折角の石臼挽き十割蕎麦なのに・・・ 伊勢福 [茨城の蕎麦]
一仕事終えた夕方、夕飯を蕎麦にしようとしたが、お目当ての蕎麦屋さんが閉まっていた。折れた心でホテルに向かって走りながら今日の夕飯を思う。さっきまで蕎麦を食べようとしていた体は蕎麦以外を拒否している。他の美味しい店に行くには遠いし・・・・と考えていたら視界に十割蕎麦の看板が。
外観を暫く観察してみる。外れの香りがする。が、以前外れの香りの外観でも出てきた十割蕎麦が美味しかった店もあった。確かめずに決めつけるのは良くない。十割蕎麦と看板にあるのは期待できるではないのか?
意を決して店の中に・・・
入ったとたん、外れの香りが倍増された。
灰皿にTV,所狭しと並んだ雑誌、コミックも文庫もハーレクィーン。これは・・・・外れの要素ばかりだ。いずれにしても場末の雰囲気と俗な感覚でいっぱいだ。これで美味い蕎麦がでてくるとはイメージできない。
品書きには十割の文字が誇らしげに。でも十割にしては結構安い。
もりだと530円。この値段だと味は期待できないな。汁はノーマルと十割と変えているとは思えないから汁の味が心配だ。
良く見ると、210円増しで十割に変えられるそうだ。ちょっと待て、十割に変えると・・・530円+210円で740円だ。十割せいろは750円となっている。何故だ?
富士山盛りっぽいのもある。価格といい、盛りといい美奈登庵に近いと見た。ならば特盛りはキツそうだ。
石臼の自家製粉だそうだが。期待が持てるような持てないような・・・・微妙な店の感じだ。とりあえず十割の大盛りを頼んでみた。
蕎麦の色はいい。太さは・・・・細くない。ただバラツキが大きい。
蕎麦のみで手繰ってみる。蕎麦の香りがするじゃないか!若干茹ですぎか噛み応えに頼りなさは感じるが、啜った時から香りを感じるのは素晴らしい。噛めば甘味も湧きでてくる。石臼自家製粉だけのことはある。たとえ外観と内装に場末の雰囲気と俗な感覚が溢れていても・・・・
でも目を覆いたくなるような山葵。
汁を口に含む・・・・塩っぱぃ!塩が強いのだ。味は薄いが塩が強くダシの香りも少ない。汁に厚みは無く、薄っぺらい味。飲むことを口が拒否する。思った通りだ、味が安っぽい。ザラついて棘棘の汁。円やかさが微塵もなく、辛いだけで旨味が無い。
汁に浸すが・・・・どう浸しても美味しくならない。むしろ不味くしているようにしか思えない。蕎麦単体で食べたほうが美味しい。実に残念な汁だ。結局汁を浸けず食べた。汁を浸けて啜ると悲しくなるから。
蕎麦湯はさっぱりと。
伊勢福
茨城県古河市久能108-3
0280-92-6897
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客さんに到着。
客さんの受付の横に製品サンプルが展示してある。このなかで面白そうなものが。見ていたら”お持ちください”と声をかけられた。有りがたく頂きました。
節電の中、エアコンを極力つけづに夏を乗り切る方法として使えそうなアイテム。
スポンジがヘアバンドになっていて水を含ませて使うらしい。
気化熱でクーリング。
何度も繰り返し使えるのがいい。アイスノンなどと違って冷蔵庫に入れておかなくて良いから電気は全く使わない。
一応信頼の日本製(かつては・・・とならなきゃいいけど)。
こんな感じ。
装着してみると・・・結構すぐれもの。夏の季節、洗車の時に良さそう。夏の洗車場では暑さでフラフラになりながら洗車しているから。