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そうだ京都、行こう。 二尊院から祇王寺へ [そうだ京都、行こう。(KYOTO)]

前記事からの続きです 


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常寂光寺の次は二尊院
小倉山二尊院
小倉山山麓にある天台宗の古刹 


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総門潜って左側には茶店、四季庵
ここは帰りに寄りましょう


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総門を抜けた先に広がる、真っすぐに伸びた参道が二尊院名物、紅葉の馬場 
約百メートルの間にモミジとサクラの木が交互に植えられています
春も秋も楽しめる、お得な参道^^
小倉山二尊院の紅葉は、JR東海の2012年のCMにも起用されているのですが、その最初のシーンがこの参道の紅葉なのです


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”この紅葉の先には2体のご本尊さんが並んでおいでになります。
それは、いや、説明はやめておきましょう。肝心なのは知ることではなく感じることだといいますから。
紅葉は旅の入口にすぎませんでした。”    
(2012 JR東海CM キャッチコピー )


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CMの最初のシーンのように、この参道の紅葉が盛りの時に来たかったのです
今年は丁度いいタイミングかな
向って左側がもうちょいな感じですが、左側を待つと右側が散ってしまいそう
昨年はちょっと遅めで、かなり散ってしまった後
でも、葉の落ちた枝に石段に敷かれた散紅葉は侘び寂び感たっぷり、それはそれで味がありましたが 


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参道の紅葉を撮っている間じゅう、頭の中ではMy Favorite Thingsがぐるぐるまわっています^^;  


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甘党の自分、和菓子が好きで、餡子モノが特に好物
なので小倉餡の名の由来となった小倉山は我が聖地^^
小倉山二尊院は京都に行ったら必ず寄るお寺 


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小倉餡とはどんな餡でしょう
意外と粒餡と区別していない人も多いですが、粒餡とはちょいと違うのです  


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粒餡は、小豆の粒をつぶさないように炊き上げたもの
小豆の風味がしっかり濃く、美味しいですよね
粒餡の中でも、小豆をつぶし気味炊きあげたものをつぶしあんと呼び分ける場合もあります  


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漉し餡は、柔らかく煮た小豆を裏ごしして皮を取り除き、練り上げたもの
舌触りがよくて美味しいですよね
では、小倉餡は・・・  


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小倉餡は、漉し餡に、大納言など大粒の小豆を蜜煮にしたものを混ぜ合わせて作ります
小倉餡の味のポイントとなる大納言は、この小倉山周辺で取れる品質のいいものが最適とされていました
小倉山で取れた大納言を使った餡だから、小倉餡というわけです  


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つまり、小倉餡は京都発祥
809年頃、空海が小豆の種を中国から持ち帰り小倉山で栽培
菓子職人の和三郎がその小豆で餡を作り、御所に献上したのが始まりだそう  


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勅使門は天皇の使いだけが通れた門
かつては、勅使が訪れた時のみ開門していた格式高い特別な門なのです  


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本堂に釈迦如来と阿弥陀如来の二尊が祀られるから二尊院
人が誕生して人生の旅路に出発する際に現れる「発遣の釈迦」、そして人がその寿命をとじるときに極楽浄土より迎えにくる「来迎の阿弥陀」と、双子のような二尊が本堂に祀られています


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来たからには二尊にご挨拶をしておかないとね
本堂にあがって参拝
その後は本堂縁側に座り、紅葉をゆっくり楽しみます


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帰り道には石段の上から眺める参道 
これもまた見事な眺め


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今年はいいタイミングで来られたようです^^ 


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さて、忘れてはいけないのがこれ、小倉大納言の甘味


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四季庵に寄って、小倉大納言のぜんざい(田舎汁粉)を食べないとね^^


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座るとお茶と八つ橋が出てきます  


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小倉大納言ぜんざいをオーダーと同時にお支払い


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暫く待つと、ぜんざいの到着


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軽く焦げができる程度に焼かれた餅が二つ入ります


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塩こぶも美味しそう^^  


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小倉山の紅葉に乾杯・・・乾椀かな^^;  


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うわ、これ・・・美味しい^^; 
小豆のほっこり感が凄くいい 


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それはこの大きさ!小豆の粒がめちゃ大きいのです
こんなに大きな大納言は初めて見ました
自分が買ってくる大納言小豆は煮てもこんなに大きくならないし・・・--;)  


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二尊院の次は祇王寺 


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紅葉に包まれるように、ひっそりと静かに佇む茅葺屋根の草庵
平家物語に登場する“悲恋の尼寺”祇王寺
平清盛の寵愛を失った白拍子の祇王、妹の祇女、祇王の母親の三人と、後で一緒になった仏御前が静かに余生を送ったお寺


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この小さなお寺は本当に静か
それなりに人はいるのですが、皆静けさを楽しむかのよう
さすがにこの規模だと某国団体さんは来ないですからね、それがいい^^


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庭をぐるりと一周 


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ここは散り紅葉で有名ですが、一面の絨毯になるには少し早かったようです
去年は遅い時期でしたので、一面見事な散紅葉
路に、庭に、茅葺屋根にたくさんの散り紅葉が静かに重なる晩秋
冬枯れた木々に真っ赤な絨毯が静寂をより感じさせていい雰囲気でした  


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今の紅葉の盛りのタイミングも色彩豊かでいいですが、祇王寺に似合うのは艶やかさよりも寂しさ 
散紅葉の時期の方が浸れます


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こうして記事をタイプしていると・・・・
2日目は足腰がかなり疲れていたんだなって思います
何故かと言うと。。。。  


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カメラの位置が高いから
楽な姿勢からしか撮っていないのです
地面すれすれまでしゃがんだり、立ったりするのが辛かったんだなって^^;
まぁ、前の日にあれだけ歩けば仕方ないかな  


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祇王寺の次は宝厳院へ向かいます


つづく・・・・ 


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