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ボストン美術館の至宝展 と あんみつ みはし [日常のなかで(Diary)]

前記事からの続きです  


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オムライスのショックを若干引きずりながら東京都美術館に到着
最終日前日ですので、かなり混んでいるかと覚悟していましたが、ほんの5分待ち程度で入場
そんなに人気無かったのかな
毎年のようにボストン美術館の所蔵品を紹介する展覧会が開催されていますから、展覧会の名に新鮮味がないといえばそれまで
”ああ、またボストンね”
そんな声も聞こえてきそうです
でもボストン美術館は50万点の作品を所蔵する世界屈指の美術館、毎年日本初公開モノを加えて、幅広いジャンルの作品を出してきますからスルーするわけにはいきません 


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今回の展示は的を絞るのではなく、古代エジプト美術、中国美術、日本美術、フランス絵画、アメリカ絵画、版画・写真、現代美術といったボストン美術館自慢の幅広いコレクションを網羅的に展示
総花的といえば総花的ですが、こういう展示ものんびり味わうにはいいものです
展覧会は7章で構成されていました


1章:古代エジプト美術
2章:中国美術
3章:日本美術
4章:フランス絵画
5章:アメリカ絵画
6章:版画・写真
7章:現代美術


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喜多川歌麿「三味線を弾く美人図」

日本美術のコレクションでは世界最多というボストン美術館
こうして里帰りしてくる作品を見るたびに海外に出てしまったことがちょっと悔しくも感じます^^;
でも日本に残っていたら関東大震災やWW2でどうなっていたか・・・・

歌麿の描く美人画は首が太い迫力ある美人
三味線の音締をする若い女性
右手の撥で三味線をかきならし、左手で糸巻きを調節しています
手の込んだ髪飾り、彼女が芸者か、あるいは娘浄瑠璃師なのか
この三味の音を聴きながら飲んでみたいね^^


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酒井抱一 「花魁図」

まず狩野派に学ぶことから始め、浮世絵を学び、次に琳派の様式によって江戸琳派の開祖として知られる酒井抱一
この掛軸は、浮世絵の肉筆画や版画に良く見られる典型的な主題を扱ったもので、新年の正装で吉原を練り歩く花魁の姿を描いています
衣装が何とも素晴らしいですね
明治時代に活躍した絵師・河鍋暁斎が所蔵していたそうですが、誤って抱一の師・豊春の作とする極めを画中に描きいれてしまったそう 


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ジャン=バティスト=カミーユ・コローの「ボーヴェ近郊の朝」

詩的な画風のジャン=バティスト・カミーユ・コローは好きな画家
銀灰色を帯びた鈍色に輝く抑制的な色彩、色調を用いた独自の風景様式
繊細な写実性の中に感じる抒情詩的な情緒性にある種の望郷心を抱かせます 


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アルフレッド・シスレー「サン=マメスのラ・クロワ=ブランシュ」

地味だけど味わい深い印象派のアルフレッド・シスレー
シスレーは「生きている間に日の目を見なかったただ一人の印象派」の名も
彼の風景画は何時も自分の目を惹き、しばらく絵の前から離れられません
画の中を散歩したくなるのです^^ 


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クロード・モネ「アンティーブ 午後の効果」

印象派の中で最も名が知られた同派を代表する巨匠
自然の中で輝く外光の美しさ
見事です
モネの画は何度も見ているのに、何度見てもほっとするのは癒しの効果もあるのかも 


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フィンセント・ファン・ゴッホ「郵便配達人ジョゼフ・ルーラン」

この展覧会でチラシにも大きく使われている作品の登場
ゴッホがジョゼフ・ルーランを描いた作品とその妻であるルーラン夫人を描いた作品
それぞれ別々に来日したことがありますが、夫婦揃っての来日は今回が初めてとか
ありそうで意外となかった2ショット^^; 


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フィンセント・ファン・ゴッホ「ルーラン夫人 ゆりかごを揺らす女」 

この二枚、並べて展示してありましたが、どうみても夫人の方が存在感がでかい^^;
迫力があると言うか・・・・
きっとジョゼフは奥さんから、ジョゼく~ん、ちょっとぉ・・・って呼ばれていたのかも(笑
などと思ったら何だか親しみが^^;
ちなみに額縁も夫人の方が大きかったです 


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チャールズ・シーラー「ニュー・イングランドに不似合いなもの」

都市や工場などのグラフィカルな形状の完璧な 表現を追求した画家であり写真家
この画が妙に気になってしまって、この展覧会で一番長い時間見つめていました^^ 


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出口でルーラン夫妻と記念撮影^^ 


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あっあああ、頭のてっぺんが薄いし>< ← 一日一河童^^;


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展覧会の後は余韻に浸りながら甘いものを食べるのがお約束
今回は和の甘味、あんみつです
上野であんみつと言えばここ、みはし 


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でも、ここは何時も混んでいるのです
でも回転は意外に速いですからいいですが  


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店内は四人用卓ばかりで、二人で行くと強制的に相席  


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渋い緑茶が妙に美味しく感じます
疲れたのかな 


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豆かんが渋くていいなと品書きを見る度に思うのですが、頼むのはいつも白玉クリームあんみつ
ついついアイスの魔力に負けてしまいます
今回こそは豆かんにしよう、この時は確かにそう思っていたのです 


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下の娘のチョイスはクリーム白玉ぜんざい 


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トッピング類
今回は無くてもいいかな 


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と、決まったかに思えましたが・・・品書きの他にシートが一枚置いてあります
見てみると・・・

期間限定だってぇ!!!@@)

期間限定、この言葉に弱いのです
秋ですから栗、そしてお化けの日が近いですから南瓜も
これを見た瞬間、豆かんも白玉クリームあんみつも頭から吹っ飛びました
栗は来月もありそうですが、おそらく南瓜はお化けの日まででしょう
なので南瓜をオーダー^^;
でも頼んだ後も栗アイスの栗クリームあんみつの方に心残りが・・・
今度リベンジしなければ 


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下の娘の白玉クリームあんみつ 


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そして自分のかぼちゃあんみつも到着
ここのあんみつ、餡が漉し餡なんだよね
自分は粒餡派なのでちょっと物足りない 


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南瓜アイスはしっかり南瓜の味
美味しかったです
みかんは缶詰、でもあんみつのみかんは缶詰のに限ります
あの独特の風味があうんだよね 


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寒天の食感、赤えんどう豆の塩加減もいい感じ
豆かん、食べたいなー
でも・・・クリームあんみつに走っちゃうのだろうなぁ==) 

みはし 上野本店
03-3831-0384
東京都台東区上野4-9-7
10:30~21:30(L.O.21:00)


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食べ終えたら帰りましょう
時刻は15時半過ぎ、四時間半の駐車でした
料金は900円
まぁ、こんなものかな 


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