SSブログ

蒔田演芸会と野毛のお好み焼き みかさ &クラッシャー奥さん、クローゼットの扉を破壊する [日常のなかで(Diary)]

27日は下の娘の厄払いで神社へ
戻ってのんびり昼ご飯
その後まったりお茶を飲みながら予約投稿用の記事を仕上げます
何故なら、夜はPCを立ち上げる事無く寝ちゃいそうな予感があって^^;
気付くと、14時
慌てて出かけます
行き先は蒔田
曽根風呂ガーの”よーちゃん”さん出演の演芸会があるのです 


01s500IMG_3661.jpg


15時開演で15時に到着^^; 


02s500IMG_3662.jpg


丁度口上が始まったところでした
kinkinさんとまこさんの存在を確認
もうそこが指定席じゃないかと思うくらい毎回同じ席に着席です
そこは最前列のど真ん中^^;


03不じ家みる姫<平林>.jpg


不じ家みる姫 さん<平林>


伊勢屋の小僧の定吉が旦那の手紙を平河町の平林(ひらばやし)さんへ届ける用事をいいつかる
忘れっぽく、字の読めない定吉に、旦那は、「ずぅ~と、ヒラバヤシさん、ヒラバヤシさんと、口の中で言って行きなさい」と智恵を授ける
定吉は、「ヒラバヤシさん、ヒラバヤシさん」と言いながら歩いていて、うっかり赤信号で横断歩道を渡りそうになり、お巡りさんから、「赤止まりの青歩き」だと注意され、いつの間にか、「赤止まりの青歩き」と言いながら歩いていた
どうもこんな名前じゃなかったと気づいて、通りかがかりの人に手紙の宛名を読んでもらうと「タイラバヤシだ」と言う
「タイラバヤシ、タイラバヤシ」と言いながら歩いて行くが、何となく違っているようで不安で、また人に聞くと、「ヒラリン」という答えで、「ヒラリン、ヒラリン」
いや、こんな軽い名前じゃなかったと、また心配になってお爺さんに聞くと、「イチハチジュウのモクモクじゃ」
これも違うような気がして、たばこ屋さんで聞いてみると「字というものは色気を付けて読む、ヒトツトヤッツデトッキッキ」
どれも合っているように思えず、これ以上聞くのも面倒だからと、教えられた名前を全部つなげて怒鳴ることにした
「タイラバヤシかヒラリンか、イチハチジュウノモクモク、ヒトツトヤッツデトッキッキ」、だんだん節が付いてきて、面白そうだと人が集まってきた
おや、向こうから歩いてくるのは、伊勢屋の定吉じゃないかとある男が気付き
泣きべそかきながら「♪タイラバヤシかヒラリンか、イチハチジュウノモクモク、ヒトツトヤッツデトッキッキ」と節つきで怒鳴っている定吉に
「何をやっているんだ?どうしたんだ?お使いに行って、行き先が分からなくなっちゃったって・・・しょうがないな、その手紙はどこに届けるんだ」
「ヒラバヤシさんとこです」 


04霧吹のずる<しわいや>.jpg

霧吹のずる さん<しわいや>


ケチ、吝嗇家の人間を俗に「六日知らず」という
なぜなら一般に日付を勘定するときには、「1日、2日」と指を折っていくが、6日目からは指を開かなくてはいけない
吝嗇家は一度握った手を開くのが惜しくなってしまうので6日目が数えられない
あるケチを自認する男、ケチの指南を請うため「吝嗇の大家」のもとを訪れる
大家にどれくらいケチか問われ「1本の扇子を10年もたせる方法」を考案した、と言い出す
半分だけ広げて5年あおぎ、次の5年でその半分をたたんで、残りの半分を広げて使う、というものだ
吝嗇家は何と勿体ない事を・・・・扇子を半分しか開かないと扇子痛むじゃないかと言い
「わしなら扇子を全部開き、しかも孫子の代まで伝えてみせる」と
どのように使うのかと男に問われ
「扇子は動かさんと、顔の方を動かす」
吝嗇家が男に「最近の食事はどうしているのか」と訊くと、男は「おかずは無駄なので、1個の梅干しの皮を朝に食べ、果肉を昼に食べ、種は夜にしゃぶり、味がなくなったら種を割り、中の天神を食べて、1日もたせている」と答えた
それを聞いた吝嗇家は、「梅干し1日1個など大名並みの贅沢」と評する
吝嗇家によれば、そもそも梅干しは食べるものではなく、眺めていると自然に出てくるつばをおかずにして飯を食べるためのものだという


男は「ケチの極意」を吝嗇家に問う
吝嗇家は男に裏庭に出るよう命じる
男は言われるまま、ハシゴを松の木の枝にかけて登り、1本の枝に両手でつかまりぶら下がる
すると、吝嗇家は突然はしごを外した
怖がる男に吝嗇家は、まず左手を枝から放すように命じる
男は次に右手の小指だけを枝から離させられ、その次に薬指も、さらに中指も、と順に命じられ、残る人差し指と親指だけで枝をつかんでいる状態になってしまった
さらに指をはずせ、と言う吝嗇家に、男が「人差し指は、よう離せません」と叫ぶと、吝嗇家は男の右手と同じように人差し指と親指で丸を作って示し
「これ、離さんのが極意じゃ」 


05不じ家ペ子<桃太郎>.jpg


不じ家ペ子 さん<桃太郎> 

昔は晩に遅く起きていたら叱られたもので


いつまで起きてる!
子供は早く寝て早く起きるものだ
父ちゃんが面白い話をして聞かしてやるから
それを聞いて寝んねするんだぞ

昔々あるところにおじいさんとおばあさんがいました
おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんが川へ洗濯に
川の上から大きな桃がドンブラコ、ドンブラコっと流れてきた
持って帰ってポンと割ると中から元気な男の子が生まれた
名前を桃太郎をつけた
その子が鬼が島に鬼退治に行くって言った
おいしい黍団子を持たせてやると、
犬と猿と雉が出てきて一つくださいお供します
お供を引き連れて鬼が島に攻め込んだ
桃太郎は強いんだぞ
鬼は降参をして山のようなお宝を出して謝った
車に積んで、えんやらや、えんやらや持って帰っておじいさんとおばあさんに孝行した

面白いだろ、桃太郎さんの話
これ、寝てしまった
子供と言う者は罪がないな^^


って言っていたことは昔の話
昨今の子供はなかなかいう事を聞きません


早く寝ないか!


えっ?なんで?


なんでって不思議そうな顔をするな
日が暮れたら寝るに決まっている


眠たいことない


寝床に入れお父さんが面白い話をしてやる
それを聞きながら寝なさい


それは無理だ
話を聞くか、寝るかどっちかにしてもらわないと
聞きながら寝るってそんな器用なことが


良くごちゃごちゃ言うな
話を聞いてて眠くなったら寝ればいい


まぁ一遍やってみて


なんで上から目線なんだ
まぁいい良く聞けよ

昔々、、


何年ほど?


何年ほどって・・・これはずっと前から昔々って決まってるんだ


昔って言っても年号ぐらいあるでしょ
元禄とか慶応とか明治とか


年号もないくらい昔だ


年号無いの?!
よっぽど昔なんだな


ある所に


どこ?


どこでもいいだろ!
親がある所にって言ったらある所にしとけ


ある所って場所はこの世にない
昔でも国の名前ぐらいはあるでしょ


国の名前も無いずっと昔だ


国の名前も無いの?
縄文時代より前・・・


知らん!
ある所におじいさんとおばあさんが住んでいました


おじいさんの名前は?


いい加減にしろよ
そう次々に質問したら寝る間もないだろ
名前無い!名前も無い昔だ!


へぇ~人間に名前の無い時代って言ったら相当昔だな


そうだ相当昔の話だ
おじいさんとおばあさんが住んでいたんだ


歳は?


歳は無い!
歳も無い昔だ!


それは無茶だよ
昔でも歳ぐらいはあるよ
一年たったら一つでしょ


始めはあったんだけど貧乏で売っちゃった


歳って売れるんだ
ウチも売りに行こう!


お前がごちゃごちゃ言うから全然話が進まない
少々わからなくっても「ふーん」って聞いていたら分かってくる


ふぅ~ん


おじいさんは山へ柴刈りに、山の名前は知らん


ふぅ~ん


おばあさんは川へ洗濯に行った、川の名前は知らん


ふぅ~~ん


川から桃が流れてきた
それを持って帰って割ると中から男の子が生まれた
桃から生まれたから名前を桃太郎とつけた。
その子が鬼が島に鬼退治に行くって言ったので
おいしい黍団子を持たせてやると、
犬と猿と雉が出てきて一つくださいお供します


お供を引き連れて鬼が島に攻め込んだ
犬が食いつくやら猿が引っ掻くやら、雉が目を突っつくやら
鬼は降参して山のようなお宝を出して謝った。
車に積んで、えんやらや、えんやらや持って帰っておじいさんとおばあさんに孝行した

なぁ面白いだろ
ほら寝ろ、寝ろって言ってんだろ
大きな目をむいて睨み付けている


あんなにしつこく言われるから寝てやってもいいなと思っていたんだんけど
あんまり阿保な事を言う者だから目が覚めてしまった


なんで?!


なんでってそれ桃太郎って話でしょ?
桃太郎って話は世界的にも名作、どこにでしても恥ずかしくない話だよ
それをあんな言われ方をすると値打ちも何もない
あれでは作者は悲しむ


何を生意気なこといってんだ
お前は何も知らないんだ


お父ちゃんこそ何も知らない
これはな、昔々ある所にって言うのは時代とか場所とはっきりしていない
わざとはっきりさせていないんだよ
子供に難しいこと言っても分からないけど、仮に大阪の話にしたら大阪ではなじみがあって良いかもしれないけど、東京の子供には分からない。東京の話にしたところで田舎に持ってたらなじみの無い話になってしまう
日本国中どこに持ってっても、どこの子供に聞かせてもはまるように「昔々ある所に」としてあるんだ
話がそれだけ大きくなってる
おじいさんとおばあさんが出てくるけど、本当はこれは両親だ
ちちとはは、点々をつけてじじとばば
けれど昔は年寄りと子供の方がなじみが深かったからおじいちゃんの話おばあちゃんの話としてある
つまり父の恩は山よりも高く、母の恩は海より深いという事を言いたいんだな
海に洗濯に行くことはできないから川へ洗濯としていある


ふぅ~ん!
あぁそうか成程なぁ!!
それからどうした?


川の上から桃が流れてきて割ったら子供ができたって、
そんな事があったら果物屋さんは子供だらけになってしまう。
人間のお腹から生まれた子供が鬼退治したら不自然になるから
神様から授かった子供になってるんだ
それからね、鬼が島ってところはこの世にない
あれは渡る世間を鬼が島に例えている
人間として生まれたからには世の中の苦労をしないといけない
渡る世間に鬼はないって言うけどな、渡る世間は鬼ばかりだよ、そんなTVドラマがあったろ
お父ちゃん、世間って言ったら恐ろしいところだよ、分かってる?
世の荒波に揉まれる、これが鬼が島の鬼退治ってこと。
犬と猿と雉が出てくるでしょ
動物だったらなんでもいいわけではなく
犬は三日飼えば三年恩を忘れぬといって仁義に篤い動物
猿は猿知恵って言って馬鹿にするけど人間をのぞいたら一番賢い
雉は勇気のある動物で、卵を温めている時に蛇が来たら巻すだけま巻かせといてぱっちんと切れ切れにはじいてしまうくらい落ち着いた鳥だ
つまりこの三匹は知仁勇を表しているんだ
それからおいしい黍団子って言ったけどいい加減なこと言っちゃ駄目だよ
黍の団子って言うのはおいしい物じゃない
黍は五穀のお米や麦に比べたら粗末なもの、つまり贅沢をしてはいけない教えがこの黍の団子だな
人間として生まれた以上は鬼が島って言う世の中の苦労をしないといけない
その時に贅沢せずに質素を守って、先ほどの知仁勇の徳を身に着けて一生懸命働いて
色んな目に会い、色んな苦労をして鬼を退治する
そして山のようなお宝って言うのは世間に出て身に着ける信用や名誉や財産を持って帰って、世の中の役に立つ一人前に人間になって親に孝行して家の名前を挙げる
これが人間として一番大切な事だという事を昔の人が子供でも分かるように面白い様に作ったんだ


こんなによく出来た話なのにあんな言い方したら名の値打ちも無いよ
お父ちゃん、僕の前だから良いけど他所で言ったらいけない、恥をかくよ
親の恥は子の恥だからね
僕も言うの辛いんだからねお父ちゃん、、、、、
あぁ寝てしまっている
今どきの親は罪がないなぁ


06都志美<《日本舞踊》>.jpg


都志美 さん<《日本舞踊》> 

演芸会で日本舞踊は初めて観ました


07春好<禁酒番屋>.jpg


春好 さん<禁酒番屋> 

ある藩で、酒の上の刃傷沙汰が起きたというので、
藩士一同に禁酒令が出された
しかし、なかなか禁令が行き届かず隠れてチビリチビリやる者が続出
それではと、城門のところに番屋を設け、出入りの商人の持ち込む物まで厳しくチェックされることになった
これが「禁酒番屋」とよばれるようになる


家中第一ののんべえの近藤という侍がいた
屋敷内では飲めないので、ならば町の酒屋ならバレないかもと酒屋へ飲ませろとやってきた
バレたら大変なことになると酒屋の亭主は断るが、お得意様でもあり無下に断れない
グイッと一気に三升飲み干す侍
禁酒令糞くらえで、すっかりいい心持ちになった


まだのみ足らず、酒屋の亭主に、何とか工夫して番屋をかいくぐり、拙者の小屋まで一升届けてくれと頼む
しかし亭主は番屋を突破する方法を思いつかない


困っていると、番頭がうまい知恵を出す


五合徳利を二本菓子折りに詰め、カステラの進物だと言って通ればよい
という


まあやってみよう
というので、早速店の手代が番屋の前に行ってみるが・・・


番人もさるもの
家中屈指のウワバミにカステラの注文とは怪しいと疑う
が、ご進物と聞いてそれならば納得だと言う

行けと言われ、カステラの箱を持ち上げた手代、ついその重さに”どっこらしょ”と言ってしまう
その掛け声を不審がられ、箱を開けられてしまい徳利が見つかる


「これ、この徳利は何じゃ」


「えー、それはその、水カステラてえ新製品で」


「水カステラ?たわけたことを申すな!そこに控えおれ、中身を改める」


一升すっかりのまれてしまった


「これっ、町人 けしからん奴 かような結構な……いや、けしからんカステラがあるか!このいつわり者めがっ」


カステラで失敗したので、
今度は油だとごまかそうとしたが、これも失敗


都合二升もただでのまれ、腹の虫が治まらないのが酒屋の若い衆
これ以上はやめようという亭主に
今度は小便だと言って持ち込み、仇討ちをしてやろうと言いだす


正直に初めから小便だと言うのだから、こちらに弱みはないと
で、小便を詰めた徳利を箱に入れ番屋に来た


「お前は何者だ?これは何だ?」


「向こう横丁の小便屋で、小便のご注文です・・・・何でも植木の肥やしにするとかで」


「……ご同役、実にどうもけしからんもので初めはカステラといつわり、次は油、またまた小便とは……これ、控えておれ、ただ今中身を取り調べる」
「……ご同役、今度は熱燗をして参ったと見える」
「けしからん奴め、小便などといつわりおって、かように結構・・いや不埒なものを・・・手前がこうして、この湯のみへついで・・・ずいぶん泡立っておるな」
「……ご同役、これは燗を付けすぎたようですな、目にも来るし・・・安酒なようだ」


”グイッ”


「ややっ、これは小便!けしからん!!かようなものを持参するとは」


「ですから、初めに小便と申し上げました」


「うーん、この正直者めが」


08s500IMG_3673.jpg


おちびちゃんたちが働く姿がまた愛らしい^^ 


08可笑家きゃらめる<池田の猪買い>.jpg


可笑家きゃらめる さん(曽根風呂ガーのよーちゃんさん)<池田の猪買い> 


冷え気(冷え性)に悩む男が丼池の甚兵衛さんに相談に来る
「それなら猪(しし)の肉がええ
心安うしている池田の狩人・六大夫さんとこ行っといで
と、親切に行く道まで教えてもらう


男は物覚えが悪く行く先々で道を尋ね、通行人を閉口させながら池田まで辿り着く


男は狩人六太夫の家を訪ね
「山猟師の六大夫さん家とはここですか」
「手前です」
「来すぎたかな?」
「ここです」
「大阪から新しい猪の肉を買いに来た」
「お客さんですか それは丁度良かった そこに下がっているのが一昨日捕ってきた奴で、いたって新しい」
「素人は新しいか古いかは分からない 目の前で撃ってくれなければ・・・」
「どんだけいるんだ」
「500目」
「それぐらいで、出掛けられるか」
「雪が降ってきて、こ~ゆう日は猟が立つぜ」
「猟師は験を担ぐ 嬉しいことを言ってくれるね その一言で出掛けるか」


丁度つがいの猪を発見し、狙いを定める六太夫に男は横から、
 「わあ、さぞ猪の肉うまいやろなあ」
 「オスとメスどちらがうまいか」
 「帰ったら食わせて」
 「米炊いてんか」
 「酒あるか」
などといろいろと下らないことを質問する
でもなんとか仕留めた六太夫さん
だがこの男、しまいには狙い通り撃って倒した猪を、「あの猪は新しいか」と聞く始末

・・・・・


ぼたん・・・これがオチだったけれど、どうやって持って行ったっけ?(健忘症?)


09不じ家あいす<たらちね>.jpg


不じ家あいす さん<たらちね> 


八五郎が長屋の大家に呼ばれて行くと縁談話という
年は二十で、器量は十人並み以上、夏冬の着物もそろえているという、まことに結構な話
しかし、うま過ぎる話だと半信半疑な八五郎、「そんな女が、あっしのようなところへ来るには何か訳あり、キズでもあるんじゃねぇですか」と聞くと、大家は「一つだけキズがある」
やっぱりと八五郎、大家が言うにはもとは京都の公家の出で、言葉使いが丁寧過ぎると言う
この間、風の強い日に出会った時も、「コンチョウハドフウハゲシュウシテ、ショウシャガンニュウシテ、ホコウナリガタシ」、つまり「今朝は怒風激しゅうして、小砂眼入して歩行成り難し」と、挨拶され返す言葉もなかったと言う
そんなことなら屁の河童、平気の平左、ぞんざいなべらんめえ言葉の自分とあわせて二つに割れば丁度いいと八五郎は大乗り気
い立ったが吉日と、その日のうちに大家の仲人で祝言となり、仲人は宵の口で大家は帰って行ってしまった
さて困った八五郎、嫁さんの名前も知らないまま
嫁さんに名前を訊くと


「自らことの姓名は、父はもと京都の産にして姓は安藤、名は慶三あざなを五光。母は千代女と申せしが、わが母三十三歳の折、ある夜丹頂の鶴の夢を見てはらめるが故に、たらちねの胎内を出でしときは鶴女と申せしがそれは幼名、成長の後これを改め清女と申しはべるなりい~」


「ナアムミョウ、チーン、ご親類の方からご焼香を」


これではかみ合いません
ネギが一文字草、米はしらげ、通訳がいるくらい
朝起きれば起きたで
「アーラ、わが君、しらげのありかはいずこなりや」


そこへ、葱屋がやって来た


「こーれ、門前に市をなすあきんど、一文字草を朝げのため買い求めるゆえ、門の敷居に控えておれ」


「へへへー」


ようやく味噌汁ができたが、
「アーラわが君。日も東天に出御ましまさば、うがい手水に身を清め、神前仏前へ燈灯(みあかし)を備え、御飯も冷飯に相なり候へば、早く召し上がって然るべう存じたてまつる、恐惶謹言」


「飯を食うのが恐惶謹言なら、
酒ならよって(=酔って)件の如しか」


10雪崩<《シャンソン》>.jpg


なだれ さん<《シャンソン》> 

シャンソンも出てくるとは@@;)・・・今回の演芸会は幅が広かったです


11㐂ん肉<浮世床>.jpg


當今亭 㐂ん肉 さん<浮世床>

古くからある小咄を集めて、一席の落語に仕立てたオムニバス形式の落語 

街の床屋は暇を持て余した若い者が今日も今日とて集まっている
手紙を読んでニヤニヤする者、髭を抜く者、寝ている者
退屈しのぎに何をしようかと話し合ってるうちに二人が将棋を始めるあまりの熱の入れようで王を取られても気付かず続けている始末
将棋の横では、吉公が壁に向かって貸本を読んでいる
「おい、吉っつあん、何を読んでいるんだい?」
「私が読んでおりますのは、姉様の合戦」
「何だその話は? それを言うなら『姉川の合戦』だろ?」
「そうとも読む」
「本多平八郎という人が出ただろ~」
「真柄十郎左衛門が出てくるだろう」
「今そこを読んでいる」、
一番良いところだ。読んでくれよ」
みんなに「読んでくれないか」と頼まれ読むことに
「え~~、エェ~~と・・・」
「エ~が長いな」
「え~~、ひとつ、姉・・川・のかつ・せ・んのことなり。このと・・・き、真柄・・・真柄ジ・フ・ラ・フ・・じゃねぇ。真柄十郎左衛・・・門が、敵にムカついて、向かってまつこう・・・マツコウ、松公」
「何だい?誰か呼んだか」
「読んでいるんだから、返事するな」、立て板に水どころか横板にモチ
「真っ向から、立ち向かって、一尺八寸(約55cm)の大太刀を・・・」
「オイオイ、一尺八寸のどこが大太刀だよ?」
「そこは断り書きが書いてある 『一尺八寸とは刀の横幅なり』」、「そんな戸板みたいな刀があるかぃ 第一、前が見えないだろ?」
奥の方を見てみると、建具屋の半公が大いびき。あんまりいびきがうるさいからたたき起してみると、開口一番ノロケ話を始めた
 「芝居を見ていたんだ。後ろの席に二十四五の綺麗な女がいてさ、そいつが俺に『自分の代わりに褒めてくださいよ』って頼むんだよ 俺ァすっかり舞い上がっちゃってさ、舞台に向かって『音羽屋、音羽屋!』 怒鳴っている内に『お兄さん芝居が終わってしまいました』、仕方なく幕を褒めた。帰りがけにさァ、その女のお供に呼び止められて、お茶屋に招待されたんだよ そこには女が待っていてネ、杯をやったり取ったりしていたが・・・、女の顔は桜色。俺も飲みすぎてごろりと横になってしまい、寝ていると女が『私も飲みすぎて頭が痛いのです 他に部屋がないのでお隣に入ってイイでしょうか』と、帯解きの長襦袢一枚で『御免遊ばせ』と布団に入ってきた・・・」

「ワァー、夢みたいな話だな。・・・で?それから~」

「一緒に寝た所で、・・・『半ちゃん、起きろ』と、俺をたたき起しやがったのは誰だ」

「長ぇ夢、見やがったな」


12緑君<荒茶>.jpg


小噺教室の講師、柳家録君 さん <荒茶>

荒茶、実は初めて聴きました
なかなか着想が面白い噺でした


主な登場人物は豊臣秀吉子飼いの猛将7人の加藤肥後守清正、福島左衛門大夫正則、池田三左衛門尉輝政、浅野左京大夫幸長、黒田甲斐守長政、加藤左馬助嘉明、細川越中守忠興
そして彼等を茶会に招待した本多佐渡守正信


そのあらすじは・・・
秀吉の死後その臣下の大名は石田光成派とその反対派に分かれてゆき、これは反対派の大名達の茶事(茶会)の出来事
徳川家康の家臣で知恵者と言われた本多正信が七将を味方に引き入れようと催した茶事で、細川忠興、加藤清正、池田輝政、福島正則、浅野幸長、黒田長政、加藤嘉明、この7人が招待された
しかし茶道の心得のあるのは細川忠興のみ
そこで皆が申し合わせて細川忠興の真似をするが、それがとんでもないドタバタ劇となってしまいます
濃茶の回し飲みをする途中、加藤清正の髭が茶の中に入ったり、池田輝政が一度飲んだ茶をまた茶碗に吐き出したり、それを詰め(最後)の福島正則が一気に飲み干してしまう。。。。


13Jプロジェクトバンド.jpg


再びよーちゃんさんの登場
Jプロジェクトバンドです


14藤助<厄払い>.jpg


そして、小噺教室のお師匠さん、佐の槌藤助 さん<厄払い>


今朝、下の娘と厄払いに行ってきたのが此処に繋がるとは@@;)

頭が年中正月の与太郎
何をやらせてもダメなので、母親の悩みの種
でも当人に働く気がまるでないのだから、しかたがない
叔父さんがお袋を泣かしちゃいけないと説教した
今夜は大晦日だから、厄払いを言い立てて回って、豆とお銭をもらってこいと言う
そして厄落としのセリフを教える


「あーらめでたいなめでたいな、今晩今宵のご祝儀に、めでたきことにて払おうなら、まず一夜明ければ元朝の、門(かど)に松竹、注連(しめ)飾り
床に橙鏡餅、蓬莱山に舞い遊ぶ、鶴は千年、亀は万年、東方朔(とうぼうさく)は八千歳、浦島太郎は三千年
三浦の大助百六ツ、この三長年が集まりて
酒盛りをいたす折からに、悪魔外道が飛んで出で
妨げなさんとするところ、この厄払いがかいつかみ
西の海へと思えども、蓬莱山のことなれば
須弥山(すみせん)の方へ、さらありさらり」


というものだが、
伯父さんの後について練習しても
文句が覚えられないので、紙に書いてもらった
昼間のうちに覚えて、夜に厄払いの仕事をしろと
でも本人はウチに戻ってもゴロゴロ、何もしない
気付くと夕方、慌ててウチを飛び出す


表通りで
「ええ、こんばんは」
「何だい」
「厄払いでござんす」
「もう払ったよ」
「もう一ぺん払いなさい」
「何を言やがる!」


別の厄払いに会ったので
「おいらも連れってくれ」
「てめえを連れてっても商売にならねえ」
「おまえが厄払って、おいらが銭と豆をもらう」


図々しい野郎だと追っ払われてしまった
「えー、厄払いのデコデコにめでたいの」
とがなって歩くと、おもしろい厄払いだと、ある商家に呼び入れられる


前払いで催促し、おひねりをもらうと、開けてみて
「何だい、一銭五厘か。やっぱりふところが苦しいか」
「変なこと言っちゃいけない」


もらった豆をポリポリかじり、茶を飲んで
「どうも、さいなら」
「おまえは何しに来たんだ」
とあきれられ、ようやく「仕事」を思い出す


表戸を閉めさせて「原稿」を読みだすが、
つっかえつっかえではかどらない


「あらあらあら、荒布、あらめうでたいな。あら、めでたいなく」
「おい、めでたくなくちゃいけない」
「くの字が大きいんだ。鶴は十年」
「鶴は千年だろ」
「鶴の孫」
「それだって千年だ」
「あ、チョンが隠れてた。鶴は千年。亀は……あの、少々うかがいます」
「どなたで?」
「厄払いで」
「まだいやがった何だ」
「向こうの酒屋は、何といいます」
「萬屋だよ」
「ええ、亀はよろず年。東方」


ここまで読むと、与太郎、めんどうくさくなって逃げ出した


「おい、表が静かになった。開けてみな」
「へい・・・あっ、だんな、厄払いが逃げていきます」
「逃げていく? そういや、いま逃亡(=東方)と言ってた」 


boeder-001.gif


演芸会の後、打ち上げに混ぜていただきました
今回は野毛のお好み焼き屋さん、みかさ
創業は昭和28年だそう 


s500IMG_3701.jpg


なかなかいい雰囲気です 


s500IMG_3704.jpg


2Fの座敷に案内されました  


s500IMG_3705.jpg


品書き  


s500IMG_3706.jpg


おしるこ焼きって????
あんこ巻って、あんまきでしょ
じゃぁお汁粉焼きって???
と思いながら見ていました  


s500IMG_3707.jpg


クリームあんみつがいいな♪  


s500IMG_3708.jpg


とりあえずスタンバイ  


s500IMG_3711.jpg


乾杯~、お疲れさまでした

( ・∀・)っ凵凵c(・∀・ ) カンパーイ   


s500IMG_3712.jpg


ブログ用にテーブル内でも( ・∀・)っ凵凵c(・∀・ ) カンパーイ 
このテーブル、曽根風呂ミニオフ会状態^^;  


s500IMG_3713.jpg


まずはイカから 


s500IMG_3717.jpg


バター醤油味
このテーブルには鍋奉行ならぬ、鉄板奉行様が御出座
全てをお願いします 


s500IMG_3715.jpg


肉も焼いて 


s500IMG_3721.jpg


鉄板は常に綺麗に
拘りの焼き方です 


s500IMG_3720.jpg


お好み焼き三種
ひとつは”みかさ焼き”だそう
粉が入らず、卵だけで焼くのだとか
卵だけ・・・それって、ようは具入りオムレツじゃね?  


s500IMG_3728.jpg


お好み焼きの一つはソース、もう一つは塩味
みかさ焼きは醤油をかけて・・・という事で、醤油をかけましたが
食べると舌がケチャを欲しがります^^;
塩味お好み焼きは初めて食べましたが、美味しかった
(自分は滅多にお好み焼きを食べないので・・・何年振りかなぁ==) 


s500IMG_3723.jpg


豆腐?
生姜と鰹節に葱があるから冷奴?って思ったら 


s500IMG_3729.jpg


焼きました^^  


s500IMG_3731.jpg


そして焼きそば
今回、全く作っていません
忙しかったのは鉄板奉行のkinkinさんだけ
あとの三人はひたすら食べる人^^;  


s500IMG_3734.jpg


ここいらで麦酒から焼酎に切り替え
今回は安心して飲んでいます
野毛からだと、みなとみらい線で一本(みなとみらい駅まではちょっと歩くけれど)、しかも15分程度だから寝る心配が無いので^^ 


s500IMG_3736.jpg


鉄板奉行様の上に大奉行様もいて、作り方の指示が飛びます  


s500IMG_3737.jpg


鍋奉行様のコテテクに震えながら  


s500IMG_3738.jpg


美味しくいただきました ^^
このとき、おでんオフ会の話が出て・・・横浜駅西口のおでん屋さん、はな家でオフ会をしようかと
2月は11日に鎌倉梅散歩オフ会があるから、3月かな 


s500IMG_3740.jpg


最後に出てきたのが”おしるこ焼き”
おぉ、お汁粉焼きってこういうのだったんだ  


s500IMG_3741.jpg


ようは漉し餡が溶け込んだ甘い生地を焼くんだね  


s500IMG_3742.jpg


これが。。。。なかなか美味しい
粒餡を乗せて食べたかったな

みかさ
045-231-0353
横浜市中区宮川町2-23
[火~金]17:00~23:30
[土]12:00~23:30
[日祝]12:00~22:30 

打ち上げが終わったら真っ直ぐウチに帰ります
今日は奥さんも飲み会
結構早い時間から飲んでいた様子(集合時間を訊いたら、15時だと・・・・その時間から飲むのか@@;)
飲んで帰る時はアイスをお土産に買うのが我が家のお約束
今日は自分のと奥さんのでアイスは8個
楽しみです
みなとみらい駅で急行に乗ったので、菊名で下車
東急スーパーでハーゲンダッツを4個買ってウチに戻りました


boeder-003.gif


ウチに戻ると玄関に奥さんの靴
奥さんの方が早く戻ったようです
下の娘が玄関にやってきて、

お母さんがクローゼットの扉を壊したんだよ!
壊しておいでげらげら笑ってるの、壊れちゃったーって

ぬぁんだってぇ、壊しただとぉ
何がどんなふうに壊れたってぇ∑(゚台゚lll   


部屋に行ってみると・・・・


s500IMG_3745.jpg

∠( ゚д゚)/ 「え」

扉が割れてる・・・・・


s500IMG_3743.jpg


(゜ロ゜)ギョェ  


どうやったらこんなふうに壊せるんだ

クラッシャー奥さん、降臨かぁ
急いで奥さんのいるリビングに行くと 

o(__*)ZZz

ダイニングテーブルに伏して爆睡していました
起こしても起きないしーー;)
それでもしつっこく起こしたら切れて唸り、吠えて・・・(狂犬かよ)
で、また伏せて豪快に鼾
(玄関に猛犬注意のプレートを貼っておこうかな)


翌日、日曜日
奥さんに直せよ、当然君のコストで、と一言 
その後、奥さんは出かけましたが、出かけに下の娘に奥さんは


壊れたままでもいいよねー

って言っていたそう
このまま放置する気満々な感じです
壊れたまま放置って一体何を考えているのでしょう
この状態で地震がきたら倒れます
その部屋は寝室ですから、寝ているうえに倒れてきたら・・・・--;)う~ん


s500IMG_3752.jpg


仕方ありません
下の娘と修理大作戦
蝶番を外し、蝶番側に残っていた部分と、扉本体側を接着します
扉を横に立てて、ホールドする必要があるので、ダイニングテーブルと椅子を利用
接着剤が完全に乾くまでダイニングテーブルは片側しか使えません^^;
作業しながら、下の娘と

お母さん、壊してごめんなさいも言わないし
これ直しても有難うって絶対言わないよね

と意見は一致


s500IMG_3799.jpg


クラんパー4個で挟み、数日放置
くっついたら蝶番付けて組み立てましょう

で、壊した本人は想像通りの行動ーー;)
ひょっとして壊した事を何とも思っていないのか



boeder-003.gif


 <告知>オフ会のお知らせ


2月11日日曜日

mozさん&さる1号がご案内する

鎌倉・梅散歩オフ会

を実施いたします

北鎌倉は梅の名所の東慶寺

鎌倉の瑞泉寺や荏柄天神、浄妙寺、宝戒寺、海蔵寺(このうちの三か所)

を散策します(コースは検討中)

集合場所 北鎌倉 円覚寺前の踏切付近

集合場所 10:00

この他、鎌倉駅周辺でも12:00ぐらいに集合場所を設定する予定

食事 昼 仕立て屋小町通り店 (予約11:30~)

予算 2200円+飲み物代


食事 夜 希望者のみ 


と考えています

詳細は決まり次第、都度ブログ上で掲載します

参加いただける方は本ページ左側の”しろたま さる1号Mail Box”にて参加の旨を連絡くださいませ

(集合時刻は10時ですので、早めに北鎌倉に入り、10時までの間に円覚寺や明月院に行っておくのもオススメ)


m_emoji-1.gif


nice!(106)  コメント(33) 
共通テーマ:グルメ・料理

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。