庭園を楽しみながら食す香り高い蕎麦 御殿場・川島田 遊季庭かわ嶋 [静岡の蕎麦]
この日は御殿場に出張
さてさてランチは何にしましょう
昨日はラーメン、ラーメンが続くのは血圧に悪そうだし、定食類はちょっと重い
軽くとなるとやはり蕎麦がいい
どうせならネタにしたいから新規開拓で
そんな訳で今迄行ったことのない蕎麦屋を探します
そして見つけたのが”かわ嶋”
ナビにセットして案内を頼んだのですが、到着した場所は・・・・
えっ?ここが蕎麦屋さん????
料亭じゃないよね ( ̄Д ̄;
右の岩にも”かわ嶋”ってあるし
左の看板にも”かわ嶋”ってあるから間違いないと思うけれど・・・・
ちょっと行ってみましょう
なかり広い庭だけれど
うわっ、なかなかの庭園
せせらぎの音が心地いい
これが蕎麦屋さんのようです
橋なんかもあって趣あるなぁ
橋から眺めると奥の方に大きな家
元はかなり大きな農家なのでしょうか、これだけの庭、手入れが大変でしょうね
もう気分は蕎麦より庭、少し散策したくなります^^
でも雨が結構強いので諦めてお店へ
(傘を持たずに来たのです^^;)
”遊季庭”
ほう、なかなか風情ある名ですね
早速入店
玄関で靴を脱ぐスタイル
玄関横のwaitingスペースには丸窓も
店内はいくつもの部屋に分かれています
自分が認めただけで4部屋
夫々の部屋から庭を眺められます
庭を楽しみながら蕎麦を食べるというコンセプトのお店のようですね
自分が案内された部屋
他の部屋はほぼ正面から庭を眺められますが、ここは端側
他に比べ景色が地味ですが、雨音がよく聞こえます
せせらぎも直ぐ前でカーブしていますから音がはっきり聞こえて耳に心地いい
凄く落ち着く空間
できることなら寝そべって寛ぎたい^^;
お茶は冷たいほうじ茶
品書きを確認します
品数は少なくシンプル
初めてのお店ですから当然”せいろ”をオーダーします
普通盛りのせいろが1000円とちょっと割高なのはお庭代ってことかな^^;
大盛りは300円増し、お代わりせいろは700円
お代わりもオーダーしました
雨音とせせらぎの音を楽しみながら静かさを味わっているとせいろが到着
蕎麦は断面がスクエアな細打ち
エッジは若干甘いですが適度な星があって香りも良さそう
汁は器にいっぱい入っています
多過ぎて食べ辛そうなくらい^^;
薬味は葱に山葵、それに辛味大根
そして漬物も付いてきます
蕎麦湯が最初から乗っているのはちょっと残念
やはり食べ終えるタイミングで熱々のを出して欲しい
まずは蕎麦のみで手繰ります
唇に軽く加えて一気に啜ると立ち登る蕎麦の香り
夏の蕎麦でこれだけ香れば十分です
喉越しはエッジの甘さ通りの感じ
唇の滑りに若干のざらつきがあって抵抗は大きめ
喉越しの心地よさはそれ程ありません
が、噛むとドンと溢れる蕎麦の甘みと香り、これはいい
でも嚙み潰した時の反力は頼りなげ
だらしない程ではありませんが、もう一寸頑張って欲しいと感じます
でもギリ許容範囲
次に汁を味わいます
少量唇に含んで舌先に送ると最初に感じるのは甘さ
これがめっちゃ甘い
後味に甘さが気になるぐらい
甘さに他の味が隠れてしまっています
次に蕎麦を汁に浸けていただきますが、啜った瞬間からやはり甘さが気になり浸け具合に悩みます
濃さはいいのですが、甘い
折角の蕎麦の香りが汁に沈んでしまう
どうすれば・・・
ここで辛味大根の出番
汁に辛味大根を加えると甘さは少しマイルドになりました
それでも味覚が甘さに飽和してしまいます
そうなると山葵の出番
香りよく瑞々しさも良好
汁は甘過ぎですが蕎麦の香りは満足
なのでお代わりせいろもオーダー
せいろだけ来るのかと思ったら汁と薬味も到着
でも最初の汁はしっかり入っていたおでお代わりもその汁だけで足りました
この香りと甘みのしっかりした蕎麦、キリッと辛めの汁で食べてみたいな
蕎麦湯は普通に茹で湯
あっさりタイプ
甘めの汁は蕎麦湯で割って飲むと美味しい・・・・のはずですが(自分の食べ歩きの経験上)
漬物をトモに蕎麦湯をいただきます
貸切状態の部屋、蕎麦湯を飲みながら雨音を楽しんでいると根が生えてしまいそう
で、しっかり根が生えたようで11時半に入店して出てきたのは13時半近く^^;
遊季庭かわ嶋 (ゆうきていかわしま)
0550-84-3719
静岡県御殿場市川島田284-5
11:00~14:00 (L.O)
定休日 月曜日&火曜日