そうだ京都、行こう。十牛之庭の色彩に溜息 圓光寺 [そうだ京都、行こう。(KYOTO)]
前記事からの続きです
詩仙堂の次の拝観先は圓光寺
晩秋の紅葉が美しい庭園で知られるお寺です
臨済宗南禅寺派のお寺だそう
山門をくぐった参道の先には枯山水、奔龍庭
白砂を雲海に見立て、石柱は天空を躍動する龍
何だか東福寺の龍吟庵の「龍の庭」みたいだ
しかも枯山水の中を渡るように通路があるのもステキです
枯山水は室内から座して眺める庭なイメージがあるので、枯山水の中を歩き回れるというのが新鮮
でも、この枯山水
白砂の雲海、縁取りがあるせいか・・・伊達巻に見えてしまう^^;
縁がガタガタしているとこなど、まさに伊達巻だ
この庭園は留め石を置かず、未完のままとしているそう
庭の隅っこにも素敵な丸渦
散紅葉が浮か運ばれていくかのよう
散り落ちた紅葉も風情があっていいですね
そんな素敵な庭を持つ圓光寺なのですが
この部屋の照明は如何なものかと・・・・・
普通の家庭の、特別じゃない部屋の照明そのもの
何とも安っぽいと言うか、風情ないと言うか・・・・
折角の煌びやかな襖絵を殺してしまっています
もっと、何というか・・・和風の感じの照明って無かったの?
適当に、ウチで余っていたのを持ってきて付けたような感じ
此れだったら照明は無い方がよくね?
まずは講堂から庭を眺めます
講堂内は人が多くてゆっくり眺められません
尤も、眺める先の庭には散策の人が多くて、ゆったりした気分とは程遠い
十牛之庭
十牛図は牛を追う牧童の様子が描かれ、禅の修行と悟りの境地を「逃げだした牛を連れ戻し飼いならす修行の過程」として. 悟りにいたる10の段階を10枚の図と詩で表したもの
この十牛之庭は十牛図を題材にして造られた池泉回遊式庭園
十牛の図、見た事はあるのですが何が何やら解りません
これでは十牛之庭など理解できるはずもなく
なので講堂で庭を眺めながら一寸ググってみました
1.尋牛 - 仏性の象徴である牛を見つけようと発心したが、牛は見つからないという状況。人には仏性が本来備わっているが、人はそれを忘れ、分別の世界に陥って仏性から遠ざかる。
2.見跡 - 経や教えによって仏性を求めようとするが、分別の世界からはまだ逃れられない。
3.見牛 - 行においてその牛を身上に実地に見た境位。
4.得牛 - 牛を捉まえたとしても、それを飼いならすのは難しく、時には姿をくらます。
5.牧牛 - 本性を得たならばそこから真実の世界が広がるので、捉まえた牛を放さぬように押さえておくことが必要。慣れてくれば牛は素直に従うようにもなる。
6.騎牛帰家 - 心の平安が得られれば、牛飼いと牛は一体となり、牛を御する必要もない。
7.忘牛存人 - 家に戻ってくれば、牛を捉まえてきたことを忘れ、牛も忘れる。
8.人牛倶忘 - 牛を捉まえようとした理由を忘れ、捉まえた牛を忘れ、捉まえたことも忘れる。忘れるということもなくなる世界。
9.返本還源 - 何もない清浄無垢の世界からは、ありのままの世界が目に入る。
10.入鄽垂手 - 悟りを開いたとしても、そこに止まっていては無益。再び世俗の世界に入り、人々に安らぎを与え、悟りへ導く必要がある。
(Wikipediaで調べました)
成程、これが十牛図の意味なんだね
では十牛之庭とは、庭を眺めます
・・・・・・?(・ω・`)う~ん
いやこれは・・・一か所から眺めていては解らないよね
講堂を出て庭を散策してみましょう
・・・・・???(。-`ω´-)んー
( ̄ω ̄;)エートォ...
何処が尋牛(1)で何処が入鄽垂手(10)なのだろう
何が何だか、何処が何処かがよく解りません
拝観料納めた時に貰うパンフレット(?)にも記載がないし・・・
好きに感じろって事なのでしょうか^^;
苔の上の散紅葉がステキです
このお寺は散紅葉が綺麗な事でも有名
紅葉のピークではなく、散り落ちた頃も狙って訪れる人も多いとか
本堂から十牛之庭を眺めます
座して眺めたいのですが、なかなか前が空きません
そりゃそうです
これだけの景色、前に座ったら最後、もう動けなくなってしまいそう
諦めて後ろから立ったままで眺めます
色彩の豊かさ
これが京都の秋なのですね
素晴らしい紅葉の庭
でも、今のような素晴らしい庭園になったのはごく最近のことなのだそう
平成の世になるまでは、栖龍池もすっかり埋まってしまっていて、この庭園は雑草が生い茂る荒れ果てた状態だったとか
あっ、ちょろ~っ
逸れちゃっていましたが、だいたい同じようなペースで同じ場所を撮り歩くものなのですね^^;
探さなくても会える、流石相棒だぜぃ
寂静とした中に微かに響く清音
水琴窟の清らかな音色は心地いい
色彩のシャワーを浴びながら聴く軽やかで清々しい音色
此処から離れたくなくなります
やはり此処でも根が生えてしまいました^^;
予定した時間を軽くオーバー
この後、このエリアは曼殊院門跡、金福寺
そして南禅寺界隈まで足を延ばすつもりでしたが・・・
この分だと予定をそのままコンプリートさせるのは一寸無理
南禅寺界隈は諦めるしかありません
このエリアの最終目的地である金福寺だって閉門時刻に間に合うか微妙なのだし
今年の条件の悪い紅葉でこの色彩
条件が整った年は一体どんな紅葉を見せてくれるのでしょうね
ここ暫くは毎秋通いたいな
ステキな庭です
東福寺と違って混んでいないのがいい
十分混んではいるのですが、東福寺と比べるとね、これでも空いていると感じてしまいます^^;
ちゃんと好きな方向に歩けるから^^; (東福寺は行列に従ってゾロゾロ歩くだけ)
次来る時は早朝もいいかも
拝観時間は9時から17時なのですが
予約制で朝7時半からも拝観できるのです
しかも70人限定という素晴らしさ
この境内に70人のみでしたら凄くゆったりできます
寂静さを楽しむことができますね
静けさの中、朝露にしっとり鮮やかさを増した紅葉を愛でる
何と贅沢な時間なのでしょう
しかも完全予約制
来年、忘れないようにしないとね^^
庭を一周したら圓光寺を出て曼殊院門跡に向かいます
余談
食べ物が何も出てこないと自分のブログじゃないみたいなので、ここで食べ物ネタ
京都から戻ってからは週末は大人しくしています
ムンク展に行ったぐらい(ムンク展の記事は京都記事が終わったらUPします)
毎週毎週遊び歩いていたら何を言われるかわかりませんからね
休日は京都の写真の現像と(これがまたたくさん撮ったから大変で^^;)、べすちゃんに乗って近所のジムに行くぐらい
先の週末、現像を頑張っていると奥さんが出かける準備
ジムに行くようです
行ってきまーす、と飛び出していった15分後、玄関の開く音が
忘れ物かな?
ガンちゃん(奥さんのガンメタ色のSUZUKIの125ccスクーター) のエンジンがかからない~><
バッテリーがあがちゃったぁ、さるく~ん、充電しておいて
何で俺が?自分でやれば?
何処にバッテリーあるのか解らないし
取説読めよ、俺だって読まなきゃ解らん
何でやってくれないのよー、キーキー
やって欲しいのならそれなりに言い方があるでしょ、ほらお礼も必要だし、アイスが食べたいなー、セブンで売っていたHäagen-DazsのSpécialitéのシャンパンのヤツ
解った・・・・
ラッキー♪ショコラシャンパンストロベリーをGETした瞬間でした
税込で486円、これは絶対に美味しい
奢りならばなお美味しい♪
ガンちゃんのバッテリーを外して充電器に繋ぎます
国産スクーターのバッテリーってあんな場所にあるんだ、知らなかった・・・・バッテリーも薄型なんですねぇ
ついでにべすちゃんのバッテリーも充電
こっちは見慣れた形状のバッテリー
密封型じゃないし古典的なスタイル
バッテリーの件の強制お礼でGETしたショコラシャンパンストロベリー
芳醇な味わいのマール・ド・シャンパーニュアイスクリームに、甘酸っぱいストロベリーソースを加え、シャンパンガナッシュソース、チョコレートチップ入りのコクのあるチョコレートアイスクリームを重ねました
(Häagen-DazsのHPより)
TOPにはココアパウダー
ココアパウダーでデコレーションしたエレガントな波模様の天面だそうだけれど、波模様が見えないし^^;
ショコラの味が強いです
ほんのりシャンパンの香りがいい感じ
美味しいけれど・・・・ちょっと高くね?
奥さんの奢りだったからよかったけれど、自分のお小遣いで買うのだったら悩むなぁ
でも、奢りだったから美味しさ倍増^^