コシのある蕎麦と塩辛すぎる汁 鎌倉の蕎麦 純手打ちそば 千花庵 [神奈川の蕎麦]
荏柄天神さんに行くときに何時も気になっていた店、千花庵
何時もは時間が合わず、たまに昼時に通りがかってもウェイティングが多く挫折
でもこの日はまったり、心に余裕があったので待つことに^^
何故気になったか?
十割蕎麦の看板もさることながら、暖簾の色が白
経験上、白暖簾の店は拘る店が多い気がします。
これは期待できそう・・・
待つ間、外の品書きを観察
せいろが850円、田舎が1000円、どう違うのか楽しみです
いろいろな産地から取り寄せているようですね
そして蕎麦について・・・拘りを感じます。
蕎麦カレンダー
時期により、蕎麦の産地が違うようです。
常に最適の蕎麦を使おうという拘りなんですね
建物は一般住宅っぽい感じですが店内は普通に蕎麦屋さん
自分の前に並んでいたのはマダム達5人のグループ
そのマダム達と相席なら直ぐにでもOKと言われましたが・・・・
そんな、マダム達と同席なんて恐れ多いです
待ち続けますと伝えました。
並んでいる間のマダム達、凄い音量だったので・・・^^;
ようやく空いて着席
おしぼりが安っぽい紙なのが残念ですが、お茶は蕎麦茶
これは嬉しい
香ばしい蕎麦茶をすすりながら品書きを再度確認
十割蕎麦の楽しみ方・・・
蕎麦について拘っている様子がわかる品書きです
山都の蕎麦打ちの技法を用いているそうです。
山都の蕎麦打ちは最初に熱湯を使って打ち始めます。
無論熱湯が触れた蕎麦は煮えてしまいますから香りがその分飛んでしまいます。
しかし、その代り山都蕎麦の独特のコシ、柳ゴシが生まれるのです。
熱湯を使って打つ打ち方は信州にもあり、湯捏ねと言われで女打ちだそう
(以上、品書きのごく一部を要約)
品書きには打ち方についてもっと細かく拘りが記されていますがタイプも大変なので・・・^^;
5噛みで砕け散る蕎麦を目指しているそうです^^
いやぁ~、拘りがビシビシ伝わってきます。思わず期待感MAX
甘味もあるのが嬉しい
蕎麦のお汁粉が気になりますが、それ以上に自家製蕎麦豆腐が魅力的
あつあつ蕎麦豆腐に冷たいアイス、それに黒蜜がかかっているそう。
しかもアイスはバニラか抹茶か選べます
これは頼むしかないでしょう。
蕎麦はせいろか田舎か迷います。
セイロは剥き身、田舎は殻ごと挽いた蕎麦で産地が異なります。
この日の産地は、せいろが会津、田舎が常陸でした
山都蕎麦の打ち方だけに会津蕎麦がメインなのでしょうか
迷った時は両方
食べ比べシリーズがありましたのでこれにしましょう。
殿方は各一人前、御婦人は半量づつの盛り合わせ
どちらにするか、最後の最後まで悩みました。
甘味も欲しいので御婦人仕様に留めておきましょう。
何せ-3kgプロジェクトの最中なのですから
この判断はどんな結果に・・・
まずせいろから到着
田舎を後にするのは流石です。繊細な方が先ですよね。
細打ちの綺麗な表面の蕎麦
スクエアな断面ですが、ちょっとエッジが甘いのが気になります。
さっそく蕎麦のみで手繰ってみましょう
唇を気持ちよく滑って口の中に
啜っている瞬間から香りが強く立ってくる蕎麦ではありませんが、仄かな香りは感じます。
噛み切る時の反力もいい感じ。これが柳ゴシかぁ・・・
しっかりした弾力を感じながら潰れてゆきます
そして潰れると同時に溢れる蕎麦の香り
なかなかいい蕎麦です
汁を確認してみます。
口に含んだ瞬間、棘が味蕾を刺激
しょっぱい!
塩が強いです。
汁の輪郭がはっきりしたシャープな辛口汁が好みですが、シャープを通り越して角々の輪郭
痛いぐらいのエッジ。
その強い塩に負けないような酸味も感じますが、その酸味には強い癖
何で酸味を出しているのでしょう。
スッキリした感じではなく、後口が引っ張られる感じ
その強さはかなりのもの
汁の旨み、香りが沈んでしまっています。
酸味の正体を暴こうと味を確認したいのですが、舌が味わう事を拒絶するのです
それ程までの癖と塩気
かなり疑問に感じつつ、蕎麦を汁に浸けて啜ります。
濃い汁なら蕎麦にわずかに浸けて啜れば美味しいです
でも濃いではなく塩辛い汁、味に厚みが無いので少ない量だと物足りない
でも多くつけると塩辛い・・・・
どうにもこうにも
汁に浸けないのが一番美味しいと思いました。
薬味は葱と山葵。山葵は少なめ、ちょっと粒粒感があって瑞々しさは少なめ。
漬物は茄子とセロリ、特徴的ではありませんが、セイロを食べ終えて田舎を待つ間の箸休めに丁度いい感じ。
そして田舎の登場
セイロではなく皿に盛られます。
そういった意味でもセイロと田舎の違いを出しているのですね。
拘りを感じます。
田舎といっても細い蕎麦
断面もスクエアで綺麗です
殻を一緒に挽いた蕎麦でこんなにも細く打てるとは素晴らしい
これで汁が好みだったら最高なのですが・・・・
啜ってみます
流石細打ち、田舎とはいえ喉越しの良いこと
スーッと啜れます
香りもセイロより強いですが、若干強い程度で厚かましさはありません。
噛み応えもいい感じ
反力もしっかりあって、本当に殻も一緒に挽いているのかと思うほど
田舎田舎した強さはありませんが、繊細な田舎
こんな田舎もいいものです。
ただ・・・塩辛くない汁、旨みがしっかり厚く、かつ後味がシャープな汁で食べたい・・・
蕎麦湯
湯は普通にサッパリ系
飲んでいたらデザートがやってきました。
それと同時に盆が下げられて・・・
そこには徳利に蕎麦汁がまだ入っていたのですが・・・・
何時もなら”まだ飲んでいるから”と徳利を置いておいてもらうのですが、そのまま見送りました。
それ程までに気に入らなかった汁
(でも何も言わずに下げるのはどうかと思いますーー;)
デザート温かな蕎麦豆腐と抹茶アイス
温かな蕎麦豆腐に溶けた抹茶アイスがクリーミーで美味しい。
爽やかな抹茶の香りが鼻に抜けると同時に深い苦味が舌に広がります。
そこに黒蜜のしっかりした甘さが優しく苦味を包み込んで
抹茶スイーツは美味しいですね
蕎麦豆腐のねっとりした歯応えもエクスタシー
ねっとりの食感に時々現れる胡桃アクセント。
粗つぶしの胡桃がいい仕事をしています。
これは好み
美味しかったです
蕎麦は気に入りました。デザートも
ただ汁が・・・・・
手打そば千花庵 (ちはなあん)
0467-22-6517
神奈川県鎌倉市西御門2-6-13
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今日の弁当
前の晩、下の娘が弁当を持っていくのか訊くので、あれば持っていくと答えました。
実は出張の無い日は弁当持参なのです。
日によって要る要らないが変わりますので奥さんに頼みません。(いちいち要る要らないと伝えるのも面倒ですから)
要る日は朝ごはんの後で自分で作っています。(まぁ、作るのは卵焼きぐらいで、あとは残り物を詰めるだけ~^^)
翌朝、いつも通りに4時に起きてリビングに行くと”4時半に起こして”の下の娘のメモ書き
起こすと朝ごはん&弁当の制作にとりかかっていました。
弁当の中身で奥さんとバトルでもあったのかな^^;
完成した4人分の弁当
冷凍食品ゼロと自慢していました。
どうやら奥さんが弁当に使う冷凍食品がお気に召さなかったよう
それでバトル、自分で作るって言ったのでしょうね
ハム&チーズ
レタスの上には豚肉の味噌焼
空豆のグリル
ポテトサラダ
竹輪(芯に胡瓜)
サツマイモの甘煮
でした。
下の娘が食材を捜索していて発掘
美味しそうなのがあったんだ
奥さんだな・・・・
でもこの日付・・・
ストックしただけで満足、ストックしたことを忘れてしまう奥さん
まるでリス
にしてもこの日付は恐ろしい。賞味期限が切れてもうすぐ二年(汗)
ストッカーの整理の時にも生き残ったのですね。
奥さんと一緒に暮らすようになって多少の賞味期限切れは気にしなくなりましたが
流石にここまでくると引いてしまいます。
でも一応、ネタになりそうなので指の先につけて味見
やはり異常な酸味がぁ~
結婚してから腹が丈夫になりました(笑)
ウチの冷蔵庫、その冷凍庫の中には何時からそこにあろのか思い出せないぐらい古い製パン(菓子パン)材料が眠っているのです。指摘すると逆キレて怒り出すのだけれど寝かしたって美味しくなるとは思えない・・・捨てて欲しいなぁ、冷凍の匂いも移ってしまってもう使えないだろうし。