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東山魁夷展と ひいらぎの鯛焼き [日常のなかで(Diary)]

前記事からの続きです   


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ワシワシ噛んで食べる蕎麦を味わった後は国立新美術館へ
この美術館はバイク駐輪場があるのでべすちゃんと来ることが多いのですが、今回は電車を利用
最初はべすちゃんと出発したのですが、思ったより寒くてUターン^^;(ちょいと薄着だったし)
何時もなら根性でそのまま乗ってしまうのですが、この連休はそうはいきません
連休後半は京都に紅葉撮りに行くのです
ここで風邪などひくわけにはいきませんからね
なので大事をとってべすちゃんと行くのは諦めました  


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東山魁夷展、会期は12月3日まで
12月の最初の週末だとメチャ混みでしょうから、この連休初日に行く事にしたのです 


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でも、この日も十分メチャ混みの領域でした^^;  

(以下作品画像はネットから借用した画像で、主に複製画のサンプル品です)

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<月宵>

会場にはいって最初に目を奪われたのが<月宵>
冴え冴えとした白い冬の月が照らす田、何とも言えない青みがかった色合いと包み込むような透明感
何とも懐かしい気持ちになって暫く絵の前から動けなくなりました
子供の頃、身近にこんな景色があったのです
懐かしい風景にちょっと感傷的なな気分

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<残照>

多くの絵に懐かしさを感じました
深い情感をたたえ、日本人の自然観や心情までも映した風景画
それが心の奥に響くのです
共鳴するような気持ち
実はこの感じ、京都は詩仙堂で紅葉を見た時にも感じました 


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<花明り>


展覧会は
1章:国民的風景画家
2章:北欧を描く
3章:古都を描く・京都
4章:古都を描く・ドイツ、オーストリア
5章:唐招提寺御影堂障壁画 間奏 白い馬の見える風景
6章:心を写す風景画
の6章に分けられています 


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<年暮る>

東山魁夷の最大の特徴は独特な青(緑)の使い方
透明感のある澄んだ青
生涯全作品のうち、青系の色彩が多用された作品は1/3以上だとか
その青の風景が実に叙情的で幻想的なのです 


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<緑響く>

東山魁夷の作品と言えば、すぐに思い出されるのが白馬のいる風景
<緑響く>とか印象的な作品が多いですね
なので生涯にわたり描かれていたと思っていましたが、実は白馬は昭和47年の1年間しか描かれていないモティーフなのだそう 
この年に描いた作品は全部で19作ありますが、この19作全てに白馬が登場しているのです

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<道>

5章の唐招提寺御影堂障壁画がまた見事でした
第一期は得意の「青」で表現した海景画と山水画
第二期は水墨画
桂林や揚州の風景ですが、人影はありません
水墨画を描いても徹底して風景のみ描き出すという方針はブレていないのです
湖上に浮かぶ小舟にも人は描かれていません
壁画をネットで探しましたが、部分のものしかありませんでした

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<秋翳>

青系以外の作品も
流石に秋は青ではありません
秋翳は群馬県利根郡みなかみ町の法師温泉で描いたそう
ますます法師温泉に行ってみたくなりました
シンプルな構図、でも、複雑な色彩
冬を目前に生命の限りを尽くし紅葉に染める山
その美しさに思わず溜息 


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<冬華>

<冬華>、霧氷に覆われた半円形の大きな一本の樹を前面に、雪野原の鈍く光る太陽
白一色の夢幻的な風景
祇園の円山公園の枝垂れ桜と上空に輝く月を描いた<花明り>と同じような構図ながら趣が異なります 

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<行く秋>

<月宵>と共に気になった作品
落ち葉は寂しさを感じさせますが、黄金色の絨毯となると美しさと共に神々しさも感じます
何気ない風景の中に極楽浄土を垣間見たような気分


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さて東山魁夷展を観終えて何か甘いものでも・・・と思っているとLINEが
見ると上の娘からでした

”試験合格したよ 受験代と参考書代ありがとう” 

そう言えば資格試験を受けたいからと、受験代と参考書代をねだられたんだっけ
なんにせよ受かってよかった


”じゃぁ、鯛の尾頭付きを買って帰るから”と返信

”それは要らないなぁ ^^;”

いや、父ちゃんの言う鯛の尾頭付きと言うのは・・・・ 


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鯛焼きなんだけれど^^;
合格>鯛の尾頭付き>鯛焼きって連想してしまい、この日の甘いものは鯛焼きに決定
六本木から近くて美味しい鯛焼き屋さんは・・・・思いついたのがここ
恵比寿にある鯛焼き屋さん、ひいらぎ  
まぁ六本木から帰る途中だからね
日比谷線を恵比寿で降りて、徒歩3分ぐらいかな


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ここの鯛焼きは30分かけて焼く薄皮鯛焼き
これが滅法美味いんだ♪  


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焼きは養殖焼き
焼き器がいっぱい並んでいます
きっと中はめっちゃ暑いのでしょうねぇ  


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お土産分は箱詰めにしてもらいます
でも一匹は別にしてもらいました
勿論此処で直ぐに食べる為  


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鯛焼きが一番おいしいのは焼きたて
箱詰め(袋詰め)で持ち帰ると皮が軟らかくなってしまって食感が落ちてしまいますからね
餡子だってアツアツのが美味しいし
レンジとオーブンを使って餡子はアツアツ、表面はカリッとした感じに温め直す方法もありますが、所詮は温め直し
食感は焼き立てには敵わない 


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いっただきま~す
此処はお店の前に椅子がありますが、二人か三人しか座れません
で、立って食べるしかないのです
パリっとした食感の薄皮
パリパリ、カリカリ
それが割れると中からアツアツ餡子
甘過ぎず、かといって物足りない事も無く
ほっこりした甘さでいいバランス 


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うううっ、美味い
餡子がぎっしり、尻尾まできっちり入っているタイプ
もう一個別にしてもらえばよかった
渋めの緑茶も欲しいな

鯛焼きの紙袋をぶら下げて
帰りは代官山まで歩いて、そこから東横線に乗りました

たいやき ひいらぎ
03-3473-7050
東京都渋谷区恵比寿1-4-1 恵比寿アーバンハウス 1F
11:00~20:00 (売り切れ次第終了)
定休日 月曜日  


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