柔らかな汁で味わう蕎麦 牛久の蕎麦 そばの心 志茂部 [茨城の蕎麦]
今日もつくば、つくばの蕎麦屋はほぼ行きつくしたようで新たな店の発見がありません。
ならば隣町、牛久で探してみました。
今日のターゲットは志茂部、480号線沿いにある蕎麦屋さんです。
店内は和のいいい雰囲気、座敷が二間に囲炉裏の席
壁際にも畳の席がありました
蕎麦屋は良いですねぇ
和の雰囲気は落ち着きます。^^
囲炉裏の席に陣取ります。
お茶は緑茶、これは残念。
緑茶のタンニンは蕎麦の味を損ないますから。
やはり蕎麦屋は蕎麦茶で迎えて欲しいです。
品書きを確認します
もりが800円、大盛りにすると300円増しです。
しかし今日はサービス期間だそうで大盛りも普通盛り料金だそう。
これは嬉しいです^^
初めての店は”もり”と決めているのですが、気になる品が・・・
そう、薬膳カレーそば
これは気になります。
次の楽しみに取っておきましょう。
二種類の鴨汁そばも鴨好きには気になります^^
温かな蕎麦
ここで気になるのはカレー南蛮そば
先ほどの薬膳カレーそばとどう違うのでしょう
一番気になるのはこれ”蕎麦ぜんざい”
甘党にとっては凄く気になります^^
注文したのは大盛りと蕎麦ぜんざい、基本ですね。^^
蕎麦の到着です
蕎麦の山が三つ
普通盛りは山が二つ、大盛りだと三つなのでしょう。
艶やかで綺麗は表面の蕎麦は断面がスクエアで喉越しが良さそうです。
まず蕎麦のみで啜ります。
啜った瞬間に立ち上がる蕎麦の香りは少なくあまり感じません。
喉越しはよく唇の表面を気持ちよく滑ってゆきます。
噛み応えも良い感じ。
プツンとした感触で噛み切れます。
啜った蕎麦の一本一本を確認できるような存在感を感じる蕎麦
良い感じです。
次に汁を一口、口に含み舌の上に導きます。
舌の表面に広げて味わうと・・・
ちょっと甘さが強く感じます。
でも後口に残る程ではありません。
優しい汁、輪郭は甘く、シャープさはありませんがホッとする味わい。
蕎麦を汁に浸けて啜ります
柔らかな汁の旨味が口いっぱいに広がります。
旨味はしっかり厚く、その旨味が引いてゆくと蕎麦の甘みがじんわり染みだして・・・
うん、美味しいです。
ガツンとした香りがあるわけではありませんが、落ち着く美味しさ。
しっかり咀嚼すると蕎麦の香りと甘みが口に中に広がって幸せな気分^^
薬味はオーソドックスに葱と山葵
葱が綺麗にカットされています。
山葵も良い香り、満足できました。
蕎麦を汁に浸けて啜ります。
喉越しの良い蕎麦は喉に快感を与えながら喉の奥に飛び込んでゆきます。
蕎麦はいいなぁ
久しぶりの蕎麦、その甘味と香りに満足しました。
蕎麦湯は一寸白濁
今日最初の客なのに白濁ちは・・・・
打粉が多いのかな
でも体が温まって良いですね^^
そして蕎麦ぜんざいです。
蕎麦がきが凄く美味しそう^^
ネットリ、ムッチリした蕎麦がきは官能的
口が喜びます^^
小豆の甘さも良い感じ。そして蕎麦の実の香ばしさが良いアクセント。
後を引く甘さ、5杯並べて食べたいです。^^
そばの心 志茂部 (シモベ)
029-874-0392
茨城県牛久市栄町3-184
定休日 木曜日
常陸秋そばの香り つくばの蕎麦 蕎麦一 [茨城の蕎麦]
新蕎麦にはまだ早い・・・・・解っているのですが体がいい加減蕎麦を食わせろと言いだしています。
この夏、妙に体調が悪かったのも蕎麦が足らなかったせいなのかな。(笑)
今週も つくば で仕事ですから茨城の蕎麦を楽しむことに。
今日のターゲットは蕎麦―、ちょっと解り辛い場所にある蕎麦屋さん。
看板を見つけてから店を見つけるまでに一寸彷徨いました。
建物の横奥にあるのが解りにくいです。
白暖簾の横の部屋は蕎麦打ちの部屋
店内は蕎麦屋さんらしい内装。
座敷二卓とテーブル席
熱い茶を啜りながら品書きを確認します。
勿論確認するまでもなく注文するものは決まっています。
初めての店では盛り、これは拘り^^
もり(700円)の大盛り(+300円)をオーダーしました。
この店が強く勧める品はひやかけ、ひやかけの辛み大根おろしが魅力的ですね。
皿に盛られた蕎麦は大人しい感じ。
細打ちですが極細ではなく普通のサイズ。表面は左程艶やかな感じはなく、若干の星見えています。
断面はスクエアですがエッジは甘い感じがします。
蕎麦のみで啜ってみます。
啜った瞬間、仄かな蕎麦の香り、強く香り立つタイプではありませんが優しく香る感じです。
唇を滑るその蕎麦には若干の抵抗感、喉越しの滑らかさは左程ありません。
噛み切ったときの感触はペシャっと潰れる感じで、弾力は感じない蕎麦。
茹でが多めなのか柔らかさが先に感じる蕎麦でした。
咀嚼してゆくと、しっかりした蕎麦の香りが出てきます。
久々の蕎麦の香りは嬉しいです。
汁を少量口に含みます。
甘さが強めの濃い汁
ダシはよく香って、ダシの香りで濃くても飲める感じ。
輪郭ははっきりぜず、ぼやけた後味。
甘みが残るせいでしょうか。
蕎麦を汁に浸けて啜ります。
啜った瞬間に広がるダシの香りと旨味。
その後で湧き出す蕎麦の甘み。
濃いめの汁で蕎麦の甘みが押し上げられるよう
ただ、濃い汁ですから浸けすぎると汁のダシの香りしか感じません。
1/3程度浸けた時が一番蕎麦の甘みを引き出せるようです。
個人的には細打ちの蕎麦は凛とした汁で食べたいですね。そう、背筋が伸びるような感じの汁で。
薬味は山葵と葱
山葵は瑞々しさが足らない感じで香りは少なめでした。
あまり自己主張しない大人しい蕎麦でした。
啜った時に感じる抵抗感と噛んだときの食感の頼りなさは好みではありませんでしたが、久々に蕎麦の香りを楽しむことができました。
蕎麦湯もセオリー通り、普通に茹で湯
甘い汁を蕎麦湯で割って楽しみました。
蕎麦一
029-855-6156
茨城県つくば市竹園2-7-27 INOレジデンス1階
11:30~15:00
定休日 月曜日
有るところには有るもので・・・・^^
最初の三口は違和感の嵐、それを過ぎると口が馴染んで・・・・・
そういうのも有りではないかと^^。でも粒粒のコーンがいつまでも邪魔でした(汗)
ガツンと太く啜れない蕎麦 つくばの蕎麦 ゐ田 & 桜井のアンドーナツ [茨城の蕎麦]
今回の出張はつくば
この日は仕事のスケジュール的に空き時間が発生しましたので昼御飯は少し山の方に行ってみました。
手打ちそば”ゐ田”。ずっと気にしていた店なのですが、市街地からかなり離れてますので、なかなか行く機会がありませんでした。
こんな路を進んでゆきます。
途中で気になる菓子屋さんを発見。
ここはたしかブリザドさんのブログで見た記憶が。。。。
アンドーナツの紹介記事だったと記憶しています。
しっかり油の染みたドーナツが白い砂糖の薄衣をまとって並んでいます。
真夏に食べるのはキツそうなじっとり感。
昔からのアンドーナツといった趣^^
隣は鹿の子饅頭と最中が並んでいましたが・・・・反射で写っていない><
和菓子屋さんというより和菓子も置いてある駄菓子屋さんかも^^
お土産にドーナツを買いました。
桜井菓子店
茨城県つくば市神郡76
0298-67-2750
7:00~17:30
定休日 木曜日
アンドーナツを買った後は目的地を目指します。
ちょっとした集落に入ります、路はかなり狭いです。
そのうえクネクネ曲がり、上りこう配もかなりのもの。
本当に大丈夫か?迷っていないか?と心配になりゆっくり登りますが・・・・
後ろに地元車に貼りつかれて思わず見つけたスペースにエスケープ。
ふと見たらそこが目的地でした(笑)
車のエンジンを切り、降りると・・・長閑な鳥の声とこの葉の囁き、静かな時間がそこにありました。
暖簾を潜り、中に入ります。
土間が良い雰囲気。
一人なので窓側の小さな席に陣取ります。
奥の座敷はこんな感じ。
おしぼりがちゃんとしているのが嬉しいです。
端袋に季節があります。
風流ですね。
一番嬉しいのはこの貼り紙。^^
品書きを確認しましょう。
品書きは至ってシンプル。種類は左程多くありません。
”つけ”が盛り蕎麦のこと。
1000円が普通盛り、大盛りは400円増し。
蕎麦についての説明がありました。
ウチの蕎麦は太いから、しっかり噛んで食べるようにと。
噛んで甘味を香りを味わうようにとも書いてあります。
蕎麦は喉越しだけじゃない・・・・・その通り!と頷きながら読みます。^^
品書きを見ていて凄く気になったのがこれ。
一日十食の限定品。
これは気になります。でも、この店に不似合いなエスニックと激辛の文字が・・・・
カレー蕎麦でした。
カレー南蛮に2600円!、これは一体どんなカレー南蛮蕎麦でしょう。
凄く気になりますが、初めての店では”盛り”、これを覆す事はできません。
しかもフランスパン付きという文字がさらに気持ちをヤキモキさせます。
普通カレー南蛮には白飯です。
白飯とカレー南蛮の汁の相性は言うまでもありません。
なのに、フランスパン・・・・・あえてご飯ではなくフランスパン。
そこにどんな意味があるのか・・・・・
しかもこの価格です。気にするなと言う方が無理(笑)
そういえばお茶が出てきていない・・・・忘れられているかな?
と、思っていたら出てきました。
何と抹茶です(驚)
蕎麦を食べる前に抹茶が出てきたのは初めて。
食前に飲むお茶ではないと思うのですが・・・・・・
抹茶茶碗を眺めて通を気取って(笑)
でもよく判らないです^^
抹茶を飲んで暫くすると蕎麦がやってきました。
器がまた良いい感じ、蕎麦の色に良く合っています。
この蕎麦・・・・太いなぁ。
たしかに品書きに説明がありましたが、ここまで太い蕎麦は初めてです。
そして短い。長さは長いもののも10cm位で啜ることはできません。
蕎麦は喉越しだけではない、と、品書きに書いてありましたが、これは端から喉越しは考えていませんね。
有無を言わさず噛んで食べるのだと(笑)
啜ってみます。・・・・無駄でした。(笑)
長さが無いのもありますが、蕎麦が唇を滑りません。
ひと箸、ひと箸、口に運ぶ感じです。
啜りませんから香りは噛んで初めて感じます。
流石極太、噛むごとに蕎麦の香りと甘みが奥歯からガツンガツンと飛び出して来ます。
じんわり滲み出る感じではなく、顎の動きに連動して香りが押し出される感じ。
汁を確認してみましょう。
少量を口に含みます・・・・うわぁ、濃い!
後口は甘味が残る事は無く、辛くて飲めない事もありません。
ただ、凄く濃い感じなのです。
こんなに濃い汁は初めて、濃すぎる汁で良い記憶はありません。大丈夫でしょうか・・・・
心配しつつ、蕎麦を汁に浸けて口に運びます。
蕎麦が短すぎて蕎麦に汁を浸ける量を調整するのが難しく、完全に浸す感じに。
こんなに濃い汁に完全に浸して大丈夫かな。。。。
と噛んでみます。
途端、凄い蕎麦の香りと甘みが。
この濃い汁が蕎麦の甘味を押し上げています。
この極太の蕎麦の甘味を押し上げるには此処まで濃い汁でないと役不足なのでしょう。
汁無しより確実に甘味と香りが感じられます。
薬味は葱と山葵と大根おろし
量は凄く可愛い量。^^
蕎麦の野性味に比べて何とも愛らしい山葵。
自分は蕎麦に山葵を使いませんからこれで良いですが。
大根おろしもそう。
汁に溶いたり、蕎麦に乗せるのではなく、口直しに舐めるために有るような感じ。
これはまさに自分の薬味の使い方そのものです。
この店のコンセプト、自分にぴったり。
薬味で口直しをしつつ、ガツンと香る野性味あふれた蕎麦を楽しみました。
蕎麦湯は白濁のどろりとした湯。
この蕎麦湯がまた良い香りでした。
なかなか美味しい蕎麦を楽しむ事ができました。
やはり、カレー南蛮wフランスパンが気になります・・・・・^^;
手打ちそば ゐ田(手打ちそば ゐ多゛)
茨城県つくば市筑波552-3
029-850-8082
11:00~19:30
定休日 木曜日
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さあ、お土産のアンドーナツを食べましょう。
一個90円でした。
大きさは小ぶりですが重さはしっかりしています。
割ってみると、昔ながらのアンドーナツ。
記事に染みたじっとり油のコクが濾しアンの甘味と合わさってどっしりした旨みを感じさせます。
フワフワとかサッパリとかは無縁の味わい。
しっかり甘く、どっしりとした油、多少の疲れなど吹き飛ばしてしまうようなインパクト。
ただ・・・流石に5個は辛かったです。ちょっと胸やけがぁ(汗)
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この土日は つくば での仕事。
連日ハードに過ごしているせいか、妙に香辛料を体が欲します^^
そうです、次記事はカレー(笑)
ある意味入り辛い店 つくばの蕎麦 手打ちそば 更科の里 [茨城の蕎麦]
珍しく常磐道谷田部ICで降りて、サイエンス通りを北上、片側三車線でペースの速い道を流れに乗って走ります。
もうすぐ11:15分、ちょっと早めですがお昼ご飯にしてしまうのも良いでしょう。
11:30分開店の店は多いですから。
良さげな蕎麦屋かカレー屋でもないかなとチェックしながら走っていると・・・・・
左へ大きくカーブした道、手前の建物で奥が見通せません。
障害物を過ぎたその瞬間
あっ、蕎麦屋だ!
しかも11:15なのに2台の車が駐車場で開店を待っている!
これは期待できるか!?
しかし、流れの早い道、左に寄るタイミングがつかめず通り過ぎてしまいました。
Uターンも困難な道ですから、左折し、細い道をぐるっと回って手前に出る事に。
しかし、その道が迷路、ようやく元の広い道に出て左車線を走りますが・・・・・
障害物を通り過ぎた瞬間にあらわれる蕎麦屋。
あわてて急減速しながら左折、駐車場へ。
これは別の意味で入り辛い店ですね。^^)
暫く待って、開店の時間。
暖簾がしっかりかかるまで外で待っています。
暖簾のかかった入り口を撮りたいですから。
暖簾は店其々、蕎麦のように店ごとに味が違って楽しいです。
ここはオーソドックスな暖簾。
蕎麦もオーソドックスな正統派なんでしょうね。
店内禁煙の札が嬉しいです。
店の中は明るく気持ちいいです。
太陽光が多く差し込む店は気分も明るくなりますね。
お~お、暖簾の通りの普通に冷やしタヌキなんかを頼みたくなるような蕎麦屋さんの品書き。
重ね盛りを注文しました。ようは盛り蕎麦二枚です。
もり1枚が600円を切っている・・・
微妙だなぁ
やはり普通で終わってしまうのか。
いや、その割には・・・・
鴨に凝っていたり・・・・
そばがき もある。
そばがき が品書にある店で外れる確率は低いです。
普通の街の蕎麦屋では そばがき は出しません。
あらためて店内を見渡すと御主人が蕎麦を打っています。
蕎麦を切る包丁のリズミカルな音が耳に心地よく響きます。
でもこれは雰囲気ないです。
紙は止めてほしいですね。何となく貧乏くさいですから。
(品書きの価格からいったら仕方ないのでしょうけど)
緑茶かぁ・・・
これはいけません。タンニン成分が蕎麦の味を邪魔してしまいますから。
横に団子が一個。
蕎麦白玉団子のようです。
団子が出てくるとは、甘味もあるのでしょうか。
品書きを見直すと・・・・
ありました。
しまった!よく見ていなかった。
これだったら盛り+蕎麦白玉あずき にしたかった・・・・><
二段重ねがやってきました。
更科を店の名にしているのに色は普通。
そういえば品書きに更科の文字は無かった気が・・・・
器の感じと言い、蕎麦の盛り方、レイアウト。
トラディッショナルスタイルの蕎麦ですね。
蕎麦は平たい蕎麦
幅が不均一なのが気になります。
きしめん率(*1)が1.8~3.5とばらつきが大きいようです。
*1:きしめん率は蕎麦断面の縦横比 蕎麦打ちブロガー たーさん の提唱される基準項目です。
早速、蕎麦のみで手繰ります。
香りが立ってくる蕎麦ではありません。
噛み応えはしっかり、コシがあります。
喉越しは平たい蕎麦特有の突っかかりを感じさせながら喉の奥へ飛び込む感じ。
気持ちいい喉越しではありません。
汁を口に含んで舌先で味わいます。
甘めで酸味を強く感じます。
スキッとした感じは無く切れよりも柔らかさ重視の汁。
濃さは濃すぎませんが、甘さが後口に少し残ります。
蕎麦を汁に浸けて啜ります。
幅広の蕎麦は啜り辛いですね。
口に中に飛び込んだ蕎麦、最初に感じるのは汁の甘さ。
それが落ち着いてくると酸味が顔を出して来ます。
しっかり腰のある幅広蕎麦をしっかり咀嚼していると蕎麦の甘味と香りが奥歯のあたりから広がってきます。
しかしそれは口いっぱいになる程ではありません。
薬味は葱に山葵、そして大根おろし。
大根は普通の大根。
葱は極細にスライスされ綺麗でしたが瑞々しさを感じませんでした。
山葵は・・・
ちょっとボソボソで瑞々しさはありません。
辛みと香りも少なめに感じました。
蕎麦の味が薄く感じ、途中から味に飽きてきた感がありましたので、葱や山葵を乗せて食べたりしました。
汁に浸ける量は1/3程度が一番蕎麦の甘味を感じました。
蕎麦の味に対して価格は妥当な感じです。
蕎麦湯
これまたトラディッショナルな濃さ。
これぞ蕎麦湯って感じの蕎麦湯です。
蕎麦湯
これまたトラディッショナルな濃さ。
これぞ蕎麦湯って感じの蕎麦湯です。
甘めの汁は蕎麦湯で割ると美味しいですね。
しっかり全部いただきます。
蕎麦の味、香りは価格を考えれば妥当です。
コシはあって良いのですが、蕎麦幅のばらつきが大きいのは気になるところ。
蕎麦の甘味は次回の楽しみに取っておきましょう。
蕎麦は更科ではないのに、何故更科を名乗っているのだろう。
不思議に思いながら帰りがけに店を見渡すと・・・・ありました。
入り口わきのランチセットのサンプル(実物サンプル)に更科のセットが。
色白の透明感ある更科、どうやら更科は限定品のようでした。
店に入った時は開店早々すぎてサンプルが間に合わなかったようですね。^^
さらしなの里
029-838-0882
茨城県つくば市上横場256-1
11:30~
定休日 水曜日
繊細な細打ちの蕎麦茨城の蕎麦 手造りそば 季より [茨城の蕎麦]
住宅地の中に同化した蕎麦屋 そば処 椿野 [茨城の蕎麦]
香り高い外2蕎麦 手打ちそば いちい [茨城の蕎麦]
時間が無いときの救世主 友部SAの手打ち蕎麦 常陸庵 [茨城の蕎麦]
今度は酒の仕込みの水で打つ外一蕎麦 那珂の蕎麦 蔵+蕎麦 な嘉屋 (再訪) [茨城の蕎麦]
CPの高い、噛んで食べる蕎麦 石臼挽き純手打そば きむら [茨城の蕎麦]
美味しい蕎麦だけど見た目が残念 茨城町の蕎麦 昔そば 若竹 [茨城の蕎麦]
茨城の田園風景は空が広くて気持ちがいい・・・・・。 そう、またまた茨城での仕事なのだ。最近は妙に茨城が多い気がする。まぁ蕎麦屋が多いから好都合なのだが・・・・。
今回は水戸南ICから一寸走ったところにある蕎麦屋さん”昔そば 若竹”に訪問してみた。地味な外観は気付かす通り過ぎてしまいそうな感じだ。
店内には地元紙に掲載されたときの切り抜きと油画がいっぱい置いてある。 壁、襖は所々擦れていて場末的な雰囲気を感じる。そして気になったのは建物の匂い。空気の抜けが悪いのか淀んだ感じの匂いがする。暗く、陰気な湿気の匂いで気分が暗くなる。
飾ってあるではなく置いてあると表現したのは、もはや物置状態としか思えない程大量に展示してあるから。まるで場末の美術画廊にいるようだ(展示の仕方がそう思わせる)。これは落ちつかない。作品はご主人が描かれたのか、結構素敵なのだけれど・・・・・特にこの一枚は結構好きかも。
紫陽花が飾ってあるのは季節を感じさせてくれて嬉しい。まず出されたのは水。いくら暑くても熱い蕎麦茶が飲みたい。 写っていないが奥の座敷の壁上側にもたくさんの絵がある。上手く、素敵な絵を描かれているのは確かだが、飾り方を間違えると素敵にみえない。空間を考え余白を十分取って広々とした雰囲気で展示するのがいい。こんなに窮屈に並べたら圧迫感を感じて素敵な絵でもつまらなく見えてしまう。
品書き・・・・気になるのが訂正箇所。ガムテープが貼ってあってその上からマジック書き。いくら何でも貧乏臭い。客商売なんだから、来てくれたお客さんの気分を盛り下げるような事はしてはいけないと思う。
生粉打ち(十割のこと)は限定とある。限定の言葉に弱いからこれを頼んだ。そして好物の蕎麦しるこも。
昔ながらの蕎麦屋さん的な盛り。これはこれで落ちつく。小鉢には昆布の煮たものが。これは期待できる、経験的に昆布の煮たものが出てきた店は皆美味かったから。
表面の感じや色は如何にも十割蕎麦といった感じだが、仕上げは綺麗とはいえない。雑な感じの蕎麦も混じっていて全体のクオリティを下げている。たとえ美味くても見た目が悪ければ台無しだ。
流石に多くの蕎麦を食べ続けてきたのだ、外観だけで喉越しや噛み応えの想像がつく。この蕎麦の喉越しと噛み応えの予想値を味覚センサーにインプットして セット完了。
さっそく蕎麦のみで・・・しっかりした蕎麦の香りが嬉しい。啜った時に香りが来ない蕎麦は物足りないから。喉越しは正当派十割蕎麦の喉越しで良くはない。しかし噛んで食べたいからこれで良い。噛み応えもモッチリして噛んだ瞬間に蕎麦の甘味と香りが口いっぱいになる。幸せな気分・・・・になれるはずなんだけど、う〜ん。そう、暗く陰気な空気が気分を盛り下げている。
薬味・・・・これは???。まず葱の切り方に違和感がある。この形、温かなかけ汁蕎麦に入れるには良いがセイロにはどうかと思う。 山葵も香りが良くないし舌触りも悪い。
汁を口に含む。ほぅ、これは・・・
優しい感じでホッとする味わい。優しいでけでなくしっかりした輪郭も持ち合わしている。やや辛口で濃さも適切で飲んでいても喉につかえない。味に重さもあって美味しい汁だ。何より甘味が後口に残らないのが良い。そしてダシに昆布が多いのか優しい味わいだ。香りが控えめだから蕎麦の香りの邪魔をしない。あくまで蕎麦の香りを引き立てる汁。これは良い汁だ。
蕎麦を汁に浸けて啜る。汁が蕎麦を引き立てて甘味が増してくる。喉越しは当然良くはないが、頑張って啜る。すると勢いをつけただけ蕎麦の香りも強く感じられる。 モッチリした感触の蕎麦から溢れる甘味を堪能しつつ一気に食べる。ゆっくり味わいたいのだけど居心地が悪いから急いでしまう。どうも陰にこもった気を感じ気分が滅入る。それはただ単に雰囲気が自分の肌に合わないせいなのかもしれないが。
昆布を食べる。肉厚で柔らかな美味しい昆布だ。そりゃそうだ蕎麦汁が美味しいのだから美味しいに決まっている。この美味しい昆布が美味しい蕎麦汁を作ったのだ。
蕎麦湯は茹で湯そのもの。最初の客だからほとんど湯。
楽しみにしていた蕎麦汁粉。中にはたっぷりの蕎麦がき。柔らかで弾力のある蕎麦がきはやはり美味しい。が、少々緩さを感じる。もうすこし煉った方が好みなのだけど。
餡も甘さ控えめで焚いてあって、小豆の風味が良く判る。美味しい蕎麦汁粉だった。
昔そば 若竹
茨城県東茨城郡茨城町若宮717-4
☎029-293-9125
11:00~15:00
定休日 水曜日
ちょっと俗っぽい雰囲気だけど 笠間の蕎麦 そば切り 一兵衛 [茨城の蕎麦]
出張で笠間の近くにきた。以前笠間の芸術の森に行ったときに見かけた店が気になる。行ってみよう。前回は時間が早かったのか定休日だったのか暖簾が出ていなかった。
一寸開店に早いようで暖簾が出ていない。芸術の森を散歩して時間調整。これは置く場所を考えた方がいいのでは。単に置いただけのように見える。たとえば中央の丸の向こうの景色に広がりを感じられるように背景に拘った場所に置きたい。
11時30分になった、行ってみよう。
・・・・何だ?あの暖簾のデザインは。
まったく美味しそうに見えない暖簾。これなら白一色のほうが絶対良い。中央のイラストは問題ない。色彩だ。紺色一色でいいのに上部に三色の帯。美しくない、色の使い過ぎは落ちつかない。これは悪趣味と思う。
暖簾を見て入店するのを止めようと思ったが・・・今から他の所に行っていては約束の時間に間に合わない。諦めて入店。
中はこじんまりした店。座敷に三卓とフロアに大きな机が二つ。
出されるのは水。
壁じゅう色紙がベタベタ・・・・俗な雰囲気と場末の匂いが溢れる。TVの音がうるさい。色紙にTV、そして水。不味い店の条件が揃いだした。どうしよう・・・・
気を取り直して品書きを見る。
せいろか田舎か迷う。(白雪(更科)は好みではないので)
両方とも840円。
迷った時は両方食べればいい。盛りを二枚程では食後に腹が重くならないだろうし。
セイロの盛りをオーダー、おかわりは田舎で。
セイロは細打ちの綺麗な蕎麦だ。極細ではなく頃あいの太さ。啜ると蕎麦の香りがついてくる。喉越しも問題なく、食感もいい。噛み応えもしっかりしている。暖簾を見て引き返さないで良かった。実は自分が入店後、あっという間に満席(相席含む)になってしまった。地元で人気の店だったのだ。
ただ。。。蕎麦の山を崩して均してみると結構量が多い。どこぞの店の大盛りより多いのでは?と思うほど。しまった!おかわりを頼んでしまっていた!
この量、確実に他の店の大盛りだ。
汁を口に含む・・・・濃い!辛めで濃い汁だ。ガッシリした体格の力強い汁。甘味が残らないのが良い。
蕎麦を汁に浸ける。蕎麦の半分を汁に浸けて一気に啜る。喉越しの良い蕎麦は一気に喉の奥に。おっと、いけない。良く噛まないと。蕎麦の甘味を楽しんで箸を進める。
汁の旨味が消えてゆくのと同時に蕎麦の甘味がせり上がってくる。店の雰囲気とは正反対に良い蕎麦だ。
フィニッシュ、結構腹が膨れた。確実に他店の大盛りの量はあったようだ。最近盛りの少ない店にばかり行っていたので油断していた。
おかわりを待つ間、薬味を味わう。大根おろしは普通の大根。これならば無い方が良い。山葵は瑞々しさが足らない気が・・・。
小皿にあった惣菜。
おかわりの田舎蕎麦。しっかりした太い蕎麦に期待してしまう。
啜ると・・・さすがに太めのしっかりした蕎麦、香りもしっかり付いてくる。
弾力もしっかりしていて噛み切るときのプツッとした食感が強く、顎が喜ぶ。汁に浸して啜る。強い汁には田舎の方がベストマッチ、汁が蕎麦の甘味を良く引き出している。
蕎麦湯はサッパリタイプの正当派。
暖簾のデザインや内装の雰囲気は悪いが蕎麦の味はなかなかのもの。だが落ちついて食べる雰囲気でないのは残念。
そば切り 一兵衛
茨城県笠間市2490-10
℡ 0296-73-0216
11:30~18:00
定休日 月曜日
こんどは外二蕎麦を試す つくばの蕎麦 みずほの村市場 蕎舎 [茨城の蕎麦]
今日の仕事は朝からつくば市内。昼の時間も無視して一気に飛ばしたが終わったのは15時に近い。何故無視したか・・・・それはランチタイムの終わりごろに蕎麦を食べようと考えたから。
さあ、おなかが空いた。何処の蕎麦屋にしようか。多くの美味しい蕎麦屋は14時~15時あたりで閉まってしまう。開いている蕎麦屋は・・・・・自分の頭の中にある蕎麦DBにアクセスする。今いる場所と時間、そして曜日をインプットしたら・・・・検索結果が眼前の空間に表示された。
みずほの村市場を目指せ!
これが出てきた答え。
みずほの村市場の蕎舎(そばや)は以前、十割を食べた。美味しかったが量が少なく、食べた後で隣の農産物直売所で野菜の試食をした記憶がある。
ここの蕎麦は十割と外二で打つ、次は外二を試そうと考えていたのだ。
前回訪問した記事は→ここ
築150年の農家の家屋を移築した建物は立派だ。家に迫力がある。
入口も味わい深い。 内部は完全禁煙ではないが、完全に分煙されていて喫煙者の煙草の煙が煙草を吸わない人に振りかかる事は無い。何故なら・・・
喫煙席は入口入った右側奥の土間。
禁煙室は左側奥の座敷。
禁煙室奥から喫煙室側を見ても喫煙室は見えないぐらい遠い。
さすが15時になれば客は自分一人。こんなに広い空間を貸し切り。
品書き。外二の蕎麦は819円、十割は1029円だ。この二つ、実は量が違う。外二の150gに対して十割は130g。結構少ない。 蕎麦は常陸秋そば。
回転にともなって奏でる水車の音に水の流れる音が重なる。夏の始まりの少しだけ粘っこい空気を含んだ風も水の音に涼しく感じる。風が心地いい。この空間に一人で居るのが実に気持ちいい。
蕎麦が運ばれてきた。十割よりも細く繊細な感じの蕎麦だ。十割の蕎麦は粗挽きのような外観だったが外二の蕎麦の表面は綺麗で艶やか。
蕎麦のみで手繰ってみる。手繰るそばから蕎麦の香りが軽やかに湧きでる。咀嚼して甘味も味わう。でもさすがに極細、喉越しが良い。でも、やはり噛んで食べたい。極細なのに香りが高い。十割より香りは少なめかもしれないが、噛み応えや食感は外二が勝るか。噛み切る時に顎が感じるプチっとした弾力が良い。
汁。やはり濃い。甘すぎるわけではないが重い。輪郭は甘く、スッキリとした感じは微塵もない。この汁に細打ちの蕎麦はあわない。田舎蕎麦のようなしっかりと強い蕎麦でないと受け止められないだろう。細打ち蕎麦は凛とした汁でスッキリと味わいたい。
問題は・・・汁の量が少ない。濃いから少ないのか。
蕎麦を汁に浸けて啜る。やはり汁が濃い。浸け過ぎたら汁の味だけになってしまう。蕎麦の1/4ぐらいを浸けるのが丁度いいかも。いや、それでも汁が強い。
山葵の香りは良い。清涼感溢れて嬉しい。
蕎麦を汁に浸けて啜る。重い汁の旨味が溢れる中に少しずつ蕎麦の甘味が顔を出してくる。もっと香りを!さらに咀嚼する。やはりこの蕎麦にこの汁は重すぎる。
蕎麦湯はさっぱりと普通に茹で湯。
食べ終わったが・・・・量がやはり少ない。まぁこんな時間だから少なくても良いか。しかし立ちあがる気分になれない。あまりにも気持ちいいのだ。水車が奏でるリズムに水音が応える。穏やかな風と窓から見える緑豊かな景色に立ち去りたくない気分。
梅雨の間の晴れ間。食後の気分転換に一寸だけ店のまわりを散歩。
馬がいるちょっとした広場。
死んでいる?
あっ、動いた。暑くてやってられない・・・という気分なのかな。
犬?と一瞬間違えた。一瞬テリアに見えた。
妙に犬っぽい山羊と
モコモコの羊も。暑苦しいのでは?
休日などは家族連れで農産物の直売所が賑わうのだろうな。
仕事中の馬を見ながら農産物の直売所に行くと
放し飼い・・・・完全に店の中でくつろいでいる。
自ら商品棚に乗っかっている。売れるかな?
茨城県つくば市柳橋496
℡ 029-856-1090
11:00~20:00
定休日 火曜日
蕎麦の好みが変わってきた・・・木挽庵に再訪する。 [茨城の蕎麦]
木挽庵 | ||
11:30~14:00、17:30~20:00 日曜日のみ17:00~20:00 | ||
定休日 月曜日、祝祭日 | ||
茨城県ひたちなか市東石川3069-14 ☎ 029-274-0986 |
折角の石臼挽き十割蕎麦なのに・・・ 伊勢福 [茨城の蕎麦]
一仕事終えた夕方、夕飯を蕎麦にしようとしたが、お目当ての蕎麦屋さんが閉まっていた。折れた心でホテルに向かって走りながら今日の夕飯を思う。さっきまで蕎麦を食べようとしていた体は蕎麦以外を拒否している。他の美味しい店に行くには遠いし・・・・と考えていたら視界に十割蕎麦の看板が。
外観を暫く観察してみる。外れの香りがする。が、以前外れの香りの外観でも出てきた十割蕎麦が美味しかった店もあった。確かめずに決めつけるのは良くない。十割蕎麦と看板にあるのは期待できるではないのか?
意を決して店の中に・・・
入ったとたん、外れの香りが倍増された。
灰皿にTV,所狭しと並んだ雑誌、コミックも文庫もハーレクィーン。これは・・・・外れの要素ばかりだ。いずれにしても場末の雰囲気と俗な感覚でいっぱいだ。これで美味い蕎麦がでてくるとはイメージできない。
品書きには十割の文字が誇らしげに。でも十割にしては結構安い。
もりだと530円。この値段だと味は期待できないな。汁はノーマルと十割と変えているとは思えないから汁の味が心配だ。
良く見ると、210円増しで十割に変えられるそうだ。ちょっと待て、十割に変えると・・・530円+210円で740円だ。十割せいろは750円となっている。何故だ?
富士山盛りっぽいのもある。価格といい、盛りといい美奈登庵に近いと見た。ならば特盛りはキツそうだ。
石臼の自家製粉だそうだが。期待が持てるような持てないような・・・・微妙な店の感じだ。とりあえず十割の大盛りを頼んでみた。
蕎麦の色はいい。太さは・・・・細くない。ただバラツキが大きい。
蕎麦のみで手繰ってみる。蕎麦の香りがするじゃないか!若干茹ですぎか噛み応えに頼りなさは感じるが、啜った時から香りを感じるのは素晴らしい。噛めば甘味も湧きでてくる。石臼自家製粉だけのことはある。たとえ外観と内装に場末の雰囲気と俗な感覚が溢れていても・・・・
でも目を覆いたくなるような山葵。
汁を口に含む・・・・塩っぱぃ!塩が強いのだ。味は薄いが塩が強くダシの香りも少ない。汁に厚みは無く、薄っぺらい味。飲むことを口が拒否する。思った通りだ、味が安っぽい。ザラついて棘棘の汁。円やかさが微塵もなく、辛いだけで旨味が無い。
汁に浸すが・・・・どう浸しても美味しくならない。むしろ不味くしているようにしか思えない。蕎麦単体で食べたほうが美味しい。実に残念な汁だ。結局汁を浸けず食べた。汁を浸けて啜ると悲しくなるから。
蕎麦湯はさっぱりと。
伊勢福
茨城県古河市久能108-3
0280-92-6897
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客さんに到着。
客さんの受付の横に製品サンプルが展示してある。このなかで面白そうなものが。見ていたら”お持ちください”と声をかけられた。有りがたく頂きました。
節電の中、エアコンを極力つけづに夏を乗り切る方法として使えそうなアイテム。
スポンジがヘアバンドになっていて水を含ませて使うらしい。
気化熱でクーリング。
何度も繰り返し使えるのがいい。アイスノンなどと違って冷蔵庫に入れておかなくて良いから電気は全く使わない。
一応信頼の日本製(かつては・・・とならなきゃいいけど)。
こんな感じ。
装着してみると・・・結構すぐれもの。夏の季節、洗車の時に良さそう。夏の洗車場では暑さでフラフラになりながら洗車しているから。
もっと早くに出会いたかった しっかりと噛みしめる十割蕎麦 麺つぼ亭 [茨城の蕎麦]
ブリザドさんのブログでもうすぐ閉めてしまうと書かれていた店、”麺つぼ亭”。
先々週、笠間~桜川あたりに来た時には勘違いして別の店に行ってしまった。ブリザドさんの記事にあった2件の蕎麦屋が気になっていたが、いつのまにか自分の頭の中でごちゃ混ぜになってしまっていて間違えてしまった。
今回は記事を確認して再度のトライ。朝イチから仕事を飛ばす。この店は午後三時までだから9時から開始して14時までに片づけて、遅いランチにしようと企む。
仕事車にはナビは無い。しかも忙しくて事前に地図が用意できなかった。朝出かけにMAPFANで周辺の地図のイメージを頭の中に焼きつける。ルートは覚えない。覚えるのは苦手だから。ただイメージ画像を頭の中に定着させる。無論周辺だけでいい。判りやすい場所から目的地まで、今回は桜川ICから現地までの道の模様のイメージを見つめた。
意外と手こずって、現地に到着したときは閉店時間に近い。焦る・・・桜川ICから41号に入る。そこからは頭の中のイメージを呼び出して前を流れる景色に当てはめる。
真っ直ぐのラインの先に三角形、右側のラインで網目を三つ、・・・この道か?
何も目印はない。
いきなり開ける。おぉ!空が広いぜ!気持ちいい!
イメージを頼りに集落の細い道を走り続ける。ちょっと心配になるが・・・・この集落内にあるのは間違いない (と思う)
ようやく見つけた看板、よっしゃー、もらったぁー (何をだ?)。
随分大きな農家だ。
凄い立派だ。この集落にはこんな家々ばかり。広い家に溢れる自然、凄く羨ましい環境だ。
大きな農家は横に増築され、その部分が蕎麦屋となっていた。
店内から外(庭)を見る。広いなぁ~
一応品書きを確認。
もう十割しか残っていないのですが、よろしいですか?とご主人。
いやいや、それが良いのです。十割が食べたいのです。十割を当然もりで。
品書きでは十割は限定十食で900円、二八は600円となる。ここのおかみさんは二八の方が好きだと言っていた。喉で食べるか顎で食べるかで選ぶ蕎麦は異なる。自分はしっかり噛んで食べる蕎麦が好きなのだ。
茶、蕎麦茶だったら良かったな。
静かな店内に爽やかな五月の風の香り。蕎麦を冷水に洗う音を聞いてしばらくすると運ばれてきた。
太めの見るからに強そうな蕎麦。早速手繰ると・・・蕎麦の香りが強く押し寄せて来る。咀嚼すると奥歯の上からどんどん甘味が溢れて来る。噛み応えも顎に気持ちいい。これは美味い。
薬味・・・・葱は良いとしても山葵は・・・・ちょっと残念。本わさびを期待したが価格を考えれば仕方ないか。蕎麦が美味いだけに薬味の評価も厳しくなるのは仕方ない。
でも、この蕎麦には辛味大根の方が合うと思う。
汁を口に含む。んっ?この優しさは何だろう。昆布だしが良く効いているのか、凄く優しい味わいだ。甘味は口に残らず、酸味も少ないが塩気も強くない。甘くぼやけた感じは無い。優しさを感じる。素焼の器のような感じ、ガラスの器でも白磁でもなく・・・こんな汁は初めてだけど悪くない。
さすがに優しい汁(薄いわけではない)だけあって、強い十割を受け止めるにはどっぷり浸けなければならない。しかし、浸けなくても美味しいから結局のところどちらでも良い。その時の箸の気分に任せるのだ。
ここの蕎麦、なぜか大根のツマも添えられる。葉っぱを立てる台ですね。季節ごとの葉を庭からとって添えるのでしょう。風情あって良いですね。
何故だかきんぴらも付いていました。思わず蕎麦をおかわり(おかわり蕎麦400円)を頼み、来るまではきんぴらでお茶を飲んだ。(普通、こういうときは酒なんだろうな)
おかわり蕎麦。汁も付いてくるが薬味は無し。
最後はテーブルの上に置いてある岩塩で食べてみる。これがまた美味い。塩気が蕎麦の甘味を引き立てるが塩だけだからシンプルに味が引き立ってくる。
ごちそうさま。こういう皿も良いな。
蕎麦湯はどろっとしたタイプ
蕎麦湯は蕎麦の香りもよく、美味しい蕎麦湯だった。蕎麦汁を蕎麦湯で割って飲んだがダシの良い香りでとても美味しかった。
麺つぼ亭
茨城県桜川市東飯田466
℡ 0296-58-6399
11:00~15:00
定休日 日曜日
備考:平成23年6月中頃に閉店予定
さあ、仕事に戻ろう。次の仕事まで若干時間があるのでちょっと時間調整を兼ねて・・・
雨上がりの空が綺麗だ。
新緑も美しい
水たまりにも雲が流れる。雨上がりに水たまりを眺める・・・忘れていた感覚。
薫風に波打つ麦。夜は星が綺麗だろうな。・・・かなり羨ましい。
田の中の雲とお地蔵さん。子供の頃を思い出す風景。
腹ごなしに一寸運動。階段を登って・・・
新緑に囲まれる境内
ここは雨引観音。はくちゃんさんのブログで見た孔雀が気になって、ちょっとだけ寄り道。約束の時間には少しなら余裕があるから。
時間が無いからざっくりと孔雀を探しながら散策。
落ち着きますね。教会は素敵だけどなんとなく落ち着かない。やはり慣れ親しんだ神社仏閣、落ち着くには仏閣ですね。凛とした空気が支配し、思わず背筋が伸びる神社は清々しいけど落ち着く感じは無いから。
高台にあるので眺めが良いですね。孔雀はいないし、帰ろうとしたその時・・・
大きな音に驚いて振り向くと孔雀が。舞い降りたらしい。
孔雀君が寄って来た。
人馴れしすぎ・・・
売店の前でおやつをおねだりしていた。
そろそろ仕事に戻ろう。。
笠間焼の器と外二の蕎麦 笠間の蕎麦 柊 [茨城の蕎麦]
甘い汁と十割蕎麦 かすみがうらの蕎麦 手打ちそば 御野立庵 [茨城の蕎麦]
今回の出張は宇都宮、今度も震災復旧の案件だ。宇都宮市内も鬼怒川の東側の被災は大きいらしい。機械のダメージはどのくらいだろうか。
常磐道、水戸からまわって真岡から宇都宮に入るコースを選んだ。途中、昼ご飯に寄ったのは常磐道、千代田石岡ICから10分程の距離にある御野立庵
ICから迷いながら到着。大きなカエルがお出迎え
庭も広く駐車スペースもたっぷり。建物は大きくもなく小さくもなく築150年の茅葺家屋の古材を利用しているそうだが、特に歴史を感じない。
店内は天井が高く、開放的。古材を利用しているので所々歴史を感じる所があるが、古い感じはしない。特に趣は感じなかった。
ここにも限定の文字が。当然これに決まり。でも一応品書きも確認してみよう。蕎麦は茨城産だ。
メインは二八。十割は限定となる。でも限定5食とあるが壁には限定十食とあった。どっちだ?
大盛りは二八、十割ともに200円増し。ならば十割のもり、大盛りで。
茶・・・・かなり失望させてくれた。薄く味、香りが無い。まるで出がらしの茶で味が貧乏臭い。出がらしを飲んでいるような気分で、悲しくなってくる。これはいただけない。改善を望みたい。茶うけは梅、ここ自家製のようで、レジ横に販売用が並んでいた。カリカリとして美味しい梅だった。
蕎麦のみで手繰ってみる。啜った瞬間から香りが立ってくる蕎麦ではないが、咀嚼すると甘味と香りがたっぷりと感じられる。さすが十割蕎麦、奥歯から溢れる香りはしっかり重い。噛み切る際の感覚も顎に心地よい感触が伝わり、コシも良い。噛みしめた時の香りを感じたくて蕎麦のみで啜り続けた。
いい加減汁に浸けよう。その前に汁を確認。汁を少量口に含むと・・・
甘い!甘味がかなり強い。が、ダシの香りも強く感じる。甘みに負けない程のダシの香り・・・・かなりダシが強めなのか。シャープさが微塵もなく、ぽったりした味わいの汁で軽やかさとは対極にある。濃さはやや濃いめ。だが甘さもあって喉に抵抗なく飲みこめる。
ダシの香りが良く、重めの汁。不味くは無い、旨い方だろうが好みの汁ではないな・・・・
薬味。う~ん、ちょっと失望。茶と同じく貧乏臭い。葱といい山葵といい。山葵には瑞々しさはなく、香りも少ない。硬く、ボソボソした感じだった。非常に残念。
蕎麦を汁に浸けて啜る。汁の甘さが舌の上に重くのしかかると同時にダシの香りと旨味がいっぱいに広がる。咀嚼してゆくと汁の甘味が蕎麦の甘味に変わってくる。でも、蕎麦の甘味を純粋に味わうには汁は強すぎるようだ。甘く、重すぎる。尤も味わいが軽くダシの香りだけが前面に飛び出している汁よりは良いと思うが。
蕎麦湯、これくらいの濃さがいい。
蕎麦湯の香りも楽しんでフィニッシュ。
最近妙に餡子が食べたくなっている。そんなときに気になる名前が。そばぜんざい。蕎麦の香りと小豆の風味・・・良いね。頼もう。追加オーダーだ。
おぉ、美味しそうだ。餡子の硬さはおはぎ位。形といい・・・まるでおはぎだ。蕎麦おはぎ。
食べてみよう。まずは餡子。甘すぎず、でも甘さ十分。頃あいの甘さだ。小豆の味もしっかりしていて餡子は粒あんが美味しいなと思えてくる。
では蕎麦団子を・・・・うぅっ、硬い。箸でちぎるのも困難な程だ。ふわっとした蕎麦がき団子を予想していたが・・・全く違う。硬い、硬すぎだ。冷えた餅並みの硬さだ。
ここまで硬いと、食べるのに格闘になってしまい蕎麦がきの香りが楽しめなかった。この蕎麦がき、練り過ぎだよ。ふっくらした状態で練りを止めないと。
箸でちぎるのを諦め、箸で一個そのままつかんで口に運ぶ。もはや蕎麦ぜんざいを食べているとは思えない。おはぎを食べているような気分だ。これはこれで・・・・・いや、良くない!ぜんざいと銘打つ以上ぜんざいでないといけない。これは蕎麦おはぎとして掲載するべきものだ。
手打ちそば 御野立庵
かすみがうら市中志筑1571-1
℡0299-23-5000
11:30~15:00
定休日 月曜日&第三火曜日
外二で打った力強い常陸秋蕎麦 水戸の蕎麦 水府庵 [茨城の蕎麦]
余震の恐怖に脅えながらの作業。何にそんなに脅えるのか?それは・・・・・”振り出しに戻る”が怖いから。
被災した精密機械を修理、調整して性能を出す。しかし・・・大きな余震が来たら繊細な精密機械のこと最悪もう一度やり直しになってしまう。そう、振り出しに戻る、だ。双六ゲーム盤の上で仕事をしている気分に感じてしまう。盤の上を小さな”さる一号”がコマを進めてゆく・・・・振り出しに戻るで止まらない事を祈りつつ。
だから16日の昼前の地震の時には焦りました。冷汗がツーっと。
その後は大きな地震はなく(小さいのはいっぱい。もはや揺れても目眩のように感じてしまう。揺れているのか目眩なのか自分でも判らない。)順調に仕事は進んでゆく。そして早めに水戸市内のHOTELに戻った日、水戸市内の蕎麦屋で夕食。
その日は朝から冷たく激しい雨、昼ごろには雷まで轟き雨足はさらに激しくなった。一日中肌寒く温かいものが食べたくなり、ケンチン蕎麦を無性に食べたくなったのだ。
そこで・・・水府庵に向かった。ひたちなか市から水戸市に向かって6号線を走る。目印のサンクスの交差点を左折すればあるはず。・・・・・・・えっ?無い。団地まで来たが行き過ぎだ。Uターンして戻ると・・・・あった。被災してイメージが変わっていたので判らなかったのだ。
工事中?だけど暖簾がかかっているし、店内には灯りも。だが暖簾のかかり方は微妙だ。とりあえず中に入ると・・・・営業はしていた。
夕刻のせいか他に客はいない。
店内は至って普通の蕎麦屋。お洒落でもクールでもなく、普通。
入口の邪魔な場所に石臼が。置き場所ば無かったのかな。
今日の目的はこれ、付けけんちん汁。900円で大盛りは200円増しだ。品書きを見ることもなく、座ると同時に注文を入れた、ケンチンセイロを大盛りで!
このケンチン蕎麦、ローカルTVにも紹介されたそうだ。紹介されたのは鴨つくねの入ったケンチン蕎麦なのだが。
ここの蕎麦は2種類。常陸秋そばを外二で打った蕎麦と海苔が入った磯切り蕎麦。
磯切りは食べたことが無いが、蕎麦の色が特徴的だ。ここの蕎麦の価格は580円と600円クラスだ。そう、一番当たり外れがあるクラスという事。
これは品書きの裏側に隠れていた。オーダーした後でゆっくり品書きを眺めていて気付いた。こっちを頼めば良かったな。
食べようか最後まで悩んだ蕎麦スイーツ。蕎麦アイスに蕎麦白玉が添えてあって、蕎麦の実庵がかかっている。そそられるが・・・・・しかし、寒いのだ。やめておこう。
蕎麦が運ばれてきた。熱々のケンチン汁と一緒に。温まりそう、寒い日はやはりこれ。
外二で打った常陸秋蕎麦はやや太めで表面も荒目に見える。蕎麦のみで啜ると・・・喉越しは良くない。しかし、蕎麦の香りはしっかりしている。しっかりした蕎麦は噛み応えも良く、咀嚼していて顎が気持ちいい。奥歯が蕎麦をすり潰す度に甘みが溢れる。
ケンチン蕎麦には喉越しは求めない。汁を少しつけて啜る普通のセイロは喉越しが良いと気持ちいいが、ケンチン蕎麦は蕎麦を汁にどっぷり入れて食べるから。そう、浸けるではなく、啜るでもなく。
通常ケンチン蕎麦は醤油味が一般的だが、この店は味噌も入る。寒い時は味噌の方が体が温まっていいな。そういえば長野で”お煮かけ蕎麦”を食べた時も味噌味だった。あれは体が温まった。
具がいっぱいあるケンチン汁は体が温まります。太めの力強い蕎麦は味噌の入ったケンチン汁に負けることなく、しっかりと蕎麦の香りを感じさせてくれる。ケンチンの汁が若干塩辛いのが気になったが、使っている味噌のせいかな。味噌味は味噌の味わいに好みが分かれるから難しいと思う。生まれ育った地域によって味噌が違うから。
最後に蕎麦湯をケンチン汁に投入して汁を飲み干す。凄く体が温まった。
水府庵
茨城県水戸市若宮1-5-63
営業時間:午前11時~午後8時
定休:月曜
駐車場:15台
電話番号:℡029(221)6329
******************************
今週は水戸駅前のホテルがキープできて、そこからひたちなか市に通っている。その道沿いには壁が落ちた建物や屋根瓦の落ちた家がいっぱいあった。
その中でも一番息をのんだ建物がこれ。4階建て構造で2階部分が事務所となり階段が付いている。そして1Fは駐車場だったと推定される。1Fは押しつぶされぺちゃんこになった車が何台か挟まっていた。
今回の被災復旧の仕事では見慣れないロゴのジャケットを着た人たちがいっぱい。通常は客さんの作業ジャケット、そして同業他社のジャケットで溢れているが、今回は自動車関連の作業ジャケットがたくさん。TOYOTA,NISSAN,HONDA,DAIHATSU・・・・KEIHIN,DENSO
この客さんから商品が出荷されないと彼らの会社の生産ラインが停止してしまうという。いまや車の電装品はICだらけだから自動車メーカーも気が気ではない。だから自工会として応援に駆け付けたと新聞に書いてあったが、本当にいっぱい応援が来ている。栃木のHONDAや福島のNISSANも被災しているのに結構な人員が来ていた。
現に自分もHONDA&KEIHINのチームに助けてもらった。地震の揺れで大きく動いた機械の位置を直したり、曲がった足を付け替えるために持ち上げてもらったり・・・さすが自動車関連、大きな機械には慣れているようで手際が良かった。
純米酒で打つ蕎麦とはなんと贅沢な・・・ 那珂の蕎麦 蔵+蕎麦 な嘉屋 [茨城の蕎麦]
那珂インターを降りて走っていると気になる看板が・・・
酒蔵の蕎麦???
店の周りは完璧な造り酒屋だ。
何でも文政6年創業の酒屋らしい。
たとえばこんな銘柄。お酒の好きな方はここ→木内酒造HP
オリジナル地ビールに用いるビール麦の栽培を行っていてその裏作として蕎麦を栽培したと書いてあった。
造り酒屋にシンプルな看板。なかなかいい味だ。
それにしても歴史ある造り酒屋の重厚さ、いい雰囲気だ。
門の裏手に蕎麦屋がある。これもなかなか良い雰囲気だ
店の内側。なんかとても雰囲気がある・・・・蕎麦屋蕎麦屋していないないし、蕎麦屋として違和感もない。なかなか絶妙なところだ。
まずは品書きですね。品書きを角確認すると・・・・・
ここの蕎麦は外一の蕎麦が基本、蕎麦は自家製で水回しの時に微量の純米酒を加えるという。さすが造り酒屋と思ったら、さらに凄いのを見つけた。
十割で、水を一切使わず純米酒のみで打ちあげた蕎麦。う~む、これはそそられる。しかも限定15食。相変わらず限定の文字には弱いのだ。 大盛りは350円増しという、十割の大盛りに決定。
酒も充実・・・・さすが造り酒屋、日本酒の用意もしっかりと。
花粉で喉の奥がざらざらだ。暖かな蕎麦茶で洗い流す。痛痒い喉に蕎麦茶が潤いを与えてくれた。
蕎麦が運ばれてきた。蕎麦はしっかりとした存在感がある。蕎麦に鼻を近づけると・・・・おぁ、何という蕎麦の香り!素晴らしく香りが立っている。でも・・・蕎麦の香りと一緒に何処か覚えのある香りが混ざっている。そう、これは・・・・納屋橋饅頭だ!納屋橋饅頭の匂いがする。(酒の匂いなのだろうけど・・・)甘いような、酸っぱいような香り、甘酒の香りをマイルドにした感じの香りだ。
そんな香りが蕎麦の香りの隅に混ざっている。
蕎麦を手繰ると・・・・!蕎麦の香りが口の中に飛び込んでくる。何という香りだろう。噛み切った時に顎に感じる噛み応えもしっかりとしていて、コシも十分にある。咀嚼すれば、奥歯でつぶした瞬間に蕎麦の甘味が飛び散るようだ。これは美味しい!良い蕎麦に巡り合えた。
口の中に満ち溢れる蕎麦の香りを楽しんだ。蕎麦を啜りながら背筋が伸びるよう。存在感のある蕎麦だ。
汁を口に含んでみる。・・・・甘い。後口にまとわりつく嫌な甘さではないが甘さが強い。だから汁に切れがかんじられず、ぼたっとした感じの味わいだ。
汁は重めでしっかりとしている。重めだが濃いわけではない。口に含んでそのまま飲み続けられる濃さだ。強い蕎麦にふさわしい。
ダシの香りも強すぎず、蕎麦の香りを邪魔しないだろう。だが、・・・香り高く存在感のあるシャープな蕎麦は切れのある辛口の汁で食べてみたい。
蕎麦を汁に浸けて啜る。汁のダシの香りの前に汁の甘味が口を支配する。蕎麦の香りが隠れてしまう。蕎麦の甘さより汁の甘さが強く出てくる。
・・・・・・・
結局・・・蕎麦のみで手繰るのが一番香りと甘みを楽しめた。半分以上を蕎麦のみで啜って蕎麦の香りを堪能した。なんとも甘い蕎麦の香りにうっとり。
薬味は葱と山葵のオーソドックスな薬味。山葵の香りは特筆なし
美味しい漬物でした。
蕎麦湯はちょっとこってり
蕎麦湯の香りも高かった。
酒の香りは蕎麦の邪魔をしていなかった。蕎麦の香りが素晴らしかったが、これは自家栽培の蕎麦が良いからだろうか、それとも酒で打つからなのか。
今度は外一の蕎麦も試しに再訪かな。ここで純米原酒を飲みながら蕎麦を食べられたらいいな。でも車だから無理だけど。
茨城県那珂市鴻巣1257 木内酒造内
℡029-298-0105
11:30~14:30 & 17:30~20:00(火曜、水曜、木曜は昼のみ)
美味しい汁を味わう つくばの蕎麦 手打そば野麦 [茨城の蕎麦]
17:00~20:00
腕打ち蕎麦とは つくばの蕎麦 腕打蕎麦やなぎ [茨城の蕎麦]
今回の仕事は茨城は筑波、そのあとは会津、そしていわきを経由して日立のコースだ。まずはつくばで蕎麦を楽しもう。前々から気になっていた蕎麦の看板があるのだ。
雲一つ無い気持ちのいい空の下、鋼鉄のキリンを横目に眺めながら
ベイブリッジを湾岸線を駆け抜ける。気持良い!バイクとかカブリオレだったら最高の気分なんだろうな。
大分出来てきたのかな・・・・
学園大通りを走ると見かけるこの看板。”腕打ちそば やなぎ”・・・・腕打ち?手打ちと違うのかな?
気にはなっていたが今まで行く機会が無かったのだ。何故ならここの近所の十割蕎麦の店に行ってしまっていたから。
県内産常陸秋そばを外2で打っているそうだ。しかも腕打ち(だから腕打ちって何?)おや、限定の文字がある。しかも七色のみ!これは・・・・注文は決まったな。
入口、至ってシンプル。
店内は意外と広い
品書き、常陸秋そばを外2で打つ蕎麦にしてはリーズナブル。大盛りは250円増しだ。ならば田舎の大盛りにしよう。
茶と・・・・興ざめの安っぽい薄い紙おしぼり。しかし、値段を考えれば文句は言えないか。
蕎麦が運ばれてきた。幅が広く、厚さのある力強そうな蕎麦だ。表面に星も多い。
蕎麦の実を手繰ってみる。啜ると唇から蕎麦の香りが広がり鼻に抜ける。噛めば顎にしっかりした噛み応えを感じ、奥歯からは蕎麦の甘味が一杯に広がる。
蕎仙坊の田舎に比べれば可愛いものだが(あれと比較してはいけないのかも)結構力強い。が、手強いとは感じない。
汁を口に含んでみる。ダシの香りが高く、若干薄めに感じる汁だ。甘みも多く、柔らかい感じを受ける。薄めに感じるが味に厚さはある。
田舎蕎麦は甘目が合うような気がする。自分は甘めの汁は好みではないが、田舎蕎麦の時は甘めの方が良い気がする。
細い繊細な蕎麦にはシャープな辛口の凛とした汁。そして太く力強い田舎蕎麦には、その強さを受け止める強く甘めの汁が良さそうだ。
蕎麦を汁に浸けて啜る。ダシの香りが広がり、そのあとで汁の甘味、咀嚼していくと汁の甘味が消えて蕎麦の甘味へ。
若干薄めに感じる汁、蕎麦の全部を汁に浸けて啜った時が一番蕎麦の甘味を感じる事ができた。田舎蕎麦はどっぷり汁に浸けても蕎麦が負けないようだ。
ここで他の客が煙草を吸いだした。(そう、この店は近縁ではないのだ)とたん店じゅうが煙草の匂いで支配される。蕎麦をよく咀嚼して香りと甘みを出しても・・・煙草にはかなわない。蕎麦の香りが感じられなくなってしまった。
残念に思ってたら、新たな客も煙草に火を点けた。だめだこりゃ、もう蕎麦を味わうどころではない。
薬味。葱と山葵。山葵は香りより辛さが先に出るタイプ。
漬物・・・・こんなに薄くされちゃって。これって、あまりにも貧乏臭くない?この薄さで出すぐらいなら、いっそ無い方が良いと思う。
蕎麦湯。蕎麦湯は普通に茹で湯。さっぱりと。
煙草臭い店から息を止めながら外に出る。シャツの袖に鼻を近づけると煙草臭い。やっぱり移った。煙草の匂いって暫く取れないんだよね。その間、ずっと気になってしまう。
あの店はリピはない。禁煙でない店は一度味を確かめたら終了、二度は行かない。
茨城県つくば市館野101-2
TEL 029-836-2323
11:00~14:30 & 17:30~20:00
定休日 第一、第三木曜日
つくばの桜。良い感じに咲きかけたかな。
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(一杯目)しろたま さる1号の蕎麦と甘味の探求記録での茨城の蕎麦の記事は→ここ
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つくばでの仕事を終えたあとは東北道方面へ
何時もは寄らない羽生PA,何かが呼んでいると思ったら”すんだ茶屋”東北応援が東北名物を食べようじゃないか。何故か抹茶ソフトと
ずんだダンコ。抹茶ソフトは花粉が張り付いて炎症をおこしている喉に気持ち良かった。
東北道の宇都宮を過ぎてSAに入る。お目当てはこれ。餃子。宇都宮の餃子店が5店づつ味わえる。
SAの一角に宇都宮餃子広場
餃子専用の発券機
どの店の餃子にしようかな。お勧めマークは鵜の木、わいわいが良さそうだと思ったが完売だった。では鵜の木と豚喜喜の二皿を頼んでみた。
つつむくんだそうです。
美味しそうな焼き色、まずこっちを味見。
肉の旨味と野菜の甘さが良いバランス。美味しい、ご飯が欲しくなる。
そして鵜の木を試そう。ん~っ、さっぱり。
野菜餃子なのか?野菜の甘さは美味しいけどコクが感じられなかった。ご飯が欲しくはならなかった。
福島に向かって走ると途中で自衛隊の隊列にであった。凄い台数が連なり被災地に向かっていた。御苦労さまです。
会津で宿泊、ホテルには関西ナンバーの赤十字の車がいっぱい。日本海側を走って新潟から福島に抜けてきたのだろう。ここからさらに宮城、岩手に行くのかな。
会津で蕎麦を楽しもうと考えていたが・・・・残念ながら時間を取れなかった。
そりゃそうだ、被災した精密機械の様子を見に来たのだから
会津での仕事を終わらせて次は日立へ。磐越道をいわきに向かって走る。いわきに近づくにつれて道のうねりが大きくなる。屋根瓦の落ちた家もいっぱいだ。
日立のホテルに到着。明日は日立で仕事だ。最終日位は蕎麦を食べる時間を取れたらいいな。
おぉ、地震だ!結構大きいぞ!震度4位か?それに長いし!また津波が心配だ。