でっかいミルフィーユが食べたいって事で・・・ [スイーツを作ろう(making sweets)]
ミルフィーユは好きだけれど外で食べるミルフィーユって小さいんだよね
もっとでっかいのが食べたい
そう思うのならば作ればいいのだけれど、カットする事を考えるとどうしても踏み切れない
ナイフを当て切ればパイを押すことになるから挟まっているクリームが・・・・
切り方をググってみると冷凍庫で冷凍になる寸前まで冷やしてクリームを硬くしてからカットすればいいと
でも、ウチの冷蔵庫の冷凍庫は既に満杯状態
とてもケーキを入れる余裕なんてありません
まてよ・・・・
出来上がってからカットしなければならないなんて決まりはないよね
最初からパイをカットしてしまえばいいんでね?
そんな訳ででっかいミルフィーユを作ることに
フィユタージュには製法の違いによりフィユタージュ・オルディネール、フイユタージュ・アンヴェルセ、フィユタージュ・ラピッドとあります
今回作るのはフィユタージュ・ラピッド
用意した材料は薄力粉(バイオレット)を112g、強力粉(カメリヤ)を112g、1.5~2cm角にカットした無塩バターを200g、塩を2g、冷水を112g
それらを冷蔵庫でキンキンに冷やしておきます(バターは冷凍庫で)
材料と作業台が十分に冷えたら作業開始
まずは薄力粉112gと強力粉112gをあわせ、三度ほど篩っておきます
冷水112gに塩2gを入れ溶かして
次に篩った薄力粉+強力粉を作業台に篩って山にして
真ん中を窪ませてそこにキンキンに冷えて硬くなった角バター200gを置いたら
山の窪みから溢れないように・・・
って、堤防がぁ><
急げ〜
バターを潰さないように注意しながら
押さえ込むようにして一つにまとめたら
半分にカット
それを重ねて
上の生地と下の生地をくっつけるように、初めのうちはバターを押しつぶす感じで
また半分にカットして
同じように重ねて
押します
これを何度か繰り返して
持って折れないぐらいになったらOK
ラップに包んで冷蔵庫で30分から1時間ぐらい寝かせます
作業台に打ち粉を打って生地を置いたら
麺棒を押し当てて2cmの厚さにします
表面の打ち粉を払った後、それを三つ折りにして、更に綿棒を押し当て2cmの厚さにしたら
裏返して向きを変えて1cmの厚みまで麺棒を押し当てます
表面の打ち粉を払って、それを三つ折りにして・・・・
これを4回ほど繰り返したら
ラップをして1時間冷蔵庫で寝かします
1時間後は仕上げの伸しのセッション
作業台に打ち粉を打って生地を置き、麺棒を押し当てて2cmの厚さにします
裏返して向きを90℃変え、麺棒を押し当てて1cmの厚さに
そして麺棒の向きを変えながら更に伸していって
適度な大きさになったら三つ折りにして・・・・と、ひたすら繰り返すのです
このセッションも4回ぐらいかな
それが終わったら再びラップをして1時間冷蔵庫で寝かします
1時間後・・・この地点で作り始めてから4時間経過^^;
三層のミルフィーユにしますから生地を三等分にします
うん、いい感じに層ができているね
それを麺棒で適切なサイズまで延して
フォークでピケを打ちます
それらをラップして冷蔵庫で1時間寝かせます
1時間後、生地を天板のサイズに合わせてカット
余った部分はひとまとめにして、それを延して一緒に焼きます
これがつまみ食い用として^^;
オーブンを200℃に余熱
余熱完了したら190℃に設定して30分焼きます
ミルフィーユ用のとつまみ食い用のとで天板は二枚使います
途中、15分の地点で取り出して
ミルフィーユ用の天板の上につまみ食い用の天板を重ねて再びオーブンへ
残り15分焼き上げます
焼き上がり〜
何だか油揚げみたいだ^^;
つまみ食い用のも
グラニュー糖を薄く散らして
200℃のオーブンで5分焼いたら
粉糖を全体に軽く降らして
200℃のオーブンで5分焼きました
益々油揚げみたいだ^^;
次にクリームを作ります
挟むのは下の層にはクレーム・ディプロマット、上の層にはクレーム・シャンティイ
まずはクレーム・ディプロマット用にクレーム・パテシエールを作ります
用意したのは卵黄を5個、牛乳を360cc、グラニュー糖を105g、薄力粉(バイオレット)を18g、無塩バターを15g、そしてバニラエッセンスを適量
グラニュー糖を溶かします
ボールに卵黄5個と残りのグラニュー糖を入れ
白くもったりするまでよく混ぜます
そこに薄力粉18gを篩い入れて
混ぜます
よく混ざったら
温めていた牛乳を少しずつ加えながら都度混ぜます
それを漉したら鍋に入れ
中火に置きます
ヘラで絶えず混ぜながら
だんだんヘラが重くなってきて
手応えが出てきたら、ホイッパーに持ち替え、よく混ぜます
火を止め、バニラエッセンスを適量加え
無塩バター15gも投入したらよく混ぜて
氷水に浮かしたバットに流して
上にラップを張って、その上に保冷剤を置いて急速冷却
冷却している間にパイを加工
二枚のパイを適度なサイズにカット(6cmx4cmぐらい)
今回は5つにカットしました
5つにした理由は作業台の目盛りに合わせたから^^;
残り一枚はミルフィーユの底用(これは事前のカットはしません)
牛乳パックで作ったガイドにセット
そして次はクレーム・シャンティイ
乳脂肪47%の生クリーム200mlとグラニュー糖16gを用意しました
それらを氷水に浮かせたボールに入れ、ホイップ
その一部をクレーム・パテシエールに混ぜてクレーム・ディプロマットを作ります
クレーム・ディプロマットを丸口金を装着した絞り袋に詰めて
底用のパイに絞ります
その上に苺を並べて
カットしたパイを並べます
その上にクレーム・シャンティイを絞って、さらに苺を乗せたら最上層用のカットしたパイを並べます
オーブンシートを適当に置いて、解けない粉糖を茶漉しで降らせたら
オーブンシートを外し、真ん中にクレーム・シャンティイの座布団を絞って、その上に苺を鎮座させたら完成(作り始めてから8時間も経ってしまいました)
冷蔵庫で冷やしクリームを固めます(作って直ぐだとクレーム・ディプロマットが若干ユルイので)
今回はダージリンを合わせました
ちゃんとデザートナイフも用意します
パイをカットするからね
ミルフィーユの食べ方、フォークで片側を押さえ、ナイフを横から入れる・・・・そうなのですが、結構怖い
大きいからね
力加減を間違えたら悲惨な事になりそう
おとなしく倒していただきます^^;
やっぱりこれが確実かも
でかすぎて2層を一緒に食べられない^^;