梅酒の梅を使って 青梅のパウンドケーキを作ろう。 [スイーツを作ろう(making sweets)]
解放日の土曜日、だけど外は雨。こんな日はバイクに乗れない。
まぁ、今日の雨は天気予報通りだから最初からバイクは諦めていた。
しとしと降る梅雨の雨、北鎌倉に紫陽花と傘の花を撮りに行こうと考えていけど・・・
朝起きるとともに聞こえる大きな雨音、カーテンをめくって覗けば結構大降り。
・・・・・
PCを叩き起こして天気予報を見ると・・・大雨警報だぁ???なんじゃこりゃ。
これじゃあ傘もって撮影もできやしない。
今日は何をするか。美術館?国立新美術館のワシントンナショナルギャラリーに行きたいが上の娘と一緒に行く約束。
彼女は試験期間なので行かれない。
となると・・・
今日は何をしよう、梅雨空を眺めながら考える。梅雨・・・梅雨の時期に連想したのが梅酒。
そうだ、梅酒を作らないと。
梅2kgと氷砂糖1kg、例年通り35度の泡盛を買ってきた。
さっそく漬け込む。
昨年仕込んで寝かしてあった梅酒を瓶に入れ替え、梅を取り出す。
器を熱湯で殺菌したあと、梅に氷砂糖、泡盛を入れて・・・・
入れ物の上部にまだ余裕がある。昨年の梅酒で一杯になるまで満たした。
う〜ん、上の部分だけ良い色が付いているな。
取り出した梅と梅酒。梅はそのまま食べても美味しいけど、何かに使いたい。
このままで冷蔵庫に入れておくと下の娘が食べてしまう。
彼女は梅が大好物。サワー漬けの梅も好きだが梅酒の梅も大好物。
風呂上がりの梅が最高らしい・・・・でもこれってアルコールに浸されているから・・・
というわけで梅酒の梅を使って何か作ろうと考えると、咄嗟に浮かんだのは青梅のパウンドケーキ。
でも今日は奥さんは休日で家にいる。オーブンが使えないか。
・・・・・
昼下がり、妙に家の中が静かだ。見ると奥さんが昼寝中、爆睡していた。チャーンス!
さあ作ろう。でも今日はアシスタント無し。
何故かって?アシスタントが梅を食べてしまうから・・・・ではなくて、下の娘は今朝から熱を出して寝込んでいるから。
そして上の娘はテスト期間。手伝わせたら奥さんがウルサい。
用意したものは薄力粉、グラニュー糖、無塩バター150g、BP3g、卵三個、梅酒10gと梅酒の梅130g(果肉だけ)
バターと卵はチャンスを待ちつつ室温に放置しておいたから直ぐに作れる状態だ。
十分に柔らかくなったバターにグラニュー糖を混ぜてスリスリ・・・・良く混ぜて
ホイッパーで白っぽくなるまでよく空気を含ませて。
溶いた卵液を数回に分けて投入、都度良く混ぜる。
良い感じになったら梅酒10gを入れて混ぜて・・・
三回程事前に振るっておいた薄力粉を少量残して振るい入れて・・・
艶が出るまで良く混ぜる・・・(アシスタントいないと忙しいな。)
梅酒の梅の果肉を刻んでおいたものに残した薄力粉を投入してざっくり混ぜて
生地に投入して良く混ぜたら
パウンド型に流し入れて・・・
ヘラで平にならして・・・180℃に予熱しておいたオーブンで30分、170℃に下げて20分焼いた。
焼き上がりは良い感じ。
梅酒をたっぷり染み込ませて
梅酒自身糖分たっぷりだから梅酒を染み込ませただけでツヤツヤ。これだけでも良いと思うけど一応ナバージュしたい。杏ジャムを取り出して・・・・いや、ちょっと待てよ。どうせなら梅ジャムでやりたいな。
だが梅ジャムはない。なけりゃ作れば良い。とりあえずナバージュ用として少量を作ろう。
梅酒の梅を5個鍋の中に入れて水をひたひたまで入れる。沸騰させて2分、アルコールを飛ばす。
ザルにあけて種を取り出して刻む。重さを量ったら80g。
鍋に入れて砂糖を40g入れて弱火ににかける。
絶えずヘラで混ぜながら焦げないように・・・・
粘度が高くなり過ぎたら水を入れて調整して。。。。なんとか完成。
しっかり作ったジャムではないから果肉はちょっと固いかもしれないけどナバージュ用だからまぁ良いか。
丁度ケーキに染み込ませたアルコールも飛んだ頃だろうから梅ジャムを湯で溶いたものを表面に塗って・・・
良い艶の感じになった。
しっとりさせるために包んで、さらにラップして3日間は寝かせよう。
まだたっぷり梅が残っているからちゃんとしたジャムも作ろうかな。
いや、梅だけに和菓子も作りたい。葛で包むのも良いな・・・白餡に煉り込んでどら焼きにするのも良いし。アイスだって・・・夢は膨らむ。
ただ、作りながら梅を食べてしまうのが梅シリーズの欠点。
夕方、奥さんが下の娘と病院へ、帰ってきたら二人とも薬を持っている。
奥さんは昼寝から覚めたら喉が痛くなってたらしい。(薄着で爆睡しているからだ・・・)
上の娘は数日前から風邪をひいているから我が家で元気なのは自分だけのようだ。
近所にある水道局の庭に咲く紫陽花。雨上がりの紫陽花はしっとりとした色彩。
ここにカタツムリがいれば完璧なんだけど。
こうして紫陽花を見ていたら・・・・無性に北鎌倉の紫陽花を見に行きたくなりました。
季節が終わる前に行かなければ・・・・。