藤枝のヤマゴボウ繋ぎの富倉蕎麦 北信十割蕎麦 とみくら [静岡の蕎麦]
先週、夏風邪にふらふらになりながら出張した先は静岡は藤枝
食欲は落ちていないのですが、体が怠くてガツンとしたものを食べる気分ではありません
こんな時は蕎麦か饂飩がいいですね
蕎麦屋を検索してヒットしたのが此処、とみくら
通りから畦道?と思うほどに細い道を入ります
目印は看板ですが、これがまた見落としてしまうぐらいの目立たなさ
ナビが無かったら絶対見失います
そしてナビの案内に従って何度か曲がりますが、そのたびに不安になるぐらいの道
その先に十割蕎麦の看板を発見
あまりにも木や草が茂り、入口は暗い雰囲気で一見営業しているのか廃業しているのか解りません^^;
良く見ると暖簾がかかっていますが、緑の中に緑の暖簾は目立たない
絶対色を変えるべきだね
暖簾の正面からは草木が茂っているのでアクセスできません
横からアクセスするのですが、これがまた狭い道幅^^;
まるで隠れ家の雰囲気
入口を入ると下駄箱
古い民家を改造した感じです
引き戸が何だか懐かしい雰囲気♪
入店
店内は完全禁煙で、大きな座卓が一つ
そしてもう一つは白砂利を敷き植木を置いた囲炉裏
何だか外も中も緑がいっぱい
正面奥が厨房で、お婆さん二人で切り盛りしています
まず供されるのはお茶とおしぼり
おしぼりが布なのが嬉しいな
開店と同時で、貸切状態
他に誰も居ないので・・・・正しいoyaji的使い方をしました^^;
これが気持ち良くて^^;暑くて顔中汗だくだったからね
お茶が緑茶なのが残念
タンニンは蕎麦の香りを殺しちゃいますからね、蕎麦に緑茶はよくない
やはり蕎麦茶が欲しいところですが、無理ならほうじ茶で欲しいな
尤も粋な店は茶じゃなく蕎麦湯を出してきますが^^
品書きを確認します
蕎麦は二八と十割、品数は多くはありません
もり、ざる以外は山菜、おろし、とろろ、納豆で、揚げ物系はありませんが何故かたぬきはあります
温かい蕎麦
こちらは肉と卵とじがあります
ご飯ものはおにぎり
飲み物は日本酒(コップ酒)のみという渋さ
でも蕎麦飲みするようなアテが無い気も^^;
煮物の小鉢などがあったらいいな(車だから飲めないけれど・・・って、そもそも仕事中^^;)
お店の名前は蕎麦の産地の名前だったんだね
つなぎにヤマゴボウを使った十割蕎麦だそう(つなぎを入れても十割となるのかという疑問は置いておいて^^;)
富倉は、奥信濃の飯山市にあり、飯山と新潟県の北国街道(国道18号線)新井を結ぶ飯山街道(国道202号線)沿いにある山間の集落
ここに伝わる蕎麦(富倉蕎麦)はヤマゴボウの繊維を繋ぎに使うそう
初めての店では”もり”をオーダーするのが自分の拘り
二八か十割か迷います
しかし十割蕎麦(やまごぼう繋ぎ)推しのようですから十割蕎麦で
ここは当然大盛り、300円増し
ご飯の大盛りは封印していますが蕎麦は別なのです^^;
十割蕎麦、おおもりの到着
まずは蕎麦のみで手繰ります
蕎麦の端を咥え、一気に啜りあげ香りを楽しもうとしますが、香りが立ってきません
晩夏の蕎麦、一年のうちで一番蕎麦の味が落ちる時期ですからね、仕方ないのかな
香りが少ないより気になったのが蕎麦の温度
ヌルイのです
しっかり締っていません
そして柔らかな茹で加減も好みじゃない
高齢者向けな感じです
土地柄高齢者のお客さんが多いのでしょうかね
メニューもそんな感じですし
次に汁を味わいます
ひと口含んで舌の上に
ほう・・・・
久しぶりに辛口の汁に出会いました
円やかさよりシャープさ
しっかり輪郭が出ています
いやこれ、しっかり締った、コシのある蕎麦を浸けたい
汁が円やかな店が多いなか、こういうシャープな汁も偶にはいいですね
味はやや濃いめ
シャープで濃いめの汁、エッジのしっかりした細打ちの二八が合いそうです
蕎麦を汁に浸けて手繰ります
やや濃いめでシャープな汁ですから浸けすぎはいけません
蕎麦の三分の一、いや四分の一位の浸し加減がいい感じ
これ位が一番蕎麦の甘味を引き出していました
薬味は葱と山葵
味覚が飽和すると山葵を舐めてリフレッシュ
そして再び蕎麦を味わいます
ちょっと柔らかくで喉越しはいまいちでしたが、いつもの蕎麦とはちょっと違う感じもあって楽しめました
蕎麦湯は普通に茹で湯
店内の雰囲気、好みだな
蕎麦処 とみくら
054-646-5550
静岡県藤枝市小石川町4-5-31
11:00~14:00
定休日 月曜・第1・3日曜日
風邪の時はアイスが喉に気持ちいい
と言う訳で、この日はこれ
セブンのマスカットバー
まるでXXを凍らせたような・・・の赤城製です
中心部は、まるで・・・のような食感で粘る感じがするのですが、外側は氷っぽさが強い
二つの食感が楽しめます
味はこのマスカットのがいいけれど、食感はグレープフルーツの(前記事参照)がいいな