そうだ鎌倉 行こう 北鎌倉の彼岸花 明月院、円覚寺から東慶寺へ [そうだ鎌倉、行こう。(KAMAKURA)]
彼岸花が多くの方のブログに登場し
その妖艶なまでに濃く赤い花を眺めながらソワソワ
この秋は妙に予定が立て込んで彼岸花を見に行けていなかったのです。
先日の三連休最終日も鎌倉に向かいましたが降り出した雨に挫折
奥さんの試験勉強の都合で日曜日も終日解放になることが少なくなっていました。
数少ない終日解放日はバイクで温泉ライダー(月イチぐらいなのです~><)
それ以外の半日解放の休日、その日を使って鎌倉に向かうのです。
このところ妙に心に落ち着きを感じません。
余裕を無くし、季節を感じられなくなっていました。
それ故、季節が過ぎ去るのが凄く早い
感じる事のないまま次の季節に移っているので当然です。
落ち着けるはずの北鎌倉に来ても何だかソワソワ
足が地に着いていないような感覚のまま足早に歩いて写真を撮って・・・
ですから撮った写真も何だかしっくりこないものばかり
心のありようがそのまま写るから仕方ありません
鎌倉に来るときは半日解放日の日
アサイチで来ても昼ごはんまでに戻らないといけないという時間の制約があります。
だから撮っていても落ち着けません。
ならば・・・・必殺技です
有給休暇、これを使うしかありません。
平日、人の少ない鎌倉で時間に追われず、ゆっくり過ごす
こんな休暇、しばらく取っていませんでした。
業務上急なスケジュール変更があり、予定表に白塗りの部分が。
これはチャンスです。間髪入れず休暇をキープ^^
無論休暇の取得は奥さんには内緒
休暇を取ったとバレると、人の予定を勝手に作ってくれますから。
朝、何食わぬ顔で何時も通りに家を出て北鎌倉に
自分の仕事のドレスコードはビジネスカジュアルですからそのまま遊びにもいかれます。
こんな時は非常に便利(笑)
まずはお気に入りの明月院
ここ明月院は紫陽花の季節でなければ訪れる人も多くありません
静かで落ち着ける場所
朝九時半、まだ誰もいません
丸窓の風景を楽しんだ後は丸窓の奥の縁側に
縁側に座し、静かに奥の庭を見つめます。
この場所、落ち着きます
鎌倉で自分が一番好きな場所
奥の庭を独り占め、やはり平日はいい^^
静かさに包まれて何も考えず唯座っていると良い心持
ずっと一日中ここに居たい気分
静かさ・・・実際には無音ではなく様々な音が聞こえます
谷を渡る風の音
葉が舞い落ちる音
鳥の囀り
虫の音
それらがいっそう静けさを感じさせます
音に耳を傾け、音に心を遊ばせていると自分の体が風に同化したような錯覚
そう、静けさと無音は違う
音が存在することで無音の世界よりも静けさを感じます
少しずつ音の世界の調和を感じながら音の中にある静けさを感じるまで、
心の奥底の静けさを見つけ、そこに留まり、ついには静寂に出会えるのです。
静寂の中で聞こえるのは吸う息と吐く息、呼吸の音
その音は安らぎ
呼吸の音以外の音は全て風景
ただあるがままに
久しぶりに落ち着けた
そんな気分を味わって気付けば10時半を過ぎています
一時間正座をしていたようです
流石に立ち上がるときに痺れを感じます。こんなに座っていたのは久しぶり。
何とか回復を待って立ち上がります^^;
実は自分は胡坐が苦手
胡坐は腰が苦しいのです
足の痺れと腰の痛みを天秤にかけたら・・・・
足の痺れの方がまし(笑)
久々の奥の庭で落ち着けました。
落ち着いたところで彼岸花達に会いに行きます
一年ぶりの彼岸花達
この花の妖艶さ、魅せられます
明月院は紫陽花寺
6月の明月院は青一色
その明月院ブルーの名残りが一輪
この時期に根性を出していました(笑)
明月院の兎と亀、何を見ているのかな
明月院の次は円覚寺に
此処円覚寺には黄色の彼岸花があります。
でも昨年は黄色の彼岸花は見られませんでした。
さて、今年は見られるのでしょうか。
黄色の彼岸花
滅多に見かけません。
でも自宅近所の菊名駅の南側の線路土手は毎年黄色の彼岸花が咲き誇ります。
でも今年はまだ数輪
黄色の彼岸花は遅めのようです。
この黄色の彼岸花を撮りたいのですが、何せ線路土手
線路に侵入するわけにもいきませんので撮ることができないのです。
流石円覚寺、人も多く賑やか
外国の方たちも多いですね
平日あるある、工事中(笑)
紅葉シーズンを前に、一気に終わらせようというのかな
円覚寺の彼岸花達
大きく群生はしていないですがチラチラ咲いているのも味わいがあります。
黄色の彼岸花を探しましたが今年も咲いていませんでした。
時期がまだ早かったのか、二年前に咲き続ける事ができなくなってしまったのか・・・
残念です。
広い境内をゆっくり散歩
この日は雲一つなく晴れ渡った空
風に涼しさはありますが、陽に照らされればしっかり暑い
でもこんな見事な秋の空を見たのは久々
これだけでも休みを取った価値があるというもの
曼珠沙華
サンスクリット語で天界に咲く花という意味だそう
おめでたい事が起こる兆しに赤い花が天から降ってくる、という仏教の経典から来ています。
サンスクリット語ではmanjusakaと書きます。
華やかな雰囲気ですね。
でも、その一方で・・・
彼岸花
彼岸、この日は昼と夜の長さがほぼ等しく太陽があの世の方向の真西に沈みます。
つまり、あの世とこの世が交わる日
開花期間が1週間ほどなのに、秋の彼岸と時を同じくするかのように開花する彼岸花
あの世とこの世が最も通じやすい時期に咲く花。
う~む、妖しげ
呼び方一つでイメージがこんなにも変わるのですね
あまりの暑さにお茶が飲みたくなりました。
鳩の形の干菓子、美味しかったです^^
円覚寺は広い境内
秋の空をしっかり味わったあとは次の目的地に
北鎌倉セッションの最終地は東慶寺
ここのコジンマリ加減はとても素敵
何より朝の陽の当たり方に特徴があって、なかなかいい雰囲気なのです。
でも今は昼近いですが^^;
花が多く、季節季節を楽しめます
カメラをぶら下げた人たちの割合が多い場所
この日も平日にかかわらずカメラをぶら下げた人たちがいっぱい
自分もそのうちの一人ですが・・・^^;
ここの彼岸花達は丁度満開を過ぎたところ
間に合って良かった^^
この花、自分には妖しさの方を強く感じます。
真っ赤な彼岸花、異様に華やいで妖しい気配
葉も無く花だけ
しかも妖しいまでに赤く、大きな花
この押しの強さ
彼岸花だけを見ているとやはり疲れます
こんな時は・・・・
ちょっとこっちで一休み^^
彼岸花は長い蕊が魅力的
ついついアップで撮ってしまいます
で、アップの量産ばかり・・・^^;
引いて撮りたいのですが
これがまた難しい
なかなか思うようにいきません
木漏れ日のスポットライトを浴びた彼岸花
その輝きに魅せられながらも・・・
息抜きににコスモス
まるでメインと付け合せ、料理みたい・・・
ん?・・・・
時間はお昼、お腹が減ってきました(笑)
お腹が鳴っているのも気が乗らなくなるもの
昼ごはんにしましょう
今日は蕎麦にしようかな、それともカレーが良いかな
東慶寺を出て小町通りに向かい歩きます。
それにしても空が綺麗だ。限りなく透明でピュアに青くて
小町通り
漂ってきたカレーの匂いにトドメを刺されました。
このカレー屋さん、休日に前を通ると凄い行列の店
平日も行列ですが、休日よりはすくない
気付いたら並んでいました(詳細は次記事で)
食べ終えた後は八幡宮に
ここの彼岸花は毎年楽しみにしています。
しかもタダ^^
(彼岸花鎌倉セッションの八幡宮、瑞泉寺は別記事で)