器にも拘ってほしい、茅野の蕎麦 自家栽培 蓼山亭 [信州の蕎麦]
信州は諏訪、蓼山亭に行ってみた。
この店のHPには拘りが記載されている。ちょっと抜粋(コピペ)すると・・・
当店は自家栽培・自家製粉で、『おいしい蕎麦』をとことん追求している 長野県茅野市の手打ち蕎麦の店です。当店の紹介をさせていただきながら 皆さんと『おいしい蕎麦】について考えてみたいと思います。 |
自家栽培とは、自ら畑で土作りやソバの種まき、畑の草刈り、刈り取りを行い、ソバを育てることです。 勿論農家に委託しているわけではありません。ですから、美味しい蕎麦作りを工夫することができるのです。 |
手打ちなら、自家栽培・自家製粉・石臼碾き等の【こだわり】は当たり前でございます。
当店は、信濃1号という長野県のソバのブランド品種を地元茅野市の標高1000mから1100mの休耕田を利用し、播種から製粉までの全ての行程を自ら行ない、どのようにしたら美味しいソバや蕎麦になるのか日々考えております。
当店のコンピューター制御の石臼は、1分間に10回転、1回転につき6~7粒の玄ソバを投入して碾き、玄ソバのあるがままの美味しさや風味等、ソバの旨味を最大限に引き出す方法で製粉しております。
当店の蕎麦切りは、厚生労働大臣認定(国家試験)の蕎麦料理技能士としての確かなそば打ちの技術で、夏でも冷たい八ヶ岳の水を使い、十割蕎麦(そば粉10割・つなぎ無し・水ごね)と二八蕎麦(そば粉8割小麦粉2割の割合)を手打ちして、限定提供させていただいております。
奥歯で噛んでいただき、蕎麦の香りと甘さ、そしてモチモチとした蕎麦のコシとシャキシャキとした歯切れの良さをお楽しみいただければ至極の幸せでございます。
【蓼山亭の蕎麦を食べずして、蕎麦を語るなかれ】という意気込みで、皆様を心よりお待ちしております。
そんな意気込みの蕎麦なら一度試してみようではないか。
暖簾には自家栽培と自家製粉の文字が誇らしげだ。
八ヶ岳の蕎麦粉を八ヶ岳の水で打つ、これは期待が持てそうだ。
店内は古い街の蕎麦屋さんといった趣で洒落た感じはしない。
品書きを見ると色々な拘りが記載されている。
コンピュータ制御の石臼って・・・
これが自慢の石臼、ゆっくりと回転していた。おっと品書きを確認しないと・・・
目的の十割蕎麦は1100円、ちょっと高めの価格設定だ。
しかし、自家栽培で拘って作っている蕎麦なら妥当な価格かも。
ただ・・・拘りが高じて食べ方まで指示がされている。
これは人によっては鬱陶しく感じる人もいるのでは。
”好きに食わせろ!”って感じで。
十割大盛りはプラス400円、十割おかわりは820円となっている。やはりちょっと高めか。
お茶は蕎麦茶だ!よかった!
最近、割り箸の店はどんどん少なくなっているようだ。
割り箸は割り箸の臭いが気になるから塗り箸の方が良い。それにエコだし。
普通盛りの十割。一寸少ないかなと思ったが・・・盛り上げてあるから崩せば普通の量だった。
小鉢と香の物が付いてきた。それに粗塩と辛味大根も。
表面が綺麗で艶やかな蕎麦、美味しそうだ。
さっそく啜ってみる。蕎麦の香りが口の中に広がる。
噛み切るときのプチッとした歯ごたえも良い感じだ。
食感も申し分無く、コシがしっかり感じられる。エッジもしっかりしていて舌の表面を気持ち良く滑ってゆく。
咀嚼すれば甘味もしっかり溢れ出てくる。
粗塩を少量振ってみる。
良い感じに塩が利いて甘味が出る。が、香りを味わうには塩は付けないほうがよかった。
この店は薬味を添えない。これも拘り。
山葵や葱は蕎麦の味を変えてしまうと思えるからと。これは同感。
ただ、辛味大根は添えられる。辛味大根は蕎麦の邪魔をしないとの判断か。
薬味の考え方は自分と一緒だ。
辛味大根で蕎麦を食べる。辛味が蕎麦とよくあう。
辛味大根だけで一枚を平らげたいぐらいだ。
汁を口に含む。うん、辛口だ。がっちりした輪郭を感じる味わいで、甘味が後口に残らないのが良い。
ダシの香りと酸味が最初にきて奥から甘味が出てくる。旨味も十分あって厚みのある汁だ。
ただ、やや濃い感じで、そのまま直接飲み続けるのは辛い感じ。
もうすこしだけ薄くても良いのでは。
蕎麦を汁に浸けて啜る。
やや濃い汁は十割蕎麦をもってきてしても強い。蕎麦の1/3程度を汁に浸けて啜るのが一番良かった。
汁のダシの香りが広がったあとは蕎麦の香りが立ってくる。
成る程、拘っているだけある蕎麦だ。この価格でも不満は無い。
残念なのはこれ。プラスチックが安っぽさを感じさせる。
折角の美味しい蕎麦が台無しだ。これじゃあ駅の立ち食い蕎麦、気分も安っぽくなる。
蕎麦に1100円も払って安っぽい気分になるのはご免だ。
蕎麦と汁に拘りを示すなら、器にも気を使って欲しい。
不満なのはこのプラスチックのザルだけでなく、器類もそう。
皿、小鉢などに統一感が無い。
美味しい蕎麦を食べて心から満足するには器も重要なファクターだ。
やはり並の一枚だけでは足らなかった。十割のおかわりを注文。
待つ間、蕎麦茶で香の物を食べて・・・
大根の煮付けを口に・・・!!!甘い!
リンゴのコンポートだった。
う〜ん、眼鏡かけていなかったから良く見えなかった。
この器、どうみてもデザートに相応しくない。大根の煮付けにぴったりだ。
おかわり蕎麦を楽しんだ。
ちょっと満腹、やはり二枚はちょっと多いな。大盛りが丁度いい。
蕎麦湯はサッパリタイプ。
器類にも拘って欲しい。
美味くない蕎麦なら器がどうでも気にならない、蕎麦が美味いから余計気になる。
美味い蕎麦だと付随するものに対しても評価が厳しくなってしまう。
蕎麦の栽培から、その土から拘っているのなら器まで拘るべきだ。
気分が安っぽくなるような物を使っていては拘りの価値が半減してしまう。
実に勿体ない事だ。
長野県茅野市米沢174-1
☎ 0266-82-3322
11:00〜
定休日 水曜日
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諏訪に来た以上ここにお参り
諏訪大社上社
この温泉、手にかけるとすごくスベスベになる。
手にかける度に思うが、この湯に浸かってみたい。
温泉で清めたあとは参拝
境内は新緑が綺麗だ。
お参りをして、この後は下社へ
諏訪湖。確か上社から下社へ湖を渡って神様が通ってくるとか・・・
下社の温泉、上社より熱い湯。
下社も参拝して・・・
下社横にあるお気に入りの塩羊羹屋さん、新鶴本店。
ここの塩羊羹は美味しい、すごく好きで諏訪に来るとデフォで買って帰る羊羹なのだ。
家へのお土産?いえ、ほとんど自分で食べてしまいます。
八ヶ岳が綺麗だった。
帰り道でもお土産を購入。これは家族向けで。
TVで紹介されていたのを思い出したから。
確かに桃の表面がよく表現されている。
こうしてみると本当に桃のようだ。
食べてみよう。
割ると・・・白餡に桃果肉が入っている。
食べると・・・・自分は好きになれない味だった。
フルーツが入って、餡が爽やかな酸味を帯びている。
餡が軽くなってしまって物足りない。これはいけません、ドッシリ重くないと。
リピはないな。
毎回リピはこれ
一本、一気食いでも良い位の好物。
塩の塩梅が見事な塩羊羹。