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甘夏ピールでウィークエンドを [スイーツを作ろう(making sweets)]

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この土曜日は解放日、バイクに乗るか、カメラ担いで何処かに行くか・・・のはずだった。
でも、奥さんが出掛けたい所があるというので解放日を諦めた、尤もそれは奥さんの為にというより天気予報を確認したら雨マーク表示だったから。
しかし、朝起きれば見事な青空。やられた、今更奥さんに断れない、残念。
最近、”用事があると晴れる法則”ができつつある。・・・・><

仕方ないからこの週末は家の中。作りたかったウィークエンドでも作ろう。
ウィークエンドの生地に甘夏ピールも入れてみたいし。



実は無農薬の甘夏を買ってきたのだが、折角の無農薬だ皮を使って何か作りたい。
というわけで、とりあえず甘夏ピールの砂糖漬けを作っておいた。

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皮の白い部分を削ぎ取って、

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一晩水にさらす

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ピールをざるにあけ、ピールの重量の1/3の量の白砂糖と一緒に鍋に

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焦がさないように注意しつつ柔らかくなるまで煮よう。

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ラムで香りを付けて、

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レモン果汁で甘味をキリッと締める。

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こんな感じになったら・・・

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網の上に並べて乾かそう。

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乾いたらボールに入れてグラニュー糖をたっぷり振りかける。

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良くまぶすと甘夏ピールの砂糖漬けができあがり。このまま食べると・・・爽やかな酸味と適度な甘味、後味に僅かに感じるほろ苦さ、手が止まらなくなるから注意が必要。


さぁ、ウィークエンドを作ろう。朝寝しているアシスタントを叩き起こす。
休みだからって何時まで寝てるのだ!起きろ〜っ!

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甘夏ピール75g、薄力粉150g、グラニュー糖150g、バター150g、生クリーム20g、ブランデー15g、レモン果汁15g、卵3個を用意。んっ?卵1個少ないぞ、2個でなく3個な。
粉類は振るっておいて、オーブンは180℃に予熱しておこう。甘夏ピールを細かく刻んで・・・

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40℃の湯煎でバターを溶かして溶けたらレモン果汁とブランデーを投入し良く混ぜる。

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55℃〜60℃の湯煎を用意してボールの中にグラニュー糖と卵を入れて・・・

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生地が白くもったりするまで良く泡立てよう。もったりしたらホイッパーでキメを整えて・・・

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生クリームを加えよう。良く混ぜたら・・・

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湯煎に置いておいたバターを加えて分離しないように混ぜ合わせよう。

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薄力粉を振るい入れて良く混ぜる。100回程頑張ってジェノワ混ぜ。
一般に溶かしバターを大量に入れるとバターの消泡性によって気泡が潰れるので長い事混ぜない、できるだけ手早くと書いてあるレシピがほとんどだが・・・

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刻んだ甘夏ピールを投入して良く混ぜたら・・・

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型に入れてショックを与える。

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180℃で10分、170℃に下げて40分焼いた。

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山に盛り上がったところにブランデーを塗り込んで・・・

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盛り上がった側を下にして山を押しつぶす。すべての面を平にしたいから。
でも生地の目は潰れるだろうな。折角膨らんだ生地を潰すとは、ウィークエンドって・・・

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生地の粗熱が取れたらナバージュを。
あんずジャムを同量の水で溶かして煮詰める。

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ケーキの表面に塗って、乾かす。山は見事に平地になっている。
そしてオーブンを200℃に余熱して・・・

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粉砂糖75gにレモン果汁(100%)15gを加えグラスアローを作ろう・・・

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これは美味しそう。舐めてみたい。

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ケーキの上面と側面にしっかり塗って・・・

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200℃のオーブンで3分間乾かそう。
表面を触ってベタつかないならOK。あとは3日以上寝かすのみ。

しかし。。。一寸気になる事がある。中に入れた甘夏ピールのこと。
作りながら感じたののだが、この作り方だと生地がゆるい。
トッピングした具は全部底にしずんでいるのではと心配。
カットしてみよう。


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わっ!やはり沈んでいる。失敗か!バターを泡立てるパータ・ケックの手法で作るべきだった。
パータ・ジェノワーズよりドッシリした生地のパータ・ケックの方が具が沈み難いだろうから。
にしても・・生地の目は潰されているって感じがありあり。まぁ、膨らんだ分を押さえつけていたのだから当然か。

150gのグラニュー糖に75gの粉砂糖、かなりの甘甘なケーキとみた。切ったついでとひとかけら食べてみた。
確かに馴染んでいないが、それでも酸味が甘さを爽やかなものにしている事は判る。バターも重さを感じない。
沈んだ甘夏ピールは・・・・この部分、香りも良くて凄く美味しい。
甘夏ピールが全体に混ざっていたら良い感じだっただろうな。実に残念。

しかしウィークエンドは糖衣の白っぽい艶が食欲を掻立てる。だが・・・砂糖の量を考えると食べ過ぎるとメタポ一直線であることは確実。
しかも柑橘系の香りで砂糖のクドさを消し去り、いくらでも食べられそうな味わいのケーキと想像できる。
メタポリタンシリーズに加わりそうなこのケーキ、寝かして馴染んだ頃が楽しみだ。


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