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富士見高原の上品な蕎麦 蕎麦にしむら [信州の蕎麦]

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今回の出張は信州は諏訪、府中から中央高速に乗る。

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出かけに珈琲を飲みすぎたか、何時もは寄らない石川PAに緊急ピットイン。そこで目があってしまったのが八王子焼き。

八王子焼き?ただの大判焼きの」ようだけど何が違うのだろう?買ってみよう。

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大きさは小ぶり

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どう見ても大判焼きだけど・・・焼き印も特に無いし・・・・。

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大判焼きじゃないか!どこが八王子?味だってよくある味で特に特徴は無かった。御座候って凄いんんだな。一個80円でずっと美味しいから。と、何故か御座候の価値を再認識しながら信州へ向かう。

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今回の目的地は諏訪。だけど小淵沢で下道にはいりR20を目指す。富士見高原に行きたい蕎麦屋があるのだ。

富士見駅周辺に入り迷いまくる。こういうときナビが欲しいと切実に思う。一旦富士見駅に行き今いる場所を再確認、PCを立ち上げMAPFANをナビにして何とか到着。MAPFAN見ながらでも迷ったから、かなり難易度の高いロケーションだ。

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良く手入れされた庭。

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なかなか期待させてくれる雰囲気の入口。

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誰もいない。店の人も・・・まだ早いから?でも11時開店で、今は11時20分だけど。と思っていたら横のケーキ屋さんから店の人が飛び出してきて”いらっしゃいませ!”

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内部は蕎麦屋っぽくないが、良い雰囲気。外は雨、ちょっと肌寒い。奥の薪ストーブが暖かい雰囲気を演出している。ストーブのそばに陣取る。

店内はJAZZが流れ、ゆったりとした時間に包まれる。JAZZは良いけど音質が大人しいなとスピーカーを見たらTANNOYだった。これでJAZZを鳴らすのは珍しい。このスピーカーには弦楽四重奏なんかが良いな。高原の雰囲気に弦楽四重奏のほうがあっている気がするし。

やはりJAZZは英国ブランドのスピーカーより米国ブランドの方が良いな。(オヤジっぽい発言だけど・・・・)

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奥に座敷もある。

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品書きを確認。基本はコースもののようだ。単品は”もり”のみ。1000円とは強気の価格設定だ。期待感たっぷり。大盛りが+500円というのも高めの設定。

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お茶は緑茶。蕎麦茶が欲しい雰囲気なんだけど・・・・タンニンが蕎麦の香りを味わい難くするように感じるから飲まずに我慢。

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まずは薬味と汁が出される。薬味の山葵が美味しい。香りが高く、辛さも控えめ。山葵を箸の先に付け、食べながら蕎麦を待つ。

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蕎麦が登場。う~ん、量が少ないな。これで大盛り、1500円。この量でこの値段、美味くて当然、不味かったら詐欺だ。

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早速啜ってみる。啜ると同時に香りが飛び込んでくる。口に中は蕎麦の香りで一杯だ。噛み切る時もぷっつりとした噛み応えが心地いい。咀嚼すると奥歯から甘味が溢れて来る。美味しい蕎麦だ。でも何かが引っかかる・・・・

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基になって何度も手繰る。素晴らしく喉越しが良い。唇に何の抵抗もなく蕎麦が飛び込んで行く。噛む蕎麦が好きだが、こうまで喉越しが良いと喉で食べてしまう。

唇への当たり具合や喉越しが素晴らしいが、違和感は何故・・・

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汁を口に含んでみる。

ダシの香りが高く、爽やかな汁だ。濃さも丁度いい。ダシは香り過ぎず蕎麦の香りの邪魔にならない。

甘味より酸味を先に感じ、塩気は丁度いい。輪郭を感じる汁だが、シャープな感じの輪郭はない、柔らかい。何より後味に甘味が残らず、スッキリした気分でいられるのがいい。

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薬味。大根おろしと山葵、そして葱。山葵は美味しい。高原産なのかな?葱も綺麗だ。

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蕎麦を汁に浸けて啜る。ダシの香りとともに蕎麦が飛び込んでくる。喉越しがよく、何時もより力をこめて啜っている自分がいる。蕎麦の半分位を汁に浸けた時が一番美味しく、香り、甘味を引き出せた。この半分位というのが重要だ。つまり汁の濃さ(塩気、重み)が丁度良いという事。濃すぎると浸ける量は少なくなり、薄いとどっぷり完全浸しとなるから判りやすい。

啜りながら気付いた。唇にあたる感覚を心地よく感じながら啜ったあと、舌の上から奥歯に移動するが、舌の上にいるときに違和感を感じている。蕎麦の形状だ。エッジが甘いのだ。角が甘く、丸ぽっい断面になった蕎麦に違和感を感じていたのだ。エッジが甘い分食感がスッキリしなかったのだ。

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蕎麦湯は普通に茹で湯、さっぱりと。

美味しい蕎麦だったが、価格を考えれば美味しくて当然。CPが良い蕎麦ではない。場所の判り難さもあって隠れ家的な雰囲気が良い。

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富士見高原の森も雨にしっとりとして良い雰囲気。

 

 

蕎麦 にしむら

長野県諏訪郡藤見町富士見3679-18

℡ 0266-62-7078

11:00~14:00

定休日 日曜日&第一月曜日 

 

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(一杯目)さる1号の蕎麦と甘味の探求記録の信州の蕎麦の記事は→ここ

     平成23年4月1日以前の記事は(一杯目)にあります

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