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京都に来たら鰊蕎麦 やぐ羅 [京都の蕎麦]

前記事の補記事です 


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嵐電から地下鉄東西線に乗り換えて、やってきたのは三条
四条に向かいますが、ただ向かうだけでは面白くない
どうせなら味のある路地を歩いてゆきましょう 
街撮りしながらね


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でも鞄から重いデジイチを取り出す気になれず、コンデジで遊びます
コンデジは気軽に撮れるのがいい
目についたものを何も考えずに即座に撮る
デジイチだと構えて、考えて・・・なんてやってしまうから、結局撮れない
ただ・・・コンデジは(自分のは安物コンデジだから)画質がね^^;


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小さくで軽いデジイチ、これが欲しいな
でもフルサイズも欲しい
両方持ちたいけれど・・・そんなのお小遣いが足らないしーー;)  


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さて、お目当ての鰊蕎麦
昨年は”松葉”でいただきました
今年も同じ店では面白くありません
それに同じ店で同じ品ではネタにならないですからね^^;
と、言うわけで今年は”松葉”の道を挟んで斜めに位置する”やぐ羅”へ


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こちらも店も入り口脇に食品サンプル
これぞ町の蕎麦屋さん^^ 


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店内はシンプルな造り 


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まず出されるのは温かなほうじ茶  


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オーダーは鰊蕎麦と決めてはいますが、一応品書きを確認  


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親子丼が気になります
京都の親子丼を攻めるのもいいな  


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山椒ちりめんご飯が凄くそそられます
にしんほぐしご飯や明太子ご飯も魅力的
しかし・・・・摂取カロリー制限の身の上
ぐっと我慢  


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京都名物の鰊蕎麦は特に大きく記載されます


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拘りもかかれていました 
オーダーは鰊蕎麦、普通盛りです 


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鰊蕎麦の到着  


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薬味は葱のみ
関東の葱と違います
関東と関西では「ねぎ」に違いがあり、関東では白い「白ねぎ」が使われ、関西では葉が多い「青ねぎ(葉ねぎ)」が使われるのです
「日本では奈良時代から葱が食べられており、関東では葱の白い部分を食べる『根深葱(白葱)』、関西では葉の緑の部分を食べる『葉葱(青葱)』
葱の原産地はもともと中国の西部と考えられており、寒冷な気候の華北、東北部では白い部分が多い「太葱」
温暖な気候の華南、華中では緑の部分が多い「葉葱」
双方にまたがる中間部分では両方の性質を兼ね備えた「中間種」が栽培されていたそう
それが奈良時代ごろから日本に順次伝来し、やがて、寒冷な北日本に「太葱」が「加賀群(白葱)」として、温暖な西日本に「葉葱」が「九条群(青葱)」として、その中間の東日本に「中間種」が「千住群(白葱)」として広がったとか
ねぎ独特のあの辛みと香りの成分は硫化アリルという物質
これはねぎの白い部分に多く含まれており、消化液の分泌を促して食欲を増進し、体温を高める薬効があるとか
一方、ねぎの青い部分は太陽光線の恵みを受けてカルシウムやビタミン類が多く含まれているそうです 


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鰊蕎麦のスタイルはこれでないとね
ただ単に蕎麦に鰊が乗っているだけじゃなく、蕎麦が鰊を横断しているのが正統派^^  


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関東でかけ蕎麦を食べる時は蕎麦をまず味わいますが、関西だと汁から味わってしまいます
鰊から離れた部分を掬って口に含むと、出汁のいい香りが口の中に広がり、旨味がじんわり
汁が凄く美味しい
そのまま汁だけを飲み続けたいぐらい
でも正直言って蕎麦には弱い
蕎麦を味わうのならもっと濃い目がいいのです
汁を味わうのならこっちのほうが断然美味しいですが  


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次に蕎麦を味わいます
汁に適した蕎麦に仕上がっています
つまり蕎麦としては軽めな感じ
コシもさして強さはありません  


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葱を投入し、鰊の近くの汁を味わいます
鰊の近くの汁は鰊の旨味が混じって、旨味がどっしりとした重さに
これがまた美味しいでです  


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鰊は柔らかで身がほろりと
味は濃くはありません
なので鰊の味がしっかり解ります  


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いやぁ、汁が美味しかったです^^



やぐ羅 本店 (やぐら)
075-561-1035
京都府京都市東山区中之町211
11:30~21:00  


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腹が膨れたら腹ごなしに祇園を散歩  


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京都駅に戻って〆の甘味を食べようとしますが・・・どこも満席で待ち行列ができています 


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そんな時は此処
地下鉄との連絡通路のカフェに行けば空いています 
新幹線側のお店は混んでいる時は此処が狙い目


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アールグレイチーズケーキとアイステイーで 


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ただこのチーズケーキ
上品過ぎ・・・・--;)
甘味は少なく、チーズの重さもなくてあっさりした味わい
かなり欲求不満
やはりチーズケーキはドッシリ重く、甘いのがいいな


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記事を仕上げて、下書のまま放置

昨晩は富山でミニオフ会

楽しくてつい飲み過ぎて

ベッドにダイブしたら、そのまま爆睡


目覚めたら朝

慌てて記事をUPです^^;

〆に釜飯を食べたはずなんだけれど・・・記憶ないし^^;

でも画像は残っているからいいか


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そうだ京都、行こう。(番外編) 祇園四条で発祥の鰊蕎麦を食べる 松葉 [京都の蕎麦]

蕎麦はもり
でも温かな蕎麦を食べたい時もあります
そんな時はかけ・・・・かというと時々は種物にすることも
種物とは、蕎麦の上にとりどりの具材をあしらったもの
霰、天麩羅、花巻、玉子とじ、鴨南蛮、おかめ、鰊

天麩羅蕎麦の油が溶け出した蕎麦つゆの美味さ、つゆを吸った衣の味わいはまた格別
油のコクが濃厚な旨味となって舌の上に広がります
立ち食いなど、蕎麦そのものの味が今一つの場合は天麩羅に卵も加え、天玉蕎麦にするのがいい
濃厚な旨味に加わる卵の甘味、それが円やかさとなって口の中は至福のひと時
天麩羅を乗せた蕎麦は美味しいのですが、ややもすると天麩羅が強すぎと思う事もあります(歳かな・・・--;)

種物の蕎麦のなかで一番好きなのが鰊蕎麦
鰊蕎麦とは身欠き鰊の甘辛醤油煮込み(身欠き鰊を戻し、醤油、砂糖、酒で煮込んだもの)を、かけそばに乗せたもの
文久元年の1861年創業の、京都市四条大橋近く南座、松葉が発祥の店だそう
その後鰊蕎麦は京都に広まり、京都名物になるわけです

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京都の鰊蕎麦に乗るのは鰊の京煮
鰊の京煮は身欠き鰊の甘辛醤油煮込みですが関東のそれとはちょっと違います
関東の濃口醤油で煮たのは、鰊の京煮とは呼びません

鰊蕎麦で食べるのもよし
蕎麦前で鰊の棒煮で飲み、〆でかけを手繰るもよし
干されたことによって凝縮された旨味と、柔らかく炊きあげられ染みこんだ調味料の旨味と甘さ
ほろほろ崩れる身に、噛むとじゅわりと染みだす濃い旨味
鰊は大好物なのです

ただ鰊蕎麦って高いですね
まぁその手間を考えれば仕方ないですが

と、この大好きな鰊蕎麦ですが
折角京都に来ている訳ですから食べずには帰られません
どうせなら発祥の地で食べてみたい

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天神さんとこで紅葉を楽しんだ後は市バスに乗って祇園四条へ向かいました
それは松葉に行くため
1861年(文久元年)松野与衛門が蕎麦屋を開業
1882年(明治15年)二代目松野与三吉“にしんそば”を発案
と、歴史があるお店

総本家にしんそば松葉
075-561-1451
京都府京都市東山区川端町192 南座西隣
10:30~21:30
定休日 水曜日

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昼ごはんというには遅すぎ、晩御飯というには早すぎる中途半端な時間の訪問でしたが何と満席
暫く待つことになりました
まさかこんな時間に待ちがあるとは・・・・さすが発祥のお店

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お店の表には食品サンプルが並んでいます
これは一寸興ざめではありますが、観光客の多い土地柄ですからそんなものかもしれません
発祥の店じゃなかったら、このサンプル群を見た瞬間に入るのをやめていたでしょうね
(こういうサンプルがある店で美味しい蕎麦は期待できないというのが経験則で・・・・)

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目的のにしんそばのサンプル
焼鴨みぞれそばなるものも魅力的に思えます

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待ち時間は30分ぐらい・・・と言われましたが、10分もしないうちに案内されました
こんな時間なのに混み過ぎ
休日ならともかく、この日は月曜日、平日なのです
流石紅葉の季節の京都

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夕景の四条大橋を眺めながら

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茶は緑茶、おしぼりが紙なのは残念ですが、観光地だし仕方ないのかな

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注文品は決まっていますが、一応品書きをチェック

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にしんそばをオーダーすると、単品ですねと念を押されました
品書きを見てみると鮭ごはんとのセットもあるようです

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あなごそばがかなり気になりました
あと・・・助六そば
これはどんなのかな
助六って稲荷と太巻きのセットの寿司でしか知らなかったのですが・・・

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冷たい鰊蕎麦もあるんだ@@)
温かいのしか知らなかったです
流石発祥の地

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鰊蕎麦にも種類がいろいろとあって

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当然うどんもあります

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うどんには鰊が無い?

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丼物

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鰊の丼物もあるのですね
美味しそう^^

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にしんそばの到着
品書きの写真やサンプルと盛り方が違うことに一寸失望
あの盛り方、鰊が蕎麦を掛け布団のように一筋だけかかっているのが美しい
なのに鰊がどっぷりと底に沈んでしまっていました
こういうところは気遣って欲しいな
見た目の美しさって大事ですから
此処は都、美しさに拘って欲しい

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まず汁を一口
う~ん、薄い^^;
旨味や香りはありますが薄いです
舌が物足りない、塩が足らないと訴えます・・・^^;
この薄さで蕎麦を受け止められるのかと一寸心配になるぐらい

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次に蕎麦、蕎麦は細打ち、スクエアな断面の蕎麦で色は白く上品な雰囲気
一箸、かるく唇に咥え啜ります
噛むと・・・柔らかい
コシがまったくありません
ラーメンもそうだったけれど・・・コシに拘りは無いようですね
柔らかな蕎麦を噛み味わいますが、蕎麦の香りが弱い
薄い汁にバランスされた蕎麦、そんな感じです
バランスは良いけれど、蕎麦としては物足りない

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鰊を丼底からサルベージ 

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葱を入れ忘れていました
京都の葱は青
関東の白い葱を見慣れているとちょっと不思議な感覚

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葱も加えて鰊をいただきます
鰊が凄く柔らか
ふんわりとしてこれが干してあったものとは思えないぐらい
関東でここまで柔らかな鰊蕎麦を食べた事ないです
でも味は薄い(笑
薄味ですから鰊の味は良く解り、解り過ぎて癖と感じてしまう味も僅かに感じます
それはそれで美味しいけれど
でも・・・もうちょっと濃い味の方が食が進むな
蕎麦は、鰊蕎麦も、汁も煮た鰊も関東の濃い味の方が自分は好みだなぁ・・・^^;(蕎麦に薄口醤油は物足りないような)

味が薄いなと食べ進めながら、織田信長が坪内某という三好家に仕えていた料理人の作った料理に味が無いと激怒した話を思い出しました
その料理人、二度目には味の濃い料理を出し、信長を納得させたそうですが・・・
そもそも何故最初に信長の嗜好を調べずに料理を出したのでしょうかね
食べる相手の嗜好をリサーチもぜず料理を出すとは(知っていてあえての事かもしれませんが)・・・それはそれで随分と無能な料理人のような気も^^;
 

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発祥の鰊蕎麦を味わったあとは四条烏丸まで歩いて地下鉄で京都駅へ

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指定されたわらび餅をお土産に購入して新幹線に乗り込みます
新幹線に乗ったら早いもの
あっという間に新横浜(乗って直ぐ爆睡したという事は内緒です^^;)
京都オフ会記事、全九話
ようやく完結^^;
次は鎌倉記事で紅葉ネタが続きます

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先週のお休みの日のこと
洗濯物を干したら遊びに行くと言っていた奥さん
洗濯機に洗い物を入れているのはいいけれど、スマホゲームをしながらだらだらやっていました(絶対何かやらかしそうな予感・・・)
その後洗濯機を離れTVを見ていた奥さん、暫くすると不思議そうな顔をしながら洗濯機の方へ行きました

さるく~ん、ちょっとぉ~

 ビクッ!!Σ(・ω・;||| でたぁ、”さるく~んちょっとぉ~”攻撃だぁ><

なっ、なんだろう? ||*´゚Д゚)。o○(ドキドキ)

洗濯機、スイッチ入れるの忘れちゃってさぁ・・・洗濯して干しておいて

ε=Σ( ̄ )ホッそんな事か・・・・・だからゲームしながら家事をするなってあれほどーー;)

あっ、じゃぁケーキで手を打とう
大きなの一個じゃなくて、一つ一つ別々ので、俺チョコケーキね

最近、奥さんにケーキを条件に出すと、リーズナブルなロールケーキ一本とかそんな感じ
大好きな濃厚なチョコケーキを買ってきてくれません
(下の娘と奥さんが濃厚なチョコケーキが嫌いなのでホールで買えないのです)
個別ケーキを条件に引き受けました
と言っても・・・裏切って買ってこないケースの方が多いので期待半分ですが 

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帰宅した奥さん
何と手に箱を持っています
やったね、言ってみるもんだなぁ^^

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ちゃんと個別だ
しかも各自の好みのがちゃんと入っているし

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下の娘は甘さ控えめで酸味のあるのが好き 

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上の娘はショートケーキフリーク
常にショートケーキなのです
ちなみにソフトクリームは絶対バニラ
XX味が有名、名物な店であってもぶれる事無くバニラソフト一途
ある意味素晴らしい 

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奥さんは栗好きで大抵モンブラン、今日はモンブランじゃないけれど栗モノ 

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自分は断然チョコケーキ^^
カシスの酸味とビターなチョコがいいマッチング

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