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分厚いプリンのプリンサンドケーキ [スイーツを作ろう(making sweets)]

19日は奥さんの誕生日、さてどんなケーキをつくろうか
いろいろ考え、ちょっと手間がかかる系のものを予定していたのです
我が家では誕生日最寄の週末がお誕生日パーティーの日
朝から作り始める予定でしたが・・・・

真夜中と言うか早朝というか、突如勃発したバトル
我が家が静かなのは奥さんがリビングで寝落ちしてそのまま朝まで爆睡している時ぐらい(それが殆どですが)
偶に奥さんが寝室に来るとバトルが始まるのです
朝までリビングで寝ていればいいのに・・・イライラーー;)

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バトルで朝から超不機嫌
こんな気分の時に手間のかかる系のケーキなんて作る気にはなれません
こうなったら自分が食べたいケーキを作りましょう
最近自分が食べたかったケーキはプリンケーキ
でも何時も作っているプリンケーキは満足感が少ないのです
型にジェノワーズとプリンの液を二層に入れて焼くケーキ
二層あるものの高さは型の高さがMAX
型の高さの中に二層存在するのですからプリンの層が薄いのです
食べる度に”もっとプリンの層が厚かったら・・・”そう思っていました
(一例としてハロウィンに作ったパンプキンプディングケーキを下に掲載)

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ある日のこと、デパートの催事に来ていたケーキ屋さん
プリンサンドケーキが名物なようです
それを見た瞬間”これだ!”
一緒に焼くのではなく、別に焼いてサンドすればプリンは好きな厚みにできるのです
で、何時作ろうかと考えていました

バトルをしたのもいい機会
奥さんの誕生日ケーキ?、そんなの知らないね!
自分の食べたいケーキを作っちゃえ!

と言う訳でプリンサンドケーキを作ります
でも一応は奥さんの誕生日ケーキ
癪だからクリーム&フルーツ最小限にしちゃえ
これが抗議のメッセージじゃい!(絶対気付かない、気付くような細やかな性格じゃ無いからね^^;)

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まず、直径15㎝のケーキ型で分厚いプリンを作ります
サンドするので重さに耐えられるよう硬めのプリンで
最近、巷では柔らかなプリンばかりが幅を効かせていますが硬いのもそれはそれでいいものです

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用意したのは、グラニュー糖80g(カラメル用)、水を20㏄(カラメル用)、熱湯適量(カラメル用)、卵を6個(プリン用)、牛乳を600ml(プリン用)、グラニュー糖を120g(プリン用)、バニラオイルを適量(プリン用)

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まず型にバター(分量外)をよく塗りこみ、オーブンを150℃に予熱セットしたらカラメルソースの制作開始
たっぷりの熱湯の用意も忘れずに

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鍋にグラニュー糖80gと水20㏄を入れ、強火に置いて

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頃合いの色になったら・・・(ここからは写真を撮る余裕はありません^^;)
鍋を火から降ろし鍋底を濡れ布巾に置いて熱が入り過ぎるのを防いだら熱湯を適量加え混ぜて

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バターを塗った型へ流し込みます

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鍋に牛乳600mlとプリン用のグラニュー糖の半分を入れ、沸騰直前まで温めグラニュー糖を溶かし、バニラオイルも適量入れて

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残りのグラニュー糖は卵6個と共にボールに入れ、ホイッパーでよく混ぜ合わせます

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混ざったらグラニュー糖が溶け込んだ牛乳を少しずつ加えながら混ぜて

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できあがったプリン液を濾します

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二度ほど濾して

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型に流し入れます

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量が丁度ぴったりでした
計算通りに事が運ぶのは気持ちいい^^
型をタッパーに置いて

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タッパーに熱湯を注いだらオーブンへ
蒸し焼きにします
ここで問題なのは何分焼くかという事
大きな型の一個焼きプリンですから生焼けが心配
生焼けよりは焼きすぎの方が安全だと、ちょっと長めに焼くことにしました
スが入るのは承知のうえ、スの入り具合を確認して次作る時の為にレシピを修正すればいいのです

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150℃で60分焼いてみました
粗熱が取れたら冷蔵庫で冷やします

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次にジェノワーズ
直径18㎝以上の大きさにしたいので直径21㎝の型を用意しました
厚くする必要はないので、何時もは直径18㎝の型で作って三枚にスライスするレシピ分量のままで作ります
できあがった直径21㎝のジェノワーズを二枚にスライスしてプリンを挟む作戦

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用意したのは卵を三個、無塩バターを26g、薄力粉(バイオレット)を100g、グラニュー糖を110g、水あめを10g、牛乳を40g、そしてバニラオイルを適量

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熱めの湯煎に牛乳、バター、水あめを置いておきます

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オーブンを160℃に予熱セットしたら作業開始
まずは薄力粉100gを三度程篩っておいて

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湯煎のミルクと溶けたバターを合わせて

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出番まで再び湯煎で待機

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36℃~40℃の湯煎に置いたボールに卵三個を割り入れ、グラニュー糖110gを投入
混ぜ溶かします

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そこに湯煎で柔らかくした水あめ10gも加え混ぜ、溶けたら湯煎から外して

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ハンドミキサーの高速で5分、その後低速に切り替えて3分泡立ててます

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こんな感じかな

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そこに篩っておいた薄力粉を篩い入れて

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ヘラで捏ねの動きが入らないよう注意しながらよく混ぜます
40回ぐらい

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湯煎で待機していた牛乳+バターを少量ずつ加えます
ヘラに当てながら流し入れ、都度混ぜて(ここだけで40回ぐらい)

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バニラオイルも適量加え混ぜます
更に40回でトータル120回混ぜたかな

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直径21㎝の型に流し入れ、ショックを1回
内部の気泡を逃がします

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160℃で35分焼きました
焼きあがったら即座にショックを与えます
30㎝ぐらいの高さから型ごと落下

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型から外してクーラーの上に

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お約束のラム酒
好きなだけ打ち込みます

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天地を返して

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裏面もしっかり打ち込んで♪

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粗熱が取れるまで放置

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粗熱が取れたら二枚にスライス
高さをあわせて・・・

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スライスしたら

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焼き面の表面を削いでおきます(削いだ破片がいいオヤツ、ラム酒が効いて美味しい♪)

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今回はケーキのサイドをクリームでナッペはしません
ジェノワーズが露出しますから外周部の焼き面もカットしておきます
直径18㎝のセルクル型を当てて

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はみ出した部分をカット(これも破片がいいオヤツ~♪)

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あまり綺麗に切れなかった・・・・--;)

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冷蔵庫で冷やしていたプリンを用意して

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その上に一段目にするジェノワーズを置いたら(底面が上ね)

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ひっくり返して

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型を抜きます(抜くのにてこずって淵が少し崩れてしまった・・・・TДT)

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そこにセルクル型をセット
セルクルの高さが足らない^^;
プリンの頭がセルクルより上に出てしまっています
プリンを厚くし過ぎたかな^^;
この上にさらにジェノワーズを乗せますから

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クレーム・シャンティイとフルーツを用意します
用意したのは乳脂肪35%の生クリームとグラニュー糖20g、キルシュ5g
それらを氷水に浮かべたボールに入れ泡立てます

今回はいろいろ思うところがあってクリームやフルーツは最小限
クリームは200mlのみで乳脂肪も35%のタイプ
本当は乳脂肪47%のクリームとブレンドしたいところですが^^;
フルーツも苺のみ
プリンケーキにはプリン・ア・ラ・モードのようにいろんなフルーツが乗った方が似合うのですが
今回のコンセプトは怒りの最小限
苺のみで仕上げます
しかも量も最小限、普通の1パックではなく、食べきりサイズ仕様の少量パックを買ってきました

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4個の苺を半分にカット、合計8個のハーフカット苺をプリンとセルクル型の隙間に挿入
(本当は隙間なく外周に沿って並べたいところですが)

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バランスを確認したら

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丸口金を装着した絞り袋にクレーム・シャンティイを詰め、プリンとセルクルの隙間を埋めます

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そして二段目のジェノワーズを乗せて・・・
セルクルの高さが不足でサイドに隙間ができてしまっていますから絞り袋のクリームで埋めました
埋めた後はヘラで整形

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セルクル型を抜いて・・・
隙間が残っていた場所は埋めてヘラで整形

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TOPは薄くクリームをナッペ
本当はクリームを分厚く塗りたいところですが、なにせ怒りの最小限ですから^^;
でも星口金をセットした絞り袋に残りのクレーム・シャンティイを詰めて外周部を飾って

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そこに残りの苺を薄くスライスして並べます
ここでジェノワーズの断面が未処理なのに気づきました
このままでは冷蔵庫で寝かしていると水分が抜けてしまいます
慌ててシロップを作って・・・

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鍋にラム酒とグラニュー糖を適量入れ、強火に置きます(普通は水も加えるのですが、ラム酒の濃いのを作りたくて^^;)

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これが楽しい^^

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そのシロップをジェノワーズのカット面に刷毛で塗りこんで完成
冷蔵庫で寝かします
当然お誕生日プレートも無し(怒りは深いのだ)

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冷蔵庫のケーキを見つけた奥さん

ケーキ食べていいんでしょ?これって私の誕生日ケーキだよね?

当然のように言う奥さん
ケーキに込められた怒りは全く理解していません
まぁ、奥さんらしい
仕方ない、カットしてやるか・・・--;)

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ちょいとスが多いな^^;
流石に60分は焼き過ぎでした
この感じだと40分~45分が良さそう
ちゃんと覚えておかないとね

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紅茶を煎れていただきます

さるくん、さっきインスタントコーヒー作ってたでしょ
何故また紅茶煎れているの!

べつにいいじゃん・・・・
このケーキには紅茶があうと思ったから新たに紅茶を煎れただけだろ
まったく、いちいち人の行動に因縁つけるのだから
しかもキーキー声で・・・・ぶつぶつ

プリンの厚さに満足
でもクリームが不足ですね
クリームはもっと沢山のほうがいい
カラメルの染みたジェノワーズがいい感じ
もっとカラメルソースを増量してもいいかも

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バトルをしてもケーキは作ります

何故かって?

だって自分が食べたいから(笑

今日は泊まりで出張中

静かでいいね

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