汁の濃さが丁度いい、バランスの良い蕎麦 えびな上野藪そば [神奈川の蕎麦]
この日は神奈川は綾瀬に出張
海老名ICからアクセスします
横浜からなら高速道路を使うほどでもないって?
いやぁ、中原街道行けばいいのですが大和あたりがメチャ混むし
それで何時も高速道路
まぁ、経費は会社に請求だし^^;
久々に海老名ICを降りて、さてランチは何処にしましょう
蕎麦屋を検索すると・・・えっ?上野藪そば?海老名に?
これは行ってみなければ
上野藪そばは明治時代から続く老舗
その上野藪そばで11年修行し、暖簾分けで海老名に店を構えたそう
開店時刻前に到着
10分程して入り口に暖簾がかかりました
上野藪そばの名の入った暖簾を潜り中へ
白基調の壁に黒いテーブル
四人用テーブルが3卓に二人用テーブルが1卓、それにカウンター席が4席
奥に個室(座敷)があるようです
カウンター席に陣取ります
壁に向かって座る形になり、殺風景な感じ・・・ではなく
こういうの、いいね
黄色い花って暖かいな^^
茶は蕎麦茶
香りよく美味しいお茶
初めてのお店では”せいろ”と決めていますが、一応品書きを確認
大盛りは260円増し
せいろ、大盛りでオーダーしました
大盛り自粛中ですが蕎麦に限っては例外なのです^^;
せいろ大盛りの到着
蕎麦は二八、断面がスクエアな細打ちの蕎麦
表面は艶やかでエッジはしっかりしていて、見るからに喉越しが良さそうです
太さは均一、揃っていますから盛りも綺麗
まずは蕎麦のみで手繰ります
箸で五本ほど挟み、持ち上げるとこれが長い
唇に軽く加えたら一気に啜ります
啜った瞬間から香りが強く立つ蕎麦ではありませんが、噛むとしっかり香ります
噛み応えも良く、噛み切るときの感触が心地いい
だらしなく潰れる事はなく、かと言って変な反力もない
喉越しが気持ちいい
次に汁を確認
少量唇に含み舌先へ送るのですが 、ちょっと構えます
何故って言うと、上野藪だから
上野藪そばの汁って凄く濃いのです
扱いが結構難しい
付けすぎると蕎麦の香りが汁に消されてしまうし、付けが少ないと蕎麦の風味を押し上げてくれない
いろいろ試し調整しながら何時も食べているのです
上野藪を名乗るわけですから同じかと思い構えて味わったのですが
これが上野藪より優しいし、扱いやすそうな濃さ(でも藪を名乗るだけあってしっかり濃いですが)
自分はこっちの方が好きだな、扱いやすいから
汁を舌先に送るとしっかりした旨味を感じます
柔らかで優しい
出汁の香り、酸味、塩気、甘さ、どれかが出しゃ張る事なくバランスの良さを感じます
蕎麦を汁に浸けていただきます
蕎麦を半量浸けたら浸け過ぎ
4分の一位浸ける感じが丁度いい
啜った後は目を閉じて咀嚼
汁の旨味と香りが徐々に消えてゆく所に湧き上がる蕎麦の香りを楽しみます
いやぁ、日本人でよかった
日本に蕎麦きりがあってよかった
薬味は葱と山葵
葱は透明感よく綺麗、山葵は細かく擦り下ろされ香り高い
蕎麦を汁に浸け過ぎて味覚が飽和してしまったら山葵を少量舐めて味覚をリフレッシュ
蕎麦を豪快に啜り、香りを鼻腔の奥に送り込みます
蕎麦は啜るもの
啜らないと香りが鼻の奥に届きません
目を閉じ、味覚に全神経を集中させて食べ進みます
久しぶりに目を閉じて味わいたくなる蕎麦に出逢えました
蕎麦がいいだけではこうはならず、汁が美味しいだけでもこうはなりません
蕎麦と汁のバランスが素晴らしかったです
この蕎麦にはこの汁だね
蕎麦湯も適度なタイミングで到着
ドロリなタイプではないですが、濃い蕎麦湯です
一杯目は余った汁を割っていただきます
ここに葱と残った山葵を入れ飲むのが好き
二杯目は蕎麦湯のみでサッパリと
カウンター席の反対側端っこに陣取った爺さんは蕎麦飲み
二合徳利がまた素敵な形でした
蕎麦飲みしたいですが車だからねぇ(って、そもそも仕事中だろヾ(ーー )ォィ)
えびな 上野藪そば
046-232-6585
神奈川県海老名市中新田1-1-17
11:30~14:30&17:00~20:00
定休日 木曜日