久々に休日の県境越え 神田明神へ初詣 [日常のなかで(Diary)]
初詣は参拝時期をずらしましょう
そんな初詣自粛要請が出ていた令和三年のお正月
毎年初詣は元旦に神田明神、翌二日は地元の師岡熊野神社に行っていましたが自粛要請に従って元旦の神田明神は延期
師岡熊野神社はそれ程混まないので例年通り二日に初詣に行きました
延期した神田明神にはいつ行こうかなと考えていたら今度は緊急事態宣言
県境の多摩川を越えなければいけない神田明神には益々行き辛くなってしまいました
とは言っても毎年行っていたところに行かないのは何だか落ち着きません
時期をずらすにしても初詣ですからね、1月中には行きたいところ
休日の県境越えは自粛中ですが初詣なら仕方ないよね
そんな訳で久しぶりに県境越えをすることにしました
ちょうど休みを取っていましたので混みそうな週末は避けて平日に
車で行くか電車で行くか、悩みましたが久しぶりに都内に行くのですから寄り道をしたくて電車で
東横線に乗って新宿三丁目で乗り換えて御茶ノ水へ
うん空いている空いている
これなら大丈夫^^
古いお札を納め新しいお札を授かりようやくスッキリしました
久々に神田にきましたからね、ちょっと寄り道
あわぜんざいや揚げまんじゅうで有名な創業昭和五年の甘味処”竹むら”です
(6年前にも記事にしていますね)
趣のある建物がいいですね
昔ながらの汁粉屋の雰囲気
店舗は東京都選定歴史的建造物に選定されているそう
池波正太郎氏曰く
むかしの東京の汁粉屋というものの匂いが、そのまま残っているのは、東京でも、この竹むらぐらいではあるまいか(食事の情景より)
店内はこんな感じ(店内撮影禁止なので画像はこのお店を紹介していたWebマガジンより拝借)
2F席もいい雰囲気(同上)
喫茶店と大差なくなってしまった現代の甘味処とは風格が違います
まずは桜湯が供されます(店内観は撮影不可ですが料理とかは撮影OKです)
料理は撮影OKですが内観は不可なのは何故かな
他のお客さんを写すことになるから?
などと思ってしまうのは、その昔、汁粉屋さんは男女の密会場所だったと本で読んだから
こういう風情あるお店で密会、やってみたいなぁ^^;
品書きを確認します
やはり名物を頼むのがいい
オーダーは揚げまんじゅうとあわぜんざい
まずはあわせんざいの到着
このドロリな漉し餡がたまりません
その漉し餡の上に乗るのはふっくらと炊かれた小豆
ふっくらと炊き上がった粟餅に熱々の漉し餡
熱々も熱々、はふはふと火傷をしないように口の中へ
滑らかな漉し餡の舌触り、そして甘み
しっかり甘いですがくどく無い甘さでいくらでも食べられそう
揚げまんじゅうも到着
胡麻油の香ばしい香りが食欲をそそります
まずは口直しの紫蘇の実の塩漬けで味覚をリフレッシュ
サクサクの衣とふんわりな饅頭のコントラストが素敵です
油のコクが饅頭の旨さをグレードアップ
これがたまらなく美味しい
竹むら (たけむら)
03-3251-2328
東京都千代田区神田須田町1-19
11:00~20:00
定休日 日曜・祭日
甘いものを食べたし、次は昼ごはんだね(えっ?逆だって?でも自分は甘いもの優先ですからご飯前に甘味を食べるのは普通なのです)
久々の神田、蕎麦を食べたいな
渋い建物の汁粉屋さんの後ですから同じく渋い建物の蕎麦屋さんがいい
となると神田まつや
近代的なビルの隙間にそこだけがタイムスリップしたかのような渋い建物が挟まれています
神田まつやの建物は関東大震災後に建てられ、空襲にも奇跡的に難を逃れ、築90年以上を数える木造2階建
東京都の歴史的建造物に指定されています
高い格子天井、松をかたどった大きな欄間、大正浪漫な雰囲気を今に残す空間
まつやの蕎麦は好きですが、気に入らないのが一つだけ
8年前にも記事にしていますが、水が出てくるのがね
蕎麦茶を出して欲しいなと
品書きを確認します
オーダーは”花巻”と迷った末に”もり”
大盛りの到着
蕎麦は断面がスクエアな細打ち
エッジもしっかりして見るからに喉越しが良さそう
まずは蕎麦のみで手繰ります
軽く啜ったでけで唇を勢いよく滑る蕎麦
艶やかで滑らか、喉越しの良さに唸ります
啜ると軽やかに香る蕎麦
噛み応えもしっかりしていて噛むのが心地いい
次に汁を味わいます
少量口に含むと円やかな旨さ
味のバランスがいいですね
濃いめですが神田藪程じゃ無い
なので扱いやすいです
薬味は葱のみ
山葵の香りは蕎麦の香りを感じにくくしてしまうと自分は考えています
なので蕎麦を食べるのに山葵は使いません
山葵は味覚をリフレッシュする時に舐める程度
なので山葵が付いてこなくても自分は大丈夫
(でも山葵は好きなので美味しい山葵が付いてきたらそれはそれで嬉しい^^)
蕎麦を汁に浸けていただきます
濃いめの汁ですからドップリと浸けてしまったらいけません
蕎麦の味が解らなくなってしまいます
蕎麦の4分の一ぐらいを浸けた時が一番蕎麦の香りと甘味を引き出せます
蕎麦湯も到着
軽く白濁した蕎麦湯
このブログが二杯目になってから10年目
二杯目の容量も満杯近くになってきました
そろそろ三杯目の準備をしないとな