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スッキリ辛口の汁で食す十割蕎麦 富山・新富町 手打ちそば深明 [富山の蕎麦]

さて、久々に富山へ出張
緊急事態宣言が解除になって一週間、新幹線も混み始めるのかなと思いましたが・・・ 


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ガラガラ^^:
東京駅を出た時は一車両に3人が乗るのみ  


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日本らしい一コマ
ラップトップとスマホを置いたまま席を離れるなんて・・・・凄いな
強者過ぎでしょう
ずっとカタカタタイプしていた雰囲気から多分仕事用のラップトップ
不用心過ぎと言うか、せめて鞄に入れてから席を立った方がよくね?  


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富山に到着
新幹線の改札を出たら真っ直ぐ進み、路面電車の停車場へ
富山地方鉄道と富山ライトレールが合併して、今年の春に富山駅南側を走る路面電車と富山駅北側を走る富山港線(富山ライトレール)が繋がったそうで、その様子を見たかったから 


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で、富山駅ビル内の停車場
南北がぶち抜かれています(以前は壁がありました) 
自分にとってはこの停車場から駅舎の北側にあった旧・富山ライトレール 富山駅北停車場の間の250mが未乗車区間
環状線を一周してから岩瀬浜に向かう路面電車に乗り富山駅ビルを南北に通過して未乗車区間を制覇^^¥ 


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目的を達成したら昼ごはん(←ヾ(・・;)ォィォィ目的って仕事じゃなかったのか?) 
駅前で蕎麦屋を検索
ヒットしたのが此処、深明
白暖簾に期待感UPです
(自分の経験上、白暖簾のお店はアタリが多いので) 


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入店
店内はちょっと薄暗い
店内奥にはL字レイアウトのカウンター席
座卓席は2卓
カウンター席に陣取ります 


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まずは温かな蕎麦茶と布おしぼりが供されます
そうそう、蕎麦屋では蕎麦茶、ですよね
そしておしぼりは紙ではなく布がいい 
紙はどうしても貧乏くさく感じてしあうから
まずはおしぼりで手を拭きます
そのまま顔も拭きたくなるのをぐっと我慢しながらね^^;
(ちょっと香りが強かったけれど)
そして蕎麦茶を一口
蕎麦の香ばしさが鼻を擽ります
で、割り箸ですが、箸袋は耳なし芳一状態
細かな文字がぎっしり
何やら呪文でも書いてあるのかって感じ 


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読むとそれは蕎麦の拘りの呪文 
蕎麦以上に汁に拘りを感じます
”かけ”は蕎麦が死んでしまうから出さないそうですが、”天麩羅蕎麦”があるのは何故?
相乗効果で汁に深みが増すからと書いてあるのですが、それにしたって蕎麦が死んでいるんじゃね?
温かな汁をかけているのだから・・・
と、突っ込みたくなるところも


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最後には蕎麦湯の心得まで・・・うるさそうだ^^;
それよりも品書きです
まずは品書きを確認しましょう  


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生粉打の蕎麦とはいえちょっとお高め
せいろは2段で1000円、おかわりは一段400円 
”せいろ” をオーダーしました
気に入ったら追加を頼みましょう


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口上を読んだ限りではちょっと納得のいかない温かな蕎麦 
”かけ”は蕎麦が死ぬと言うのならば種をどうやったって蕎麦は死ぬんじゃないの?ーー;)う〜ん

蕎麦と汁、言うまでもなく”かけ”を構成するのはシンプルにこれだけ
逆にいえば蕎麦屋にとって何の誤魔化しも効かないもの
スッピンの拘りが現れる一杯なのです
温蕎麦の粋を味わうのなら”かけ”だと自分は思うのですが
スッピンで美しいのがいい
厚化粧で美しくたってね・・・・
はい、自分は”もり・かけ”が何よりも好きなのです^^
天麩羅を乗せるのは立ち食いの時だけ(蕎麦呑みでヌキを頼むことはありますが) 


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そんな事を考えていると”せいろ”が到着
盛られる量が可愛い、この量なら別に2段にする必要は無くね?
一段で盛った方が洗い物も少なくて済むのに・・・  


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断面はスクエアな感じですが、ちょっと太めな十割蕎麦
喉越しはよくは無さそう
表面は艶やかで上品
まずは蕎麦のみで手繰ります 
唇に軽く咥えて一気に啜ると立ちのぼる蕎麦の香り
でもそれ程強くは感じないのは太さのせいでしょうか
唇の滑りが滑らかでなく心地よく啜れません
啜ると言う行為は香りを鼻腔の奥に送る効果もあるのです(なので蕎麦を啜らずに食べると香りがあまり感じられません)
そしてもう一つの問題は蕎麦が短い
頑張って啜っても香りを感じる前に蕎麦が口の中に収まってしまうのです
これでは香りは感じられないでしょう
噛み応えはしっかりしています
噛めば噛むほど奥歯から蕎麦の香りと甘みが溢れます
喉越しで蕎麦を香らせるのでは無く噛んで香らせる蕎麦なのですね 
存在感のある蕎麦です


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次に汁を味わいます
一口含み感じるのはバランスの良さ
成る程、口上に書かれたようにどれかの味が前に出る事なく、全てが控えめ
辛口で後味がスッキリしているのがいい
それでいて柔らかさがあるのがいいですね
濃さは普通、濃すぎず薄すぎずですが、この存在感のある蕎麦にはちょっと弱いかも 


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蕎麦を汁に浸けていただきます
蕎麦が強いので蕎麦の半量浸けたぐらいではまだ足らない感じ
4分の3ぐらい浸けた方が蕎麦の香りと甘みを引き出せます
どっぷりと浸けてしまうのもありかな 
その方が旨味を感じます


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薬味はオーソドックスに葱と山葵
普通な感じで特筆なし 


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ちょっと短いよね
蕎麦を啜るって言うより食べるって感じになってしまいます 


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蕎麦湯はリクエストしないと出てきません  


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湯は普通に茹で湯でサッパリタイプ  


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残った汁を割っていただきます 
CPはあまり良くはないかな
結局追加はしませんでした


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手打ちそば深明
076-433-4565
富山県富山市新富町2-5-14
11:30〜14:00 

定休日 水曜日
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