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ある意味入り辛い店 つくばの蕎麦 手打ちそば 更科の里 [茨城の蕎麦]

珍しく常磐道谷田部ICで降りて、サイエンス通りを北上、片側三車線でペースの速い道を流れに乗って走ります。
もうすぐ11:15分、ちょっと早めですがお昼ご飯にしてしまうのも良いでしょう。
11:30分開店の店は多いですから。
良さげな蕎麦屋かカレー屋でもないかなとチェックしながら走っていると・・・・・

左へ大きくカーブした道、手前の建物で奥が見通せません。
障害物を過ぎたその瞬間

あっ、蕎麦屋だ!
しかも11:15なのに2台の車が駐車場で開店を待っている!
これは期待できるか!?

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しかし、流れの早い道、左に寄るタイミングがつかめず通り過ぎてしまいました。
Uターンも困難な道ですから、左折し、細い道をぐるっと回って手前に出る事に。
しかし、その道が迷路、ようやく元の広い道に出て左車線を走りますが・・・・・
障害物を通り過ぎた瞬間にあらわれる蕎麦屋。
あわてて急減速しながら左折、駐車場へ。
これは別の意味で入り辛い店ですね。^^)

暫く待って、開店の時間。
暖簾がしっかりかかるまで外で待っています。
暖簾のかかった入り口を撮りたいですから。
暖簾は店其々、蕎麦のように店ごとに味が違って楽しいです。
ここはオーソドックスな暖簾。
蕎麦もオーソドックスな正統派なんでしょうね。
店内禁煙の札が嬉しいです。

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店の中は明るく気持ちいいです。
太陽光が多く差し込む店は気分も明るくなりますね。

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お~お、暖簾の通りの普通に冷やしタヌキなんかを頼みたくなるような蕎麦屋さんの品書き。
重ね盛りを注文しました。ようは盛り蕎麦二枚です。

もり1枚が600円を切っている・・・
微妙だなぁ
やはり普通で終わってしまうのか。
いや、その割には・・・・

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鴨に凝っていたり・・・・

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そばがき もある。
そばがき が品書にある店で外れる確率は低いです。
普通の街の蕎麦屋では そばがき は出しません。
あらためて店内を見渡すと御主人が蕎麦を打っています。
蕎麦を切る包丁のリズミカルな音が耳に心地よく響きます。

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でもこれは雰囲気ないです。
紙は止めてほしいですね。何となく貧乏くさいですから。
(品書きの価格からいったら仕方ないのでしょうけど)

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緑茶かぁ・・・
これはいけません。タンニン成分が蕎麦の味を邪魔してしまいますから。
横に団子が一個。
蕎麦白玉団子のようです。
団子が出てくるとは、甘味もあるのでしょうか。
品書きを見直すと・・・・

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ありました。
しまった!よく見ていなかった。
これだったら盛り+蕎麦白玉あずき にしたかった・・・・><

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二段重ねがやってきました。
更科を店の名にしているのに色は普通。
そういえば品書きに更科の文字は無かった気が・・・・
器の感じと言い、蕎麦の盛り方、レイアウト。
トラディッショナルスタイルの蕎麦ですね。


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蕎麦は平たい蕎麦
幅が不均一なのが気になります。
きしめん率(*1)が1.8~3.5とばらつきが大きいようです。
*1:きしめん率は蕎麦断面の縦横比 蕎麦打ちブロガー たーさん の提唱される基準項目です。

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早速、蕎麦のみで手繰ります。
香りが立ってくる蕎麦ではありません。
噛み応えはしっかり、コシがあります。
喉越しは平たい蕎麦特有の突っかかりを感じさせながら喉の奥へ飛び込む感じ。
気持ちいい喉越しではありません。

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汁を口に含んで舌先で味わいます。
甘めで酸味を強く感じます。
スキッとした感じは無く切れよりも柔らかさ重視の汁。
濃さは濃すぎませんが、甘さが後口に少し残ります。

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蕎麦を汁に浸けて啜ります。
幅広の蕎麦は啜り辛いですね。
口に中に飛び込んだ蕎麦、最初に感じるのは汁の甘さ。
それが落ち着いてくると酸味が顔を出して来ます。
しっかり腰のある幅広蕎麦をしっかり咀嚼していると蕎麦の甘味と香りが奥歯のあたりから広がってきます。
しかしそれは口いっぱいになる程ではありません。

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薬味は葱に山葵、そして大根おろし。
大根は普通の大根。
葱は極細にスライスされ綺麗でしたが瑞々しさを感じませんでした。
山葵は・・・

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ちょっとボソボソで瑞々しさはありません。
辛みと香りも少なめに感じました。

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蕎麦の味が薄く感じ、途中から味に飽きてきた感がありましたので、葱や山葵を乗せて食べたりしました。
汁に浸ける量は1/3程度が一番蕎麦の甘味を感じました。
蕎麦の味に対して価格は妥当な感じです。

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蕎麦湯
これまたトラディッショナルな濃さ。
これぞ蕎麦湯って感じの蕎麦湯です。

蕎麦湯
これまたトラディッショナルな濃さ。
これぞ蕎麦湯って感じの蕎麦湯です。
甘めの汁は蕎麦湯で割ると美味しいですね。
しっかり全部いただきます。


蕎麦の味、香りは価格を考えれば妥当です。
コシはあって良いのですが、蕎麦幅のばらつきが大きいのは気になるところ。
蕎麦の甘味は次回の楽しみに取っておきましょう。 

蕎麦は更科ではないのに、何故更科を名乗っているのだろう。
不思議に思いながら帰りがけに店を見渡すと・・・・ありました。
入り口わきのランチセットのサンプル(実物サンプル)に更科のセットが。
色白の透明感ある更科、どうやら更科は限定品のようでした。
店に入った時は開店早々すぎてサンプルが間に合わなかったようですね。^^


さらしなの里
029-838-0882
茨城県つくば市上横場256-1
11:30~
定休日 水曜日

 

 

 

 

 


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