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鯉の美味しさに二日続けて同じもの 佐久平 蕎麦いざか家 田衛門 [信州の蕎麦]

富山から戻った翌日は佐久に出張
県境を越えるのは控える・・・って話は全く自分には関係ありません^^;
出張がメインの仕事ですから 


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実は久々の佐久なのです
宿は佐久平駅の近くに取りました
チェックインを済ませたら晩御飯
さて、何処にしましょう
信州ですから蕎麦が食べたい
そして佐久ですから鯉も食べたい
実は鯉は二、三度しか食べたことが無いのです
かなり昔、子供の頃のこと
あらいを酢味噌で食べたかな、ちょっと臭みがあって苦手だった記憶が・・・
でも少し前に読んだ小説に鯉料理で一杯飲む描写があって凄く美味しそうでした
それ以来鯉が気になって気になって・・・
佐久に出張があったら絶対食べようと狙っていたら佐久出張が舞い込んできたのです^^
佐久鯉、名物ですからねぇ
佐久鯉は八ヶ岳、秩父山系を水源とする河川および伏流水で養殖される鯉で、泥臭さが少なく身が締まったのが特徴だとか
佐久鯉の説明は→ここ
宿にあった”近隣の飲食店マップ”を吟味して選んだのは”蕎麦いざか家 田衛門”

鯉料理が食べられる蕎麦屋さん 


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カウンター席に陣取ります
店内は結構広く全部で150席 


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品書きを確認します
ふき味噌炙りに心揺れますが、今日は我慢 


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山菜の天婦羅、春の苦味かぁ
いろいろ見ていると目移りしちゃいます
鯉、鯉、鯉は何処だ・・・とペラペラ捲ってゆくと  


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ありました鯉
鯉御膳は蕎麦も付いていてお得な感じ
これがいいかな、とページを捲ると 


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鯉御膳の画像
鯉のあらいに鯉こく、鯉の旨煮、鯉の天婦羅と鯉尽くし
魅力的です
でも・・・・蕎麦が少なくね?
もっと食べたいよね
それに・・・鯉を食べながら飲みたいのです
蕎麦が一緒に出てきたら飲んでいるうちにのびてしまう
折角の蕎麦をのばすなんていけません 
かと言って蕎麦を先に食べるのは何だか締まらないしなぁ 


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悩んだ末、単品で攻める事にしました
まずは鯉のあらい(佐久鯉お造り)と鯉の旨煮をオーダー  


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飲み物は・・・・日本酒の種類が無いのがちょっと残念


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千曲錦の二合を常温でオーダー 
冷酒、燗酒、飲み方はいろいろですが自分は常温で飲むのが一番好き
 
  

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お通しの山菜のお浸しで飲み始めます  


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鯉のあらいの到着
薬味は山葵と茗荷
茗荷は好物だから嬉しい^^  


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まずは一切れを茗荷と一緒に醤油を少々付けて頬張ります
コリっとした食感
茗荷の爽やかな香りが鼻を抜けたあと広がるのは鯉の旨味 
しっかりと脂が乗っています
臭みは皆無、鯉ってこんなにも美味しかったんだ
昔食べた鯉って何だったんだろう
その鯉の旨味を追いかけるように千曲錦をぐびっとやると旨味が酒で更に押し上げられます
次の一切れは山葵と醤油で
これもいい
臭みが無いから辛子味噌じゃない方がいいですね 


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美味しくて一切れ一切れを大切に噛み締めながら飲んでゆきます
酒が進む事^^;  


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旨煮も到着  


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鯉の旨味
これもまた美味しい
一口目は身をいただきます
頬張った瞬間、柔らかくふんわりとした食感に驚きました
濃厚な旨味にあらい以上に酒が進みます
皮の脂の旨さは身震いもの
魚の皮はあまり好きじゃなく、いつも残すのにこの皮は別
皮だけで山盛り食べてもいいな^^;
そして腑の苦さはまた酒を呼びますね
千曲錦をもう一本^^ 
宿に戻ってからやることがあるのでおかわりは一合で 


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さて、〆は蕎麦
当然セイロです
飲んでいたせいか勢いで”ざる盛そば”の大盛りをオーダー^^;  


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ざる盛りそば、大盛りの到着
蕎麦は断面がスクエアな細打ち
見るからに喉越しが良さそうで、飲んだ後の〆に最適な感じ
まずは蕎麦のみで手繰ります
啜った瞬間から立ち上る香り
唇の滑るが良く、想像通りの喉越しの良さ
酒に火照った喉に冷たく艶やかな蕎麦が心地いい
噛み応えもいい感じ
しっかりコシがあります  


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次に汁を味わいます
少量口に含むと・・・甘い
ちょっと甘さが強目でしかも濃い
重く、ちょっと野暮ったい汁
後味の甘さが強すぎるのは飲んだ後には合いません
飲んだ後はスッキリとキレのある辛口の汁の方がいいね  


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蕎麦を汁に浸けていただきます
濃い汁ですからどっぷりとは浸けられません
蕎麦の半量でも濃すぎる感じ 
ほんの僅かに浸けて手繰るのがいい
浸けすぎると甘さが気になってしまいます 


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薬味はオーソドックスに葱と山葵
山葵は瑞々しく香りもいい


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味覚が飽和したら山葵を少量舐めて味蕾をリフレッシュ
クリアになった味覚で再度味わいます 


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蕎麦湯も到着  


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ややドロリの白濁タイプ  


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甘い汁は蕎麦湯で割って飲むと美味しいのです
鯉のあらい、鯉の旨味、大盛りセイロに日本酒三合がこの日の晩御飯でした
鯉、美味しかったです
また来ます^^ 


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で、また来ちゃった翌日^^;
オーダーした品は前日と全く一緒(←そんなにも鯉が気に入ったんだ^^;) 


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この日の旨煮は腑の部分が多め
この腑がまた美味しい
苦さが後を引きます^^
で、また佐久に出張があるのです
宿は同じ所を取りました
そう、また鯉^^¥
旨煮は腑の多い部位だといいな
 


s500hoshi .jpgs500hoshi .jpgs500hoshi .jpg鯉のポイントで


田衛門 (でんえもん)
0267-66-3918
長野県佐久市佐久平駅北24-2
11:30~14:30 &16:30~22:00(LO)
 

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