水溜りの青空に誘われて・・・デュフィの色彩の旋律 [日常のなかで(Diary)]
日曜日、ずっと雨を降らせていた暗くどんよりした雨雲は所々に水溜りを残して遠くの空に去って行きました
空は青く、幾つかの真っ白な雲を浮かべています
マンションの前には大きな水溜り、そこ写る青空は透明で吸い込まれるよう
そのまま飛び込んだら何処か他の世界に行けるのではと思うぐらい
こんなに気持ちのいい青空なのに家に籠っているのはストレス
何処かに出かけましょう
でもこの時間から遠出はできません
給食当番もあるし・・・・
なので近場で楽しめる場所
フリーな時間内でできる事は・・・・美術館がいいかな
Bunkamuraのデュフィ展に行ってみることに
大倉山から各駅停車に乗ってのんびり渋谷まで
そして数軒の帽子屋さんを巡って探偵仕様の帽子を黒の中折れグレーのリボン~♪と探してからBunkamuraへ(帽子、見つかりません~><)
デュフィ、今まで意識した事は無かったですが、展覧会のポスターが凄く気になりました
口上は絵筆が奏でる色彩のメロディ
ポスターの絵の柔らかな色彩は凄くリズミカル、楽しい旋律を感じます
作品をいっぱい観てみたい
それで来るタイミングを計っていたのです
(サン=タドレスの浜辺)
柔らかな色彩、でも展覧会のポスターとは違う画風
フォーヴィスムに染まる前の印象派的な絵
(トルーヴィルの広告)
だんだんフォーヴィスムに入ります
でもフォーヴィスム的ではありますが野獣的な感じの色彩ではありません
軽やかな線と透明感がある鮮やかな色彩
これがデュフィ
(ニースの窓辺)
デュフィにとって青は特別
青はそのすべての段階において本来の個性を保ち続ける唯一の色彩
そう考えていたそうです
なので青が印象的な絵が多い
(エプソム、ダービーの行進)
線から自由になった色彩は”光=色彩”という独特の表現で光を表します
色の帯の配置で光やその射し込みを表現する様は色彩の魔術師の名にふさわしい
こういう光の表現もあったんだ
絵の前で唸りながら暫く動けませんでした^^
ネット上に画像は見つかりませんでしたが”農家の庭”や”麦打ち”の淡い色の帯も素敵な光の射し込み
(アネモネとチューリップ)
色彩=光に感激していたのですが、その色彩は視覚を越えて聴覚にまで入り込んできます
観ているだけで自然と旋律が浮かんでくるような色彩
軽やかで、明るい、心地いい音
(オーケストラ)
そんなデュフィを堪能してきました
思った以上にゆっくり見ていたようで時間に余裕が無くなってしまいました
観終えた後でお茶してから帰ろうと考えていましたが諦めて真っ直ぐ帰宅
出かけた時間が遅かったから仕方ないか・・・・--;)
でも・・・記事に食べ物が無いと自分のブログじゃないみたいだ(汗)
(コンサート)
そうそう、前記事で奥さんが夜中にこのブログを見ていたことを書きました
エスケープがバレてしまうのでは?と心配いただきましたが
でも大丈夫^^
バレてもいいのです
(クロード・ドビュシーへのオマージュ)
その時にバレずに遊ぶのが面白い
わくわく、ドキドキ、秘密を持った後ろめたさとバレないよう細心の注意を払う緊張感
これが楽しい
緊張感は遊びをより楽しくしてくれるのです
なので遊び終わった後でバレるのは問題ありません
(バッハへのオマージュ)
それにね、休みを取ったってバレたら大変です
頼みもしないのに人の用事を勝手に作りますから
それを拒否するとキーキー
キーキー騒がれるのも鬱陶しい
なので秘密にしてしまうのです
(モーツァルトに捧ぐ)
デュフィの眼にはドビュシーの旋律は黄緑でバッハは赤なんですね
モーツァルトの弾み転がるような音色は青なんだ
この青の爽やかな涼しさはモーツァルトの軽やかで涼しげな音
(パリ)
ゴミ袋が飛んでくる我が家
飛んでくるのはゴミ袋だけではありません
いろいろなものが飛び交います
でも最近はあまり飛ばなくなったかな
以前はあまりに酷いとこっちも怒って飛ばしていました
でもそれは一つだけ
(モーツァルト)
その投げ飛ばしていたものとは・・・・
結婚指輪^^;
それは何度目の事だったかな
投げたら・・・・何処かに行ってしまいました(汗
窓から外に飛んで行ったのかも
なのでそれ以降投げ返すものがありません
離婚届の用紙じゃぁ飛んで行かないので様にならないし・・・・--;)
結婚記念日になると指輪屋さんからお祝いのハガキが来るのですが
その時だけ指輪の事を思い出します
でもやっぱり必要ないんだよね、結婚指輪なんざ
投げるぐらいしか役に立たないし・・・・