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ムンク展と蕎麦屋のカツ丼 上野 翁庵 [カツ唐揚(Fried meat炸肉)]

2019年の最初の記事は在庫記事のムンク展
11月の連休に京都に行ってきたのですが、その翌日は仕事を休んで体を休めました
でも折角の平日の休みの日
そんな日を利用しない手は無いとムンク展に行ってきたのです
その記事からスタートなのですが・・・・・
でもやっぱり年が変わって最初の記事に昨年の事だけを書くのもしっくり来ません
なのでメイン記事の前に別の記事、今年の話しを書きましょう
1月1日、穏かに晴れた元旦のこと 


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朝、お雑煮を食べ元旦を祝ったら家族全員で初詣
ウチは毎年神田明神に行っています
それ程混まないうちにお参りしたいので食べ終えたら直ぐ出発 
一時間の差でかなり違いますからね


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何時もの場所に路駐
そこから徒歩で神田明神へ
参道は混雑はしていますが、まだ規制はされていません  


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隨神門も普通に潜って御神殿へ
隨神門と御神殿の間三分の二ぐらいの場所から行列になっていました 
お札を納めてから参拝の行列に並びます


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参拝、そしてお札を授かったら御神籤
この地点で隨神門は閉鎖されてしまい、参道も通行規制
行列は表の通りまで続き、それからは通りに沿って長い列
一時間の差、この違いは大きいのです 
初詣を終えたら天野屋で甘酒とくずもちを買うのが奥さんのお約束
ウチに甘酒の在庫がいっぱいあるのに・・・どこまで甘酒が好きなんだーー;)
そして帰り道ついでにR1沿いの鶴見のスターバックスで休憩
胡麻がどうのこうのと力説していた下の娘と奥さんでしたが自分はココアで^^;  


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ウチに戻ったら、くず餅
上の娘が何故わらび餅を買わなかったのかとブーイング
彼女はくず餅は好きじゃなく、わらび餅派
奥さんはくず餅派なのです
てっきり両方買ったものと思っていましたが・・・・
お店の中で奥さんに”両方買えば”って言ったのだけれど、スルーされてしまったようです 


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両方買えばいいのに・・・
どうやら、わらび餅は甘酒に化けてしまったようです^^; 


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最近はブログ用写真はコンデジではなくiPhoneで撮っています 
記事を書くにあったって写真をチェックしていると撮った覚えのないものが・・・・娘達?
そう言えば御神籤ひくときに上の娘にiPhoneを持ってもらったけれど、その時に撮ったらしい
そのお茶目さ、面白いじゃん
マスクで顔を隠しているから顔は良く解らないし、小さ目でUPしちゃろ^^
(下と上です)


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翌二日は地元の神社に初詣
師岡熊野神社です
ここ、パワーありますよ
昔、ウチは車が二台体制でした
奥さんは軽(キャロルちゃん)に乗っていたのですが、これがまた彼方此方擦る擦る
ある日、師岡熊野神社の交通安全のシールを貼ってからはピタッと擦らなくなったのです
キャロルちゃんを手放してからはスクーターですが、当然貼っています
何度もこけているのですが多少の打撲だけで怪我が無いのが凄い
状況を聴く限りでは怪我が無いのが不思議なぐらい
雨の日でも猪の如く突進し、右折車などで急ブレーキ、そのまま転倒というパターンが多いです
基本は全開、気分は常にフルスロットル、そんな性格なのかもね
(それでも雪の日に乗ってこけた時はエンジンかかったまま起こそうとしてスロットルを回してしまって暴走、キックかスタンドかが足首に当って9針縫いました^^;・・・でも、こけた時は怪我していない) 


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今年はちょっと油断して11時頃に行ったのですが、流石に混んでいました
此処は急階段の向こう側が狭いからね  


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と、今年の記事を少し書いた後は予定撮り昨年のネタ
ムンク展に行くために上野に来たのはお昼一寸前
ならば先に昼ご飯にしてしまいましょう
この時、気分はカツ丼でした 


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カツ丼が食べたくなった時、必ず迷うのはどのカツ丼にするかと言う事
トンカツ屋のカツ丼にするか蕎麦屋のカツ丼にするか、それが問題なのです
カツの美味しさを考えるとトンカツ屋、でも返しと出汁の効いた汁の旨味をまとったカツの美味しさは蕎麦屋のカツ丼ならではのもの
何時も悩みます 


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トンカツ屋さんと蕎麦屋さんをピックアップ
両方の店構えを比べ、この日の気分にあったほうを選ぶことにしました
そして選んだのは翁庵
明治32年創業という老舗ですが、一切の気取りなく、昔ながらの街の蕎麦屋さん  


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お店の前のショーウィンドウにある品書きをチェック
此処のイチオシは葱せいろだそうです
でも今日の気分はカツ丼
一瞬、両方食べようかとも考えましたが、ぐっと我慢(進歩したなぁ^^)  


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カツ丼、並は950円、上が1350円
上にしてみました
美味しそうに見えないサンプルがノスタルジックな雰囲気^^;  


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蕎麦屋の天丼も美味しいですね
天麩羅屋の天丼の美味しさとは違った方向性の美味しさ
天麩羅はカラリがいいかモッサリがいいのか
カラリと揚がった天麩羅を支持する人が圧倒的に多いのではないかとは思います
でも蕎麦屋の丼物となると話は別
そもそも街の蕎麦屋は店屋物利用が多かったため、丼に蓋をして熱さを保つことが必須
蓋をして蒸されるのを前提で衣も厚めな天麩羅なのです
むしろ、ふやけた衣に旨味たっぷりの汁が染みて旨さ倍増
天麩羅屋の天丼とはまた違った美味しさが楽しめるのです


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暖簾を潜ると右側に券売のカウンター
カウンターのオバちゃんにオーダーを伝えると、オバちゃんは奥にオーダーを大声で伝え、半券を渡してくれます
昭和の雰囲気だなぁ^^ 


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このお店の中だけ時がとまっているような懐かしい雰囲気
TVの音が背後から聞こえ、弛緩した空気をさらに間延びさせてくれます

1階はカウンター席が3席とテーブル席が6卓25席、2階もあります
喫煙可なのがちょっと残念


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カツ丼(上)の着丼  


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蓋を外すと出汁の良い香りが立ちのぼります 
この濃い色、これぞ関東風 


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肉の厚みはそれ程厚くはありません
上だから厚いかなと期待したのですが・・・・^^;

まずはカツから
がぶりと噛むとすーっと歯が通ってゆきます
えっ?何と柔らかな
歯が無くても噛み切れそうなぐらい 


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江戸蕎麦な濃いめの汁を吸った衣はちょっと塩辛さを感じる味
甘さは適度で野暮な甘ったるさはありません
濃さが気になるのは最初だけ、慣れるといい塩梅でご飯が進みます

翁庵 (おきなあん)
03-3831-2660
東京都台東区東上野3-39-8
11:00~20:00(L.O.19:30)
定休日 日曜日 祝日 


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記事を書いていたら蕎麦屋の天丼が食べたくなりました
食テロのブーメラン^^;


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ランチの後は東京都美術館へ
10割ムンク作品で構成された「ムンク展—共鳴する魂の叫び」です 
ムンク展はずっと楽しみにしていました
生”叫び”をみられるチャンスですからね


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会場は
「ムンクとは誰か」
「家族ー死と喪失」
「夏の夜ー孤独と憂鬱」
「魂の叫びー不安と絶望」
「接吻、吸血鬼、マドンナ」
「男と女ー愛、嫉妬、別れ」
「肖像画」
「躍動する風景」
「画家の晩年」
の9章で構成されていました 


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《マドンナ》 


魂の画家ともいわれるムンク
人間性や死に対してして多大な関心を持っていた芸術家
そして性愛や嫉妬、欲望や恐怖、不安といった主題を強烈な色彩や半抽象的なフォルムで表現しようとした”象徴主義”と”表現主義”の両方にまたがる画家 


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《叫び》


”叫び”、ムンク芸術の代名詞
有名ですよね、教科書に必ず載っている作品ですから
ムンクは自身の芸術について作品だけでなく多くの言葉を残していて
”叫び”については


「ある夕方、私は道を歩いていた
片側は市街で眼下にフィヨルドが広がっていた
私は疲れていて気分がすぐれなかった…日が沈んでいくところで、雲が血のように赤く染まった
私は自然を貫く叫び声を感じた
叫び声を聞いたように思った
私はこの絵を描いた 雲を本当の地の色で描いた 色が叫んでいた」

えええええっ、この画の中の人物が「叫んでいる」と思っていました^^;
違ったのですね・・・
ムンクの手記によると、ここでいう”叫び”とは自然を貫く声であり、色の叫び
その叫びに感じた不安と恐怖 
真っ赤に染まった空と不気味に青黒い海は大きなうねりとなり、極端な遠近法で描かれた橋の直線と激しいぶつかり合いが不安をより一層煽っていますね 

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《不安》 

複雑に入り組んだフィヨルドと、血のように赤く染まった空
この作品でも『叫び』と同じ背景を舞台に、青ざめて生気のない単純化された人々が、橋の上で列をなしてこちらに歩む様子は人々の心に潜む生の不安
1902年のベルリン分離派展でこの《不安》は“生の恐れ”を表す壁面に、《叫び》と一緒に掛けられたそう
ムンクは「そこにはシンフォニーのような効果が見られた。大変な反響で、多くの反感を生んだが、多くの賛同も得た」と書いているそうです


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《愛と痛み》 


女性は男性の首にキスをしている
ただ、女性は男性を上から押さえ込むように抱き、首に噛み付いてるように見えるのです
この作品に関してムンク自身は「首にキスをしている女性」以外の事は何も意図はなく、また吸血鬼の絵画を描いているわけではないと主張していたそう
でもムンクは、その後に《愛と痛み》を左右反転させた構図で《吸血鬼Ⅱ》というタイトルの作品を制作しているので、吸血鬼の絵であながち間違ってもないかも
美術研究者のあいだでは、吸血鬼というよりもファム・ファンタールであると解釈されることが多いそうです
(ファム・ファタールは、男にとっての「運命の女」の意味と男を破滅させる魔性の女の意味があるそう)  


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《太陽》 

暗い闇を一切感じさせない明るく暖かな世界
ムンクもこんな絵を描くこともあったんだ
と、ちょっと驚いた作品^^; 


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《憂鬱》 


不安や憂鬱、やはりこっちの方がムンクらしい^^;
ネット上で作品を見つけられなかったのですが、子供部屋に置くために依頼された作品で同じように海岸線を背景にして憂鬱そうな人たちが描かれている作品がありました
子供部屋に置くのにそんな絵を描くのか???
そもそも、ムンクの画風を知っているのに子供部屋の絵を依頼するのもどうかと思うけれど・・・--;)
その絵を毎日眺めてたら陰鬱過ぎてその子供、精神を病んじゃうのじゃないかなって^^;


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売店で”叫び”の空気人形を買っちゃいました^^;
フルカラーバージョンが売り切れだったのが残念ーー;)  


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正月もリビングで寝落ちの奥さん

今もリビングの椅子に座って爆睡中

しかもエアコンはOFF

寒くないのかな、これで風邪をひかないのだからたいしたもの

起こさないのかって?

起こすと切れてキーキー煩いからね

それに下手に起こして風呂に入ったら風呂の中で爆睡するのは確実

そうなると心配でこっちが寝られなくなるし・・・・

リビングで朝まで寝かしておくのが一番平和だな

朝風呂だと流石に寝ないし

でも朝風呂入って、そのまま出かけて風邪ひかないのも凄い

野獣は風邪ひかないんだねぇ

・・・・・・・

初夢、みなさんはどんな夢を見ましたか?

自分は・・・見ていないのか、覚えていないのです

1日も2日も、何も覚えていない

そういえば最近は夢を見ていないような・・・・

オジサンになると夢を見なくなるのでしょうかねぇ

何だか寂しい


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