地獄を見た 地獄に心底震えが止まらない 白楽の珈琲 文明 [気になる一品(Delicious)]
北鎌倉から戻る途中、東横線を東白楽で途中下車
横浜三大商店街のひとつ、六角橋商店街に向かいます
メインの通りに沿ってあるに小路、ふれあい通りに今日のターゲットのお店があるのです
日曜日のせいかシャッター商店街と化していますが・・・・
結構いい雰囲気
トイレに向かう通路も
体を横向きにしないと入れません^^;
そんな小路にある一軒の珈琲店、文明が今日のターゲット
サイフォンが並びいい雰囲気
こういうお店はカウンターがいい^^
店はそれほど大きくありませんが二階もあります
これ位の大きさは落ち着けていいですね
大きすぎると落ち着かないし、小さすぎると妙に緊張しますから
嬉しいことに全席禁煙
煙草の匂いは珈琲の香りを味わうには邪魔ですからね
品書きをチェック
珈琲・・・
文明ブレンドでいくか、グランノエルでいこうか・・・悩みながら次のページに
おぉ、スパイシーミルクティとな
しかもスパイスは自分ですり潰すとは
これにしてみましょう
珈琲メインの店で紅茶を頼むのも面白い
スイーツ類
なんと和菓子も
珈琲に蓬草餅ってあうのかな・・・・^^;
そして目的のカレーパン
文明カレーパンと地獄のカレーパンがあります
地獄は罰ゲーム並の辛さとありますが、一体どれくらいなのでしょう
マスターに訊ねてみると
メチャクチャ辛いです。きっと後悔しますよ
と^^;
むむむむむ・・・・・
自分は辛さにはそれ程強くありません
辛いのを食べてしまうとスパイシーミルクティのスパイスの香りが解らなくなるでしょう
それは面白くありません
やはりスパイスの香りは楽しみたい
地獄は諦め、文明カレーパンを頼みました。
本を読みながら待ちます
こういうお店で本を読みながら過ごすのはいいですね
凄く落ち着きます
突然大きな音が背後の壁から
柱時計でした
何時ぐらいの時代のモノでしょうねぇ
所々になかなかいい感じの小物がならんで・・・・
スパイシーミルクティとカレーパンの登場
スパイシーミルクティとカレーパンの登場
スパイスをゴリゴリ擂って・・・・いい香り~♪
ミルクティの中に投入
カレーパンはシュークリーム程の大きさのハード系パンの中にカレーが詰められます
パンの蓋をあけ、中のカレーを一口食べてみます
結構重めの日本式カレーですが、辛さもしっかり
スパイス感もいい感じにありました。
このカレー、ご飯で食べてみたい^^
大きなジャガイモが一個入ります
店には弦楽四重奏が遠慮がちな音量で流れます
ますますまったり気分に^^
お店に置いてあった方丈記を読みながらゆっくり流れる時間を楽しみます
このあと下の娘の通う中学校の文化祭に行かねばならないのですが、あまりの気分の良さに予定時間のギリギリまで楽しみました。
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このあと文化祭に行き、そしてこの記事をアップするつもりでしたが・・・・
なんか気分がスッキリしません
モヤモヤモヤモヤ・・・・
そのモヤモヤの訳は
やはり地獄が気になるのです
なので、このカレーパンの記事のアップは保留にして
地獄を見るために再度訪問
金曜日、仕事を終えた後で地獄に行ってみました
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今日もやはりカウンターに腰かけて
オーダーは珈琲にします
店の名前が珈琲文明というぐらい珈琲に拘った店なのでしょうから、一度は珈琲を味わいましょう
地獄を頼むとマスターから健康第一と止められますが、ここは怯むわけにはいきません
突進あるのみなのです
珈琲は文明ブレンドを頼みました。
サイフォンのままで珈琲が供されます
カップに二杯強の量でした
珈琲を味わいます
まず香りを確認して、それから徐に一口
思ったよりサッパリした味わい
サラッとしています
自分はもっとトロッとした濃いのがいいな
珈琲を静かに楽しんでいると、その心の静けさを打ち破るように前に置かれたのは・・・・
でっかいグラスに入った水
デフォでこんなにも大きなグラスで水が供されるなんて(恐い~><)
大体、既に普通のグラスに入った水は目の前に置かれているのです
にもかかわらず供される水、その訳は・・・・(汗)
そして目の前に置かれた地獄。残してもかまいませんから無理なさらないでくださいね、とマスター
それと一緒に置かれたのは”えんま台帳”
挑戦者はこの”えんま台帳”にコメントを残すのです
既に三冊目になっていて一冊目と二冊目も一緒に置かれました
折角ですから歴代の勇者のコメントを読みながら、この地獄の攻略方法を考えましょう
完食者のページは右側の扉から
縦書きになります
完食しながらも、もう食べませんとか、何やら怖くなるコメントばかり(汗)
ここで悩んでいても仕方ありません
まずは敵を知ることが大事です
それを知らずして作戦など立てようがないのですから
パンの蓋をあけると・・・・・
なんじゃこりゃぁ~
カレーの上にスパイスのパウダーがこんもり山に^^;
ちょっと舐めてみると、山椒にカイエンペッパー、ガラムマサラでしょうか
辛いけれど痺れるような、そしていい香りのスパイス
なんだ、恐れていたけれどこれぐらいならば^^
上をすくって食べてみます
うん、メチャ辛いけれど美味しい~♪
熱い辛さは苦手なさる1号ですが、痺れるような辛さも加わっているので平気な感じです
スプーンをさらに奥に突き刺すと何やら赤い物が?????
何だろう・・・
何か解りませんが、色が凄く危険な香り
ひと匙すくって口の中に
・ヾ(。>д<。)ノ・。゚―ッッ あうっ、あっ、おわっ、えぐぅ・・・・
言葉にならない呻き声
慌てて大きなグラスを手に取って一気に・・・・
それでもまだヒリヒリ、汗どころか涙が溢れて止まりまん
涙をぬぐいたいのですが、指先に少量カレーが付着しました。拭き取ったとはいえそんな手で涙をぬぐったら大変な事になってしまいます。
これは大変なものを頼んでしまった
ギブアップしかないのか
たったひと匙しか食べずにギブアップとは、いくらなんでも情けない
しかし、やはり健康第一だし・・・・
と、かなり弱気に
やはりダメか
さる1号よ、お前は敗者になってしまうのか
”えんま台帳”の左側の扉には敗者のコメントが並びます
敗者は横書きで
ヒリヒリする口の中が静まるまでコメントを読んでいましょう
敗者のコメントが沁みます
そう、やっぱり無理だよなぁ・・・・
一冊目、二冊目の敗者のコメントにも目を通します
あぁ、自分も横書きのページにコメントを残すことになるのか・・・・
敗者のコメントばかり読んでいたらどんどん弱気に
これはいけません、これではネガティブスパイラル
目的達成のためにはポジティブにならないと
ネガのままではできる事もできなくなってしまいますから
こんどは完食した勇者達の言葉に目を通して
・・・・・
ははっ、完食した勇者達も皆泣いているよ(滝汗)
まだヒリヒリする口の中
そうだパンだけの部分を食べれば少しは中和されるかも
パンをつまんだ瞬間、ひらめくものが
パンをそのまま引き裂いてみると丁度いい具合にパンの上にカレーが乗る形に
これだ!・・・^^
舌が焼ける程辛いのですから、舌にカレーが触れなければいい
パンの舟にカレーを乗せて食べれば、舌に接触しているのはパン
それをそのまま飲み込めばいいのは?
まずは実験です
この辛さが食道や胃にどう影響を与えるか確認しないといけません
少量やってみます
舌はOK
食道は熱いですが何とかなります
胃もそれ程のダメージは無い
よっしゃー、もらったぁ~!!!
残りを適度な大きさに分け、パンの舟作戦を繰り広げます
何とか全部飲み込みました
汗じゃなく涙が止まりません
これだけの辛さを一気に胃に送り込んだせいか体に変調が
震えが止まらないのです。しかも腹の奥が熱いわけではないのですが、凄く変な感覚で尋常な感じではありません。
これはヤバイ・・・・下手したら救急車ものか???
大きなグラスにおかわり水を貰って、胃の中の辛さを薄めます
震えが止まるまで大きなグラスに4杯、腹の奥の変な感覚は残っていますが震えは軽い悪寒程度に落ち着きました。
完食の勇者に名を連ねましょう
”えんま台帳”にコメントを描きこみますが、辛さに震える最中に書いたので字がメチャクチャ。震えが半端じゃありません。指の力のコントロールが全くできないのです
元から悪筆ですが輪をかけてミミズ字に(恥)
カレーの中の赤いの、あれはハバネロだそうです。いやはや、道理で・・・^^;
地獄を見た・・・まさにそんな気分
地獄から無事に生還したあとはまったり珈琲を楽しみながら先日読み残した方丈記を
気持ちよく読めました
でも体がメチャ寒い
あまりの辛さに体の彼方此方にエラーが出ているのでしょうね
仕事帰りに寄るのにいい場所を見つけたなー^^
でもオーダーは珈琲だけで
地獄へはもう二度と行きません^^;
あぁ、明日の朝が怖い・・・・・><
珈琲 文明 (ブンメイ)
045-432-4185
横浜市神奈川区六角橋1-9-2
12:00~22:00
定休日 水曜日