下の娘と桜散歩 隅田川から目黒川 [日常のなかで(Diary)]
靖国の桜を愛でた後は昼ごはん
下の娘のリクエストは極細麺のサッパリしたラーメン
先日記事にした”二代目むじゃき”のようなラーメンが食べたいそう
さっそくiPhoneで神保町あたりのラーメン屋さんを検索
料理の画像をアップさせ、麺の太さやスープの感じをチェック
でも好みな感じの麺が見つかりません
どこも好みよりも太目なのです
しかも時刻は丁度ランチタイムで混んでいますから、神保町でランチは諦めました
次の目的地の浅草で細麺でサッパリ味のラーメンを探しましょう
浅草の桜もチェック
しかし・・・浅草って何処の国よ???
日本語が全く聞こえないし
和服姿も多かったけれど、高い割合で隣国人
一目で解りますね
だって・・・全然似合っていないからねぇ^^;
日本人だと年齢の持つ雰囲気にあったものを着ますから、当然違和感ないのですが
あちらの方はそういうのを完全に無視していますから
昔のお姉さんが少女っぽい雰囲気の可愛い感じの着物を着ているから直ぐに解ります
可愛いいのを着てみたいという事なんでしょうけれど、やはり似合わない・・・・--;)
で、ラーメン
サッパリした味わいで細めの麺という条件でHITしたのがこちら、与ろゐ屋(詳細は別記事で)
食後は隅田川沿いの桜並木を楽しみます
ます浅草側の桜を眺め、桜橋で向島側へ渡りました
桜の季節になると食べたくなるのが桜もち、自分は桜もちが大好物
桜もちは関東風と関西風ではその姿は全く違うものです
関西風の桜餅は道明寺、そして関東風の桜餅は長命寺
その長命寺の桜餅と言えばこの向島の「長命寺 桜もち 山本や」
そう、此処に来たのは桜もちの為
花より団子・・いや、花よりお餅^^;
お店に来ると凄い行列@@;)
流石関東桜餅の本家です
「長命寺 桜もち 山本や」は1717年(享保2年)の創業、桜餅ひと筋、約300年
初代の山本新六さんは墨堤近くの長命寺の門番で、桜葉の利用法として考え付いたのが塩漬けの桜葉で作る「長命寺桜もち」
これがメチャ当って・・・・
江戸時代の随筆集の兎園小説によると、同店で1824年の1年間で販売された桜もちは約38万5000個だそう
この日はイートインはできず、販売だけ
混み過ぎて収拾つかなくなるからなのでしょうか
販売だけでしたので行列が長くても回転は速い
直ぐに買えました
商品は桜もちのみの潔さ
6個購入しました
長命寺 桜もち
03-3622-3266
東京都墨田区向島5-1-14
8:30~18:00
定休日 月曜日
購入後、長命寺に行ってみましたが・・・
あまりパッとしないお寺でした^^;
餅屋の方が有名になるわけだ
桜並木の下のベンチに座っていただきます
開封~^^
関東風の桜もち、長命寺は小麦粉生地を薄く焼いた皮で漉し餡を包み
それに塩漬けした桜葉一枚を巻いたもの
生地の色は桜色
それが自分が良く食べている関東風の桜もち
しかし・・・
しかし・・・
発祥の桜もちは違います
まず塩漬けの桜葉が違う
一枚の桜葉で餅を巻くのではなく、三枚の桜葉が餅に貼り付いています
巻いていないのです@@)
しかも葉っぱが凄く大きい
生地の色が白なのも他の桜もちとは違うところ
桜を愛でながらいただく桜もち、美味しいね♪
さてさて、桜もちの桜の葉
これはどうするべきか?食べる時に取り除く?一緒に食べる?
以前この事を記事ネタにしたことがありました
自分は食べる派、葉の塩味が漉し餡の甘さを引き立てるから
この件に関して、このお店の考えがHPに載っていましたのでご紹介
”「桜もちを包んでいる葉、あれは取るんですか?食べるんですか?」
当店へのお問合せで一番多いのが、この質問です。
逆に「どうなさっておられますか?」とお尋ねしますと、
「葉は取る」というお方もあれば、「葉も一緒に食べるのが江戸っ子」という方もおられ、なかには「1枚だけつけて食べる」折衷派も。
もちろん正解はありません。食べ物は、やはりそれぞれのお好みで召し上るのがなによりだと思いますが、
当店では、桜葉をはずしてお召し上りいただくことをお勧めいたします。 ”
お店のお勧めに従って、葉を取り外していただきます
でも・・・美味しいけれどやはり物足りない
頭が塩気の効いた甘さを期待してしまうのです
なので次の一個は葉ごとガブリつきます
!!!!!!!@@;)
しょっぱい~><
しょっぱ過ぎて、食べられません^^;
しかも桜葉のエグミというか、味が強すぎて漉し餡の甘さを押し上げるどころか漉し餡の味が解らない
なるほど、少なくともこのお店の桜もちは葉を剥がすのが正解のようです
でも葉が無いとやはり物足りない・・・・--;)
最後の一個、最終的に落ち着いたのは一枚だけ付けて食べる食べかたでした^^;(それでもメッチャ桜葉が勝っていたけれど)
発祥の桜もちを楽しんだ後は最後の目的地に向かいます
銀座線に乗って銀座で日比谷線に乗り換え
向かった先は中目黒
ようは帰る方向^^
中目黒と言えば目黒川の桜です
いやいや、これは見事見事^^
夜まで待ってライトアップされた桜も見てみたくなりました
でも今日の行動は奥さんには内緒なのです
奥さんが戻る前に帰らないといけません(涙
6日の桜
満開一歩手前で蕾も若干は残ってはいましたが、その後の天候を考えると6日が花見としてはベストタイミングでした
溢れる程に花をつけた枝、川面を覆う桜のボリュームに圧倒され川沿いを歩くのもふわふわした気分
凄く綺麗でしたが一点だけ物足りない
それは・・・・
桜吹雪がなかったこと
花盛りはもちろん美しいですが、散り始めの淡い桜吹雪の美しさは圧巻
散りゆくその姿が桜の最も美しい瞬間
桜吹雪が作りだす花筏もまた風情があるもの
この日はまだ花筏のボリュームも不足でした
あと二日天候がもってくれていたら最高でしたね
川沿いのお店は花見客用に屋台を出して、美味しそうな匂いに誘われます
ワインを売る店が多く、しかもロゼばかり
自分は花見には日本酒がいいな
美味しそうなものもいっぱいで、お店に入りたかったのですが何処も満席
待つ時間も無く、諦めるしかありません
ローストチキン、食べたかったな・・・大好物なのですーー;)
立ち去り難い美しさ、ずっとこうして見ていたくなります
見ぬ人に 咲きぬと告げむ 程だにも 立ち去りがたき 花のかげかな(兼好法師)
桜が咲くとこうしてお花見、毎年毎年こんなにも混んで人混みにうんざりするのに
でも翌年桜が咲くと見に行きたくてソワソワして落ち着きません
桜には中毒性があるのかもしれませんね
さても春ごとに咲くとて、桜をよろしう思ふ人やはある(清少納言・枕草子より)
ゆっくり静かに花を愛でたいところですが何処も人がいっぱい
花見に大勢の人がやってくる…そこが桜の惜しまれるところ
花見にと 群れつつ人の 来るのみぞ あたら桜の とがにはありける (西行)
花に染む 心のいかで 残りけん 捨て果ててきと 思ふわが身に(西行)
世俗をすっかり捨てたはずの我が身に、桜の色に心が染まるほど強い想いが残ったのはなぜだろう
と、桜LOVEな西行法師
この美しさ、その気持ちもわかります
桜吹雪が美しいと思ってはいても、このまま散らずに咲き誇ってほしいとも思います
世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし(在原業平)
はかなさを ほかにもいはじ 桜花 咲きては散りぬ あはれ世の中(藤原実定)
花と言えば桜、日本人が桜を愛してやまないのは、そこに常なき様、すなわち無常を感じるから
桜など散りぬるも、なほ世の常なりや(清少納言・枕草子より)
そうこうしているうちに灯がはいっていい感じに
夜桜、綺麗でしょうね
お茶をしたくてもいい感じのお店は何処も満席で入れません
こんな時は手軽にバックス
今迄飲み損ねていたマンゴー、ココナッツがいい感じで美味しかったです^^
今日のデザート
TOPSのアイスなんてあるんだ・・・と思わず購入^^;
胡桃、ケーキをイメージさせるカットスポンジ(焼き菓子)も入っています
TOPSのケーキの再現率高く、胡桃に高ポイントでした^^