SSブログ

鰻とあんみつとフェルメール その2 みはしのあんみつ [日常のなかで(Diary)]

前記事からの続きです   


s500IMG_0974.jpg

2700円と、ちょっとお高めなチケット
通常は1600円ぐらいですからね
普通より1000円以上高い展覧会
高いプライスを掲げるのは勝手ですが、その価値が有るか否か
当然評価は厳しくなるわけで


boeder-001.gif

ゲートでチケットを見せ、半券を切り取られると小さく製本されたフェルメール展の作品一覧表が渡されます 
ペラ紙を重ねただけの普通の展覧会のそれと比べると高級な雰囲気

でもその分チケットが高いからね、当然かな
そしてゲートから進むと音声ガイドの機器が首にかけられます
勿論無料
高いチケット代にその分が含まれていると言う事なのでしょうけれど、音声ガイドは必要に思えない自分にとっては何だか損した気持ち
自分は音声ガイドどころか、各章ごとに分かれた展示の章ごとの説明書きも読まない派
展示説明などの予備知識に染まらずに作品を感じたいから
一応最初の1分ぐらいかな、首に機器をかけられて展示室に入るまでの廊下では聴きましたが展示室に入ると同時にOFF^^;


s50011drink211_ワイングラス.jpg


<Johannes Vermeer:ワイングラス >

展示は6章に分けられています
1・オランダ人との出逢い:肖像画
2・遠い昔の物語:神話画と宗教画
3・戸外の画家たち:風景画
4・命なきものの美:静物画
5・日々の生活:風俗画
6・光と影:フェルメール

展示作品は50作品近くありました
そのうちフェルメールは8作品 


s5000041_取り持ち女.jpg


<Johannes Vermeer:取り持ち女 >

<ワイングラス>は日本初公開
<赤い帽子の娘>も初公開でしたが、これは12月20日までの展示
その代り1月9日からは<取り持ち女>(日本初公開)が展示されていました 


s5000091_牛乳を注ぐ女.jpg


<Johannes Vermeer:牛乳を注ぐ女 >

フェルメールと言えば超希少な顔料・天然ウルトラマリンを使ったフェルメールブルーと呼ばれる深く鮮やかな青が有名
何度見ても素敵なブルー
でもブルー以外にもイエローも素敵です
陰影との相乗効果で輝いて見えるのがいいですね


s5000321_手紙を書く婦人と召使い.jpg  


<Johannes Vermeer:手紙を書く婦人と召使い >


光の魔術師と称されるフェルメール
光の置き方、それは基本的に窓が画面の左側にあって、そこからの柔らかな光が人物の左半分を照らすライティング
色のグラデーションにうっとり
影の描き方がまた素敵なのです
影が光を際立たせ、醸し出されるのは独特の緊張感 


s50001411_手紙を書く女.jpg


<Johannes Vermeer:手紙を書く女 >

で、今回の展覧会に+1000円αのプライス価値があったかどうか
自分の感想では全く無かったとしか言えません
作品は素敵でしたが、その展示方法やシステムには失望ばかり
まずは混み過ぎ
原則時間ごとの予約制で予約が規定数に満たない場合に当日券が発行されるとのことで、ゆっくり観られると期待したのですが予約の無い普通の展覧会と混み方は大差なく、頭越しでしか鑑賞できません
横にではなく前後に移動しつつ鑑賞してくださいとのアナウンスも煩いぐらい
こんな状態ならば時間ごとに予約制の意味無くね?
突き当りでUターンするレイアウトの部屋などは人が多くて眩暈が
こんな状態では2700円の価値は無いな
適正価格は1600円だよ、普通の展覧会と一緒 


s50001911_真珠の首飾りの女.jpg


<Johannes Vermeer:真珠の首飾りの女 >


それに音声ガイドもいらない
全員に音声ガイドを配ると会場が煩くなるのです
ほら、皆が音声ガイドのイヤホンを装着しているでしょ
そうすると話し声が大きくなるのです
展示室内で声を出す時は小声で話すのが普通ですが、イヤホンから聴こえる音声のせいで話し声の調節ができず大きな声で話す人の多い事
うんざりでした 


s500Man_Writing_a_Letter_.jpg


<Gabriel Metsu:Man Writing a Letter >

フェルメール以外の作品の中で気に入った作品をちょっと紹介
Gabriel Metsu
ワシントンポストの記事より
“You could say, that’s just like a Vermeer. But what an injustice to Metsu.”


Johannes Vermeer, 1632-1675
Gabriel Metsu, 1629-1667
共にオランダの画家
活躍の時期もほぼ一緒
画風も、共に似ていて印象的
また、同時期に活躍したオランダ画家にレンブラントがいます
レンブラントもまた光と影の魔術師の異名を持つ画家
フェルメールとレンブラント
二人の影に完全に隠れてしまった画家、メツー


s500Woman_Reading_a_Letter.jpg


<Gabriel Metsu:Woman Reading a Letter> 

もうちょっとアンダーな方が・・・影が濃い方が自分は好みかな 


boeder-003.gif


さて、何か甘いものでも食べてから帰ろうかな
上野で甘いものとなると みはし のあんみつが思い浮かびます
でも何時も行列があって、しかもマダム達がいっぱい
男性客も少しは居ますが、奥様に付き合わされた感たっぷりのオジサマ
なので入り辛い^^; 


s500IMG_0986.jpg


上野駅の中のスターバックスかドトールで済ませようかと上野駅の中に行くと・・・
えっ?みはし?
上野駅の中にもあったんだ^^;
何時も日比谷線を使っていたのでJR駅の中にあるのは知らなかったな


s500IMG_0980.jpg


ここは空いていたので入店 ^^ 


s500IMG_0979.jpg


久しぶりの みはし ♪
下の娘と上野の美術館に行くと みはし に寄るのがお約束でしたが、彼女は受験生
なのでここ一年ぐらいは一緒に遊んでくれないのですーー) 

s500IMG_0978.jpg

あわぜんざいも捨てがたいけれど


s500IMG_0976.jpg


やっぱり あんみつ がいいね
ここのクリームあんみつ美味しいんだよ


s500IMG_0982.jpg


と言う訳でクリームあんみつをオーダー
餡は漉し餡ですが粒餡に変更もできます
餡子は絶対粒餡という粒餡派も多いですからね 


s500IMG_0985.jpg


漉し餡は上品な風味
ソフトクリームと共に食べるとまた美味しい
切れのある寒天の食感も心地いい
黒蜜を絡ませ、コクのある甘味を楽しみます

みはし アトレ上野店
03-5826-5879
東京都台東区上野7-1-1 アトレ上野 1F 七番街
10:00~21:00(L.O.20:30) 

s500hoshi .jpgs500hoshi .jpg


26日土曜日は受験日
なので前日の今日はウチに籠って勉強中の下の娘
彼女への陣中見舞いに白玉あんみつを購入して帰ります


s500IMG_0989.jpg


ただいまー
下の娘の部屋の扉には何やら貼ってあります
実はこれ、模試の結果
何を思ってか、彼女は模試結果を部屋のドアに貼りつけています^^;  


s500IMG_0990.jpg


で、陣中見舞いの品
彼女は白玉が好物 


s500IMG_0992.jpg


中はこんな感じ  


s500IMG_0993.jpg


盛りつけて黒蜜かければ完成♪
でも白玉の中心がちょいと硬かったな
茹でが少し足らない感じ
新人君が茹でたのかも 


boeder-001.gif


m_emoji-1.gif


 


nice!(115)  コメント(37) 
共通テーマ:グルメ・料理

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。