見事に香る十割 ただ蕎麦と汁の相性は 河口湖大石公園前 みずの風 [山梨の蕎麦]
前記事の補記事です
楽しみにしていた日本一上げ底のソフトクリームが普通の良心的なソフトクリームに変わってしまっていてちょっと肩透かし
そんなソフトクリームで一息ついた後は昼ごはんです
河口湖湖畔の大石公園の入り口から見える蕎麦屋さん
存在に気がついたのは一昨年ぐらいだったでしょうか
何時もランチタイム前に河口湖に到着してしまっているので入る機会がなかったのです
今回は逆回りの富士五湖巡り
河口湖に到着したのは丁度ランチタイム
この機会を逃す手はありません
通りからはちょっと奥まったところにお店があります
通り沿いには幟と品書き看板があるだけ
運転しながらだと気をぬくと見過ごしてしまう感じです
でも大石公園への出入りだと幟が目につきますから解りやすい
通りから少し入るとお店
暖簾は白、これはアタリな予感
(自分の今までの食べ歩きの経験より、白暖簾の蕎麦屋さんはアタリの可能性が高いのです)
蕎麦は福井産だそう
入店
天井は高く、広々とした空間
結構席数は多いですね
完全禁煙なのが嬉しいです
おぉ、おしぼりが布だ!
これはポイント高いです
紙おしぼりって、それだけで全てが安っぽく感じてしまうので好きじゃ無い
初めての訪問では”もり”と決めていますが、一応品書きを確認
品数が少ないのがまたいいですね
冷たい蕎麦も温かな蕎麦も、天麩羅の有無の違いだけのようです
(冷たい蕎麦は大根蕎麦もありますが)
蕎麦は石臼挽きの十割、これは大盛りにするしかないでしょう
もりは870円で大盛りは350円増し
おおもりの到着
スクエアな断面の細打ちの蕎麦
エッジもしっかりして見るからに美味しそうです
まずは蕎麦のみで手繰りましょう
3本ほど箸で持ち上げ、唇に咥えたら一気に啜ります
啜った瞬間に立ち昇る蕎麦の香り
今の時期にこんなにも香るとは!
さすが十割
噛み応えも心地よい
適度なコシを感じさせながら潰れてゆきます
そして噛むごとに溢れる蕎麦の香りと湧き出す甘み
見事な蕎麦に思わず唸ります
次に汁を味わいます
少量唇に含んで舌先へ
スッキリ辛口の汁
出汁の香りが広がり、その後はしっかりした輪郭が感じられます
円やかさもありますが、シャープさが先に来る感じ
旨味の厚みはやや薄め
どちらかと言うと喉越し優先な二八に合いそうな感じ
十割蕎麦との相性はどうかな、と、そんな感想
蕎麦を汁に漬けていただきます
やはり相性はちょっと疑問
それぞれが別々に美味しい感じで相乗効果は薄め
なので蕎麦のどれくらいを汁に漬けるかが決め辛い
もっと重い感じの汁がいいな
薬味は葱と山葵
葱は細くスライスされ、透明感があります
山葵も香りよく瑞々しい
味覚が飽和したら山葵を少量舐めて味蕾をリフレッシュ
美味しい蕎麦ですが汁の漬け方に四苦八苦
なかなか決まりません
小鉢には冷奴
蕎麦湯は早い段階で到着しますが、ポット入り
これなら早い段階で来ても冷めなくていいですね
ビジュアル的には微妙だけれど^^;
最初は残った汁を蕎麦湯で割って
二杯目は蕎麦湯のみで
みずの風 蕎麦処
0555-76-5151
山梨県南都留郡富士河口湖町大石1461
11:00~15:00