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世捨て人な気分になれる蕎麦屋さん 北茨城の蕎麦 田舎そば家 水楓亭 [茨城の蕎麦]

京都へ紅葉撮りに行ってきたわけですが、あまりにも綺麗な紅葉に舞い上がってしまい、撮り過ぎました 
整理が追い付きません^^;
なので京都の記事は次記事にまわします


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この週は北茨城に出張
最終日はアサイチからの打ち合わせで終了、あとはランチを済ませて帰るだけ
ランチは常々行ってみたいと思っていた蕎麦屋さんに行ってみます
此処は何時あいているか、よく解りません
最初、この店を見つけた時は貸切で入れず
それ以降は行っても敷地に入る道がロープでクローズ
それが5度ほど続いて、諦めてしまっていました
数年ぶりにそのお店を思い出し、行ってみることに


北茨城IC付近の交差点からK10で花園渓谷方向に向かいます
山道に入り、最初は綺麗な道ですが、急に道幅が細く、ガタガタ舗装になったところが目印
道の左側に蕎麦の幟があり、かつ道の右側に入る道(私道)にロープが張っていなければ開いています
通りかかるとロープが無い!!!
まじか!行かなきゃ
右折して私道に入ります
砂利の急な坂道を駆け抜けると(本当に駆け抜けたら車が飛びます、かなり凹凸が^^;)そこには・・・

 


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一軒の小屋、これが蕎麦屋さん 
煙突から立ち昇る煙が営業中の証、今日は蕎麦にありつけそうです 
薪の焼ける匂いがノスタルジックな気分
幼少の頃、数年間預けられていた親戚の家は薪で焚くお風呂や竈があり、夕暮れ時は薪が焼ける匂いがたちこめていたものです==)トオイ目


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県道から離れた山の中、他に人家も無いですから凄く静か
昼時、ねぐらに帰る烏もまだいない時刻
空に鳥の声も無く、聴こえるのは小川のせせらぎの音だけ
何とも静寂な 


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晩秋の寂しさに溢れた静けさ
山の匂いや落ち葉の匂い、生々しい土の匂い
ずっと味わっていたくなるほど
紅葉の下に座して、この静寂をアテに自分の影と二人で飲んでみたいものです 


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ここに住むのもいいな
世捨て人みたいで ^^
でも三日で飽きるかな^^;
そんな事を考えながら開店時間を待ちます 


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11時半開店なのですが、11時15分に到着してしまったのです 
開店時間を待ちながらのんびりと散策 


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落ち紅葉もいい色、素敵ですね  

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11時半、開店


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お店からの眺めもいい感じ♪


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夜は星が綺麗でしょうねぇ 


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入店
店内に客室は二つ
入って右側は座敷、左側にはテーブル席 
テーブル席に陣取りました
テーブル席側の客室には自作の大きなスピーカーが目立ちます

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でも大きなスピーカーは壊れていて、オブジェ化していました
現役は石臼を台にしたBOSEのスピーカー


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暖房は薪ストーブ


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初めての店では盛りをオーダーすると決めてはいますが、一応品書きを確認


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蕎麦はザル(モリ)のみという潔さ
衣に蕎麦粉を使った天ざるそば、小鉢の付いたざるセット、ざるそば、この三種のみです
天麩羅の衣に蕎麦粉を使った銀粉揚げが非常に気になりますが、ここは拘りを守り抜きました^^;
ざるそば、大盛りをオーダー 


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蕎麦は福島は塙町の蕎麦  


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茶は温かなほうじ茶
蕎麦茶ではないのは残念
おしぼり類はありません  


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ウッディな店内は落ち着きます  


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野に咲く花をそのまま活けてあるのが、この雰囲気によくあいます  


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ざるそば、大盛りの到着
ざるの名ですが、海苔は乗っていません
蕎麦はやや中太で断面がスクエアなスタイル
エッジはしっかりして、シャープな感じです
表面は艶やかですが、表面はやや粗挽きな感じの凸凹感  


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まず、蕎麦だけで手繰ります
唇に蕎麦の端を挟んで一気に啜りあげると仄かな蕎麦の香り
啜った瞬間からガツンと香る蕎麦ではありません
唇の滑りは悪くはありませんが、良くも無い
太さがあり、凸凹感もあるので滑りの抵抗は大き目
コシはしっかりして、噛み応えは心地いい
自然な反力を感じさせながら潰れてゆきます
噛むほどに湧き出る蕎麦の甘味と香り
しっかり噛んで味わいます  


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次に汁を味わいます
少量唇に含み舌の上へ
最初に感じるのは甘さ、そして出汁の香り
塩辛さと酸味は強くなく、甘さの下に隠れる感じ
輪郭はぼやけ、シャープさはありません
濃さはやや濃いめ
もっと太く、色も黒い田舎蕎麦に合いそうな味わいです 


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蕎麦を汁に浸けて手繰ります
蕎麦と汁の濃さのバランスはいい感じ
蕎麦の半量を浸けるぐらいが一番香りを感じます
ただ汁は、この蕎麦には甘すぎ
もうちょっとシャープな辛口の汁で食べてみたい  


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薬味は葱と山葵
山葵は香りも良く瑞々しさもいい感じ
葱はスライスがちょっと厚め
透けるような美しさは感じません  


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味覚が飽和したら、山葵を少量舐めてリフレッシュ
それを繰り返しながらフィニッシュ  


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最後にお漬物をいただいたら  


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蕎麦湯の登場
お椀で蕎麦湯が来たのは初めてです
この椀のなかに残った汁を注いで飲むようにと  


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蕎麦湯はサッパリタイプ  


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残った汁を注ぎ、山葵を入れ、葱を散らします
何だか蕎麦湯を飲んでいる気分にならないような^^;


田舎そば家 水楓亭 (スイフウテイ)
0293-43-9888
茨城県北茨城市華川町小豆畑1748
[月~金]11:30~14:30
[土・日・祝]11:30~15:00
定休日
5月、11月→全日営業
上記以外の月→土・日・祝日のみ営業


↑そりゃいつ行っても休みなわけだ^^;  


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折角だから花園渓谷まで紅葉ドライブしながら帰路につきます


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ランチ撮り用の安物コンデジしかないのがちょっと残念なぐらい綺麗な紅葉  


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じっくり構えて撮りたいところですが、一応仕事中
のんびりとはしていられません  


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それでも時々車を停めてサクッと撮影 
一面紅葉の絨毯、ここにシートを敷いて昼寝がしたいな==)


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多くの方々の記事で、花園渓谷とその界隈の紅葉がUPされていました
その中で、吊り橋が凄くいい感じだったので、見たかったのですが・・・・結局どこか解らずーー;)
事前調査をしっかりやっておくべきでした 


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ゆっくり走りながら紅葉狩り
でもあまりゆっくり走ると後続車に追いつかれてしまいます
道が細くぬかせる場所も無いので一苦労  


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それでもぼちぼち楽しんで 


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以前、花園渓谷に迷い込んだ時は、迷っているうちに高萩に出て来れたのです
それで今回も高萩まで行こうと思っていましたが・・・その時の道がどうしても思い出せません
何だかどんどん常磐道から離れていくし・・・・--;)う~ん 


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そうそう時間を費やすわけにはいきません
オフィスに戻って仕事を片付けないといけませんからね
高萩に出るのは諦めて途中でUターン
北茨城に戻って常磐道に乗りました


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