誕生日ケーキはカナリア諸島のタルト Take2 Tarte aux îles Canaries [スイーツを作ろう(making sweets)]
6月5日は下の娘の誕生日
当日ではなく最寄りの週末にケーキを焼くのがウチのスタイル
さて、今年はどんなケーキにしようかな
彼是考えていると下の娘がどんなケーキを作るのかと訊いてきます
何にしようか
そう問うと即座に帰ってきた答えは
2年前に作ったカナリア諸島のタルト、紅茶とオレンジのタルトです
このとき、黄色いケーキがいいとのリクエストでオレンジを使うことにしました
で、オレンジで連想したのが紅茶
その訳は
薄く切ったオレンジをアイスティーに浮かべて海に向いたテラスでペンだけ滑らす夏の影が砂浜を急ぎ足に横切ると生きる事も爽やかに視えてくるから不思議だ〜
って”カナリア諸島にて”が頭の中でグルグル回り出したから
あまり濃厚なのは好まない下の娘なのでタルトに詰めるのはクレームダマンドではなくジェノワーズ
このジェノワーズは紅茶入りにしてクレームシャンティイも紅茶をたっぷり加えました
それが気に入ったようで、今までで一番気に入っていると
そう言われたら作らないわけにはいきません
でも全く同じでは芸がないのでバージョンアップしたTake2で
2年前はクリームを山に盛ってドーム状にしていましたが、今回は表面は平らで
平らでもクリームをたっぷり詰めたいのでタルトの壁を高めに作ってみます
あとジェノワーズも改良
ジェノワーズにアーモンドパウダー使ってクレームダマンドに少し近づけてみましょうかね
やりすぎると前と違うってクレーム来ちゃいそうですから少しだけ
さぁ、作り始めましょう
用意したのは粉糖を80g、薄力粉(バイオレット)を200g、室温に置いて十分に柔らかくした無塩バターを100g、卵黄を1個分、そしてバニラオイル (残った卵白一個分は別の工程で使います)
そして薄力粉200gを三度ほど篩っておきます
柔らかくなった無塩バター100gをボールに入れよく混ぜて
そこに粉糖80gを篩い入れたら
白っぽくなるまでホイッパーでよく混ぜます
卵黄を投入
よく混ぜて
バニラオイルも適量加えてよく混ぜます
そこに篩っておいた薄力粉200gを篩い入れて
ヘラの動きは一方向だけ、混ぜると言うより、バターに粉を絡ませる感じかな
混ぜの方向は上から下、下から上にはすり混ぜません
5回繰り返したらボールを120°回転、再び混ぜ、更に120°回して・・・を繰り返します
粉けのない、ボロボロの状態になればOK
これを10回ぐらい繰り返します
生地が白っぽくキメが細かくなったら一塊にして
ラップを巻いて冷蔵庫で二時間寝かせます
同時にタルト型(今回は直径24㎝を使用しています)に無塩バター(分量外)を塗って
強力粉(分量外)を茶漉しで降らせ、余分な粉をはたいたら
ラップを巻いて冷蔵庫で冷やしておきます
薄切りオレンジのコンポートです
用意したのはオレンジを三個(画像は4個ですが使ったのは3個です)、グラニュー糖を50g、100%オレンジジュースを300cc、白ワイン200cc、水100cc
オーブンシートを被せて
蓋をして中火に置きます
沸騰しかけたら弱火にして1時間煮て、そのまま放置冷却
2時間後
作業台に強力粉の打ち粉を撒き、そこに生地をセット
麺棒で伸します
型にセットして・・・
このとき深さを稼ごうと型の高さよりも壁をちょっとだけ高くしてみました
以前、パンプキンタルトを作ったとき壁をちょっと高くして上手くいったので
(でも・・・ちょっとだけのつもりがついつい高く盛りすぎていたのはこの時は認識していなかったのです)
ピケを打ったらラップして冷蔵庫で1時間寝かせます
寝かし終えたらオーブンを180℃に余熱
予熱完了したら冷蔵庫からパート・シュクレを取り出し作業再開
パート・シュクレにオーブンシートを敷いて、浮き上がり防止の錘を乗せたら180℃で27分焼きます
焼けたら型のまま放置冷却
パート・シュクレが焼きあがったらジェノワーズを作ります
オーブンは160℃に余熱
用意したものはアールグレーの紅茶パック1パック分の茶葉、卵一個とパート・シュクレの制作で余った卵白
グラニュー糖を55g、薄力粉(バイオレット)を35g、アーモンドパウダーを15g、無塩バターを13g、牛乳を20g、オレンジピール15g、そしてバニラオイルとオレンジリキュールCOINTREAU
(追加で紅茶リキュールも使いました)
薄力粉35gとアーモンドパウダー15gを3度程篩っておきます
湯煎に無塩バター13gと牛乳20gを置き、バターが溶けたら合わせておきます
そこにバニラオイルを適量加え、そのまま出番まで湯煎放置
40℃の湯煎にボールを浮かべ
卵(一個+卵白)を割り入れ混ぜたらグラニュー糖55gを投入
よく混ぜ溶かします
溶けたら湯煎から外して
ハンド聞きサーで泡だて
高速で5分、低速に切り替えて3分
そこに篩っておいた薄力粉35gとアーモンドパウダー15gを篩い入れて
捏ねないよう注意深く混ぜます
40回ぐらい
そこに牛乳+バターを数回に分けて加え、都度混ぜて
更に混ぜて・・・合計100回ぐらい
紅茶葉を加えて
オレンジピールも加えたら
混ぜます
それをパート・シュクレに流し入れて、落下ショックを一回
実はこのパート・シュクレ、壁が・・・orz
高くし過ぎて焼いたら壁が垂れてしまったのです
それを修正しようとしたら一部壊れてしまって(涙
このとき丁度下の娘が学校から帰ってきました
パート・シュクレの壁が歪になってしまった経緯を話すと
あなたは何時も欲張るから・・・欲張っちゃダメなんだよ^^;
\(_ _ ;)ハンセイ
160℃に余熱したオーブンで25分焼きました
焼きあがったらCOINTREAUを打ち込みます
気分で紅茶リキュールも追加
たっぷり打ち込みました
シートを被せて放置冷却
さて、全てが冷えたら仕上げです
オレンジコンポートを取り出し水気を切っておきます(残った煮汁は残ったオレンジコンポートと共にゼリーにしました)
そして紅茶のクレームシャンティイ
用意したものは乳脂肪47%の生クリームを200cc、乳脂肪35%の生クリームを200cc、グラニュー糖50g、アールグレーのテイーパックを4袋、それに紅茶リキュール15g
まずは乳脂肪35%の生クリーム200ccを鍋に入れ、沸騰直前まで温めテイーパック4袋を投入
ヘラで押したりしながらしっかり色を出します
5分程格闘、袋は破れてもOK
どうせ濾すから
それを濾し、さらに茶葉を絞って
氷水にボールを浮かせて冷却
冷えたら乳脂肪47%の生クリームを加えて
紅茶キリュールを15g入れ
グラニュー糖50gを加えたら
ホイップ〜♪
それをタルト台に塗って均します
タルトの壁にもアラ隠し、丸口を装着した絞り袋に紅茶クリームを詰めて外周をデコって誤魔化します
これでバレないね
オレンジを並べたら
艶出しのゼリーを作ります
用意したものは水を200㏄、アガーを6g、白砂糖を40g、紅茶リキュールを30g、それにアールグレーのテイーパックを一袋
あらかじめアガーと白砂糖は混ぜておきます
紅茶をよく煮出して
そこにアガー6g+白砂糖40gを加え、よく煮溶かしたら
急速冷却
冷やし過ぎると固まるから適度に
オレンジに塗って艶だし
真ん中にも紅茶ゼリーを流し込んで
ゼリーの上にプレート固定用のクリーム(紅茶クリームの残り)を絞りお誕生日プレートを置いたら完成
おっと、これを忘れてはいけません
もう19になるんだなぁ
早いなぁ ==)トオイメ
12時間ほど冷蔵庫で寝かせたら食べましょう
ちゃんと灯します
合わせる飲み物は薄く切ったオレンジを浮かべたアイスティ
このタルトには絶対これ
さてTake2のカナリア諸島のタルトですが 、2年前のと比べてみると・・・・
クリームは平より山に盛った方が見た目が派手でいいかもね
2年前の初号機、意外と完成度が高かったんだ
オレンジピールは2年前より増量したけれど、これは正解
もっと多くてもいいかな
今朝は北鎌倉に紫陽花撮りに行ってきました
7時に明月院に到着したのですが
既に長い行列
(゜ロ゜)ギョェ
開門1時間半前だというのに得られたポジションは門の見えない距離
年々混み方が酷くなってゆく・・・
開門から1時間もすれば境内は身動きできないような状態
10時前に明月院から撤収、東慶寺に向かいますが
外に出ると入山待ちの長い行列
どこまで続いているのかなと辿ってゆくと
最後尾は北鎌倉駅まで50mの位置
ヽ(゚ロ゚;)キェーッ!
この位置から明月院までどれくらい時間がかかるのだろう
来年は開門2時間前に来なければ・・・って6時半だし
ヽ((◎д◎ ))ゝヒョエー