香る十割 上諏訪 そばごころ小坂 [信州の蕎麦]
この日は信州は諏訪に出張
定宿は上諏訪駅の近く、ビジネスホテルですが温泉があるのがお気に入り
チェックインを済ませたら温泉へ、スッキリしたら晩御飯に出かけます
上諏訪に来るたびに行っていたお店は板さんが変わって品数が大幅に減ってしまい好みからちょっと外れてしまいました
大好きだった焼き味噌や出汁巻玉子がメニューから落ちたのはがっかり
なので新規開拓
実は行ってみたい蕎麦屋さんがあるのです
それは”そばごころ小坂”
定休日は木曜日なのですが、諏訪に出張で来るのは何故かいつも木曜日だったのです
ですが今回は水曜日
ようやく訪問できました^^
店内は17席
カウンターに5席、こあがりに1卓4席、テーブル席が2卓8席
カウンター席に陣取ります
まずは温かな蕎麦茶が供されます
香ばしい蕎麦の香りを楽しみながら品書きをチェック
”飲まぬのなら蕎麦屋には来ぬ”
そう言い切った作家さんもいましたが、この先運転などの用がなければ蕎麦屋に来た以上飲みたいもの
蕎麦屋で飲むのは日本酒がいい
でも一品料理に好みのものがありません
天麩羅の盛り合わせは量が多そうだし
なす田楽と真澄をオーダーしました
そして同時に蕎麦も頼んでしまいます
と言うのは”八ヶ岳”がもう終わりで、”十割”も残りわずかと聞いたから
最初の訪問ですからベーシックな”ざる” と決めています
十割蕎麦のざる(1000円)を大盛りでオーダーしました
大盛りは十割蕎麦の場合は350円増しとなります
早めに十割を頼んでおいて良かったです
この後予約の電話が入り、十割蕎麦が予約で完売してしまいましたから
温かい蕎麦類
と、ここにそばがきがあるではないですか
記事を書いていて気づきました^^;
先に気付いていたらそばがきで飲んだのに・・・・
実は温かい蕎麦ってまず頼まないからそのページはよく見ないんだよね^^;
まずは真澄が到着
柱時計が懐かしい
音を聴きながら真澄をちびりちびりとやっていると
お通しの冷奴の到着
葱が綺麗なのは流石蕎麦屋さん^^
続いて茄子の田楽も到着
揚げ焼き茄子が甘くて美味しい
そして丁度飲み終える頃に十割の大盛りの到着
蕎麦は断面がスクエアな細打ち
長さもしっかりあります
表面は艶やかで品があって綺麗
エッジもしっかりしています
まずは蕎麦のみで手繰りましょう
唇に軽く咥えて一気に啜ると蕎麦のいい香り
蕎麦に長さがあるので啜った時に香りが鼻腔に届きやすいのです
初夏の蕎麦なのにこの香り、流石信州
噛み応えもしっかりして、噛み切った時の反力は適度
奥歯で噛み潰すと心地よい抵抗感を残しながら潰れてゆきます
そして溢れ出る蕎麦の香りと甘み
次に汁を味わいます
見た目が薄いので旨味の厚みも薄めかなと思いながら味わいましたが、意外にもしっかり厚みのある味
バランスは良く、スッキリした後味
飲んだ後の〆にいい感じの汁
蕎麦を汁に浸けて手繰ります
蕎麦と汁のバランスは良く、蕎麦の半量を浸ける位が一番蕎麦の香りと甘みを引き出せました
薄いけれどしっかりした旨味
こんなタイプ、自分は初めて
薬味はオーソドックスに葱と山葵
葱は透明感があって綺麗
山葵は香りよく辛味も適度
味覚が飽和したら山葵を少量舐めて味蕾をリフレッシュ
再び手繰ります
蕎麦湯がいいタイミングで登場
ドロリとした濃厚タイプの蕎麦湯
まずは残った汁を割っていただきます
出汁の香りを楽しんだら
二杯目は蕎麦湯のみで
蕎麦の香りを楽しみながらごちそうさま
そばごころ 小坂
0266-57-6345
長野県諏訪市大手2-1-8
昼の部11:30~14:30(L.O.14:30) 夜の部17:00~19:00入店(L.O.20:00)
定休日 木曜日