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柔らかな汁で味わう蕎麦 牛久の蕎麦 そばの心 志茂部 [茨城の蕎麦]

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今日もつくば、つくばの蕎麦屋はほぼ行きつくしたようで新たな店の発見がありません。
ならば隣町、牛久で探してみました。
今日のターゲットは志茂部、480号線沿いにある蕎麦屋さんです。

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店内は和のいいい雰囲気、座敷が二間に囲炉裏の席

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壁際にも畳の席がありました

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蕎麦屋は良いですねぇ
和の雰囲気は落ち着きます。^^

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囲炉裏の席に陣取ります。
お茶は緑茶、これは残念。
緑茶のタンニンは蕎麦の味を損ないますから。
やはり蕎麦屋は蕎麦茶で迎えて欲しいです。

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品書きを確認します
もりが800円、大盛りにすると300円増しです。
しかし今日はサービス期間だそうで大盛りも普通盛り料金だそう。
これは嬉しいです^^
初めての店は”もり”と決めているのですが、気になる品が・・・
そう、薬膳カレーそば
これは気になります。
次の楽しみに取っておきましょう。

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二種類の鴨汁そばも鴨好きには気になります^^

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温かな蕎麦
ここで気になるのはカレー南蛮そば
先ほどの薬膳カレーそばとどう違うのでしょう

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一番気になるのはこれ”蕎麦ぜんざい”
甘党にとっては凄く気になります^^

注文したのは大盛りと蕎麦ぜんざい、基本ですね。^^

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蕎麦の到着です
蕎麦の山が三つ
普通盛りは山が二つ、大盛りだと三つなのでしょう。
艶やかで綺麗は表面の蕎麦は断面がスクエアで喉越しが良さそうです。

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まず蕎麦のみで啜ります。
啜った瞬間に立ち上がる蕎麦の香りは少なくあまり感じません。
喉越しはよく唇の表面を気持ちよく滑ってゆきます。
噛み応えも良い感じ。
プツンとした感触で噛み切れます。
啜った蕎麦の一本一本を確認できるような存在感を感じる蕎麦
良い感じです。

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次に汁を一口、口に含み舌の上に導きます。
舌の表面に広げて味わうと・・・
ちょっと甘さが強く感じます。
でも後口に残る程ではありません。
優しい汁、輪郭は甘く、シャープさはありませんがホッとする味わい。

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蕎麦を汁に浸けて啜ります
柔らかな汁の旨味が口いっぱいに広がります。
旨味はしっかり厚く、その旨味が引いてゆくと蕎麦の甘みがじんわり染みだして・・・
うん、美味しいです。
ガツンとした香りがあるわけではありませんが、落ち着く美味しさ。
しっかり咀嚼すると蕎麦の香りと甘みが口に中に広がって幸せな気分^^

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薬味はオーソドックスに葱と山葵
葱が綺麗にカットされています。
山葵も良い香り、満足できました。

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蕎麦を汁に浸けて啜ります。
喉越しの良い蕎麦は喉に快感を与えながら喉の奥に飛び込んでゆきます。
蕎麦はいいなぁ
久しぶりの蕎麦、その甘味と香りに満足しました。

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蕎麦湯は一寸白濁
今日最初の客なのに白濁ちは・・・・
打粉が多いのかな

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でも体が温まって良いですね^^

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そして蕎麦ぜんざいです。

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蕎麦がきが凄く美味しそう^^

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ネットリ、ムッチリした蕎麦がきは官能的
口が喜びます^^
小豆の甘さも良い感じ。そして蕎麦の実の香ばしさが良いアクセント。


後を引く甘さ、5杯並べて食べたいです。^^

 

そばの心 志茂部 (シモベ)
029-874-0392
茨城県牛久市栄町3-184
定休日 木曜日

 

 

 


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常陸秋そばの香り つくばの蕎麦 蕎麦一 [茨城の蕎麦]

新蕎麦にはまだ早い・・・・・解っているのですが体がいい加減蕎麦を食わせろと言いだしています。
この夏、妙に体調が悪かったのも蕎麦が足らなかったせいなのかな。(笑)
今週も つくば で仕事ですから茨城の蕎麦を楽しむことに。

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今日のターゲットは蕎麦―、ちょっと解り辛い場所にある蕎麦屋さん。
看板を見つけてから店を見つけるまでに一寸彷徨いました。
建物の横奥にあるのが解りにくいです。

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白暖簾の横の部屋は蕎麦打ちの部屋

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店内は蕎麦屋さんらしい内装。
座敷二卓とテーブル席

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熱い茶を啜りながら品書きを確認します。

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勿論確認するまでもなく注文するものは決まっています。
初めての店では盛り、これは拘り^^
もり(700円)の大盛り(+300円)をオーダーしました。

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この店が強く勧める品はひやかけ、ひやかけの辛み大根おろしが魅力的ですね。

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皿に盛られた蕎麦は大人しい感じ。
細打ちですが極細ではなく普通のサイズ。表面は左程艶やかな感じはなく、若干の星見えています。
断面はスクエアですがエッジは甘い感じがします。

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蕎麦のみで啜ってみます。
啜った瞬間、仄かな蕎麦の香り、強く香り立つタイプではありませんが優しく香る感じです。
唇を滑るその蕎麦には若干の抵抗感、喉越しの滑らかさは左程ありません。
噛み切ったときの感触はペシャっと潰れる感じで、弾力は感じない蕎麦。
茹でが多めなのか柔らかさが先に感じる蕎麦でした。
咀嚼してゆくと、しっかりした蕎麦の香りが出てきます。
久々の蕎麦の香りは嬉しいです。

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汁を少量口に含みます。
甘さが強めの濃い汁
ダシはよく香って、ダシの香りで濃くても飲める感じ。
輪郭ははっきりぜず、ぼやけた後味。
甘みが残るせいでしょうか。

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蕎麦を汁に浸けて啜ります。
啜った瞬間に広がるダシの香りと旨味。
その後で湧き出す蕎麦の甘み。
濃いめの汁で蕎麦の甘みが押し上げられるよう
ただ、濃い汁ですから浸けすぎると汁のダシの香りしか感じません。
1/3程度浸けた時が一番蕎麦の甘みを引き出せるようです。
個人的には細打ちの蕎麦は凛とした汁で食べたいですね。そう、背筋が伸びるような感じの汁で。

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薬味は山葵と葱
山葵は瑞々しさが足らない感じで香りは少なめでした。

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あまり自己主張しない大人しい蕎麦でした。
啜った時に感じる抵抗感と噛んだときの食感の頼りなさは好みではありませんでしたが、久々に蕎麦の香りを楽しむことができました。

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蕎麦湯もセオリー通り、普通に茹で湯

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甘い汁を蕎麦湯で割って楽しみました。

 

蕎麦一
029-855-6156
茨城県つくば市竹園2-7-27 INOレジデンス1階
11:30~15:00
定休日 月曜日

 

 

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有るところには有るもので・・・・^^

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最初の三口は違和感の嵐、それを過ぎると口が馴染んで・・・・・

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そういうのも有りではないかと^^。でも粒粒のコーンがいつまでも邪魔でした(汗)

 


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ガツンと太く啜れない蕎麦 つくばの蕎麦 ゐ田  & 桜井のアンドーナツ [茨城の蕎麦]

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今回の出張はつくば
この日は仕事のスケジュール的に空き時間が発生しましたので昼御飯は少し山の方に行ってみました。
手打ちそば”ゐ田”。ずっと気にしていた店なのですが、市街地からかなり離れてますので、なかなか行く機会がありませんでした。

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こんな路を進んでゆきます。

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途中で気になる菓子屋さんを発見。
ここはたしかブリザドさんのブログで見た記憶が。。。。

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アンドーナツの紹介記事だったと記憶しています。
しっかり油の染みたドーナツが白い砂糖の薄衣をまとって並んでいます。
真夏に食べるのはキツそうなじっとり感。
昔からのアンドーナツといった趣^^
隣は鹿の子饅頭と最中が並んでいましたが・・・・反射で写っていない><

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和菓子屋さんというより和菓子も置いてある駄菓子屋さんかも^^
お土産にドーナツを買いました。


桜井菓子店
茨城県つくば市神郡76
0298-67-2750
7:00~17:30
定休日 木曜日

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アンドーナツを買った後は目的地を目指します。
ちょっとした集落に入ります、路はかなり狭いです。
そのうえクネクネ曲がり、上りこう配もかなりのもの。
本当に大丈夫か?迷っていないか?と心配になりゆっくり登りますが・・・・
後ろに地元車に貼りつかれて思わず見つけたスペースにエスケープ。

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ふと見たらそこが目的地でした(笑)
車のエンジンを切り、降りると・・・長閑な鳥の声とこの葉の囁き、静かな時間がそこにありました。

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暖簾を潜り、中に入ります。
土間が良い雰囲気。

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一人なので窓側の小さな席に陣取ります。

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奥の座敷はこんな感じ。

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おしぼりがちゃんとしているのが嬉しいです。
端袋に季節があります。
風流ですね。

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一番嬉しいのはこの貼り紙。^^

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品書きを確認しましょう。

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品書きは至ってシンプル。種類は左程多くありません。
”つけ”が盛り蕎麦のこと。
1000円が普通盛り、大盛りは400円増し。

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蕎麦についての説明がありました。
ウチの蕎麦は太いから、しっかり噛んで食べるようにと。
噛んで甘味を香りを味わうようにとも書いてあります。
蕎麦は喉越しだけじゃない・・・・・その通り!と頷きながら読みます。^^

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品書きを見ていて凄く気になったのがこれ。
一日十食の限定品。
これは気になります。でも、この店に不似合いなエスニックと激辛の文字が・・・・

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カレー蕎麦でした。
カレー南蛮に2600円!、これは一体どんなカレー南蛮蕎麦でしょう。
凄く気になりますが、初めての店では”盛り”、これを覆す事はできません。
しかもフランスパン付きという文字がさらに気持ちをヤキモキさせます。
普通カレー南蛮には白飯です。
白飯とカレー南蛮の汁の相性は言うまでもありません。
なのに、フランスパン・・・・・あえてご飯ではなくフランスパン。
そこにどんな意味があるのか・・・・・
しかもこの価格です。気にするなと言う方が無理(笑)

そういえばお茶が出てきていない・・・・忘れられているかな?

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と、思っていたら出てきました。
何と抹茶です(驚)
蕎麦を食べる前に抹茶が出てきたのは初めて。
食前に飲むお茶ではないと思うのですが・・・・・・

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抹茶茶碗を眺めて通を気取って(笑)
でもよく判らないです^^

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抹茶を飲んで暫くすると蕎麦がやってきました。
器がまた良いい感じ、蕎麦の色に良く合っています。

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この蕎麦・・・・太いなぁ。
たしかに品書きに説明がありましたが、ここまで太い蕎麦は初めてです。
そして短い。長さは長いもののも10cm位で啜ることはできません。
蕎麦は喉越しだけではない、と、品書きに書いてありましたが、これは端から喉越しは考えていませんね。
有無を言わさず噛んで食べるのだと(笑)

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啜ってみます。・・・・無駄でした。(笑)
長さが無いのもありますが、蕎麦が唇を滑りません。
ひと箸、ひと箸、口に運ぶ感じです。


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啜りませんから香りは噛んで初めて感じます。
流石極太、噛むごとに蕎麦の香りと甘みが奥歯からガツンガツンと飛び出して来ます。
じんわり滲み出る感じではなく、顎の動きに連動して香りが押し出される感じ。

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汁を確認してみましょう。
少量を口に含みます・・・・うわぁ、濃い!
後口は甘味が残る事は無く、辛くて飲めない事もありません。
ただ、凄く濃い感じなのです。
こんなに濃い汁は初めて、濃すぎる汁で良い記憶はありません。大丈夫でしょうか・・・・

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心配しつつ、蕎麦を汁に浸けて口に運びます。
蕎麦が短すぎて蕎麦に汁を浸ける量を調整するのが難しく、完全に浸す感じに。

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こんなに濃い汁に完全に浸して大丈夫かな。。。。
と噛んでみます。
途端、凄い蕎麦の香りと甘みが。
この濃い汁が蕎麦の甘味を押し上げています。
この極太の蕎麦の甘味を押し上げるには此処まで濃い汁でないと役不足なのでしょう。
汁無しより確実に甘味と香りが感じられます。

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薬味は葱と山葵と大根おろし

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量は凄く可愛い量。^^

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蕎麦の野性味に比べて何とも愛らしい山葵。
自分は蕎麦に山葵を使いませんからこれで良いですが。

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大根おろしもそう。
汁に溶いたり、蕎麦に乗せるのではなく、口直しに舐めるために有るような感じ。
これはまさに自分の薬味の使い方そのものです。
この店のコンセプト、自分にぴったり。

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薬味で口直しをしつつ、ガツンと香る野性味あふれた蕎麦を楽しみました。

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蕎麦湯は白濁のどろりとした湯。

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この蕎麦湯がまた良い香りでした。

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飲み終えた後も香りがいっぱい。

 


なかなか美味しい蕎麦を楽しむ事ができました。
やはり、カレー南蛮wフランスパンが気になります・・・・・^^;

 

 

手打ちそば ゐ田(手打ちそば ゐ多゛)
茨城県つくば市筑波552-3
029-850-8082
11:00~19:30
定休日 木曜日

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さあ、お土産のアンドーナツを食べましょう。
一個90円でした。
大きさは小ぶりですが重さはしっかりしています。

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割ってみると、昔ながらのアンドーナツ。
記事に染みたじっとり油のコクが濾しアンの甘味と合わさってどっしりした旨みを感じさせます。

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フワフワとかサッパリとかは無縁の味わい。
しっかり甘く、どっしりとした油、多少の疲れなど吹き飛ばしてしまうようなインパクト。
ただ・・・流石に5個は辛かったです。ちょっと胸やけがぁ(汗)

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この土日は つくば での仕事。
連日ハードに過ごしているせいか、妙に香辛料を体が欲します^^
そうです、次記事はカレー(笑)


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ある意味入り辛い店 つくばの蕎麦 手打ちそば 更科の里 [茨城の蕎麦]

珍しく常磐道谷田部ICで降りて、サイエンス通りを北上、片側三車線でペースの速い道を流れに乗って走ります。
もうすぐ11:15分、ちょっと早めですがお昼ご飯にしてしまうのも良いでしょう。
11:30分開店の店は多いですから。
良さげな蕎麦屋かカレー屋でもないかなとチェックしながら走っていると・・・・・

左へ大きくカーブした道、手前の建物で奥が見通せません。
障害物を過ぎたその瞬間

あっ、蕎麦屋だ!
しかも11:15なのに2台の車が駐車場で開店を待っている!
これは期待できるか!?

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しかし、流れの早い道、左に寄るタイミングがつかめず通り過ぎてしまいました。
Uターンも困難な道ですから、左折し、細い道をぐるっと回って手前に出る事に。
しかし、その道が迷路、ようやく元の広い道に出て左車線を走りますが・・・・・
障害物を通り過ぎた瞬間にあらわれる蕎麦屋。
あわてて急減速しながら左折、駐車場へ。
これは別の意味で入り辛い店ですね。^^)

暫く待って、開店の時間。
暖簾がしっかりかかるまで外で待っています。
暖簾のかかった入り口を撮りたいですから。
暖簾は店其々、蕎麦のように店ごとに味が違って楽しいです。
ここはオーソドックスな暖簾。
蕎麦もオーソドックスな正統派なんでしょうね。
店内禁煙の札が嬉しいです。

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店の中は明るく気持ちいいです。
太陽光が多く差し込む店は気分も明るくなりますね。

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お~お、暖簾の通りの普通に冷やしタヌキなんかを頼みたくなるような蕎麦屋さんの品書き。
重ね盛りを注文しました。ようは盛り蕎麦二枚です。

もり1枚が600円を切っている・・・
微妙だなぁ
やはり普通で終わってしまうのか。
いや、その割には・・・・

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鴨に凝っていたり・・・・

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そばがき もある。
そばがき が品書にある店で外れる確率は低いです。
普通の街の蕎麦屋では そばがき は出しません。
あらためて店内を見渡すと御主人が蕎麦を打っています。
蕎麦を切る包丁のリズミカルな音が耳に心地よく響きます。

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でもこれは雰囲気ないです。
紙は止めてほしいですね。何となく貧乏くさいですから。
(品書きの価格からいったら仕方ないのでしょうけど)

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緑茶かぁ・・・
これはいけません。タンニン成分が蕎麦の味を邪魔してしまいますから。
横に団子が一個。
蕎麦白玉団子のようです。
団子が出てくるとは、甘味もあるのでしょうか。
品書きを見直すと・・・・

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ありました。
しまった!よく見ていなかった。
これだったら盛り+蕎麦白玉あずき にしたかった・・・・><

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二段重ねがやってきました。
更科を店の名にしているのに色は普通。
そういえば品書きに更科の文字は無かった気が・・・・
器の感じと言い、蕎麦の盛り方、レイアウト。
トラディッショナルスタイルの蕎麦ですね。


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蕎麦は平たい蕎麦
幅が不均一なのが気になります。
きしめん率(*1)が1.8~3.5とばらつきが大きいようです。
*1:きしめん率は蕎麦断面の縦横比 蕎麦打ちブロガー たーさん の提唱される基準項目です。

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早速、蕎麦のみで手繰ります。
香りが立ってくる蕎麦ではありません。
噛み応えはしっかり、コシがあります。
喉越しは平たい蕎麦特有の突っかかりを感じさせながら喉の奥へ飛び込む感じ。
気持ちいい喉越しではありません。

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汁を口に含んで舌先で味わいます。
甘めで酸味を強く感じます。
スキッとした感じは無く切れよりも柔らかさ重視の汁。
濃さは濃すぎませんが、甘さが後口に少し残ります。

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蕎麦を汁に浸けて啜ります。
幅広の蕎麦は啜り辛いですね。
口に中に飛び込んだ蕎麦、最初に感じるのは汁の甘さ。
それが落ち着いてくると酸味が顔を出して来ます。
しっかり腰のある幅広蕎麦をしっかり咀嚼していると蕎麦の甘味と香りが奥歯のあたりから広がってきます。
しかしそれは口いっぱいになる程ではありません。

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薬味は葱に山葵、そして大根おろし。
大根は普通の大根。
葱は極細にスライスされ綺麗でしたが瑞々しさを感じませんでした。
山葵は・・・

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ちょっとボソボソで瑞々しさはありません。
辛みと香りも少なめに感じました。

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蕎麦の味が薄く感じ、途中から味に飽きてきた感がありましたので、葱や山葵を乗せて食べたりしました。
汁に浸ける量は1/3程度が一番蕎麦の甘味を感じました。
蕎麦の味に対して価格は妥当な感じです。

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蕎麦湯
これまたトラディッショナルな濃さ。
これぞ蕎麦湯って感じの蕎麦湯です。

蕎麦湯
これまたトラディッショナルな濃さ。
これぞ蕎麦湯って感じの蕎麦湯です。
甘めの汁は蕎麦湯で割ると美味しいですね。
しっかり全部いただきます。


蕎麦の味、香りは価格を考えれば妥当です。
コシはあって良いのですが、蕎麦幅のばらつきが大きいのは気になるところ。
蕎麦の甘味は次回の楽しみに取っておきましょう。 

蕎麦は更科ではないのに、何故更科を名乗っているのだろう。
不思議に思いながら帰りがけに店を見渡すと・・・・ありました。
入り口わきのランチセットのサンプル(実物サンプル)に更科のセットが。
色白の透明感ある更科、どうやら更科は限定品のようでした。
店に入った時は開店早々すぎてサンプルが間に合わなかったようですね。^^


さらしなの里
029-838-0882
茨城県つくば市上横場256-1
11:30~
定休日 水曜日

 

 

 

 

 


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繊細な細打ちの蕎麦茨城の蕎麦 手造りそば 季より  [茨城の蕎麦]

今朝起きたら腰の状態がぶりかえしていて、かなり痛いです。
電車で出勤するのが辛いぐらい。
先日のリハビリ(朝散歩)はやり過ぎだったか?と一寸後悔しますが仕方ありません。
車で出社します。出社して向った所はウェルネスルーム。無料でマッサージが受けられます。
実は福利厚生としてマッサージルームがあり専任の療養師が常駐しているのです。
朝イチで腰の筋を解してもらいました。
何とか仕事ができる状態になりましたので出張に向いましょう。

今回の出張は茨城はつくば。
つくばでも牛久に近い地域なので牛久の蕎麦屋を開拓します。

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今回のターゲットは季より。
つくは牛久ICから向います。R6の団地西の信号から右折して住宅地に入りますが、この信号が曲がり辛いです。
右折禁止なのかと一瞬思いましたが、前の地元車が右折したので一安心。
迷いながらも何とか到着。

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今日は出発が遅くなりましたので昼ご飯の時間を後ろにシフトしています。
心配なのは一日15食限定のこの蕎麦。
まだ残っていると良いのですが・・・・

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普通の民家を改造した造りで、ロケーションといい、隠れ家的雰囲気がたっぷりあります。

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入り口でお出迎えしてくれるのは石臼。
この臼で手挽きした蕎麦なんですね。

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店内も当然ながら普通の民家を改造した造り。

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各部屋は個室になっていて隠れ家の会合の場にするのに良い感じです。

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なかなかいい雰囲気があります。

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品書きには封が。
これを解く儀式が必要です。

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もりの重ね(盛り×2枚)に決めました。
蕎麦は十割です。

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ぜんざいも気になりますが・・・

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ケーキのような玉子焼だって?
鍋焼き玉子が気になります。これを頼みました。

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蕎麦とぜんざいがセットになったコースも。
時間が無いのでコースの選択は無理ですね。

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茶碗がかなり大きいです。
おしぼりもちゃんとしていて良い感じですね。

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鍋焼き玉子焼から。付け合わせもあるのですね。

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つけあわせは蕎麦リゾット
蕎麦の実の入った和風リゾットです。
落ちつく味わいでした。ちゃんと米のつぶつぶ感がしっかり出ていて良い感じです。

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柿の白和え。
柿の甘味と爽やかさを感じる一品でした。
柿って爽やかさもあったんですね。

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玉子焼・・・・
味は普通。だし巻き玉子が大きく焼かれただけ。
意外性はありません。
スが多く、舌触りが悪いです。
付け合わせは美味しかったのですが・・・・ちょっと残念。
直火焼きではなく、オーブンで湯煎焼きにすればもっと舌触りがよくなり、玉子の良さを出せると思うのですが・・・

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蕎麦が運ばれて来る前に薬味から

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続いて蕎麦が運ばれて来ました。
緑色がかった極細打ちの蕎麦です。
蕎麦の断面もスクエアで好みの蕎麦、期待が持てます。

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蕎麦のみで啜ります。
啜った瞬間から蕎麦の香りがふわっと立ち上がって臭覚をそっと撫でて行く感じ。
甘味もしっかりあって美味しい蕎麦です。
噛み切ると抵抗感もしっかりあって腰はしっかりしていますが、反力が感じられません。
噛み切る時に歯に伝わってくるプリッとした弾力は無く、ただぐしゃっと潰れるだけです。
使っている蕎麦の特性でしょうか。
エッジはしっかりしています。

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薬味は山葵と辛味大根。葱はありません。
山葵が無く、辛味大根と葱だけの店は多々ありましたが、葱が無い店は初めてです。
山葵は香り良く、瑞々しさも十分、舐めると爽やかな刺激が鼻腔を刺激します。
辛味も適度で美味しい山葵でした。
大根の辛味もしっかりあって良い感じです。

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汁を確認しましょう。
ちょっと口に含みます・・・濃いですね。
辛さと酸味が強い感じを受けます。
シャープさはありますが強過ぎて円やかさを感じません。
辛口で甘ったるくないのは良いのですが、ちょっと辛過ぎ。

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蕎麦を汁に浸け啜ります。
濃く、辛い汁に浸けるのは難しいです。
少しでも浸け過ぎると口の中は汁の味で支配されてしまい蕎麦の香りが判らなくなってしまいます。
蕎麦の1/4程度汁に浸けると良い感じですが、それでもまだ汁が強い気がします。

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蕎麦湯が来ましたので、汁に少量加え、薄めてみます。
これが良い感じに決まりました。
頃合いの濃さになって、蕎麦の半分を浸けて啜れます。
これくらいの割合の時が一番蕎麦の甘味を引き出すと思うのですが。
辛過ぎると甘味を引き出す前に汁の辛味だけで終わってしまいます。
辛味がないと蕎麦の甘味を十分に引き出せません。
濃過ぎる汁は何時までも汁の味が口に残り、蕎麦の味より汁の味ばかり感じてしまいます。
薄過ぎる汁は蕎麦の香りを消すだけで何も蕎麦に与えてくれません。汁に浸けずに啜った方が美味しく感じます。
若干カスタマイズした汁で啜り続けます。
汁の香りのが消えてゆくと蕎麦の香りが押し上がってきます。
この感じがいいのです。汁が濃過ぎると汁の香りが消えず、蕎麦の香りが沈んでしまうのです。
極細の蕎麦ですがしっかり噛んで甘味を楽しみます。
汁の辛さが適度だと蕎麦の甘味を引き立ててくれますが、辛過ぎると塩辛さだけが残ってしまい。甘味を感じなくなります。

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蕎麦湯の濃さは適度。

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実は自分で売り切れでした。
間に合って良かった・・・

茨城県牛久市牛久町15-2
029-875-4891
11:45〜16:00
定休日 日曜日

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帰りの湾岸線。
夜間、走行しながら撮影すると照明の軌跡がミロの描くような感じっぽくなるので何気に好きです。
三郷小菅間の渋滞の憂さ晴らしにコンデジで楽しみながら走ります。



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住宅地の中に同化した蕎麦屋 そば処 椿野 [茨城の蕎麦]

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今日の出張は茨城はつくば市。
久しぶりの茨城、しかも新蕎麦の季節です。
どうせなら十割蕎麦がいいなと十割の店を調べ、出張に出発しました。

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つくば市内の並木は良い色に。

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目的地はつくば市内の住宅地にあります。
住宅地には未だ地震の傷跡がくっきりと。

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目的地はここ、そば処 椿野。
蕎麦屋とは思えない外観、普通の住宅のようです。
看板が無かったら全く判らなかったでしょうね。

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店の正面も蕎麦屋の感じは全くしません。
暖簾も無く、此処で蕎麦を打っているとは想像もできませんね。
ちょっと嫌な予感が。
こういった感じの蕎麦屋にありがちなのが・・・蕎麦は拘っているが汁が粗いというパターン。
さてここはどうなのでしょう。

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大体お店という感じすらしない入り口なのです。
営業中の札が店である事を主張しているのみ。
蕎麦屋である事は・・・小さな”そば処”の文字だけ。
ちょっと入るのに悩みます。

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ドアを静かに開けて中に入ります。
飛び込んで来た景色は・・・・蕎麦屋?

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窓側にテーブル席が二卓と

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板の間にも二卓。

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カウンターには4席
蕎麦屋のような、そうでないような・・・・ちょっと不思議な感じです。

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でも清潔感があって良い雰囲気です。
湯のみも良い感じ。
品書きを確認しましょう。
その前に気になる貼り紙が・・・

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釜あげそばだって?
ただでさえのびやすい蕎麦を釜あげにするとは・・・
値段からして二八の細打ち蕎麦なのでしょうが、のびてしまうと思います。
のびた蕎麦はどうかと思うのですが・・・・
ガツンと太打ちだったら良いのかな?

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品書きを確認しましょう。
地元笠間を中心に新治、福井の蕎麦を使っているそうです。
二八で680円。良心的な価格設定ですね。
目的は十割蕎麦。十割でも840円ですからやはり良心的。
おや、黒挽き十割蕎麦と細打ち十割蕎麦との合盛りがありますね。これは面白ろそう、これにしましょう。
合盛りにしても価格が変わらないのは珍しいですね。大抵は量が多くなって価格もあがりますから。
これの大盛りを頼みました。

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四種類ですがご飯ものもあります。
豆腐丼が興味深いですね。

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うどんもあります。

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揚げ蕎麦がきも良さそう。

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そばしるこも美味しそう。
でも今回は二種盛りの大盛りを頼みますからそばしるこの注文は止めておきます。

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蕎麦が運ばれてきました。
一つのザルに十割蕎麦と黒挽き十割蕎麦が盛られています。

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蕎麦と同時に蕎麦湯が出てきます。
これはいけません。
食べ終わった頃に出して欲しいですね。冷えてしまった蕎麦湯は楽しめませんから。

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細打ちの蕎麦。
十割ですが極細です。ただ、エッジは感じられません。
表面はやや粗いようですが良くつながっています。

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黒挽き十割蕎麦。
細打ちに比べ、厚く幅広の色黒な蕎麦は香りもさぞかし・・・期待で手が焦ります。
表面も細打ちより滑らかな感じです。
只・・・きしめん率(*)が3以上ありそう。
きしめん率の高い蕎麦は自分と相性が良くないので心配です。

(*)きしめん率とは蕎麦の厚みと幅の比(蕎麦断面の縦横比)です。断面がスクエアなら”きしめん率=1”
きしめん率は蕎麦打ちを探求されるたーさんのブログ”エンジニアによる手打蕎麦打ち研究所”にて提唱された単位です。
この単位、蕎麦を表現するのに便利で使わせていただいています。

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蕎麦のみで啜りましょう。
まずは細打ちの十割蕎麦から。
啜った時からガッツンと蕎麦の香りが立ってきます。
噛み応えは強くなく、噛み切ったときの反力に弾力はありませんがコシはしっかりしていました。

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次に黒挽き十割蕎麦。
啜ります・・・・香りが立ってきません。
咀嚼した時の甘味の出方も細打ちの方が強いくらい。
噛み応えは色が黒い割りには悪くないです。殻の粒子はかなり細かく、噛んだ時に蕎麦が潰れて行く食感に悪い影響を与えていません。
しかし・・・見た目から想像するような香りを感じませんでした。
これなら細打ちの十割だけで良いのかとも思えます。

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汁を確認しましょう。
少量口に含みます。
ほー、これは・・・良いバランスです。
だしの香り、甘味、酸味、塩気・・・どの味も強く出過ぎていません。
気持ち甘めが半歩前に出ている感じで、少しぼてっとした雰囲気。
洗練された感じは無く、輪郭のシャープさは感じませんが、控えめで優しさを感じます。
優しさに、ついついそのまま飲んでしまいます。
心配は杞憂でした。

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蕎麦を汁に浸けて啜ります。
優しい汁は蕎麦の邪魔をしません。
自らを過度に主張せず、蕎麦の甘味をそっと引き出すのです。

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薬味は葱と山葵。
葱は瑞々しいです。山葵は色が白く、一瞬大根かと思いました。
細打ち蕎麦の後は口直しに山葵を舐めます。
瑞々しい香りが口に広がって味覚がリフレッシュ。
この山葵、瑞々しく香りが高いです。それでいて辛味が少なく、食べやすい山葵でした。

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黒挽きの十割を汁に浸け食べます。
やはり細打ちの方が香りと甘味を感じます。
噛んでも、噛む程に甘味が出るタイプではなく、おとなしめの甘味。
不思議ですが自分はきしめん率の高い蕎麦とは相性が良くないようです。

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蕎麦湯。
適度な濃さでサッパリした湯でした。





う〜ん、そばしるこに未練を感じます。
そんなに気になるのなら・・・頼むしかありませんね。

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しるこです。田舎しるこ(おぜんざい)ではなく、御前しるこ。
そばがきが美しいですね。

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そばがきがネットリフワフワです。
蕎麦の実が香ばしく良いアクセント。

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粒がない御前汁粉故に蕎麦がきのフワフワ感、ネットリ感が良く判ります。
汁粉自体も甘さ抑えめで上品な味わいでした。

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大盛りは250円増しでした。


茨城県つくば市筑穂3-7-7
029-864-8985
11:30〜14:30 & 17:30〜20:30
定休日 木曜日



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香り高い外2蕎麦 手打ちそば いちい [茨城の蕎麦]

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久しぶりに茨城への出張でした。
このところ仕事が薄く出張がありません。
ギリシャを発端としたヨーロッパの混乱が影響しているのでしょうか。
久々の出張で蕎麦にも力が入ります。仕事じゃないのか。

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今日も健康そうですね(笑)
オブジェが輝きます。
綺麗な青空の中、茨城に向って走ります。

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スカイツリーの上にクレーンはありません。
いつの間にか完成していたみたい。

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泊まりで仕事をやっつけた後は・・・・蕎麦です。
今日は”いちい”に行ってみました。

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茨城らしい風景の中に店はあります。
青空が綺麗ですね。

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庭もいい雰囲気、真っ平らで遮るものが何も無い。これぞ茨城。

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新蕎麦です。期待で胸が膨らみますね。

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おや?野菜が。

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自家製の野菜でしょうか。美味しそうですね。

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店内は広くシンプルで良い感じ。

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入り口すぐはテーブル席、板間の横にも小部屋があります。

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窓から見えるのは広い空と真っ平らな景色、何とも茨城らしい景色です。
開放感があって、いい雰囲気ですね。

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窓ガラスにはヒビ、あの地震でしょうか。

品書きを確認しましょう。

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そばがきしるこに惹かれますが・・・・今回はパス
何故なら、魅力的な品を品書きに見つけたから。

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ここの蕎麦は外2で打っているそう。
なかなか期待させる口上が。

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何にしようかな・・・・
大盛り・・・かな。
いや待て、特盛りって何だろう。
三枚分だって?それで2100円、お得だ。
魅力的な品です。思わず注文。

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温かな蕎麦

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蕎麦前って何でしょうね。

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鴨丼がそそられます。食べてみたいな。

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日本酒も美味しそう。蕎麦で日本酒は憧れの飲み方なのです。

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茶は暖かな蕎麦茶でしたが、お絞りが残念。

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やってきました特盛りです。
流石に汁もW

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緑がかって美味しそう。
幅も揃って、綺麗な表面をしています。
断面がスクエアな蕎麦は好みなのです。

さっそく啜ります。
何という香りでしょう。まさに新蕎麦!
啜った瞬間に蕎麦の香りが立ち上ってきます。
噛み切った時のコシも十分。プツっとした反力は感じませんがボソッとした感覚はありません。
噛み切った瞬間に跳ね返るような弾力のある蕎麦はあまり好きではないので、この噛み応えは自分のストライクゾーン。
噛みしめると溢れる甘味。そして喉越しも良い感じ。
二八でも下手な十割より香りが良かったり、十割でも唸るような喉越しの蕎麦があったり・・・・蕎麦って深いです。
それにしても新蕎麦の時期は最高です。

勢いで特盛りを注文したものの、ちょっと後悔していましたが・・・・
一口啜った瞬間、特盛りにしておいて良かったと心底思いました。
この蕎麦ならガッツリ食べたい!大盛り程度でしたら物足りなかったでしょう。

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汁の味を確認してみます。
ちょっと甘さが強い感じ。しかも濃いめ。
濃いですが、ギリギリそのまま飲める位ですから許容範囲。
ダシの香りは出しゃばらず丁度いいかんじです。
はっきり輪郭を感じる汁ではなく、切れは感じません。

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蕎麦を汁に浸けて啜ります。
まず最初に感じるのは汁の甘味。
その後に酸味が現れ、その後で汁の塩気が引き出した蕎麦の甘味が現れます。
濃いめの汁ですから、浸けすぎると汁の甘味が蕎麦の甘味を隠してしまいます。
1/3〜1/4程度を汁に浸けて啜るのが一番甘味と香りを感じました。
この蕎麦には汁がもう少し薄かったほうが相性が良いと思うのですが・・・・

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薬味は葱と山葵。
葱は見事なくらい綺麗です。
山葵は香りがありませんでした。
瑞々しさと強烈な辛味、山葵おろし器の目が粗いのでしょうね。
鮫皮でおろした山葵が良かったな。

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綺麗な表面で、エッジもしっかりしていてます。
実に香りの高い蕎麦でした。

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付け合わせの漬け物。何気に良い味でした。

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蕎麦湯は適度な濃さ。

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甘めの汁を蕎麦湯で割ると美味しいですよね。

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デザートについてきたゼリー。
蕎麦茶のゼリーだそう。
食べてみると・・・これはゼラチンではないですね、蕎麦茶をアガーで固めた感じのゼリーでした。
黒蜜がかかって美味しかったです。

手打そば いちい
茨城県つくば市金田2177-2
029-857-4140
11:30〜20:30
定休日 月曜日


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今日は解禁日、奥さんと飲もうと買ってみました。

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有名シャトー製ではなく、仏蘭西の農協FA(?)の畑のワインだそう。
確かに割安でした。

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CAVE DE BEL-AIR BEAUJOLAIS VILLAGES NOUVEAU

でも・・・・以前、ボジョレを飲んだとき、大好きなブルードーヴェルニュ(青カビ)チーズと合わせましたが完全にチーズに負けてしまいました。
(何時もはフルボディの赤ワインにこのチーズで楽しんでいます。)
だからワインも美味しく感じられず、ボジョレは美味しくないものというイメージを持ってしまいました。

にもかかわらず今回買ってしまいましたので合わせるものを考えなければいけません。
家の冷蔵庫に入っているものを調べたところ・・・・

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チーズケーキ用に買っておいたクリームチーズ。
クリームチーズの軽い味わいだったらボジョレにも合うかもとやってみましたら、予想通り合いました。

でも・・・ボジョレは深みが無いですね。
やはり若過ぎです。飲みやすいですが味わいが物足りません。
身体がスリム過ぎ、もっとふくよかなボディの赤ワインを塩気の効いたチーズで飲みたいですね。

奥さんは一杯飲んだだけでもう要らないと。
彼女の辞書ではワインは酒の分類ではないそうです(笑)



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時間が無いときの救世主 友部SAの手打ち蕎麦 常陸庵 [茨城の蕎麦]

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茨城方面に出張。
常陸秋蕎麦を楽しむチャンスの時・・・・でも、渋滞のあおりで時間がとれません。
そんな時の救世主はここ、友部SAにある常陸庵。

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ここで挽いて打っています。

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店内は・・・まぁSA内ですから

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贅沢は言えません。

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雰囲気は無いですが、仕方ないですね。

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前回訪問した時は”常陸十割せいろ”を頼みました。
残念だったのは蕎麦が切れ切れでつながっていなかった事。
二八ならちゃんとつながっているだろうと思い、今日は確認のため二八に。

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大盛り(+270円)で頼みます。

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蓋付きのセイロです。
蕎麦が来る前に出された茶は蕎麦茶で、茶受けは蕎麦かりんとうでした。
この蕎麦かりんとうが結構美味しかったです。

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細打ちの綺麗な蕎麦で太さも揃っています。
前回訪問したとときは十割蕎麦を頼みました。
蕎麦の香りはあったのですが、蕎麦が切れ切れで残念に思いましたが・・・
今回は二八です。流石に切れ切れではありません。
やはり十割を打つのは難しいのでしょうね。

蕎麦を啜ります。
啜った瞬間の香りは弱めでコシは特に強く無く、一般的なコシです。
喉越し重視の蕎麦ですね。
よく噛んでいると甘味がじんわり出て来る感じです。

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汁は優しい感じで甘めですが、やや濃く感じます。
妙ですね、前回訪問時は薄く弱い汁に感じ、十割蕎麦にあうか心配したのですが。
自分の好みが変わってきたのでしょうか。
薄く繊細な汁の方が好きになってきたのでしょうか。不思議です。

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蕎麦を汁に浸けて啜ります。
蕎麦の香りは汁の甘味の下に隠れてしまいますが、汁が蕎麦の甘味を引き立ててくれます。
前回は十割蕎麦が汁に勝り過ぎていましたが、今回は二八蕎麦は汁に負けています。

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薬味は葱と山葵、山葵は瑞々しさがありません。
SAの蕎麦ですから、あまり期待しすぎてもいけませんね。

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太さはちゃんと揃って、断面はスクエアに近いです。
侮れません。

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蕎麦湯は薄すぎず濃すぎず、蕎麦の香りの感じる湯でした。

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身体が温まって嬉しいですね。

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今日は淡雪豆腐が付いてきました。
ふわっとした食感と蕎麦の香りが美味しかったです。


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PAのコンビニで買ったおやつ、宇治抹茶と黒糖のシュークリーム。
石臼挽きの文字に誘われました。

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中々美味しそうなシュー皮です。

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中は黒糖クリームと抹茶クリームが二層に分かれています。
食べると・・・美味しいです。
抹茶クリームの香り高い美味しさ、そして黒糖クリームのコクのある美味しさ。
それぞれに美味しいです。
一緒に食べると・・・・口の中で別々に美味しいです。
お互いが引き立てあっていません。別々の存在、何故一緒にいるのでしょう?
でも喧嘩はしていません。
シュー皮内の冷めきった関係、シュー皮内離婚的シュークリームでした。(笑)



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今度は酒の仕込みの水で打つ外一蕎麦 那珂の蕎麦 蔵+蕎麦 な嘉屋 (再訪) [茨城の蕎麦]

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以前訪れて純米酒で打つ十割蕎麦を楽しんだ”蔵+蕎麦 な嘉屋”
香り高い十割蕎麦の他にも酒を仕込む水で打つ外一の蕎麦があり、今回はそれを味わう為に再度訪問。

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前回訪れた時は屋根にブルーシートがあったが、現在は修復完了。
でも未だ屋根にシートが乗っている家もあって地震の深い傷跡を感じさせます。

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酒屋側の入り口と・・・

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蕎麦屋側の入り口。やはりいい雰囲気ですね。

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白い壁と白い暖簾が良い感じ。

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酒蔵を改造した店内。
この雰囲気は今一番のお気に入り。

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前回訪問時には気付きませんでしたが、2Fも客席のようです。
ただ2Fは土足では行けません。

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温かな蕎麦茶を味わいながら品書きを眺めましょう。

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今回は普通に”もり”にします。大盛りは350円増し。

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前回食べたのはこれ。蕎麦の香りが高く感激した一品。

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温かいそばと

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温かなつけ汁の冷たい蕎麦

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蕎麦がきました。細打ちの綺麗な蕎麦です。

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まずは香りを・・・鼻を近づけても蕎麦の香りが少ないです。
純米酒打ちの十割蕎麦はこの地点で香りが立っていましたが。
これは十割と外一の違いでしょうか?それとも打ち方の違い?
水で打つより酒で打った方が香りが立つのかもしれません。
蕎麦のみで啜ってみます。
やはり純米酒で打った十割蕎麦とは違います。香りが少なく特別な感じがしません。
でもコシは強く、噛み切るときの歯に伝わる感触はプツッと弾力を感じて心地いいですね。

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汁を味わいましょう。
おや?辛く感じます。前回訪問したときは甘さが強く感じたのですが、今回はスッキリ辛口。
前回はぼてっとしてキレは感じませんでしたが今回はスッキリ、何故?

ただ、濃いです。前回は汁をそのまま飲み続けられる濃さでしたが、今回はそのまま飲むのは辛いです。
十割と外一で変えているとは考え難いですから、味が前回と違うか自分の体調の違いなのか何れかですね。
しかし体調の違いにしても、ここまで違いを感じる事は無いと思いますから、本当に味が違うと思います。

汁は醤油と味醂、酢、砂糖を煮て寝かしたかえしを鰹節や昆布でとっただし汁と合わせますが、この合わせの割合が前回と違い今日は濃いめだった為に辛さが前に出たのでしょうか?
それとも・・・季節の違いで味を変えているのかもしれません。
涼しいときは重く甘め、暑い時期はさっぱり辛口。
理にかなっていますが、さて、真実はどうなんでしょう?

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蕎麦の断面はスクエア、すっきり気持ち良いい外観です。
表面も綺麗で喉越しは文句無し。
蕎麦を汁に浸けて啜ります。
濃く感じる汁に蕎麦を浸けるには、浸ける割合を調整しながらセッティングを決めてゆきます。
この汁と蕎麦では蕎麦の1/3を浸ける位が一番香りと甘味を感じました。

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薬味は山葵と葱。
山葵は辛味は少なめ。
そのまま食べて美味しい位の辛さ。

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汁に浸けて啜ります。
ダシの塩気が蕎麦の甘味を引き出し、噛みしめると蕎麦の甘味が溢れてくる。
しかし・・・純米酒で打った十割蕎麦に比べれば頼りない事は否めない。
純米酒で打った十割蕎麦のインパクトが余りに強く仕込み水で打った外一蕎麦が頼りなく感じてしまうようだ。

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蕎麦湯はこってり

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香り高く美味しい蕎麦湯でした。

これはこれで美味しい蕎麦でしたが、やはり前回の純米酒で打った十割蕎麦の前では印象が薄くなります。
次回訪問時は純米酒打ちの十割蕎麦にしよう。
水で打つより純米酒で打った方が香りが良いと確信しました。



蔵+蕎麦 な嘉屋

茨城県那珂市鴻巣1257 木内酒造

℡029-298-0105

11:30~14:30 & 17:30~20:00(火曜、水曜、木曜は昼のみ)

 

*************  おまけ ******************

朝、宿泊したホテルからの眺め・・・
朝日が綺麗でした。

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CPの高い、噛んで食べる蕎麦 石臼挽き純手打そば きむら [茨城の蕎麦]

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またまた茨城に出張。今週の出張はこれ一本だから忘れずに蕎麦を楽しもう。
今回選んだのは”きむら”何度も前を通りかかっていたが店の大きさが大きすぎて食指が動かなかったのだ。
(こじんまりした蕎麦屋が好みなのだ。何故なら大きい店で美味しい店は少ないから)
だがこの店、つくば市内の蕎麦屋を調べるうちに意外と人気がある事が判明した。
ならば試してみたい、というわけで行って見る事に。

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店は結構広い。手前の小屋は・・・

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石臼が回っている。

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さあ、入ってみよう。実は開店前に到着したのだが既に開店待ちの車が。開店の頃には車は十台、ドアの前には約20人が開店を待っている。
ほー、結構人気があるんだ。

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開店直後、既に満席・・・・
写真奥側と自分が座っているところは座敷。その間はテーブル席となる。
店は広く、席空間も広めなのも人気の理由かも。
そして何より嬉しいのは完全禁煙なこと。

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う〜ん、水かぁ。
大きい店の蕎麦屋だと水が出される可能性が高い。蕎麦茶を期待するのは無理なのか。

品書きを確認しよう。

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価格も左程高くなくCPが良いのも人気の理由かな。セイロの価格が700円前後の価格帯にあるという事は当たり外れが大きいと判断できるが、ここまで人気があるのなら”当たり”の方向なのだろう。

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大盛りは特に設定は無くセイロの追加でオーダーする。
一人前はセイロが二枚。大盛りにしたい時は一枚追加する方式で最大三枚追加できるそうだ。
初めての店だからボリュームが判らない。控えめに2枚追加してみる。

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4段積まれてやってきた。一枚に載る蕎麦の量は思った程多くない。
これなら5枚頼んでおけば良かったかも。

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蕎麦は結構な太さがあり噛んで食べるタイプ。
早速啜ってみる。太さがあって啜り辛いが蕎麦の表面は滑らかで唇に引っかかる事は無い。
啜った瞬間から香りが立ち上がる。噛みしめるたびに蕎麦の香ばしさと甘味が口の中に広がる。
店の大きさから左程期待していなかったが、良い意味で裏切られた。
蕎麦は太さから想像される通りの噛み応え、ムッチリと弾力感も十分。
ただ蕎麦にエッジはなく、舌触りにシャープさはない。

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汁はたっぷり、十分な量があるのは嬉しい。
汁が足らなくなってくるのは寂しすぎるから。

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汁を口に含んでみると・・・・濃い!
二口目までは飲み込めるが、三口目になると喉が悲鳴を上げる濃さ。
甘めで重い汁だが、しっかりとした輪郭も感じさせ、単に甘い汁ではない。

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蕎麦を汁に浸けて啜る、やはり太い蕎麦に濃く甘さのある汁に良く合う。
啜った瞬間、ダシの香りとコクが広がり、汁の味が引いてくるに従い蕎麦の甘味が顔を出す。
汁が蕎麦の甘味を良く引き出している。
汁を浸す量は蕎麦の半分程が一番バランスが良かった。
つまり、この蕎麦に最適の濃さの汁ということ。

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薬味は葱と山葵。葱は至って普通で特段美しい訳ではない。山葵も香りは少なく瑞々しさは感じなかった。
値段を考えれば致し方ないか。

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最初の一枚目は積み上げたまま啜ったが・・・やはり食べ辛い。以降は広げて順番に手繰ってゆく。

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蕎麦湯は白濁しているが濃すぎずサッパリとしている。
汁を蕎麦湯で割って飲む。濃く甘い汁を蕎麦湯で割って飲むのは美味しい。
蕎麦湯で割って飲んだときに気付いたが、ダシの香りがなかなか良い。
汁だけで味わったときは汁が濃すぎて濃さの中にダシの香りが沈んでいたようだ。

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成る程、開店と同時に満席になるだけの事はある。
唸るような蕎麦ではないが、CP的に十分満足できる。
しっかり噛みしめて香りを楽しむ事のできる蕎麦、そしてその蕎麦と最適なバランスで調和する汁、気軽に蕎麦を楽しむに丁度良い。





純手打そば きむら

茨城県つくば市西岡418-276
☎029-858-1508
11:30〜15:00 & 17:00〜20:00
定休日 月曜日
完全禁煙


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美味しい蕎麦だけど見た目が残念   茨城町の蕎麦 昔そば 若竹 [茨城の蕎麦]

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茨城の田園風景は空が広くて気持ちがいい・・・・・。 そう、またまた茨城での仕事なのだ。最近は妙に茨城が多い気がする。まぁ蕎麦屋が多いから好都合なのだが・・・・。 

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今回は水戸南ICから一寸走ったところにある蕎麦屋さん”昔そば 若竹”に訪問してみた。地味な外観は気付かす通り過ぎてしまいそうな感じだ。 

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店内には地元紙に掲載されたときの切り抜きと油画がいっぱい置いてある。 壁、襖は所々擦れていて場末的な雰囲気を感じる。そして気になったのは建物の匂い。空気の抜けが悪いのか淀んだ感じの匂いがする。暗く、陰気な湿気の匂いで気分が暗くなる。

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飾ってあるではなく置いてあると表現したのは、もはや物置状態としか思えない程大量に展示してあるから。まるで場末の美術画廊にいるようだ(展示の仕方がそう思わせる)。これは落ちつかない。作品はご主人が描かれたのか、結構素敵なのだけれど・・・・・特にこの一枚は結構好きかも。

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紫陽花が飾ってあるのは季節を感じさせてくれて嬉しい。まず出されたのは水。いくら暑くても熱い蕎麦茶が飲みたい。 写っていないが奥の座敷の壁上側にもたくさんの絵がある。上手く、素敵な絵を描かれているのは確かだが、飾り方を間違えると素敵にみえない。空間を考え余白を十分取って広々とした雰囲気で展示するのがいい。こんなに窮屈に並べたら圧迫感を感じて素敵な絵でもつまらなく見えてしまう。

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品書き・・・・気になるのが訂正箇所。ガムテープが貼ってあってその上からマジック書き。いくら何でも貧乏臭い。客商売なんだから、来てくれたお客さんの気分を盛り下げるような事はしてはいけないと思う。 

生粉打ち(十割のこと)は限定とある。限定の言葉に弱いからこれを頼んだ。そして好物の蕎麦しるこも。

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昔ながらの蕎麦屋さん的な盛り。これはこれで落ちつく。小鉢には昆布の煮たものが。これは期待できる、経験的に昆布の煮たものが出てきた店は皆美味かったから。

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表面の感じや色は如何にも十割蕎麦といった感じだが、仕上げは綺麗とはいえない。雑な感じの蕎麦も混じっていて全体のクオリティを下げている。たとえ美味くても見た目が悪ければ台無しだ。

流石に多くの蕎麦を食べ続けてきたのだ、外観だけで喉越しや噛み応えの想像がつく。この蕎麦の喉越しと噛み応えの予想値を味覚センサーにインプットして セット完了。

さっそく蕎麦のみで・・・しっかりした蕎麦の香りが嬉しい。啜った時に香りが来ない蕎麦は物足りないから。喉越しは正当派十割蕎麦の喉越しで良くはない。しかし噛んで食べたいからこれで良い。噛み応えもモッチリして噛んだ瞬間に蕎麦の甘味と香りが口いっぱいになる。幸せな気分・・・・になれるはずなんだけど、う〜ん。そう、暗く陰気な空気が気分を盛り下げている。

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薬味・・・・これは???。まず葱の切り方に違和感がある。この形、温かなかけ汁蕎麦に入れるには良いがセイロにはどうかと思う。 山葵も香りが良くないし舌触りも悪い。

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汁を口に含む。ほぅ、これは・・・

優しい感じでホッとする味わい。優しいでけでなくしっかりした輪郭も持ち合わしている。やや辛口で濃さも適切で飲んでいても喉につかえない。味に重さもあって美味しい汁だ。何より甘味が後口に残らないのが良い。そしてダシに昆布が多いのか優しい味わいだ。香りが控えめだから蕎麦の香りの邪魔をしない。あくまで蕎麦の香りを引き立てる汁。これは良い汁だ。 

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蕎麦を汁に浸けて啜る。汁が蕎麦を引き立てて甘味が増してくる。喉越しは当然良くはないが、頑張って啜る。すると勢いをつけただけ蕎麦の香りも強く感じられる。 モッチリした感触の蕎麦から溢れる甘味を堪能しつつ一気に食べる。ゆっくり味わいたいのだけど居心地が悪いから急いでしまう。どうも陰にこもった気を感じ気分が滅入る。それはただ単に雰囲気が自分の肌に合わないせいなのかもしれないが。

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昆布を食べる。肉厚で柔らかな美味しい昆布だ。そりゃそうだ蕎麦汁が美味しいのだから美味しいに決まっている。この美味しい昆布が美味しい蕎麦汁を作ったのだ。

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蕎麦湯は茹で湯そのもの。最初の客だからほとんど湯。

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楽しみにしていた蕎麦汁粉。中にはたっぷりの蕎麦がき。柔らかで弾力のある蕎麦がきはやはり美味しい。が、少々緩さを感じる。もうすこし煉った方が好みなのだけど。

餡も甘さ控えめで焚いてあって、小豆の風味が良く判る。美味しい蕎麦汁粉だった。

 

 

昔そば 若竹

茨城県東茨城郡茨城町若宮717-4

☎029-293-9125

11:00~15:00

定休日 水曜日

 

 

 

 


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ちょっと俗っぽい雰囲気だけど 笠間の蕎麦 そば切り 一兵衛 [茨城の蕎麦]

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出張で笠間の近くにきた。以前笠間の芸術の森に行ったときに見かけた店が気になる。行ってみよう。前回は時間が早かったのか定休日だったのか暖簾が出ていなかった。

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一寸開店に早いようで暖簾が出ていない。芸術の森を散歩して時間調整。これは置く場所を考えた方がいいのでは。単に置いただけのように見える。たとえば中央の丸の向こうの景色に広がりを感じられるように背景に拘った場所に置きたい。

11時30分になった、行ってみよう。

・・・・何だ?あの暖簾のデザインは。

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まったく美味しそうに見えない暖簾。これなら白一色のほうが絶対良い。中央のイラストは問題ない。色彩だ。紺色一色でいいのに上部に三色の帯。美しくない、色の使い過ぎは落ちつかない。これは悪趣味と思う。

暖簾を見て入店するのを止めようと思ったが・・・今から他の所に行っていては約束の時間に間に合わない。諦めて入店。

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中はこじんまりした店。座敷に三卓とフロアに大きな机が二つ。

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出されるのは水。

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壁じゅう色紙がベタベタ・・・・俗な雰囲気と場末の匂いが溢れる。TVの音がうるさい。色紙にTV、そして水。不味い店の条件が揃いだした。どうしよう・・・・

気を取り直して品書きを見る。

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せいろか田舎か迷う。(白雪(更科)は好みではないので)

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両方とも840円。

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迷った時は両方食べればいい。盛りを二枚程では食後に腹が重くならないだろうし。

セイロの盛りをオーダー、おかわりは田舎で。

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セイロは細打ちの綺麗な蕎麦だ。極細ではなく頃あいの太さ。啜ると蕎麦の香りがついてくる。喉越しも問題なく、食感もいい。噛み応えもしっかりしている。暖簾を見て引き返さないで良かった。実は自分が入店後、あっという間に満席(相席含む)になってしまった。地元で人気の店だったのだ。

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ただ。。。蕎麦の山を崩して均してみると結構量が多い。どこぞの店の大盛りより多いのでは?と思うほど。しまった!おかわりを頼んでしまっていた!

この量、確実に他の店の大盛りだ。

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汁を口に含む・・・・濃い!辛めで濃い汁だ。ガッシリした体格の力強い汁。甘味が残らないのが良い。

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蕎麦を汁に浸ける。蕎麦の半分を汁に浸けて一気に啜る。喉越しの良い蕎麦は一気に喉の奥に。おっと、いけない。良く噛まないと。蕎麦の甘味を楽しんで箸を進める。

汁の旨味が消えてゆくのと同時に蕎麦の甘味がせり上がってくる。店の雰囲気とは正反対に良い蕎麦だ。

フィニッシュ、結構腹が膨れた。確実に他店の大盛りの量はあったようだ。最近盛りの少ない店にばかり行っていたので油断していた。

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おかわりを待つ間、薬味を味わう。大根おろしは普通の大根。これならば無い方が良い。山葵は瑞々しさが足らない気が・・・。

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小皿にあった惣菜。

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おかわりの田舎蕎麦。しっかりした太い蕎麦に期待してしまう。

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啜ると・・・さすがに太めのしっかりした蕎麦、香りもしっかり付いてくる。 

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弾力もしっかりしていて噛み切るときのプツッとした食感が強く、顎が喜ぶ。汁に浸して啜る。強い汁には田舎の方がベストマッチ、汁が蕎麦の甘味を良く引き出している。 

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蕎麦湯はサッパリタイプの正当派。

 

暖簾のデザインや内装の雰囲気は悪いが蕎麦の味はなかなかのもの。だが落ちついて食べる雰囲気でないのは残念。

 

 

そば切り 一兵衛

茨城県笠間市2490-10

℡ 0296-73-0216

11:30~18:00

定休日 月曜日


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こんどは外二蕎麦を試す つくばの蕎麦 みずほの村市場 蕎舎 [茨城の蕎麦]

今日の仕事は朝からつくば市内。昼の時間も無視して一気に飛ばしたが終わったのは15時に近い。何故無視したか・・・・それはランチタイムの終わりごろに蕎麦を食べようと考えたから。

さあ、おなかが空いた。何処の蕎麦屋にしようか。多くの美味しい蕎麦屋は14時~15時あたりで閉まってしまう。開いている蕎麦屋は・・・・・自分の頭の中にある蕎麦DBにアクセスする。今いる場所と時間、そして曜日をインプットしたら・・・・検索結果が眼前の空間に表示された。

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みずほの村市場を目指せ!

これが出てきた答え。

みずほの村市場の蕎舎(そばや)は以前、十割を食べた。美味しかったが量が少なく、食べた後で隣の農産物直売所で野菜の試食をした記憶がある。

ここの蕎麦は十割と外二で打つ、次は外二を試そうと考えていたのだ。

前回訪問した記事は→ここ

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築150年の農家の家屋を移築した建物は立派だ。家に迫力がある。 

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入口も味わい深い。 内部は完全禁煙ではないが、完全に分煙されていて喫煙者の煙草の煙が煙草を吸わない人に振りかかる事は無い。何故なら・・・

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喫煙席は入口入った右側奥の土間。 

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禁煙室は左側奥の座敷。 

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禁煙室奥から喫煙室側を見ても喫煙室は見えないぐらい遠い。

さすが15時になれば客は自分一人。こんなに広い空間を貸し切り。 

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品書き。外二の蕎麦は819円、十割は1029円だ。この二つ、実は量が違う。外二の150gに対して十割は130g。結構少ない。 蕎麦は常陸秋そば。

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回転にともなって奏でる水車の音に水の流れる音が重なる。夏の始まりの少しだけ粘っこい空気を含んだ風も水の音に涼しく感じる。風が心地いい。この空間に一人で居るのが実に気持ちいい。

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蕎麦が運ばれてきた。十割よりも細く繊細な感じの蕎麦だ。十割の蕎麦は粗挽きのような外観だったが外二の蕎麦の表面は綺麗で艶やか。

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蕎麦のみで手繰ってみる。手繰るそばから蕎麦の香りが軽やかに湧きでる。咀嚼して甘味も味わう。でもさすがに極細、喉越しが良い。でも、やはり噛んで食べたい。極細なのに香りが高い。十割より香りは少なめかもしれないが、噛み応えや食感は外二が勝るか。噛み切る時に顎が感じるプチっとした弾力が良い。

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汁。やはり濃い。甘すぎるわけではないが重い。輪郭は甘く、スッキリとした感じは微塵もない。この汁に細打ちの蕎麦はあわない。田舎蕎麦のようなしっかりと強い蕎麦でないと受け止められないだろう。細打ち蕎麦は凛とした汁でスッキリと味わいたい。

問題は・・・汁の量が少ない。濃いから少ないのか。

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蕎麦を汁に浸けて啜る。やはり汁が濃い。浸け過ぎたら汁の味だけになってしまう。蕎麦の1/4ぐらいを浸けるのが丁度いいかも。いや、それでも汁が強い。

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山葵の香りは良い。清涼感溢れて嬉しい。

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蕎麦を汁に浸けて啜る。重い汁の旨味が溢れる中に少しずつ蕎麦の甘味が顔を出してくる。もっと香りを!さらに咀嚼する。やはりこの蕎麦にこの汁は重すぎる。

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蕎麦湯はさっぱりと普通に茹で湯。

 

 

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食べ終わったが・・・・量がやはり少ない。まぁこんな時間だから少なくても良いか。しかし立ちあがる気分になれない。あまりにも気持ちいいのだ。水車が奏でるリズムに水音が応える。穏やかな風と窓から見える緑豊かな景色に立ち去りたくない気分。

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梅雨の間の晴れ間。食後の気分転換に一寸だけ店のまわりを散歩。

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馬がいるちょっとした広場。

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死んでいる?

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あっ、動いた。暑くてやってられない・・・という気分なのかな。

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犬?と一瞬間違えた。一瞬テリアに見えた。

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妙に犬っぽい山羊と

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モコモコの羊も。暑苦しいのでは?

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休日などは家族連れで農産物の直売所が賑わうのだろうな。

 

 

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仕事中の馬を見ながら農産物の直売所に行くと

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放し飼い・・・・完全に店の中でくつろいでいる。

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自ら商品棚に乗っかっている。売れるかな?

 

みずほの村市場 蕎舎

茨城県つくば市柳橋496

℡ 029-856-1090

11:00~20:00

定休日 火曜日


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蕎麦の好みが変わってきた・・・木挽庵に再訪する。 [茨城の蕎麦]

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なんとも潔い貼り紙。
ここは木挽庵、今回の出張はひたちなか市。勝田駅から近い所で蕎麦をさがすときはココともう一件。
客さんから近い場所と考えればこの店になる。

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入り口も味わいがあるが主の手作りとか。

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なかなか隠れ家ぽくて良い感じ。

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新緑が眩しい。6月では新緑とは言わないかな。

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フクロウがお出迎え。手作り感一杯で見ていて楽しい。
この店、以前紹介済なのだが再度掲載した。以前掲載時は食べ歩きを初めて間もない頃で自分の好みも固まっていなかった。だが、1年半食べ歩けば流石に好みも固まってくる。
実は固まってきた自分の好みのなかに、ある種の蕎麦は入らないようなのだ。
その蕎麦とは・・・・ひらぺったい蕎麦。判り易く表現するときしめん率の高い蕎麦。
(注:きしめん率はエンジニアの視点で蕎麦打ちを探求する たーさん のブログで記載されていた蕎麦の縦横の比率の表現方法です)
この店の蕎麦はひらぺったい。一年経ってこの蕎麦を前に自分がどんな感想を持つか楽しみなのだ。

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店内、趣があって良い感じ。

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自分が陣取った囲炉裏付近。

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生山葵。これは嬉しい。

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二色の大盛りを頼む。あわせて1600円。

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不思議な事にセイロと田舎に大盛りは無い。
では何故二色に大盛りが存在するのか・・・・・謎だ・

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鴨も美味しいでしょうね。でも余震対策で炭火の使用が控えられた。ちょっと残念。

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店内禁煙。嬉しいですね。

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さぁ、蕎麦がやってきた。二色の対比が美しい。

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山葵もみずみずしくて良い感じ。辛味大根がたっぷりなのも嬉しい

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漬け物。まぁ普通。

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まず細打ちから。きしめん率の高い細打ちの蕎麦。
瑞々しく滑らかな表面の蕎麦は喉越しが良い。啜った時に蕎麦の香りが立ってこない。
きしめん率が高くて、表面がツヤツヤの蕎麦は香りが少ない気がする。

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次は田舎蕎麦。啜っても香りが高くないが咀嚼すれば香りと甘味が立ち上がる。
ただ・・・・食感が良いとは思えない。
噛んだ瞬間、むっちりした食感がきたかと思った瞬間、直ぐにぺったりした食感になる。
きしめん率が高いから厚みが無いせいなのか、蕎麦殻の食感か弾力が薄っぺらい。

やはり平ぺったい蕎麦は好みとは違うようだ。

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汁の味を確認。やはりちょっと甘め。
ぼやけている感じがする。

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汁を浸けて啜る。
甘めの汁に蕎麦が隠れる。少なめに浸さなければいけない。

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田舎蕎麦。蕎麦殻の粒子が大きい。これが食感を悪くしている気がする。

やはりそうだ。自分の好みが変わってきている。
いや、はっきりしてきただけかもしれない。

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汁を入れる器が何故か二つなので、一つは汁のみ、もう一つは辛み大根を入れて楽しむ。

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蕎麦湯は急須で。

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そば湯はドロッとしたこってりタイプ

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そば湯のみでも美味しく飲めるほど濃い

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器に蕎麦粉が残る程
とても美味しい



  木挽庵


11:30~14:00、17:30~20:00
日曜日のみ17:00~20:00
 
定休日 月曜日、祝祭日


茨城県ひたちなか市東石川3069-14
☎ 029-274-0986



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折角の石臼挽き十割蕎麦なのに・・・   伊勢福 [茨城の蕎麦]

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一仕事終えた夕方、夕飯を蕎麦にしようとしたが、お目当ての蕎麦屋さんが閉まっていた。折れた心でホテルに向かって走りながら今日の夕飯を思う。さっきまで蕎麦を食べようとしていた体は蕎麦以外を拒否している。他の美味しい店に行くには遠いし・・・・と考えていたら視界に十割蕎麦の看板が。

外観を暫く観察してみる。外れの香りがする。が、以前外れの香りの外観でも出てきた十割蕎麦が美味しかった店もあった。確かめずに決めつけるのは良くない。十割蕎麦と看板にあるのは期待できるではないのか?

意を決して店の中に・・・

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入ったとたん、外れの香りが倍増された。

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灰皿にTV,所狭しと並んだ雑誌、コミックも文庫もハーレクィーン。これは・・・・外れの要素ばかりだ。いずれにしても場末の雰囲気と俗な感覚でいっぱいだ。これで美味い蕎麦がでてくるとはイメージできない。

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品書きには十割の文字が誇らしげに。でも十割にしては結構安い。

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もりだと530円。この値段だと味は期待できないな。汁はノーマルと十割と変えているとは思えないから汁の味が心配だ。

良く見ると、210円増しで十割に変えられるそうだ。ちょっと待て、十割に変えると・・・530円+210円で740円だ。十割せいろは750円となっている。何故だ?

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富士山盛りっぽいのもある。価格といい、盛りといい美奈登庵に近いと見た。ならば特盛りはキツそうだ。

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石臼の自家製粉だそうだが。期待が持てるような持てないような・・・・微妙な店の感じだ。とりあえず十割の大盛りを頼んでみた。

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蕎麦の色はいい。太さは・・・・細くない。ただバラツキが大きい。

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蕎麦のみで手繰ってみる。蕎麦の香りがするじゃないか!若干茹ですぎか噛み応えに頼りなさは感じるが、啜った時から香りを感じるのは素晴らしい。噛めば甘味も湧きでてくる。石臼自家製粉だけのことはある。たとえ外観と内装に場末の雰囲気と俗な感覚が溢れていても・・・・

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でも目を覆いたくなるような山葵。

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汁を口に含む・・・・塩っぱぃ!塩が強いのだ。味は薄いが塩が強くダシの香りも少ない。汁に厚みは無く、薄っぺらい味。飲むことを口が拒否する。思った通りだ、味が安っぽい。ザラついて棘棘の汁。円やかさが微塵もなく、辛いだけで旨味が無い。

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汁に浸すが・・・・どう浸しても美味しくならない。むしろ不味くしているようにしか思えない。蕎麦単体で食べたほうが美味しい。実に残念な汁だ。結局汁を浸けず食べた。汁を浸けて啜ると悲しくなるから。

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蕎麦湯はさっぱりと。

 

伊勢福

茨城県古河市久能108-3

0280-92-6897

 

*************************

客さんに到着。 

客さんの受付の横に製品サンプルが展示してある。このなかで面白そうなものが。見ていたら”お持ちください”と声をかけられた。有りがたく頂きました。

節電の中、エアコンを極力つけづに夏を乗り切る方法として使えそうなアイテム。

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スポンジがヘアバンドになっていて水を含ませて使うらしい。

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気化熱でクーリング。

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何度も繰り返し使えるのがいい。アイスノンなどと違って冷蔵庫に入れておかなくて良いから電気は全く使わない。

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一応信頼の日本製(かつては・・・とならなきゃいいけど)。

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こんな感じ。

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装着してみると・・・結構すぐれもの。夏の季節、洗車の時に良さそう。夏の洗車場では暑さでフラフラになりながら洗車しているから。

 


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もっと早くに出会いたかった しっかりと噛みしめる十割蕎麦 麺つぼ亭 [茨城の蕎麦]

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ブリザドさんのブログでもうすぐ閉めてしまうと書かれていた店、”麺つぼ亭”。

先々週、笠間~桜川あたりに来た時には勘違いして別の店に行ってしまった。ブリザドさんの記事にあった2件の蕎麦屋が気になっていたが、いつのまにか自分の頭の中でごちゃ混ぜになってしまっていて間違えてしまった。

今回は記事を確認して再度のトライ。朝イチから仕事を飛ばす。この店は午後三時までだから9時から開始して14時までに片づけて、遅いランチにしようと企む。

仕事車にはナビは無い。しかも忙しくて事前に地図が用意できなかった。朝出かけにMAPFANで周辺の地図のイメージを頭の中に焼きつける。ルートは覚えない。覚えるのは苦手だから。ただイメージ画像を頭の中に定着させる。無論周辺だけでいい。判りやすい場所から目的地まで、今回は桜川ICから現地までの道の模様のイメージを見つめた。

意外と手こずって、現地に到着したときは閉店時間に近い。焦る・・・桜川ICから41号に入る。そこからは頭の中のイメージを呼び出して前を流れる景色に当てはめる。

真っ直ぐのラインの先に三角形、右側のラインで網目を三つ、・・・この道か?

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何も目印はない。

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いきなり開ける。おぉ!空が広いぜ!気持ちいい!

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イメージを頼りに集落の細い道を走り続ける。ちょっと心配になるが・・・・この集落内にあるのは間違いない (と思う)

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ようやく見つけた看板、よっしゃー、もらったぁー (何をだ?)

随分大きな農家だ。

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凄い立派だ。この集落にはこんな家々ばかり。広い家に溢れる自然、凄く羨ましい環境だ。

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大きな農家は横に増築され、その部分が蕎麦屋となっていた。

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店内から外(庭)を見る。広いなぁ~

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一応品書きを確認。

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もう十割しか残っていないのですが、よろしいですか?とご主人。

いやいや、それが良いのです。十割が食べたいのです。十割を当然もりで。

品書きでは十割は限定十食で900円、二八は600円となる。ここのおかみさんは二八の方が好きだと言っていた。喉で食べるか顎で食べるかで選ぶ蕎麦は異なる。自分はしっかり噛んで食べる蕎麦が好きなのだ。

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茶、蕎麦茶だったら良かったな。

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静かな店内に爽やかな五月の風の香り。蕎麦を冷水に洗う音を聞いてしばらくすると運ばれてきた。

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太めの見るからに強そうな蕎麦。早速手繰ると・・・蕎麦の香りが強く押し寄せて来る。咀嚼すると奥歯の上からどんどん甘味が溢れて来る。噛み応えも顎に気持ちいい。これは美味い。

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薬味・・・・葱は良いとしても山葵は・・・・ちょっと残念。本わさびを期待したが価格を考えれば仕方ないか。蕎麦が美味いだけに薬味の評価も厳しくなるのは仕方ない。

でも、この蕎麦には辛味大根の方が合うと思う。

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汁を口に含む。んっ?この優しさは何だろう。昆布だしが良く効いているのか、凄く優しい味わいだ。甘味は口に残らず、酸味も少ないが塩気も強くない。甘くぼやけた感じは無い。優しさを感じる。素焼の器のような感じ、ガラスの器でも白磁でもなく・・・こんな汁は初めてだけど悪くない。

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さすがに優しい汁(薄いわけではない)だけあって、強い十割を受け止めるにはどっぷり浸けなければならない。しかし、浸けなくても美味しいから結局のところどちらでも良い。その時の箸の気分に任せるのだ。

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ここの蕎麦、なぜか大根のツマも添えられる。葉っぱを立てる台ですね。季節ごとの葉を庭からとって添えるのでしょう。風情あって良いですね。

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何故だかきんぴらも付いていました。思わず蕎麦をおかわり(おかわり蕎麦400円)を頼み、来るまではきんぴらでお茶を飲んだ。(普通、こういうときは酒なんだろうな)

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おかわり蕎麦。汁も付いてくるが薬味は無し。

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最後はテーブルの上に置いてある岩塩で食べてみる。これがまた美味い。塩気が蕎麦の甘味を引き立てるが塩だけだからシンプルに味が引き立ってくる。

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ごちそうさま。こういう皿も良いな。

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蕎麦湯はどろっとしたタイプ

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蕎麦湯は蕎麦の香りもよく、美味しい蕎麦湯だった。蕎麦汁を蕎麦湯で割って飲んだがダシの良い香りでとても美味しかった。

 

麺つぼ亭

茨城県桜川市東飯田466

℡ 0296-58-6399

11:00~15:00

定休日 日曜日

備考:平成23年6月中頃に閉店予定

 

さあ、仕事に戻ろう。次の仕事まで若干時間があるのでちょっと時間調整を兼ねて・・・

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雨上がりの空が綺麗だ。

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新緑も美しい

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水たまりにも雲が流れる。雨上がりに水たまりを眺める・・・忘れていた感覚。

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薫風に波打つ麦。夜は星が綺麗だろうな。・・・かなり羨ましい。

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田の中の雲とお地蔵さん。子供の頃を思い出す風景。

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腹ごなしに一寸運動。階段を登って・・・

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新緑に囲まれる境内

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ここは雨引観音。はくちゃんさんのブログで見た孔雀が気になって、ちょっとだけ寄り道。約束の時間には少しなら余裕があるから。

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時間が無いからざっくりと孔雀を探しながら散策。

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落ち着きますね。教会は素敵だけどなんとなく落ち着かない。やはり慣れ親しんだ神社仏閣、落ち着くには仏閣ですね。凛とした空気が支配し、思わず背筋が伸びる神社は清々しいけど落ち着く感じは無いから。

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高台にあるので眺めが良いですね。孔雀はいないし、帰ろうとしたその時・・・

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大きな音に驚いて振り向くと孔雀が。舞い降りたらしい。

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孔雀君が寄って来た。

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人馴れしすぎ・・・

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売店の前でおやつをおねだりしていた。

 

そろそろ仕事に戻ろう。。


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笠間焼の器と外二の蕎麦 笠間の蕎麦 柊 [茨城の蕎麦]

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今回の仕事は宇都宮、宿泊は真岡。火曜日中に終わり水曜日は打ち合わせのみとなった。
そそくさと打ち合わせを終わらせたあとは昼ご飯の目的地に向かう。
最近、宇都宮に行くのには常磐道を使う。常磐道の方が東北道より走りやすいから。
目的地は笠間、帰り道沿いなのだ。

目的地に到着したが昼ご飯には一寸早いかも。
ふと見ると笠間市工芸の丘なるものがある。ちょっと散歩

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リスがお出迎え

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カエルとか

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良く判らないものまで、いろいろなオブジェが・・・・これ、ゾウリムシにしか見えない・・・

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陶芸関係の施設かな?ざっと覗いただけなので詳細は不明。





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おぉ、登り窯だ。

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あっ、壊れている。あの地震だな・・・

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結構なダメージだ。
犬を連れて散歩していたオジさんの話では年に一度一週間かけて焼くそうだ。
24時間×一週間つきっきりで薪をくべて、それは大変らしい。
期日までに治ると良いですね。

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結構よさそうな所だ。今度休日にゆっくり来てみようかな。

おっと、蕎麦を忘れてはいけない。今日の目的地はここからすぐの場所。
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柊、実はこの蕎麦屋、宇宙人のブリザドさんのブログで度々見かけていた店なのだ。
(美味しそうな作ってみましたシリーズがお気に入りなのです。宇宙人ブリザドさんの美味しそうなブログはここ)
そのブログのなかでご主人が店をたたもうと考えているような事が書かれていた。
これは大変だ。今のうちに行っておかなければ・・・・
(注)
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申し訳ありません。私、さる1号の勘違いでした。
ブリザドさんの二つの記事が頭の中でごちゃ混ぜになってしまい、間違った内容を記載いたしました。訂正いたします。
店をたたむのは別の店でした。
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店の中はなかなか綺麗でスッキリしている。

 
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会津の蕎麦を使っているらしい、茨城なのに常陸秋蕎麦ではなく会津の蕎麦。
拘りを感じる。蕎麦は外二、汁にも拘りがあるようだ。これは楽しみだ。

 
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品書きを確認しよう。いろいろあるがこれ以外興味は無い。
天麩羅も美味しそうだったけど初めての店では”盛り”これは譲れません。

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温かな茶。器が良い味です。笠間焼かな。

 
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蕎麦が運ばれてきた。なかなか良い雰囲気。
セイロの木の感じといい器といい、違和感なくしっくりと来る。

 
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箸袋がまた良いですね。

 
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まずは蕎麦を味わおう。艶やかな表面の綺麗な蕎麦、太さは特別細くなく太くもなく、頃あいの太さ。エッジは立っていて、見た目気持ちいい。
蕎麦のみで啜って・・・蕎麦の香りが蕎麦と一緒に飛び込んでくる。外二だけあって二八より香りは強い。噛みしめると蕎麦の甘味が舌の上に広がる。十割に比べて広がりは弱いが、しっかり噛みしめれば甘味が溢れ出てくる。
蕎麦のみで食べ続けたいと思わせる蕎麦に仕上がっている。コシもしっかりして、噛み切る時の感触も心地いい。
うん、美味しい。

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薬味は葱と山葵。山葵は辛味がしっかり。
美味しい山葵ではあるけれど蕎麦に必要なのかなと何時も思う。
汁に山葵を入れた地点で汁は山葵の味になってしまうから。
繊細な汁だったら山葵に沈んでしまう。
山葵に負けない汁となると相当強い汁でないと・・・・(余談でした)

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汁を口に含んでみる。
こっこれは・・・・甘い。そして重い。
どっしりとした存在感のある汁だ。そのまま飲めないような濃さではないが、しっかりしている。強いが輪郭ははっきりしない。
シャープではない。柔らかいが重いから優しさはない。結構主張の強い個性的な汁だ。はまる人はハマる味。

 
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蕎麦を汁に浸けて啜る。
実はこれが難しい。主張の強い汁だから漬けすぎると蕎麦が死んでしまう。足らないと蕎麦の美味さを強調できない。
試した結果、蕎麦は1/4程度浸けた時が一番甘味を感じる。これ以上だと汁の味しかしない。
浸ける量が調節しづらいならば蕎麦のみで啜り、その後汁を少量口に含むといい。
現に自分はその手法を使った。とても美味しく食べられた。
自分の好みから考えると、この汁は甘く、濃い。もうちょっとスッキリした汁が好みなのだけど。でもどっしり重い汁が好みの人も多いから(昔の自分がそうだった)。

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蕎麦湯はちょっとトロリとした湯。濃く甘い汁は蕎麦湯で割ると凄く美味しい、あっという間に飲み干してしまった。


茨城県笠間市笠間2501-1
☎0296-72-1967
11;00〜14;00
定休日 木曜日







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蕎麦を食べた後、気になる看板に引き寄せられて来たところは・・・・・豆腐茶屋

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豆腐屋さんだけど豆乳ソフトクリームや豆乳ドーナツの看板に目を奪われて購入、250円。

 
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食べると笑える。確かに豆乳の味。ソフトクリームの甘さの中に冷奴が隠れている。
非常に楽しい一品でした。さっぱりしていて良いかも。


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甘いものを食べたらもう一品甘い物が欲しい。ローソンのプレミアムシリーズから抹茶ロールを購入

 
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抹茶の良い香り、涎がぁ~

 
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円やかな甘さと抹茶の苦みが絶妙に調和。今度抹茶のロールケーキを作ろうと思わせる味わい。美味しいクリームでした。

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生地・・・・不思議ですね。プレーンが一番柔らかで美味しい。
ココアも抹茶もプレーンに比べて食感が悪い。
やはり何か(ココアOR抹茶)を入れると生地のフワフワ感が出にくくなるのだろう。
でも・・・・美味しいですね。今度作ってみよう。

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甘い汁と十割蕎麦 かすみがうらの蕎麦 手打ちそば 御野立庵 [茨城の蕎麦]

今回の出張は宇都宮、今度も震災復旧の案件だ。宇都宮市内も鬼怒川の東側の被災は大きいらしい。機械のダメージはどのくらいだろうか。

常磐道、水戸からまわって真岡から宇都宮に入るコースを選んだ。途中、昼ご飯に寄ったのは常磐道、千代田石岡ICから10分程の距離にある御野立庵

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ICから迷いながら到着。大きなカエルがお出迎え

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庭も広く駐車スペースもたっぷり。建物は大きくもなく小さくもなく築150年の茅葺家屋の古材を利用しているそうだが、特に歴史を感じない。

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店内は天井が高く、開放的。古材を利用しているので所々歴史を感じる所があるが、古い感じはしない。特に趣は感じなかった。

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ここにも限定の文字が。当然これに決まり。でも一応品書きも確認してみよう。蕎麦は茨城産だ。

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メインは二八。十割は限定となる。でも限定5食とあるが壁には限定十食とあった。どっちだ?

大盛りは二八、十割ともに200円増し。ならば十割のもり、大盛りで。

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茶・・・・かなり失望させてくれた。薄く味、香りが無い。まるで出がらしの茶で味が貧乏臭い。出がらしを飲んでいるような気分で、悲しくなってくる。これはいただけない。改善を望みたい。茶うけは梅、ここ自家製のようで、レジ横に販売用が並んでいた。カリカリとして美味しい梅だった。

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蕎麦のみで手繰ってみる。啜った瞬間から香りが立ってくる蕎麦ではないが、咀嚼すると甘味と香りがたっぷりと感じられる。さすが十割蕎麦、奥歯から溢れる香りはしっかり重い。噛み切る際の感覚も顎に心地よい感触が伝わり、コシも良い。噛みしめた時の香りを感じたくて蕎麦のみで啜り続けた。

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いい加減汁に浸けよう。その前に汁を確認。汁を少量口に含むと・・・

甘い!甘味がかなり強い。が、ダシの香りも強く感じる。甘みに負けない程のダシの香り・・・・かなりダシが強めなのか。シャープさが微塵もなく、ぽったりした味わいの汁で軽やかさとは対極にある。濃さはやや濃いめ。だが甘さもあって喉に抵抗なく飲みこめる。

ダシの香りが良く、重めの汁。不味くは無い、旨い方だろうが好みの汁ではないな・・・・

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薬味。う~ん、ちょっと失望。茶と同じく貧乏臭い。葱といい山葵といい。山葵には瑞々しさはなく、香りも少ない。硬く、ボソボソした感じだった。非常に残念。

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蕎麦を汁に浸けて啜る。汁の甘さが舌の上に重くのしかかると同時にダシの香りと旨味がいっぱいに広がる。咀嚼してゆくと汁の甘味が蕎麦の甘味に変わってくる。でも、蕎麦の甘味を純粋に味わうには汁は強すぎるようだ。甘く、重すぎる。尤も味わいが軽くダシの香りだけが前面に飛び出している汁よりは良いと思うが。

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蕎麦湯、これくらいの濃さがいい。

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蕎麦湯の香りも楽しんでフィニッシュ。

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最近妙に餡子が食べたくなっている。そんなときに気になる名前が。そばぜんざい。蕎麦の香りと小豆の風味・・・良いね。頼もう。追加オーダーだ。

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おぉ、美味しそうだ。餡子の硬さはおはぎ位。形といい・・・まるでおはぎだ。蕎麦おはぎ。

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食べてみよう。まずは餡子。甘すぎず、でも甘さ十分。頃あいの甘さだ。小豆の味もしっかりしていて餡子は粒あんが美味しいなと思えてくる。

では蕎麦団子を・・・・うぅっ、硬い。箸でちぎるのも困難な程だ。ふわっとした蕎麦がき団子を予想していたが・・・全く違う。硬い、硬すぎだ。冷えた餅並みの硬さだ。

ここまで硬いと、食べるのに格闘になってしまい蕎麦がきの香りが楽しめなかった。この蕎麦がき、練り過ぎだよ。ふっくらした状態で練りを止めないと。

箸でちぎるのを諦め、箸で一個そのままつかんで口に運ぶ。もはや蕎麦ぜんざいを食べているとは思えない。おはぎを食べているような気分だ。これはこれで・・・・・いや、良くない!ぜんざいと銘打つ以上ぜんざいでないといけない。これは蕎麦おはぎとして掲載するべきものだ。

 

手打ちそば 御野立庵

かすみがうら市中志筑1571-1

℡0299-23-5000

11:30~15:00

定休日 月曜日&第三火曜日

 


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外二で打った力強い常陸秋蕎麦 水戸の蕎麦 水府庵 [茨城の蕎麦]

余震の恐怖に脅えながらの作業。何にそんなに脅えるのか?それは・・・・・”振り出しに戻る”が怖いから。

被災した精密機械を修理、調整して性能を出す。しかし・・・大きな余震が来たら繊細な精密機械のこと最悪もう一度やり直しになってしまう。そう、振り出しに戻る、だ。双六ゲーム盤の上で仕事をしている気分に感じてしまう。盤の上を小さな”さる一号”がコマを進めてゆく・・・・振り出しに戻るで止まらない事を祈りつつ。

だから16日の昼前の地震の時には焦りました。冷汗がツーっと。

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その後は大きな地震はなく(小さいのはいっぱい。もはや揺れても目眩のように感じてしまう。揺れているのか目眩なのか自分でも判らない。)順調に仕事は進んでゆく。そして早めに水戸市内のHOTELに戻った日、水戸市内の蕎麦屋で夕食。

その日は朝から冷たく激しい雨、昼ごろには雷まで轟き雨足はさらに激しくなった。一日中肌寒く温かいものが食べたくなり、ケンチン蕎麦を無性に食べたくなったのだ。

そこで・・・水府庵に向かった。ひたちなか市から水戸市に向かって6号線を走る。目印のサンクスの交差点を左折すればあるはず。・・・・・・・えっ?無い。団地まで来たが行き過ぎだ。Uターンして戻ると・・・・あった。被災してイメージが変わっていたので判らなかったのだ。 

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工事中?だけど暖簾がかかっているし、店内には灯りも。だが暖簾のかかり方は微妙だ。とりあえず中に入ると・・・・営業はしていた。

夕刻のせいか他に客はいない。

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店内は至って普通の蕎麦屋。お洒落でもクールでもなく、普通。

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入口の邪魔な場所に石臼が。置き場所ば無かったのかな。

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今日の目的はこれ、付けけんちん汁。900円で大盛りは200円増しだ。品書きを見ることもなく、座ると同時に注文を入れた、ケンチンセイロを大盛りで!

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このケンチン蕎麦、ローカルTVにも紹介されたそうだ。紹介されたのは鴨つくねの入ったケンチン蕎麦なのだが。

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ここの蕎麦は2種類。常陸秋そばを外二で打った蕎麦と海苔が入った磯切り蕎麦。

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磯切りは食べたことが無いが、蕎麦の色が特徴的だ。ここの蕎麦の価格は580円と600円クラスだ。そう、一番当たり外れがあるクラスという事。

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これは品書きの裏側に隠れていた。オーダーした後でゆっくり品書きを眺めていて気付いた。こっちを頼めば良かったな。

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食べようか最後まで悩んだ蕎麦スイーツ。蕎麦アイスに蕎麦白玉が添えてあって、蕎麦の実庵がかかっている。そそられるが・・・・・しかし、寒いのだ。やめておこう。

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蕎麦が運ばれてきた。熱々のケンチン汁と一緒に。温まりそう、寒い日はやはりこれ。 

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外二で打った常陸秋蕎麦はやや太めで表面も荒目に見える。蕎麦のみで啜ると・・・喉越しは良くない。しかし、蕎麦の香りはしっかりしている。しっかりした蕎麦は噛み応えも良く、咀嚼していて顎が気持ちいい。奥歯が蕎麦をすり潰す度に甘みが溢れる。

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ケンチン蕎麦には喉越しは求めない。汁を少しつけて啜る普通のセイロは喉越しが良いと気持ちいいが、ケンチン蕎麦は蕎麦を汁にどっぷり入れて食べるから。そう、浸けるではなく、啜るでもなく。

通常ケンチン蕎麦は醤油味が一般的だが、この店は味噌も入る。寒い時は味噌の方が体が温まっていいな。そういえば長野で”お煮かけ蕎麦”を食べた時も味噌味だった。あれは体が温まった。 

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具がいっぱいあるケンチン汁は体が温まります。太めの力強い蕎麦は味噌の入ったケンチン汁に負けることなく、しっかりと蕎麦の香りを感じさせてくれる。ケンチンの汁が若干塩辛いのが気になったが、使っている味噌のせいかな。味噌味は味噌の味わいに好みが分かれるから難しいと思う。生まれ育った地域によって味噌が違うから。

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最後に蕎麦湯をケンチン汁に投入して汁を飲み干す。凄く体が温まった。

 

 水府庵 

茨城県水戸市若宮1-5-63
営業時間:午前11時~午後8時
  定休:月曜
 駐車場:15台
電話番号:℡029(221)6329

 

 

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今週は水戸駅前のホテルがキープできて、そこからひたちなか市に通っている。その道沿いには壁が落ちた建物や屋根瓦の落ちた家がいっぱいあった。

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その中でも一番息をのんだ建物がこれ。4階建て構造で2階部分が事務所となり階段が付いている。そして1Fは駐車場だったと推定される。1Fは押しつぶされぺちゃんこになった車が何台か挟まっていた。

今回の被災復旧の仕事では見慣れないロゴのジャケットを着た人たちがいっぱい。通常は客さんの作業ジャケット、そして同業他社のジャケットで溢れているが、今回は自動車関連の作業ジャケットがたくさん。TOYOTA,NISSAN,HONDA,DAIHATSU・・・・KEIHIN,DENSO

この客さんから商品が出荷されないと彼らの会社の生産ラインが停止してしまうという。いまや車の電装品はICだらけだから自動車メーカーも気が気ではない。だから自工会として応援に駆け付けたと新聞に書いてあったが、本当にいっぱい応援が来ている。栃木のHONDAや福島のNISSANも被災しているのに結構な人員が来ていた。

現に自分もHONDA&KEIHINのチームに助けてもらった。地震の揺れで大きく動いた機械の位置を直したり、曲がった足を付け替えるために持ち上げてもらったり・・・さすが自動車関連、大きな機械には慣れているようで手際が良かった。

 


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純米酒で打つ蕎麦とはなんと贅沢な・・・ 那珂の蕎麦  蔵+蕎麦 な嘉屋 [茨城の蕎麦]

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那珂インターを降りて走っていると気になる看板が・・・

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酒蔵の蕎麦???

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店の周りは完璧な造り酒屋だ。

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何でも文政6年創業の酒屋らしい。

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たとえばこんな銘柄。お酒の好きな方はここ→木内酒造HP

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オリジナル地ビールに用いるビール麦の栽培を行っていてその裏作として蕎麦を栽培したと書いてあった。

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造り酒屋にシンプルな看板。なかなかいい味だ。

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それにしても歴史ある造り酒屋の重厚さ、いい雰囲気だ。

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門の裏手に蕎麦屋がある。これもなかなか良い雰囲気だ

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店の内側。なんかとても雰囲気がある・・・・蕎麦屋蕎麦屋していないないし、蕎麦屋として違和感もない。なかなか絶妙なところだ。

まずは品書きですね。品書きを角確認すると・・・・・

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ここの蕎麦は外一の蕎麦が基本、蕎麦は自家製で水回しの時に微量の純米酒を加えるという。さすが造り酒屋と思ったら、さらに凄いのを見つけた。

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十割で、水を一切使わず純米酒のみで打ちあげた蕎麦。う~む、これはそそられる。しかも限定15食。相変わらず限定の文字には弱いのだ。 大盛りは350円増しという、十割の大盛りに決定。

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酒も充実・・・・さすが造り酒屋、日本酒の用意もしっかりと。

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花粉で喉の奥がざらざらだ。暖かな蕎麦茶で洗い流す。痛痒い喉に蕎麦茶が潤いを与えてくれた。

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蕎麦が運ばれてきた。蕎麦はしっかりとした存在感がある。蕎麦に鼻を近づけると・・・・おぁ、何という蕎麦の香り!素晴らしく香りが立っている。でも・・・蕎麦の香りと一緒に何処か覚えのある香りが混ざっている。そう、これは・・・・納屋橋饅頭だ!納屋橋饅頭の匂いがする。(酒の匂いなのだろうけど・・・)甘いような、酸っぱいような香り、甘酒の香りをマイルドにした感じの香りだ。

そんな香りが蕎麦の香りの隅に混ざっている。

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蕎麦を手繰ると・・・・!蕎麦の香りが口の中に飛び込んでくる。何という香りだろう。噛み切った時に顎に感じる噛み応えもしっかりとしていて、コシも十分にある。咀嚼すれば、奥歯でつぶした瞬間に蕎麦の甘味が飛び散るようだ。これは美味しい!良い蕎麦に巡り合えた。

口の中に満ち溢れる蕎麦の香りを楽しんだ。蕎麦を啜りながら背筋が伸びるよう。存在感のある蕎麦だ。

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汁を口に含んでみる。・・・・甘い。後口にまとわりつく嫌な甘さではないが甘さが強い。だから汁に切れがかんじられず、ぼたっとした感じの味わいだ。

汁は重めでしっかりとしている。重めだが濃いわけではない。口に含んでそのまま飲み続けられる濃さだ。強い蕎麦にふさわしい。

ダシの香りも強すぎず、蕎麦の香りを邪魔しないだろう。だが、・・・香り高く存在感のあるシャープな蕎麦は切れのある辛口の汁で食べてみたい。

蕎麦を汁に浸けて啜る。汁のダシの香りの前に汁の甘味が口を支配する。蕎麦の香りが隠れてしまう。蕎麦の甘さより汁の甘さが強く出てくる。

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・・・・・・・

結局・・・蕎麦のみで手繰るのが一番香りと甘みを楽しめた。半分以上を蕎麦のみで啜って蕎麦の香りを堪能した。なんとも甘い蕎麦の香りにうっとり。

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薬味は葱と山葵のオーソドックスな薬味。山葵の香りは特筆なし

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美味しい漬物でした。

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蕎麦湯はちょっとこってり

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蕎麦湯の香りも高かった。

酒の香りは蕎麦の邪魔をしていなかった。蕎麦の香りが素晴らしかったが、これは自家栽培の蕎麦が良いからだろうか、それとも酒で打つからなのか。

今度は外一の蕎麦も試しに再訪かな。ここで純米原酒を飲みながら蕎麦を食べられたらいいな。でも車だから無理だけど。

 

蔵+蕎麦 な嘉屋

茨城県那珂市鴻巣1257 木内酒造

℡029-298-0105

11:30~14:30 & 17:30~20:00(火曜、水曜、木曜は昼のみ)

 

 


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美味しい汁を味わう つくばの蕎麦 手打そば野麦 [茨城の蕎麦]

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日立市での仕事も終わった。最終日は朝イチで打ち合わせのみを行い帰路についた。
日立市のお客さんの被災度は軽微だったようだが、南隣の地域のお客さんは甚大な被害を受けたときく。
単純に北ほど被害が大きいという訳でもなさそうだ。
254号を南下して日立太田に向かう。やはり屋根瓦が落ち、ブルーシートでカバーしてある家が多い。
途中、xx漁港という名の交差点があった。ふと、漁港の様子を見たくなり海側に曲がる。
気仙沼港の衝撃的な映像が脳裏に蘇る。日立は茨城、宮城からかなり距離があるので被害なないだろうが、砂浜なんかは痕跡があるかもしれない。

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浜に到着。道が・・・・凄い事になっている。陸側を見ると・・・

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津波の痕跡が!・・・日立でも津波が乗り越えたんだ!
入居者募集の張り紙が・・・

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中には完全に持っていかれた家屋も。

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車が右側通行、ここは外国?いいえ日立漁港付近です。左側の道(本来の上り方向)はアスファルトがズタズタ。液状化?


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帰り道、つくば付近で遅い昼ご飯。そういえば二回連続でつくばの蕎麦だ。


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一度入ってみようと思ってはいたが、今までタイミングが合わなかった店だ。

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店内は結構広い。

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蕎麦茶がちょっとぬるめかな。

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品書きを見れば最初に蕎麦と汁の説明が。
えー、常陸秋蕎麦じゃないんだ。メインは北海道産らしい。
よくよく見れば、レジに張り紙があって、本日の蕎麦は北海道沼田産と書いてあった。
蕎麦は二八、汁には何か拘りを感じる。蕎麦よりも汁に強い拘りがあるように感じた。
ほう、有名な神田やぶそばで修行をされた方なんですね。

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値段は、リーズナブル。でも600円の値段のもりは当たり外れが多いから心配だ。
自分の経験では、二八で700円以上で美味しくない店は客が来なくなり潰れてしまう。だから美味い店しか残っていない。
二八で600円だと美味しくなくても不味くなければ客さんは入るようで、この価格帯には美味い店と美味くない店(不味い訳ではない)が混在している。ここはどうか?

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蕎麦が運ばれてきた。綺麗な細打ちの、まさに江戸流。喉ごしが良さそうだ。
早速蕎麦のみで手繰ってみる。
蕎麦の香りは少ないが喉越しは良い。咀嚼して甘味は・・・なかなか出てこない。根性で咀嚼続けて甘味が現れてきた。
北海道産の蕎麦は蕎麦の香りが控えめな気がする。(北海道産と書いてある場合、この啜った時の香りの弱さが共通だから)
噛み切ると・・・・コシが頼りない。一寸柔らかめの蕎麦だ。
しっかり噛み応えのある蕎麦が好きだから頼りなく思える。
とある江戸蕎麦打名人の方が書いた本に、蕎麦は茹で足りないのはいけない。素人はコシと固いの区別がつかなく茹で時間を短くしてしまうが、これはいけません、茹で足りないより茹で過ぎの方がまし、と書いてあった。(無論茹で過ぎにも限度があると思うが。)
ここの蕎麦は若干の茹で過ぎ、柔らかめ。故意なのかも。

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汁を試そう。汁がたっぷり入っている、これは嬉しい。
汁を口に含む。
何だこれは!美味いよ!後口がすっきりと収まる。ダシが出過ぎず、甘味は残らず、それでいて辛すぎず喉に引っかからない。
スムーズに喉の奥に消えてゆく。

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蕎麦を汁に浸けて啜る。この蕎麦にこの汁を浸ける場合、浸し過ぎはいけない。
1/3程度に留め、喉越しの良さにまかせて一気に啜る。
気持ち良い!が咀嚼すると。。。。頼りない。う〜ん、残念。
大盛りにしたが、頼りなさに口が飽きてしまって最後当たりは辛く感じた。
この蕎麦汁で十割蕎麦を食べてみたいな。
実はこの近所の蕎麦屋に蕎麦(十割)は美味しいが汁が(自分にとっては)甘すぎて残念に思う店がある。そこの蕎麦をここの汁で食べてみたいものだ・・・

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薬味は山葵と葱。綺麗な葱だ。山葵は・・・・まぁ値段を考えれば贅沢は言えないか。




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残った汁を蕎麦湯で割って飲む。美味しい汁だ、蕎麦湯で割って飲むと又美味しい。

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蕎麦湯自身はサッパリタイプ。


手打ちそば 野麦
☎ 029-836-8016
11:00~15:00
17:00~20:00
定休日 月曜日


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茨城の仕事のついでに、日立市内にある気に入っている味噌屋さんで味噌を買った。

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みずきの庄、最近はここの味噌ばかりを使っている。だから茨城も大きく被災したと聞いたときは味噌蔵が心配になった。

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なんか張り紙が。

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味噌は放射能汚染予防にいいそうです。へぇ〜

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味噌を3kgかって、貯まっていたポイントで味噌シフォンケーキを買ってみた。

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帰り道のSAで納豆を購入。近所のスーパーで売り切れているから。
最近納豆とヨーグルトの入手が困難だから。

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これが味噌シフォンケーキ

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食べてみると・・・・ちょっと味噌が強いのか塩気が強すぎると感じた。
味噌は隠し味ではなく、しっかり自己主張。ちょっと出しゃばりすぎと思う。
もう少し味噌を少なめがいいのかな。


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オフィスビル周りの桜花、蕎麦撮影用のコンパクトで撮影してみた。


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まだ満開の感じはしないかな。

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コンパクトデジカメの限界か、花弁の描写が・・・

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空模様は怪しく、風も強い

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花粉も多く飛散しているのか目が痒くてたまらない

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それでも1年ぶりにあえた桜に魅せられる。

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ようやくあえた桜、この春の寂しい気分を埋めてくれるか

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寂しさと不安で簡単には埋まらないほどに開いた心の穴に、ひとひらの桜が舞い落ちた。

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土曜日の予報は雨、悲しいな。










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腕打ち蕎麦とは  つくばの蕎麦  腕打蕎麦やなぎ [茨城の蕎麦]

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今回の仕事は茨城は筑波、そのあとは会津、そしていわきを経由して日立のコースだ。まずはつくばで蕎麦を楽しもう。前々から気になっていた蕎麦の看板があるのだ。

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雲一つ無い気持ちのいい空の下、鋼鉄のキリンを横目に眺めながら

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ベイブリッジを湾岸線を駆け抜ける。気持良い!バイクとかカブリオレだったら最高の気分なんだろうな。

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大分出来てきたのかな・・・・

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学園大通りを走ると見かけるこの看板。”腕打ちそば やなぎ”・・・・腕打ち?手打ちと違うのかな?

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気にはなっていたが今まで行く機会が無かったのだ。何故ならここの近所の十割蕎麦の店に行ってしまっていたから。

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県内産常陸秋そばを外2で打っているそうだ。しかも腕打ち(だから腕打ちって何?)おや、限定の文字がある。しかも七色のみ!これは・・・・注文は決まったな。

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入口、至ってシンプル。

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店内は意外と広い

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品書き、常陸秋そばを外2で打つ蕎麦にしてはリーズナブル。大盛りは250円増しだ。ならば田舎の大盛りにしよう。

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茶と・・・・興ざめの安っぽい薄い紙おしぼり。しかし、値段を考えれば文句は言えないか。

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蕎麦が運ばれてきた。幅が広く、厚さのある力強そうな蕎麦だ。表面に星も多い。

蕎麦の実を手繰ってみる。啜ると唇から蕎麦の香りが広がり鼻に抜ける。噛めば顎にしっかりした噛み応えを感じ、奥歯からは蕎麦の甘味が一杯に広がる。

蕎仙坊の田舎に比べれば可愛いものだが(あれと比較してはいけないのかも)結構力強い。が、手強いとは感じない。

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汁を口に含んでみる。ダシの香りが高く、若干薄めに感じる汁だ。甘みも多く、柔らかい感じを受ける。薄めに感じるが味に厚さはある。

田舎蕎麦は甘目が合うような気がする。自分は甘めの汁は好みではないが、田舎蕎麦の時は甘めの方が良い気がする。

細い繊細な蕎麦にはシャープな辛口の凛とした汁。そして太く力強い田舎蕎麦には、その強さを受け止める強く甘めの汁が良さそうだ。

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蕎麦を汁に浸けて啜る。ダシの香りが広がり、そのあとで汁の甘味、咀嚼していくと汁の甘味が消えて蕎麦の甘味へ。

若干薄めに感じる汁、蕎麦の全部を汁に浸けて啜った時が一番蕎麦の甘味を感じる事ができた。田舎蕎麦はどっぷり汁に浸けても蕎麦が負けないようだ。

ここで他の客が煙草を吸いだした。(そう、この店は近縁ではないのだ)とたん店じゅうが煙草の匂いで支配される。蕎麦をよく咀嚼して香りと甘みを出しても・・・煙草にはかなわない。蕎麦の香りが感じられなくなってしまった。

残念に思ってたら、新たな客も煙草に火を点けた。だめだこりゃ、もう蕎麦を味わうどころではない。

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薬味。葱と山葵。山葵は香りより辛さが先に出るタイプ。

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漬物・・・・こんなに薄くされちゃって。これって、あまりにも貧乏臭くない?この薄さで出すぐらいなら、いっそ無い方が良いと思う。

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蕎麦湯。蕎麦湯は普通に茹で湯。さっぱりと。

煙草臭い店から息を止めながら外に出る。シャツの袖に鼻を近づけると煙草臭い。やっぱり移った。煙草の匂いって暫く取れないんだよね。その間、ずっと気になってしまう。

あの店はリピはない。禁煙でない店は一度味を確かめたら終了、二度は行かない。

 

 

腕打ち蕎麦 やなぎ

茨城県つくば市館野101-2

TEL 029-836-2323

11:00~14:30 & 17:30~20:00

定休日 第一、第三木曜日

 

 

 

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つくばの桜。良い感じに咲きかけたかな。

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(一杯目)しろたま さる1号の蕎麦と甘味の探求記録での茨城の蕎麦の記事は→ここ

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つくばでの仕事を終えたあとは東北道方面へ

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何時もは寄らない羽生PA,何かが呼んでいると思ったら”すんだ茶屋”東北応援が東北名物を食べようじゃないか。何故か抹茶ソフトと

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ずんだダンコ。抹茶ソフトは花粉が張り付いて炎症をおこしている喉に気持ち良かった。

東北道の宇都宮を過ぎてSAに入る。お目当てはこれ。餃子。宇都宮の餃子店が5店づつ味わえる。

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SAの一角に宇都宮餃子広場

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餃子専用の発券機

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どの店の餃子にしようかな。お勧めマークは鵜の木、わいわいが良さそうだと思ったが完売だった。では鵜の木と豚喜喜の二皿を頼んでみた。

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つつむくんだそうです。

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美味しそうな焼き色、まずこっちを味見。

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肉の旨味と野菜の甘さが良いバランス。美味しい、ご飯が欲しくなる。

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そして鵜の木を試そう。ん~っ、さっぱり。

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野菜餃子なのか?野菜の甘さは美味しいけどコクが感じられなかった。ご飯が欲しくはならなかった。

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福島に向かって走ると途中で自衛隊の隊列にであった。凄い台数が連なり被災地に向かっていた。御苦労さまです。

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会津で宿泊、ホテルには関西ナンバーの赤十字の車がいっぱい。日本海側を走って新潟から福島に抜けてきたのだろう。ここからさらに宮城、岩手に行くのかな。

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会津で蕎麦を楽しもうと考えていたが・・・・残念ながら時間を取れなかった。

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そりゃそうだ、被災した精密機械の様子を見に来たのだから

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会津での仕事を終わらせて次は日立へ。磐越道をいわきに向かって走る。いわきに近づくにつれて道のうねりが大きくなる。屋根瓦の落ちた家もいっぱいだ。

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日立のホテルに到着。明日は日立で仕事だ。最終日位は蕎麦を食べる時間を取れたらいいな。

おぉ、地震だ!結構大きいぞ!震度4位か?それに長いし!また津波が心配だ。


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