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スッキリ辛口の汁で味わう蕎麦 沼津の蕎麦 石碾蕎麦 おもだか [静岡の蕎麦]

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今回の出張は静岡は沼津
ここは滅多に出張に来ない場所です。
蕎麦屋の事前調査を念入りに行って外れを引かないよう万全の態勢で臨みます。

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今回のターゲットは”おもだか”
以前沼津に来た時に探しましたが見つけられなかった店
今回は地図をしっかり確認してリベンジです。
大きな通りからは全く見えず、住宅地の路地の一角にありますので地図なしでは無理でした。
しかし・・・今思うと前回は道一本間違えていたようです

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良い雰囲気の暖簾をくぐり入ります。
木のぬくもりを感じる引き戸には品書きが貼ってあります。

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入り口横も良い雰囲気
入る前の印象からでも蕎麦の良さが解ろうというもの

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貼ってあった品書きは・・・冷たい蕎麦がメイン
品数が少ないのがまた潔い

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営業時間は昼のみ(平日)
定休日は火曜日

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戸を引き入ると正面には花
ガラスの花瓶じゃないほうが良い気がします
渋い膚合いの焼き物の方が似合いそう

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靴を脱いであがります。
和の雰囲気はやはり落ち着きます。

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店内は木の温もりを感じる居心地の良い空間に仕上がっています。
広さも手ごろ、テーブル席が3卓と

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座敷に一卓、あとはカウンター
カウンターの下は空間で掘り炬燵のように足をおろせます。

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店自体は狭いですが、天井が高く解放感がありますので窮屈さはありません。

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さて品書きを確認しましょう。
戸に貼ってあった品以外のものも
流石にこの季節は温かな蕎麦のリクエストも多いのでしょうね。

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蕎麦は二種から選べます。
細打ちの側は福井産の在来種、粗挽き蕎麦は益子の常陸秋そば
どっちにしようか・・・改めて品書きを見ると・・・

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二種盛りがありました。
細打ちと粗挽きの二枚がセットの品です。
盛りを頼んでおかわりを頼んでも一緒ですが・・・(笑)
品書きには気になる記載が、”甘口もりつゆもあります”
と言う事は・・・辛口の汁がデフォなのでしょうか、これは楽しみ。 

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お茶は蕎麦茶、蕎麦は仄かに香ります。
おしぼりが紙なのは残念^^;

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二種盛りの登場です。
当然のことながら一度に二枚は出ません。
一枚づつ供されます。
汁が二種ついています。左が甘口、右が辛口だそう。
ほ~、これは嬉しい。
蕎麦だけでなく汁も食べ比べができます。^^

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まずは細打ちから出てきました。
綺麗な表面で断面はスクエア、見るからに喉越しがよさそうです。
早速手繰りましょう。
蕎麦のいい香りが立ち上がり、唇を滑るように蕎麦が流れます。
噛み応え良く、噛み切った時の感触が心地いい
潰す時に感じる弾力も適度にあって気持ちの良い蕎麦

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汁を確認しましょう。
まずは甘口から
一口口に含むと甘さが広がります。
ですが疲れるほど甘くはありません。
後口は重みがありますが、濃くはなく、酸味と甘味が先に出る汁

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次に辛口
スーッとした感じで舌に広がります。
甘さが残らずスッキリした感じ
輪郭はシャープですが角はありません、いいバランスです。

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蕎麦を汁に浸けて啜ります。
甘口、辛口両方で試します。
両方とも汁は半分位浸した感じが一番いい感じ
蕎麦の香りがスーッと感じられるのはやはり辛口
甘い汁は蕎麦の香りや甘味を包み込んでしまうように感じました。

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薬味は山葵と葱
山葵が美味しい。
蕎麦を手繰りつつ、合間の口直しに良い感じ
強すぎず、弱すぎず

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細くスライスされた葱は美しく綺麗。
やはり葱はこうでなくちゃいけません。

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山葵を舐めつつ残りの蕎麦を一気に手繰ります
エッジがしっかりしていて良い食感
幅も揃っています^^

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そして粗挽きが供されました。

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粗挽きでも細く打たれています。
そして断面はスクエア
蕎麦の長さもしっかりした長さで頼りなく切れ切れのものはありません。

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見た目からも存在感の強い蕎麦
表面の荒々しさが野趣溢れます。

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手繰った時に立ち上がる香りはドッシリ感があります。
口の中で広がる香りも細打ち以上
でも噛み応えは細打ちが上
潰す時の頼りなさ、弾力の無さは粗挽き故仕方ないのでしょうか
無論喉越しも粗挽きらしく、唇に抵抗を感じさせながら滑ります。
この蕎麦も辛い汁に合わせた方が美味しかったです。

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蕎麦湯、ややどろっとした感じ
美味しくいただけました。

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後ろの老夫婦が召し上がっていた桜海老のかき揚げが凄く良い香り
とても美味しそうでした。
後ろの席といっても結構離れていたのに香りが・・・・
久々に食べてみたいと思うかき揚げでした。

 


石碾蕎麦 おもだか
055-922-2867
静岡県沼津市岡宮893-4
11:30~14:30
定休日 火曜日

 


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