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濃い汁で食す江戸老舗蕎麦 上野藪蕎麦 [東京の蕎麦]

という訳で(前記事より)下の娘と上野藪そばに

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丁度昼ごはん時ですから満席
しばらく入り口の行列に加わります。

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ここは1892年創業の老舗の蕎麦屋
"藪蕎麦"というと、まず、東京・神田淡路町の"かんだやぶそば"が思い浮かびます。
この”上野藪そば”は、明治25年に藪蕎麦総本家の”連雀町藪蕎麦(現在のかんだやぶそば)”から暖簾分けされた店だそう。数ある”藪蕎麦”の中でも、際立って古い暖簾を誇る店ですね。
江戸蕎麦の老舗に来たのは初めて、どんな蕎麦が出てくるのか楽しみです。

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店内は1Fと2Fに席があります。
レイアウトは・・・かなり窮屈そう
落ち着ける感じはありません。
2F席に案内されましたが席の奥のシートに行くのが大変
テーブル間の間隔が狭く、その間をすり抜けるのが困難です。
自分の体でこうですから、恰幅のいい人だったら大変でしょうね。

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何とか席に着き、品書きの確認です。
セイロに確定していますが、その他の品の説明を見るのも楽しいです。
さくらせいろう・・・・蕎麦がきで一杯飲んだ〆用でしょうか
カレーせいろうも良さそう。分けるだけで蕎麦の風味も楽しめるとの説明に成る程^^

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ご飯ものは二品
穴子天丼が美味しそう^^

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下の娘は温かい蕎麦が食べたいと
カレー南蛮ときつねで迷っています。
カレー南蛮はハネが心配ときつねに。

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そういえば甘辛く煮たアゲは彼女の好物
蕎麦のかけ汁で甘辛く煮たアゲは美味しいでしょうね。

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温かな蕎麦茶を飲みながら蕎麦を待ちます。
やはり蕎麦屋では蕎麦茶です。
蕎麦茶の香ばしさ、これから供される蕎麦への期待が膨らみます。ちょっと薄口でしたけど・・・

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まず下の娘のきつねが登場
アゲが三枚と長い葱が入ります
汁は濃い色、これぞ江戸前といった風格

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薬味には葱と大根おろし 

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汁を一口もらいました。結局数口になりました。^^
汁の色は濃いですが辛くはありません
それどころか柔らかな味わい
むしろもっと塩分が欲しい程。旨味がしっかりあり、もう一寸だけ塩気を・・・と言った絶妙な塩加減。
この加減だと飲み飽きることは無いです。
流石老舗、長く続いてきただけの事はあります。
歴史に裏づけされた味

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自分のセイロの大盛りの登場です。
意外と量があります。
場所柄期待していなかっただけに嬉しい^^

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でも・・・蕎麦湯がさっさと来たのは残念
食べ終えるまでに冷えてしまいます
場所柄、混雑も凄いのでお客さんの事を細かく見られないから仕方ないのかもしれませんが・・・

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蕎麦はスクエアな断面。これは好み^^
エッジもしっかりしていて気持ちいいです。
表面は綺麗で艶やか。
これが江戸風の蕎麦なんでしょうね。

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早速蕎麦のみで啜ります。
唇に蕎麦の先頭を付け、一気に啜ると・・・
蕎麦の香りがすーっと仄かに立ち上がって鼻腔のなかに舞い踊ります。
蕎麦の表面は艶やかで唇になんの抵抗も感じさせずに滑って喉の奥に
噛み切ると心地いい抵抗感。
コシもしっかりしていい弾力です。
噛み切った瞬間の跳ね返りも適度。
大きすぎず静かに収まる感じ。

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汁を確認しましょう
一口含むと・・・濃い!!!
甘味が先に立つ?いや塩気?
濃すぎて何が最初に出てくるのか判別できません。
バランスが良く全員が横一列なのかもしれませんが濃すぎて味覚がサチレーション^^;
江戸風の汁は濃いなぁ・・・・ちょっと過ぎる気がします。
江戸っ子は蕎麦に汁を僅かしか浸けないと言いますが、この汁にどっぷり浸けたら食べられません。
僅かだけ浸けるのが丁度良いのです。
この濃さだから僅かしか浸けないのか、僅かしか浸けないからこの濃さになったのか・・・・
甘味、塩気、が強く、ダシの香りと酸味がその後に続く感じです。

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蕎麦を汁に浸けて啜ります。
濃い汁は浸け加減が難しいですね。
1/4でも濃いように感じました。本当に”ちょい”っという感じで浸けた時が一番蕎麦の香りと甘味を感じました。
これは難しい・・・

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セイロの薬味はオースドックスに葱と山葵のみ
山葵は香りもあり瑞々しくて満足
葱は・・・悪くないけど元気が無いように見えます。
ちょっと疲れ気分かなぁ・・・・

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濃いめの汁で食す、喉越しの良い蕎麦。
まさ落語に出てくるような蕎麦^^

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蕎麦湯は良い感じの濃さ
薄すぎず濃くもなく、〆で口をさっぱりさせるのに良い感じ

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蕎麦種で〆たあとはチョコレート展に向かいましょう^^

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上野藪そば (うえのやぶそば)
03-3831-4728
東京都台東区上野6-9-16
11:30~20:30
定休日 水曜日

 

 

 


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