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OTTO NEBEL展 と特大オムライス むさしや [オムライス&ナポリタン (omletrice&]

OTTO NEBEL、mozさんの記事でこの画家を知りました
その記事に掲載された絵は自分の好み、ど真ん中
これは実際に見てみなければ  


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その翌週、本来は勤務先のバイク部主催のツーリングに参加する予定でした
しかし秋の長雨と台風のW攻撃に延期となり予定はフリー
雨の週末はスイーツ作りか展覧会に行くのが自分の過ごし方
早速Bunkamuraに向かいます  


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この展覧会はネーベルが後半生を過ごしたスイス・ベルンのオットー・ネーベル財団の全面協力で行われる、日本初の回顧展だそう


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OTTO・・・そういえばOTTOというオーディオブランドがあったなぁ==)←関係ないって^^;    


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マルク・シャガールやワシリー・カンディンスキー、パウル・クレーの影響を色濃く受けたオットー・ネーベル 
この展覧会には彼等の作品も一緒に来ています


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<マルク・シャガール「街を越えて」 >

この展覧会、ガラガラ^^;
土曜日の昼近くというのに空いているのです
台風の接近と秋雨のせい?
でも台風が接近していると言っても、来るのは日曜日の夜中の予想
台風が理由で空いているとは思えないのですが・・・
まぁいいや、絵を好きな位置から思う存分みられるのでラッキーかも^^


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<マルク・シャガール「私と村」 >


で、気に入った絵と好きなだけ対話
周りの人を気にする必要はありません
だって周りに人が居ないから^^;
混んでいる展覧会だとこんな贅沢な見方はできないからね


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<ワシリー・カンデンスキー「三つの楕円」 >


オットー・ネーベル展はプロローグと11の章で構成されます
プロローグ:シュトゥルムとバウハウス時代の芸術家
1章:初期作品
2章:建築的景観
3章:大聖堂とカテドラス
4章:イタリアの色彩
5章:千の眺めの街 ムサルターヤ
6章:音楽的作品
7章:抽象/非対称
8章:ルーン文字の言葉と絵画
9章:近東シリーズ
10章:演劇と仮面
11章:リノカットとコラージュ ネーベル技法の多様性 


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<ワシリー・カンデンスキー「複数のなかのひとつの像」 >


プロローグでは、当時のバウハウスの様子も紹介されています
バウハウスの校長室がまた素敵
あの椅子、欲しい^^  


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<オットー・ネーベル「アスコーナ・ロンコ」>

第1章の初期作品からノックアウト
なんとも素敵な絵が並びます
カラフルで幻想的な小さな作品は、テーブルに作品を置いて絵本を読むように指で指し示しながらお話ができるように作られたそう
すっかり惹きつけられてしまい何時まで見ていても飽きません
飽きないどころか吸い込まれてしまい、近づき過ぎと注意されてしまいました^^;
これらネーベルの初期の作品には、シャガール作品に見られる幻想的なモチーフや鮮やかな色彩の影響が色濃く感じられます
特にこのアスコーナ・ロンコはシャガール風の幻想的な風景  


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<オットー・ネーベル「避難民」>

油彩、水彩、版画、コラージュなど、技法も画風も多岐にわたる作品を制作したオットー・ネーベル
建築的な視点で画面を構築したり、音楽を感じさせる絵画を目指したり、と、バラエティ豊かな作品が並びます
章ごとに作風ががらりと変わるのが面白い


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<オットー・ネーベル「聖母の月とともに」>


建築的景観は元々は建築を学んでいたネーベルだけに特徴的
都市の建築物の輪郭を単純な立方体や結晶体の形にあてはめ、色彩のコントラストによって捉える試みが楽しい 

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<オットー・ネーベル「ドッピオ・モヴィメント(二倍の速さで)」 >


カンディンスキーの影響を受けたネーベルは音楽を感じさせる作品も制作
”ドッピオ・モヴィメント(二倍の速さで)”、このタイトルはまさに音楽用語そのもの
眺めていると楽しくなってきます
そしていつの間にか頭の中には旋律が^^


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<オットー・ネーベル「地中海から(南国)」 >


ゆっくり時間をかけて、いろいろな距離から作品を眺めたり、貸切状態の展示室の長椅子に座りながら楽しんだり
思う存分作品と対話、すっかり満足して出口へ^^
あまりに好みな作品がいっぱいでしたので画集を購入


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<オットー・ネーベル「ムサルターヤの町 Ⅳ 景観B」>


この展覧会、どう?行かない?
下の娘を誘ったのですが、彼女はこの週末は忙しいから行かれないと
週明けは火曜日からは修学旅行、でも彼女はまだ準備は何もしていないそう
いろいろと買いにゆかないといけない物もあるそうなので今回は別行動
それに彼女は月曜日に怖い絵展に行く予定
月曜日は授業は午前中だけだそうで、午後は上野に行くそうです
台風、月曜日に来るんじゃね?  


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<オットー・ネーベル「コン・テネレッツァ(優しく)」>


彼女に画集を見せると行かなかった事を凄く後悔
彼女にとってもストライクな絵だったようです
彼女が特に興味を持ったのは
2章:建築的景観
3章:大聖堂とカテドラス
4章:イタリアの色彩
5章:千の眺めの街 ムサルターヤ
のあたり
自分が特にハマったのは
6章:音楽的作品
7章:抽象/非対称
8章:ルーン文字の言葉と絵画
9章:近東シリーズ
ですから微妙に違う^^; 


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<オットー・ネーベル「叙情的な答え」>


一緒に行かなかったことが悔しかったのか、東京都美術館のゴッホ展、国立西洋美術館の北斎とジャポニスム展の開催期間を確認
いつ行くのか?と
上野が続くようなので美味しい店をチェックしておかなきゃね^^ 


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<オットー・ネーベル 「赤く鳴り響く」>


日曜日夜は台風が来襲、月曜日の早朝も時々強い雨が降っていました
電車の運行状態はめちゃめちゃで彼女の通う高校からは早々と休校の情報
でも彼女は結局怖い絵展には行かなかったそう
絶対空いていたのにね 


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<オットー・ネーベル 「明るい黄色の出来事」 >


火曜日、彼女は修学旅行に行きました
向かった先は広島、しかも二回目
中学校の時の修学旅行先は広島
前の学年までは京都に行っていたので京都に行かれるものと楽しみにしていたのですが、彼女の年は何故か広島と長崎
翌年の行き先は再び京都に戻ったそうで、めっちゃ怒っていました
高校の説明会では修学旅行先は沖縄と聞いて楽しみにしていたのですが、今年の旅行先は何故か広島と岡山、松江に変更
また広島・・・・TДT 広島の呪いかぁ~ (_ _|||)
と、泣いていました^^;
そりゃ原爆ドームを二回見てもねぇ・・・つまらなそう^^;
教師に何故広島に変更になったか訊いたところ、”沖縄に飽きたから”だそう
私は飽きていない!って爆発していました
修学旅行先ってどうやって決めるのでしょうね
担当教師の好み?


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Bunkamuraを出て昼ごはん先を探します
一人飯が似合うお店を探しますが、ピンとくる店がありません
というのは、自分が食べたいものが見つからない
今日の気分はオムライスかナポリタン
ケチャップ味のものが無性に食べたいのです
ありますよね、オムライスやナポリタンが何故か無性に食べたくなる時って


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オムライスもフワトロ玉子が乗っているのはいけません
正当な薄焼き卵でケチャップライスを包んでいないとダメなのです
そして黄色い玉子の上には真っ赤なケチャップ
このコントラストがいいのです
玉子の上にホワイトソースやデミグラスソースなどはもってのほか
正当なオムライスはケチャップ、これしか許しません

そんな正統派のオムライスを探しましたが、意外と見つかりません
このまま探すのに時間をかけるのも無駄な事
みつからないのならば、それがある場所に移動すればいいじゃないか
その方が結果的に早い、絶対早い 


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で、山手線に飛び乗ってやってきたのは新橋
渋谷と違って実に落ち着く雰囲気
オヤジ年代いっぱいな場所だからね^^;

新橋のオムライスと言えば此処、むさしや
新橋駅すぐそばの古びたビル、ニュー新橋ビルの一階にあります
お店と通路の境は糸状に垂れ下がったカーテンのみで、シースルー
食べている背中を人が行きかうという、なんともカード下的と言うか昭和チックと言うか、そんな雰囲気
土曜日の14時ですが行列が少々
平日の昼時だったら凄い行列でしょうね 


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目的はオムライス、ナポリタンにも目が行きますが、オムライスの付け合せにナポリタンが乗っていますから目的はオムライスでぶれません  


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特大があるんだ
じゃぁ特大で^^;

行列に加わっていると、すだれのカーテン越しに注文を訊かれます
オムライスの特大で!
オーダーを伝え、待つこと10分、席が空き案内されました
カウンターだけで、しかもシースルーな店ですから回転が速いです
オーダーも並んでいるうちから伝え、いいタイミングで作りはじめていますから注文品が出てくるまでが短い  


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座ると同時に水と味噌汁が到着
味噌汁の具はワカメ
オムライスに味噌汁・・・なんだか家庭的^^;  


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カウンターに品書きが置かれていましたが、並んでいるうちにオーダーを伝えるこのお店
カウンターの品書きに出番はあるのでしょうか^^;  


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パスタではなくスパゲッティーなのがいい
この中ではナポリタンかな  


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ご飯類
この中では絶対オムライス~♪
などと品書きを眺めていたら・・・・  


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@@;)
オムライス特大の到着
このボリューム、思わず笑みが溢れます
いや、これ・・・・・付け合せのナポリタン、これっ、もはや付け合せという量じゃないのですが^^; 

オムライスも特大の名に恥じない大きさ
普通、皿に野菜や付け合せを持ってからメインのオムライスを乗せると思います
でもこのオムライスは一番下にオムライス
オムライスの上に乗せるようにして野菜と付け合せのナポリタンが盛られます

オムライスの玉子の黄色にケチャの赤が綺麗
黄色を両方から赤で締めこの配色は最早アート 


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ではいただきま~す
ケチャップライスのご飯粒はしっかりしていて食感も良好
やはりケチャップライスのご飯粒はこうでないとね
割れたご飯粒のケチャップライスは哀しいですから
バターの効いたケチャップライスの味付けは濃いめ
しっかりした重さの味わいです
それに絡む酸味の効いたケチャップが重さを感じさせません
具は鶏肉に玉葱、そしてグリンピース


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くぅ~っ、懐かしい(感涙
ただ旨いだけじゃないのです
ケチャップの味とともに蘇るそれは自分の子供頃の姿、懐かしさ
オムライスができあがるのをワクワクしながら待つその"期待”と”高揚"が蘇るのです
そして懐かしい"味"の記憶がこのオムライスにオーバーラップ
めちゃ美味いのではなく、家庭的な程々な美味さと優しい味わい
ノスタルジックな気分に浸れます    


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ナポリタンはスプーンでは無理^^;
でも辺りを見回してもフォークはありません
あるのはお箸^^;
お箸で食べるナポリタン
それもまたよし^^


麺はもっちり
アルデンテ?何それ強いの?って感じの食感はナポリタンなればこそ
麺に焦げはなく、いい炒め具合
このナポリタンも正統派  


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サラダにはマヨ
ドレッシングではなくマヨを乗せているのが痺れます  


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完食
美味しかったです、また来ます


むさしや
03-3501-3603
東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル 1F
[月~金]10:30~20:00 頃
[土]11:00~15:00 頃
定休日 日曜日&祝日 


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雨に煙るskyscraperと 


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裏路地、この対比が面白い
コンデジで街撮りを始めましたが雨が降ってきて断念  


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ふと甘いものが食べたくなり、オムライスの余韻をお茶しながら楽しもうとセルフのカフェにIN 
お腹が膨れると甘いものが食べたくなるのです
きっと別腹が騒ぎ出すのでしょうね^^;


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モンブランかショコラ系と考えていましたが、林檎とシナモンのケーキが目に留まって^^;
シナモン、好きなんです
シナモンですから紅茶であわせます
アールグレイで 


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シナモンがあまり効いていなくて残念
もっとしっかり香って欲しいな 


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