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梅、恐るべし。こんなに爽やかでは物足りない。 & マダム ブリュレの甘さに驚く [スイーツを作ろう(making sweets)]

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梅酒の梅で作ったパウンドケーキ、寝かして数日、そろそろ食べごろと開封した。 

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梅ジャムでしっとりした表面が期待感を煽る。

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おわっ?いつもよりきめ細かくてフワフワ、あの混ぜに拘るレシピに解説してあった混ぜ手法を参考にして混ぜたが・・・・拘り恐るべし。今まで作ったパウンドの中でとびきりのフワフワ。パウンドがフワフワで良いの?ってくらい。手が疲れるレシピだけど疲れるだけの事はある。

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いただきま~す。食べてみると・・・・??????

何これ?爽やか?う~ん。・・・・

パウンドケーキを食べるときに期待する味わいはドッシリ重くバターのコクがいっぱいの味。しかしこれは”えっ?バターのコクは何処に行ったの?”ってくらいさっぱり。梅の香りが爽やかで重さをまったく感じないのだ。だが、さっぱりしていてもバターの含有量はパウンドケーキ、調子に乗って食べすぎればメタポ一直線だ。

なんと危険なケーキだろう。メタポ一直線を保証するケーキ、メタポリタンパウンドケーキだ。普通、パウンドは一本一気食いをするのは困難、だけどこの味なら一本一気食いはいけそうだ。

甘い香りと爽やかな口当たりで惹きつけ、大量の脂を摂取させる。何と甘美な罠だろう。・・・と一人妄想モード。一切れのつもりだったのだけど・・・・・ほとんど食べてしまった。

しかし、爽やかすぎる。この味は自分が求めている味ではない。梅が多すぎるようだ、今度作る時は75g(薄力粉の半分)に押さえよう。それまで梅が残っているとは思えないけど。

 

 

********このあいだの休みの日**********************

奥さんが買ってきた人気商品、マダム ブリュレ。丁度気にはなっていたこの品、奥さんGJ

マダムシンコのHPにある紹介を抜粋すると

メープルシロップをしみ込ませたバウムクーヘンの表面に、フランス産カソナード(赤砂糖)をたっぷりまぶし、一気にキャラメリゼした一品。ほかではあまり味わえない、マダムシンコを代表する超人気定番商品のひとつです。

ベースとなるバウムクーヘンは香川県産の卵とカナダ産のメープルシュガーに、国産バターとハチミツを惜しげもなくタップリと入れて作ったもの。「これをクレームブリュレに見立てたらどうなる?」そんな発想から、この人気商品は生まれました。

口に入れたときに感じるキャラメリゼした香ばしい飴の風味と、バウムクーヘンの絶妙なバランスは開発当時、思い描く"最高のハーモニー"を追い求め、マダムとパティシエが来る日も来る日も試行錯誤と改良を重ね、ようやくたどりついた味。

とある。

人気がある商品だそうだから期待して待つと箱が目の前にに置かれた。

なんじゃこりゃぁ~
 

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しかし・・・・何故ヒョウ柄?そして蓋のどぎついピンク・・・・・、一寸悪趣味なデザインに気持ちは引き気味。

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開封すると・・・・内部もヒョウ柄。ケーキより箱ばかり見てしまう。何故ケーキにヒョウ柄なのだろう。自分だったら箱を見ただけで買う気は失せてしまう。

最早話題は箱に集中。”おそらくオーナーはバブル期をヒョウ柄で謳歌した世代なのだろう”これが我が家の結論。あらためてHPを見るとヒョウ柄についての拘りの説明も。

スイーツとしてはあまり例がないショッキングピンクや豹(レオパード)柄を大胆にあしらったパッケージも、マダムシンコを表すアイコン。手にするだけで自然と気分が華やぐ、そんなシーンをイメージし、会長自ら女性の大好きなカラー・モチーフを起用しデザインしたもの。可愛らしいパッケージを前に、きっと会話も弾むはず。


だそうです。何か違う気がする。このHPで判明したことは、オーナーはバブル期を謳歌した世代ではないという事。我が家では再び検証にはいり、最終結論は”地域的及び年代的な嗜好”。前にケンミンショーで大阪のおばさんはヒョウ柄好き・・・のような事を検証していたような。でも・・・

スイーツとしてはあまり例がない=スイーツとして不適切

ではないだろうか?ヒョウ柄は可愛くないし・・・・ヒョウ柄で気分が華やぐなんて感覚、無いなー。

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中身を取り出して・・・でもコレ何だろう?バームクーヘンらしいがバームクーヘンとは思えない。ドイツでは厳しく定められた規格があって、これに適合しないとバームクーヘンと呼べないそうだ。この品をドイツ人が見たらどう思うのかな?例えば海外で”何これ?これが寿司?”という日本人には寿司とは思えない寿司があるのだけど、こういうバームクーヘンはその類なのかな。

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はっはっは、ヒョウ柄が好きだねー。内側全面もヒョウ柄だ。絶対何か違う!凄く違和感を感じる。でもここまで徹底するとは・・・ある意味素晴らしい。個人的にはこの箱は持ちたくないけど。

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食べてみよう。カットすると・・・・表面が硬い。クレームブリュレの表面のおこげのカラメル層を突いて割る感覚が好きなので、そのつもりで突いたら無茶苦茶硬い。結構分厚い層になっている。

生地に年輪が見えない。これは・・・・バームクーヘンではない。少なくても自分がイメージするバームクーヘンとは別物だ。

食べよう。キャラメル層と生地を口に入れる・・・甘い!砂糖の塊を食べているようで砂糖の味しかしない。生地の味が何処にもない。あまりの甘さにケーキの味が隠れてしまい、コクも旨味も何も感じない。メープルの香りもあるようだけどはっきりしない、あまりの甘さに味覚が飽和状態で味が判らない。HPにあった拘りの蜂蜜に至っては行方不明だ。

生地だけを取って食べてみる。生地のコクが・・・・感じられない。ダメだ味覚が飽和しているのか生地のコクや旨味が全く感じられなかった。生地だけ食べても甘いとしか感じなかった。

これは・・・絶対リピは無いな。甘いだけの味、何故人気があるのか理解できないほど味に違和感がある。そしてパッケージにも違和感、自分はヒョウ柄を着たケーキを好まない。

外観といい、味といい、バームクーヘンを名乗るのは間違いと思う。バームクーヘンが大好きな自分だが、これをバームクーヘンとして受け入れられない。バームクーヘンとして食べると違和感に腹が立つ。パッケージの悪趣味さにも疑問を感じる。ヒョウ柄には品があるとは思えない。ショッキングピンクもそう。このような柄と色をスイーツのパッケージに採用する感性が信じられない。化粧品と間違えていないか?

人気がある商品なのに自分が受け入れられなかったのは二品目。一品目はアンティークの天使のチョコリング。(その記事はここ)共通点は”甘すぎる”強烈な甘さで味覚がサチレーションを起こし他の味が判らなくなること。

さぁ、どちらが上か?アンティークのパッキングは品があったから、味、パッケージともにNG判定のマダムシンコがトップだ。


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