そうだ京都、行こう。 名残の紅葉と舞い散る紅葉 [そうだ京都、行こう。(KYOTO)]
クリスマスも過ぎ京都記事に戻ります
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今回も宿は四条大宮
嵐電の駅に近くてお気に入り
京都に来た以上は嵐電に乗りたいですから
嵐電で特にお気に入りの場所は路面電車になる区間
江ノ電も腰越の路面電車区間が大好きなのです
出張で富山に行った時などは遠回りでもわざわざ路面電車が通る道を選んで^^;
しかも路面電車と並走したりして(笑
さて、京都オフ会の翌日
朝起きたらガイドブック片手にPCのKYBDをたたきながら行き先をチェック
この日の最初の目的は三年前に行かれなかった龍安寺に行くこと
朝ごはんを済ませ、ローキンさんからいただいた水羊羹を一気食いしてチェックアウト
始めて食べる福井の水羊羹を箱食いして大満足^^ 御馳走様でした
福井では水羊羹は冬の食べ物だと某TV番組で言っていたけれど
自分は一年中、いつでもいいな^^
四条大宮駅から帷子ノ辻へ
当然座席には座りません
かぶりつきポジションに陣取ってビュースポット確保^^
帷子ノ辻で北野線に乗り換えて
ここからは単線になるので江ノ電っぽい^^
龍安寺駅から龍安寺へはiPadにナビゲートしてもらいスムーズに到着
iPhoneだと小さくて強度の加齢性遠視の自分には辛いのです^^;
行きたい場所はいっぱい
何か所行かれるかは解りませんが、とりあえずロスタイムは最小限にしたい
こういう時はナビが確実
龍安寺で見ておきたかったのは鏡容池と石庭
鏡容池は境内のほぼ南半分を占める大きな池
徳大寺家の別荘時代に築かれた池は当時のお公卿さんが船を浮かべて歌舞音曲を楽しんだそう
そんな雅なシーンを思い浮かべながらのんびり眺めます
龍笛の音が聞こえてきそうな
それにしても柿が良い雰囲気を醸し出して
この季節の寂しさと静けさを感じさせてくれます
冬紅葉
散りそびれて僅かに残った紅葉
北風に吹かれ、時雨にあい、霜にあたり
色がより一層深みを増し染まった濃い紅の葉
それはそれで美しい
門前の紅葉に驚きました
散りおくれてわずかに残って いる冬紅葉かと思いきや、冬紅葉ではない鮮やかな色彩
見応え十分
まだこんなにも紅葉が残っていたんだ
紅葉を形容する言葉として”錦織りなす”や”赤や黄色の”などがありますが
まさにそのもの
今年は綺麗な紅葉に出会えずに終わるのかと思っていましたから
凄く嬉しい
しかし思わず見上げている視線を地に落とせば
そこには敷き紅葉
紅葉が舞い落ちて地面を埋め尽くしています
落ちた葉も美しい
上からと下からの色彩の攻撃
美しさにサンドイッチされる快感
至福のひと時
錦色に染まった小路、立ち止って上を眺め前に勧めません^^;
ふかふかの分厚い落ち葉のマット
これ程の落ち葉があるのに頭の上にはこの美しさ
最盛期はどれ程のものだったのでしょう
なんとしても最盛期にも来てみたい
上を見たり下を見たり
溜息しか出ません
京都、来てよかった^^
でも、石庭の油土塀にかかる紅葉には間に合いませんでした
師走の中頃という時期
そして平日
凄く空いています
思う存分色彩を味わって
ゆっくり時を過ごします
可能な限り多く廻ろう
そう思っていましたが・・・・・
この感じだと無理そうです
時間を忘れてしまうから
いまの時期にこれだけの紅葉を見られるとは
嬉しい誤算
でも、こうして見れは見るほど
盛期の姿を想像してしまう
こうなるともういけません
来年は秋に来てみたい
問題は如何に休みを取るかという事
でもそれ以上に困難なのは宿の確保
予算内の宿はきっと難しいだろうな
そんな事を考えながら鏡容池を一周
龍安寺を出て次は妙心寺
三年前、この広大なお寺がすっかり気に入ってしまいました
塀の高さ、屋根の形
それらが良い感じに調和して素敵な景観
妙心寺の紅葉はどうでしょう
龍安寺に近いから同じように残ってるのではと期待しながら来てみました
でも残っているのは少ない
良さげなのがあると思えば立ち入り禁止だし^^;
見ることができる紅葉は色が焼けて
ちょっとよろしくない
それでも退蔵院の紅葉は少しだけ残ってくれていました
濃い紅色を纏い静かに移る紅葉
その紅のフィルター越しの陽は紅く辺りを染め抜いて
鮮やかさが増します
貫禄のある紅葉
染まり始めの若い紅葉ではこうはいきません
退蔵院の紅葉を味わった後は再び嵐電に乗って北野白梅町へ
そこからはバス一日乗車券を購入
バス移動で巡ります
そういえば北野白梅町の駅の壁は赤煉瓦でした
撮った写真を現像した時に気付きました
何たる失態
気付いていれば刻印を探したのに・・・・
バスに乗って向かった先は大徳寺
ますは興臨院から
名残の紅葉との貼り紙に誘われました
まずは茶室を拝観
ですが茶室前の名残の紅葉を見た瞬間、心を奪われてしまったのです
思わず縁側に正座して静かに庭に向かいます
凄く心地良い気に満ちた空間
名残りの紅葉を味わいます
一人で飲む酒のように
しみじみと
名残の紅葉、最盛期の鮮やかさはないけれど、散りゆく紅葉を楽しむのも風情があります
ひとひらふたひら舞い散る紅葉
風に舞う訳ではなく
空気が僅かに動くのに合わせて枝から離れる葉
何も重さが無いかのように軽やかにふんわりと
舞いながら静かに落ちて行く
風の音は無く、風に揺れる葉の囁きも無く
静かな空間を舞いながら
着地
”かさっ
そんな”軽やかな音を期待しながら着地の瞬間を眺めると
”ポトッ”
えっ?
何度聞き直しても”ぽとっ”
しっかりした重さを感じさせる音
それは強い存在感
名残の紅葉
季節が移ろう中で役目を終えた葉が舞い落ちる
確かな存在感とともに
この音、存在感
凄く心に響きます
その場から動けなくなりました
何時までも舞い落ちる名残の紅葉が奏でる音に耳を澄ませて
透明な音
何処までも透き通って
自分の姿も形も無くなり、その音だけが響いている
空気が僅かに動く気配
枝から離れ舞う葉
ひとひら、ふたひら
静けさの中を
軽いように見えて
その実しっかりとした重さを持った葉
その音は今迄存在していたことの証
ずっと其処に座して、夕刻まで聞き続けたいぐらいでした
しかしその静寂を破ったのは団体さん
どこぞの団体さんのガイドさんが大きな声で説明を始めます
折角の静けさがーー;)
貸切りな訳じゃないですから仕方ありません
次の場所に移動することにしました
でも、此処に来られた事は今回の京都旅行の一番の収穫
つづく
食べ物が何も出てこないと何だか落ち着かない
自分のブログじゃないみたいだ
なので
この休日に作った鬼饅頭の事を
正式な作り方が今一つ解らない鬼饅頭
ネットでレシピを調べるとそれぞれ違いすぎ
特に気になったのはBPを入れるべきか否か
悩んだ末、BPを入れてふっくらさせたら奥さんからNG
柔らかすぎるそうな
奥さん、名古屋ものを作ると評価が厳しいのです
(奥さんの母親が名古屋出身で奥さんは名古屋味で育ったらしい)
確かに蒸しパンっぽくなってしまった
4本のサツマイモを賽の目にカット
それに薄力粉50g、そば粉50g、砂糖大匙2、BP1g、溶かしバター大匙1、牛乳100で作った生地を流し
40分蒸します
表面のべたつきをなくすのに温めたグリルに入れて5分
そんな感じで作ってみたのですが・・・・
正式な鬼饅頭のレシピ、どこで知ることができるのだろう
意外とどう作っても正解だったりして
サツマイモの切り方と量
見た目がごつごつしていればOKとか^^;