八五郎は隠居をへこませてやろうと、物の名の由来を次から次へと聞き始めるが、隠居はこじつけて煙に巻いて行く
最初に、いろいろな魚の名前は誰がつけたかという質問で戦闘開始
魚の鰯は岩にシィーするからイワシー、イワシ
鮪は群れをなして真っ黒で泳ぐからマッグロ、マグロ
ほうぼうは方々泳ぎ回るから
こちはこっちに泳いでくるから
鯛は目出度いから
鯨は、必ず9時に起きるのでクジら
ひらめは平たいところに目があるから、カレイも平たいところに目があると問い詰めたが、「あれはヒラメの家来で、家令をしている」と隙を見せない応答ぶりだ
鰻はというと、昔はのろいのでノロといった
あるとき鵜がノロをのみ込んで、大きいので全部のめず四苦八苦
鵜が難儀したから、鵜、難儀、鵜、難儀、鵜難儀でウナギ
話は変わって日用品
茶碗は、置くとちゃわんと動かないから茶碗
土瓶は土で、鉄瓶は鉄でできているから
「じゃ、やかんは?」
「やでできて……ないか 昔は」
「ノロと言いました?」
「いや、これは水わかしといった」
「それをいうなら湯わかしでしょ」
「だからおまえはグシャだ 水を沸かして、初めて湯になる」
「はあ、それで、なぜ水わかしがやかんになったんで?」
「これには物語がある」
昔、川中島の合戦で、片方が夜討ちをかけた
かけられた方は不意をつかれて大混乱
ある若武者が自分の兜をかぶろうと、枕元を見たがない
あるのは水わかしだけ
そこで湯を捨て、兜の代わりにかぶった
この若武者が強く、敵の直中に突っ込む
敵が一斉に矢を放つと、水わかしに当たってカーンという音
矢が当たってカーン、矢カーン、やかん
蓋は、ボッチをくわえて面の代わり
つるは顎へかけて緒の代わり
やかんの口は、名乗りが聞こえないといけないから、耳代わり
「あれ、かぶったら下を向きます 上を向かなきゃ聞こえない」
「その日は大雨 上を向いたら、雨が入ってきて中耳炎になる」
「それにしても、耳なら両方ありそうなもんだ」
「ない方は、枕をつけて寝る方だ」 

(*∩v∩*) ニッコリ♪  


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<相撲場風景> 笑家きゃらめる さん(SSブロガーのよーちゃんさん)

相撲は取る方も見る方も力が入る
そんな大騒ぎの相撲観戦をオムニバスで仕立てたお話

遅れて観戦に来た男、場所を取っておいてくれた連れに取り組みを訊くも判らないと言う
朝から五時間も此処にいて判らないと言うことはないだろうと言うと向こうの背の高い人の頭が邪魔で土俵の相撲が見えないと言う

「もしもし、その前のほぉに座ったはる背ぇの高い人 そぉそぉあんたあんた、今、後ろ向いた人、あんたです 背ぇが高こますねん ちょ~どね、あんたそこに座ったはるとね、あんたの頭だけ邪魔になってね、ここ後ろ四、五人皆目、土俵の相撲が見えまへんねん すんまへんが、その頭どないぞしてもらうわけにいきまへんか?」
「あぁさよか、そらえらいすまんこってした この頭どぉいぅふぅにさしてもらいまひょ?」
「へぇ、その場所でよろしぃさかいね、すんまへんけどちょっと前へ頭下げてうつむき加減になっててもらいまひょか」
「あぁなるほど、ここでうつむきますか へぇ分かりました、ちょっと待っとくれやっしゃ……、こんなもんでどぉです?」
「えらいすんまへんけど、もぉちょっと前へ下げてもらえまへんか」
「あぁさよか……、こんなもんでいかがです?」
「えらい無理言ぃますけど、もぉちょっと何とかなりまへんか?」
「それやったら、いっそのことこれでどぉです?」
「あぁ、おおきありがとぉ お陰でよぉ見えるよぉになりました」
「ところが、こっちが見えまへんで これやったら前の人の足の裏ばっかし見てまっせ」
「ほなこぉしまひょか、今度は前やなしに、その頭横のほぉへポイッと振ってもらえますか、へぇ、横のほぉにポイッと振ってもらいまひょか」
「横っちゅうと、つまりこぉいぅふぅにしまんのんか?」
「へぇへぇ、そぉでんねん 何べんも無理言ぅてえらいすんまへんでした おおきありがとぉお陰でよぉ見えるよぉになりました あんたも見えてますか? ならよろしぃなぁ あんたも見えりゃ、こっちも見える 双方の顔が立ちました」
「こっちの顔、倒れてまっせ」

そぉかと思いますと、こちらではこれからいよいよ自分の贔屓の力士が仕切りに入って立ち上がるといぅので、こらまた大ぉきな声張り上げて唾が飛ぶのも構わず夢中んなって応援してます

「よぉ、しっかり取れよッ! 立ち上がったら相手の褌(みつ)を先パイッと取れ、相手の褌をパイッと 相手に褌を先取られたら負けやで、えぇか、先に相手の褌をパイッと取れよ、立ち上がったらパイッ!」

あまりに唾が飛ぶのでたまらないのが前の人

「あのぉ、声は何ぼ大きな声出してくれはってもよろしぃねんけどね、すんまへんけど、その後ろで「パイッ」ちゅうのんやめてもらえまへんか もぉさっきからわたしの頭、唾だらけなってまんねや すんまへんけどひとつ、唾のかからんよぉに頼んまっせ」
「あぁさよか そらえらいすまんこってした、うっかりしてましたんで いぃえぇ、大丈夫です、もぉ唾のかからんよぉに応援さしてもらいま、えらいすんまへんでした」

今度は唾が飛ばないよう応援することにした男、声を出さないと今度は体が動いてしまう

「さ、いま言ぅたとぉりや、立ち上がったら相手の褌を先取れよ、おっと立ち上がった、立ち上がったら相手の褌を先取んねん、相手の褌を・・・相手に褌を先取られたら負けやっちゅうねん
相手の褌を取らんかい、褌をッおいッ、褌を取らな負けやでッ、褌を取らんかい褌を。褌を取れよッ! 取ったらんかい褌ッ! 褌を取れよッ! 褌を取らんかい褌をッ! 褌を取れよッ!」

さぁ、こぉなったら応援してるほうは夢中ですから、しまいには自分が相撲取ってるよぉな気になって、前に座ってる人の帯をば後ろから掴まえ、一生懸命、力入れてしまう

「相手の褌を先取れっちゅうねん、まだ褌が取れんのか? こぉいぅふぅに取ったらえぇねん、相手の褌をこぉしてギュ~ッと」
「もし・・・、もし、不意に後ろから人の帯を掴まえてどないしなはんねん?」
「こぉ取ったら離さんぞ」
「そんな無茶言ぅたらいかんなもし「離さんぞ」て、離してくれないかん またあんた、えらい力やなぁ そぉ力入れて引っ張ったら帯が切れる、帯が」
「切れるよぉな安もんの帯、どこで買ぉた?」
「ほっときなはれ」

帯で揉めてるかと思うと、こっちはこっちで大きな握り飯をたくさんに作って持ってきたやつ、この握り飯を一つだけ右の手に持ちよって、おのれの頭の上で振り回しながら応援しています

「さッ、しっかりやれよしっかり、頼むで 今、この握り飯食ぅて腹に力付けて応援したるさかい しっかりやれよ、しっかりッ、しっかり取れよ!」

食べるのやったら早よ食べたらえぇのに、いつまでも握り飯振り回してますと、この人の真後ろへ座った人、可哀想に朝一番に来たから朝から何も食べていない
腹をペコペコに減らしたその人の目の前を大きなおにぎりがウロウロウロウロ・ウロウロウロウロ
これはまったものではありません

殺生やでこの人は・・・いつまでも振り回してんと、食べんねんやったら早よ食べはったらえぇのに
お握り飯が気になってしゃ~ないがな しかし大ぉきな握り飯やなぁ、この際この大きな握り飯が一つでもあったら、ちょっと腹の足しになんねんけどなぁ・・・
と、思っているのですが前の人はそんな人の気持ちも知らず

「よッ! しっかり取れよしっかりッ!」
「取ってもよろしぃか?」
「しっかり取れッ!」
「うわぁ~、さよか ほんだらえらい厚かましおますけど、お言葉に甘えて取らしてもらいまっせ、おっきご馳走さんです」
「しっかりやれよ、しっかり取れよ・・・今、大きな握り・・・、握り飯あれへんがなこれ? ちょっとつかんこと尋んねますが、今、そこらへんへ握り飯飛べしまへなんだか?
えっ?飛んできてない? さよか、いや実はね、わたし確か右の手で一つ握り飯持ってたんですわ
今、食べよと思て気が付いたら無いもんでっさかいね、ひょっとしたらそのへんへ飛んだんと違うかいなぁと思て尋んねましてんけど、おまへんか・・・おかしぃなぁ、確かこっちの手で一つ持ってたはず
あッ、そぉか えらいすんまへん分かりました いぃえぇ、わたし相撲の応援で夢中になってるもんでっさかいね、食べたん忘れてまんねん
食べましたんですわ、えらいすんまへんでした
・・・・・
うぉ~いッ、握り飯食ぅたん忘れるほど、こないして夢中になって応援してんねんで しっかり取れよ、も一つや」
「も一つ取ってもよろしぃか?」と後ろの男
「しっかり取らんかいッ!」
「さよか、ほな取らしてもらいまっせ」
「しっかりやれよ、えぇか頼むで、今度は・・・、またあれへんがな」

握り飯で揉めているかと思うとなかに一人、さっきから真っ青な顔をして、涙ポロポロポロポロこぼし、泣きながら相撲を見てる人がいる
それをまた、そばに座ってる人が親切に尋ねています     

「もしもし、もし、あんたあんた いぃえぇ、あんたがさっきからね、そこで真っ青な顔して、おまけにそないして泣きながら相撲見たはりまっしゃろ
あんたのことが気になるもんでっさかいね、皆目、土俵の相撲に身が入りまへんねん どないしはった? ひょっとしたら、お腹でも痛いのと違いますか?」
「よぉ尋んねとくなはった、わたし泣いてんのん、お腹が痛いのんと違いますねん ションベンがしたいんです」
「ションベンがしたい? それやったら何もそこで真っ青な顔して泣いたはることおまへんやろ、ションベンがしたいねやったら、便所行てきはったらどぉでんねん?」
「そない言ぅていただかんでもよぉ分かってるんですがね、今日はご覧のとぉり朝から満員でっしゃろ、もしわたしが便所行ってるあいだに、この場所、人に座られたら困ると思て、もぉこれで九時間から辛抱してまんねん」
「朝からって・・・九時間も我慢していたんでっか よぉ九時間も辛抱しはりましたなぁ、そんなことしはったら体に毒です よろしぃよろしぃ、わたしが責任持ってその場所、人に取られんよぉに見てたげますから安心して、今のあいだにゆ~っくりと行といなはれ」
「うっううっ、今の一言、せめてもぉ一時間でも早よ、そない言ぅていただいたら何とかして行けたんですけどね、今はもう限界です、恐らく、もぉ体動かすことすらできません 皆さん方にはご迷惑ですが、ボチボチここらで・・・・」
「あかんあかん、こんなとこへじかにしられたら、端に座ってるもんが迷惑しま よろしぃよろしぃ、あんたが「もぉ体動かすこともでけん」と言うのならその場所で、ほかの人に迷惑のかからんよぉにさしたげま
ちょ~ど都合よぉね、さっきから向こぉで酒呑みが一升瓶空にしてよぉ寝たはりまっさかい、あの空いた瓶を使わしてもらいましょ その代わり言ぅときまっせ、早いことしなはれや、よろしぃな 済んだらまた、ソォ~ッと瓶返しとかなならんさかい、早いことしなはれ」

酔っ払いの空いた一升瓶を引き寄せ、真っ青になっている男に渡した

「おっきありがとぉ。このご恩は一生わすれません」
「そない大層ぉに言ぃなはんな、早いことしなはれ、早いこと・・・えぇ? 何です? 仕方が分からん? 要はその瓶の中へしはったらよろしぃねん いえいえ難しいことおまへん、簡単にでけます つまり、その瓶の口へあんたのパイプをスッとハメはったらよろしぃねん」
「合いまっしゃろか?」
「そら知らん 合うか合わんか、あんたのパイプ拝見したわけやないし、ともかくね、合うか合わんか入てみなはれ・・・えっ?入らない? 瓶の口を唾で濡らしてジンワリ入れてみはったらどぉです? えっ?入った?」
「お陰で、ちょ~どでした」
「ちょ~どやったらよろしぃがな、いつまでも泣いてんと早よしなはれ」
「では、さしていただきます「ミミズもカエルも皆ごめん」」
「もぉそんなアホなこと言ぅてんと、もぉ今、そんなこと言ぅてる場合と違いまんねん 早よしなはれッ!」

(ジャジャ~ジャ~、ジョンジョロリン、ジョンジョロリン ジャジャ~、ジャ~ジャ~ジャ~ジャ~・・・)

「こぉらまた派手な音やなぁ、もっと静かに大人しぃでけまへんか」
「でけまへん」

(ジョンジョロリン、ジョンジョロリン、ジャジャ~、ジャ~ジャ~ジャ~ジャ~ジャ~、ジャ~ジャ~、ジャ~ジャ~、ジャ~ジャ~、ジャ~ジャ~、ジョンジョロリン、ジャジャ~、ジョンジョロリン、ジャジャ~ジャ~ジャ~・・・)

「終わりましたか? こぉらまたぎょ~さんしたで 長いことかかったはずや、ちょ~ど一升あるがな」 

一升瓶に蓋をして、寝ている酔っ払いの足元にソ~ッと返した
返した途端酔っ払いが目を覚ました

「うい~ッ・・・うい~ッ・・・、さぁ、しっかり相撲取ったれ、えぇか頼むで また景気よぉ応援したるさかい、しっかり相撲取ってくれよッ!(パンパンッ)うぉ~いッ(パンパンッ)
仲見世、酒持ってきてくれ酒を、酒が欲しぃねん 容れもんが要んねやったら心配せんでもえぇで、容れもんなら先にもろた一升瓶が、さっきからこのとぉりちゃ~んと空に・・・???
すまん もぉちゃ~んと持ってきてくれたぁんねやないか、ハッハッハッハッ
黙ぁ~って置いていかれたら分かれへん、しかし、よぉ気が付きよんなぁ こっちが注文せんかて、無い時分にはこのとぉりちゃ~んと気ぃ利かして持ってきてくれとぉるだけが嬉しぃなぁ
おまけに、今度の酒は親切に燗までしてくれとぉる、ありがたいなぁ 
・・・
さ、しっかり取ってくれよ、えぇか頼むで 今、この酒呑んだら景気付けて応援したるさかい しっかり・・
ん?
うぉ~いッ仲見世、えらい変なこと尋んねるけどな、今度の酒、えらい泡立つなぁこれ、安い酒詰めたんか?
いやいや、酒といぅことさえ間違いがなけりゃ、少々の泡ぐらい辛抱して呑むさかい
・・・・
ハハハッ、さぁしっかり取れよ、えぇか頼むで、今、この酒グ~ッとひっかけて、また景気よぉパ~ッと応援したるわい しっかり取ってくれ、頼むで
しっか・・・ん?・・・フェ~ックションッ! 
おぉ~い仲見世、何べんもおかしなこと尋んねるけど、今度の酒、目ぇや鼻へピュッと沁みるな

。゜゜ヾ(*>∇<)ノシ キャハハハッ 



<悋気の火の玉> 三春家 林檎 さん

「悋気は女のつつしむところ、疝気は男の苦しむところ」なんていいます
妾宅で頭の白髪がみっともないと抜かれ、本宅では黒い髪ばかりだと商売に信用があるように見えないと黒髪を抜かれとうとう旦那ひとり坊主にしてしまったなんて話もあるそうで

浅草の花川戸の立花屋という鼻緒問屋の旦那はいたって堅物
ある時仲間の寄り合いの流れで吉原に誘われた
断ったが、付き合わないなら取引をやめると言われ仕方なくついていった
一度遊んでみるとこれが凄く楽しい
こんなにもいいものだったのかとすっかり味をしめ、吉原に通い始めた
最初は友人知人を誘っていたが終いには一人で吉原に日参するようになる
こうなるとお金を使い過ぎて商売に差し障ってくる
そこは商売人のこと、そろばんをはじくとこれでは身代がもたないと判るが、それでも遊びを控えると言う考えは出てこない
いかにしたら遊びを続けられるか、安く楽しむにはどうしたらいいか
吉原で遊ぶから高くつく、花魁を身請けして囲ってしまえば吉原で遊ぶより安く済む
そう考えて花魁を身請けし、粋な黒塀見越しの松、そんないかにもという妾宅を根岸に造り婆やを雇って囲った
そして月のうち本宅に20日、妾宅に10日泊まるようになる
そうなると本妻もこのごろ旦那の様子がおかしいと気付く
調べると妾宅があることがわかり面白くない
旦那がお茶を入れてくれ頼んでも「あたしのじゃうまくないでしょ ふん」と万事がこんな調子だ
旦那はこれでは面白くないので、妾宅へ20日、本宅へ10日ということになる
終いには本宅に帰らない月も出る始末
おさまらないのは本妻だ
こうなったのもすべて根岸の女のせいだと、真夜中に藁人形を杉の大木に五寸釘で打ちつけ始めた
憎っくき女を呪い殺してしまおうという魂胆だ
このことが根岸の女にも知れたから黙っちゃいない

婆や、六寸釘を買ってきておくれ!
こっちは六寸釘を打ち始める

本妻の方は根岸が六寸釘ならこっちは七寸釘だ

それならこっちは八寸だ

じゃぁ九寸だ

一尺・・・

と呪い競争になってしまった
人を呪わば穴二つとやらで、本妻と妾は時を同じくして死んでしまった
「なまんだぶなまんだぶ二人とも成仏しておくれ」
と弔ったもののお互い恨みを持って死んだのだから成仏なんてするわけがない
本妻の火の玉が花川戸の立花屋から根岸に向かって飛び、根岸の方からもお妾の火の玉が向かってきて、大音寺の上空でぶつかり火花を散らして喧嘩を始めるという噂が立つ
住職をしている叔父に相談すると引き受けてくてた
大音寺辺りに出かけて有難い経をあげたが恨みが強過ぎて効かない
「もうこうなったらあなたがちゃんと二人と話をしなさい 落ち着いたところで読経をすれば成仏できるだろう」
そう言われ、旦那さんも出かけることになった
道々、旦那さんが落ち着かない
火入れを忘れてしまい煙草が吸えないと困っている
叔父さんに火を貸して欲しいと頼むが、叔父さんは煙草を吸わないので持っていない
大音寺に向かうと根岸の方角から火の玉が飛んできて旦那のところへふわりと寄ってくる
方角からすると妾の火の玉のようだ
「よくきてくれた まあ一服しながら話そう」
火の玉を呼び、話し始める
旦那は妾に優しい言葉をかけ、このような目に合わせてしまったことを詫びる
そして煙草の火がなくて困っているから火を貸して欲しいと頼む
火の玉が旦那さんに寄り、煙草の火をつけ、一服
「ああ、うまいなぁ・・・煙草の火は火の玉に限る」^^
と旦那さん
「あいつは素人だがお前は酸いも甘いも嚼み分けた女だ 女としてはお前の方がよっぽど上手だ どうだろう此処はひとつ姉さんすいませんでしたとお前の方から頭をさげてくれないか」
と頼み、火の玉は納得したように消えた
すると今度は立花屋の方から火の玉がもう一つ 物凄い勢いで飛んでくる どう考えても本妻のものだ
「よくきてくれた まあ一服しながら話そう」
火の玉を呼び、話し始める
旦那は本妻に優しい言葉をかけ、このような目に合わせてしまったことを詫び、妾も姉さんすいませんでしたと頭を下げたから怒りを解いてくてと頼んだ
また煙草を吸いたくなった旦那さん、火を貸して欲しいと頼みキセルを近づけた
すぅーっと離れる火の玉

「私のじゃおいしくないでしょ!ふんっ」 

。゜゜ヾ(*>∇<)ノシ キャハハハッ 


<夏泥> 月の家 小圓鏡 さん

空き巣泥が獲物を物色しながら歩いていて、とある長屋へ入り込んだ
見るからに貧乏長屋であるが意外と金を溜め込んでいる奴が居ることもあるもんだしと思いながら様子を窺っていた
一軒の家を覗くと暗がりの中で火が見える 小火のようだ
「あっ、危ねぇなぁ」
泥棒が慌てて中へ入り、火を消す
改めて家の中を見渡すと、家財道具は何もなく、褌一丁の男が寝そべっている
泥棒は行き掛り上一仕事しようと短刀を突き付け、
「やい、これが見えねえか?金を出さないとぶっ殺すぞ」
と凄むと
男は落ち着いたもので
「よく光ってる短刀だね、さっきからよく見えているよ ちょうど良かった、殺して」
と言う
泥棒は毒気に当てられて腰が引けながら、「ど、どういうことなのだ?」と訊く
「一文もないんだ」
「一文もないとはどうしたんだ 女か?」
「いや博打」
「博打かぁ、博打だけはダメだ やるもんじゃない  じゃぁ金以外のものを出せ お前職人だろう 道具とかあるだろう」 
 「私は大工なんですが博打好きで、持ち金を全部注ぎ込んですってんてんになり、商売道具も質に入れてしまいました 仕事もできないし、生きていても仕方ないので死のうと思っていたところなんで、殺して下さい」
「おいおい、馬鹿言うもんじゃない 人間は真面目に働かなければいけねえんだよ 俺が金を出してやるから道具箱を受け出して来な」
と、金を出す泥棒
「有難うございます これで死なずに済みます・・・・あっ、ダメだ 利息分が足らない やっぱり殺して下さい」
「いくらだい?それも俺が出してやるよ」
泥棒は金を男に恵んでやる
「ありがとうございます これで死なずに・・・・でも、やっぱりお返しします 半纏と帯も質に入っていて着る物もないので仕事に行けませんから やっぱり殺してください」
「着るものも無いのかよ それも出してやるよ いくらだい?」
「有難うございます でもここ3日、飯を食ってないので立ち上がれねえんです やっぱり殺して下さい」
「死ぬ死ぬと言うもんじゃないよ 米代も出してやるよ」
「私はおかず食いで・・・」
「しようのない奴だな、それも出してやるよ 腹ごしらえをして仕事に行きなよ 博打なんかもうするなよ」
男は次々におねだりをし、泥棒は要求に応え、ついに有り金全部を恵んでやった
「俺は何しにこの家へ入ったんだ?」と泥棒は自嘲気味に天を仰ぐ
男はさらに輪を掛けておねだりをする「働いたってお金が入るのは半月後、それまでご飯を食べるお金が無いから結局死ぬしかない やっぱりここで殺してください」
「おいおい、死ぬなよ 待ってろ」
泥棒は万一の時用に着物に縫い付けてあった金を取り出して男に恵んでやった
「いいか、これは俺の親父がどうしてもって時のためにと縫い付けておいてくれた金だ そんな重要な金なんだ それをお前に渡すってことをよく考えてくれ もう博打なんてするんじゃ無いそ」
すってんてんになって、これ以上長居は無用と泥棒が「帰るよ」と言うと、男が「長屋を出て右へ行くと交番があるから左へ逃げなよ」と言う
「今日は交番を恐れることは何もしていないよ」と泥棒が愚痴を言いながら長屋を出る
去った泥棒を男が呼び止める「おーい、泥棒さん!」
「バカ!変な呼び方をするなよ」
「でも、名前を知らないんで」
「まだ、何か用かい?」
「あんたの住まいを教えてくれないか」
「そんなの知ってどうするんだ」
「働いて稼いだらあんたの困った時は泥棒にはいってやるから」 

。゜゜ヾ(*>∇<)ノシ キャハハハッ 



<唐茄子政談> の槌 藤助 さん
この教室のお師匠さんです

大店の若旦那、徳三郎
吉原の花魁に入れ揚げて家の金を湯水のように使うので、親族会議の末、道楽をやめなければ勘当だと言い渡される
徳三郎は蛙のツラになんとやら
「勘当けっこう お天道さまと米の飯は、どこに行ってもついて回りますから さよならっ」
吉原の花魁にいつでも引き受けて面倒を見てくれるなんて言われたのを本気に信じて威勢よく家を飛び出したはいいが、花魁に相談すると、もうこいつは金の切れ目だと、体よく追い払われてしまった
幇間とか友達の所へやっかいになっていたが、どこからもすぐいやな顔をされもう行く所がない
もう土用の暑い時分に、三、四日も食わずに水ばかり、おまけに夕立でずぶ濡れ
吾妻橋に来かかると、向こうに吉原の灯
つくづく生きているのが嫌になり、橋から身を投げようとした
そこに通りかかったのが、本所の達磨横丁で大家をしている叔父さん
身投げを後ろからはがいじめにして止めたが、よく見るとこれが徳
「なんだ、てめえ徳じゃねぇか おめえだったら構わねぇ、飛び込んじゃいな 止めるんじゃなかったぜ」
なんて冷たい
「アワワ、助けてください」
「てめえは家を出るとき、お天道さまと米の飯はとか言ってたな どうだ ついて回ったか?」
「お天道様はついて回るけど、米の飯はついて回らない」
「ざまあみやがれ まぁ助けちまったものは仕方ねぇ、このまま放っておくわけにもいかないな 徳、おまえ助けてやるからには俺の言うことを何でもきかないといけないぜ 約束できるな」
ともかく家に連れて帰り、明日から働かせるからと釘を刺して、飯を食わせ、その晩は寝かせる

翌朝
叔父さんは唐茄子を山のように仕入れてきた
「今日からこれを売るんだ」
格好悪いとごねる徳を
「そんなら出てけ 額に汗して働くのがどこが格好悪い それにおまえが勘当されたのは家の金を遊びに使い込んだからだ 自分で稼いだ金で遊ぶなら誰にも文句を言われる事もねぇ しっかり稼げ」
としかりつけ、天秤棒を担がせると、弁当は商いをした家の台所を借りて食えと、教えて送りだした
徳三郎、炎天下を、重い天秤棒を肩にふらふら
浅草の田原町まで来ると、石につまづいて倒れ、動けない
「人殺し!」なんて叫ぶもんだから、通りがかりの近所の長屋の衆がびっくりして徳さんを起こし、道に転がっている唐茄子を拾ってくれた
事情を聞いて同情し、長屋の者に声をかけてくれる
皆、気の毒がって一つ、二つと買ってくれた
唐茄子なんか食えるかなんて言う半公には、昔の弱みを突き唐茄子を買わせる
いざ買う段になると、半公は大きい唐茄子を選んでいる有様だ
売れ残った唐茄子は二つ
礼を言って、残った唐茄子をかついで徳さんはまた歩きはじめる
最後の二つぐらいは自分の力で売ろうと売り声の練習も始めた
気づくとここは、吉原田んぼだ。吉原遊郭の屋根が見え、派手に遊んでいた頃の花魁とのやりとりなどをなつかしく思い出しながら歩いて行く
つい花魁との濡れ場を思い出しながら、行き着いたのが誓願寺店(せいがんじだな)
裏長屋の一軒の中から呼び止められた
着ているものは粗末だが、どこか品がある背中に赤ん坊を背負った若い女が、唐茄子を1つ売ってくれという
ついでに最後の一個も買ってもらいないかと言う徳さんに、恥ずかしいことにお金が一個分しかないと
徳さん、売れ残りだからおまけしますと一個の値段で二個渡す
その代わりお昼のお弁当をまだ食べていないので此処で使わせてもらえないかと頼んだ

お弁当を広げた徳さん
柱の後ろからこれを見ていた五つぐらの男の子が弁当を欲しがる
聞くと3日間もご飯を食べさせていないと
「そうか、三日も食べていないんだ・・・三日目って一番辛いんだよな わかるよ 経験したから」と、徳さんしんみり
亭主は元侍で今は旅商人だが、商いがうまくいかないのか仕送りが三月も途絶え、それで内職の縫い物やらなんやらをやって凌いでいたものの、病気になり十日ほど働けず子供に飯も食べさせられない有様だと言う
同情した徳、お弁当を坊やにと言い、唐茄子の売り溜(売り上げ)を全部そこに置いて何かの足しにしてくれと飛び出し、叔父さんの長屋へ戻った

「ばかに早く戻って来なた 売れなくても暗くなるまで頑張らなきゃいかん えっ、全部売っただと?」
叔父さんは嬉しがり、飯の支度をさせ徳さんを団扇で扇いだりして大サービス
どうやって売ったか話をしてくれと言う
徳さん、朝からのことを話しだした
「ほう、そうか 助けてもらって売ってもらったか 顔は覚えているか 後でちゃんとお礼に行かなきゃな こういう人がご贔屓になってもらえるんだ 最初の商いでご贔屓ができるなんで良いことだ では売り溜を出しておくれ」
「それが・・・ないのです」
「さてはおまえ、遊んだな」
「いえ、違います 気の毒な人がいたのであげちゃいました」
その経緯を話し、それを聞いた叔父さん
「売り溜の一部を渡すんじゃなく全部置いたか 気前のいいことだな おまえらしい じゃぁこれからそこに出かけるぞ」
叔父さんは半信半疑、その話が本当かどうか確かめに、今から誓願寺店の長屋に一緒に行くという

徳三郎を連れて夜道を誓願寺店にやってくると、長屋では一騒動
あれから女が、このようなものは貰えないと徳三郎を追いかけて飛び出したとたん、因業大家に出くわし、店賃を溜めているからと金を強引に取られてしまったという
そして八百屋さんに申し訳ないと、女は首を括ったと
子供の泣き叫ぶ声に驚いて隣人が部屋に飛び込むとぶら下がった女の姿
驚いて降ろし、まだ息はあると医者を呼んで診てもらっている最中らしい
何と因業な大家だと怒る叔父さん、自分も大家としてその所行は許せないと
そして怒りに頭に血がのぼった徳三郎、大家の家に飛び込み、いきなり大家のヤカン頭を側にあったヤカンでポカポカと
それを見ていた長屋連中が大喜び、徳三郎に加勢する
大家の傷口に唐辛子を塗りこむ奴もいる始末
そして大家をのしてしまった
発見が早かったのと医者の手当てがよく幸いなことに女は息を吹き返した
こんな大家の元じゃ可哀想だと叔父さんは母子3人を自分の長屋に引き取った
収まらないのが因業大家、奉行所に訴え出た
取り調べの結果、大家が悪いとなり、徳三郎には人助けで、奉行から青ざし五貫文の褒美
そしてめでたく勘当が許された

(*∩v∩*) ニッコリ♪  


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演芸会の後は打ち上げ
出演者&関係者ではないのですが参加させていただきました
居酒屋さん佳仙 
何時も此処です^^(偶に野毛のお好み焼き屋さん)  


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お疲れさまでした~


( ・∀・)っ凵凵c(・∀・ ) カンパーイ   


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時期が時期だけに軽くでお開き
(当初は打ち上げはやらないつもりだったらしい^^;)


 
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先日、出張から戻りリビングのテーブルに置いてあった水道料金の請求書を見て驚いた 


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ごっ、ごっ、ごまんえんだとぉおおおおおおお (  Д ) ⊙ ⊙
最近、だんだんと使用量が増えているなと思っていたけれど、だいたい2万円ぐらいでした
それが一気に5万円とは (゚〇゚;)マ、マジ
シャワーを使い過ぎでしょと奥さんは言うけれど、シャワーを気持ちよく使ったぐらいでここまではいかない


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そう言えば・・・・
トイレの水がなんだか何時も波紋ができていたような
手洗栓からは水が出ていないからそれ程気にしていなかったけれど・・・
タンクの上蓋を外してみてみるとフロートに連動している栓から水がちょろちょろ流れ落ちています
栓の劣化ですかね、ちゃんと水を止められなくなったみたいです 

業者に頼まなきゃね、と奥さん

いやいや、25年前の製品だぜ、業者に頼んだってこの部品はもう無いからとタンク交換、いやトイレとセット交換で見積もりが出てきそうだ
こんなのそう仕組みは変わるもんじゃない
全く同じ部品じゃなくったって口金が合えば何とかなる
コンパチで使えるのがあるんじゃないか?

そう言ってTOTOのHPで検索 


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あったぁ〜ヾ(*・ω・)ノ゜+.゜☆ィェィ☆ ゜+.゜
コンパチで使えるという型式のものを密林でポチッとな

6000円でした 


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外して新しいのと並べてみると。。。やっぱり仕組みは一緒
材質が違うだけだね
25年前はボディは金属製でしたが今は樹脂製
かなりコストダウンされているのですねぇ  


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取り付けて調整して終了
一箇所だけ配管の長さが足りずホムセンにホースを買いに走ったけれどそれは想定内

タンク内の溜まった水の表面は静か、当然トイレに溜まる水にも波紋はありません
もう漏れはないね

修理代は安く済んで良かった^^ 
しかし、5万円は痛いなぁ

その無駄にした分で上鰻重を何杯食べられたかと思うとちょいと悔しい^^;

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掲載保留に驚く 静岡・裾野 Woody Bear [オムライス&ナポリタン (omletrice&]

この日は静岡は裾野に出張
宿は御殿場の駅の近くに取りました
朝起きると窓から富士山〜♪ 


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客先は裾野インターの近くの工業団地にあります
富士山の裾野で景色はいいのですが問題が一つ
飲食店が少ないのです
それでもラーメンは”かど乃や”、蕎麦は”蕎仙坊”、ハンバーグは”Woody Bear”がお気に入り
最近裾野ではチャーシューめちゃ盛りの”かど乃や”に行くことが多かったのですが、近頃はラーメンばかり食べているので流石に血圧が心配です
蕎麦にしておこうかな・・・いや、蕎仙坊は定休日だった
じゃぁ、暫く行っていなかったWoody Bearに行ってみようかな
Woody Bearにあまり足が向かなかったのは禁煙じゃなかったから
今は流石に禁煙でしょうね  


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行こうと決めたものの、久しぶり過ぎて定休日や営業時間の情報を忘れてしまいました
行ったら定休日じゃぁ悲し過ぎますからね
まずは調べましょう
検索して、食べログを開いてみると・・・・

掲載保留

なんですってぇ @@;)
”店舗の運営状態が確認できておらず、云々・・・・”と書かれています
えええええっ、暫く行っていないうちに閉店してしまったのか????
コロナ閉店なのか???? 


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仕方ない、今日は”かど乃や” だね
スープをできる限り飲まないようにしないと・・・
そう考えながら車を走らせているとWoody Bearの白い建物が見えてきました
入り口付近を見てみるとOPENの文字が
なんだ営業しているじゃん^^
Woody Bearに進路変更〜
到着し、営業時間をチェック
今はランチタイムしか営業していないのですね
しかもOPEN時間は30分遅くなっているし 


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入店
この雰囲気好きなんだよね
流石に今は禁煙のようでした 


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さて、品書きを確認します  


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コロナ前と変わってはいないようです
ハンバーグコンビのハンナポリがお気に入り^^ 
分厚くてジューシーなハンバーグ、でもこの日は寝酒の量を失敗してちょっと二日酔い^^;
ハンバーグはちょいと重い


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何にしようか悩んで  


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麺類がいいね
で、ナポリタンに決定
水分補給でアイスコーヒーもオーダー^^;  


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ナポリタンの到着
このお店、お皿が♡なんですよね
でも髭面のオヤジには似合わない^^;  


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お皿が大きいので少なく見えますがそれなりに量はあります  


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サラダはフレンチドレッシングがドバドバ状態
そう言えば最近インド(ネパール)カレー屋さんに行っていないな
インドカレー屋さんのランチサラダって必ずドレッシングがドバドバ状態なんだよね  


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しっかりケチャケチャなナポリタン
やはりナポリタンはこうでないとね
ベタベタなB級な味がいいのです  


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具はソーセージとベーコンとピーマンに玉ねぎ
オーソドックスなタイプです  


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まずはそのままで
麺は柔らかくもっちり、ナポリタンの麺は柔らかくないとね
コシがあるようだと甘々なケチャと相性がよくありません

ナポリタンは柔らかな麺にコテコテなケチャップ
口の周りをケチャップだらけにして食べたいね
 

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次はタバスコを少しだけ
甘々な味が続くと口が疲れますから少し刺激を加えないとね  


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そして粉チーズを加えて。。。。少し振り掛けようとしたらドバーッて^^;
まぁいいか  


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WOODY BEAR
055-997-3340 
静岡県裾野市金沢121-2 
11:30~15:00
定休日 日曜日  
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午前中で客先での仕事は終わりましたのでランチを済ませたら戻ります
戻ると言ってもオフィスではなくウチへ
極力出社しないよにというお達しで、まだまだ在宅勤務継続中 


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レンタカーを返却、ウチに戻る前にちょっと寄り道
切らしている製菓材料があったのを思い出して冨澤へ
そしてついでにお土産
下の娘はオンライン授業でウチに居たのを思い出して
(自分がプリンを食べたくなったとも言う^^;)  


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このプリン屋さん、秋になると栗のパウンドケーキを出すのですが、これが凄く気になっているのです
フラワー無し、アーモンドプードル100%
しかもケーキの70%が栗だとか
一体どんな味なのか
めっちゃ気になるけれど下の娘は栗が嫌い
なので買えません(涙
一本全部を一人で食べられないし(アーモンドと栗だけ、すごいカロリーだろうから流石に腰引いちゃってますw)
一切れだけで売ってくれないかなぁ  

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何がいいか?
下の娘にLINEを送ると、返ってきた答えはカスタードプリン
ベーシックなのが一番美味しいからと


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じゃぁ自分は栗スペシャル・・・・と思いましたが  


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雪化粧カボチャプリンなるものも気になって
このプリン、ノンシュガーだそう
カボチャの甘さだけで勝負するとは、かなり甘いカボチャなのですね
そう思ったらこれも気になってしまい、カボチャを購入  


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で、雪化粧カボチャプリンですが・・・・
甘いよ、甘いけれどね、甘さが足らないさ
甘さの足らないプリンって美味しくない
カラメルソースまで掘ってみますが、ここのプリン、カラメルソースがめっちゃ苦いんだよね
ここまで苦くしなくてもって思う位苦いから^^;
なのでカラメルソースと一緒に食べても思ったような甘さにならない
結局、メイプルシロップをかけて食べました
メイプルかけたら一気に美味しいプリンになったとさ
やはりプリンは甘くないとね
下の娘の言った”ベーシックなのが一番美味しい”
その言葉を噛み締めながら食べる雪化粧カボチャプリンでした^^;  

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山手と山下公園の秋薔薇&富士山で遭難しかかる [日常のなかで(Diary)]

秋もだんだん深まって、ハロウィンを翌週に控えた週末のこと
そろそろ秋薔薇が見頃だろうと山手まで出かけました  


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秋の空に2サイクル音を響かせながら谷戸の急坂を駆けのぼりやってきたのは港が見える丘公園
山手西洋館のハロウィンウォークは武漢肺炎こと新型コロナの影響で中止になりましたが、控えめながら洋館のハロウィンデコはやっているだろうと期待して 


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まずはイギリス館へ
ローズガーデンの薔薇は思ったよりも咲いてはいません
春に比べ控えめに咲く秋薔薇ですが、それにしても控えめ過ぎ^^;
薔薇達も自粛ムードなのでしょうか 


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イギリス館に入り、入り口近くのハロウィンデコを撮ろうと構えていると・・・・

あのぉ、すいません 撮影禁止で・・・

えっ?館内撮影禁止? 

密を避けるためか館内が撮影禁止になっていました
デコ撮りを楽しみにしていましたが仕方ありません
せめて見るだけでも楽しもうと2Fの各部屋を見てみましたが、デコはほんのちょっとだけ
デコと言う程でもない程度に抑えられていました

これなら撮影禁止でも悔しくはないな^^; 


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この分だと他の洋館も同様でしょう
山手の洋館巡りは諦めることにしてローズガーデンで薔薇撮りに専念・・・するはずでしたが、洋館のハロウィンデコが無かったショックで気分は今ひとつ
撮っていても気分が乗りません 


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ならば薔薇を眺めながらのんびりベンチに座っていようと空きベンチを探しますが、空きベンチが無い
ローズガーデンは特に混んではいないです
密には程遠くガラガラ
なのにベンチは全て塞がっているのです
その理由は・・・・お絵かき爺婆グループ
全てのベンチに陣取ってお絵かき中ーー;)
おいおい、そりゃ迷惑だろうよ
ちったぁ周りの事も考えようぜ  


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そうそう、大佛次郎記念館にも行ってみましょう
大佛次郎記念館のハロウィンデコはSSブロガーのerenaさんの作


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此処の入館は有料(200円ですが)
猫好きの大佛次郎、その記念館には猫がいっぱい
”ねこからの招待状”がなる謎解きモノも受け取って挑戦してみましたが・・・・挫折^^;
結構難しい 


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で、ハロウィンデコを楽しむことができました
ちょっと暗かったですが^^;
ISOを上げればいいのでしょうが、どうもISOを上げる気になれないのです
まぁ、フィルム時代の癖なのでしょうけれど  


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この日はこれで終わり
秋薔薇は翌週にリベンジすることにしました 


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で、翌週
ハロウィンの日の午前中、朝イチで山下公園のローズガーデンに行くつもりでしたが、金曜日の夜は何故かなかなか寝付かれず、寝酒で無理やり眠ろうとキッチンで純米酒を三杯あおったのが3時ちょっと前^^;
で、こてっと寝られましたが・・・起きたら10時近くだし^^; 
今からでもとカメラを手にとって液晶画面を見ると

バッテリーが空だぁ・・・・ (゜ロ゜)ギョェ


今から充電では間に合いません
諦めて翌日の朝に山下公園へ


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またまたベスちゃんの出動、市街地ではスクーターが最強です^^
象の鼻にベスちゃんを駐車、そこから山下公園まではすぐ近く  

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港が見える丘公園よりもしっかり咲いています
まずは散策路を一周^^
漂う薔薇の重く甘い香りに酔いそう 


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あまりの気持ちの良さに撮るよりもベンチに座ってまったり 
日差しが気持ちいい
9月、10月はバタバタとして疲れまくっていましたからね
肉体的にも精神的にも
久しぶりにのんびりリラックス 


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何をバタついていたのかと言うと、ほら、事故の件の裁判
三年前に仕事中に信号待ちで後ろから追突され治療を続けていたのですが、今頃になって治療費を払わないと相手側保険会社から裁判を起こされた件
被告、さる1号 なんちゃらの件にて10月29日に裁判所に出頭するようにと裁判所から出頭命令が来ました
そして答弁書を22日までに提出するようにと
なんと一方的な
しかも書類には注意書きも同封され、そこには”仕事が忙しい等は理由になりません”としっかり記載されているという^^;

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いきなり被告にされて驚いたなんのって・・・
交渉したが和解の目処が立たずって、そもそも交渉なんてしていないくせに
オマイらが仕事をしていないだけだろうって(呆 


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で、被告になったものの、そんなことは初体験
どう対処すればいい????
仕事中で社有車の事故でしたので総務に相談
社有車の保険会社に問い合わせたら0:10だと手が出せないと(驚
じゃぁって訳で自分の車の保険の弁護士特約が使えるかと問い合わせると、車の所有者が自分じゃないので対象外との回答ーー;)う〜ん 


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会社の顧問弁護士に問い合わせてもらいましたが、被告が会社じゃなく従業員個人名なので契約外だと
八方塞がりかぁ_| ̄|○il||li ガックシ  


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じゃぁどうする?
一人で立ち向かうか???
いや、そりゃ無理だ
法律関係の事などプロを相手に素人が太刀打ちできるはずがない  


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顧問弁護士は契約対象外とのことでしたが、総務を絡めていろいろ動いてもらいました
その間、調書やら打ち合わせやらと仕事どころじゃなくて(そもそも仕事に集中できないし)落ち着かないし
顧問弁護士からこの裁判に立ち向かうしか無いとアドバイスを貰い、個人の訴訟案件を扱う弁護士の紹介をもらったのは裁判所への出頭日の二週間前
つまり答弁書の提出期限の一週間前
時間がない!!! 


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業務中の社有車での事故、なのに弁護士費用は自腹???
会社から補助はないの???
などなど会社とも交渉したいことはいっぱいありますが、もう時間が無い
見切りをつけるしかありません
紹介してもらった弁護士事務所に行って契約してきました(前記事の関内での用事というのがそれ)  


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これこれ、こう言う訳で・・・
総務が作成してくれた調書は顧問弁護士に渡っています
それが全て紹介してもらった弁護士の手に渡っていますから話が早い
そして作戦会議  


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こちらからカウンターの訴訟を起こします
そして3年分のアレコレの賠償としてXXX万円を請求して・・・・
@@)
そっそんな手があったのか
やはり餅は餅屋です
素人が手を出さないほうがいい  


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裁判は何度も出頭して大体一年ぐらいかかりますから

そんなにもかかるんだ(驚
でも弁護士に依頼すると本人は裁判所に出頭する必要は無いそう
これは助かります  


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で、弁護士費用ですが、手付金としてXX万円、諸経費にXX万円、そして成功報酬にXX万円となります

 (;・∀・)ハッ、ハイ・・・・ 


カウンター訴訟で請求する損害賠償、どれぐらい認められるか判らないけれど費用を賄えるといいな
赤字だけは何としても避けたいから  


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とりあえず裁判の件は方向が決まって落ち着きました 


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で、薔薇撮りを楽しんでいましたが時刻は昼
昼ごはんな訳ですが蕎麦が食べたくて仕方ありません 
実は土曜日の午後は落語を聴きに行ってきました(記事は後日)
初めて聴いた”悋気の火の玉という噺”が気に入ってウチに帰ってからもyutubeで聴いたのですが、そのついでに”疝気の虫”も聴いたからたまらない
蕎麦が無性に食べたくなってしまったのです
山下公園の近くにある蕎麦屋さんは味奈登庵
ここは何店舗かありますが、フルサービスのお店と立ちセルフなお店とがあり、以前セルフのお店(保土ヶ谷公役所内の)に行きレポしました
その時、汁があまり好みじゃなかったのです
塩っぱいだけで円やかさが無くて・・・
なのでそれ以降味奈登庵には行っていなかったのですが、他に蕎麦屋が無いので行くことに 


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盛りは並盛り、大盛り、富士山盛りとありますが同一価格
なら富士山盛りですよね
摂取カロリー制限で大盛りはご法度ですが蕎麦だけは除外にしているのです
一番の好物だし^^;
以前味奈登庵の保土ヶ谷区役所のお店で食べたのはもりの富士山盛りでした  


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今回はつけ天の富士山盛りにしてみます
天麩羅付きにしたのは汁の味に天麩羅でコクを付けようかと  


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つけ天、富士山盛りの到着  


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これだけあれば満足^^  


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天麩羅も意外と大きく、これで880円ならばCPいいですね 
季節的にも蕎麦の美味しい時期
蕎麦の香りも満足
そして驚いたことに汁の味がセルフのお店と違います
塩っぱさは気にならず、円やかな舌触り
このCPでこの汁ならリピしたのに^^;
喜んで食べ始めます 


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そっ、それが・・・・・だんだん苦しくなって何ということか箸が止まるシーンも
最近大盛りメガ盛りをやめているせいか胃が小さくなったようです
(朝ごはんが遅かったのもあると思いますが) 
汁にコクを付けようとした天麩羅がさらに追い打ち
どうしたのだろう
かなり体調が悪いのかな・・・・・
遭難の危険もありましたが何とか無事登頂
富士山ごときで遭難しかかるとは、老いたな//orz 


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蕎麦湯も一口しか飲まなかったし^^;  


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食後も薔薇撮りのつもりでしたが、膨らみきったお腹を摩っているとベンチが手招き^^;
ベンチに座り薔薇を眺めながらウトウトいい気持ち
薔薇の香りに包まれていい気持ち 


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こんなにものんびり過ごす休日の午後 
素敵過ぎる^^
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美味過ぎない絶妙なバランス 中区港町 関内餃子軒 [ラーメン&餃子(面条&饺子)]

この日はオフィス仕事
でも午後から関内に用事がありましたのでランチを関内で楽しむことにします
何を食べようかといろいろ考えながらみなとみらいから関内までを彷徨っているとポツポツと雨が


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そんな訳で、たどり着いたらいつも雨降り・・・じゃなくてたどり着いたのは関内駅前の餃子屋さん、関内餃子軒
これ以上彷徨うには雨が本降りになりそうなのとお店の前の看板メニューに惹かれたから (傘を持って出なかったんだよね^^;)
 

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店内は大テーブルなカウンター席12席とテーブル席38席
カウンター席に陣取ります 


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品書きを確認します
惹かれたのはダブル餃子セット、600円(660円)
ライスのおかわりが無料なのも嬉しいです
もうおかわりなんてしない・・・けれど (○>~<○)ウ〜ガマン 


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パクチー餃子も魅力的〜♪
でもビールが飲みたくなりますからランチセットにしておきます
仕事中だし^^;
結局ダブル餃子セットをオーダー  


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卓上には酢、醤油、辣油の餃子のタレ三点セットと味噌ダレが置かれます  


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胡椒がありませんから何時もような酢と胡椒のタレは作れません
そんな時はオーソドックスに酢、醤油、辣油でタレを作りますが醤油は控えめで
色がつく程度にしておきます
そして折角ありますから味噌ダレも用意しました
準備万端でダブル餃子定食の到着を待ちます  


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ダブル餃子定食の到着
ご飯が結構多い〜
嬉しいけれど嬉しくない〜( ヾ(~∇~;) コレコレドッチヤネン)
摂取カロリーを減らさないといけないのにこんなに食べていいのかなぁ

残すのは主義に反するし・・・・まぁ出されたものは仕方ない、食べましょう^^;


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ただご飯の炊き加減はやや柔らかめ 


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セットのスープは卵少なめの卵スープ
値段的に仕方ないかな  


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餃子は羽根つき
焼き色がいい感じ、見るからに香ばしそう
表面に油感は少なく、なかなかいい感じ  


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羽根はサクサク、餃子の皮は薄いタイプではありません
焼き面は適度にパリッとした食感
いい焼き加減です  


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ぽっちゃりな餃子で大きさも意外とあります
ボリュームありますね


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下味は薄すぎず濃すぎず
タレ無しで食べて物足りない感じはありませんが、タレをつけるともっといい
肉と野菜のバランスがよく旨味と甘味のバランスは良好  
美味し過ぎない絶妙なバランス
リースナブルで美味いが美味過ぎない、餃子定食はこうありたいね


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次に味噌ダレでいただきます
旨味がぐっと増してビールか白飯が欲しくなる感じ^^
餃子に味噌ダレは自分は今迄あまり馴染んではいないですが、いいですねこれ 


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次に酢と醤油と辣油のタレでいただきます
味噌ダレの後だとちょっと物足りなさをかんじでしまいますね
でも餡の味がしっかり解るのはこっちのタレ


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オンザライスも味噌ダレの方がご飯が進みます  


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味噌ダレの濃い味に慣らされてしまったのか、卵スープは味がしなかった^^;  


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関内餃子軒
045-222-7672
横浜市中区港町4-15-2
11:00~翌2:00 
 


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用事先に行くにはちょっと時間がありましたので時間つぶしにVeloceで食後のお茶
プリンケーキの名に惹かれてケーキもオーダー  


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でも甘くないし・・・・(怒
それにプリンって名から期待する濃厚さがない//orz
スイーツは甘く濃厚じゃないとね
甘くないスイーツはスイーツじゃない
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