柔らかな日差しの中の丘の上の薔薇 [日常のなかで(Diary)]
ゴージャスなバーガーで満腹のお腹を労わるようにたゆっくり歩いてきました。
港が見える丘公園に着くのが二時過ぎになるように。
真昼の日差しは強すぎます。
日差しが弱まる頃に着くようにゆっくりと、のんびりと。
でも、あまり遅くてもいけません。
日が西に傾くにつれてオレンジ色に包まれてしまいますから。
花を撮るのは何時もは午前中。
光が清々しく澄んでいる時。
シャープな光に思わず背筋がのびるよう。
昼近くになると光に甘さがでてきます。
キリットしたシャープさは無くなり、どこかデフォーカスしたような光。
クリアだった景色にヘイズが乗ったような感覚。
早朝の凛とした光
朝の光は透明な輝き
午後の光は柔らかな輪郭
夕方の日差しは優しい光
日差しは時間とともにその性格を変えてゆきます。
ですから、朝一で撮りに来たかったのですが、奥さんから用事を頼まれて・・・><
仕方ありません、たまには午後の日差しも面白そうです。
そして、11時から14時ぐらいまでは射す光が強く、花達もちょっと疲れ気味。
そんな強い日差しで喜ぶのは向日葵ぐらいかも。
港が見える丘公園に向かって歩く途中にある山下公園
見事なほどに青い空に芝生や木々の眩しい緑が映えます。
GWも終わり、混雑度合いもいつもの休日。
やはりこれくらいが丁度いいです。
あまりにも人が多いと落ち着きませんから。
此処にも薔薇園があるのを思い出しました。
薔薇の綺麗な季節、素通りしては綺麗に咲き誇る薔薇達に申し訳ないです。
まだ日差しは強いですが、なんとかなるでしょうとレンズを向けました。
あたり一面に立ち込める甘い香り。
でも噎せるほどではありません。
潮風が薔薇の甘い香りに魅入られた鼻を一喝。
鮮烈な潮の香りが甘さの虜になった鼻を正気に戻します。
まるで・・・・そう。
お汁粉に塩昆布みたい(笑)
たとえに風情がないなぁ・・・・^^
潮の香りのする薔薇園というのも珍しいですね。
ここにも強い日差しに疲れ気味のが(笑)
いつの間にか腰掛けてウトウト
いくら満腹とはいえ・・・日に焼けるぞ^^
山下公園の薔薇達と丘の薔薇達ではちょっと雰囲気が違う気がします。
山下公園の薔薇達はカジュアルな雰囲気。
親しみやすい感じです。
薔薇の強い香りを潮風が中和して軽やかな雰囲気にしてくれるのでしょうか。
さぁ、丘を登って・・・階段が結構急なんです^^;
港が見える丘公園の薔薇園です。
休日の午後ですから混雑を予想していたのですが、思ったほどではありませんでした。
それもそのはず、まだ蕾が多いようです。
今年の薔薇は少し遅れ気味。
いつもはピークアウトしてから訪れていますので香りが凄いのです。
甘い香りが漂うとか、そんなレベルではありません。
薔薇園に着くと、香りの塊が見えるかのように感じるのです。
匂いが気体としてではなく、固体として存在しているかのよう。
その塊に体を押し込んで行く、そんな感じ。
でも今年は何時もよりも早い時期、まだ蕾がいっぱい残っていますので香りはそれ程強くはありません。
それでもそこは薔薇、固体感を思う程では無くても甘く強い香りが薔薇園に溢れています。
丘の薔薇達はトラディショナルな雰囲気。
煌びやかさと落ち着きを併せ持った魅力。
見惚れます。
丘に吹く風は緑色の風
そして薔薇の甘い香りを包んだ風
甘く、爽やかな風が丘をそよいでいます。
なんと気持ちの良い風でしょう。
頬を撫でる風、肌の表面をすり抜ける感触。
甘い薔薇の香りを含みながらも、ねっとりと纏わり付くような感触もなく さらりと肌の表面を流れゆきます。
何も考えず、ただそこに立っていたい気分になります。
その風を浴びる、ただそれだけの為に。
この薔薇、植物に思えなくて・・・
まるで血管。熱い血が通っているかのよう。
今にも動き出しそうな気配
艶めかしさに息を飲みました。
浴びる日差しが柔らかく感じる時間
見ているだけで優しい気分になれる、そんな色彩を持つマチルダ。好きな薔薇。
柔らかで優しい光に包まれて蕾たちは咲きはじめます
穏やかさのなかで、静かに。
おっと、また寝ています(笑)
心地いい風に包まれたら眠くなりますね。
ちょっと疲れたのかな。
こんな時はここで・・・・
そう、薔薇ソフトです。
疲れた時は甘いもの。
甘い薔薇の香りがいっぱいのソフト、この丘に来たときのお約束なのです。
行列に並んでいる時、前のカップルが自分達の世界にどっぷり入り込んでいて(笑)
そうか、ぶらすけさんが記事にしていた違和感ってこれのことなんだ。
たしかに自分達の世界に入り込んでいるカップルは多いかもしれませんね。
薔薇に囲まれて食べる薔薇ソフトは最高ですね。^^)
食べ終えたらレンズをシングルフォーカスの85mmに付け替えてもう一周しましょう。
レンズを変えるとまた違った景色が見えてきます。
薔薇を撮るのは難しいです。
いえ、薔薇だけではないですね。美しいものを撮るのは難しいのだと思います。
撮りながら魅せられてしまいますから。
ついつい舞い上がってしまい、気分は焦ってしまいます。
落ち着いて撮れません。
修業が足りませんね。(笑)
こんな薔薇園の中で紅茶を飲んでみたいものですね。
まだ蕾は多かったですが、その代り若々しい薔薇達が見られました。
脂の乗った感じの薔薇の妖艶さも魅力的ですが、若々しい薔薇も良いものです。
さぁ、そろそろ帰ろう。
上の娘は明日から修学旅行。
準備もしないといけませんから遅くはなれません。
緑の野に住む鋼鉄のキリン達の群れ
この青空にキリン達も気持ち良さそう。
元町駅から東横線に乗って帰りましょう。でもその前に・・・
折角ですから元町に
大好きなアールグレイが残り少なくなっていた事を思い出しましたから。
さぁ、明日は温泉ライダーに変身だ!
つづく・・・