優しく旨味いっぱいのスープ 酒田・東町 味好(本店) [ラーメン&餃子(面条&饺子)]
この日は山形は酒田に出張
新型コロナこと武漢肺炎の影響で羽田ー庄内の航路は1日二便に減便され、使い辛くなってしまいました
本数がないので前日移動するしかありません
で、夕方の便で庄内空港へ
空港から出たら懐かしい匂いに包まれ思わず深呼吸
秋の夕方の寂しさを含んだ風が稲刈りの匂いを運んできたのです
稲刈りの時期なんだなぁ
漂う稲刈りの後の匂いから子供の頃の秋の記憶が蘇ります
夕暮れの寂しさ、日が落ちた瞬間の静寂、風呂を沸かす薪の燃える匂い
稲刈りの匂いっていいですね、落ち着きます
レンタカーを借りたら定宿へ、稲刈りの残り香を楽しもうと車の窓は全開
チェックインを済ませたら晩御飯
宿の近くのラーメン屋さんに行ってみました
酒田は酒田ラーメンが有名
酒田ラーメンの特徴は飛魚の焼き干しを使っていること
それに何種類もの煮干しと豚や鶏の動物系の出汁を合わせています
実は自分はそんなスープが好物
そして麺は棹麺
鉄パイプの端を専用の梁に引っ掛け、テコの原理を応用し少しずつ鉄パイプを回転させながら生地を延ばしていく製法で、生地の表面には目には見えない凸凹が生まれスープがよく絡むのが特徴だそう
この日選んだのは”味好 本店”
店内はカウンターに16席、テーブル席は12席、こあがりに16席の都合44席
カウンター席に陣取りました
品書きを確認します
ワンタン麺がないんだ・・・・残念
酒田ラーメンの特徴の一つにあるのがワンタン
皮が極薄で舌触りがいいのです
これがメニューにないとガッカリしてしまいます(´-ェ-`)ガッカリ
まぁ、無いものは仕方ありません
チャーシューメンをオーダーしました
それにしても・・・カラフトラーメンってどんなのでしょうね
ワンタンが無かったので餃子をオーダー
卓上には特に専用の餃子のタレは無く、辣油、醤油、酢、胡椒からブレンドして好みのタレを作るスタイル
チャーシューメンの着丼
澄んだスープですがキリッとした感じはなく見るからに優しげ
チャーシューは肩ロース肉が3枚とロース肉が3枚入ります
まずはスープを一口
じんわりと舌に染みる旨味、すごく柔らな味わい
魚介の香りもしっかりしていますが、強過ぎることはありません
動物系の旨味と魚介系の旨味、やや魚介が優勢か
円やかで塩気は強くは感じません
なのでゴクゴク際限なく飲んでしまいそう
次に麺を味わいます
麺は縮れてはいますがその度合いは少なめ
断面は丸に近い感じですから棹麺ではないのでしょう
食感はもっちりした噛み応え
スープとの絡みはそれ程ではなく、麺のもっちりした食感の方が強く印象に残ります
そしてチャーシューへ
まずは肩ロース肉から
下味はしっかりしていますが硬い
しっかりと結構な噛み応え
ロース肉の方は柔らか
こちらも下味はしっかりしています
が、ちょっとパサパサ感が強めなのが残念
シナチクはシャキッとして昔ながらの味わい
餃子も到着
やや強めの焼き色です
形が揃っていないのが手作り感いっぱい
まずは何もつけずそのままで
餡は肉の旨味がしっかりして下味も強め
皮はそれほど薄くはなくパリッと感も少なめです
下味がしっかりしていますから酢と胡椒でいただきます
酢が良く合いますね
バランスがいい
皮はしっかりしていて、餃子も麺類だと再認識させてくれます
優しい味わいのスープに、ついつい飲み過ぎてしまいそう
全部飲んだらいけないと、頑張って残しました
円やかで塩分はあまり感じませんが、それでも塩分はしっかり入っていたようで、宿に戻ってから2Lのボトルの烏龍茶をラッパ飲み^^;
味好 本店
0234-24-7911
山形県酒田市東町1-17-1
11:00~15:00&17:00~20:30