静かに流れる時間に包まれながら一人飲み 仙台・文化横丁 源氏(再訪) [気になる一品(Delicious)]
仙台出張の続きです
宿にチェックインした時にフロントのお姉さんから”今日から仙台のお店(居酒屋)は正常営業になった ”と聞き、一杯飲みに行くことに
でも騒がしいお店は苦手、静かに飲めるところがいい
向かった先は一番町
昭和な雰囲気が香る”いろは横丁”を通り抜けて
やってきたのは文化横丁
横丁の通りからぼーっと歩いていると見逃してしまうような細い路地を入り、すれ違うこともできないような通路を猫になったような気分で歩いてゆくと
目的地の”源氏”があります
路地が狭くて斜めにかかった暖簾を潜ります
このお店に来るのは2回目
前回訪問時の記事は→ここ
前回来たのは一年半前
武漢肺炎こと新型コロナがまだ他人事な雰囲気だった頃のこと
年季の入った磨りガラスと格子の木をラガラと開けると、使い込まれて角の取れた20席ほどのコの字レイアウトのカウンター
音楽や映像の類は無く静か、時間も時代も止まったような渋い空間が心地いい
17時の入店でしたが既に先客が3名、静かに飲んでいました
お酒の種類は多くは無く日本酒が四種類にビール(モルツか黒)
それぞれにお通しが付いてきます
つまりアテが付いてのお値段
そしてこのお店には四杯ルールがあって四杯以上は飲めません
まず最初は浦霞特別純米から
いえね、日本酒が4種類で四杯ルールですから品書きを右から順番にオーダーする作戦です^^;
一杯ごとにアテが付いてきますからそれだけで飲んでもいいのですが他に何か頼むのもいい
バイ貝の煮付けをオーダーしました
最初の一杯と共に供されるのは開店以来続くぬか床で漬けた歴史の詰まった漬物
それに蒟蒻、蒟蒻に乗るのは蕗味噌
味噌と日本酒は合いますね
ちびりちびり、静かさに浸りながら
ゆっくり流れる時間が心地いい
二杯目は高清水初しぼり
二杯目に付いてくるお通しは冷奴
豆腐は木綿
絹じゃ無く木綿というのがいいね
自分は冷奴は絹より木綿の方が好き
大豆の味が濃いし、絹のような口の中で溶けるような食感よりより木綿の口の中でほどけるような食感が好きだから
バイ貝の煮付けも到着
綺麗に身が取れると嬉しいね
コリコリ美味しいです
でも富山で食べたバイ貝より随分と可愛い
富山でお通しに出てきたバイ貝、貝殻はいったいどんなサイズだったのかと^^;
三杯目は辛口
ほんと、静かです
変に音の出るものが無いから二人連れでも会話の音は静か
一人で飲みにきていたお姉さん、住んでいるところは横浜は日吉とか
あらら、自分は駅二つ隣ですよと盛り上がり
ひとり旅でこの日は松島に行ってきたそう
こういう一期一会もいいよね
三杯目のお通しは刺身
何が乗っているか説明してもらえますが・・・はい、忘れてます
味の記憶を呼び起こすと鮪、鰹、蛸に・・・何だったけかな^^;
四杯目は国盛にごり
これが打ち止めとなります
四杯目のお通しはおでん
三杯目までのお通しはおまかせですが四杯目だけは味噌汁かおでんを選べます
おでんの具は玉子が一番好き
それも煮抜いた黒々としたのがいい
ここのおでんの玉子は自分好み^^
黄身まで塩っぱくなる程に煮込まれた玉子
ほくほくの黄身をちびちび食べながら国盛りをちびりちびりと楽しみます
こういう静かな時間っていいな
静かに飲める居酒屋、貴重です^^
飲んだ後って何故か麺が食べたくなります
日本酒の場合は蕎麦がいい
飲んだ後は冷やしたぬきがいいな
でも冷やしきつねしかありません
まぁ、きつねも好きだから問題ないですが^^;
そんな訳で冷やしきつねをオーダー
今回は何故か普通盛り^^;
卓上に揚げ玉がありました
それで冷やしたぬきが無かったんだ
奥さんが仕事から帰ってくるのは9時ぐらい
なので晩御飯は奥さん一人で食べています
で、この日も一人食べていたのですが
買い物ついでに買ってきたボイルのヤリイカも食べていました
妙にイカが食べたくなったそう
その二時間後
奥さんが嘔吐で大騒ぎ
えっ?俺何か悪いものでも作ったのか?
でも全て火がしっかり通っていてアタるようなものはありません
それに他の家族の腹は大丈夫だから晩御飯の問題ではなさそう
ならコロナか!
と、家中大騒ぎ
でも、コロナで腹壊したっけ???
奥さんが買ってきたヤリイカが原因かな