そうだ鎌倉、行こう 明月院の花菖蒲 [そうだ鎌倉、行こう。(KAMAKURA)]
北鎌倉、明月院
紫陽花寺として有名なこの寺の紫陽花もそろそろ色付き始めた頃
まだ紫陽花には早いですが、この時期は奥の庭の花菖蒲が見頃になります
5月の最後の日曜日、花菖蒲撮りで北鎌倉に向かいました
べすと一緒に行って北鎌倉の後は湘南海岸沿いを走りたかったのですが
実は半分仕事の休日だったのです
仕事の電話が来たら直ぐに対応しないといけません
なのでべすには乗れず・・・・べすの2ストエンジン音が大きいところにヘルメットを被りますから電話の音は聞こえません^^;
最近運動不足だし、丁度いいかな
電車で行って少し歩き回りましょう
明月院の奥に庭は確か10時開門のはず
ならば9時半ぐらいに着いて丸窓を撮りながら開門を待てばいい
そう考えて朝はゆっくり
ココアを濃いめに煎れて寛ぎます
実は退院してからココアが癖になってしまって^^;
と言うのは、退院後傷の痛みに身動きできずベッドの上で暇な時間を過ごしていた時の事
兎に角早く動けるようになりたい
傷の痛みを早く何とかしたいと傷の治りの早くなるスパイスとか食べ物とかない物か暇に任せて検索
するとココアで治りが早くなるデータがあると、ココアの効能を謳うページがいっぱいヒット
何!ココアが???(チョコでもいいみたいですが、砂糖や油脂が多いのが問題)
元々好きなチョコ系統
でも摂取カロリーが心配でした
傷が早く治るとの免罪符をGETした以上怖いものはありません(一体何に怖れるんだ?)
毎日濃いめに煎れて飲んでいたら・・・・
そのまま癖に^^;
一応気を使って砂糖は極僅か(無しは流石に辛いです)で豆乳を少量
そこへシナモンパウダーを振ってできあがり
ココア+シナモン、めっちゃ体が温まります(夏でも体は温めた方が良いようで)
ココアでのんびり寛ぎモード、まさに日曜日の朝って感じ
時間を見計らって駅に向かいます
東横線から横須賀線に乗り換えて北鎌倉へ
鎌倉が一番混むのは6月、紫陽花の季節
今は嵐の前の静けさ
北鎌倉のホームに降りても普通に歩けます(笑
改札を出て日差しを浴びて深呼吸
う~ん、気持ちいい^^
山の匂いが凄く懐かしい
北鎌倉の匂いって落ち着きます
心地よい風を感じながら真っ直ぐ明月院へ
まだ紫陽花は色付きはじめとはいえ咲いてはいます
なので何時もとは違って人が多い
拝観料は300円ですが、6月は500円と季節料金になります
紫陽花の季節は青い壁となる山門への階段も緑一色
紫陽花も白よりも緑のまま
この分だと見頃は三週間後かな
明月院に来たらお約束、丸窓
しかし・・・
えっ、もう奥の庭に人が入っている???
慌てて奥の庭へのゲートへ向かいます
奥の庭は何時から入れます?
尋ねてみると
”10時からですが、日によっては9時半の時も”
何と!、言われてみれば自分も9時半に庭に入った時もありました
すっかり忘れていた~><
奥の庭に入るのは500円の入場料
庭の維持管理にお金がかかるのでしょうが、500円はどうかな
しかも収入に税金かからないし
何だかなぁ・・・--;)
と、思いながらも毎回入ってしまいます^^;
久しぶりの奥の庭、赤地蔵さんと青地蔵さんに屋根がついていました
GWのオフ会の時は無かったと思います(庭には入れないので丸窓から眺めて)
最近付いたのかな
無い方が雰囲気いいのに・・・・
花菖蒲
いい感じの咲き具合です
八分~九分咲き、まだ満開ではありませんが
その代り終わった花もありません
皆初々しく輝いています
花菖蒲、あやめ(菖蒲)、杜若・・・
花菖蒲を見るたびにそれらの違いって何だろうって思います
よく似ていますよね
しかも”あやめ”は漢字で書くと菖蒲
”しょうぶ”も菖蒲、同じなのです
ややこやしい・・・・
さらに”しょうぶ湯”の菖蒲と花菖蒲は別物
もう訳が解りません
しょうぶ湯の菖蒲はサトイモ科
花菖蒲とあやめ、杜若はアヤメ科アヤメ属
違うものなのです
風呂に浮かせるのなら葉っぱだけの菖蒲より花菖蒲の方が風情があっていいのにね
でも菖蒲のあの香りがしょうぶ湯には必要なのでしょうけれど
(確か香りが魔よけだったかな・・・)
咲いている場所に違いがあると言います
あやめ(菖蒲)は畑、杜若は水辺などの湿地帯
でも・・・花菖蒲は両方OK
これも決定打にならない
いろいろ調べてようやく解ったのがこれ
花菖蒲は花弁に黄色い模様がある
杜若は花弁に白い模様
あやめ(菖蒲)は花弁に網目模様
という事らしいです
これで正しいのか今度品川の花屋さんに訊いてみましょう^^
明月院が嬉しいのは所々に座れる場所があること
常時OPENしていない奥の庭にも座れる場所があるのです
花菖蒲を撮った後は其処に座って一休み
風が凄く気持ちいい
鎌倉で一番好きな場所なのですが、その理由が風
山の香りを含んだ穏かな風が頬を撫でてゆくのが心地いい
三方を山に囲まれて、木の葉の囁きと鳥の声が良く響きます
音が余韻を残しながら消えてゆく
残るのは静けさ
いえ、周りの人の声^^;
人の声は邪魔ですが、でもそんなには気にならない
風を感じていると周りの雑音が消えてゆくのです
(それに大声な人も居なかったし^^;)
此処にいるとずっと居続けたくなります
それ程落ち着く場所
このまま風を感じていたい
暫く風を楽しんだら紫陽花の偵察に向かいます
花菖蒲の奥の庭を離れ、紫陽花の咲くエリアへ
まだ色浅い紫陽花たち
でも初々しくてそれもいい
葉漏れ日のスポットライト
何だか凄く気持ちよさそうに見えて^^
日に日に色が濃くなって明月院ブルーに染まっていくのですね
両脇が青い壁になる山門への緩やかな階段
満開時の境内はまるで青い迷路
楽しみです
ただ・・・青い壁以上に人の壁ができますが^^;
殆どが姫紫陽花の境内ですが、がく紫陽花も咲いています
ちょっと控えめで目立たないですが^^;
がく紫陽花なら東慶寺が良いです
石段の両脇のがく紫陽花がステキでしたが、昨年は少なくなっていました
今年はどうなんだろう
ちょっと心配
目的の花菖蒲はコンプリート
さて、何時ものようにお茶を飲みながらゆっくりしよう
電話を気にしながら境内に居ましたが、嬉しい事に一度も鳴りません
今日はこのまま鳴らないような予感
ならば鎌倉で昼ごはんも食べてゆこう^^
では何を食べるか・・・・
紫陽花の季節には少し早いとはいえ、この気持ちのいい季節
鎌倉は混んでいます
小町通りに行っても昼飯難民になるのは確実
それに観光地価格だから候補外(でも甘味屋は許します)
江ノ電に乗って腰越のシラス丼に行こうかなとも考えましたが
海辺は混んでいるのは確実
江ノ電に乗るのは諦めです
あまり人が来ないような場所で歩いて行かれて
そんな条件を満足するのはメジャーなルートを外れた場所
思いついたのは二か所
妙本寺近くのラーメン屋さんと浄妙寺のさらに奥にある蕎麦屋さん
どちらにするか悩みますが・・・
まぁ、鶴岡八幡宮までは一緒の道ですから歩きながら決めましょう
鶴岡八幡宮に向かって歩いていると長寿寺から人が出てきました
足利尊氏の四男で、初代鎌倉公方の足利基氏の創建のお寺
通常は拝観できないこのお寺ですが、この季節は土日限定で拝観できるそう(takenokoさんから教えていただきました)
これは行ってみないとね
撮影目的の拝観禁止って札が^^;
でも拝観者皆さん撮っていますが
多少は撮ってもいいかな(汗
とは言っても室内の撮影は自粛
拝観ルートは決まっていて、一歩通行な雰囲気
特に派手さというか目を引くものは感じませんでしたが静かでいいですね
お寺の中に鶴岡八幡宮の神棚があったのには驚きましたが
お寺に神棚、普通な事なのでしょうか
室内を一通り拝観したら庭へ
庭も一方通行で矢印通りに進みます
なんだか窮屈な雰囲気^^
境内全体が締っている感じ
観光化し過ぎていないような感じもあって新鮮に思えました
そして鶴岡八幡宮へお参り
空腹でも素通りはできません
ラーメンと蕎麦で迷った結論は蕎麦
良く晴れて暑くなったから冷たい蕎麦が食べたいね
それに・・・よからぬ事も頭を過って^^;
休日なのに半分仕事
まったく面白くないです
電話に出られる状態ならば何をやっていてもいいから
勤務先はこう言いますが、何をやってもいいと言われても好きに何でもできる訳じゃない
精神的拘束はありますし、電波の届く場所に居なければいけません
何かあったら直ぐに戻らないといけないし・・・・
全くやってらんないぜ、折角の休日なのに・・・ブツブツ
ん?
何をやってもいいんだよね?
電話に出られればいいよね?
今日は日曜、何かあっても直ぐに戻る必要はないよね?(翌日は営業日だから)
それならば・・・・( ̄- ̄)ニヤッ
そんな事を考えて蕎麦になりました
途中、杉本寺に寄り道
苔生した石段を楽しんで
浄妙寺や報国時がありますので浄妙寺のバス停あたりまでは観光客は多いですが、それより奥は地元民だけ
その奥にある蕎麦屋さん、そうオフ会で行った蕎麦屋さん青海波です
半分仕事中ですが、半分は休み
なら飲んでもいいでしょうって感じで蕎麦前 ( ̄- ̄)ニヤッ
焼き味噌で純米酒を楽しんで
喉越しのいいセイロで〆て良い気持ち
駅まで気持ちよく歩きました^^
勿論甘いものも忘れません
水大福と水饅頭を買って帰り、お家でティータイム~♪
でも、写真撮る前に食べちゃいました(爆
何たる失態、ブロガーとして半人前じゃぁ><