もうすぐ子供の日 柏餅を作ってみよう [スイーツを作ろう(making sweets)]
あいも変わらず仕事なのか仕事ではないのかはっきりしない気分を引きずって家の中にこもっている。
モヤモヤしているのも精神衛生上良くない、洗車でもしようか。先週バイクは洗ったが車は洗っていなかった。
窓の外を見れば雲行きが怪しい、洗車は止めておこう。
柏餅でも買ってきて茶でも煎れようか・・・・・いや、いっそ作ってしまおう。その方が気分が紛れる。
材料の在庫を確認して、柏の葉っぱ、よもぎ粉が足らない。急いで買ってきた。
さあ、作ろう!ipadで遊んでいた下の娘を何時ものごとく引きずり込んで・・・
柏の葉っぱを20枚、先日作って寝かしておいた餡子を600g、上新粉500g、白玉粉50g、砂糖を大4を用意した。
柏の葉っぱは洗って塩を抜いて乾かす。
餡子を20個に分けておく。30gづつですね。(これは多すぎたようだ)
ボールに上新粉500gよ白玉粉50g、砂糖大さじ4を入れ、熱湯500mlを注いで良くかき混ぜて煉る。
(500mlのつもりがぁ・・・700ml入れてしまった。・・・(T▽T)堅さ調整用に多めに入れておいたのを忘れていた・・・)
途中でヘラを諦めて素手で。熱!!!すごく熱いから・・・・
蓬粉20gを投入して更に混ぜよう。まだ熱い・・・
堅さは耳たぶ位。(あーあ、ちょっとユルいよ、これ・・・でも許容範囲かな)
ある程度混ざったら・・・・・
握りこぶし位にまとめて蒸し器に投入。よく蒸気のあがっている蒸し器で30分蒸した。
蒸したら取り出す。
ボールに入れた生地を水に濡らした棒でよくつこう。
色ムラが無くなるまで、しっかりと。
蓬粉の入れ過ぎか、柏餅というより笹団子の色合いだ。
う〜ん、柏葉は買ってきたけど笹野の葉は買っていない・・・・
頃合いに冷えてたら手でしっかり煉る。よく煉ったら・・・・
ひとまとめにして、そこから20個に分けよう。
一個あたり55g位かな。
よし、包むぞ!包みやすいように小判状にしておいて・・・
餡子を入れて包んで・・・
さらに柏葉で包む。
あっ、餡子が多すぎだ。はみ出している・・・・う〜む、あんこ30gは多かったかも。20gでも良かったな。
まずは味見・・・・蓬の香りがよく効いていて爽やかだな。味は確かに柏餅だ。
でも柏の香りが少ない気がする。どうせなら柏葉の香りも強く感じて皐月の雰囲気に浸りたい。
そうだ、柏葉に包まれた状態で少し蒸してみよう。柏葉の香りが餅に移るだろうから。
5分程蒸した。
蒸し上がり、柏葉の良い香りだ。
味見をすると・・・いかん!餅が葉にくっ付いた。上手く分離しなくなってしまった。
無理に離すとまっぷたつに割れて餡が現れる。(T▽T)
・・・・・しまった。二度蒸しの時間が長過ぎたのだ。香りを移すだけなら二分程でも良かったか。
まあいい、味だ。味はどうなんだ。餅に柏葉の香りは移ったのか?
餅からは柏葉の香りと蓬の香りがいっぱいに広がっている。
食べると・・・手に持って食べたいが、割れてしまったのでデザートフォークで柏葉の表面をスクレイプしながら食べる事にした。柏葉に包まれた姿は確かに柏餅だが、デザートフォークに乗ったそれは草餅ぜんざいのようだ。
しかし口に入れた瞬間、確かに柏餅だ。これは・・・新食感柏餅とでも言うのか。
餅に移った柏葉の香りがあふれて、噛みちぎった瞬間には蓬の香りで口の中がいっぱいに。餅のなかのほんのりした甘さとともに柏葉から移った塩気が餡の甘さをさらに強調する。
ちょっと残念だったけど改良の方向は決まった。
湯の分量は500mlから徐々に
餡子は1個20g程度に
柏葉を巻いた後はそのまま食べる方が無難
どうしても香りを移したい時は二度蒸しの時間を短く
来年も頑張るぞー。
この後はどうしよう。
このまま家にいるのもつまらない。かといって電話にクイックに対応できるようにしておかないと・・・電波が届く場所で、家から1時間以内の場所。そうだ国立新美術館の距離なら大丈夫だろう。
行きたかったシュルリアリスム展も終盤だ。行ける時に行っておかないと行きそびれてしまう。
行こう!娘を誘ったが興味ないらしい。まぁいい、一人の方がゆっくり観られる。
出来上がったばかりの柏餅を5個、一気に食べて渋めのお茶で流し込んだ。
行ってきま〜す。東横線に飛び乗り六本木目指す。電車は各駅停車、空いていて座れた。
午後のぼんやりとした気分の中、柏保5個の糖分が襲ってくる。追い打ちをかけるような電車の振動・・・・
眠い・・・