温泉ライダーが行く 横浜市水道の水源地、道志の新緑を楽しもう。 [車とバイク(car and bike)]
久しぶりにバイクに乗りたい。
仕事の束縛から解放され、しかも家庭からも解放日の約束をもらった土曜日。
こんな解放は暫くぶりだ。何処に行こうか、何をしようか。
金曜日から土曜日への日付変更線が迫る時刻、もはやヌルくなった風呂の湯に身体を沈め、疲れ果てた頭で考える。
が、眠い・・・なかなか考えがまとまらない。
普通なら前々から考えておくものだが、最近仕事が忙しく何も考えていない。
鎌倉散策もしたい。新緑の鎌倉は魅力いっぱいだろうし。
抹茶のケーキも作りたい。いや待て、家の中で出来る事は雨の日にやる事として取っておこう。
バイクにも乗りたい。
バイクだったら何処に行く?奥多摩?箱根?秩父?
う〜ん、まとまらない。今日はもう寝よう。朝起きた瞬間のフィーリングで決めてやれ!
4時起床。身体の気分はバイクに乗りたがっている。よっしゃー、今日はバイクだ!
日課のストレッチで汗を流してシャワーを浴びる。
朝食は一人でさっさと済ませて出掛けたい。
(昨晩のうちに朝早く勝手に食べて出掛けるからと言ってあるから大丈夫)
何を食べよう。早く出掛けたいから手のかかるものは駄目だ・・・・
そうだ!グラノーラがあった。地震後余震に備え、保存食として買っておいたもの。
もう大きな余震は来ないだろうし、食べておかないと忘れて賞味期限が切れてしまう。
地図を広げ、行き先を検討しながらグラノーラを食べる。
宮が瀬から道志道で山中湖に行こう。
途中に村営温泉の”道志の湯”がある。もしタイミングがあわなかったら山中湖手前に”岩切の湯”もあるから状況に応じて選べばいいか。道志村HPはここ
6時、バイクを引っぱりだして各部をチェック。
特に木桶の搭載位置と固定に気を使う。
環状2号を西に走る。記念写真を撮られないよう注意しないと。それに交通安全週間らしいから気をつけよう。
う〜、何気に白いバイクが多いな。ちょっと落ちつかない。
環状2号から16号BPに入る。
おー、空いている。東名インターあたりまで1x0km/hで流れている。
chaserが接近していない事をミラーで確認しながら流れに従う。
16号BPから246に入り厚木に向かう。厚木から412に入って宮が瀬へ。
新緑が綺麗だ。目に眩しい程。
湖をバックで。
気持ち良いね、走るのに良い季節。バイクがいっぱい走ってくる。
適当に走っていたら・・・・迷った。
勢いで進んだが・・・・どんどん細くなる道。停まって様子をみていると、やって来るのは全てオフ車。
いかん、この先はコイツで行くのは危険かも。引き返そう。
引き返して公園で地図を確認。
412から413に入り、道志を目指す。
9時半に道志の湯に到着。
10時オープンだからまだ早い。
なのにオープンを待っている人たちが・・・・先客はバイク2台に車が3台。
待ち時間は清流と新緑を満喫。
横浜市の水道は道志村が水源なのだ。
この水が横浜まで行くのかな。
本当に目に眩しいですね。
新緑を見ると・・・・カツオのタタキが食べたくなるな。
目に青葉とくれば、ねっ。
10時前だったけどオープンしたと案内があった。
2時間500円、4時間700円、一日1200円。チケットを買おうとしたら何やら貼り紙が。
”横浜市民優待”???横浜市民、(しかも在住、在勤両方)ですが何か?
水道水の水源地の関係で横浜市民優待なのかな。
受付で免許証を提示して横浜市民を証明したら入湯料は300円。
銭湯より安い・・・・
休憩室、窓の外の新緑が眩しい。
さあ、風呂風呂、おやっ、誰もいない、脱衣所から一枚撮影。
実は影に人がいました。(〜〜
内湯と露天風呂がある。露天は人がいて撮影できませんでした。
まずは内湯から。新緑を愛でながらの温泉は気持ち良い。
湯温は丁度いい。かけ流しの湯は加温しているそうだ。
湯船の大きさは十分。窓が広くて明るくて開放的な浴室から見える新緑が美しい。
もっと新緑を楽しみたいな。そうだ露天風呂に入ろう。
露店に行くと・・・・5人位入ったら窮屈感を感じるような小さな岩風呂だ。
屋根が大きく残念な事に開放感は無い。しかも周囲の松の木が邪魔で新緑が見えない。
残念・・・とりあえず露天風呂にも入ろう。
足を湯の中に入れる。!!!ヌルい!
浸かると・・・一寸ヌルすぎだ。水か?いや、寒いが冷たくはない。体温位かな。
堪えて浸かっていると身体の周囲がじんわりと暖かく感じて来た。
身体の表面に五ミリくらいの温かな膜が巻き付いたように感じられる。
そして・・・湯の温度と体温が同じと感じた時、身体は形を失う。
湯に溶けたかのように輪郭をなくし湯と身体の境は感じなくなる。
身体を感じないと言う事は湯船に座っている実感もない。
湯に浮いている感じ、湯の表面ではなく湯の中に浮かび、湯に包まれ浮遊しているようだ。
身体の力が抜けてゆく・・・・
新緑を抜けてそよぐ風が心地いい。風さえも同じ温度に感じる。暖かくも寒くもない。
ただかけ流し湯の落ちる音が聞こえるだけ。
起きているのか寝ているのか、心地いい。
この季節、こんな風呂も良いものだ。(寒い時期だったら我慢大会だ。)
・・・・・・
ふと口の中に湯が入り我に返る。
しらずに段々と沈んでしまったらしい。
内湯で身体を温め直した。
道志の湯
山梨県南都留郡道志村7501
0554−52−2384
泉質 カルシウム・ナトリウム 硫酸塩泉
源泉温度 17.8℃
定休日 火曜日
道志の湯を離れ、新緑を楽しみながら413を山中湖に向かう。
途中、道の駅道志で休憩。
八重桜の桜吹雪が綺麗だ。
鮎の塩焼きが美味しそうだったけど気になったのはこれ、
酒饅頭。道沿いにも看板が多数あって気になっていたのだ。
当然購入。温かい、大きさといい、まるであんまんみたいだ。
味は・・・皮が一寸固めのコンビニあんまんって感じ。
餡子は素朴な感じで、小豆と砂糖だけで作った基本的な餡子の味。
餡子がちょっと固めなのも素朴さを感じさせる。
特別美味しいという味ではないけど、ホッとする甘さと味。
のんびりしたい気分にあうと思う。
当然バイクもいっぱい。
良い天気になって良かったね。
道の駅を後にして、ひたすら富士山を見ながら山中湖へ向かう。
山中湖に到着。
木桶と富士山。なかなかに・・・あっていないか。
富士山、やっぱり良いですね。
バイク越しに富士山を眺めながらまったりと過ごしたあとは、山中湖を一周して帰ろう。
特に道は変えず、来た道を戻る。
この時間だと都心方面は空いている。
来るときの混雑が嘘のように前に車がいない。新緑の道をのんびりと気持ち良く走れた。
15時半帰着。木桶が・・・・ずれてる。
この搭載位置も悪くない。